平成 28 年 4 月 26 日 市政記者クラブ 様 東 山 総 合 公 園 管理課 杉浦、阿津地 （公財）東 山 公 園 協 会 施設課 佐藤、川上 電話 782-2111 東山動植物園内遊園地の一部営業再開について 平成 28 年 3 月 21 日に東山動植物園内遊園地において２件の遊具事故が発生したことから、 遊園地全体の営業を停止しておりましたが、安全対策が終了した一部の遊具について、平成 28 年 4 月 27 日（水）から営業を再開しますので、お知らせいたします。 このたびの事故により、お客様に大変なご迷惑とご不便をおかけしましたことをあらため てお詫びいたしますとともに、今後このような事故を二度と起こさないよう運行には万全を 期しますので、よろしくお願いいたします。 記 １ 一部営業再開日時 平成 28 年 4 月 27 日（水） ２ 10:00 （スカイビュートレインのみ 9:00） 再開する遊具 スカイビュートレイン、ふしぎ探検の館、ティーカップ、メリーゴーランド、 ビックリハウス、ミラーハウス、コアラ列車、くるくるキリン （計８機種） ３ 事故の原因と再発防止策 事故発生後、遊園地全体の営業を停止し、事故原因の調査を行い、あわせて再発防止策 として、従事スタッフへの安全教育の徹底を図るとともに、全遊具の安全点検を実施する こととしました。調査により判明した事故の原因及びこれまでにとった再発防止策は、次 のとおりです。 （１）事故の原因 ア スロープシューターの追突 事故を起こした車両に構造上の問題があったため。 【詳細】 先頭車両の前方シャーシ中央に設置された補強パネルが通常の位置（中央）から ５㎜右側にずれていたため、走行中に左側前輪が前方シャーシにロックされた状態 となり、通常とは異なる方向に走行した。補強パネルの位置のずれは、車両の経年 劣化又は初期不良のいずれかによるものと考えられる。 イ 大観覧車の開閉扉を開放したままの運転 従事スタッフに対する遊具の安全運転、事故防止、非常時対応等に関する安全教 育が不十分であったため。 （２）再発防止策 ア 従事スタッフへの安全教育の徹底 遊具の安全運転、事故防止、非常時対応等について、運営団体内での研修、遊戯施 設メーカーによる研修、他団体が主催する講習会への派遣などにより、従事スタッフ への安全教育の徹底を図りました。 ・従事スタッフ全員に対し、運転操作及び非常停止操作の訓練を実施 ・従事スタッフ全員に対し、遊戯施設メーカーによる安全研修（講習・実地研修）及 び運転チェックを実施 ・遊戯施設の運行管理者・運転者等講習会（一般財団法人 日本建築設備・昇降機セン ター主催）に従事職員を派遣 イ 遊具の安全点検 スカイビュートレインを含む全１７機種の遊具のうち１１機種について、遊戯施設 メーカーによる安全点検を実施しました。 そのうち、スカイビュートレインを含む８機種の遊具について安全性が確認され、 ３機種については一部消耗部品の交換を行うこととなりました。 なお、スロープシューター及び大観覧車については、事故原因究明のための調査を 行いました。 ４ 今後の予定 ・安全点検を実施した結果、一部消耗部品の交換が必要な３機種（ハニービー、バイキン グ、アラビアンメリー）については、部品交換の後に営業を再開する予定です。 ・安全点検を実施中の４機種（ジェットコースター、くまさんコースター、フラワースト ーム、モノレール列車）については、安全な運行に支障がないことが確認された段階で 営業を再開する予定です。 ・スロープシューター及び大観覧車については、今後、安全性向上のための施設改修を行 う予定であり、施設の改修が完了した後、あらためて安全点検を実施した上で営業再開 する予定です。 ＜参考＞ 遊具（計１７機種）の安全点検の状況等 区 分 安全点検 安全確認 今後の予定 確認済み （８機種） 今回営業再開 （4 月 27 日から） （８機種） スカイビュートレイン ふしぎ探検の館 ティーカップ メリーゴーランド ビックリハウス ミラーハウス 実施済み （１１機種） コアラ列車 くるくるキリン ハニービー バイキング 要部品交換 （３機種） 部品交換後に 営業再開予定 （３機種） ― 安全性が確認 された後、 営業再開予定 （４機種） アラビアンメリー ジェットコースター くまさんコースター フラワーストーム 実 施 中 （4 月 27 日まで） （４機種） モノレール列車 スロープシューター 大観覧車 ・事故原因究明のための調査を実施済み ・安全性向上のための施設改修を行う予定 ・施設改修後、安全点検を行い、安全性が確認された 後、営業再開予定 （２機種）
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