Buyer’s Guide 正しいプロジェクトとポート フォリオ管理ソリューションの選択 現在、多くの組織で、革新が十分な速度で進んでいません。このようなビジネスでは、スキルがサイロ化され、リソースが正 しく配分されていません。ビジネスが革新を促進し、成長目標や収益目標を達成しようとすれば、 IT インフラストラクチャ、 製品開発および人事も含め、すべての投資を最大限に活かして行かなければなりません。その目標に向かって、エンタープラ イズのプロジェクトおよびポートフォリオ管理(PPM)は、目標達成に大きく貢献する要素にも、また大きな障壁ともなり得る 可能性があります。これが、 PPM プラットフォームを変更する場合に正しい選択をすることが不可欠である理由です。 このバイヤー・ガイドは、仕事としてこのような重要な購入決定を行う意思決定者の支援を目的としており、エンタープライズ が当面および長期的なニーズの両方に対処できるようにする特性を重視しています。このガイドでは、 トップダウンの戦略的ポー トフォリオ管理およびボトムアップのプロジェクト管理機能を提供する PPM プラットフォームを活用して、組織が長期にわたっ て投資の ROI を最大化できる方法を示します。また、Agile プランニングやアプリケーション・ポートフォリオ管理などの機能が、 現在の組織で革新を加速する上でますます不可欠な要件となっていることも示します。 はじめに 急速に変化する技術展望や増大するビジネス需要により、今日の組織では機敏性およびパフォーマンス、そして許容誤差の縮 小がますます重視されています。現在のエンタープライズの管理とは、以下の 2 つの必須条件を満たすことを意味します。 • 効率的な作業 : 機能やパフォーマンスの需要が拡大しても、予算は緊縮のままです。その結果、まずは正しいプロジェクト だけを実施し、すべてのプロジェクトの成功を最大化することが求められます。 • 革新の加速 : 組織は変化に順応し、今まで以上のスピードで新しい機能を提供する必要があります。このため、組織は各投 資から最大の革新を引き出すことが不可欠となります。 これらの差し迫った需要を満たすには有効な PPM 機能が不可欠であり、この機能がなければ重大な損失ともなりかねません。 有効な PPM 機能があれば、組織は新製品やサービスの商品化期間を短縮し、リソースの優先順位設定と割り当てを改善し、 プロジェクトの成功率を向上させ、プロジェクト・コストを削減し、革新の活用を強化できます。 調査機関が長年にわたってエンタープライズを調査し、適切な PPM ソリューションにより、組織のプロジェクト数を 35% 増加、 プロジェクト・コストを 37% 削減、プロジェクト失敗率を 59% 低減できるという調査結果を発表しました。ただし、この結果は、 正しい PPM プラットフォーム 1 を利用することを前提としたものです。 今日、エンタープライズは幅広い PPM ソリューションから選択できます。 PPM ベンダは、 Fortune 50 の企業から、市場に参 入したばかりの企業まで多岐に渡ります。また、ソリューションも包括的なものから狭義のポイント・ソリューションまでさまざ まです。さらに、提供オプションには広範な開発および統合作業を含む複雑なオンプレミス導入から、 従量制の SaaS オプショ ンまであります。意思決定者にとって正しいソリューションを選択することは、組織の最優先事項および最大の目標と、プラッ トフォームの機能および長所とを関連付けることです。 このバイヤー・ガイドでは、最適な PPM プラットフォームを選択する際の主な要因に関する詳細情報を提供し、優れたソリュー ションの特長である機能や属性を概説し、 PPM 投資が長期的に最大の ROI を実現できるようにします。 Buyer’s Guide 基準 1: エンタープライズ全体に包括的な機能 過去 1 ∼ 2 年のビジネス環境に何らなの兆しが見えたら、これは変化が猛烈な速度で進んでいることを意味します。したがって、 短期的な優先順位を設定し、予測が難しい将来の展望にも対処できるようにすることが非常に重要です。この目標を達成するに は、意思決定者は PPM プラットフォームの幅広い機能や、長期的で包括的な目標にどの程度適応可能であるかを検討する必要 があります。たとえば、 PPM の短期的な目標が、 IT 組織のニーズだけを重視していても、 PPM プラットフォームが製品開発や 他のビジネス・ユニットをどの程度サポートできるかを評価することが非常に大切です。 PPM プラットフォームの機能がより包括的で柔軟であるほうが、プロジェクト全体、サービス・ライフサイクルおよびエンタープ ライズ全体にとって望ましいことはたしかです。このような拡張性と包括性を持つプラットフォームを採用することで、組織は PPM 投資の価値と利益を最大限に発揮することができます。 以下に、必要なユーティリティを幅広く提供する PPM を特定する場合に、求められるいくつかの機能を示します。 • 包括的な役割のサポート : 有効な PPM ソリューションは、共通の技術プラットフォームを提供するだけでなく、部門内 / 間で 所定の目的および使用事例を多数サポートするように構成できることが必要です。 • ビジネス・レベルの設定 : 役割または部門ごとにある程度の調整が必要となります。これは、フォームの作成、オブジェクト・ アクション、または構成ウィザードを使用したカスタム属性といった簡単な作業です。たとえば、財務部門向けにソリューション をカスタマイズする場合を考えてみましょう。この場合、Sarbanes-Oxley または Basel iii のコンプライアンズ属性が必要とな ります。このようなビジネス・レベルの設定に、プログラマを使う必要はありません。 • エンタープライズ全体のレポートおよびダッシュボード : トップレベルの統合ビューからエンタープライズ全体におけるプロジェ クト、リソース、予算、要件およびスケジュールを管理できる PPT プラットフォームが不可欠です。 • グローバル・サポート :PPM プラットフォームの初期導入範囲が 1 つの分野だけであっても、すぐにその範囲が変更すること があります。そのため、プラットフォームを採用する場合には、1 つのインスタンスで、複数の地域、言語および通貨をサポー トできるプラットフォームを選択することが重要です。この目標を達成するため、組織は単独ベンダによる統合ソリューションか、 複数ベンダから選択した機能を検討することがあります。この場合には、複数ソリューションを統合する実質的な面で、慎重に 調査しなければなりません。たとえば、どれぐらいのカスタマイズおよび統合作業が必要でしょうか。 1 人のユーザに複数のラ イセンスが必要でしょうか。各ソリューションは、統一されたユーザ・インタフェースを提供しているでしょうか。このような検 討事項が、最終的な採用決定と PPM プラットフォームの TCO(総所有コスト)に大きな役割を果たします。 基準 2: 短期的な順応性 組織はしばしば、短期的な取り組みのために PPM サポートを必要とします。長期的に組織をサポートするには、PPM プラットフォー ムが、まずアドホックの短期的プロジェクトおよび目標のサポートに順応できることが必要です。経済的かつ効率よく、このよう な需要をサポートするように設定や導入を行うために必要な、機敏性を備えたソリューションを選定することが重要となります。 このため、以下を提供するプラットフォームが必要です。 • 素早いロールアウトとユーザおよび使用事例の迅速な追加が可能な SaaS 機能 • 大きな先行投資や長期契約を必要としない、柔軟な価格オプション • 短期間でユーザ・トレーニングおよび導入を実現できる、事前に設定されたコンテンツ • 素早く容易な拡張と縮小。これにより、組織は、クイックターン・プロジェクトをサポートするだけでなく、プロジェクト完了後、 ユーザおよびリソースを削減できる 2 Buyer’s Guide 基準 3: 戦略的なポートフォリオ管理 PPM プラットフォームを評価する場合、意思決定者は、有効な戦略的ポートフォリオ管理を可能にする堅牢な戦略機能を 検討する必要があります。最適なソリューションとは、投資全体に包括的な詳細情報を提供し、高い収益が見込める最も 有望な作業をリーダーが判断できるようにする必要があります。また、これらのプラットフォームは、市場からの情報を 収集し、それを直接開発計画へと供給するプロセスが容易に実行できることも必要です。現在のオプションの多くは、ポー トフォリオ計画にボトムアップ手法で威力を発揮しますが、幅広い戦略的計画をトップダウン・ビューに盛り込み、優れたポー トフォリオ決定を下せるソリューションを検討することも重要です。 有効な PPM プラットフォームは、以下を必要とします。 • 顧客アイディアの収集、ランク付けおよび使用を促進および合理化し、チーム・メンバがアイディアからロードマップ計 画へとシームレスに移動できるようにする。 • コミュニティがアイディアを推奨および投票できるようにする。この後、チーム・メンバは、たとえば製品要件など、ア イディアを製品バックログにシームレスに盛り込める必要があります。 • マネージャに「What-if」分析機能を提供し、ポートフォリオへの変更の影響を容易に確認できるようにすることで、潜 在的な相互依存関係を露出させ、予期しない結果を防止する。 ポートフォリオ・ダッシュボードの例 3 Buyer’s Guide 基準 4: アプリケーション・ポートフォリオ管理 PPM プラットフォームは、目標を満たすアプリケーションと満たさないアプリケーションを区別できるように、意思決定者 をサポートする必要があります。現在、その大部分が、オンプレミス・アプリケーションの最適化、アップデートまたは廃 止、あるいは機能のクラウドへの移行に関する最適な決定につながります。このような目標を満たすため、 PPM プラット フォームは以下の必須機能を提供する必要があります。 • 異なるアプリケーション間の相互依存性を含め、ポートフォリオでのアプリケーションの正確なインベントリの作成を促 進する。 • アプリケーションがクラウドへの移行候補であるかどうかを確認する場合に、決定モデルをユーザに提示するあらかじめ 定義されたコンテンツを提供する。 • ポートフォリオのすべてのアプリケーションに関連するビジネス価値の割り当てをサポートする。 • 品質、パフォーマンス、可用性に基づいて、各アプリケーションの技術的条件の仕様を作成できる。 • 関連するアーキテクチャ内での戦略的適合性に基づいて、アプリケーションを評価する機能をユーザに提供する。 また、アプリケーション・ポートフォリオ管理とプロジェクト管理を統合するプラットフォームを利用できれば最適です。た とえば、組織があるアプリケーションの廃止を決断した場合、プラットフォームは、自動的に新しいプロジェクトをキックオ フして、必要なチームの編成など、必須となる次のステップについてプロジェクトをガイドするテンプレート ( 事前設定済み) により、このアプリケーションの廃止をサポートする必要があります。 ビジネス条件に基づく現在および将来のアプリケーションの合理化 4 Buyer’s Guide 基準 5: 堅牢な需要管理 需要を管理する場合、2 つの分野を考慮する必要があります。まず、ビジネスの需要を収集し、それをどのように戦略的 目標に合わせるか。次に、利用可能なリソースで、その需要を満たすことができるか。これには、作業を実行するため に必要な人材の管理や、予算、資材および試算などの他の要因が含まれます。正しいソリューションは、以下を可能にす る必要があります。 • 現在の利用とコストを収集および管理し、別の作業に利用可能なキャパシティを評価する。 •「大勢の力」を活用して、高価値のアイディアを特定し、顧客やパートナーに、今後の製品およびサービスのロードマッ プを展開するための意見を提供する。 • 実際のパフォーマンスのレポートを作成し、目標に対して結果を比較し、ビジネスのあらゆるレベルで利害関係者のニー ズに合わせて構成できる、インタラクティブなリアルタイム・ダッシュボードにドリルダウンする。 • 革新・ポートフォリオ全体の包括的ビューで、製品ポートフォリオと対応する製品ロードマップを最適化する。これには、 新しいアイディア、要件、現在の開発プロジェクトと市場での製品実績、組織のあらゆるレベルでの戦略および優先事 項が含まれます。 製品ロードマップの総合的ビュー 堅牢な需要管理により、組織は、合意に達した投資モデルについて、ビジネスと IT の両方から賛同を得ることができます。 これにより、寄せられるニーズを 50 ∼ 80% 低減できます。その方法では、合意に達した戦略目標に合致する需要だけが、 ポートフォリオに盛り込まれ、時間とコストを削減します。 5 Buyer’s Guide 基準 6: 柔軟なプロジェクト管理 組織の長期的プロジェクト管理作業をサポートするため、 PPM プラットフォームは、現在使用されているものや、今後採 用されるものを含め、幅広い開発手法に対応できることが必要です。ウォーターフォール、 Agile、フェーズゲート、標 準などの開発手法をサポートできるプラットフォームを検討します。 これには、以下の定義済みコンテンツが必要です。 • 新しいプロジェクトの作成を合理化する、プロジェクト手法と定義済み属性 • 適切な追跡のための標準ダッシュボードおよびレポート • 適用を容易にする、組み込み済みワークフローおよびポートレット・ビュー • プロジェクトのアップデートを関連するプロセスと一致させる、自動同期 多くの組織が Agile 計画を採用し始めていることを考えると、 Agile でプロジェクト全体または一部を実施する柔軟性を備 えたプラットフォームを利用する必要があります。同時に、複数の手法を使用する場合でも、結果は、標準化されたポー トフォリオにロールアップされる必要があります。 基準 7: 統合リソース管理 PPM プラットフォームが有効であるためには、リソース管理およびキャパシティ管理に統合機能を提供する必要がありま す。このため、チーム・メンバに以下を可能にするプラットフォームを検討します。 • 役割および個人別に、フルタイム従業員および契約従業員の可用性を追跡する • 役割別にレポートを分類し、その役割が利用されているプロジェクトや分野を確認する • リソース利用をキャパシティと比較し、新しいプロジェクトに利用可能なリソースを特定する 有効なリソース管理とは、短期的に革新作業を実現できる効率を得るための最善の方法の 1 つとなります。 基準 8: Agile および要件計画 Agile 計画などの新しい開発手法を素早く採用できるようにすることで、PPM プラットフォームは、革新を加速します。こ のため、要件計画を需要管理に合わせることが必須となります。これには、以下の機能が必要です。 • 要件間の関係をリアルタイムで表示確認する機能。これは、重複を防止し、必要な各詳細の管理を容易にするために 必要です。 • 要件の起源およびライフサイクルをビジュアル表示するトレーサビリティ(追跡性)・マトリクス。 • 要件が開発段階に送られた後の、詳細ユーザ事例、バックログ、およびスプリントの管理。 • 各スプリントの詳細に加えて、開発チーム、ユーザ事例および総キャパシティに関する情報。 • 個別のページ、システムまたはフォームを必要としない簡単な時間入力と、モバイル・デバイスからのアップデートのサ ポート。 • エグゼクティブがトップ・プロジェクトを評価するための情報を提供し、関心分野別にビューを分類する、プロジェクト・ ウォッチ・リスト。 6 Buyer’s Guide Agile計画のサポート 基準 9: 有効なコラボレーション・サポート PPM プラットフォームは、チーム、組織および分野内 / 間でコラボレーションを強化する必要があります。作業を合理化し、 ユーザの参与を奨励するため、 PPM プラットフォームは、以下が可能であることが必要です。 • アイディアの収集、共有、優先順位設定および分類を容易にし、これらのアイディアを適切な開発段階へ効率よく提出 できる。 • モバイル・デバイスをサポートする。 • 組み込みのコラボレーション・ツールを提供する。これには、アラートおよびアップデート、ドキュメント管理、スレッド 別の話し合い、カレンダー、アクション・アイテム、ワークフロー・プロセスが含まれます。 • Agile 開発ユーザに仮想ウォールのような機能を提供し、分散チームがコラボレーションし、表示機能を共有できるよう にする。 基準 10: ビジネス調整を強化する詳細情報 PPM プラットフォームは、その役割の特性に基づき、IT およびビジネス調整の改善に非常に大きな役割を果たすことが できます。このような潜在的な可能性を最大限に活かすため、 PPM プラットフォームは、トップダウンの戦略的計画とボ トムアップのプロジェクトおよびプログラム管理を実行するために必要な可視性(表示機能)を組み合わせる必要があり ます。 以下に、 IT およびビジネス調整をサポートする上で最も重要な要件の一部を示します。 • イノベーション・ライフサイクルを通して、トップレベルの戦略をリソース、要件およびスケジュールと明確に一致させ る機能 • • • • 潜在的なプロジェクトの影響を詳細に調査できるようにする、豊富なレポートおよび「What-if」分析機能 役割別に調整可能なレポートおよびダッシュボード 計画コストに対する実コストの迅速かつ有効な最新の追跡 管理目標に必要な主な表示機能を提供する、事前に設定されたレポートおよびダッシュボード • わかりやすく包括的な KPI ビューを提供する、オンデマンド・ダッシュボード 7 Buyer’s Guide この目標を達成するため、 PPM プラットフォームでは、マネージャが必要なレポートやダッシュボードを取得するときに、 手動のデータ・エクスポートや技術チームの参与を不要とすべきです。また、PPM プラットフォームは強力な構成管理デー タベース機能を提供し、この機能によってマネージャが、ビジネス・サービスの構成要素に行われた変更の影響を把握し、 変更を実施したときに停止のリスクを低減できることが必要です。 基準 11: 柔軟な導入と使いやすさ PPM プラットフォームの真の価値は、必要とするすべてのチーム・メンバが幅広く利用して初めて実現されます。したがっ て、プラットフォームの導入と使用が容易であることは、PPM 投資で結果的に収益を可能にするための不可欠な要素とな ります。導入時に検討すべき、いくつかの重要な事項を以下に示します。 • SaaS、ホスト、およびオンプレミス・オプション : ソリューションを実装する時間やリソースが少ないほど、組織は素早く コストを回収できます。このため、 SaaS またはホスト・モデルによって提供される PPM ソリューションの可用性は、膨 大なメリットとなり得ます。オンプレミス導入を必要とする組織の場合、必要な統合作業と、使用するインフラストラクチャ に対するプラットフォームのサポートを慎重に評価しなければなりません。 • 広範な導入サポート : 意思決定者にとって、組織の既存のデータベース・サーバおよび不具合追跡システムをサポート するプラットフォームを選択することが必須となります。また、複数ブラウザおよびサーバ・プラットフォームのサポート も、幅広い利用と導入を確保するために欠かせません。 • カスタマイズではなく設定 : 高度な PPM プラットフォームでは、ビジネスの特定のニーズに合わせるために、技術スタッ フがそのために多くの時間を費やす必要がありません。プロジェクト・マネージャは、わかりやすいインタフェースで、 必要な設定はほとんど実行できるはずです。 • さらに、ユーザが新しいプラットフォームを受け入れやすくし、ユーザ生産性を最大化するため、以下のような主な要 件があります。 • 使いやすさ :PPM プラットフォームでは、高コストのトレーニングを実施しなくても、ユーザが新しいプラットフォームで 作業し、生産性を発揮できることが望まれます。 • 共通のユーザインタフェース : すべての主なモジュールおよび機能で共通のユーザ・エクスペリエンスを実現することで、 PPM プラットフォームは、ユーザの学習曲線を短縮し、生産性を向上し、プラットフォームの採用を強化します。 • パッケージ済みのトレーニングとサポート機能およびコンテンツ : トレーニングおよびサポート資料は、PPM プラット フォームを有効かつ一貫して利用するために不可欠です。パッケージ済みトレーニングおよびサポート・コンテンツを提 供し、これらの資料を集中管理できる堅牢な機能を持つ PPM プラットフォームが必要となります。このような機能は、 強力なセルフサービスおよびナレッジ管理機能によって補完される必要があります。これらの機能により、組織は開発 および提供プロセスを合理化し、ユーザは常に訳に立つ最新のリソースを必要なときに必要なだけ取得できます。 8 Buyer’s Guide バイヤーの評価ワークシート 評価基準 重み付け 包括的な役割のサポート ビジネス・レベルの設定 エンタープライズ全体の レポートおよびダッシュボード グローバル・サポート 短期的な順応性 戦略的ポートフォリオ管理 アプリケーション・ ポートフォリオ管理 堅牢な需要管理 柔軟なプロジェクト管理 統合リソース管理 Agile および要件計画 有効なコラボレーション・ サポート SaaS、ホスト、および オンプレミス・オプション 広範な導入サポート 設定機能 使いやすさ パッケージ済みのトレーニング とサポート機能および コンテンツ 9 ベンダ 1 ベンダ 2 ベンダ 3 Buyer’s Guide まとめ 新しい PPM プラットフォームを採用しようとする場合、シニア・エグゼクティブには、投資が成功と判断されるためには 絶対に達成しなければならない重要な短期的目標があります。しかし、このような投資を決定する場合、短期的な要件と、 包括的でエンタープライズ全体の長期的目標を達成する必要性との間でバランスを図ることも重要です。このような双 子の需要を克服する PPM ソリューションを見つけることで、組織は、 PPM 投資の価値を最大化できるようになります。 意思決定者が新しい PPM プラットフォームの評価を開始するため、CA Technologies は、提案要求書(RFP)テンプレー トも提供しています。このテンプレートにより、使いやすいフォーマットで基準の包括的リストが得られ、 RFP プロセスを 容易に開始できます。 www.ca.com/PPMproposal. www.ca.com/PPM Copyright © 2012 CA. All rights reserved. 本文書に記載のすべての商標、商号、サービス・マーク、ロゴは、該当する各社に帰属して います。 本書は情報提供のみを目的としています。本文書に含まれる情報の正確性または完全性について CA は一切の責任を負いません。準拠法 で認められる限り、この文書は CA が「現状有姿のまま」提供するものであり、いかなる種類の保証も伴いません。これには、市場性ま たは特定の目的に対する適合性、非違法性についての黙示の保証が含まれますが、これに限定されるものではありません。 CA は、この 文書の使用によって直接的または間接的に生じた損害について、たとえ CA がかかる損害の可能性について明確な通知を受けた場合でも、 一切責任を負いません。これには、利益の損失、事業の中断、営業権、データの損失が含まれますが、これに限定されるものではありま せん。
© Copyright 2025 Paperzz