車両の管理及び運用に関する達

防衛大学校達第3号
車両の管理及び運用に関する達を次のように定める。
平成5年3月12日
防衛大学校長
夏
目
晴
車両の管理及び運用に関する達
改正
平成12年4月1日防衛大学校達第4号
平成17年3月31日防衛大学校達第5号
平成19年1月9日防衛大学校達第1号
平成21年3月31日防衛大学校達第6号
平成22年4月1日防衛大学校達第15号
平成23年4月1日防衛大学校達第13号
平成26年4月1日防衛大学校達第9号
平成27年4月10日防衛大学校達第9号
目次
第1章
総則(第1条~第4条)
第2章
責任等(第5条~第7条)
第3章
管理
第1節
保管(第8条・第9条)
第2節
整備(第10条~第14条)
第3節
車両附属品・工具及び燃料等(第15条・第16条)
第4節
車両の標識(第17条~第20条)
第4章
運行
第1節
運行(第21条~第35条)
第2節
乗車及び積載(第36条~第38条)
第3節
緊急自動車(第39条~第42条)
第5章
安全
第1節
安全運行(第43条~第45条)
第2節
車両事故(第46条~第55条)
第3節
火災予防(第56条・第57条)
第6章
検査及び記録等(第58条~第64条)
第7章
車両を供用した場合等の特例(第65条・第66条)
雄
附則
第1章
総則
(趣旨)
第1条
この達は、防衛大学校(以下「大学校」という。)の車両の管理及び運用
に関し必要な事項を定めるものとする。
(適用範囲)
第2条
この達は、大学校において保有するすべての車両(物品管理簿に記載され
ているものに限る。)に適用する。
2
前項の規定にかかわらず、学術研究の用に供される車両については、当該車両
が車両装置の用法に従って道路(道路交通法(昭和35年法律第 105号。以下同
じ。)第2条第1項第1号の「道路」をいう。)を運行する場合に限り、第23条
から第25条、第27条から第38条及び第43条から第57条までの規定を準用する。こ
の場合において、これらの規定中「使用許可権者」及び「課長等」とあるのは、
それぞれ「学群における物品供用官」と読替えるものとする。
(準拠)
第3条
車両の管理及び運用については、自動車関係法令及び防衛省の物品管理関
係法令によるほか、この達の定めるところによる。
(用語の定義)
第4条
この達において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定
めるところによる。
(1)
車両
大学校において使用する輸送又は訓練の目的に供する自動車(道路交
通法第3条及び道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号)第2条により
定められた自動車をいう。)及びこれによりけん引される被けん引車をいう。
ただし、原動機付自転車を除く。
(2)
大型自動車
前項に定める車両のうち車両総重量8トン以上・最大積載量が
5トン以上のもの又は乗車定員が11人以上のものをいう。
(3)
管理
車両及びその附属品並びに車両に関係ある物品の保管、整備及び整備
施設等の維持運営をいう。
(4)
運用
(5)
整備員
車両の使用と運行をいう。
第2段階整備作業を担当する整備特技者又は総務課長の指定する作
業員をいう。
(6)
乗務員
車両運行の任務を遂行するため車両に乗務する操縦手、助手、車長、
縦隊指揮官及び整備員等をいう。
(7)
乗車者
(8)
車両事故
乗務員以外に乗車している者をいう。
車両の操縦により生じた一切の事故であって第52条に該当するも
のをいう。
(9)
取扱責任者
物品供用官の補助者として当該車両の維持管理に関する業務を
実施する者をいう。
第2章
責任等
(総務課長)
第5条
総務課長は、車両の管理及び運用に関し、技術的指導及び必要な統制を行
い、併せて第2段階以上の整備実施の責に任ずるものとする。
(課長等)
第6条
課長(教養教育センター長、国際交流センター長及び総合情報図書館事務
長を含む。)、総括首席指導教官及び大隊首席指導教官(以下「課長等」とい
う。)は、この達の定めるところにより、車両の管理、運用に関し、課(教養教
育センター、国際交流センター及び総合情報図書館事務室を含む。)及び大隊事
務室(以下「課等」という。)において取扱責任者等が実施する車両業務の監督
指導を行うものとする。
(操縦手及び整備員の責任)
第7条
車両の操縦及び整備に従事する者の責任は、次の各号に定めるところによ
る。
(1)
操縦手は、自己に割当てられた車両を安全確実に操縦するとともに保存手入
れを確実に実行し、常に良好な状態に保持しなければならない。
(2)
操縦手は、自己の操縦する車両に搭載された人員及び貨物を命ぜられた目的
地まで安全確実に輸送しなければならない。
(3)
整備員は、車両の故障を予防するため、必要な整備作業を担当するとともに
定められた点検を実施しなければならない。
第3章
第1節
管理
保管
(駐車位置の指定)
第8条
課長等は、所掌車両を校内の適宜の場所に駐車させることができる。この
場合、他の交通に支障をきたさないよう配慮しなければならない。
(駐車保管手続)
第9条
課長等は、車両を総務課車庫前駐車場に駐車させる場合は、当該車両の「鍵」
の授受を明確にし、総務課長にその保管を預託するものとする。
第2節
整備
(整備の方針)
第10条
整備は、予防整備を確実に実施することを第一とし、整備員は運用に支障
を生じないよう迅速、かつ、経済的に整備するものとする。
(予防整備)
第11条
予防整備は、A整備、B整備及びC整備並びに定期給油の4種類に区分し、
その実施基準は、別紙第1のとおりとする。
2
予防整備は、予防整備予定表に従い定期的に実施するものとする。
3
A整備及びB整備並びに定期給油は、操縦手が行い、C整備は、整備員が行う
ものとする。
(整備の段階区分)
第12条
車両の整備は、第1段階整備、第2段階整備及び高段階整備の3種類に区
分し、各区分における整備作業の範囲は、別冊のとおりとする。
(第1段階整備)
第13条
第1段階整備は、操縦手が行うものとする。
(第2段階整備及び高段階整備)
第14条
第2段階整備は、整備員が行うものとする。ただし、次に掲げる場合には
部外に委託できるものとする。
(1)
緊急やむを得ない場合
(2)
分解整備を必要とする場合
2
操縦手は、整備員が第2段階整備を行うのに必要な場合は、要整備箇所を整備
員に説明するとともに整備作業を援助するものとする。
3
高段階整備(関係法令による定期点検整備及び継続検査を含む。)は、部外に
委託して行うものとする。この場合、当該整備に関連する第2段階整備は、併せ
て実施することができるものとする。
4
第2段階整備及び高段階整備の手続きは、次の各号に定めるところによる。
(1)
取扱責任者は、作業要求書(別紙様式第3)を作成し総務課車両・警備班車
両係に提出する。
(2)
総務課車両・警備班車両係は、使用した部品等に関する記録及び整備の状況
を作業要求書及び車歴簿に記入する。
(3)
整備が完了したときは、整備要求者に返却し、作業要求書は、総務課車両・
警備班車両係が整理保存する。
第3節
車両附属品、工具及び燃料等
(車両附属品及び携行工具)
第15条
車両を運行する場合は、車両に車両附属品及び携行工具を備付けておかな
ければならない。
2
車両附属品及び携行工具は、操縦手が管理するものとする。
(燃料等の補給)
第16条
車両は、その運行を終ったときは、特別の事情のない限り、燃料タンクを
満量に補充しておくものとする。
2
車両用燃料・潤滑油及び不凍液(以下「燃料等」という。)の補給は、次の各
号に定めるところによる。
(1)
燃料は、やむを得ない場合を除き車庫前給油所において、直接当該車両に補
給を受けるものとする。
(2)
車両に燃料等を補給する場合は、その都度、受渡証(乙)(別紙様式第4)
に所要事項を記入する等、所定の事務手続きを経て受領するものとする。
(3)
前号の受渡証(乙)は、通常1箇月ごとに集計し供用票を作成し、供用簿を
整理するものとする。
第4節
車両の標識
(標識)
第17条
車両の標識は、大学校標識と所属別標識とし、それぞれ、次の各号に定め
るところによる。
(1)
大学校の保有車両であることを示す標識を防衛大学校標識とし、別紙第2の
文字をもって表示する。
(2)
車両の管理・運用課を示す標識を所属別標識とし、別紙第3の略号文字をも
って表示する。
(標識を表示する車両)
第18条
車両の標識は、次の各号に掲げる車両に記載するものとする。
(1)
四輪駆動車
(2)
2
(3)
小型貨物自動車
(4)
患者輸送車
1/2tトラック
(5)
特種用途車両
(6)
消防自動車
(標識の記載位置)
第19条
(1)
標識は、次の各号に示す位置に記載するものとする。
大学校標識は、前部バンパー向って左側及び後部バンパー左側の見やすい位
置
(2)
所属別標識は、前部バンパー向って右側及び後部バンパー右側の見やすい位
置
(標識の字体、大きさ及び記入要領)
第20条
2
標識は、白色塗料により、明りょうに表示するものとする。
標識の字体及び大きさの基準は、次の各号に定めるところによる。
(1)
文字は丸ゴシック体、大きさは識別しやすく、かつ、見えやすい適宜の大き
さ。
(2)
数字はアラビヤ数字丸ゴシック体とし、大きさは文字の大きさに同じ。
第4章
運行
第1節
運行
(運行の原則)
第21条
車両は、公用以外に運行してはならない。公用には、次の各号に掲げる場
合を含むものとする。
(1)
防衛大学校長(以下「学校長」という。)副校長及び幹事の送迎又は通勤の
ため運行する場合
(2)
2
前号以外の者で、学校長が特に指定する者の送迎及び通勤に運行する場合
車両の運行に当たっては、厳に濫用を戒め節用の実をあげるように努めなけれ
ばならない。
(車両使用許可権者)
第22条
課等に配置された車両の使用許可権者(以下「使用許可権者」という。)
は、課長等とする。
2
前項の規定にかかわらず、第2段階以上の整備を委託中の車両の使用許可権者
は総務課長とする。
3
勤務時間外における車両の使用許可権者は、学校本部当直又は車両が配置され
た物品供用官とする。
(車両運行手続)
第23条
車両を運行する場合は、使用する者(依頼者)が、車両使用請求書(別紙様
式第1。以下「請求書」という)を作成し、所属の課長等の承認を受けたのち、
努めて、使用の前々日1600までに当該車両の使用許可権者に提出し許可を受
けるものとする。
2
請求書は、第21条1項第1号のうち、通勤のために運行する場合及び校内で使
用する場合は、省略することができる。ただし、この場合は、使用者に第24条
第1項に次条に規定する車両運行指令書に運行予定事項を直接記入させて、課長
等が許可を与えるものとする。
3
課長等は、通達等により車両の差出区分、運行計画等が明示されている場合は
請求書の作成・提出を省略させることができる。ただし、この場合、車両運行指
令書の使用許可権者認印又は指令番号の記入箇所に、その根拠となるべき通達等
の文書番号を記入するものとする。
(車両運行指令書)
第24条
2
車両は、車両運行指令書(別紙様式第2)により運行しなければならない。
使用許可権者は、許可に際し、車両運行指令書を作成し、当該車両の操縦手に
交付するものとする。
(車両運行後の手続)
第25条
操縦手は、車両運行指令書に運行状況等を記入し、速やかに取扱責任者に
提出しなければならない。加えて、他の部署に配置された車両を借用した場合は、
車両運行指令書の写しを操縦手が所属する取扱責任者に提出する。
2
取扱責任者は、運行指令書の写しを旅費担当者に提出するものとする(他の部
署より車両を借用した場合についても同様とする。)。
(車両使用の相互援助)
第26条
課長等は、学校行事その他教育訓練等のため、他の課等の車両の援助を受
ける必要があるときは、相互に協議し、使用上の責任を明らかにしたうえで援助
を受けることができる。
(操縦資格)
第27条
車両は、都道府県公安委員会発行の自動車運転免許証を有し、かつ、課長
等の指定を受けた者でなければ操縦することはできない。
(運行し得る車両)
第28条
車両は、自衛隊の使用する自動車に関する訓令(昭和35年防衛庁訓令第4
号)の適用を受けるものにあっては、同訓令に定める諸条件を具備し、道路運送
車両法(昭和26年法律第 185号)の適用を受けるものにあっては、同法により安
全に操縦し得る良好な状態にあるものでなければ、これを運行してはならない。
2
課長等は、車両が安全に運行できない状況にあると認めるときは、その車両の
運行を禁止しなければならない。
3
総務課長は、車両が安全に運行できない状態にあると認めるときは、その車両
の使用許可権者に対し、運行の停止又は車両の使用を禁止するよう通報するもの
とする。
(操縦手の指定等)
第29条
課長等は、課等に配置された車両の運用等を行うため、所属の職員のうち
から操縦手を指定するとともに、指定した操縦手の中から、車両ごとに、それぞ
れ取扱責任者1名を指名するものとする。
2
課長等は、操縦手等の指定状況を明確にするため、車両操縦手指定簿(別紙様
式第5)を作成するものとする。
(助手の乗務及び任務)
第30条
課長等は、大型車両を長途又は長期の運行(2時間以上の連続操縦、1日
8時間以上の操縦又は1日1人 200km以上の運行)を行うときは、努めて助手
を乗務させるものとする。
2
助手は、操縦手を補佐するため通常助手席に乗務し、次の各号に掲げる任務を
遂行するものとする。
(1)
交通信号の注視、側方並びに後方に対する注意
(2)
他の車両との連絡
(3)
必要に応じ車両の誘導
(4)
操縦手の居眠り防止
(5)
車両点検、手入れの補助
(6)
乗車者及び積荷の点検確認
(7)
交通法規及び定められた規則の遵守に関し操縦手に対する必要な助言
(8)
その他必要な補助
(車長)
第31条
車両を運行する場合は、その車両の乗車者及び乗務員の中の上級先任者を
車長とする。ただし、乗車者と乗務員との間に指揮関係がない場合は、乗務員中
の上級先任者を車長とする。
2
車長は、操縦手を監督指導し、その車両の安全運行、経路の選定、速度の規制
及び積荷の保全等の責に任ずる。
(縦隊指揮官)
第32条
2両以上の車両が同一行動をする場合は、通常、縦隊指揮官(以下「縦隊
指揮官」という。)を定め統一ある行動をさせるものとする。
2
縦隊指揮官は、各車長を指揮し、縦隊の安全運行、経路の選定、速度の規制、
積荷の保全及び乗務員の規律の保持に努めなければならない。
(経路及びその変更)
第33条
操縦手は、車両運行指令書に示された経路を運行するものとし、みだりに、
これを変更してはならない。やむを得ず経路を変更した場合は、その旨使用許可
権者に報告するとともに、変更した経路及びその理由を車両運行指令書に記載す
るものとする。
2
経路が特に指示されていない場合には、道路の状況を考慮し、安全に運行し得
る最短の経路を選ぶものとする。
(操縦手の携行品)
第34条
操縦手は、車両の操縦に際し、車両附属品及び携行工具のほか、次の各号
に掲げるものを携行しなければならない。
(1)
運転免許証
(2)
自動車検査証
(3)
車両運行指令書
(4)
事故報告書用紙(別紙様式第6)
(無許可操縦の禁止)
第35条
操縦手は、使用許可権者の命令又は許可なくしてみだりに車両を操縦して
はならない。
第2節
乗車及び積載
(人員の乗車)
第36条
車両には、何人も自動車検査証に記載された乗車定員を超えて乗車させて
はならない。
(貨物の積載)
第37条
車両への貨物積載は、自動車検査証に記載されている最大積載重量及び道
路交通法施行令(昭和35年政令第 270号)第22条第1項第3号に規定されている
容量を超えてはならない。ただし、やむを得ずこれを超えて積載する必要がある
ときは、関係法令の定めるところにより、出発地警察署長の許可を得て積載する
ことができる。
(積荷の積載等)
第38条
操縦手及び助手は、輸送中における積荷の荷崩れ、紛失、盗難等がないよ
う注意を払い、随時安全を確認するようにしなければならない。
第3節
緊急自動車
(緊急自動車)
第39条
緊急自動車とは、消防自動車、救急自動車及び防衛省用自動車が緊急自動
車の指定を受ける場合の手続等に関する訓令(昭和58年防衛庁訓令第25号)に定
めるところにより緊急自動車として指定を受けたものをいう。
2 緊急自動車として指定を受けるべき車種、数量等は次表のとおりとする。
車
種
特種用途車
数量
用 途 ・ 指 定 理 由
2
自衛隊用自動車・部隊輸送の指揮連絡及び救急患者輸送
1
消防活動
両
消防自動車
(緊急自動車の使用許可権者)
第40条 緊急自動車の使用許可権者は、次表のとおりとする。
使 用 目 的
部隊輸送の指揮連絡
救急患者輸送
消防活動
対象車種
許可権者
特種用途車両
総務課長
消防自動車
同
備
考
勤務時間外は学校当直
本部
上
(緊急自動車の運行)
第41条
緊急自動車を操縦する者は、その運行に適切を欠くことのないよう最善の
注意を払うものとする。
(装備の整備)
第42条
操縦手等は、緊急自動車のサイレン、警鐘及び赤色燈は緊急の場合、直ち
にこれを使用できるよう常に良好な状態に維持しなければならない。
第5章
第1節
安全
安全運行
(課長等の責任)
第43条
課長等は、安全運行に関し、具体的施策を講ずる等、その万全を期さなけ
ればならない。
(操縦手の申し出)
第44条
操縦手は、睡眠不足、過労又は身体の異状等のため車両の操縦に不安を感
ずるときは、速やかにその旨を業務上の監督者に申し出るものとする。
2
前項の申し出を受けた者は、課長等に報告する等、安全運行に関し適宜の処置
をとるものとする。
(校内速度の制限)
第45条
校内における車両の運行速度は、時速25キロメートル以内とする。
第2節
車両事故
(車両事故の責任)
第46条
車両事故発生に対する直接の責任は操縦手にあるものとする。
(現場の事故処理責任者)
第47条
2
車両事故発生の際、現場における事故処理の責任者は車長とする。
縦隊により運行する場合は、前項の規定にかかわらず、縦隊指揮官又は、縦隊
指揮官が命じた者が事故処理の責任者となる。
3
事故処理の責任者は、乗務員又は乗車者を指揮し又はその協力を得て現場にお
ける応急処置に任ずるものとする。
4
乗車者は前項の協力を求められたときは、他に重大な事由のない限りこれに応
じなければならない。
5
第1項、第2項の事故処理の責任者が死傷した場合には、乗務員中の上級先任
者又は乗務員の全員が死傷した場合は、現場の処理について指揮できる上級者が
その責任者となる。
(援助)
第48条
車両を運行中、大学校の他の車両の事故現場に遭遇したときは、車長は、
その事故処理を応援するため適宜の処置を行うものとする。
(事故の確認)
第49条
操縦手は、操縦に起因して他に人的物的損害を与え若しくは与えたと判断
したとき、又は他から損害を受け若しくは受けたと判断したときは、直ちに停車
し、これを確認しなければならない。
(応急処置事項)
第50条
(1)
事故現場における措置事項は、おおむね次の各号に定めるとおりとする。
死傷者を生じた場合は、速やかに最寄りの病院に収容する等の処置を他に優
先して行う。
(2)
所属の課長等(勤務時間外は学校本部当直)に報告するとともに、最寄りの
警察機関及び警務隊に通報する。
(3)
携行の事故報告書用紙(別紙様式第6)にその場で所要事項を記入する。
(4)
その他必要と思われる事項を処理する。
2
操縦手は、前項第3号の車両事故報告書を、速やかに所属の課長等に提出しな
ければならない。
3
課長等は、前項の車両事故報告書等によりその状況を把握するとともに、その
概要を総務課長に通報するものとする。
(留意すべき事項)
第51条
事故の処理に当たった責任者又は操縦手は、できる限り事故現場の保存に
努めるよう留意しなければならない。
(車両事故の種類)
第52条
次の各号に掲げる車両事故の種類は、それぞれ、当該各号に定めるとおり
とする。
(1)
転覆事故
車両が道路上において転覆したもの。
(2)
転落事故
車両が道路外に落下又は転覆したもの。
(3)
衝突事故
車両が車又は施設物等に衝突又は接触したもの。
(4)
踏切事故
車両が踏切において鉄道車両と衝突又は接触したもの。
(5)
火災事故
操縦中の車両が火災を生じたもの。
(6)
死傷事故
車両が人に接触(はねとばし、引き倒し、突き当たり等)したた
め死者又は負傷者が生じたもの。
2
前項第1号から第5号までの事故で死者又は負傷者を生じたときは、それぞれ、
当該事故の種類として処理するものとする。
(学校長に対する報告)
第53条
課長等は、車両事故が発生した場合は、学校長(総務課長気付)に対し報
告するとともに、その内容を総務課長に通報するものとする。
2
学校長に対する車両事故の報告は、事故速報と事故詳報とに区分する。
(事故速報)
第54条
事故速報は、事故発生後直ちに行うものとし、次の各号に掲げる項目の内
容について、文書をもって報告するものとする。ただし、報告に急を要するとき
は口頭をもってこれに代えることができる。
(1)
事故の種類
(2)
発生日時及び場所
(3)
事故関係者
(4)
事故発生の概要
(5)
損害の程度
(6)
社会的影響の程度
(7)
処置事項
(8)
その他参考となる事項
2
前項の報告項目について、報告の内容の完備に時間を要するか又は事故が重大
であると認められるときは、判明した事項から逐次報告する等、その時機を失し
ないようにしなければならない。
(事故詳報)
第55条
事故詳報は、事故発生後速やかに提出するものとし、その様式は、別紙様
式第7のとおりとする。
第3節
火災予防
(消火器の備付)
第56条
2
車両には、消火器を備付けなければならない。
操縦手は、消火器を点検し、不良のものについては、交換又は修理を申し出て
常に良好な状態に維持するとともに、その用法に熟達していなければならない。
(引火に対する注意)
第57条
火災等の防止のため次の各号に定める事項は必ず遵守しなければならない。
(1)
車庫及び駐車場における、指定場所以外での喫煙及び裸火の使用禁止
(2)
燃料補給及び燃料系統修理中の車両から10メートル以内での喫煙及び裸火の
使用禁止(特に風下においては、10メートルを少々越えてもその使用を避けな
ければならない。)
(3)
燃料の積載中及び輸送中の車両から5メートル以内での喫煙及び裸火の使用
禁止
(4)
整備、修理等の照明用としての裸火の使用禁止
第6章
検査及び記録等
(車両保安検査)
第58条
車両の保安検査は、関係法令の定めるところにより受検するものとする。
(技術検査)
第59条
防衛用品に属する車両については、その使用可能度を判定して、将来の整
備・補給の所要を見積るため、年1回技術検査を実施するものとする。
(車歴簿)
第60条
車歴簿の保管及び記録は、総務課車両・警備班車両係において行うものと
する。
(運行指令書等の保管)
第61条
取扱責任者は、運行終了後の車両運行指令書を、車両ごとに1箇月分を取
りまとめ、総務課車両・警備班車両係に提出するものとする。
2
前項の提出を受けた車両運行指令書は、総務課車両・警備班車両係において整
理保管し、第23条に規定する請求書は、当該車両が配置された課等においてこ
れを整理保管するものとする。
(操縦手資格記録)
第62条
総務課長は、操縦手(事務官等にあっては車両操縦に専従する者、自衛官
にあってはそれぞれ陸上・海上・航空自衛隊の定めるところにより操縦手資格記
録を必要とする者)の免許及び操縦経歴に関する記録(事務官等にあっては、別
紙様式第8。自衛官にあっては、それぞれ陸上・海上及び航空自衛隊で定める様
式)を作成しておくものとする。
2
総務課長は、前項の記録作成のため必要があるときは関係課長等に資料の提出
を求めることができる。
3
第1項の記録は、人事に関する記録に準じた取扱いを行うものとする。
(統計)
第63条
総務課長は、次に掲げる統計を作成するものとする。
(1)
車両の使用及び運行に関する統計
(2)
燃料等の消費に関する統計
(3)
車両事故に関する統計
(4)
車両の整備及び検査に関する統計
(5)
その他必要と認められる統計
(記録及び報告類の保存期間)
第64条
この達の定める諸様式、記録及び報告類の保存期間等は、諸記録及び報告
類保存期間等一覧表(別紙第4)のとおりとする。
第7章
車両を供用した場合等の特例
(訓練部長の使用統制)
第65条
訓練部長は、首席指導教官に対し、配置された車両の運行について必要な
統制を行うことができる。
(特別の編成を設けた場合の特例)
第66条
特定の期間、演習隊等特別の編成を設けて車両を配属する場合は、その編
成単位の長若しくはその指名する者が、その期間この達に定める課長等の職務を
行うものとする。
附
則
1
この達は、平成5年4月1日から施行する。
2
車両の管理及び運用に関する達(昭和40年防衛大学校達第4号)は、廃止する。
附
1
則(平成12年4月1日防衛大学校達第4号)(抄)
この達は、平成12年4月1日から施行する。
附
則(平成17年3月31日防衛大学校達第5号)
この達は、平成17年4月1日から施行する。
附
則(平成19年1月9日防衛大学校達第1号)
この達は、平成19年1月9日から施行する。
附
則(平成21年3月31日防衛大学校達第6号)
この達は、平成21年4月1日から施行する。
附
則(平成22年4月1日防衛大学校達第15号)
この達は、平成22年4月1日から施行する。
附
1
則(平成23年4月1日防衛大学校達第13号)(抄)
この達は、平成23年4月1日から施行する。
附
則(平成26年4月1日防衛大学校達第9号)
この達は、平成26年4月1日から施行する。
附
則(平成27年4月10日防衛大学校達第9号)
この達は、平成27年4月10日から施行する。
別紙第1(第11条関係)
予 防 整 備 実 施 基 準 表
区 分
車 種
周 期
実 施 内 容
A整備
全車種
使用の都度
予防整備(A)作業用紙(付表
第1)に基づく点検及び処置
B整備
全車種
1箇月ごと
予防整備(B)作業用紙(付表
第2)に基づく点検及び処置
乗用車、
ステーションワゴン車、
ワゴン車、
四輪駆動車
予防整備(C)作業用紙(付表
第3)に基づく点検及び処置
6箇月ごと
C整備
定 期
給 油
小型貨物自動車、
患者輸送車、
特種用途車両、
消防自動車
法令に基づく定期点検整備
(部外委託)
マイクロバス、
2 1/2 t トラック
3箇月ごと
全車種
給油記録表(付表
第4)に示すところに
よる。
給油記録表に基づく給油
付表第1
予 防 整 備 (A) 作 業 用 紙 記号:
番号
V
X
X X
X X X
完 全
要 調 整
要 交 換
要 修 理
S 手 入
C 清 掃
L 給 油
点 検 所 及 び 点 検 内 容
供用官
点
検
点 検 日
1 ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキのききが十分であること。
2 ブレーキの液量が適当であること。
1
ブレーキ
3 空気圧力の上がり具合が不良でないこと。
4 ブレーキ・ぺダルを踏み込んで放した場合にブレーキ・バルブからの排気音が正常であること。
5 駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。
1 タイヤの空気圧が適当であること。
2
タイヤ
3
バッテリー
2 亀裂及び損傷がないこと。 3 溝の深さが十分であること。
4 ディスク・ホイールの取付状態が不良でないこと。
液量が適当であること。
1 冷却水の量が適当であること。
2 ファン・ベルトの張り具合が適当であり、かつ、ファン・ベルトに損傷がないこと。
4
原動機
3 エンジン・オイルの量が適当であること。
4 原動機のかかり具合が不良でなく、かつ、異音がないこと。
5 低速及び加速の状態が適当であること。
5
灯火装置及び
方向指示器
6
ウィンドウォッシ
ャー及びワイパー
7
エア・タンク
8
運行に応じて異常
当該箇所に異状がないこと。
認められた箇所
点灯又は点滅具合が不良でなく、かつ、汚れ及び損傷がないこと。
1 ウインド・ウォッシャの液量が適当であり、かつ、噴射状態が不良でないこと。
2 ワイパーの払拭状態が不良でないこと。
エアタンク
点検時特に気が付いた事項及び処置事項
点検者
付表第2
予防整備(B)作業用紙
年 月 日
累
計
走行km数
車種型式
所
車 番
点検者名
No.
課長等
供用官
取扱責任者
属
点 検 項 目
点 検 内 容
1 燃料、オイル、水
量、漏れ、汚れ、不凍液の比重
2 エアクリーナー
削除、汚れ
3 清掃
エンジン・車体の清掃
4 運転台
損傷、発錆、塗装
5 ウインドその他ガラス
破損、清掃
6 警報器
吹鳴試験
7 後写鏡
取付、損傷
8 ウインド・ワイパー
作用
9 方向指示器
取付、損傷
10 電気配線
緩み、損傷、被覆状態
11 異常作動、異常徴候
エンジンのかかり具合、連動、操向、変速、制
動の機能、異音、異臭、異常振動
12 作動の欠陥
作用
13 油圧計
作用
14 温度計
作用
15 燃料計
作用
16 電流計
作用
17 回転計
作用
結果
備考
18 バッテリー
19
エンジン附属品及びベル
ト
容器外部の損傷、取付け、液量結線の緩み、端
子腐食、キャップの有無
エンジン附属品の緩み、損傷、ファンベルトの
張度、燃料ろ過器沈殿槽の水分除去
20 漏洩一般
車体下面の漏れ
21 タイヤ
空気圧力、損傷、異常摩耗、異物の有無、バル
ブキャップの有無
21 ホイルナット
締付、損傷
23 車軸・歯車室
通気孔の詰まり
24 車体外観
損傷、発錆、塗装の剥離
25 付属品
工具、消火器、予備部品、関連書類、三角表示
板
26 給油脂
全般
27 その他車種毎に必要な事項は、別紙等により追加するものとする。
結果欄の記入は次の記号による。
V良好 CX要清掃 X要調整 TX要締付
XX要修理 LX要給油(脂) SX要手入 XXX要交換
付表第3
予防整備(C)作業用紙 総務課長
No.
2
車両係長
車種型式
車 番
累計走行
km数
実施月日
作業人員
延人 整 備 員
点 検 内 容
点 検 項 目
操
1
車両・警
備班長
ハンドル
防衛大学校
遊び、取付け、振動、横揺れ、偏向、復元
性
コラムギアボックス及び 軸方向の遊び、横方向のガタ、油漏れ、取
作 セクタシャフト
付け、損傷
装 運動部
磨耗、緩み、取付け、損傷
置
ベルトの緩み、損傷、油もれ、油量、 取
付の緩み
パワステ装置
クラッチ・ペダル
ク
ラ
断続機能
ッ
チ
マスターシリンダ
制
ブレーキ・ペダル
遊び、すき間、もどりばね作用
異音、滑り、引っ掛かり、切れ
液量
遊び、踏み台、隙間、リング機構もどしば
ね作用
動 制動装置
効き、異音、引きずり、滑り
装 倍力装置
作用
置
効きレバー作動範囲、ラチェット機能停車
試験
3
手動ブレーキ
スターター
スイッチ機能、異音、始動作業、取付け、
配線被覆
ゼネレーター
取付け、配線被覆、異音
4
トランスミッションレバー
5
トランスファーレバー
6
作動の円滑、重すぎ、抜け、雑音振動、レ
バー曲り
動 トランスミッション及び
油量、油もれ
力 ディファレンシャル
伝
達
装 プロペラシャフト
連結部の緩み
置
結果
備考
7
8
照 各種ライト、ヘッドライ 点滅機能、電気配線の取付け、被覆、照射
方法、照射線の高さ、切替作用、取付け
明 ト
装
取付け、損傷
置 レフレクター
ファ ファンベルトブロー
ンベ
ルト
ウォーターポンプ
等
弁
9
水漏れ、取付け
弁間げき・カバー
装 スプリング
置
緩み、取付け、ベルトの張り及び棄損傷
異常の有無
ガスケット
スパークプラグ
10
11
点
火
装
置
及
び
電
気
回
路
作動
ディストリビュタ
配線イグニッションコイ
緩み、損傷、被覆、機能
ル
点火時期
進み、遅れ、進角機能
予熱線
取付け、汚損、棄損
スターター、ゼネレー
ター、レギュレーター
作動
マニホールド及びヒートコン
トロール
汚れ、機能
チョークスロットルリン
連動作用、損耗、バルブのひずみ
ク機構
燃料
装置
(1) 燃料ポンプ及び配管
ガソ
リン 燃料タンク燃料フィル
エン ター
ジン
キャブレター
10
燃料
装置
(2)
ディ
ーゼ
ルエ
ンジ
ン
作動
異常の有無
低速調整、真空試験
リンク機構、デコンプレ
作動
バー
フェルボタン・タイミン
機能
グボタン
噴射ノズル、燃料タンク
フィルター、ワイドポン 異常の有無
プ
噴射ポンプ及び配管
13 排気管及びマフラー
噴射時間、ガバナー機構、ポンプ機能、空
気抜き
排気漏れ破損、取付けボルト及びねじの締
付け
14
プロペラシャフト
フランジボルトの緩み
ピローブロック
取付け、清掃、給油
アクスルデフレンシャル き裂、リベット又はボルトの緩み
制
動
ブレーキホースエアチャ
装
損傷作用、ブレーキ配管接続部の漏れ
ンバーリング機構
置
等
ホイールブレーキ
各部分の取付け、摩耗
センターブレーキ
ドラムの取付け、摩耗
ブレーキ間げき
調整
き裂、損傷、緩み、Uボルトの締付け
懸架 懸架装置
装置
ボデ
15
フレームベルトリベット き裂、緩み、変形
ー
キャ
損傷、打痕、発錆、塗装のはげ、緩み
キャブボディー
ブ
16 ホイールベアリング
ガタ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
17 バッテリー比重測定
18 路上運行試験
走行時異音・振動・ガタ等
19 その他車種毎に必要な事項は、別紙等により追加するものとする。
20 整備員所見
結果欄の記入は次の記号による。V良好・X要調整・XX要修理・SX要手入・CX要清掃・
TX要締付・LX要給油(脂)・XXX要交換
付表第4
車 種
車 番
給 油 記 録 表
給 油 箇 所
エンジンクラン
クケース
油 の 種 類
給油
要領
周期
エンジン油
交換
10000km
又は1年
ターボエンジ
ン油
交換
5000km
交換
40000km
変速機
ギヤ油
オートマチック
フルード
ATF油
トランスファー
ギヤ油
差動機
ギヤ油
ステアリングギ
アボックス
ギヤ油
パワステタンク
パワステオイ
ル
マスターシリン
ダー
ブレーキ油
必要に応じて補給
交換
通常補給
車検時
交換
クラッチマス
ター
ブレーキ油
ラジエーター
LLC
グリスアップ
シャシグリス
通常補給
各車毎によって
3ヶ月毎
累計走行km 実施年月日 点検印
別紙第2(第17条関係)
防 衛 大 学 校 標 識
防 大
75mm
75mm
75mm
別紙第3(第17条関係)
防 衛 大 学 校 標 識 欄番号
所 属
略 号
1
総務課
総
2
管理施設課
管
3
衛生課
衛
4
訓練課
訓
5
学生課
学
6
第1大隊
1大
7
第2大隊
2大
8
第3大隊
3大
9
第4大隊
4大
10
防衛学教育学群
防
別紙第4(第64条関係)
諸記録及び報告類保存期間一覧表
種 類
車両使用請求書
車両運行指令書
操縦手資格記録
保 存 期 間
1か年毎にまとめたもの
を翌年から数えて
保 管 場 所
1年
総 務 課
車両・警備班
車 両 係
記入を完了したものを
翌年から数えて
車両事故報告書
5年
正:総務課人事第2係
事故詳報
出入庫記録
作業要求書
副:総務課車両・警
備班車両係
1か年毎にまとめたもの
を翌年から数えて
1年
受渡証(乙)
総 務 課
車両 ・警備班
車 両 係
燃料補給記録
エンジン油補給記録
車歴簿
当該車両と共に
用途廃止
後5年
予防整備(A)作業用紙
予防整備(B)作業用紙
1か年毎にまとめたもの
を翌年から数えて
1年
予防整備(C)作業用紙
給油記録
車両操縦手指定簿
各大隊等
記入を完了したものを
翌年から数えて
指定を解除されてから
数えて
総 務 課
車両 ・警備班
車 両 係
各課大隊等
別紙様式第1(第23条関係)
防
衛
大
指令番号
平 成
車 両 使 用 請 求 書
使用者所属部課名
所
学
年
校
月
使用許可権
者
認証印
日
属
印
(
電
話
)
用
車
両
車
使
用
日
時
自
月
日
時
分
所
要
時
間
至
月
日
時
分
種
数
用
目
車両・警備班長
係
長
的
乗車人数
積 載 品
差出場所
属
配
車
係
差出時刻
乗
備
量
先
(操縦手を含む)
所
等
印
使
使
長
課 長 等
使用者(請求者)
階 級 氏 名
行
課
車
階級氏名(役職)
者
区
間
備
考
考
※車両使用の目的を具体的に「使用目的欄」に記入する。
※乗車者(操縦手を除く)を「乗車者欄」に記入する。また、所属・階級・氏名(役職)
・区間は明確に記入すること。ただし、区間が経路
とすべて同一の場合は「区間欄」の記入を省略できる。また、「乗車者欄」の記入は根拠文書(乗車者が記載されているものに限る。)
の添付をもってかえることができる。「乗車者欄」が不足の場合は、別紙(様式は任意とする(「乗車者欄」基準))を添付する。
別紙様式第2(第24条関係)
車 両 運 行 指 令 書
防衛大学校
平成 年 月 日 ~ 日
使用許可権者認印
又は指令番号
使用目的
区分
日 時
キ ロ 数
入 庫
km
出 庫
車 種
操縦手
所属・階級・氏名
車両登録番号
区分
出 発
日 時
場 所
キロ計の読み
km
計
経 路
km
到 着
日 時
場 所
キロ計の読み
走行
キロ数
乗車人数
(操縦手含む)
予定
実施
km
予定
実施
km
予定
実施
km
予定
実施
km
予定
実施
km
予定
実施
km
予定
実施
km
乗 車 者
所 属
階級氏名(役職)
区 間 ETC-
所 属
階級氏名(役職)
区 間 ※ 車両使用の目的を具体的に「使用目的欄」に記入する。
※ 乗車者(操縦手を除く)を「乗車者欄」に記入する。また、所属・階級・氏名(役職)・区間は明確に記入すること。ただし、区間が経路の実施とすべて同一の場合は「区間欄」の記入を省略できる。
また、 「乗車者の欄」の記入は根拠文書(乗車者が記載されているものに限る。)の添付をもってかえることができる。なお、「乗車者欄」が不足の場合は、別紙(様式は任意により必要事項を記入(「乗車者欄」基準。))を添付する。
規格:A列4番
別紙様式第3(第14条関係)
要 求 元
要 求 年 月 日
・ ・
所 属 部 課 名
物 品 供 用 官
受 付 月 日
作 業 命 令
車両係長
完 了
整備員
受 付
受付番号
印
印
印
印
転 記 月 日
整 備 員
印
着手月日
完成月日
作業人員
延人員 品名 ・ 種別 ・ 型式
車
両
番
号
走
行
距
離
作業項目 :
物品整理番号
品 名
使 用
数量
単価
使
用
・
改
修
部
品
等 作業内容
整備工場名
受 入庫 月 日
領 出庫 月 日
部
外
委
託
入退場月日
要 求 番 号
所 要 経 費
~
作
業
内
容
金 額
金
額
円
改 修 品
数 量
別紙様式第4(第16条関係)
受 渡 証
(乙)
交付(返納)部隊等名
年 月 日
・ ・
返納期限
・ ・
交付(返納)先(部隊等名及び供用官名)
防 衛 大 学 校 総 務 課
№
物品番号及び品名(規格)
受領年月日
受
領 階級氏名 者
請求数
・ ・
交付数
返納年月日
TEL( )
備
摘 要
・ ・
考
㊞
ページ中の第 ページ
別紙様式第5(第29条関係)
車 両 操 縦 手 指 定 簿
番号
階級等
氏
名
取 得 免 許
種 類
年月日
許可車種
指 定
年月日
指定
印
解 除
年月日
解除 取扱責任者の指
印 定及び指定車両
備 考
別紙様式第6(第34条、第50条関係)
車
両
事
故
報
告
書
1 報告者 所属
官職階級氏名 印 2 事故発生日時
3 事故発生場所 4 事故発生相手方 (1)
事故発生相手方 (2)
5 事故発生状況
区 分
車
車 種 型 式
両
登 録 番 号
防
大
相手が車両以外の場合
(徒歩・荷車・自転車等の別)
免
許
公安委免許種類
積
人 物
載
物 件
運 行 許 可
運 行 速 度
制 限 速 度
違 反 事 項
損
害
状
況
人 員
車 両
物 件
6 事故目撃者(証人)
7 事故調査担当者(警察官等所属官職氏名)
8 事故発生状況要図 : 裏面
側
相手方(1)
相手方(2)
別紙様式第7(第55条関係)
車 両 事 故 詳 報
1 件 名
2 事故の種類
転覆 転落 衝突 踏切 火災 死傷
3 発生部課名
使用許可権者
職、 階級、氏名
職名(階級)
4 操 縦 手
5 発 生 日 時
公安委員免許証
事故発生前の
勤務時間
総点検経験 年 月 当該運転経験 年 月
生年月日
走行km数 km 走行km数 km
( 才)
明暗
風向・
平成 年 月 日 時 分 天候
(月明)
風力
氏 名
前夜睡眠時間
視界(通視)
6 発 生 場 所
幅員
平均勾配
その他
7 道路の状況
舗装の有無 種類
直線曲線
防 大
出発時刻
8 運 行 目 的
当日予定
走行距離
当日予定
終了時刻
9 単車、隊の別指揮官、車両数
防 衛 大 学 校 車 両
10 事故当事者間
の状況
相 手 方
制限速度
km
当時運行中の速度
km
危険認知の距離
km
危険認知時の速度
km
衝突の速度
km
衝突後の進行距離
km
車種
登録番号
車体型式年式
年
乗車定員積載量
当時の乗車人員
人
当時の積載量
当時の走行km計
の読み
km
有効車検期間
人
トン
住所、
氏名、
年齢
その他
自
至
11 損 害 状 況
12 当時の状況(要図付記)
被害者に対する見舞
災害補償
13 処 置
14 事故の原因
責任の所在
15 本事故及び事故防止に関する課長等の意見
16 記 事
報 告
連絡事項
事故関係者に
対する刑罰
裏
事 故 発 生 状 況 要 図
記載上の注意
1 道路、著名な建物、関係距離を示す。
2 道路幅、危険を感じた位置、発生位置、発生後の進行停止位置等を記す。
3 北の方角を付記する。
4 凡 例
自己車
自
相手車
(1)
((2)、(3))
発生前の進路
発生後の進路
歩行者
○
(その他は注記により区分のこと。)
別紙様式第8(第62条関係)
(表)
操 縦 手 資 格 記 録
防 衛 大 学 校
所 属
階 級 ( 官 職 )
氏
名
生年月日( ・ ・ )
1 自動車運転免許証(公安委員会)
種 類
取得年月日
免 許 条 件
種 類
取得年月日
免 許 条 件
2 車両に関する特有技能
種 類
取得年月日
発行官庁
摘 要
3 事故記録
発生年月日
車 種
事故種別
原 因
摘要(結果等)
4 表 彰
表彰年月日
表 彰 者
表彰の区分
表彰の内容
摘 要
(裏)
5 操縦手指定記録(防衛大学校)
車 種
指定年月日
指定番号
取消年月日
備 考
6 操縦経歴(走行記録)
月
1
年
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
年間合計
総 累 計
別冊(第12条関係)
車 両 整 備 段 階 区 分 表
区 分
番号
車 両
1
車 両
2
エンジンAssy
高
高
高
3
シリンダーブロック(クランクケース)
高
高
高
4
エンジンブラケットインシュレーター
2
5
シリンダーヘッド
高
高
高
6
シリンダーヘッドガスケット
2
7
シリンダーヘッドスタッド
高
8
クランクシャフ ト
高
高
高
9
クランクシャフトベアリンク
高
高
エ
ン
ジ
項 目
1
高
10 クランクシャフトフロント:リヤオイルシール
高
11 フライホイールAssy
高
高
12 フライホイールハウジング
高
高
13
ピストン、ピストンリング、ピストンピン、ピス
トンピンブッシュ
高
14 コネクチングロッド
高
15 コネクチングロッドベアリング
高
16 バルブスプリング
ン
手入 調整 交換 修理 再生
2
高
17 バルブタペットカバーガスケット
2
18 バルブガイド
高
19 タペットアジャストスクリュ
2
高
高
高
20 バルブロッカーアームプッシュロット
高
21 バルブタペット・バルプリフタ
高
22 カムシャフト・ベアリング
高
23 タイミングケースカバーガスケット
高
24 タイミングギア又はチェーン
高
25 アクセサリードライブ関係部品
高
高
26 オイルポンプ
高
高
高
27 オイルフィルタ
1
1
28 オイルフィルタエレメント
1
1
29 オイルクーラーバイパスバルプ
2
2
30 オイルプレッシャレギュレーター
エ
ン
高
31 クランクケースベンチレータ ー
2
2
32 オイルパン
2
高
33 オイルパンガスケット
ジ
ン
34 オイルパイプ(外部)
オイルパンドレンコックプラグ・オイルレベル
ゲージ
2
2
高
1
2
37 マニホールド
2
38 マニホールドガスケット
2
39 ワンロールリンケージ
2
系
高
高
高
41 クラッチディスクAssy
高
高
42 プレッシャープレートAssy
高
高
2
2
高
2
2
高
高
高
44 キャブレター
2
45 燃料ポンプ
2
2
高
46 エアクリーナー
1
2
高
2
高
1
2
高
高
高
高
1
高
51 過給機
2
高
52 フィードポンプ
2
高
48 燃料パイプ連結部品
1
49 ガバナ
50 燃料フィルター
統
高
高
47 燃料タンク
料
高
40 クラッチAssy
43 クラッチペタルクラッチレリーズ連結部品
燃
高
2
35 オイルパイプ(内部)
36
ク
ラ
ッ
チ
高
1
53 噴射パイプ
2
2
高
54 燃料噴射ポンプAssy
高
高
高
高
2
2
高
高
55 燃料噴射ノズル・ノズルホルダ
2
56 予燃焼室
排気
系統
高
高
57 マフラ・排気管
高
2
2
2
2
2
2
高
58 ブラケット
2
59 ラジエターAssy
2
2
高
60 冷却系統連結部品
1
2
高
冷
61 冷却系統
2
却
62 サーモスタット
2
系
63 ウォーターポンプ
2
高
高
統
64 サージタンク(エキスパンションタンク)
2
高
高
65 ファンAssy
2
高
66 ファンベルト
2
高
2
1
67 ゼネレーター
68 ゼネレーターレギュレーター
電
気
2
2
高
高
2
2
高
高
69 スターター
2
2
2
高
高
70 ディストリビューター又はマグネット
2
2
2
高
高
71 キャップローターコンデンサー
2
2
2
72 ポイント
2
2
2
73 イグニッションコイル
2
74 配線コードハーネス
2
75 スパークプラグ
1
76 各種スイッチ
高
1
2
2
2
高
2
2
高
2
高
77 各種リレーサーキットブレーカー
2
78 ヒューズボックス
1
79 各種ライト
1
2
2
高
80 ホーン・ホーンボタン・サイレン
1
2
2
高
81 バッテリー
1
2
高
82 バッテリーケーブルターミナル
1
2
2
系
統
83 ラジオサプレッション
2
84 各種ソケット
2
高
85 予熱栓
2
86 ヒーター
2
高
高
87 トランスミッションAssy
高
高
高
88 オイルシールガスケット
高
89 ケース・カバー
高
90 ギヤシフトレバー・シフトシャフト・フォーク
高
高
高
91 トランスファAssy
高
高
高
高
高
変
速
機
トラン
スファ
92 トランスファリンケージ
93 トランスファオイルシールガスケット
94 ブリーダー
パワテ
クオフ
フロペラ
シャフト
・ユニバ
ーサルジ
ョイント
2
高
1
95 パワーテークオフ
高
高
高
2
高
高
2
高
2
高
高
2
高
高
100 アクスルAssy
高
高
高
101 アクスルハウジングケース
高
高
96 プロペラシャフトAssy
1
97 ユニバーサルジョイント
2
98 各種ヨーク
1
99 ピローブロック
2
102 ブリーダー
2
2
1
103 ディフアレンシャルギアAssy
フロント
アクスル
・リアア
スクル
2
2
高
高
高
高
高
104 アクスルオイルシール
高
105 トラニオンシャフトブッシュ
高
高
106 ディファレンシャルカバー
2
高
高
高
高
107 ベベルギヤピニオン
108 ステアリングナックル・アームガスケット
2
2
2
109 フロントアクスルシャフト
2
2
高
110 スプロケ ット
2
111 ハンドブレーキバンドAssy
2
112 ハンドブレーキレバーAssy
113 ハンドブレーキライニング
114 コントロールリンケージ
1
2
高
2
高
2
高
2
2
115 ハンドブレーキドラム
1
2
高
高
116 ブレーキシュー Assy
1
2
2
高
117 サービスブレーキライニング
1
2
高
118 サービスブレーキリターンスプリング
1
2
2
119 サービスブレーキアンカーピン
2
120 バックプレートAssy
高
高
121 マスターシリンダーAssy
2
2
2
高
122 ホイルシリンダーAssy
2
2
2
高
123 オイルブレーキライン連結部品
2
2
2
高
124 ブレーキペタル連結部品
2
2
2
高
125 ハイドロベツク Assy
2
2
2
高
126 バキュウムライン・連結部品
2
2
2
高
127 エアクリーナー(ハイドロパック用)
2
2
2
高
128 エアーブレーキライン・コネクタ
2
2
2
高
129 エアブレーキチャンバー
2
2
2
高
2
高
高
高
高
2
高
2
高
ブ
レ
ー
130 ターンバックル
131 カムシャフト
高
高
キ
132 エアブレーキパルプAssy
2
2
133 エアブレーキコントロールバルブAssy
134 エアブレーキクイックレリーズバルプAssy
2
2
2
高
135 エアブレーキチェックバルプAssy
2
2
2
高
2
高
137 ロープレッシャーインジケーターAssy
2
高
138 エアコンプレッサーAssy
2
高
高
高
140 セフティーバルブ
2
高
141 電気ブレーキコントロールAssy
2
高
142 電気ブレーキコントローラーAssy
2
高
136
エアプレッシャガバナ(エアプレッシャレギュ
レーダー)Assy
139 エアタンク
143 ホイルベアリング
1
2
2
高
高
144 ホイルベアリングオイルシール
ホイル
・ハブ
・ドラム
2
2
146 ハブ
2
高
高
2
高
高
148 チューブ
2
高
149 ステアリングAssy(パワステ装置を含む。)
高
高
150 ピットマンアーム
2
高
高
高
152 メインシャフト
高
高
153 ステアリングホイルAssy
2
1
151 セクタ ーシャ フ ト
テ
ア
リ
ン
グ
2
145 ブレーキドラム
147 タイヤ
ス
2
2
154 ドラックリンクAssy
1
2
2
高
155 ベルクランク
1
2
2
高
156 タイロッドAssy
1
2
2
高
157 タイロッドエンド
1
2
2
高
158 キングピンキングピンプッシュ
1
2
高
159 スピンドルAssy
1
高
高
160 各種シール
高
高
161 トーイン
2
162 キャンパーキャスター
高
高
高
2
高
165 スペアタイヤキャリア
2
高
166 ステップボードハンガーAssy
2
高
2
高
168 Uボルト・クリップ
2
高
169 スプリングシートAssy
スプリンガ
ショックア 170 シャックルピン・プッシュ
ブソーバ
171 ショックアプソーパーAssy
2
高
2
高
2
高
高
2
高
高
フレ
ーム
ブラケ
ット
163 フレームAssy
164 ピントルフック・フック
167
フロントスプリングAssy・リアスプリング
Assy
172 トルクロットAssy
2
1
1
2
高
173 トルクロットエンド
キ
2
高
174 キャブAssy(運転台)
高
175 ボデー(ハル)Assy
高
176 フェンダーステップボディ
2
177 キャッチ・ヒンジ・ラッチ
2
178 ドア類
2
179 ウインドシールト゛ガラス
2
180 ウインドシールドAssy
2
高
181 ウインドワイパ Assy
2
高
182 座 席
2
高
183 小銃保持器
2
高
高
高
ャ
高
ブ
ボ
デ
ィ
184 木 部
高
185 ウインチAssy
高
高
高
186 パワーテークオフAssy
高
高
高
187 ウインチドライブシャフトAssy
2
高
188 ウインチコントロールリンケージ
2
高
2
高
190 バンパー
高
高
191 幌・幌骨
1
高
192 バックミラー
1
高
193 方向指示器
2
高
194 計器類
2
高
195 計器類連結部品
2
高
ウ
ィ
ン
チ
189 ウインチケーブル
1
そ
の
他
196 消火器
1
1
備 考 : 1 この整備段階区分表は、車両整備における各段階の一般的基準を明らかにしたもの
である。
2 この表中、数字は段階を「高」は高段階整備を示す。
高