講座「ひき逃げ犯は逮捕する」 (千葉県警察本部交通捜査課との連携

2015年 サイエンスクラスニュース
No.3
講座「ひき逃げ犯は逮捕する」
(千葉県警察本部交通捜査課との連携講座 4/28,
本校での事前授業
,5/9)
講義の様子
今年で3回目となる千葉県警察本
部交通捜査課と連携した講座「ひき逃
げ犯は逮捕する」ですが、5/8に予
定していた県警交通捜査課の刑事さ
んと鑑識課の方の来校は不可能とな
り、休講としました。本来のお仕事が
お忙しくなったのだろうと推察して
おります。
4/28の事前授業(「警察庁と警
視庁の違いは?」など)の後、5/9
に千葉県警察本部へお邪魔しました。
昨年も前年とは異なる授業内容を工
夫して頂いたのですが、今年も更に工
夫された内容になっていました。
交通捜査課の皆さん
通信司令室の中を見学する様子
教場(講堂のような大きな会議室を県警ではこう呼んでいました)での講義の後、グループ
に分かれそれぞれの施設見学となりました。写真は通信司令室の中を見学している様子です
(残念ながら、内部を詳しく撮影する許可が出ませんでした)。通信司令室は千葉県内の11
0番を最初に受け取る場所です。ガラス越しに見学したのですが、重大事件が起きると、その
ガラスも瞬時に不透明になって見学中止になるのだそうです。見学している短い時間の間にも、
いくつもの通報が入り、大変なお仕事であることが実感されました。
鑑識課室
通信司令室や交通管制センターの次に、鑑識課室の中を見学しました。お仕事柄、交通事
故現場を再現する作図などが必要になるそうですが、次のページの機器は、事故現場を3次元
で再現することができる装置で、千葉県警と民間企業が共同で開発したものだということです。
教場に戻り、警察の研究所で行われている色々な研究の動画を見せて頂きました。例えば、
2台の自動車を衝突させる実験の映像です。当然のことですが、交通捜査課の皆さんは、事故
が起きた後に事故現場に到着して調べ始めるわけですが、2台の自動車が色々な角度、色々な
速度で衝突した時、それぞれの自動車がどのように跳ね返されるのかをあらかじめ研究してお
けば、実際の事故現場を見たときに、事故がどのように起きたのかを想像しやすいというわけ
です。
2台の自動車の衝突の再現
最後に県警玄関前で記念撮影をしました。千葉県警の皆さん、ありがとうございました。
(文責
サイエンスクラス統括
佐藤 勝美)