事業計画及び収支予算 - かながわ海岸美化財団

資料2
資料1
平成23年度
事業計画及び収支予算
財団法人かながわ海岸美化財団
美しい海岸づくりのために
(重点目標)
○
海岸清掃の着実な実施
○
海岸美化活動の普及促進
○
海岸美化ネットワークの強化
- 1 -
事
業
体
系
(1)海 岸 清 掃 業 務 の 充 実
(2)台 風 等 の 緊 急 時 対 応
1 海岸清掃事業
(220,258千 円 )
(3)海 岸 美 化 パ ト ロ ー ル の 強 化
(4)海 岸 美 化 充 実 ・ 強 化 検 討 会 議 へ の 参 画
①海岸美化キャンペーンの開催
美
②各種美化キャンペーン活動への参加・支援
(1) 海 岸 美 化 キ ャ ン
し
③山・河川美化活動との連携
ペーン等の実施
④美化啓発看板の管理
い
⑤広報活動の充実
2 美化啓発事業
相
(22,779千 円 )
①総合学習等の受入れ
模
(2)環 境 教 育 の 推 進
湾
③企業の環境貢献活動の受入れ
④ボランティア団体の研修
の
創
造
②教職員体験研修の受入れ
(1)海 岸 美 化 団 体 ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築
3 美化団体支援事業
(12,025千 円 )
(2)美 化 団 体 等 へ の 感 謝 状 の 贈 呈
(3)会 員 制 度 の 充 実
4 調査研究事業
(
(1)海 岸ごみ 量 調 査
100千 円 )
5 設 立 20周 年 記 念 事 業
(1,000千 円 )
岩礁地域等海岸ごみ清掃事業
(62,328千 円 )
海岸漂着物地域対策推進事業
(20,910千 円 )
- 2 -
事
業
計
画
1
海岸清掃事業
清掃管理区域(横須賀市走水海岸から湯河原町湯河原海岸までの延長約150㎞)の自然海岸、砂防
林並びに境川及び引地川等河口部の清掃について、県及び相模湾沿岸の13市町から負担金を受けて、
年間を通して計画的な清掃事業を実施する。
(1) 海岸清掃業務の充実
①
委託清掃の充実
業者委託による清掃を中心に、機械力・人力を併用して効率的かつ機動的な海岸清掃業務を
展開する。
[計画的・効率的な海岸清掃の実施]
○ 海岸の形状、利用形態に応じた清掃計画の策定
○ 海岸ごみの状況に対応した計画の策定と作業の実施
(単位:千円)
海岸清掃負担金
市
町
別
負
担
金
清
掃
費
神
奈
川
県
横須賀市
18,408
三浦市
15,388
葉山町
15,574
逗子市
11,204
鎌倉市
34,956
藤沢市
62,234
茅ヶ崎市
17,297
平塚市
9,760
大磯町
8,220
二宮町
1,440
小田原市
2,188
真鶴町
2,786
湯河原町
1,024
市町小計
200,479
河川河口部
6,157
砂防林
7,900
緊急清掃費
2,200
県 小 計
16,257
216,736
負担金清掃費合計
(注)市町にかかる清掃事業費は、県1/2・市町1/2負担。
契約件数は、業者契約17件
- 3 -
団体契約8件
②
直営清掃の実施
海岸美化パトロールと連動しつつ、臨機に応じてきめ細かな対応を図るため、財団直営清掃を
行う。
(2) 台風等の緊急時対応
台風接近時等の職員の緊急連絡体制を整備し、状況に応じた迅速な処理等を実施する。
(3) 海岸美化パトロールの強化
年間を通して職員によるパトロールを実施し、海岸ごみの散乱状況等を的確に把握し、清掃業
者を指導・連携して効果的な清掃事業を遂行する。併せて清掃活動の状況把握を強化する。また、
海岸への不法投棄に対しては、関係機関・所轄警察署との連絡に努める。
(4) 海岸美化充実・強化検討会議への参画
県と関係市町で海岸美化についての課題を整理・共有化するとともに、今後の海岸美化の充実
について、財団のあり方や役割を含めて検討する海岸美化充実・強化検討会議が平成17年度に県に
より設置され、当財団も参画した。今後もこの会議の検討結果を踏まえ、事業の充実・強化及び経
営改善の実現を図っていく。(この会議の設置に伴い、財団主催の関係行政機関連絡調整会議は休
止する。
)
2
美化啓発事業
海岸の快適な環境づくりのため、設立20周年記念事業と連動して、海岸美化啓発をより一層推進
する。
(1) 海岸美化キャンペーン等の開催
①
海岸美化キャンペーンの開催
ビーチクリーンや海岸美化啓発パネル展示、各種美化啓発キャンペーンを開催し、海岸美化意識
の啓発を図る。
ア
ビーチクリーンアップかながわ2011
ごみゼロキャンペーンの一環として、関係市町との共催でボランティアによる一斉海岸清
掃を行う。
・期日 5月29日(日)他
・場所
イ
横須賀市から湯河原町にかけての主要な海岸
国際海岸クリーンアップ2011(JEAN/クリーンアップ全国事務局共催)
世界規模で同時期に開催されるビーチクリーンキャンペーン、データカードによるごみの
分類調査を実施する。また、これにあわせてボランティア団体が主体となったビーチクリー
ンアップを各海岸で実施する。
・キャンペーン期間
・場所 県内各海岸
ウ
9月上旬~10月上旬
海水浴場におけるたばこの吸殻のポイ捨て防止等の啓発
多数の観光客が来場する夏期の海水浴場において、県・市町と連携し、たばこの吸殻等の
ポイ捨ての防止等について、啓発活動を展開する。
- 4 -
エ
美化活動展示会「湘南SEAランド」
人出の多い夏休み中のショッピングモールにおいて、漂着物を使った工作教室を開催する
とともに、写真・パネル・情報紙、機関誌等を展示して海岸状況及び美化活動のPRをして海
岸美化意識の向上を図る。
・期日
オ
8月上旬
河川上流域等における展示会等の開催
河川上流域等において、人の集まる県・市町の公的施設で、海岸美化活動の展示会等を行い、
海岸漂着ごみへの理解と美化意識の向上を図る。
カ
街頭美化キャンペーン(湘南海岸をきれいにする会共催)
主要な駅や海岸で、ごみ袋等を配布しごみの持ち帰りを呼び掛ける。
②
・期日
7月中旬
・場所
片瀬江ノ島駅、茅ヶ崎駅、平塚ビーチセンター(予定)他
各種美化キャンペーン活動等への参加・支援
ボランティア団体等が開催する各種美化キャンペーン等に積極的に協力・参加し、パネル展
示や後援等支援活動を行うことにより海岸美化啓発活動の充実を図る。
ア
音楽イベントへの出展
海岸で実施される音楽イベント等の際に、写真・パネル・情報紙・機関誌等を展示する。
イ
グリーンルームフェスティバル
5月下旬
湘南音祭vol.2
7月上旬
FMヨコハマイベントへの出展
漂着物を使った工作教室を開催するとともに、写真・パネル・情報紙、機関誌等を展示し
て海岸状況及び美化活動のPRをして海岸美化意識の向上を図る。
③
・ 期日
5月29日(土)
・ 場所
未定
山・河川美化活動との連携
山・河川美化に積極的に活動している団体との連携を強化し、ごみのポイ捨て防止やごみの
持ち帰り啓発を行うとともに、山・河川清掃活動と一体となった美化活動の推進を図る。
④
・ 桂川・相模川流域協議会等の河川美化キャンペーン
通年
・ 丹沢大山クリーンピア21の山・川・海美化キャンペーン
9月~11月
美化啓発看板の管理
ごみの持ち帰りを呼び掛ける啓発看板の保全管理と啓発メッセージを展開する。
⑤
広報活動の充実
ア ホームページの充実
財団の活動を幅広く広報するために、ホームページの更なる充実を図り、財団事業の紹介、
ビーチクリーンアップのお知らせ、ボランティア活動日程などのタイムリーな情報を提供する
ほか、会員募集、協賛企業の募集、各種研修・総合学習の受入等に活用する。
・ホームページアドレス http://www.bikazaidan.or.jp
- 5 -
イ 海岸美化啓発ポスターの作成
海岸美化意識の醸成と、「ごみ持ち帰り運動」の周知をはかるため、ポスターを作成し掲示
する。
ウ マスメディア等を利用した広報の展開
公共団体等の広報紙やテレビ・ラジオ等を通して、広域的な広報活動を展開する。
・FMヨコハマ等との連携
FMヨコハマが展開する海岸美化キャンペーン「We Love SHONAN」その他マスコミ等との
連携を密にし、情報提供や共同イベントを開催するなどして、広域的な広報活動を展開する。
・藤沢市観光協会との連携
藤沢市観光協会が内陸部で実施している海水浴客誘致キャンペーンと連携し、広域的な海
岸美化啓発を推進する。
エ リーフレットの作成
財団事業の紹介及び海岸美化意識の向上のため、リーフレットを作成し配布する。
オ 機関誌「スクリーン」の発行
財団の事業活動や美化啓発団体の活動事例を会員等に紹介するため、機関誌を発行する。
・発行時期
2月
15,000部
カ 情報紙「シーコースト」の発行
財団の情報等を会員・行政・ボランティア団体等に提供するため、情報紙を季刊で発行す
る。
・年4回発行
各
6,000部
キ 美化啓発資料の作成
キャンペーンや展示会での広報活動を強化するために、展示及び配布用の資料を作成する。
(2) 環境教育の推進
学校や企業、ボランティア団体の環境学習の場等に職員を派遣し、神奈川県の海岸ごみの現状を
説明し、海岸美化への理解を深め、環境教育の推進に資する。
①
総合学習等の受入れ
総合学習等において行う海岸でのビーチクリーンや教室での授業の時間に財団職員を派遣し、
海岸美化教室を実施する。また、県教育委員会を通じて県内の小・中・高等学校に、海岸清掃へ
の参加を呼びかける。
②
教職員体験研修の受入れ
県教育委員会との協力による教職員の夏期体験研修を行い、海岸のごみの現状を認識してもら
うことにより、環境教育推進の一助とする。
③
企業の環境貢献活動の受け入れ
各企業等が、環境貢献活動の一環として実施するビーチクリーンアップ等のボランティア活
動・新入社員研修等を受け入れ、海岸美化への理解を深める。
④
ボランティア団体研修
ボランティア団体の清掃活動の際に、講師を派遣して海岸美化への理解を深める。
- 6 -
3
美化団体支援事業
設立20周年記念事業と連動して海岸美化ボランティア団体の育成を行うとともに、各種団体等が実
施する海岸美化活動に対する各種支援を行う。
(1) 海岸美化団体ネットワークの構築
海岸美化を中心に活動しているボランティア団体を、財団に登録していただくことにより、活動
を支援するとともに連携を深め、団体間の相互協力や一斉清掃を行うなどして団体のネットワーク
を構築する。
・ 登録団体
①
128団体(平成23年3月5日現在)
海岸美化活動の支援
個人・団体等が行う海岸ボランティア清掃に対し、ごみ袋の提供や熊手等の清掃用具の貸出し、
集積ごみの回収等を行い、海岸美化活動を支援する。
②
美化団体交流会の開催
海岸、河川等において、環境美化活動を積極的に展開しているボランティア団体等を対象に情
報交換や意見交換を行うことにより、お互いの連携を深め、今後のより効果的な活動に資するた
め、交流会を開催する。今年度は設立20周年記念事業のフォーラムの中で開催する。
・開催時期
10月
(2) 美化団体等への感謝状の贈呈
日頃から海岸美化活動に尽力されているボランティア団体、小・中・高等学校及び協賛企業等
に感謝状を贈呈する。
(3) 会員制度の充実
個人会員については、会員サービスの充実をはかるとともに、新規会員の獲得につとめる。また、
法人・団体会員については、環境貢献活動に熱心な企業への呼びかけ等により、新規会員の獲得を
図る。
4
調査研究事業
清掃計画の策定等、財団事業の基礎的データを得るため、海岸ごみの収集量及び種類等について調
査分析する。
(1) 海岸ごみ量調査
海岸別、月別に処理された「ごみ」の収集量及び種類等を調査分析し、海岸ごみの散乱状況を的
確に把握しながら、今後の効率的な海岸清掃事業や美化啓発事業の基礎資料とする。
5
設立20周年記念事業
設立20周年記念事業実施のための費用を実行委員会に支出する。
事業の概要は別紙のとおり。
- 7 -
平成23年度一般会計収支予算
一般会計
平成23年度(a)
Ⅰ 事業活動収支の部
1 事業活動収入
(1)基本財産運用収入
(2)会費収入
(3)負担金収入
(4)寄付金収入
(5)雑収入
事業活動収入計
2 事業活動支出
(1)事業費支出
海岸清掃事業費支出
美化啓発事業費支出
美化団体支援事業費支出
調査研究事業費支出
設立20周年記念事業支出
公益共通事業費支出
事業費支出計
(2)管理費支出
管理費支出
管理費支出計
事業活動支出計
事業活動収支差額
Ⅱ 投資活動収支の部
1 投資活動収入
(1)特定資産取崩収入
有価証券償却原価引当資産取崩収入
設立20周年記念事業準備積立金取崩収入
特定資産取崩収入計
(2)投資有価証券償還収入
投資有価証券償還収入
投資有価証券償還収入計
投資活動収入計
2 投資活動支出
(1)基本財産取得支出
基本財産取得支出計
(2)特定資産取得支出
退職給付引当資産取得支出
減価償却引当資産取得支出
設立20周年記念事業積立資産取得支出
特定資産取得支出計
(3)固定資産取得支出
投資有価証券購入支出
固定資産取得支出計
投資活動支出計
投資活動収支差額
Ⅳ 予備費支出
予備費支出
当期収支差額
前期繰越収支差額
次期繰越収支差額
(単位:千円)
率(%)
差額(a)-(b)
39,830
2,510
217,136
1,250
511
261,237
40,027
2,880
221,563
1,400
676
266,546
△ 0.5
△ 12.8
△ 2.0
△ 10.7
△ 24.4
△ 2.0
224,100
10,970
8,832
100
0
12,013
256,015
△ 197
△ 370
△ 4,427
△ 150
△ 165
△ 5,309
0
0
0
△ 3,842
11,809
3,193
0
1,000
△ 12,013
147
220,258
22,779
12,025
100
1,000
0
256,162
9,273
9,273
265,435
△ 4,198
8,822
8,822
264,837
1,709
451
451
598
△ 5,907
5.1
5.1
0.2
△ 345.6
241
500
741
241
0
241
0
500
500
0.0
皆増
207.5
190,000
190,000
190,741
0
0
241
190,000
190,000
190,500
皆増
皆増
79045.6
241
241
0
0.0
2,182
328
0
2,510
3,227
591
500
4,318
△ 1,045
△ 263
△ 500
△ 1,808
△ 32.4
△ 44.5
皆減
△ 41.9
190,000
190,000
192,751
△ 2,010
0
0
4,559
△ 4,318
190,000
190,000
188,192
2,308
皆増
皆増
4127.9
53.5
0
0
0
0
0
0
0.0
0.0
4,102
4,102
△ 4,102
3,329
3,329
△ 3,329
773
773
△ 773
23.2
23.2
△ 23.2
26,611
△ 36,921
36,921
0
31,702
△ 37,640
37,640
0
△ 5,091
719
△ 719
0
△ 16.1
1.9
△ 1.9
0.0
Ⅲ 財務活動収支の部
1 財務活動収入
財務活動収入
財務活動収入計
2 財務活動支出
(1)リース債務返済支出
リース債務返済支出
財務活動支出計
財務活動収支差額
平成22年度(b)
△ 1.7
107.6
36.2
0.0
皆増
皆減
0.1
(注) 収支予算書は「公益法人会計における内部管理事項について」(平成17年3月23日公益法人等の指導監督等に関する
関係省庁連絡会議幹事会申合せ)に示された3区分の様式により作成している。
- 8 -