ハチの巣あらわれる! - 大分県教育委員会 学校ホームページ

大分豊府中学校 第1学年
学年通信 9月号その2
【自宅での過ごし方を見直そう!】
8月号でも紹介しましたが,最近は「スマホやゲームの使用時間と学力」に関する調査や研
究が進んでいます。今回紹介するのは,2013 年 12 月頃に仙台市教育委員会と東北大学がス
平成 26 年9月 19 日(金)
マホの使用時間と成績に関する調査を,中学生を対象に行ったものです。その調査によると
・スマホ使用時間4時間以上
・スマホ未所持で勉強時間30分以下
・スマホ使用時間1時間以下で勉強時間2時間以上
・スマホ未所持者で勉強時間2時間以上
【ハチの巣あらわれる!】
豊饒祭が終わって,中学校の校舎3Fに突如
→平均点57.7点
→平均点62.2点
→平均点75.0点
→平均点74.7点
と現れた「ハチの巣」
。実は,この巣は学年生
という結果が出ました。東北大学は今後も研究を継続していくようですが,この調査から分か
徒会執行委員のメンバーがつくったものです。
ることがいくつかあります。
八期生の団結・絆や集団の良いところを前面に
1つ目は,使用時間が1時間以下ならほとんど影響しないが,使用時間が1時間以上になる
押し出す政策で,従来の生徒会活動になかった
と使用していない者に比べて成績が下がる!というものです。研究チームはここから,スマホ
非常に独創的な取り組みで評価できます。執行
を1時間以上使うと集中力が低下して学力が低下するから,スマホ使用は1時間以内を推奨す
委員が自分たちのあり方を考える良いきっかけ
るという指針を出しました。そして,スマホの使用と同様に,ゲームやパソコンの使用時間で
を与えてくれました。みんなが積極的に関わっ
も同じような結果が出た,ということを言っています。
ていくようになれば,八期生の象徴的なものとなっていくことでしょう。
2つ目は,
「スマホやゲーム,パソコンの使用を制限した/使用しない」からといって,自宅
で勉強もしないのであれば意味がないということです。結局,家庭での過ごし方を考える上
で,いかに学習時間を生み出し,集中できる環境を自らが整えるかが大切ということです。
この研究プロジェクトに参加している東北大学の川島隆太教授は,以下のようなコメントを
出しています。
「親子で一緒に考え,ルールを守ることが大事だ。勉強するときや寝るときは電源を切ると
いうのが最低限必要で,まずはそこから。それでも子どもや家庭が変わらないのであれば,中
学生以下は所持を禁止したほうがいい。それほど深刻な問題だ。酒やギャンブルと一緒で健全
な成長を阻む恐れがある。
」
マスコットキャラの名前は(仮)です
いい名前があれば応募しましょう
落ち込んでいることが大嫌いなハッチー
世界で羽ばたけるリーダーを目指しています
ハッチー(仮)のように世界に羽ばたけるリーダーを目指すという壮大な夢を持つことはとても
大事です。夢や目標は自分を支え,自分を大きく成長させてくれます。八期生には,夢や目標
を大いに持ち,語ってほしいと思います。でも,努力しない者に栄光はやってきません。
平日の帰宅から就寝までの過ごし方はどうでしょうか?週末の時間の使い方はどうでしょう
か?目の前の課題から逃げていて何になるのでしょうか?LINE 上で他人の誹謗・中傷をしてい
るときのあなたの顔はどんな顔でしょうか?
「謙虚に学び,意欲的に挑戦する!」それが八期生のスローガン
“七転八起”の精神です。謙虚に学ぶためには他者を尊重する必要が
あります。意欲的に挑戦するためには自分の弱い心に打ち克つ必要が
あります。こうして,一人ひとりの個性が結びつく見事なハチ期生の
八期生が大好きなハチコ
「良い所発見隊」が増えていくといいな
巣が創られていくのです。