平成 24 年度事業活動報告

社団法人日本衛生材料工業連合会
平成 24 年度事業活動報告
平成 24 年度の事業計画基本方針に基づき、委員会、工業会を中心に下記の活動
をした。
Ⅰ、委員会活動の部
1、広報委員会
1)日衛連ニュースの発行(年 3 回)
・ 75 号( 5 月発刊)⇒ 全衛工(脱脂綿を使った衛生材料)
・ 76 号(12 月発刊)⇒ マスク工(会員マークと自主基準の改定)
・ 77 号( 3 月発刊)⇒ 日清工(WWマークと除菌自主基準の導入)
2)記者会見、ニュースレリース
平成 24 年 6 月 総会 定例記者会見
・平成 24 年度事業計画の案内
平成 24 年 10 月(株)日本触媒 工場事故に伴う紙おむつの供給について
平成 25 年 1 月 マスク工会員マークの認知訴求キャンペーンの実施
平成 25 年1月 賀詞交換会 定例記者会見
・除菌自主基準の導入を発表
3)日衛連ホームページのメンテナンス
一般社団法人移行に伴う情報の更新、マスクの表示・広告示自主基準の改定、除
菌を標榜するウエットワイパー類の表示自主基準の制定などに伴うHPのアッ
プデート
[広報委員会予算]
230 万円
[実績]
222 万円
2、法制委員会
1)薬事法関連分科会
(1)医療機器連合会委員会への参加
上部団体である医機連の関連各委員会に出席し、薬事に関連する行政の情報収
集ならびに対応を図っている。安全性情報管理、添付文書の推進、不具合コード
の統一化など業界としての推進状況を行政より求められる機会が増加している
ことから、全衛工、救絆工に対して啓発活動、会員企業の情報提供活動を実施し
た。
(2)「第8回 医療機器市民フォーラム」への一般協賛の実施
医療機器産業連合会(医機連)と医療技術産業戦略コンソーシアム(METIS)
は共催で、社会における医療機器の貢献について広く国民の理解を醸成すること
を目的に、医療機器の安全性に関する理解や、医療機器のプレゼンスの向上を図
1
るべく表題フォーラムを開催している。
第7回までは、協賛を実施していなかったが、今年度より医機連傘下他団体と
同様の協賛を実施した。
2)家庭用品関連分科会
①流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)への参加
経済産業省の基に設立された組織で、事務局は(財)流通システム開発セン
ターが行っている。現在、小売業団体 14 団体、卸売業 10 団体、製造業団体 13
団体、製配販を網羅する団体 7 団体の 44 団体で構成されており、(社)日本衛
生材料工業連合会も加入済み。
商品マスタメッセージの項目の検討が開始されることから、当連合会からは酒
井吉弘座長(花王㈱)
、栗田隆之委員(ユニ・チャーム㈱)の2名を同WG 委員
会に委員登録し、当連合会対象商品を踏まえた協議を開始している。
5工業会の5月総会において現状の進捗状況を報告した。具体的な進展があっ
た場合には、各工業会にて検討する。
② 消費者庁、国民生活センター、公正取引委員会関係
消費者庁より、10 月に「除菌を標榜するウエットワイパー類の自主基準」が認
定された。
消費者庁は、トイレクリーナーの水解性について調査し、12 月に同庁ホームペ
ージに調査結果を公開、景表法からの考え方に基づき個別企業に指導を開始し
た。当連合会のウエットワイパー類に関しても、影響が及ぶことから、日本清
浄紙綿類工業会内にJIS原案作成委員会を立上げ、対応を図っている。
3)流通 IT 化推進分科会
標準バーコード付与の推進、フォロー
(1) EDI化の推進
① 医療機器等へのバーコード表示の実施調査(11 月全衛工、救絆工会員への調
査)
② 標準バーコード、エラー内容の事例報告と今後の対応報告 (12 月)
③ 臨時総会(9 月 13 日)にて、医機販協調査結果の標準バーコード付与の現状
説明とバーコード付与推進のお願いを実施
[法制委員会予算]
230 万円
[実績]257 万円
3、環境委員会
1)プラスチック容器包装リサイクル推進協議会(プラ推進協)が主導する3R自主
行動計画の推進
大人用、ベビー用紙おむつの各アイテムの「販売枚数」、「販売個数」、および
「容器・包装排出量」を 9 社の協力を得て算出し、原単位(紙おむつ等 1 枚当た
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りの容器・包装排出量)解析を行い、自主行動計画実績調査表をプラ推進協に提
出した。
・2011 年度容器・包装排出量は、9 社合計(紙おむつ・ライナー市場の 97%)で
7067 トン、2010 年度(7436 トン)に比べ5%ほど減少した。この容器・包装
排出量は日本全体のプラ包装排出量(180 万トン)に比べわずかではあるが、
今後も日衛連として、削減(Reduce)を主体に進めていく。
・ 2011 年度は、基準年度である 2004 年度に比べ、販売枚数、および販売個数共
に 18%増加したのに対し、容器・包装排出量は 3%減少させることができた。
この結果、原単位としても 0.859 から 0.707 と 18%減少した。更に 2011 年度
の容器・包装排出量は、2007 年度から減少し、2004 年度からの調査の中で最も
小さい値となった。また、プラ推進協の第2次自主行動計画では、2004 年度に
対して 2015 年度の容器・包装排出量を 13%削減することが目標であり、2011
年度の本取組ではこの値をクリアしている。
2)紙おむつ、ウェットワイパー類のLCA手法に基づく二酸化炭素排出量の算定動
向把握(PCR、データベース情報)
紙おむつ部会の環境・技術委員会 PCR 策定 WG と連携し、吸水性樹脂工業会ならび
に日本不織布協会様に主要原料である SAP と不織布の PCR(2 次データとしての提
供)を受けるとともに EDANA の情報を収集した。
3)日衛連関連製品の廃棄に関する研究
・産官学で行っている環境の取組みに関する研究会情報や、廃棄物処理・リサイク
ル技術に関する有用な情報を各会員と共有するため、下記の情報交換会及び見学
会を開催し、知見・収集を行った。
11 月1日 岩手ネットワークシステム(INS)との情報交換会
岩手大学工学部応用化学・生命工学科 清水教授を中心に組織された研究会
の中で、環境に係わる「水と環境」の研究会メンバーを含め 26 名の方と日
衛連メンバー9 名での環境に関する取組についての情報交換会を行った。
11 月 2 日 秋田エコタウン視察
北秋容器 「廃ガラス瓶からの土壌改質材へのリサイクル、廃木材のサーマル
リサイクル」
秋田ウッド 「廃木材、廃プラからのリサイクル製品製造」
4)国内外関連機関との情報交換
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会主催のセミナー等に参加し情報の
入手交換等を行った。
[環境委員会予算]
100 万円
[実績]
3
72 万円
4、技術委員会
1)安全性分科会
(1)生活用紙専業委員会との第2回日・中衛生用品企業交流会(東京)の延期
諸般の事情により企業交流会は延期をせざるを得ない状況となった。これに合
わせ来日を計画していた EDANA Pierre Wiertz ジェネラルマネージャーによ
る講演会を 11 月 28 日に実施した。
10 社 14 名の出席を得て、EDANA の組織、ミッション、活動状況の紹介、EU
における不織布衛生用品関連の法的規制、EDANA が目指す持続的発展戦略(環境、
安全性)、大人用紙おむつの吸収量測定法(WSP354.1(11))等について活発な意
見交換を行った。
(2)SAP関連安全性
例年通り紙おむつ7工場の協力を得て SAP 微粉塵測定を継続実施し、SAP 製造
事業者の測定と合わせ安全性データの蓄積を実施した。
GSPCS(Global Superabsorbent Producers and Converters Summit)会議で、日
欧米のデータを共有化した。
(3)GSPCS(Global Superabsorbent Producers and Converters Summit)会議参画
GSPCS 会議(平成 24 年 6 月 12 日;韓国)へ参画し、EDANA、IPA、ASPIA との情
報共有とアクリル酸、SAP の安全性指針について協議を実施した。
(4)ISO対応
①
ISO 17190 系 SAP の各種測定法(PH 計測、残留モノマー、微粒子サイズ、吸
収性など12項目)見直しに関して、日本としては、修正の必要なしで投票
した。
電子投票結果の発表しだいで、今後の対応協議。
(吸水性樹脂工業会と連動)
②
ISO 115621「尿吸収用具―評価に関する一般的ガイダンス」
ISO 11948-1「吸収用具―パート1
商品全体でのテスト」
EDANA が提案した吸収測定法(WSP354.0(08))は参加国の必要賛成数を得ら
れず頓挫している。EDANA は日本との連携強化による WSP354.1(11)の ISO 規
格化をねらって 2013 年に、ISO に提案する模様。動向把握に努めるとともに、
ISO 会議へ参加する。
③
JIS K 0307 「ポリアクリラート高吸収性樹脂の空中浮遊量測定方法―原子吸
光分析法」
ISO 17190 の各種測定法に関連して、現行のナトリウム法とは異なる測定法
の ISO 規格追加に向けた動きを吸水性樹脂工業会と連携し動向把握を継続。
(5)尿吸収時のSAP抗菌自主基準試験法の開発
排尿時の抗菌性を担保する抗菌試験法について高麗微生物研究所(元徳島大
学教授)高麗先生、日本繊維製品品質技術センターの協力を得て試験法開発を
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継続実施した。進藤勝彦医療顧問(元大阪医科大学教授)の協力を得て、高齢
者の人尿によるテストが可能となり検証を実施した。この結果をもとに、次年
度は人口尿の見直しを実施する。
(6)その他
①「EDANA」
「IPA」
「中国造紙協会(CNHPIA)
」
「アジアSAP工業会(ASPIA)
」
「アジ
ア不織布協会((ANFA))などの海外関係団体、国内の「吸水性樹脂工業会
(JASPIA)
」
、
「日本不織布協会(ANNA)
」との密な情報交換会の実施。
②他の委員会との連動と各工業会共通項目に関する活動。
2)抗菌自主基準分科会
抗菌マークのフォローを実施したが、期限内に試験データの提出があり、また試
験結果にも問題はなかった。
① 抗菌マーク申請アイテムの中から、マスク、包帯の 5 社 5 アイテムをアト
ランダムに抽出し、試験データの提出を求め、全社の試験データの確認を
実施した。
[技術委員会予算]
225 万円
[実績]156 万円
5、財務委員会
平成 24 年度予算執行状況の監査ならびに 25 年度予算(案)の検討
平成 24 年度中の特例民法法人から一般社団法人への移行に伴う財務諸表、会計の
変更手続き費用を計上
[予算] 35 万円 (変更手続き費用 30 万円、会議費 5 万円)
[実績] 34 万円
6、総務委員会
平成 24 年度中の移行申請に伴う手続き費用を計上 (東京 21 法律事務所ほ
か)
[予算] 30 万円(移行申請手続業務委託費 25 万円、会議費 5 万円)
[実績] 23 万円
Ⅱ、工業会活動の部
1、 全国衛生材料工業会
① 医療ガーゼ、医療脱脂綿の生物学的安全性テストの実施
② 日衛連ニュース 75 号「脱脂綿を使った衛生材料~化粧綿について」
の発行
③ 医療機器業の関連法規、自主ルールの勉強会などセミナーの実施
5
[予算]
[実績]
490 万円(100 万円の積み立て取崩し含む)
588 万円
2、 全国紙製衛生材料工業会
① 第 2 回日・中衛生用品企業交流会(東京)の延期
② 尿吸収時の SAP 抗菌試験法の開発
③ プラスチック容器包装リサイクルにおける3R自主行動計画の推進
④ 紙おむつの LCA 手法に基づく二酸化炭素排出量の測定検討
⑤ 生理処理用品の規格基準の見直しと承認簡素化の検討
⑥ タンポンの普及と TSS の啓発活動の継続実施
[予算] 741 万円(100 万円の積み立て取崩し含む)
[実績] 470 万円
3、 全国救急絆創膏工業会
① 救急絆創膏自主基準の改定(案)検討
[予算] 18 万円
[実績] 3 万円
4、 日本清浄紙綿類工業会
① 「除菌を標榜するウェットワイパー類の自主基準」の導入と「除菌
マーク」の制定
② WWマークの普及促進活動と表示、品質検査
③ JIS原案作成委員会の立上げ準備
ウエットワイパー類のトイレに流せる基準とテスト法の開発
[予算] 169 万円
[実績] 159 万円
5、 全国マスク工業会
① 「家庭用マスクの表示・広告自主基準」の改定を受けて、会員向けに
「解説書」を作成
② 「家庭用マスクのお取扱いについてのお願い」を流通小売業あて送付
③ 「会員マークの認知訴求キャンペーン」を実施
④ PM2,5 問題に関する対応
[予算] 560 万円(280 万円の積み立て取崩し含む)
[実績] 521 万円
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Ⅲ、一般事業の部
1、 理事会(平成 24 年度)
第 1 回理事会(6 月1日) 平成 23 年度事業報告(案)並びに平成 23 年度
決算書(案)の承認
第 2 回理事会(12 月 5 日) 平成 24 年度事業中間報告
平成 25 年度日衛連表彰、被表彰者の承認
第 3 回理事会(3 月 6 日 ) 平成 24 年度活動中間報告
平成 25 年度事業計画(案)並びに平成 25 年度
予算(案)の承認
2、総会
第 66 回通常総会(平成 24 年 6 月 18 日)メルパルク
平成 23 年度事業活動報告並びに平成 23 年度
決算書の承認
講演会
演題
「政治の混迷と日本経済の展望」
講師
岸 博幸氏(慶応義塾大学大学院教授)
第 67 回通常総会(平成 25 年 3 月 21 日)東京日航ホテル
定款変更及び一般社団法人への移行承認
新理事の承認
平成 25 年度事業活動計画並びに平成 25 年度
予算の承認
3、賛助会員懇親会 (平成 24 年 10 月 24 日) 貿易センタービル 離宮飯店
4、平成 25 年賀詞交換会 (平成 25 年 1 月 22 日)メルパルク
平成 24 年度日衛連表彰式
会長賞 1 名、活動奨励賞 4 名、特別功労賞 12 名、功労賞 36 名を表彰
講演会
演題
「世界の最新政治・経済状況と日本の針路」
講師
川村亨夫氏(早稲田大学大学院教授)
以上
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