LETTRE D`INFORMATION JURIDIQUE

法律情報ニュースレター
第 27 号
2010 年 4 月
目次
法律情報ニュースレターの最新号をお届けいたしま
す。
会社法 ...................................................................2
簡易株式会社における権限委任の再考
........................2
本誌では、旧来と同様、最新の法律問題および今後問
題となりうる争点に関連する法律問題について取り扱
います。
会社法に関するその他の最新情報 ............................. 2
しかしながら、本誌は法律問題の全容について網羅す
るものではなく、法律的見解を述べるものではないこ
とに、どうかご注意ください。
倒産法 ...................................................................5
ご意見・ご質問につきましては、当事務所までお気軽
にご連絡ください。
商法 L.442-6 条 I-2°における重大な不均衡概念の初適用
金融法 ...................................................................3
銀行員の注意義務 ............................................. 3
支払停止状態:請求可能な負債の定義に関する詳細 ........... 5
競争/流通..............................................................5
....5
知的財産/ICT .......................................................6
知的財産法 L.132-1 条における著作者概念と製作者概念
本ニュースレターのフランス語版および英語版をご用意
しております。
.....6
Google に対し、著作権によって保護された書籍を電子化したと
して、厳しい有罪判決
........................................7
8
不動産法 ................................................................9
インターネット検索連動型広告サービス業者の責任.............
建築法
31, avenue Hoche, 75008 Paris
Téléphone 33 (0)1 56 88 30 00
Télécopie 33 (0)1 56 88 30 01
........................................................9
隠匿下請を行った場合に請負人が負う責任 .................... 9
契約期間中の商事賃貸借契約継続に関する特別制度 .............
...............................................9
社会法 .................................................................10
解約通告の期限
ハラスメント
http://www.bersay-associes.com
mailto:[email protected]
9
............................................... 10
職場衛生 .................................................... 11
団体協議 .................................................... 11
雇用契約の解除と職業訓練に関する個人権(Droit individuel à
la formation:「DIF」) .................................. 11
当事務所の取扱業務 .............................................12
法律情報ニュースレター
関係者外秘
法律情報ニュースレター
会社法に関するその他の最新情報
会社法
信用保証状(lettre d’intention)における子会社支
援約束の効力
簡易株式会社における権限委任の再考
簡 易 株 式 会 社 ( société par actions simplifiées :
「SAS」)における権限委任に関して、控訴院より複数の判
決が下されました 。(ヴェルサイユ控訴院・第 14 部・
2008 年 6 月 25 日、ヴェルサイユ控訴院・第 5 部・2009
年 9 月 24 日、パリ控訴院・第 2 部・2009 年 12 月 3 日、
同 2009 年 12 月 10 日、等)。これらの判決によると、簡
易株式会社における総支配人、総支配人代理、またはその他
の人物(第三者または社員)への権限委任は、(i)定款に
権限の委任が明記され、その定款が管轄権を有する裁判所書
記課へ提出されており、(ii)権限委任に関する言及が当該
会社の K-bis になされている、このような場合においてのみ、
第三者に対して対抗しうるとみなされます。
社長以外の人物が、以上の形式的条件を満たさない権限委任
に基づいて法律行為を行う場合、当該行為は無効となります。
総支配人または総支配人代理は、会社代表者として、簡易株
式会社社長の任務委任の権限ではなく、総支配人または総支
配 人 代 理 の 任 命 お よ び 商 業 ・ 会 社 登 記 簿 ( Registre du
Commerce et des Sociétés :「RCS」)への届出に関する
権限を持ちます。受任者の権限は委任された任務に固有のも
のであるので、控訴院は従業員総支配人と委託総支配人の概
念を混同したものと思われます。
親会社は、銀行に対して当初同意した結果債務を、2 通目の
信用保証状の送付によって手段債務へと変更することはでき
ない。(破棄院・商事部・2010 年 1 月 19 日)
インサイダー – 重要情報
ある会社の総売上高が市場の期待値を上回るという情報は、
明確・客観的・非公開で株価に重要な影響を及ぼすという理
由から、重要情報とみなされる。(パリ控訴院・第 7 部・
2010 年 2 月 23 日)
管理職の社員に対する責任:別個の個人損害
社員は、会社において第三者ではないので、管理職の責任を
問う場合、この管理職の職務から分離可能な故意または過失
を証明することは免除される。しかしながら、当該社員は、
会社が蒙った損害とは別個の個人損害を証明しなければなら
ない。(破棄院・商事部・2010 年 3 月 9 日)
先買条項:会社への証券出資
契約当事者が証券の「譲渡を計画するであろう」とする先買
条項に関して、破棄院は、このような条項は厳密に解釈しな
ければならないと判示。
会社法に関して下されたこれらの判決は、簡易株式会社にお
ける権限委任に関して、通常の株式会社においては要求され
ない条件を付け加えたことになります。
したがって、会社への証券投資は、譲渡のみに係る当該条項
の適用を免れる。(破棄院・商事部・2009 年 12 月 15 日)
破棄院が見解を示すまでは(i)社長以外の人物が行った法
律行為、とりわけ簡易株式会社従業員の解雇に関する決定が
無効と判 断されないよう、事実審判 事が示した形式主義
(RCS および定款への記載)を遵守し、(ii)当該会社を
拘束する全ての文書を社長の署名に委ねることが適当である
と思われます。
会社譲渡における紛争:価格決定条項か仲裁条項か
譲渡価格の補足分の計算を第三者に委ねる旨を定めた合意書
に関し、第三者鑑定人は、法的にではなく事実に基づいて不
完全な契約を補完することを任務としているので、このよう
な合意書は、仲裁条項ではなく、価格決定条項とみなされる。
この法性決定は、不服申立に関して、仲裁裁定に対しては上
訴可能であるが第三者鑑定人の決定に対しては上訴できない、
という点で意義がある。(破棄院・商事部・2010 年 2 月
16 日)
簡易株式会社:株式譲渡約諾の無効
判例は従業員株主が解雇される場合の株式譲渡約諾は認めら
れるとするが、このような約束は破棄条項ではなく限定条項
とみなされ、簡易株式会社に関しては、定款に予め定めがな
ければ限定条項は合法と認められない。したがって、定款に
約定がなければ、株式譲渡約諾は非合法であり、無効とされ
る。(パリ大審裁判所 9-2 部・2009 年 3 月 4 日・RG
07/17033)
法律情報ニュースレター
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
重過失により解雇された従業員はストックオプション
の権利を奪われ得ない
重過失による解雇の場合、解雇された従業員からのストック
オプション行使の権利剥奪は、法的に禁止されている金銭罰
にあたり、このような罰則はストックオプション計画の中で
予定されてはならない。(破棄院・社会部・2009 年 10 月
21 日)
金融法
銀行員の注意義務
判例は、必要な情報を有さない借主を過剰融資に伴う負債の
危険から保護するために、融資担当の銀行職員に対して注意
義務を徐々に課すようになっています。
以下の3つの条件を満たしている場合、金融機関の法的責任
を追及することができます。
1) 借主が「情報を有さない」こと。この条件は、一般顧
客であれ、専門家であれ、借手が、自らが負うリスク
をどの程度知ることができるか、また当該取引がどの
程度複雑なのかを鑑みて判断されます。
2) 融資が過剰であること、つまり、融資が借主の財政能
力を上回り、負債へとつながること。
3) 銀行職員が、事前に融資対象事業の実現性および借主
の財政能力についての情報を得ていながら、借主に貸
付による負債のリスクを警告しなかったこと。
ここ数ヶ月、破棄院は、銀行員のかかる注意義務不履行によ
る責任訴訟の制度を明確にする判決を複数下しています。
 ま ず 、 2009 年 10 月 20 日 商 事 部 判 決 (n°0820.274)により、注意義務不履行に起因する損害の定義
を明確に判示されました。
破棄院は「金融機関の注意義務不履行に起因する損害は、契
約しない機会の逸失からなる」と判示しました。
控訴審は、借主にとっての損害は貸付金の返済に直面しなけ
ればならないことであるとして、貸主に負債と同額の損害賠
償を負わせていましたが、破棄院はこの判決を破棄しました。
破棄院によるこの判断は、仮に銀行員が適切に義務を履行し
ていたならば、借主は契約を結ばなかったであろうというこ
とを前提としています。実際は、借主は与えられた忠告に従
わずにいられるのですが。
法律情報ニュースレター
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
 次 い で 、 2009 年 11 月 19 日 第 一 民 事 部 判 決
(n°08-13.601)により、銀行の責任制度を用いる際の
条件が明示されました。
 2010 年 1 月 26 日商事部判決 (n°08-18.354) によ
って、注意義務不履行の銀行員に対する責任訴訟の起算
点が明らかにされました
破棄院は、銀行員の注意義務は、貸付けられた融資が過剰な
場合においてのみ存在するということを確認しました。
破棄院は「銀行員に対する責任訴訟の時効は、損害の発生時
銀行が注意義務を免れるには、融資が借主の財政能力に見合
ったものであればよいということになります。
 2009 年 11 月に下された 2 件の判決 (n°08-70.197,
n°07-21.382) において、破棄院は銀行員の注意義
務不履行の証拠に関する制度を明確にしました。
点または、被害者が損害について事前に知らなかったと証明
できれば、損害が被害者の知るところとなった日を起算点と
する。契約しない機会の逸失からなる注意義務不履行に起因
する損害は融資をした時点で発生する。」と判示しました。
確かに、実際には、借主が、融資は過剰であり銀行員が注意
義務を怠ったと気がつくのは、初めて決済期限を未払いで迎
えた時です。もし融資を受けて数年後に未払いが起こった場
合、当初は支払い期日が守られていたわけですから、当該融
資は過剰とはみなされないことになります。
銀行員の注意義務不履行に関しては、立証責任が逆転します。
2009 年 11 月 17 日の判決 (n°08-70.197)で、商事部は、
借主が必要な情報を持っているか否かの立証責任は金融機関
にあると判示しました。というのも、注意義務を履行しなく
てもよかったのだと証明しなければならないのは金融機関だ
からです。
2009 年 11 月 19 日 に 下 さ れ た 第 一 民 事 部 判 決
(n°07-21.382)では、貸付が借主の財政能力に見合ったも
のであったという立証責任も金融機関が負うとされました。
しかしながら多くの場合、当初は支払い期日が守られていた
という事実が、融資は適当であったという後験的証拠となり
うるでしょう。
融資が適当であったということを立証するためには、銀行員
は、借主より提示され、かつ、当然に信用できるものとみな
される情報に基づいて融資をしたのだということを証明しな
ければなりません。この点に関し、2009 年 12 月 8 日の第
一民事部判決 (n°08-14.848) は「情報を有さない借主は、
融資を得るために銀行に対して不誠実な行動をとった場合、
銀行に注意義務不履行の責めを負わせることはできない」と
判示しました。借主の不誠実な行為が、銀行員の注意義務不
履行を消失させることになります。
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関係者外秘
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競争/流通
倒産法
支払停止状態:請求可能な負債の定義に関する詳
細
商法 L.442-6 条 I-2°における重大な不均衡概
念の初適用
商法 L. 442-6 条 I- 2°は「どの生産者または商人も、契約
商法 L.631-1 条によると、更正手続きは、請求可能な負債
に処分可能な資産をもって対応できず支払停止状態にある、
商業活動を営む全ての債務者に対して適用されます。
2010 年 2 月 9 日に下された判決(破棄院・商事部・2010
年 2 月 9 日・n°09-10.880) で、破棄院は、最終的な帰趨
が係属中の訴訟の帰結に左右される債権は、確定性のない係
争中の債権であり、債務者の請求可能な負債には含まれない、
と判示しました。
当該紛争では、某会社の債権者が、急速審理に続き控訴院で
訴訟対象となっている債権に基づき、当該会社を清算手続に
召喚しました。債務者は控訴院に急速審理による命令に対す
る異議申立をしていたため、当該債権の最終的な扱いに関し
ては、まだ裁断が下されていませんでした。
商業裁判所は、清算手続開始に関して、事実審判事による上
記債権の妥当性判断を待つ間の裁判停止を決定しました。
控訴審は、この決定を取り消し、急速審理命令によって係争
中の債権は確定され、金銭的に評価可能で、支払期限が到来
しているため請求可能債務に含まれうるとして、債務者の更
正手続命令を下しました。
破棄院は、かかる債権の最終的な帰趨は事実審裁判所におい
て係属中の訴訟の結果に左右されるため確定性がないとし、
控訴審判決を破棄しました。
当事者間での権利義務関係に重大な不均衡をもたらすような
義務を取引の相手方に課した場合、あるいは課そうとした場
合、損害を償う責めを負う」と規定しています。
リール商業裁判所は、2008 年 8 月 4 日制定の LME 法によ
って導入されたこの規定を適用し、流通業者を明らかな不均
衡を理由に罰するという、初の判決を下しました。(リール
商業裁判所・2010 年 1 月 6 日・n°2009-05184, Min. éco
c/ SAS Castorama France)
経済担当大臣の召喚に基づき、商業裁判所は、当該流通業者
が行っていたある種の行為が商法 L.442-6 条 I-2°における
不当な商業行為にあたるとし、以下のような行為が重大な不
均衡にあたると判示しました。
1- 割戻金の月々の前払
2- 支払金額に対する日率1%の遅延ペナルティ
3- 相殺不可能な、自動的かつ一方的な振替による支払い
4- 売上低下の際の契約履行途中での前払い金の修正の欠如
2009 年 1 月 1 日から適用となる約定上の支払期間の上限を
定めた LME 法により支払期間が短縮したということを口実
に、当該流通業者は割戻(またはリベート)の前払期日を修
正し、自社会計の改善を図ったものです。この流通業者はこ
のようにして、条件付リベートの支払のため、月々の前払金
を月末払可能にしていました。
当該流通業者自身が行っていた支払期限と、前払金の支払の
際に要求していた支払期限の格差(2,3 か月差)は、対称
的でもなければ、実際に交渉されたものでもなく、納入業者
に対して不利なものでした。
差引勘定による相殺不可能な振替による支払義務により、支
払条件は一層不均衡なものとなっていました。というのも、
一方で流通業者は、相殺する権利を確保していたのです。さ
らに裁判所は「支払い方法の選択は、交渉可能で経済的観点
から自由でなければならない」と述べました。
裁判所は、この月々の前払金の支払慣行が、相殺を行うこと
ができなかった納入業者の運転資金繰りを悪化させ、契約当
事者間の権利義務関係において、当該流通業者の利益となる
ような、重大な不均衡を発生させた、としました。
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
さらに、第一審裁判所は、協議せずに、支払い金額に対して
日率1%という高利な遅延ペナリティを納入業者に課し、さ
らにはこのペナルティは流通業者が相手方納入業者に対して
負う他の貸方の金額と自動的に相殺される、という事実が、
当事者間の不均衡を、納入業者を不利な立場に置く形でさら
に悪化させた、と判断しました。
知的財産/ICT
そのうえ、流通業者はこのような行為を行ったことで、業界
合意(一般法適用除外の特別規則)を遵守しなかったことに
なります。
知 的 財 産 法 ( Code de la propriété intellectuelle :
「CPI」)L.132-31 条によると、広告作品制作に関わる契
約は、書面によらなければならないとされます。
最後に、購入条件の中に、契約当事者が取引量を変更した場
合の払戻金の額の変更を定める条項が含まれていませんでし
た。実際、還付の請求は、販売業者が前もって申し出なけれ
ばならないことにならず、その後、還付額が実際の販売量に
見合ったものに見直されることはありませんでした。
この知的財産法 L.132-31 条の条文は「広告作品の製作にか
納入業者に適用される支払条件と販売業者に適用される支払
条件とに差異があることから、当該行為は相互的でもなけれ
ば対照的でもないという点で、契約当事者間での重大な不均
衡がさらに強まっていました。
裁判所は、2 百万ユーロの罰金を主張していた経済担当大臣
の請求は退けましたが、販売業者に当該行為の停止と
300,000 ユーロの罰金の支払いを命じました。
2009 年末、経済担当大臣は、商法 L.442-6 条 I-2°を適用
させるべく、9 件の召喚を行いました。当規定は主観的概念
(「不均衡」および 「重大」 性)を用いており、 本件の控
訴審および他 8 件で出される判決はこの規定のさらに詳細な
枠組みが明らかとなるでしょう。
知的財産法 L.132-1 条における著作者概念と製
作者概念
かわる契約において、個々の使用方法に対する報酬が数量お
よび媒体に応じて明記されている場合、製作者と著作者の間
で交わされる契約により、別段の定めがないかぎり、作品の
使用権は製作者へ譲渡される」と規定しています。これらの
条件が満たされない場合には、当事者間の契約関係には一般
契約法が適用されます。
「製作者」と、とりわけ「著作者」の法性決定の問題は、こ
こ数年、学界で議論されています。広告著作者は自然人でな
ければならず、製作者は広告代理店とみなされるべきである
と主張する法律家もいれば、逆に、法人でも著作者となりう
るし、製作者は広告主であると捉えるべきという主張もみら
れます。
破棄院の第一民事部は、2009 年 12 月 8 日の判決(破棄
院・第一民事部・2009 年 12 月 8 日・N°08-18360)で初
めて、知的財産法 L.132-31 条における製作者と著作者の法
性決定について判断を下しました。
当該案件では、運輸会社が広告代理店は広告キャンペーンに
関する一切の製作を依頼し、この取引は見積書と領収書によ
って書面化されました。契約解消後、広告代理店は、使用権
は譲渡されていないにもかかわらず依頼主が代理店の許可な
く広告作品を使用したとし、知的財産法 L.132-31 条を基に、
この依頼主を相手取り使用料請求を申立てました。
本件では、リヨン控訴院が知的財産法 L.132-31 条は当該契
約関係に適用されるとし、依頼主はこの条文のいう製作者に
あたり、契約の上で、依頼対象であった広告作品の利用を制
限する旨を定めた条項はないと判示しました。
破棄院は、知的財産法 L.132-31 条は「自然人である著作者
によって、作品使用権行使の中で交わされた契約」にのみ適
用されるもので、契約広告主と広告代理店(ともに法人)の
間には適用されないとし、控訴院判決を破棄しました。
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
Google に対し、著作権によって保護された書籍
を電子化したとして、厳しい有罪判決
メディアに広く取り上げられた裁判において、裁判所は、
Google が保護対象となっている文芸作品を電子化し、イン
ターネットサイト「www.books.google.fr」上の 自社プラ
ットフォーム「Google Recherche de Livres(Google 書
籍検索)」に載せて公開したことは著作権の侵害にあたると
して、 有罪の判決を言い渡しました。
の要因となる行為が行われた場所(本件ではフランスにおけ
る流布)とも解され得ます。
しかしながら裁判所は、本件は「フランスと十分な近接性」
を有するとして、フランス法が適用されると判断しました。
裁判所のこの判断は以下の理由に基づいています。
-
よって、Google は 300,000 ユーロの損害賠償支払を命じ
られ、さらに、命令履行遅延 1 日当り 10,000 ユーロの罰金
支払の条件で、当該文書の利用禁止命令を受けました。
-
宣告された上記の刑の問題以上に、この判決は、本件の中心
問題に関連した2つの法的問題について裁断を下したという
点で重要です。
-
1. 第一点目は、職業組合による訴訟の受理可能性に関する
ものです。
訴訟がフランス人作家の作品に関わるもので、これらの
作品はインターネットを利用するフランス国民によって
フランス国内で閲覧可能であること
大半の原告企業はフランスに設立された企業であること
ウェブサイト「www.books.google.fr」にアクセスする
ためのドメイン名のトップレベルドメインが「.fr」であ
ること
ウェブサイト「 www.books.google.fr」がフランス語
で 書かれていること
すでに控訴院に本件の控訴が申立てられおり、控訴院がこの
第一審裁判所の判断を追認するかどうかが重要となります。
本件では、無許可で複製された作品の権利譲受人である出版
社 以 外 に 、 全 国 出 版 組 合 ( Syndicat National de
l’Edition:「SNE」)と文芸人協会(Société des Gens de
Lettres:「SGDL」) が原告として名を連ねていました。
Google は、これら2団体は電子化された作品に関する権利
の譲受人ではないとして、当該団体の訴訟受理可能性に反論
しました。
しかしながら、裁判所は、知的財産法 L.331-1 条 2 項が職
業権利保護団体に関して「定款により責を負っている権利の
保護に関しては訴訟能力がある 」と定めていることから、
SNE は当事者適格をもつと判断しました。
SGDL に関しては、電子化されたのは 6 作品のみであるが、
民事訴訟法第 31 条が「届出非営利社団は法廷で構成員の共
通利益の侵害に対する賠償を請求することができる」と定め
ているかぎりにおいて、当協会の訴権は受理される、と判示
しました。
2. 第 2 点はより厄介な、適用法に関する問題です。この点
は複数行為犯、つまり国境を越えた著作権侵害(インターネ
ット経由によるものが多数)において頻繁に問題になります。
Google は、「インターネットによる複数行為犯への適用法
は、フランスとの特別な近接性が証明された場合以外は、係
争中の不法行為が発生した領域国の法律であり、本件におい
ては電子化はアメリカ国内でなされたものであるからフラン
スとの近接性は証明され得ないので、この紛争の適用法はア
メリカ法のみである。」と主張しました。
この争点は、「係争中の不法行為が発生した領域」をいかに
解釈するべきかを明確にしなければならないという点におい
て、困難なものです。
実際、この領域とは、複製行為(著作権侵害罪追及の法的根
拠となる行為)が行われた場所(本件では米国)とも、損害
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
インターネット検索連動型広告サービス業者の責
任
欧 州 共 同 体 司 法 裁 判 所 ( Cour de justice de l’Union
européenne:「CJUE」)は、2010 年 3 月 23 日付の判決
で、(a)インターネット検索連動型広告サービスのキーワ
ードとしての商標に値する標章の無許可使用の合法性、およ
び(b)この問題に起因する当該検索連動型広告サービス業
者の責任、の二点に関して判断を下しました。
本件では、Google 社が「AdWords」という名の連動型広告
サービスを提供しており、同社はルイ・ヴィトン社をはじめ
とする複数の企業から、商標権侵害の疑いで召喚さていれま
した。
実際、検索エンジンを使用する際、ユーザーが商標に該当す
る用語を入力すると、偽造品またはライバル社製品を販売す
るサイトへのリンクが表示されます。
(a)
検索連動型広告サービスにおける他人の商標に対応す
るキーワードの使用について
裁判所は、商標にあたる標章を商標権者の同意なしに使用す
ることは、それが使用者によって自身の宣伝目的で行われた
場合、商標権者のもつ排他的権利の侵害にあたるとし、検索
連動型広告サービス業者のケースはそれには当てはまらない
と判示しました。というのも、このようなサービス業者は、
依頼主(広告主)に商標と同一もしくは類似の標章を使用さ
せるだけで、自身がこのような標章を使用するわけではない
からです。
(b)
検索連動型広告サービス業者の責任について
2000 年 6 月 8 日 の 指 令 ( directive ) 2000/31/CE
(「電子商取引」に関する指令)はインターネットプロバイ
ダの責任を制限しています。
CJUE は、インターネット検索連動型広告サービス業者は、
その行為が技術的で受動的な行為に限定される中立な仲介者
の行為であれば、この規定の適用を受け得ると判断しました。
これは、当該業者が蓄積しているデータに関する知識もなく
管理もできないということを前提としています。
検索連動型広告サービス業者の責任がこの規定の適用をうけ
て制限され得るかどうかの判断は国内裁判所が判断すること
になります。
逆に CJUE は、Google は、検索連動型広告サービスにおい
て、スポンサーリンクに付随する宣伝メッセージの作成やキ
ーワードの作成・選択において一定の役割を果たしており、
この事実は制限責任の適用を妨げうる要素となると述べてい
ます。
結論として、広告主の責任は問えますが、検索連動型広告サ
ービス業者に対しては、該当する業者の行為が、蓄積してい
るデータを管理し得る積極的仲介者としての行為である場合
にのみ追求できるといえます。
したがって、広告主のみが、宣伝の一環として、ライバル会
社の商標と同一または類似の標章を自社の同一もしくは類似
商品の販売を促進する目的で使用することによって、商標権
侵害行為を犯すのです。
商標権者は広告主によるこのような使用が商標のもつ機能を
侵害するおそれがある場合、その使用を禁止することができ
ます。
本件で CJUE は、製品またはサービスの出所が商標権者かど
うかをインターネットユーザーが知り得ない場合、または知
るのが困難な場合、商標の出所表示機能が侵害されるとし、
その判断は国内裁判所に委ねられると判示しました。
商標権者はまた、広告主が自身の商標と同一の標章を使用し、
それが商標の広告機能、販売促進要素または商業戦略の手段
としての機能を侵害する場合、この使用を禁止することがで
きます。
本件で CJUE は、AdWords のような検索連動型サービスに
おける他人の商標と同一の表彰の使用は商標の広告機能を侵
害するものとは考えられないとしました。「無料の」検索結
果表示では、商標権者のウェブサイトが「通常の」検索結果
リストの最上位に表示され、インターネットユーザーはそこ
で商標権者の製品またはサービスを知ることができるからで
す。
法律情報ニュースレター
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関係者外秘
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不動産法
商事賃貸借
建築法
契約期間中の商事賃貸借契約継続に関する特別制
度
隠匿下請を行った場合に請負人が負う責任
2008 年 12 月 18 日のオルドナンスによってなされた改革に
より、商事賃貸借制度の適用を受ける賃貸借契約の継続に関
する商法 L.622-13 条、L.622-14 条、L.631-14 条相互の
適用関係についての議論に終止符が打たれました。
1975 年 12 月 31 日制定の下請に関する法律第 75-1334 号、
第 14-1 条によると、施主(注文主)が、存在を知らされて
おらず、支払い条件を承認していない下請人が建築現場にい
ることを知るに至った場合、当該施主は工事請負人に対して、
改革以前は、賃貸人は、管財人に対し、賃貸契約継続に関す
このような下請人を受け入れさせ、支払い条件を承認させる
る決定を要請することができ、管財人の返答がない場合には
よう要請する義務があります。
当該契約を解除することができました。
かかる義務を怠った場合、施主は責任を負うことになります。
このような場合に施主は、建築現場における当該下請人の存
在を自身同様知っていた請負人を、保証のために訴訟に強制
参加させ得るでしょうか?
まず、2008 年に下された判決で、破棄院は、下請人の状況
の適法化が可能な時期に施主に対して建築現場における未承
認の下請人の存在を知らせた請負人は、責任を問われること
はないと判示しました。(破棄院・第三民事部・2008 年 3
月 12 日・n° 07-13.651)
しかしながら、2008 年 12 月 18 日のオルドナンスは、
2009 年 2 月 15 日以降になされた維持および更正手続に関
しては、この権限を除外しました。
とはいえ、2005 年 7 月 26 日の法律第 2005-845 号はこの
点に関して曖昧な立場をとっていることから、2006 年 12
月 1 日以降になされた手続きについては、このような要請手
続の実効性は保たれていました。
2010 年 2 月 10 日に同第三民事部は、当初の見解を再確認
し、適切な時期に施主に対して建設現場における未承認下請
人の存在を通告をしなかった請負人は勧告義務に違反し、そ
の責を負うとする旨の判決を下しました。
商事部が 2010 年 3 月 2 日に下した重要判例(破棄院・商事
部・2010 年 3 月 2 日・n°09-10.410)において、破棄院
は、賃借人が契約期間中に更生手続対象となる場合、賃貸人
が管財人に対して送付する要請は効力をもたず、管財人の無
回答は賃貸借契約の解除にはつながらない、と判断し、この
問題を裁断しました。
本件において、施主は、ホテルや商業施設を含む総合施設を
建設させており、ある企業へ「骨組みとカバー」一式を発注
し、この請負企業は納入と、屋根の代わりとなる資材の設置
を下請に出しました。
本件では、2006 年 11 月 8 日の決定により、商業用の場所
の賃借人が更生手続対象となりました。賃貸人は 2006 年
12 月 20 日に管財人に宛てた文書によって、契約続行に関す
る判断を要請していました。
請負企業が会社更正手続に入ったため、下請人が 1975 年
12 月 31 日法律第 14-1 条を根拠に、施主に対して未払代金
の支払いを求める訴えを起こしました。
解約通告の期限
施主は請負人を支払保証人として訴訟に呼出しました。
破棄院は 2008 年 11 月 25 日付のシャンベリー控訴審判決
を支持し、適切な時期に施主にかかる下請人の存在を知らせ
ていなかった請負人は、下級審判事が裁定する割合の保証を
施主に与えなければならないとしました。
2008 年と 2010 年の破棄院の 2 件の判決において、請負人
は、作業の指揮・調整を含むすべての作業の統制を任されて
おり、施主に対する隠匿下請人の存在の通告も任務のうちに
含まれていました。
結論としては、一切の作業の統括を任されており、適切な時
期に非合法な下請人の存在について施主に通知をしない請負
人は、下請人への賠償を命じられた施主によって、1975 年
12 月 31 日法律第 14-1 条を根拠に、保証のために訴訟へ強
制参加させられることがあります。
法律情報ニュースレター
2008 年 8 月 4 日付の法律により、解約通告の期限に関する
商法 L.145-9 条の条文が修正されました。修正以降は、
「場所の賃貸借契約は、四半期の最終日に解約されるものと
し、最低 6 か月前になされた解約通告の効果によってのみ解
消される。」という規定になります。
2010 年 1 月 28 日に、パリ大審裁判所第 18 部はこの規定
の適用範囲を明確にし、この規定は黙示の契約延長の場合に
のみ適用されると判断しました。
本件は、2004 年 2 月 16 日付の 9 年間の商事賃貸借契約に
おいて、賃借人に関してのみ、7 ヶ月前に契約解約予告をす
れば 3 年単位での解消が可能とされていました。
賃借人は解約予告を裁判外行為によって 2009 年 7 月 6 日に
発しました。この解約通知は「 当該賃貸借契約は、賃借人は
3 年単位で、裁判外行為による 6 か月前の解約予告によって
解約することができると明記している 」とし、したがって
2008 年 8 月 4 日法の文言を引用しており、解約は 2010 年
2 月 15 日と予告していました。
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
解約通告が出された日付は合法であっても、この文書は賃貸
人へではなく、賃貸人の代理人へ通達されており、よって、
文書は無効と判断されました。
本件で、パリ大審裁判所は、「2008 年 8 月 4 日の法律によ
り修正された商法 L.145-9 条の新規定は、解約通告の期限
社会法
ハラスメント
使用者が負う職場の安全性に関する結果義務
に関しては、約定上定められた期日が四半期ごとでない場合、
被用者間での性的および精神的いやがらせ被害に関して、2
賃貸借契約の黙示の延長の場合に適用されるのであり、3 年
件 の 判 決 ( 破 棄 院 ・ 社 会 部 ・ 2010 年 2 月 3 日 ・
おきの解約の場合には適用されない」と判示しました。
n°08-44019、破棄院・社会部・2010 年 2 月 3 日・n°0840144)が下されました。
当該 2 事件において使用者は、この事実を知るとすぐに当該
いやがらせ行為をやめさせるために、関係する被用者の職場
を遠ざける等の措置を取っていました。しかしながら、被害
者である 2 被用者は、使用者の一方的過失を理由とする雇用
契約の解消の確認を申出ていました。
破棄院は、使用者が被用者の身体および精神的健康に関する
結果義務を怠ったとして、この契約解除確認の法性を、理由
なき解雇へと修正しました。
精神的いやがらせと産業医師による診断(破棄院・社会部・
2010 年 1 月 28 日・n°08-42616)
破棄院は、産業医師の診断があったにもかかわらず、使用者
が被用者のポストの変更を行わなかったという事実は、精神
的いやがらせにあたると判示しました。
本件では、被用者は売場責任者の地位にあり、この地位は、
使用者によると、重大な管理職務を遂行するものです。しか
しながら、労働災害が発生し、産業医師が、当該被用者はこ
のような重要な責務に耐え得る状態ではないという診断をく
だしていました。
しかしながら、使用者はこの診断結果を考慮せず、何度も、
診断結果にはそぐわない他の下位ポストを勧めていました。
法律情報ニュースレター
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
職場衛生
企業再編と職場の安全衛生に関する結果義務(破棄院・社会
部・2010 年 2 月 17 日・ n°08-44298)
企業再編に伴って、ある被用者の健康状態が著しく悪化して
いました。
この被用者は使用者に因果関係について警告をしていました
が、当該使用者は被用者の体調改善のためにいかなる措置も
講じませんでした。最終的に、この被用者はどのポストにも
適さないと宣告されました。
この件に関し、破棄院は、企業の再編、とりわけ労働条件の
悪化が被用者にとって大きなプレッシャーとなったと述べま
した。
こうして、破棄院は、この被用者の安全と衛生について、使
用者は職場の安全衛生に関する結果義務を怠ったと判断しま
した。
しかし、この法律以降に加入した労働組合に関してはどうで
しょう?
これら 2 件の判決で破棄院は、移行期間中は、代表資格の推
定は、法律制定以降に 5 大組織へ加入した労働組合にも拡大
適用されると判断しました。
破棄院は、労働協議への参加は、組合団結の自由を規定する
憲法上の原則であるとしました。したがって、法律制定以後
にかかる加入を果たした労働組合は、次期社内選挙までに十
分な支持を得て、代表性を確実なものにしなければなりませ
ん。
雇用契約の解除と職業訓練に関する個人権
( Droit individuel à la formation :
「DIF」)
DIF についての必要記載事項に関する注意
1/ 解雇通知には、それが被用者に当然に損害をもたらす場
合を除いて、DIF に当てられた時間数を記入しなければなら
ない。(破棄院・社会部・ 2010 年 2 月 17 日・ n°0845382)
団体協議
労働組合連合は労働組合支部を形成することができる(破棄
院・社会部・2010 年 1 月 13 日・n°09-60155)
本件で、破棄院は労働組合連合は労働組合と同等の権能をも
つとし、一労働組合の連合への加盟により、当該組合の組合
員をもって支部を形成することができると判示しました。
2/ 労働証明書には、DIF に当てられる残り時間数、それに
対応する金額、権限を持つ労使同数認定徴収機関
(Organisme paritaire collecteur agréé:「OPCA」)に
ついて必ず記載しなければならない。(2010 年 1 月 18 日
デクレ第 2010-64 号・政府官報 2010 年 1 月 19 日)
結果として、労働組合、本件では独立労働総同盟
(Confédération autonome du travail:「CAT」)、は、
労働組合支部を形成することができ、また、対象となる企業
に組合員がいなくても支部代表を任命することができること
になります。
2008 年 8 月 20 日の法律の移行期間における労働組合の
代表資格(破棄院・社会部・2010 年 3 月 10 日・n°0960246、n°09-60065)
破棄院は、2 件の判決で、5 大労働総同盟へ労働民主主義改
革法以降に加入した労働組合の代表資格についての詳細を明
らかにしました。
2008 年 8 月 21 日から 2013 年 8 月 21 日までは 5 大労働
総同盟(CGT、FO、CFDT、CFTC、CFE-CGC) は全国レ
ベルでの代表資格があると推定されることになります。この
期間中は、2008 年 8 月 21 日法以前に該当するこれらの総
同盟に加盟していた労働組合は、企業内で、次期の社内選挙
までは代表資格があるとみなされます。
法律情報ニュースレター
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関係者外秘
法律情報ニュースレター
第 27 号
2010 年 4 月
当事務所の取扱業務


ソフトウェアの開発、システムインテグレーション、ライセンス、譲渡およびそ
の他のソフトウェア関連契約、情報管理、情報システムおよびソフトウェアの保
全管理、コンピュータ性能の統一性テストに関する鑑定、ならびに海賊版対策に
関連する業務。
企業合弁と買収
企業買収および適切な法的枠組みの構築に向けたエンジニアリング、法的監査、業
務の再建、ジョイントベンチャー、行政上必要な許認可の取得、証書の作成および
交渉(予備的合意書、譲渡契約、資産および債務の保証、銀行保証、株主間契約
等)、合弁業務、ならびに経営困難状態の企業または倒産手続対象企業の買収に関
連する業務。

資本投資と LBO
投資ファンド、発行・対象・管理会社を対象とした監査に関する助言および交渉に
関する業務。

会社法
«エクイティファイナンス»業務、増資、複合有価証券の発行(株式に転換または払
戻しが可能な債券、新株予約権、投資証明書、優先配当株式等)、株式申込みまた
は購入計画(«ストックオプション»)、起業家の出資金計画、企業間の一時的な連
合、経営経費および経理に係る協定、定款の変更ならびに法律秘書業務。

証券法
株式公開、株式公開前の各種取引、目論見書作成、上場企業の法律秘書業務、市場
当局関係者との関係の調整および株式に関する訴訟業務。

銀行と金融
金銭使用貸借、出資、保証および担保に関する契約、シンジケーション、銀行に関
する規制、買収の資金調達、ならびに資産(特に不動産)による確固とした資金調
達に関する助言業務。

商業契約・経済法
商業契約、特にサービス提供、販売、流通、委託、フランチャイズ、代理店、流通
業者・供給業者間の取引関係、売買に関する普通約款、業務提携、製造ならびに下
請契約、営業財産の譲渡ならびに賃借管理、消費法、ならびに公共および民間市場
に関する助言および訴訟。

社会法
団体および個人の訴訟、社会保障法、ならびに労働関係刑事法に関する助言および
訴訟業務。

訴訟・国際調停
訴訟および調停に関する当事務所の活動はビジネス法、会社法、証券法、倒産手
続、および商事関係刑事法の分野全体に及びます。当事務所は事前手続、訴訟およ
び仲裁手続、仮保全措置、執行手段を含む紛争の全段階を取り扱います。

不動産法
建築法、商事賃貸借契約、不動産監査、不動産および主に不動産が対象となる会社
の買収・売却、不動産取得を目的とする資金調達、ならびに不動産開発に関する助
言および訴訟業務。

団体訴訟
警告手続、再編および更生手続、特別委任、および和解手続、会社更生、更生計
画、譲渡および維持に係る計画ならびに清算手続に係る案件。


IT 法
電子通信
規制対象分野に関わる業務、ネットワークの構築、設備の共同設置、サービス提
供に関する普通約款、アクセスおよび相互接続契約、ならびに司法・行政争訟
(規制当局の決定に対する異議申立)。

インターネット
ウェブサイトの作成およびホスティング、アフィリエイト、パートナーシップ、
ウェブサイトの管理、ドメイン名の委託および保護、電子取引市場、インターネ
ットオークション販売ならびに ASP ライセンスに関する業務。

メディア
広告(保護、使用)とマーケティング、スポンサー業務、ならびに放送および電
子通信(テレビ、携帯・インターネット上のテレビ、ビデオオンデマンド等)の
規制に係る案件。

個人情報およびプライバシーの保護
CNIL (Commission nationale de l'informatique et des libertés:コンピュー
タおよび自由に関する委員会)との関係の調整、電子通信関連の特別規制(GPS
サービス、通信データの保管等)、およびプライバシー侵害・名誉毀損に関わる
業務。

著作権および隣接権
著作権および隣接権の保護および評価、オーディオ作品(映画、テレビ)やマル
チメディア(オンライン・オフラインビデオゲーム、CD-ROM 等)の製作・共同
製作、映画に関する規制、頒布権に係るライセンス契約(テレビ、マーチャンダ
イズ、ビデオの販売、およびこれに派生する諸権利)、演者の権利、スポーツ
法、ならびに著作権侵害物に関する訴訟手続(税関における押収、偽造品の押
収、民事および刑事裁判手続)。

工業所有権
商標、特許、意匠、実用新案に関する助言および訴訟業務、技術・ノウハウの譲
渡、不正競争およびただ乗り行為に関連する業務。
世界中に広がるネットワーク
当事務所はフランス国外、大半の先進国および一部の発展途上国にも、連携して
業務を行うネットワークを築いております。
国際基準 ISO 9001
当事務所は 1998 年にパリの法律事務所としては最初に ISO 9001 認定を受けま
した。
31, avenue Hoche
75008 Paris
Phone : 33 (0)1 56 88 30 00
Fax: 33 (0)1 56 88 30 01
www.bersay-associes.com
[email protected]
競争法(フランスおよび EU 共同体)
生産協力および流通網の構造化に係る合意に関する助言および訴訟業務、カルテ
ル、反競争的な商取引、市場支配的地位の濫用、不正競争に関して競争当局および
司法当局との交渉の代理業務、企業結合規制(実現可能性に関する調査の実施、報
告書草案の作成、国内および EU 管理当局との交渉)、ならびに政府助成金に関す
る業務。
© Bersay & Associés 無断転記を禁じます。この法律情報ニュースレターは SCP Bersay & Associés の顧客ならびに関係者のみに配布されます。SCP Bersay &
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