(1)『決まり』を守る。 集団生活の中で、みんなが笑顔で幸せな生活をするために決まり(ルール)が あります。家庭では、家族の約束ごと、地域ではその地域独自の決まりごと、広 くは、日本国憲法という日本国民全員のための決まりがあります。決まりがある から集団生活がうまく機能するのです。 人は、決して一人で生きているわけではありません。多くの人たちとの関わり の中で生きています。学校は、集団生活の場です。生まれ育った環境も、考え方 も、異なる人間が集まって生活しています。自分勝手な判断や行動、自己中心の 言動は、集団生活では許されないことです。物部中には、生徒全員が楽しく安心 して学校生活を送るために、全校生徒一人一人が真剣に考え、意見を出し合って 決めた「わたしたちの約束」という決まりがあります。生徒は、ルールを守り、 誰もが楽しく、幸せな毎日を送る努力をしています。 (2)三年後の『進路』を意識した生活をする。 中学校の3年間は、勉強するにも、体力をつけるのにも絶好の時期です。将来 の夢に向かって、勉強も運動も部活動も、中学校時代に身に付けられることを、 あせらず、慌てず、諦めず、そして失敗を恐れずに、最後までやり通してくださ い。その努力は、3年後の進路決定の時に、大いに役立つのはもちろん、皆さん 一人一人の一生の宝物になります。この3年間こそ、『積小為大』の精神を貫くと きです。 (3)『思いやりの心』をもって生活する。 あなたたち誰もが、世界でたった一つの大切な「命」を持ったかけがえのない存 在です。どうか、自分を大切にし、周りの人に対しても、優しく、温かく常に思い やりの心を忘れない素敵な人になってください。人に優しくすることは自分を幸せ にします。人をいじめたり、傷つけたり、辛い思いをさせたり、といった心の貧し い人にならないよう、努めましょう。 (物部中学校長 岡 直美)
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