PDF34ページ - 東京ビルメンテナンス協会

平成 26 年度事業報告
1
Ⅰ 総則
(公社)東京ビルメンテナンス協会定款第4条(事業)に規定する各号と公益区分、及び平成26年度に実
施した事業の関連は次のとおりである。
公益等
区分
第4 普及啓発・活
用の事業
第1 建築物におけ
る環境衛生の向上に
関する事業
第2 犯罪の防止・
治安の維持、災害の
防止に関する事業
第3 建築設備機器
の事故の防止に関す
る事業
1調査研究
2関係行政機関との
連絡
1調査研究
2見学会・研修会
3関係行政機関・関
連団体との連絡協
調
1調査研究
2見学会
3他地区ビルメンテ
ナンス協会等との
情報交換会
1研修・講習会
2研修資機材整備
3研修会講師等の育
成
4専門委員派遣
5公共訓練機関への
協会講師派遣
1警備業務教育
2セミナーの開催
3研修資機材整備
4テキスト等改訂
5専門委員派遣
6法改正及び警備業
務関係資料の送付
1研修会・講習会
2保全セミナー
3研修資機材整備
4テキスト等作成・
改訂
5講師養成等
6専門委員派遣
1特別支援学校等就
労支援補助事業の
実施
2障がい者等就労支
援単独事業
3都施設の清掃業務
を活用した障害者
の就労支援受託事
業
4労働安全衛生講習
5労働安全参考図書
等作成
6講師確保養成等
7研修資機材整備
1設備管理業務の自
主検査の推進
1相談事業
2品質・改善事業
3ビ ル メ ン フ ェ ア
TOKYO2014
4労働安全衛生の推
進事業
第5 収益等その他
の事業
定款
第4条
調査及び
研究の事業
(1)
教育及び訓練の事業
(2)
育成の事業
(3)
普及啓発と活用の事業
1委員会等
1委員会等
1海外研修視察
2公的助成金等の周
知
3要望活動
1労務関係講習会
2労務関係図書の改
訂
3経営研究セミナー
及び勉強会
1広 報 誌「 ネ ッ ト
ワーク東京」発行
2社会への業界・協
会PR活動
3各種ノベルティ製
作
4「協会ホームペー
ジ」の充実等
5子 ど も 絵 画 コ ン
クール
1振り込め詐欺撲滅
キャンペーンへの
参加
(4)
1委員会等
その他目的達成に必要な事業
(5)
― 29 ―
1委員会等
第 号議案
第1号議案
1文化スポーツ事業
2防災対策
3ビルメンテナンス
会館運営事業
4会員座談会
5新年賀詞交歓会
6名簿等の作成
7表彰事業
8会員又は役員の倫
理に関する事業
9福利厚生事業
10 会 員 維 持・ 増 強
事業
11 委員会等
第 号議案
1
Ⅱ 平成 26 年度に実施した事業報告
第1 建築物における環境衛生の向上に関する事業<建築物衛生管理委員会>
【1 調査及び研究の事業】
1-1-1 調査研究の実施
【平成26年度事業計画】
清掃作業従事者研修(向上コース)のテキストとして活用している「ビルの清掃管理と作業実務」
を改訂するとともに、向上コースを含めて清掃技能に関する教育体系を検討する。 拡大
前年度からの検討を継続し、テキスト改訂に向け、執筆者を中心としたワーキンググループで検討を
行った結果、「ビル清掃の基本と実務 総合テキスト」を発刊した。
1-1-2 関係行政機関との連絡
【平成26年度事業計画】
関係諸法令の運用の解説等研修会を充実させるため、東京都等と連携を図り、情報交換・講師依頼
等を進める。
清掃作業従事者研修指導者講習、貯水槽清掃作業従事者研修及び建築物ねずみ等防除作業従事者研修の
開催に際して、東京都に講師派遣を依頼し、ご協力をいただいた。
【2 教育及び訓練の事業】
1-2-1 研修・講習会の実施
【平成26年度事業計画】
ビル清掃作業従事者の技能向上や人材育成及び新しい清掃技法や資機材紹介のため、次の事業を行
う。
向上コースの時間を短縮し内容をリニューアルするとともに、下記(2)専門講習として「病院清
掃従事者研修」「清掃責任者養成コース」等を新設する。
(1)従事者研修
①清掃作業従事者研修 Aコース(認定職業訓練 12時間)
年4回 縮小
②清掃作業従事者研修 Bコース(7時間)
年3回 新規
③清掃作業従事者研修 Cコース(7時間)
年2回 新規
④貯水槽清掃作業従事者研修
年2回 ⑤防除作業従事者研修
年1回 (2)専門講習
年20回 拡大
(3)セミナー 新しい資機材や清掃技法の紹介を目的としてセミナーを開催する。
ビル清掃等に関する講習を次のとおり実施した。
― 30 ―
年1回 1
清掃技術の向上を目的に、東京都に事業登録している企業を対象とした従事者研修を行った。
平成 26 年度は、旧基本コースを A コースに改称し、併せて会員のニーズに合わせ旧向上コースを
B・C コースに分割した。従事者研修全体としての受講会社数は若干減少したが、受講者数は増加し
た。B、C コースにおける受講者数が増加した半面で、防除作業従事者研修、貯水槽清掃作業従事者研
修等従来からの講習会は減少傾向が継続している。
従事者研修実施状況
区 分
A
コース
受講者数(名)
受講会社数(社)
年 度
計画
(回)
実施
(回)
会員
非会員
合計
会員
非会員
合計
26 年度
4
4
94
70
164
57
52
109
25 年度
5
5
99
95
194
67
68
135
差
△1
△1
△5
△ 25
△ 30
△ 10
△ 16
△ 26
B
コース
26 年度
3
3
51
33
84
33
21
54
C
コース
26 年度
2
2
27
16
43
20
8
28
26 年度
5
5
78
49
127
53
29
82
25 年度
3
3
40
35
75
25
24
49
差
2
2
38
14
52
28
5
33
26 年度
2
2
29
21
50
14
13
27
25 年度
2
2
26
17
43
15
16
31
差
0
0
3
4
7
△1
△3
△4
26 年度
1
1
10
4
14
7
4
11
25 年度
1
1
15
1
16
14
2
16
差
0
0
△5
3
△2
△7
2
△5
B・C
合算
貯水槽清掃作業
従事者研修
防除作業従事者
研修
従事者研修全体の対前年度実績比較
年 度
計画(回) 実施
(回)
受講者数(名)
受講会社数(社)
会員
非会員
合計
会員
非会員
合計
26 年度
12
12
211
144
365
131
98
229
25 年度
11
11
180
148
328
121
110
231
差
1
1
31
△4
37
10
△ 12
△2
(2)専門講習
各種清掃技法の習得や清掃技術の向上を促進するため講習を行った。専門講習全体として受講者の
ニーズにあった講習会を新規に立ち上げたことにより、受講者及び受講会社ともに大幅な増加となっ
た。ただし、従来からの一部講習会では減少傾向が継続しており、受講ニーズと講習会が的確に対応し
ていないことが考えられるため、平成 27 年度においては講習会やカリキュラムを見直して実施する。
― 31 ―
第 号議案
(1)従事者研修
第 号議案
1
専門講習実施状況
区 分
計画
実施
(回) (回)
年 度
清掃作業従事者
研修指導者講習
石材メンテナンス
講習
品質評価法講習
受講者数(名)
受講会社数(社)
会員
非会員
合計
会員
非会員
合計
26 年度
1
1
68
29
97
35
21
56
25 年度
1
1
53
27
80
29
24
53
差
0
0
15
2
17
6
△3
3
26 年度
2
2
45
13
58
25
6
31
25 年度
2
2
36
11
47
19
10
29
差
0
0
9
2
11
6
△4
2
26 年度
4
4
74
37
111
39
15
54
25 年度
4
4
106
20
126
48
21
69
差
0
0
△ 32
17
△ 15
△9
△6
△ 15
26 年度
1
1
10
1
11
6
1
7
空気環境測定講習
25 年度
2
2
24
5
29
19
6
25
差
△1
△1
△ 14
△4
△ 18
△ 13
△5
△ 18
ビルクリーニング
技能検定実技ファイ
ナルチェック講習
26 年度
2
2
19
9
28
15
6
21
25 年度
2
2
31
2
33
26
4
30
差
0
0
△ 12
7
△5
△ 11
2
△9
初心者のための
ポリッシャー
講習
26 年度
1
1
11
24
35
10
10
20
25 年度
1
1
13
17
30
10
12
22
差
0
0
△2
7
5
0
△2
△2
清掃作業
初心者講習
26 年度
2
2
37
23
60
21
13
33
病院清掃
従事者講習
26 年度
2
2
41
14
55
27
11
38
清掃責任者
養成講習
26 年度
2
2
48
19
67
33
12
45
専門講習全体の対前年度実績比較
年 度
計画(回) 実施
(回)
受講者数(名)
会員
非会員
受講会社数(社)
合計
会員
非会員
合計
26 年度
17
17
353
169
522
211
95
306
25 年度
13
13
263
82
345
151
73
224
差
4
4
90
87
177
60
22
82
― 32 ―
新しい清掃技法や資機材紹介を目的に、ビルメンテナンスフェア 2014 の中で「剥離廃液の適正処
理」に関連する事項をテーマとしてセミナーを開催した。
①実施日 平成 26 年 11 月 12 日(水)
②場 所 東京都立産業貿易センター浜松町館
③講演者・テーマ
講演者
東京都環境局 高橋 壽義 氏
(公社)全国ビルメンテナンス協会
清掃廃液処理ワーキンググループ
専門委員 正田 浩三 氏
テーマ
剥離廃液処理問題を行政はどう見るのか 剥離洗浄廃液の処理・排出方法に関するガイドラインについて
日本感材銀工業組合 遠藤 信也 氏
廃棄物処理法における剥離廃液の位置づけと適正処理の提案
スリーエム ジャパン㈱
インテックスソリューション㈱
各社の関連製品紹介
④参加人数 約 100 名
1-2-2 研修資機材の整備
【平成26年度事業計画】
各種講習会で使用する機器、機材を充実させて講習内容の充実を図り、受講者に分かりやすい講義
を提供するために必要な資機材を揃える。
また、講師の指導技術や意欲向上のために、ユニフォームの更新を行う。 拡大
講師の機能性や意欲の向上のためにユニフォームを一新した。また従事者研修での資機材が不足してい
たことから、ハンドポリッシャー等を購入した。
1-2-3 研修会講師等の育成
【平成26年度事業計画】
協会講師の一層の能力向上を図るために、次の事業を行う。
(1)協会講師による外部講習会の受講支援
協会講師として必要な知識や技能の習得及び向上を図るために、外部講習会の受講を支援する。
(2)協会講師講習会の開催
協会講師間の相互の指導技術向上や指導水準の統一を図るため、協会講師を対象とした講習会を
開催する。
(1)協会講師による外部講習会の受講支援
(公社)全国ビルメンテナンス協会で開催している清掃作業従事者研修協会講師・登録講師講習会の
受講を推進した。(参加講師延べ4名)
― 33 ―
第 号議案
(3)セミナー
1
第 号議案
1
(2)講師講習会の開催
講師の講義技術の向上を目的に、協会講師が参加し、インストラクターセミナーを開催した。
①実 施 日:平成 27 年2月4日(水)
②場 所:ビルメンテナンス会館2階
③講 演 者・テーマ ANA ビジネスソリューション㈱ 河野さとみ 氏
○インストラクターの心構え ○教え方の基本技術 ○話の構成方法
④参加人数:35 名
1-2-4 専門委員の派遣
【平成26年度事業計画】
東京都、
(公社)全国ビルメンテナンス協会及び(一財)建築管理訓練センター等に専門委員を派遣し、
関係業務の遂行に協力する。
(一財)建築管理訓練センターの「中央講師研修会」に委員を派遣した。
1-2-5 公共の訓練機関への協会講師の派遣
【平成26年度事業計画】
(公財)東京しごと財団の就労支援講習に協力し、協会講師を派遣する。
(1)ビル清掃スタッフ(昼間及び夜間)コース 約延30名の講師派遣
ビル清掃スタッフ(昼間及び夜間)講習の開催のため、延 45 名の講師を派遣した。
【5 その他目的達成に必要な事業】
1-5-1 委員会等の開催
【平成26年度事業計画】
各事業を運営するにあたり、委員会等を開催する。
建築物衛生管理委員会ほか、各専門委員会を開催し、事業の円滑な運営に努めた。
第2 犯罪の防止・治安の維持、災害の防止に関する事業<警備防災委員会>
【1 調査・研究の事業】
2-1-1 調査研究の実施
【平成26年度事業計画】
警備・防災業務及び協会事業に活用するために、会員会社を対象として「警備・防災業務に関する
実態調査」を実施する。 隔年
警備業認定会員会社を対象に、警備業務についての調査を行い、実態を把握した。
①調査時期:平成 26 年 10 月∼11 月
②回 答 率:68.5%(配布数 311 社 回収数 213 社)
③成 果 物:
「警備業務に関する実態調査」報告書
― 34 ―
第 号議案
2-1-2 見学会・研修会の実施
1
【平成26年度事業計画】
見学等の体験を通して新しい知識を習得するために、最新の警備・防災施設及び設備機器等の見学
会を開催する。また、警備・防災に関する能力向上に有意義な講習等を企画検討する。 拡大
会員及び警備防災委員会委員を対象に、東京港の防災について学ぶため、視察船「新東京丸」に乗船し
ての東京港見学を実施した。
①見 学 先:東京港周辺 ②実 施 日:平成 26 年 10 月 1 日(水)
③参加人数:35 名(18 社)
2-1-3 関係行政機関・関連団体との連絡協調
【平成26年度事業計画】
警備・防災業務の適正な推進を図るため、警視庁・東京消防庁等の行政機関及び(一社)東京都警
備業協会・
(公財)東京防災救急協会等の関連団体と緊密な連絡をとり、情報交換・講師依頼等を行う。
警備・防災業務の適正な実施、警備員の技能向上を図るため、東京消防庁、
(公財)東京防災救急協会
から講師を招いてセミナー、講習会を実施した。
【2 教育及び訓練の事業】
2-2-1 警備業務教育の実施
【平成26年度事業計画】
警備員の知識・能力の向上に資するよう、次の法定教育等を実施する。新たにプール監視員を対象
とした警備員教育講習を立ち上げる。
(1)認定職業訓練・新任警備員教育(1回24時間)
年20回 (2)プール監視員向け新任警備員教育(1回16時間)
年2回 新規
(3)現任警備員教育(1号業務)
(1回6時間)
年32回 (4)現任警備員教育(2号業務)
(1回8時間)
年6回 (5)自衛消防技術実務教育(1回5時間)
年4回 新任・現任警備員に対する法定教育である「新任警備員教育」「現任警備員教育」、自衛消防技術認定証
取得のための対策講習である自衛消防技術実務教育を実施した。新規講習のプール監視員向け新任警備員
教育は、2回実施した。
受講者数は、新任・現任警備員教育(2号業務)
、自衛消防技術実務教育では若干名増加しているが、
現任警備員教育(1号業務)は、大幅な減少となった。講習会全体では、平成 25 年度と比較すると、受
講生数、受講会社数共に減少となった。
― 35 ―
第 号議案
1
警備業務教育講習会実施状況
区 分
年 度
受講者数(名)
計画
実施
(回) (回)
受講会社数(社)
会員
非会員
合計
会員
非会員
合計
延講師
数
26 年度
20
20
688
86
774
415
60
475
212
25 年度
20
20
638
69
707
405
51
456
211
差
0
0
50
17
67
10
9
19
1
26 年度
2
2
35
12
47
8
2
10
4
現任警備員
教育
(1 号)
26 年度
32
32
2,764
357
3,121
950
155
1,105
64
25 年度
31
31
2,977
368
3,345
1,000
150
1,150
62
差
1
1
△ 213
△ 11
△ 224
△ 50
△5
△ 45
2
現任警備員
教育
(2号)
26 年度
6
6
199
0
199
46
0
46
12
25 年度
6
6
184
0
184
34
0
34
12
差
0
0
15
0
15
12
0
12
0
26 年度
4
4
34
7
41
27
4
31
8
新任警備員
教育
プール監視
員向け新任
警備員教育
自衛消防技
術実務教育
25 年度
4
4
31
7
38
26
7
33
8
差
0
0
3
0
3
1
△3
△2
0
警備業務教育講習会全体の対前年度実績比較
年度
計画(回)
実施(回)
受講者数(名) 受講会社数(社) 延講師数(名)
26 年度
64
64
4,182
1,667
300
25 年度
61
61
4,274
1,673
293
差
3
3
△ 92
△6
7
2-2-2 セミナーの開催
【平成26年度事業計画】
警備・防災業務に関係する新たな情報を周知するために、セミナーを開催する。
年2回 拡大
平成 26 年度は下記のセミナーを開催した。
開催日
名 称
講 師
警備業務における安全対策
平成 26 年
警備業務における熱中症対策と
7 月 14 日(月)
応急手当
平成 26 年
東京都内における防火管理の現況
10月15日
(水)
受講者数
(会社数)
警備防災委員会委員 三橋 信夫 氏
53 名
(公財)東京防災救急協会
(36 社)
救急指導課長 六川 光史 氏
東京消防庁予防部防火管理課指導係
消防司令補 横山有紀子 氏
82 名
(51 社)
2-2-3 研修資機材の整備
【平成26年度事業計画】
訓練等において必要となる資機材の購入、修理、交換等を行う。
講習会を円滑に実施するため、訓練用AEDトレーナー、AED人形の部品、AEDトレーナー用パッ
ド、その他消耗品等を購入した。また、消火栓のホース掛けが傷んでいたため修理を行った。
― 36 ―
第 号議案
2-2-4 テキスト等の改訂
1
【平成26年度事業計画】
次のテキスト等の増刷・改訂を行う。
(1)「警備員教本」
(2)「警備員手帳」
(3)「二酸化炭素消火設備に係る安全管理マニュアル」
(1)警備員教本
大幅な法改正がなかったため、1,000 部増刷した。
(2)警備員手帳
法令、消防用設備の写真など一部改訂し、1,000 部印刷した。
(3)二酸化炭素消火設備に係る安全管理マニュアル
残部が多かったため、印刷をしなかった。
2-2-5 専門委員の派遣
【平成26年度事業計画】
(公財)東京防災救急協会に専門委員を派遣し、関係業務の遂行に協力する。
(公財)東京防災救急協会に評議員、委員を派遣し、警備業務の適正な推進に対応した。
2-2-6 法改正及び警備業務関係資料の送付
【平成26年度事業計画】
法改正及び警備業務に関連した資料を会員に送付し、周知理解を求める。
法令の改正及び警備業務に関連した資料を会員に送付した。
【4 普及啓発と活用の事業】
2-4-1 振り込め詐欺撲滅キャンペーンへの参加
【平成26年度事業計画】
地域社会の安全のために荒川警察署が実施する活動に協力する。
平成 26 年 10 月 15 日(水)に荒川警察署が、巣鴨信用金庫西日暮里支店前にて実施した「母さん助け
て詐欺撲滅キャンペーン」に参加して、チラシ等の配布を行った。
【5 その他目的達成に必要な事業】
2-5-1 委員会等の開催
【平成26年度事業計画】
各事業を運営するにあたり、委員会等を開催する。
警備防災委員会の他、専門委員会を開催し、円滑な事業運営に努めた。
― 37 ―
第 号議案
1
第3 建築設備機器の事故の防止に関する事業<建築物施設保全委員会>
【1 調査・研究の事業】
3-1-1 調査研究の実施
【平成26年度事業計画】
設備管理の知識・技術の向上を図るために、次の調査研究を行う。
「設備管理計測機器の活用方法」
ビル管理において使用される空調計測機器の活用方法について調査研究を行った。調査研究の結果を保
全調査リポートとして発行した。
3-1-2 見学会の実施
【平成26年度事業計画】
ビル設備管理技術の向上に資するため、新しいビル施設等を見学する。
平成 26 年 10 月 6 日(月)に東京都金町浄水場施設見学会を予定していたが、台風接近のため延期と
なった。平成 27 年 5 月 12 日(火)に開催する予定である。
3-1-3 他地区ビルメンテナンス協会等との情報交換会の実施
【平成26年度事業計画】
相互に設備管理の課題を出し合い、解決策を検討するために、
(一社)大阪ビルメンテナンス協会
等との情報交換会を開催する。
設備保全技術情報の交換を目的として、
(一社)大阪ビルメンテナンス協会設備保全部会と毎年情報交
換会を行っている。今年度は次のとおり開催した。
①実施日:平成 26 年 11 月 13 日(木)、14 日(金)
②会 場:テラススクエア・住友商事錦町ビル(施設見学会)、ビルメンテナンス会館(情報交換会会議)
③情報交換会会議内容:(1)東京協会・大阪協会の事業報告挨拶
(2)分科会
東京)セッション1 「人材確保」
セッション2 「計測機器の活用方法」
大阪)セッション3 「事故事例と安全対策」
④参加者:東京協会 17 名、大阪協会 17 名
― 38 ―
第 号議案
【2 教育及び訓練の事業】
1
3-2-1 研修会・講習会の実施
【平成26年度事業計画】
設備管理従事者の技能向上、人材育成を図るために、次の研修を実施する。新たに「ビル統括管理責
任者講座」を開設するとともに、下記(4)ビル設備管理に関する各種講習において「長期修繕計画講習」
を新設する。
(1)認定職業訓練「ビル設備管理の基礎(新人教育)
」教育講習(30時間)
年2回 (2)高圧・特別高圧電気取扱者安全衛生特別教育(13時間)
年5回 拡大
(3)ビル統括管理責任者講座(5日間)
年1回 新規
(4)ビル設備管理に関する各種講習(各講習は1日)
年21回 拡大
設備保全(電気・空調・給排水等)に関する必要な知識・技術ほか関係法令を指導教育するために設備
管理の実務者を対象に実施した。
新規開催のビル統括管理責任者講座の受講者数は 41 名であった。
平成 26 年度の受講者数は 1,276 名であり、平成 25 年度と比べ 268 名増えた。
ビル設備管理業務講習会の実施状況
計画 実施
(回) (回)
区 分
年度
[認定訓練]
ビル設備管理の基礎
(新人教育)教育講習
26 年度
2
25 年度
高圧・特別高圧電気取扱者
安全衛生特別教育
受講者数(名)
受講会社数(社)
講師数
会員
一般
会員
一般
2
85
13
37
12
15
2
2
60
8
28
8
13
差
0
0
25
5
9
4
2
26 年度
5
5
128
6
28
7
25
25 年度
2
5
130
6
27
5
20
差
3
0
△2
0
1
2
5
21
21
907
137
334
73
89
19
19
660
144
356
88
70
2
2
247
△7
△ 22
△ 15
19
26 年度
ビル設備管理教育講習
25 年度
(ビル統括管理責任者講座含)
差
ビル設備管理業務講習会全体の対前年度実績比較
受講者数(名)
受講会社数(社)
年 度
計画
(回)
実施
(回)
会員
一般
合計
会員
26 年度
29
29
1,120
156
1,276
25 年度
23
26
850
158
1,008
差
6
3
270
△2
268
一般
合計
399
92
491
411
101
512
△ 12
△9
△ 21
3-2-2 保全セミナーの開催 【平成26年度事業計画】
新しい知識・技術をビル設備管理業務に活かすため、保全セミナーを開催する。
平成 26 年度は下記のセミナーを開催した。
― 39 ―
年2回程度
第 号議案
1
保全セミナーの実施状況
開催日
名 称
講 師
受講者数
会社数
平成 26 年 設備管理における 前 建築物施設保全委員会品質向上専門委員長
7月2日(水) 緊急対応力セミナー 佐田 豊 氏
71 名
(50 社)
東京都 環境局 都市地球環境部
中小規模事業所対策担当課長 上田 一彦 氏
東京都 環境局 環境改善部
平成 27 年 ビルメンの付加価 環境保安課長 成澤 智司 氏
1月28日
(水) 値経営セミナー
東京ガス㈱ 都市エネルギー事業部
課長 小野山直樹 氏
(一社)エコステージ協会理事 鈴木 和男 氏
(一社)資源エネルギー研究協会理事 三角 治洋 氏
54 名
(36 社)
3-2-3 研修資機材の整備
【平成26年度事業計画】
円滑な講習会運営のため、研修用受変電設備等の新規機材の購入、既存機材のメンテナンス等を行う。
講習会を実施するうえで必要な、より実践的な研修資機材を購入し整備した。
(1)電気関係講習会で使用するためのシーケンス組立盤の購入
(2)研修用高圧受変電盤に絶縁バリアを取り付けた。
3-2-4 テキスト等の作成・改訂
【平成26年度事業計画】
次のテキストの改訂等を行う。
(1)「ビルメンQ&A集(仮称)
」の作成 新規
(2)「設備図面の読み方」の改訂 新規
(3)「ビル設備管理用語集」の改訂 新規
次のテキスト・資料等を作成し、印刷した。
(1)「設備管理責任者のためのQ&A」の作成
設備管理責任者が実際の業務で疑問に思ったことやビルオーナーやテナントから問い合わせを受けた
質問をアンケート等で集め、模範回答を掲載し本書にまとめた。
(2)「設備図面の読み方」の改訂
使用されている図面をビルメン会館の竣工図に統一し、
「設備図面の読み方」講習会受講者にとって
分かりやすく改訂した。
(3)「ビル設備管理用語集」の改訂
平成 24 年度に発行した「ビル設備管理テキスト(初級編)
」に合わせ、最近の新しい「用語」を加え
て改訂した。
― 40 ―
第 号議案
3-2-5 講習会講師の養成等
1
【平成26年度事業計画】
協会講師の一層の能力向上を図るために、次の事業を行う。
(1)協会講師として必要な知識や技能の習得及び向上を図るために、
外部講習会の受講を支援する。
(2)講師専用ユニフォームの作成など講習会講師への各種支援を実施する。
講師が講習会やテキスト作成で必要な書籍や資料を購入し講師の知識向上を支援し、講習会の充実に努
めた。
3-2-6 専門委員の派遣
【平成26年度事業計画】
(公社)全国ビルメンテナンス協会等の関係行政機関・関連団体に専門委員を派遣し、業務の遂行
に協力する。
東京都フロン等回収・処理推進協議会に対し、引き続き技術専門委員会委員を派遣した。
【3 育成の事業】
3-3-1 設備管理自主検査の推進と定着
【平成26年度事業計画】
設備管理業務の品質向上に資するため、品質管理セミナーや品質管理に関する情報交換会を開催す
新規
る。
ビル設備管理の向上に資するよう、管理が適切に行われているかを検査する設備管理自主検査の普及と
技能向上を目指し、次のとおり意見交換会を開催した。
①名 称:設備管理業務の品質に関する講演会と意見交換会
②実 施 日:平成 27 年 3 月 17 日(火)
③参加人数:18 名(17 社)
【5 その他目的達成に必要な事業】
3-5-1 委員会等の開催
【平成26年度事業計画】
各事業を運営するにあたり、委員会等を開催する。
建築物施設保全委員会のほか、各専門委員会を開催し、事業の円滑な推進に努めた。
― 41 ―
第 号議案
1
第4 普及啓発・活用の事業
【2 教育及び訓練の事業】
4-2-1 特別支援学校等就労支援補助事業の実施(JKA補助事業)<障がい者等自立支援委員会>
※社会貢献事業
【平成26年度事業計画】
(1)障がい児(者)に対する自立支援事業
都内各特別支援学校に赴き、児童、生徒、教員に対する指導研修等を実施する。
(2)障がい者清掃作業指導員研修の実施
障がい者清掃作業指導員コース (認定職業訓練)(1回12時間)
年1回 (3)清掃作業の実技基礎研修の実施
特別支援学校教員や作業所の職員など清掃を本業としない方が、障がい者に対し清掃作業を指導
する場合に必要となる最低限の清掃技能を指導する研修を開催する。(1回4時間)
年2回 (4)障がい者清掃作業研修資機材の整備
各種講習会で使用する機器、機材を充実させて講習内容の向上を図り、受講者に分かりやすい講
義を提供するために必要な資機材を揃える。
(1)清掃巡回指導
障がい者の自立と就労支援を目的として、東京都立特別支援学校等 10 校に対して年間 62 回訪問し、
清掃作業の基礎的技術について指導を行った。
(2)清掃体験親子教室
東京都立知的障害特別支援学校等の児童・生徒と保護者のふれあいを目的に、清掃体験親子教室を7
校において 13 回開催した。
(3)教員指導研修
作業学習の一環として、学校の授業を通して清掃作業の学習に取り組んでいる東京都立特別支援学校
の教員を対象に、専門性をもって生徒へ指導できるよう清掃作業の技術指導を2箇所で5回開催した。
4-2-2 障がい者等就労支援単独事業の実施<障がい者等自立支援委員会> ※ 社会貢献事業
【平成26年度事業計画】
(1)インターンシップの受け入れ
都立特別支援学校生徒等の職場体験実習としてインターンシップを受け入れる。
(2)セミナーの開催
障がい者雇用に対する企業の理解を深めるためのセミナーを開催する。
年1回 (3)障がい者清掃作業従事者研修
ビルメンテナンス業界において働く障がい者が増えてきたことから、障がいを持った従事者向け
の研修会を開催する。(1回4時間)
年1回 新規
― 42 ―
障がい者の清掃業務における職場体験の場として、年 2 回受け入れた。
(東京都立足立特別支援学校、東京都立板橋特別支援学校、東京都立 飾特別支援学校から合計5名)
(2)セミナーの開催
業界内における障がい者雇用の促進を目的にセミナーを開催した。今年度は、11 月に開催されたビ
ルメンテナンスフェア TOKYO2014 の催事の一つとして開催した。
①開 催 日:平成 26 年 11 月 12 日(水)
②テ ー マ:清掃現場での障がい者雇用事例とその工夫
③受講者数:約 140 名
(3)障がい者清掃作業従事者研修の実施
企業において障がい者を雇用し、定着させて行くためには現場における指導員の果たす役割が大きい
ことから、障がい者に対して清掃を指導する指導員養成のための研修を行った。
①開 催 日:平成 26 年 10 月 23 日(木)
、24 日(金)
(2日間講習)
②受講者数:22 名
4-2-3 都の施設における清掃の場を通じた障害者の就労支援受託事業の実施
<障がい者等自立支援委員会> ※社会貢献事業
【平成26年度事業計画】
(1)東京都の施設における清掃の場を通じた就労訓練を通し、障がい者の雇用・就労支援による自立
と社会参加の推進を図る。 新規
(1)都立城東職業能力開発センター江戸川校の清掃を通して、障がい者の清掃技能訓練を行った。
①期 間:第1期 平成 26 年4月1日∼平成 26 年9月 30 日
第2期 平成 26 年 10 月1日∼平成 27 年3月 31 日
②訓練生数:第1期 3名
第2期 2名 合計5名
③就職者数:年 間 3名
4-2-4 労働安全衛生講習会の実施<労務管理委員会>
【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンス業の労働安全や衛生の向上等のために、各種の講習会を実施する。
(1)労働安全衛生関係講習会 年1回
(2)危険予知訓練(KYT)研修会 年4回
(3)安全衛生セミナー 年1回
(4)現場責任者教育 年1回
(5)リスクアセスメント研修(フォローアップ研修含む)
年3回 拡大
労働安全衛生水準の一層の向上及び労働条件の改善を図るため、次の事業を実施した。
(1)労務管理セミナー
①開催日時:平成 26 年 11 月 13 日(木)
― 43 ―
第 号議案
(1)インターンシップの受け入れ
1
第 号議案
1
②テ ー マ:いきいき職場づくり 「ストレスチェックの活用と企業業績の向上について」
③講 師:社会保険労務士・産業カウンセラー・衛生管理者 中辻めぐみ 氏
④受講者数:45 社(うち非会員4社)、73 名(うち非会員 6 名)
(2)危険予知訓練(KYT)研修会
ヒューマンエラーの防止等に大きな効果があるKYT研修を年4回実施している。計画どおり実施し
た。
危険予知訓練(KYT)研修会実施状況
年 度
計画(回)
実施(回)
受講者数(名) 受講会社数(社)
講 師
26 年度
4
4
147
69
中央労働災害防止
協会講師
25 年度
4
4
141
81
同上
差
0
0
6
△ 12
―
(3)現場責任者講習
昨年度の反省を踏まえ、ビルメンテナンス業の特有な作業形態や管理方法等に沿った責任者教育を実
施するために、カリキュラム等の検討を行い、内容をリニューアルして下記のように実施した。
①開 催 日:平成 26 年 6 月 13 日(金)
②講 師:労務管理委員会労災収支改善小委員会委員
③受講者数:23 名(13 社)
(4)リスクアセスメント研修会
改正労働安全衛生法により、危険性又は有害性等の調査等(リスクアセスメント)の実施が努力義務
化されたことに鑑み、業界へのリスクアセスメントの普及啓発を目指した研修会を行った。
リスクアセスメント研修会実施状況
年 度
計画(回)
実施(回)
受講者数(名) 受講会社数(社)
講 師
26 年度
2
2
42
21
高橋 明彦 氏
25 年度
2
2
38
25
高橋 明彦 氏
差
0
0
4
△4
リスクアセスメントフォローアップセミナー 平成 27 年3月 10 日(火) 参加 6社、8名
4-2-5 労働安全参考図書等の作成<労務管理委員会>
【平成26年度事業計画】
労働災害防止に資するため、全国ビルメンテナンス協会への労働災害発生報告事例をわかりやすく
広報誌に掲載するとともに、事例集としてまとめる。
(1)労働災害発生システム事例集 新規
(1)労働災害発生報告事例集の作成
労働災害発生システムから長期休業日数、高齢者の事例を主に掲載した。平成 27 年3月完成し、会
員に配布した。
― 44 ―
第 号議案
4-2-6 講師確保養成等の実施<各委員会>
1
【平成26年度事業計画】
協会の研修会・講習会等の講師を派遣していただいている会員会社に対する支援事業を実施する。
専門講師への情報提供等の支援を行うとともに、講師派遣会社に対して協力金をお支払いした。
4-2-7 研修資機材の整備<各委員会>
【平成26年度事業計画】
研修室で使用する研修設備の購入・更新・修理等を行う。
研修の円滑な実施に当たって必要な機材、平成 26 年度は揚水ポンプの補修、2階研修室床の一部補修
などを実施した。
【3 育成の事業】
4-3-1 相談事業の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンスに関連した多様な問題の解決に資するために、人事労務管理、経営全般、ISO、
法律、改善活動等の分野で相談を受付け、専門家によるアドバイス、改善指導等を行う。また、広報
誌には「なんでも相談コーナー」を掲載し、情報提供並びに広報活動を行う。
次の事業を実施した。
(1)「何でも相談コーナー」の実施
①趣 旨:会員の効率良い経営・運営に役立てる。
②相談内容:人事労務関係、清掃技術関係、支店登記関係、契約関係
③相談件数:5件
4-3-2 品質・改善事業の実施<総務委員会> 【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンス業務における品質管理の徹底と改善活動の意欲向上を図り、会社経営の発展を促
進するために、次の事業を行う。
(1)業務改善事例発表会の開催
(2)品質・改善講演会及びセミナー等の実施
(3)改善フォーラムの開催
(4)その他普及啓発活動
(1)業務改善事例発表会の開催
ビルメンテナンス業での改善事例の発表を、
「ビルメンテナンス改善活動フォーラム」と題し、ビル
メンテナンスフェア TOKYO2014 のイベントの一環として、協会より依頼した4社が発表した。また
会場内においては改善提案部門 15 事例のパネル展示を行い、入賞者に対しては賞状と副賞を授与した。
①実施日:平成 26 年 11 月 13 日(木)
②会 場:東京都立産業貿易センター浜松町館 地下1階第1・2会議室
③来場者:約 100 名
― 45 ―
第 号議案
1
各発表者及び受賞者は以下のとおり。
【事例発表】
ア)ANA スカイビルサービス㈱:点検口を新設して安全性向上と効率アップ
イ)サンブリヂビルテクノ㈱:お客様目線での巡回点検で、常に快適なオフィス環境を提供しよ
う!
ウ)興和不動産ファシリティーズ㈱:床面洗浄時に移動した備品類の誤配置防止
エ)太平ビルサービス㈱:無事故・無災害への取り組み
【改善提案部門】
最優秀賞:㈱ビー・エイチ・エス (現:綜通アメニティサービス㈱)
「外周枯葉回収作業の工夫改善」
優 秀 賞:東京海上日動ファシリティーズ㈱2事例、西新サービス㈱、㈱ビー・エイチ・エス各
1事例
(2)品質・改善講演会及びセミナー等の実施
品質改善活動の知識普及、課題共有のため、ビルメンテナンスフェア 2014 のイベント一環として下
記のセミナーを開催した。改善の意義、改善手法、動機づけなど点で有意義であった。
①実施日:平成 26 年 11 月 13 日(木)
ア)講演者:坂 康夫 氏(元 NEC ファシリティーズ取締役執行役員常務)
信坂 修一 氏(㈱ビー・エイチ・エス)
テーマ:「労働災害をゼロに導く改善活動」
イ)講演者:ANAビジネスソリューション㈱ 石井 和宏 氏
テーマ:『ANA の口ぐせ』∼成果を上げる「しくみ」の宝庫∼
(3)改善フォーラムの実施
「改善」をテーマに、会員相互の情報交換や課題の共有、解決を目的に実施した。
①開催実績:10 回
②参加企業:約7社
(4)その他普及啓発活動
社内の品質改善委員会、事例発表大会、業務会議等にビルメンテナンス業の改善活動に詳しい有識者
の派遣を実施した。
①派遣実績:1社
②派遣企業:㈱ビー・エイチ・エス
4-3-3 ビルメンテナンスフェア TOKYO2014 の開催<ビルメンテナンスフェア実行委員会>
【平成26年度事業計画】
催事・PR部門、展示部門から成るビルメンテナンスフェア実行委員会を設置し、広く業界に興味
を持つ方々全般を対象にしたビルメンテナンスフェア(旧展示会)を開催する。 隔年
ビルメンテナンスフェア TOKYO2014 を賛助会員 35 社の出展協力により開催した。
①開 催 日:平成 26 年 11 月 12 日(水)∼13 日(木)
②会 場:東京都立産業貿易センター浜松町館
― 46 ―
④テ ー マ:ビルメンテナンスの未来を創る∼変化の時代、ニーズに応える最新ツール∼
⑤併催行事(主なセミナー)
・森永卓郎氏特別講演「年収 300 万円時代を生き抜く経済学」
・「清掃現場での障がい者雇用事例とその工夫」
・「剥離廃液の適正処理について」
・「ANA の口ぐせ」∼どんな問題も「チーム」で解決する∼
・「清掃員向け設備管理」
・「いきいき職場づくり」∼ストレスチェックの活用と企業業績の向上について∼
・ビルメンテナンス改善活動フォーラム
4-3-4 労働安全衛生の推進事業の実施<労務管理委員会>
【平成26年度事業計画】
労働安全衛生意識の向上、関係情報の提供等を図るために、次の事業を行う。
(1)労働安全衛生大会の開催 年1回
(2)労働災害無災害企業の表彰 年1回
(3)労働安全衛生標語の募集及び入選者の表彰 年1回
(4)災害事例・ヒヤリハット報告に伴う改善事例の表彰 年1回 新規
(5)安全衛生講師の派遣 随時
(6)
(一社)東京ガラス外装クリーニング協会との情報交換会の実施及び 年1回
合同安全パトロール 年4回
(1)労働安全衛生大会の開催
ビルメンテナンス業の労働安全衛生の向上・啓発を目的に、毎年 1 回開催している。今年度は東京労
働局とまた新たに中労働災害防止協会から後援名義をいただくとともに、来賓としてお招きして、ご挨
拶をいただいた。昨年度よりも参加者数・会社数とも増加し、関心の高さが感じられた。
①開催日時:平成 26 年 10 月 14 日(火) 14 時∼16 時
②来 賓:東京労働局労働基準部安全課長 丸山 太一 様
中央労働災害防止協会理事長 関澤 秀哲 様
公益社団法人全国ビルメンテナンス協会会長 一戸 隆男 様 ③参加者数:117 社(うち非会員 21 社)、171 名(うち非会員 24 名)
(2)労働災害無災害企業の表彰
労働安全意識の高揚を目的として、無災害記録を樹立した会員を労働安全衛生大会時に表彰した。
7年間無災害 (該当なし)
5年間無災害 6社(㈱亜細亜ビルサービス、川上管財㈱、タフカ㈱、中央ビルコン㈱、日建管財㈱、
㈱ワイエヌ管財)
3年間無災害 2社(光洋ビルサービス㈱、㈱清和クリーンテクノ)
(3)労働安全衛生標語の募集及び入選者の表彰
労働安全衛生意識の高揚を目的として、労働安全衛生(通勤災害、健康保持増進関連を含む)に関す
る標語の募集を行った。さらに選考会を開催し、優秀作品を入選作として選考し、入選作者を労働安全
― 47 ―
第 号議案
③来場者数:6,500 名超
1
第 号議案
1
衛生大会時に表彰した。
金賞:大澤 邦利 氏(㈱菱サ・ビルウェア)
「職場の安全あなたから 指差し呼称を実践し 今日も無事故で笑顔の帰宅」
銀賞:藤本 洋一 氏(東京ビジネスサービス㈱)、平山 杏子 氏(日本管財㈱)
銅賞:丸山 匤伍 氏(大栄管理㈱)、笠井 政宏 氏(㈱ニチボウ)、藤ノ木 涼 氏(日本ビル・
メンテナンス㈱)
(4)ヒヤリハット報告に伴う改善事例の表彰
入選作:9社 8作品を表彰した。
(5)安全衛生講師の派遣
社内の安全衛生委員会、安全大会等に労務管理委員会委員を講師として派遣しているが、平成 26 年
度は下記の 11 社からの要請に応えて派遣を行った。
東急ビルメンテナンス㈱、二幸産業㈱、㈱都市整美センター、日本クリーン㈱、千代田クリーンメン
テ㈱、千代田ビル管財㈱、㈱東宝サービスセンター、総合建物㈱、㈱ JTB アセットマネジメント、
㈱オール商会、東京ビルサービス㈱
(6)東京ガラス外装クリーニング協会との安全パトロールの実施
(一社)ガラス外装クリーニング協会が行っている安全パトロールに労務管理委員会労災収支改善小
委員会の委員2名が参加した。このパトロールは、都内全域を対象とし、ブランコ作業の現場を抜き打
ちチェックするもので、ブランコ作業の最低条件6種(保護帽の着用、安全帯の装着・使用、清掃用具
の落下防止の措置、立入禁止区域の確保、ライフラインの設置、墜落阻止器具の使用)を中心に状況を
確認した。安全パトロールへの参加は年3回実施した。
(7)東京ガラス外装クリーニング協会との情報交換会の実施
ガラス清掃における災害事例や安全対策について、
(一社)東京ガラス外装クリーニング協会と労務
管理委員会との情報交換会を平成 27 年3月 13 日(金)実施した。
【4 普及啓発の事業】
4-4-1 広報誌「ネットワーク東京」の発行<広報委員会>
【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンスに関連した情報発信のために、次の情報を掲載した広報誌を月1回(9月号休刊)
発行する。
(1)清掃・警備・設備管理等に関する技術・業務・法令等の情報
(2)各種セミナー、社会貢献活動等協会事業に関する情報
(3)ビルメンテナンスの経営・労務・安全等に関する情報
(4)総会・理事会・各委員会に関する情報 等
4月から3月まで毎月、9月を除く全 11 回発行した。特集記事として、総会開催状況、労働安全衛生
大会、各種セミナーの実施などを取り上げた。各号の特集記事は以下のとおりである。
4月号 労務管理セミナー
5月号 クレーマー時代の労務管理
― 48 ―
第 号議案
6月号 熱中症の予防と事例から学ぶ対策
1
7月号 第4回定時総会開催
8&9月号 新規開校講習会紹介
10 月号 ITセミナー ビルメンテナンス企業ユーザーにおけるIT実践活用について
11 月号 誌上プレビュー!ビルメンテナンスフェア TOKYO2014 直前ガイド
12 月号 平成 26 年度労働安全衛生大会
1月号 ビルメンテナンスフェア TOKYO2014
2月号 剥離廃液の適正処理について
3月号 再発防止を強化した労働災害の問題解決手順のススメ
4-4-2 社会への業界・協会PR活動の実施<広報委員会>
【平成26年度事業計画】
業界・協会活動を広く一般に対しアピールするPR活動を行う。ビルメンテナンスフェアの開催に
合わせて、PR活動を行う。またマスコミ対応や情報提供等を行う。 拡大
ビルメンテナンスフェア開催について、下記のとおり広報活動を実施した。
①チラシの制作、配付
②特設HPの制作
③読売新聞、日経新聞への広告掲載
④駅頭ポスターの制作、掲載
4-4-3 各種ノベルティの製作<広報委員会>
【平成26年度事業計画】
協会の認知度の向上のために、ビルメンテナンスフェアの開催に合わせる等、ノベルティグッズを
製作し配布する。 新規
ビルメンテナンスフェアに合わせ、協会特製ホッカイロを製作し配布した。また協会特製ステッカーや
2015 年カレンダーを製作し、配付した。
4-4-4 「協会ホームページ」の充実等<広報委員会>
【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンスに関する情報を広く社会に発信していくために、協会のホームページの更新、メー
ルマガジンの配信を行う。
また、
会員のホームページ作成、
ITセミナー開催を行い、
IT化を支援する。
ホームページの更新を随時行い、メールマガジンを毎月1通配信した。またITセミナーを下記のとお
り開催した。
①開催日時:平成 26 年7月 31 日(木)14 時∼16 時
②テ ー マ:ビルメンテナンス企業ユーザーにおけるITシステム実践活用について
③講 師:秀和ビルメンテナンス㈱ 代表取締役社長 新井 秀和 氏
大栄管理㈱ 代表取締役社長 佐藤 誠 氏
㈱東計電算 ビル管理システム営業課長 大塚 徹也 氏
④参加者数:24 名(22 社)
― 49 ―
第 号議案
1
4-4-5 子ども絵画コンクールの実施<広報委員会> 【平成26年度事業計画】
(公社)全国ビルメンテナンス協会主催の絵画コンクールの際に、東京地区の応募作品から優秀作
品を選び、顕彰する。また優秀作品を掲載したカレンダーを製作し配付する。 拡大
①応募作品数:1,219 点
②一次審査 (日時)平成 26 年 10 月4日(土)
9時∼11 時
(審査員)都内公立小学校 美術教諭4名
③二次審査 (日時)平成 26 年 10 月 17 日(金)15 時∼15 時 30 分
(審査員)広報委員会委員
④審査結果:12 点の優秀作品を選出した。表彰式は行わず、表彰状と副賞を送付し、協会特製カレン
ダーに毎月1作ずつ掲載した。
【5 その他目的達成の事業】
4-5-1 委員会等の開催
【平成26年度事業計画】
各事業を運営するにあたり、委員会等を開催する。
各事業を運営するにあたり、総務委員会、労務管理委員会、広報委員会、障がい者等自立支援委員会な
どを開催した。
第5 収益等その他の事業(共益事業・収益事業)
【1 調査及び研究の事業】
5-1-1 海外研修視察の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
世界各国におけるビルメンテナンス業の実態視察及びニューヨークで開催される世界ビルメンテナ
ンス大会への参画のために、協会の海外研修視察を実施する。
全国協会の参加する世界ビルメンテナンス大会(隔年開催)が開催され、同大会への参加募集に協力し
た。海外の先進的な施設や技術の視察、また同大会のシンポジウム等を経て今後のビルメンテナンス業の
発展に資すべく努めた。
①訪 問 先:ニューヨーク、ニューオリンズ(米国)
②期 間:平成 26 年4月6日(日)∼14 日(月)<7泊9日>
(大会開催:平成 26 年4月6日∼9日)
③参加者数:59 名
また当年度は、アジアビルメンテナンス大会も開催され、同様に参加募集に協力した。アジア地域各諸
国の情報の共有に努めた。
①訪 問 先:上海(中国)
②期 間:平成 26 年6月 19 日(木)∼22 日(日)<3泊4日>
③参加者数:34 名
― 50 ―
第 号議案
5-1-2 公的助成金等の周知<総務委員会>
1
【平成26年度事業計画】
公的助成金等を会員に周知し、その利用促進を図るために、広報誌に助成金等の情報の掲載を行う
とともに、解説セミナーを開催する。
(1)セミナーの開催
多様な助成金制度に対し、ビルメンテナンス会社のニーズに鑑み、刻々と変化する公的助成金制度の
活用方法をわかりやすく解説するセミナーを開催した。
①開 催 日:平成 26 年7月 25 日(金)
②講 師:中小企業診断士 中辻 一裕 氏、特定社会保険労務士 鎌倉 珠美 氏
③受講者数:22 名
(2)広報誌への掲載
公的助成金の最新情報を広く周知するため、広報誌ネットワーク東京へ「使える助成金・補助金シ
リーズ」として記事を連載した。
5-1-3 要望活動の実施<経営研究委員会>
【平成26年度事業計画】
建築物の適切な維持管理と健全なビルメンテナンス業の育成を図る観点から、東京都等に対して、
次の要望活動を実施する。
(1)総合評価制度及び複数年契約制度の拡充について
(2)契約内容の履行確保と入札参加資格の審査に関することについて
(3)十分な予算措置及び適正な予定価格の設定に関することについて
(4)障がい者雇用の促進について
(5)その他必要な事項について
東京都の各局等に対し、下記のとおり要望を行った。
①要 望 日:平成 26 年 8 月 27 日(水)
②要 望 先:財務局経理部、主計部、建築保全部、産業労働局、病院経営本部、水道局、下水道局、
交通局、教育庁
③要 望 者:経営研究委員長及び官公庁契約小委員長
④要望項目:ア)改正品確法に基づく建物維持管理等に関すること
イ)総合評価制度及び複数年契約制度の拡充に関すること
ウ)契約内容の履行確保と入札参加資格の審査に関すること
エ)十分な予算措置及び適正な予定価格の設定に関すること
オ)障がい者雇用の促進に関すること
⑤そ の 他:上記②以外の各局、特別区長会及び東京都の外郭団体には郵送により要望を行った。
要望の回答は平成 27 年3月に都議会会派を通じて届いたが、総合評価制度の拡充(案件数増加)や改
善(価格点と技術点の割合を1:1から1:2に変更等)
、社会保険等加入状況の確認など要望は着実に
前進している。
― 51 ―
第 号議案
1
【2 教育及び訓練の事業】
5-2-1 労務関係講習の実施<労務管理委員会>
【平成26年度事業計画】
ビルメンテナンス業の労務管理の向上、各種労働問題の解決に資するよう下記の講習会を実施する。
(1)労務管理セミナー
(1)労務管理セミナー
①開催日時:平成 26 年 11 月 13 日(木)
②テ ー マ:いきいき職場づくり 「ストレスチェックの活用と企業業績の向上について」
③講 師:社会保険労務士・産業カウンセラー・衛生管理者 中辻めぐみ 氏
④受講者数:45 社(うち非会員4社)、73 名(うち非会員6名)
5-2-2 労務関係図書の改訂<労務管理委員会>
【平成26年度事業計画】
適正な労務管理に資するようテキストの改訂を行う。
(1)「労務管理マニュアル」の改訂
(1)「労務管理マニュアル」の改訂
「労務管理マニュアル」の改訂を実施した。森井理事を含め、6名の社会保険労務士による平成 19 年
以来の全面改訂をおこなった。3月上旬、全会員に配布した。
5-2-3 経営研究セミナー及び勉強会の実施<経営研究委員会>
【平成26年度事業計画】
知識の普及並びに業界の経営改革を先取りした、会社経営に役立つ講演会・セミナー及び勉強会の
企画・立案を行う。
(1)官公庁入札に関するセミナー
(2)ファシリティマネジメントセミナー
(1)外国人(ベトナム)技能実習制度説明会
外国人技能実習制度の理解と日本への導入についての勉強会を計画していたが、同時期に(公社)全
国ビルメンテナンス協会が標記説明会を開催することになったため、当協会独自には開催しなかった。
①開催日:平成 26 年 11 月 10 日(月)
②主 催:公益社団法人全国ビルメンテナンス協会
(2)ファシリティマネジメントセミナー等の開催
ビルメンテナンス業界にも広く普及してきたファシリティマネジメントについて理解を深めるため、
公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会の協力を得てセミナーを開催した。
①テ ー マ:ビルメンテナンス業の国際化対応と ISO 国際標準の動向
②開 催 日:平成 26 年 12 月 11 日(木)
③講 師:公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 池田 芳樹 氏
④受講者数:27 名
― 52 ―
トスクール(全5回)のうち、第 2 回目から第 5 回目を開催した。(初回は、平成 26 年 2 月 20 日(木)
に開催している。)
①開 催 日:第2回目 平成 26 年5月 13 日(火)
第3回目 平成 26 年6月 10 日(火)
第4回目 平成 26 年7月8日(火)
第5回目 平成 26 年8月5日(火)
②講 師:公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 池田 芳樹 氏
③受講者数:各回平均 40 名
上記初級ファシリティマネジメントスクール受講者へのアンケート結果から、
「認定ファシリティマ
ネジャー資格」取得へ向けた講座設置の要望が高かったことから、ビルメン従事者のための「認定ファ
シリティマネジャー資格」取得支援講座(全3回)を開講し、第1回目を平成 27 年2月 26 日(木)
に開催した。(第2回目、第3回目は平成 27 年度に開催する。)
【5 その他目的達成に必要な事業】
5-5-1 文化スポーツ事業の実施<厚生委員会>
【平成26年度事業計画】
次の事業を実施し、従業員の健全な心身の鍛練に資し、相互の同好者により親睦を図る。
(1)野球大会 年1回
(2)ゴルフ大会 年2回
(3)日帰りバス旅行 年2回
(4)屋形船ナイトクルージング 年1回
(5)東京都交響楽団演奏会招待 年3回
文化・スポーツ事業を計画どおり実施した。
(1)野球大会
第 88 回野球大会を下記のとおり開催した。
①開催:5月 11 日、5月 18 日、5月 25 日、6月1日(各日曜日)
於.サンケイスポーツセンター
②参加チーム:32 チーム
(2)ゴルフ大会
第 191 回、192 回ゴルフ大会を開催した。
①第 191 回 5月 15 日(木)
桜ヶ丘カントリークラブ 参加者 36 名
②第 192 回 10 月 21 日(火)
浜野ゴルフクラブ 参加者 43 名
(3)バス旅行
第 14 回、15 回バス旅行を開催した。
①第 14 回 6月 14 日(土)
茨城県でバラ鑑賞とメロン狩り 参加者 18 名
②第 15 回 9月 27 日(土)
群馬県で世界遺産見学 参加者 22 名
― 53 ―
第 号議案
また、昨年度から継続開催してきた、ビルメンテナンス業従事者向けの初級ファシリティマネジメン
1
第 号議案
1
(4)屋形船観光
第5回屋形船ナイトクルージングを下記のとおり実施した。
①実 施 日:9月6日(土)
②コ ー ス:品川から乗船、お台場に停泊後隅田川を往復
③参加者数:39 名
(5)東京都交響楽団演奏会特別招待券応募の実施
東京都交響楽団演奏会特別招待券の募集を行い、当選者に無料招待券を送った。なお、東京都交響楽
団様のご厚意により、年3回予定から年4回開催にした。第 28 回から 31 回までの演奏会開催日、演
目、会場、招待者数等は下記のとおり。
①第 28 回 6月 25 日(水)オネゲル「交響的楽章第1番」他 東京芸術劇場 10 組 20 名招待
②第 29 回 12 月 24 日(水)ベートーベン「交響曲第9番」他 東京芸術劇場 15 組 30 名招待
③第 30 回 3月 18 日(水)ブルックナー「交響曲第4番」他 東京文化会館 15 組 30 名招待
④第 31 回 3月 29 日(日)グリーグ「ピアノ協奏曲」他 オリンパスホール八王子 10 組 20 名招待
5-5-2 防災対策の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
東日本大震災等に鑑み、館内従事者や受講者及び地域住民のための防災用品や食料備蓄の充実を図
るなど火災や地震等に対する防災対策を実施する。
(1)大震災等に対応するため、食糧・毛布・非常用トイレ袋等を備蓄しているが、平成 26 年度は近隣
地域住民用に備蓄量、個数の拡充を行った。
5-5-3 ビルメンテナンス会館運営に関する事業実施<財務委員会>
【平成26年度事業計画】
(1)ビルメンテナンス会館貸室の運営
(公社)全国ビルメンテナンス協会、
(一財)建築物管理訓練センターに対して賃貸する。
(2)ビルメンテナンス会館の会議室の利用の促進
次の機関誌等に料金表を掲載し、利用の促進を図る。
①ネットワーク東京 随時
②東京ビル政連 随時
③会員名簿 年1回
④来館者に対する利用案内チラシ配布等 (3)ビルメンテナンス会館の適正な保全・運営
次の点を留意し、適正な保全・運営に努める。
①会館管理連絡会(当協会・(公社)全国ビルメンテナンス協会・(一財)建築物管理訓練センター
の事務レベル連絡会)の開催による情報の交換等
②保守委託契約に基づく適正な管理
③会館維持に必要な修繕、積立の実施
④来館者に対する案内板の設置
― 54 ―
第 号議案
(4)会館内における展示に関する事業
1
会館にうるおいと華やかさをもたらし、会館イメージの向上に資するよう、会館内に写真等の展
示物を展示する。
(1)ビルメンテナンス会館貸室の運営
全国協会及び訓練センターに継続して賃貸した。
(2)ビルメンテナンス会館の会議室の利用の促進
会館会議室の利用促進を図るために、会館会議室・研修室利用に関する情報を協会ホームページ、
「ネットワーク東京」(掲載回数4回)、
「会員名簿」
、
「東京ビル政連」
(掲載回数1回)に掲載した。
会議室・研修室利用状況(平成26年4月1日∼平成27年3月31日の実績分を含む)
年度
地階
2階
3階
4階
26 年度
41.9%
57.3%
73.9%
84.2%
25 年度
40.7%
51.0%
79.3%
82.6%
差
1.2
6.3
△ 5.4
1.6
※利用率の算出方法(土日・祝日を除外した年間の実利用日数)
(3)ビルメンテナンス会館の適正な保全・運営
テナント(全国協会・訓練センター)と会館管理に関する情報交換を行い、保守委託契約に基づく適
正な管理、来館者に対する案内板の設置、会館維持に必要な修繕、積立を実施した。
平成 26 年度の修繕等は以下のとおりである。
①長期修繕計画に基づく修繕
(外壁修繕工事、3階可動間仕切り更新及び壁紙張替工事、1階 LED 照明器具改修工事、高圧電気
ケーブル等交換工事、地階ブラインド更新工事)
②その他の修繕、補修等
(2階研修室床一部補修、3階給湯室配管補修、京成高架側駐車場補修、揚水ポンプ配管補修、各
階トイレ補修、その他小口修繕)
③ビルメンテナンス会館の案内板の設置
(JR・地下鉄西日暮里駅、電柱の計4カ所)
(4)会館内における展示に関する事業
1階の電子掲示板に講習会・会議等のスケジュールを表示した。
5-5-4 会員座談会の開催<広報委員会>
【平成26年度事業計画】
会員や一般からの声を広聴するために座談会を開催する。 新規
座談会対象者やテーマ等を検討したが、実施は平成 27 年度に持ち越した。
― 55 ―
第 号議案
1
5-5-5 新年賀詞交歓会の開催<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
会員相互で新年を祝う会として1月に新年賀詞交歓会を開催する。
恒例により、新年賀詞交歓会を開催した。
①開 催 日:平成 27 年1月 13 日(火)
②会 場:ハイアットリージェンシー東京
③参加者数:373 名
5-5-6 名簿等の作成<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
会員の交流と利便性の向上に資するよう会員名簿を作成し、会員に配布する。
会社名、所在地等を掲載した会員名簿を作成し、会員に配布すると共に関係官公庁にも送付した。
5-5-7 表彰事業の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
(1)協会の主催する表彰
次の表彰を協会として実施する。
①優良従業員表彰
優秀な従業員を、会員から1社5名以内で推薦を受け、表彰する。
年1回 ②永年勤続者表彰
定時総会において、協会の役員及び委員を誠実に永年勤続した功労者に対し、6年、10年、16
年、20年、24年、28年、32年、36年の永年勤続表彰を行う。
③慶祝行事としてのお祝い品
定時総会において、還暦を迎えられた会員の代表者(1名)に記念品を贈呈し、慶祝する。
(2)国・都・他団体の表彰に関する被表彰者の推薦
叙勲・褒章・都功労者表彰等について、被表彰者を推薦する。
(1)協会の主催する表彰
①優良従業員表彰
各会員から特に優秀な従業員として1社5名の範囲で推薦を受け、
「第 47 回優良従業員表彰式」
を開催した。
ア)開催日:平成 26 年6月 18 日(水)
イ)会 場:東京国際フォーラム ホールC
ウ)受賞者:891 名(199 社)
エ)第二部:記念コンサート(東京都交響楽団弦楽アンサンブル)
②永年勤続者表彰
第4回定時総会において、役員及び委員を誠実に永年勤続した功労者に対し、6年∼36 年の永
年勤続者表彰を行った。
ア)実施日:平成 26 年5月 29 日(木)
イ)受賞者:12 名
― 56 ―
第4回定時総会において、還暦を迎えられた会員代表者に記念品を贈呈し、慶祝行事を行った。
ア)実施日:平成 26 年5月 29 日(木)
イ)受賞者:3名
(2)国・都・他団体の表彰に関する被表彰者の推薦
次の方々が、協会推薦等により受章・受賞した。
表彰名
氏 名
藍綬褒章
原田 長治 氏
厚生労働大臣表彰
藤田 忠久 氏
東京労働局長功績賞
島田 良雄 氏
東京都産業労働局長感謝状
山崎 修 氏
5-5-8 会員又は役員の倫理に関する事業の実施<倫理特別委員会>
【平成26年度事業計画】
会員又は役員の倫理に関し必要な諸施策を検討し、実施する。
検討事項は特になかった。
5-5-9 福利厚生事業の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
次の団体扱い保険等に加入できる制度を整備し、会員の福利厚生に資する。
(1)生命保険
①短期定期保険(生命保険の団体扱い制度) ②がん保険
(2)賠償責任保険
①ビルメンテナンス賠償保険 ②グループ傷害保険(政府労災上乗せ) ③個人情報漏洩保険 (3)その他
(一財)全国中小企業共済財団の生命共済制度、特定退職金共済制度及びビルメンテナンス賠償
共済保険
団体扱い保険等への加入状況は次のとおり。
各種保険の加入状況
区 分
加入状況
短期定期保険(生命保険の集団扱い制度)
17 件
がん保険
6件
ビルメンテナンス賠償保険
8件
グループ傷害保険(政府労災の上乗せ制度)
個人情報漏洩保険
12 件
0件
全国中小企業共済財団の生命災害共済
特定退職金共済及びビルメンテナンス賠償共済保険
― 57 ―
44 件
第 号議案
③慶祝行事としてのお祝い品
1
第 号議案
1
5-5-10 会員維持・増強事業の実施<総務委員会>
【平成26年度事業計画】
会員数の減少に歯止めをかけ、入会促進のために、協会PR事業やビルメンテナンスフェアと連動
した取り組みを行う。
平成 26 年度は、新規入会の動きが目立ってきたにもかかわらず、特に年度末の退会が目立った(通期
入会9社、退会 12 社)
。平成 15 年以来の会員減少傾向は、PRキャンペーン等の施策にもかかわらず止
まるところはない。新たな施策を検討している。
5-5-11 委員会等の開催<各委員会>
【平成26年度事業計画】
各事業を運営するにあたり、委員会、小委員会等を開催する。
総務委員会、財務委員会、厚生委員会、経営研究委員会等を開催し、事業の円滑な運営に努めた。
― 58 ―
次のとおり、本会の目的を達成するために必要な会議を実施した。
1 総会・理事会について
(1)総会
第4回定時総会 開催日:平成 26 年5月 29 日(木)、於:ビルメンテナンス会館
以下の議案が提案され、原案通り承認された。
第1号議案 平成 25 年度事業報告承認の件
第2号議案 平成 25 年度収支決算報告承認の件
―監査報告−
第3号議案 公益社団法人東京ビルメンテナンス協会定款等諸規程の改正案及び役員選任規
程案承認の件
第4号議案 会長推薦理事の選任案承認の件
(2)理事会
理事会は8月の休会を除き毎月開催した。5月には臨時理事会を開催したので、合計 12 回の開催で
あった。主たる審議内容は次のとおり。
理事会名
開 催 日
審 議 内 容
第 36 回
平成26年4月2日
(水) 1)入会の承認について、2)第4回定時総会の開催につい
て、3)役員選任規程案及び定款施行規則一部改正案の追加修
正について、4)委員会委員の追加選任について、原案通り承
認された。
第 37 回
平成26年5月7日
(水) 1)平成 25 年度事業報告について、2)平成 25 年度収支決算
報告について、3)会長推薦理事の同意について、4)永年勤
続者表彰について、5)委員会委員の追加選任について、原案
通り承認された。
臨時
平成26年5月29日
(木) 1)役員人事(会長辞任に伴う後任の会長選任、副会長の補
充)について、互選・他薦にて選任・承認された。
第 38 回
平成26年6月3日
(火) 1)平成 26 年度新執行体制等の変更について、2)入会の承
認について、3)諸規則の一部改正について、4)ビルメンテ
ナンス会館使用料の減免について、5)建築物衛生管理委員会
の小委員会設置について、6)委員会委員の追加選任につい
て、原案通り承認された。
第 39 回
平成26年7月1日
(火) 1)入会の承認について、2)平成 27 年度東京都所有の建築
物の維持管理に関する要望について、3)委員会委員の追加選
任について、原案通り承認された。
第 40 回
平成26年9月2日
(火) 1)入会の承認について、2)平成 26 年度補正予算案につい
て、原案通り承認された。
第 41 回
平成26年10月7日
(火) 当理事会での審議事項は無く、報告事項であった。
第 42 回
平成26年11月4日
(火) 1)入会の承認について、2)平成 27 年度予算編成方針につい
て、3)委員会委員の追加選任について、原案通り承認された。
第 43 回
平成26年12月2日
(火) 1)入会の承認について、2)委員会委員の追加選任につい
て、原案通り承認された。
第 44 回
平成27年1月13日
(火) 当理事会での審議事項は無く、報告事項であった。
― 59 ―
第 号議案
Ⅲ 本会の目的を達成するために必要な会議の開催
1
第 号議案
1
第 45 回
平成27年2月3日
(火) 1)入会の承認について、2)経理規則の一部改正について、
3)推薦理事拡大に係る定款改正案等の申し送りについて、原
案通り承認された。また4)平成 27 年度収支予算案について
(提案)、は、次回理事会への継続審議となった。
第 46 回
平成27年3月3日
(火) 1)2020 東京オリンピック支援特定資産の積立てについて、
2)平成 27 年度事業計画について、3)平成 27 年度収支予算
について、4)「都の施設における清掃を活用した障害者の就
労支援業務」協力会社の決定について、5)委員会委員の追加
選任について、原案通り承認された。
2 三役会・委員会等について
会 議 名
1 三役会
2 総務委員会
(ア)改善フォーラム
開催回数
開 催 日
4/ 2、5/ 7、6/ 3、7/ 1、9/ 2、
11 回 10/ 7、11/ 4、12/ 2、1/13、2/ 3、
3/3
4 /23、 5 /20、 6 /24、 8 /22、 9 /24、
11 回 10/22、11/18、12/24、1/20、2/19、
3/19
10 回
4 /23、 5 /27、 6 /24、 7 /22、 9 /16、
10/20、12/16、1/30、2/24、3/24
3 財務委員会
4回 4/18、7/11、10/16、1/23
4 労務管理委員会
4回 6/17、9/ 2、12/ 8、3/11
(ア)労働条件小委員会
9回
(イ)収支改善小委員会
4/10、5/ 8、6/12、7/ 9、9/11、
10/ 8、11/18、12/17、2/12
4/23、5/22、6/17、7/14、9/22、
11 回 10/ 7、11/18、12/ 8、1/20、2/17、
3/13
5 厚生委員会
2回 7/29、12/19
6 経営研究委員会
2回 6/ 6、12/9
(ア)官公庁契約小委員会
2回 6/24、10/21
(イ)FM小委員会
2回 9/12、10/21
7 広報委員会
2回 10/17、12/17
(ア)広報誌編集小委員会
4/10、4/17、5/ 9、5/16、6/10、
6 /17、 7 /10、 7 /17、 9 /10、 9 /17、
22 回 10/10、10/17、11/10、11/17、12/10、
12/17、1/ 9、1/16、2/10、2/17、
3/10、3/17
(イ)PR小委員会
4/17、5/16、6/17、7/17、8/27、
11 回 9/17、10/17、11/17、1/16、2/17、
3/17
8 建築物衛生管理委員会
5回 5/15、7/ 9、10/21、12/10、2/18
(ア)貯水槽管理専門委員会
2回 5/ 9、9/3
(イ)調査研究小委員会
4回 6/13、9/25、11/19、1/29
(ウ)協会事業検討ワーキング会議
4回 4/18、9/10、11/21、2/2
9 警備防災委員会
4回 6/11、9/ 9、12/ 9、3/17
(ア)調査研究小委員会
6回
(イ)研修企画小委員会
3回 7/ 8、9/ 9、11/27
(ウ)講師団会議
2回 9/29、2/26
7/ 3、7/30、8/25、11/18、1/29、
2/23
― 60 ―
5回 4/ 3、6/ 6、9/ 5、12/ 5、2/6
(ア)技術専門委員会
9回
4 /24、 6 /23、 7 /23、 9 /22、10/30、
11/19、1/21、2/20、3/19
4/15、5/20、7/ 3、8/26、10/ 2、
11/ 5、12/ 3、1/22、2/12、3/10
(イ)品質向上専門委員会
10 回
(ウ)教育研修専門委員会
9回
11 役員立候補者資格等審査委員会
2回 12/ 1、2/25
12 倫理特別委員会
0回
13 障がい者等自立支援委員会
5回 4/23、7/ 3、9/18、12/ 4、2/17
(ア)巡回指導小委員会
2回 5/12、2/10
14 ビルメンテナンスフェア実行委員会
(事前説明会・抽選会)
3回 (※2/10)
、9/11、10/28、12/ 3
2回 5/13、8/20
(ア)展示部会
2回 (※3/ 5)
、4/22、7/17
(イ)催事・PR 部会
2回 (※3/ 6)
、5/12、7/4
15 監査
2回 4/22、10/23
16 東京地区選出全協代議員会議
合 計
4 / 4、 6 /13、 7 /18、 9 /12、10/10、
11/28、12/12、1/16、3/6
1回 7/15
187 回
― 61 ―
第 号議案
10 建築物施設保全委員会
1
第 号議案
1
(参考)
東京地区本部及び東京支部に係る事業等の実績
(平成26年度)
1 労災収支改善対策会議の開催
東京地区における労働災害や労災防止活動等に関する状況を把握し、今後の労災収支改善活動に反映さ
せるために、全国協会の経営労働委員会委員及び推進員、東京地区本部長等の出席のもとに実施した。全
国における労災収支状況、全国協会の実施状況が説明され、意見交換を行った。
実施日:平成 26 年7月 14 日(月)
会 場:ビルメンテナンス会館1階会議室
参加者:12 名
2 他地区本部との合同研修会の実施
東京地区本部・関東甲信越地区本部の合同研修会を開催した。議題1「各県協会の事業の現状と今後」
では、各都県の状況報告と質疑応答等意見交換が行われ、東京地区本部からは、多種多様な講習会事業や
PR活動の報告をすると共に、講師確保については依然として講師の個人的な努力に負うところが多く更
なる構築が急務であること、全国協会・訓練センターを交えた全体的なキャリア構築プランを築く必要が
あること、また改正品確法についてはその運用方針が意味するもの、更にファシリティマネジメントの重
要性に触れ日本ファシリティマネジメント協会の協力を得て講習会等を開催していること等を報告した。
議題2「技能実習制度(外国人雇用制度)及びビルクリーニング技能検定複数等級化について」では、
全国協会が発行した手引きをもとに説明がなされ、ビルメンテナンス業でも外国人技能実習制度を取り入
れる準備が急ピッチで進められていることが説明された。
実施日:平成 26 年 12 月 11 日(木)
会 場:群馬県渋川市
参加者:20 名(東京地区本部9名、関東甲信越地区本部 11 名)
3 全国協会事業方針・事業内容に関する説明会
全国協会では、全国協会の事業方針・事業内容に関する説明会を全国各地区本部で開催した流れによ
り、東京地区本部においても同様に実施した。
内容は、1)経営戦略と平成 27 年度事業・予算について、2)ビルクリーニング技能検定職種の複数
等級化への対応について・外国人技能実習生の受け入れについて、3)エコチューニングビジネスモデル
確立事業について、4)品確法と建設業法・入契法等の一体改正について、5)第 21 回世界ビルメンテ
ナンス大会 2016 についてで、全国協会からの説明の後、活発な質疑応答がなされた。
実施日:平成 27 年1月 29 日(木)
会 場:講道館新館2階教室
参加者:28 名
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