着色管理をしっかりと行い 導】 【指導員】 園芸果樹課 佐々木 信 強めに取るようにします。同時 【葉摘み作業と玉回しの実施】 たっていなかった面に、光が当 着色を促す事ができます。樹上 造るよう調整してください。 果実に被さっている葉を摘み 取って、光が直接果実に当たる たるようにする作業が玉回しで に玉回しも進めると、効果的に ようにしましょう。 す。 9月になり、次第に秋らしい天候の日が多くなってきました。 今回は来月以降、様々な品種で収穫期を迎える「りんご」の着色 葉摘み作業は、最初は直接果 実に付いている葉を軽く摘み取 【適期の着色管理】 が進んでいるため、収穫時期が 肥大は平年並みですが、酸抜け 温度と光の関係が着色を左右 します。まずは園地の光の条件 移すること わせた着色管理を心がけてくだ む時期ですので、この時期に合 ます。 若干早まることが予想されま を良くするため、樹冠下の光環 で果実を回して、今まで光が当 ①果実に光が充分に当たること るくらいにして、 2回目以降は、 管理についてご紹介します。最後まで栽培管理をしっかり行い、 度前後で推 高品質な果実に仕上げていきましょう。 今年のりんごは、春先からの 好天で、生育が平年よりも全体 ②気温が す。そうした中で、今後は着色 境を改善し、着色管理が遅れな 度から 的に早く推移しています。果実 管理の作業が重要になってきま いように進め、高品質生産につ なる程度)にすることが目標で す。 さらに、徒長枝の剪去以外に も、支柱を入れ枝の高さや位置 ▲玉回し前 ▲玉回し後 主力品種の「ふじ」について は、 月 日頃が最も着色が進 す。 せ ん き ょ なげましょう。 と ち ょ う し 照量が %以上(地面が明るく 再開してください。樹の下の日 果実の重さで枝が垂れ下がり 始めたら、徒長枝管理の作業を に】 【徒長枝を剪去して明るい園地 果実の着色が進む条件として は、以下の要因が上げられてい 20 を変えて、光が差し込む園地を 10 しましょう。 ◆ ◆ りにも役立つりんごを、今年も もなります。おいしく、健康作 く、多くの生活習慣病の予防に るように、りんごは栄養価も高 「 1 日 1 個 の り ん ご は 医 者 を 遠ざける」ということわざもあ ◇ を見ながら計画的に行うように 度が低下しますので、生育状況 すぎたり、強すぎたりすると糖 さい。ただし、葉摘み作業が早 10 多くの人に届けましょう! JA通信 17 15 30 【果樹指 高品質生産を!
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