「GreenOffice Publisher」導入事例 株式会社バンプレスト 様 お客様社名ロゴ 創業 住所 事業概要 :平成20(2008)年4月1日 :東京都品川区東品川4-12-2 品川シーサイド ウエストタワー2F :プライズ事業、ロト事業、事業戦略室 スマートデバイスの活用により スムーズな経営会議とペーパーレス化を推進 バンダイナムコグループの株式会社バンプレスト(以下、 バンプレスト)では、全社員にタブレット端末「iPad」を配 布するとともに、その有効活用に向けてKCCSが提供 するクラウド型企業内ドキュメント配信サービス 「GreenOffice Publisher」を導入した。経営会議の資料 を電子書籍化し、iPadへ配信、閲覧することでスムーズ な会議の進行とペーパーレス化などに役立てている。 その活用方法や導入効果をレポートする。 写真 (右から) 株式会社バンダイホールディングス グループ管理本部 情報システム部 夢と感動を創造するバンプレストが タブレット端末を導入した狙いとは ITインフラセクション インフラサポートチーム サブリーダー 嶋田 聖哉氏 株式会社バンプレスト 経営管理ディビジョン 経営企画チーム 兼 内部統制推進チーム マネジャー 青木 優氏 管理チーム 総務担当 マネジャー 小川 真一氏 バンプレストは、キャラクターマーチャダイジングを核に、アミューズメ ント施設やコンビニエンスストア向けの景品などで独自のキャラク 京セラコミュニケーションシステム株式会社 ビジネスイノベーション営業統括部 インダストリ営業1課 鈴木 啓太郎 事業開発本部 商品開発部 部長 福島 剛 タービジネスを推進している。クレーンゲーム機やプライズマシンな どの景品の企画・開発・販売を行うプライズ事業では、幅広いキャラ ロジェクタで表示されるプレゼン資料の文字が小さくて見えにくい、配 クターラインナップと、キャラクターの持つ世界観・イメージを大切にし 布される手元の紙資料をもっと見やすくしてほしい、といった要望が た付加価値の高いぬいぐるみやフィギュアを提供。例えば、オリジナ 役員から管理チームや経営企画チームに寄せられていたという。 ルキャラクター「カピバラさん」は、誕生から7周年を迎えた今でも、市 場から高い評価を得ている。 経営会議の進行にかかわる課題に加え、会議準備においても問題 を抱えていた。経営会議に先立ち、経営企画室では各ディビジョンか また、ロト事業では、コンビニエンスストアを中心に展開している“は ら会議資料を集め、参加人数分コピーするといった作業が毎回、求 ずれなし”のスピードくじ「一番くじ」を展開。キャラクターの魅力を活 められる。本来は、会議に出席するメンバーが余裕を持って事前に かしたバラエティ豊かなアイデア商品を提供する。そして、『愛ディア 資料に目を通し、会議に臨むことが理想である。だが、「各ディビジョ 遊モア』をテーマに掲げ、夢と感動を創造する企業として消費者がワ ンとも、最新データに基づいて資料を作成するため、会議の間際にな クワクするようなモノづくりと心豊かな社会づくりに貢献している。 らないと資料が集まらず、どうしても資料作成が会議の直前になる問 「人々を楽しくするようなアイデアを生み出すためには、まず、社員 題がありました」と、会議の進行をサポートするバンプレスト 青木 優 自らが自由な発想で仕事ができる環境が大切です。そんなトップの 氏は述べる。 強い思いがあり、全社でiPadを導入したのです」と話すのは、バンプ レスト 小川 真一氏だ。 こうした課題を解決するため、経営企画ディビジョンでは、グループ 同社では2011年7月に全正社員約150名にiPadを配布。メールや の情報システム部に相談を持ちかけた。バンプレストの要請を受け Webの閲覧をはじめ、仕事に役立ちそうなアプリを取り込んで利用す て、情報システム部では、社内文書をスマートデバイスに配信できる るなど、社員が思い思いの使い方をしてきた。こうした中、「トップから いくつかのサービスを検討した。実は、バンダイナムコグループの一 の指示もあり、iPadの利便性を活かして定例の経営会議の課題を解 部では、すでにスマートデバイス向けに社内情報配信サービスを利 決できないものか、社内で検討していたのです」と小川氏は振り返る。 用していたからだ。そして、グループで導入済みのサービスとKCCS 経営会議の進行や資料の準備に課題 から提案された新サービスを比較検討。その結果、KCCSの企業内ド キュメント配信サービス「GreenOffice Publisher」の採用を決定した。 バンプレストでは、役員と幹部(各ディビジョンのゼネラルマネジャー) その決め手になったのは、「操作性が優れていることに加え、クラウ など、約20名の経営会議を毎月、定例で開催している。会議中にプ ド型サービスなので自社で設備を持たず簡単・低価格に導入できる KYOCERA COMMUNICATION SYSTEMS ことです。そして、KCCSのサービスであれば、 セキュリティの強化など機能面の追加・拡充に も柔軟に対応してもらえると判断しました」と、 バンダイナムコホールディングスの情報システ ムを担当するバンダイナムコホールディングス 嶋田 聖哉氏は述べる。 例えば操作性の違いは、グループで導入し ていた情報配信サービスは、スマートデバイス の画面をめくるとき、縦方向にめくる。一方、 GreenOffice Publisherでは横方向にめくること ができる。「ちょっとした操作性が会議の効率 化にも影響すると考え、導入を決めています」 (小川氏)。そして、2011年秋の試験導入を経て、 2 0 12 年 1月 か ら 本 格 稼 働 を 開 始している 。 「GreenOffice Publisher」の導入で スムーズな経営会議を実現 iPadに資料を取り込んで経営会議に臨むことができる。このため、限 られた会議時間を有効に活用して、経営戦略についての議論などを 活発に行うことができるという。 GreenOffice Publisherの特長は、企業内のドキュメント(会議資料や 会議資料のみならず社内ドキュメントのペーパーレス化も課題であ ビジネス文書、マニュアルなど)やカタログなどを電子書籍化して活用 る。同社では年間に約130万枚(A4判換算)の印刷物が発生するとい するための豊富な機能を備えていることだ。Microsoft Officeで作成 う。キャラクター商品を扱うためカラーコピーも多く、その経費削減も した文書やPDF文書、動画などを自動的に電子書籍コンテンツに変 課題となっている。「現在は、経営会議でGreenOffice Publisherを利 換・配信するコンテンツ作成・配信機能や、コンテンツを最新の状態 用していますが、全社員が会議などで利用するようになれば、紙資 に更新するコンテンツ同期機能、コンテンツをマルチデバイス(iPad、 料の20%は減らせると見ています」と小川氏は述べる。また、経営会 Android端末、パソコン)で閲覧し、メモやブックマークなどを利用でき 議に参加し実際にその便利さを理解している幹部からは、部署内の るビューア機能、そして豊富なセキュリティ機能により企業内ドキュメ ミーティングなどで利用したいという要望も多く聞かれるという 。 ント配信をサポートする。 バンプレストでは、iPadとGreenOffice Publisherを組み合わせ、経 全社レベルでのコンテンツ利用に欠かせない セキュリティ機能 営会議の効率化に取り組んでいる。その導入効果の1つは、当初の 狙いどおり、スムーズな会議が行えるようになったことだ。これまで、 バンプレストでは、全社員が利用できるように準備を進めているとこ 会議中にプロジェクタで表示される資料の内容を再確認したいとき、 ろだ。全社レベルで電子書籍コンテンツを活用するためには、セキュ 前のページに戻るなど、参加者の要望に応じてプロジェクタを操作し リティが重要になる。GreenOffice Publisherはグループやユーザ単位 ていた。だが導入後は、「出席者は手元のiPadでページをめくって内 で閲覧権限を設定でき、「iPadを利用する社員と、パソコンを利用す 容確認ができ、スクリーンでは見えにくかった小さな文字を拡大して る契約社員が扱えるコンテンツを分けるといった運用も行えるので、 表示できるようになるなど、会議の進行がスムーズになりました」と セキュリティを高められます」と嶋田氏は評価する。 また、キャラクター商品の開発では厳密な情報管理が要求されると 青木氏は説明する。 そして、手間のかかっていた会議資料の準備も効率化。従来の経 いう。「企画・開発などのメンバーは、新キャラクターに関するミーティ 営会議では、会議資料は100ページにおよび、約20名分を短時間の ング中のみ社内ネットワークに接続してコンテンツ閲覧したり、閲覧 うちに作成しなければならなかった。例えばコピー機でソートした資 期間を限定したりするなど、セキュリティと利便性を両立した使い方 料を綴じる場合、順番を間違えてやり直したり、追加資料を急遽、差 ができます」と小川氏は話す。 し込んだりすることもよくあるという。「GreenOffice Publisherの利用に そして、製品カタログや品質基準マニュアルなどを電子書籍化し、 より、資料の追加・変更も簡単に行えます。従来、会議の準備に費や 社員の業務を支援する計画もある。魅力あふれるキャラクターを通じ、 していた時間を他の業務に振り分けられるなど、会議のみならず、業 ビジネスモデルの改革や新たな企業価値を創造するバンプレスト。 務の効率化に役立ちます」(青木氏)。また、役員・幹部は会議の前に 同社の経営革新、業務改革の一端をKCCSのGreenOffice Publisher が担っている。 KCCSカスタマーサポートセンター フリーコール 0120-911-901 携帯電話・PHS・IP電話など 050-2018-1827 受付時間 平日9:00~17:00 (17:00以降のお問い合わせは自動応答になります。) 随時セミナー開催! 詳しくは https://www.kccs.co.jp/events/index.html KCCSホームページ http://www.kccs.co.jp/ E-mail:[email protected] KYOCERA COMMUNICATION SYSTEMS ●記載の製品ならびにサービス名および会社名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。●サービス内容は予告なく変更する場合があります。 2012-09
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