健康的な生活習慣づくりを目指して

健康的な生活習慣づくりを目指して-「睡眠の大切さを家族で見直そう
健康的な生活習慣づくりを目指して-「 睡眠の大切さを家族で見直そう」-
睡眠の大切さを家族で見直そう 」-
・講演会
「睡眠と ゲーム脳」
・会
牧野小学 校体育館
場
・参加者
4年~6 年児童
学校歯科医
講師
教職 員
富山国 際学園・富山 短期大学教授
PTA会 長
田淵英一先 生
保護者( 31名)
学校 薬剤師
講演会では、脳をより よく働かせる には、昼間は活 動して夜は眠 るというメリ ハリのあ る
生活リズムを作るこ と、質のよい 睡眠をとるに は、規則正し い生活、バラ ンスのよい食 事、
スト レス を ため な い生 活に 改 善す る こと が、 子 供た ち に必 要で あ るこ と を教 えて 頂 き まし
た。また、ゲームをいつもし ていると、脳は常 にバーチャル なゲームの世 界を求め、記 憶し、
疲れるまでゲームを やらなければ 気が済まない 脳になってし まう「ゲーム脳」の恐ろし さも
教えて頂きました。
話の最後に、脳トレを しました。子供 たちは数字の 穴埋め問題や 言葉の並び替 え問題に 素
早く答えていました 。今、子供たち に必要なこと は、考えたり 学習したり、問 題を解決 した
り、気持ちを表現し たり感情をコ ントロールし たりする脳を よりよく発達 させることで す。
先生の話を聞いて、健 康な生活習慣 づくりのため に、子供たち自 身も判断力や 社会性を 身に
付けることの大切さ を再認識する ことができま した。
1
人間が生きる上で必要なこと
人間が生きていくう えで最低限必 要なことは、
「食事」
「睡眠」
「運動 」です 。栄養や休 養 を
取り、運動を行う ことで、心と 体の機能を強 化し、維持し ています。特 に、眠ること で 、心
と体をしっかり休ま せます。
2
良質な睡眠を得るために
理想的な脳波は、昼 間は起きて活 動し、夜に寝 ると
いう睡眠リズムです 。活動と休養 のメリハリが ある状
態です。
悪い脳波は、睡眠が 浅く、昼間の 活動と夜の休 養の
リズムにメリハリが ありません。 夜更かしをし ている
と、夜に十分休養が 取れないため 、昼間脳は活 発に活
動できません。また 、夜更かしが 常習化すると 、ひき
こもりが始まること もあります。
良質な睡眠を得る ためには、「規 則正しい生活 」「適度な運 動」「ストレス をためない」「 栄
養バランスのよい食 事」が大切で す。そのため には、生活習 慣の改善が必 要です。
3
人生は自分で選んでいる
遊ぶのが好きな人は「脳 や体を使って 遊ぶ能力が上 がる」、勉強をす る人は「勉強する 能 力
が上がる」、何もし ない人は「何 もしない能力 が上がり、何 もできなくな る」。今、みな さん
は学ぶことがたくさ んあります。 ゲームで時間 を潰し、生き るために必要 な時間が奪わ れて
もよいのでしょうか 。この先、ゲ ームしかでき ない自分でい るかもしれま せん。
4
ゲーム脳ってなあに?
大人も子供もゲーム は楽しいもの です。しかし 、放っておく と、食事を
取ることも忘れてゲ ームに没頭し てしまうのが 問題です。
仮
実
その結果、脳はバー チャルなゲー ムの世界( 想現 )を記 憶し、常に
ゲームを求めてしま う脳の働きし かできなくな ってしまいま す。それが
「ゲーム脳」のなの です。
ゲームに没頭すると 、「睡眠
不足 、食事 不足 、 運動 不足 、勉 強 不足 」にな
り、生きていく上 で必要な大切 な時間までも 奪ってしまい ます。また、 ゲーム脳の
って、 気力で自
心的なわが ままな人 が
されてし まいます。
無
5
己中
格 形成
影響 によ
ゲームをする時間は30分までがお勧め!
5 分 間は、人が考 えたり判断し たりする脳の 前
頭 前 野という場 所 が 活発に働いて いることが脳 の 研究 で分か っています。 つま
り、「ゲームは楽し い、おもしろ い」と 興味 を もってやって いるのは、始 めの
1 5 分 だ けというこ とです。
ゲームをする時間が 1 5 分 以 上に なってくると 、 前 頭 前 野で 考えたり判断 す
る働きが 鈍 くなり、た だ画面 を 見 たり ボタ ンを 押 したりする ために脳が働 くようになり ます。
ゲームをし始めて、 始めの1
6
脳と体を正しく発達させる遊びの勧め
友 達や 家族 と遊ぶ 中 で、感 覚 能 力や運動能力 が発達します 。コ ミュニケ ー ショ ン力が 身 に
付き、楽しみを学 び、 苦 しみを 乗 り 越 える力 が身に付きま す。 可 能な限 り、子供たち が 外 で
遊ぶ機会を 増 やして ほ しいと 願 っ ています。
~ 「睡眠とゲーム脳」の話を聞いた感想~
「睡眠とゲーム脳」の話を聞いた感想 ~
・ ゲーム脳になったら、わがままで無気力な人格が形成されるので、いやだなと思いました。でもや
っぱりゲームはやりたいので、こまめにゲームをやめてゲーム脳にならないようにしたいです。また、
ちゃんと睡眠をとって、寝不足にならないようにしたいです。(4年児童)
・
格 が 変 わっ てしまうこと を 知 って、ゲ ームは1 日 1 5 分~3 0 分 にする
ことを 守 りたいで す。ゲームは 役 に 立 たない し、 目 も悪く なるし、人 格 も 変 わってし ま うな
んてびっくりしまし た。( 5 年児 童)
ゲームをする と人
・ 私はゲームが好きです。だけど、脳を働かせるためにゲームをやめるのは無理でも、ゲームの時間
を減らしたり、運動を真面目にしたりして、運動の脳、勉強の脳を働かせたいです。脳トレをしたと
き、初めはできないと思って諦めようとしましたが、やってみるとできたものもあったので、何をす
るにもすぐに諦めず、考えて脳を育てていきたいです。(6年児童)
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・ 我が家では一人一人が個々にゲームを持っています。現代社会のコミュニケーションツールの一つ
としてスマホもDSも必須アイテムと考えますが、脳に与える影響が人間形成に大きく関わっている
ことを勉強できました。自分もスマホを手に取る時間を減らし、子供とは体を使って脳トレする時間
を育むことを大切にしようと思いました。(1年保護者)
・ 睡眠が如何に大切か理解できました。今、成長期の子供にとってゲームから受ける刺激より実体験
が何より重要なのだと思います。(4年保護者)
・ ゲーム脳について親子で聞けたのでよかったです。ゲームばかりしていると「人格が破壊される」
など、恐ろしいことを教えてもらったので、生活に生かせたらと思います。「ゲームは30分までで
すよ!」(6年保護者)