ねんきんだより 平成23年 10 月号 № 101 主な項目 扶養親族等申告書の 提出時期です。 平成 24 年 ねんきんカレンダー ふれあい ホットライン (この「ねんきんだより」は一年間保存していただくと便利です。) 扶養親族等申告書の 提出時期です 年金課 受給者係 (03)5320-7329 「平成 24 年分 公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」 (以下「扶養親族 等申告書」という。 )は、平成 23 年 10 月 18 日(火)に発送いたします。書 類が届きましたら、同封の記入要領をよくお読みになって、平成 23 年 11 月 7 日 ( 月 ) までに提出してください。 「扶養親族等申告書」は、退職(共済)年金などの「退職」又は「老齢」を給付 事由とする年金を受けている方のうち、平成 23 年中に支払われる年金額が、次の 金額以上の方にお送りしています。 ● 65 歳未満(昭和 23 年 1 月 2 日以後に生まれた方)………………… 108 万円 ● 65 歳以上(昭和 23 年 1 月 1 日以前に生まれた方)で、 ・退職共済年金を受給している方 ………………………………………… 80 万円 ・退職共済年金以外(退職年金、減額退職年金又は通算退職年金)の 年金を受けている方 …………………………………………………… 158 万円 次の方へはお送りしていません。 上記金額未満の方は、課税対象となりませんので、 「扶養親族等申告書」をお送 りしていません。 また、障害又は遺族を給付事由とする障害共済年金、障害年金、遺族共済年金、 遺族年金、通算遺族年金についても、所得税の課税対象となりませんので、 「扶養 親族等申告書」はお送りしていません。 ● 「扶養親族等申告書」は、年金からの所得税を源泉徴収する際に、所得控除を受けるため に必要な書類です。扶養親族等がいない場合でも、申告書を提出することにより、受給者 本人の控除を受けることができます。 この申告書を提出されない場合には、平成 24 年 2 月支給期の年金から、一律 7.5%の 所得税が源泉徴収されることになりますので、ご注意ください。 ● 「平成 23 年分扶養親族等申告書の内容」に変更がある場合は、 「変更あり」に○を付け 内容についてすべて記入してください。変更がない場合には「変更なし」に○を付け、ご 自分の氏名・生年月日・電話番号を記入してください。 ● 会社等に再就職されている方で、給与の支払者にも「給与所得者の扶養控除等(異動) 申告書」を提出される場合は、二重の所得控除を受けることになります。確定申告におけ る所得税の清算の際、税の追加納付を避けたい方は、今回送付する「扶養親族等申告書」 を当組合に提出する必要はありません。 所得税についての詳細は、税務署にお問い合わせください。 2 年金受給者のみなさんの 所得税の源泉徴収について 年金課 受給者係 (03)5320-7329 退職(共済)年金などに係る所得税の源泉徴収税額の計算は、次のように行います。 1「扶養親族等申告書」の提出があった方 (1)源泉徴収税額の計算 源泉徴収税額 = 定期支給期の支給年金額(※1)-控除額(※2) × 5% ※1 年金から社会保険料が徴収されている方については、社会保険料を差し引いたものが「定期支給期 の年金額」となります。 ※2 65 歳以上で「退職共済年金」を受けている方は、「控除額」から月額 47,500 円を減額します。 (2)控除額の計算 控除額 ( その支払計算の基礎と = (基礎的控除額+人的控除額)×月数 なった期間月数 基礎的控除額 区 分 ) 控除額(月額) 年齢 65 歳以上の人 支給年金額の月割額 × 25% + 65,000 円 (計算額が 135,000 円未満の場合には、135,000 円) 年齢 65 歳未満の人 支給年金額の月割額 × 25% + 65,000 円 (計算額が 90,000 円未満の場合には、90,000 円) 受給者本人に係る 控除 人 的 控 除 額 控除対象配偶者及び 扶養親族に係る控除 普通障害者 22,500 円 特別障害者 35,000 円 ② 控除対象配偶者が いるとき 一般の控除対象配偶者 32,500 円 老人の控除対象配偶者(70 歳以上) 40,000 円 ③ 控除対象扶養親族 (16 歳以上)がいる とき ( 一人につき ) 一般の控除対象扶養親族 32,500 円 老人扶養親族(70 歳以上) 40,000 円 ④ ②、 ③の方及び 16 歳未満扶養親族 が障害者に当たる とき(一人につき) 障害者 22,500 円 特別障害者 35,000 円 同居特別障害者 62,500 円 ① 障害者に当たるとき 特定扶養親族(19 歳以上 23 歳未満) 52,500 円 注)1 障害者に該当する場合の控除は、16 歳未満扶養親族である場合においても適用されます。 注)2 人的控除額は、上記に掲げる金額×該当人員数の合計額です。 注)3 人的控除としての寡婦(寡夫)控除は、平成 25 年 1 月 1 日からの適用のため、記載しておりません。 2「扶養親族等申告書」の提出がなかった方 (1)源泉徴収税額の計算 源泉徴収税額 = 定期支給期の支給年金額-控除額 × 10% (2)控除額の計算 控除額 = 定期支給期の支給年金額× 25% 確定申告に必要な平成 23 年分源泉徴収票は、平成 24 年 1 月中旬に送付します。 3 職員による 《被災地支援活動を報告します。 》 東京都・特別区・東京消防庁は、3 月 11 日に発生した東日本大震災に伴う被 災地の復旧・復興支援のために、多くの職員を派遣してきました。現地の様 子などについて派遣職員からのレポートをご紹介します。 ■宮城県石巻市派遣報告【宮城派遣第9陣】 〈 平成 23 年5月3日(火)~5月8日(日)〉 東京都主税局 塗田 泰久 東日本大震災から 1 か月半経過後、所属課より被災地 派遣の命が下され、私は宮城第 9 陣(石巻)の 4 班に配属 された。5 月 3 日(火)21 時半に都庁から被災地に出発 し、翌 6 時半には宿泊地に到着した。まず、被害状況の 把握のため、前陣(第 8 陣)に全壊地域の日和山公園下へ 案内された。そこでは、魚介類の腐乱臭の漂う中、積み 重ねられた家具や車等の瓦礫の山、一階部分のない家屋 が立っている凄惨な風景が四方八方延々と続いていた。 石巻市沿岸部 石巻市は人口約 16 万人で被災者は 5 万人。死亡者 3,154 人、行方不明者 849 人(平成 23 年 8 月 15 日現 在)と被災地最大の被害を被った地域である。派遣先 である石巻市役所の主な業務は、被災者からの居住地 の罹災証明書と車や家財の被災証明願を受付け、全壊 か半壊等を判定し、判定結果を郵送。不服申立があれ ばその都度対応する、といった内容である。その他、 石巻市役所 3 階窓口 電話苦情の受付、家屋再調査依頼書のリスト作成、整 理券作成、軽自動車税の課税取消等の受付等、臨機応変に多岐に渡る業務に従事した。 昼食では被災地支援の一助となるよう、石巻駅付近で 3 店のみ営業再開していた食堂等を利用し た。業務終了後は宿泊地へ帰り、入浴や夕食を済ませ、21 時の消灯に向けて就寝準備を行った。また、 私の班は、毎朝 5 時に起き、徒歩や車で全壊地域へ概況確 認に向かった。瓦礫の山や地盤沈下による冠水をじっくり 間近で見ることで、歴史をいくら積み重ねても人類が抗え なかった自然の脅威を大いに実感させられた。その体験を 踏まえ、いつ起こるか分からない災害に備えるため、首都 圏においても地域防災訓練のさらなる徹底と災害後復旧体 制の仕組みづくりが急務だと感じている。 宿泊場所の寿楽荘 震災から5か月が経過したが、被災地の復旧・復興において、瓦礫の撤去、仮設住宅の整備、福島第 一原発周辺地域の安全性確保、観光業・農漁業の再開等の困難も多く、今後の国のビジョンも不鮮明 である。そのような中、国民一丸となってこの国難に立ち向かうことで、日本の活力を取り戻し、世界 から再び脚光を浴びる日が来るよう、自分が出来ることに日々全力で取り組んでいく所存である。 4 ふれあいホットライン この一枚 元北区 高野 トクエ / 平成 15 年 3 月退職 この写真は再雇用最後の年の北区職員労 働組合の旗開きの時に踊った、人生最高の 1 枚の写真です。旗開きでは2回ほど踊ら せていただきました。 在 職 中 に は、特 別 区 主 催 の ダ ン ス パ ー ティの実行にあたり都庁第1庁舎 32 階に おいて会議を行い、全然ダンスのできない 方たちで社交ダンスを覚えて特別区などの 組合員たちとの交流を深めようというイベ ントがありました。プロの先生を呼び、渋谷区の会場を借りて 10 回程度の講習を行 いました。懐かしいですね。あのころの皆さんどうされているでしょう? 私は今もプロの先生に習いに行っております。今年 10 月で 69 歳になりますが、介 護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事をし、充実した毎日を過ごしております。 私のライフワーク 元東京消防庁 中村 寿一郎 / 平成 15 年 3 月退職 私は、子供の頃から星を見ることが大好きな天文ファンの一人です。 在職中は、どなたも同じかと思いますが、職務が忙しく思うように趣味の時間をと るのは困難でした。 定年退職後、空気が清浄で星の良く見える、富士山北麓の 1 合目付近に観測小屋を建 て、約 130 km離れた都内の自宅との間を往復しながら天体観察をはじめました。自分 で楽しんでいるだけでなく、微力ではありますが社会貢献がしたくなり、在職中に日本 天文学会準会員だったところ、退職後、正会員に移籍させてもらい、学会活動に参画す る他、公開天文台の天体観望会支援ボランティアに参加して今年で 5 年目になります。 いくら年齢を重ねても、子供の頃からの天文に関する好奇心は変わることはなく、こ れからもライフワークとして研究に励み、地道な活 動を続けたいと思っています。 私の、天文に関する投稿記事がインターネット でも公開されており、氏名を入力し検索すれば見 ることができます。読んでいただければ幸いです。 表紙の写真 「晩秋」 (松井徳子さん) 5 ブランヴェール那須の 廃止について 事業部 厚生課 保養係 (03)5320-7343 共済組合が保有する保養・会館施設については、平成 21 年 6 月に決定した「保養・会館施設 の今後の運営方針について」において、財政状況が厳しくなるなかで、各施設における安定的 な経営が必要であることから、 「施設存続の基本となる具体的な視点」に基づく評価により、施 設存続の可否を判断することといたしました。 このうち、ブランヴェール那須については、平成 23 年度の第1四半期に最終的に施設の存 廃を判断することとなっており、今般、この「運営方針」に基づき、同施設の存廃判断を行い、 廃止することといたしましたのでお知らせします。 1 廃止を判断するに至った理由 ●「施設存続の基本となる具体的な視点」に基づく評価 ① 運営面の健全性 ( 運営受託者の償却前営業利益 ) 積極的な PR やネットを通じた集客など様々な経営改善策を行ってきたが、 運営受託者の償却前営業利益については黒字を確保することができず、施設存続 の要件を満たしていない。 ② 事業採算面の捉え方 ( 減価償却費を除く共済組合の収支差 ) 光熱水費の節減等を行ってきたが、減価償却費を除く共済組合の収支について は黒字を確保することができず、施設存続の要件を満たしていない。 ③ 組合員等の施設利用状況 ( 組合員等利用率は 6 割以上 ) 組合員料金の値下げなどにより、退職者を含む組合員等利用率については年平 均7割以上となっており、施設存続の要件を満たしている。 ④ 施設・設備整備等 ( 今後の修繕等の負担 ) 設備劣化調査を実施し、今後も営業継続するために必要な修繕費負担を算出し たところ、平成 30 年度までに相当額の負担が必要であり、施設存続の要件を満た していない。 上記のとおり、 「具体的な視点」4 項目を評価したところ、③を除く 3 項目が施設存続の要件 を満たしていませんでした。 さらに、③においても、組合員等の利用率・利用人員とも減少傾向にあることなどを総合的に 評価した結果、今後、施設の経営状況や組合員等の利用状況が好転する見込みはなく、保養所 として健全にその機能・役割を果たしていくことは困難であると考えられるため、ブランヴェー ル那須は廃止することといたしました。 2 廃止の時期について 福祉事業全体の健全な運営のためには、できるだけ早期の廃止が望ましいところですが、東日 本大震災の被災県に地理的に近く、被災地の状況等を見極める期間も必要であることから、廃止 時期について概ね 2 年後を目途とし、今年度末までに廃止年月日を決定することといたしました。 広 告 シティ・ホール診療所(03-5320-7358) 診療科:内科、外科(整形外科)、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、歯科口腔外科 受付時間、休診日、各科の紹介は職員共済組合ホームページに掲載しています。 広 告
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