尾呂志学園国語科通信 「地の声」 2011年11月30日・担当 鈴木幹夫 芥川賞作品「妊娠カレンダー」 中学生が図書コーナーに1冊の本を寄贈してくれました。 『偶然の祝福』という小川洋子 の作品です。名前は聞いたことはあったのですが、この人の本を読んだことがなかったの で、インターネットで調べてみると、芥川賞を受賞していました。その受賞作が『妊娠カ レンダー』なのです。早速、熊野市立図書館で借りてきて読みました。個人的にはそれほ ど、感動する内容ではありませんでした。 しかし、物語というのは、人によって読み方が違うので、子どもたちも、一度読んでみ てもいいのではないかと思いました。 生活作文のすすめ 生活様式が変化してしまって、大人の中に日記をつける人が少なくなったようです。そ れは、子どもたちも同様で自主的に日記をつけている子がほとんどいなくなったようです。 普段の生活の中での出来事を記していくことで、自分の身の回りに起こっていることに、 気をとめる習慣がついてくると思います。そのことを繰り返すことで、感覚が鋭くなった り、感性が豊かになったりするのではないかと思います。 中学生たちよ! 日記を書き始めませんか。きっと、得るものが多いと思います。 期末試験にむけて 12月1日と2日に2学期末試験があります。たぶん、1日目に国語があると思います。 内容については、すでに教室に提示しています。それにしたがって、しっかりと復習して おいてください。 主に、教科書をしっかり読んでおくことと、ワークの問題を残さず仕上げておいてくだ さい。そうすれば、かなりの部分が出来ると思います。 「今年の漢字」に応募します 暮れに清水寺の貫主が、その年を象徴した漢字一字を毛筆で書いている場面が報道され ます。その「今年の漢字」に応募することにしました。強制ではなく、出してくれた人の 応募票を提出することにしています。過去の「今年の漢字」としては、 2010年「暑」 2009年「新」 2008年「変」 2007年「偽」 となっています。さて、今年は、どんな漢字となるのでしょうか。東日本の震災関係の漢 字となることでしょうが・・・。 草 枕 し ば し な 慰 ぐさ む 濁 にご り 酒 濁 れ る 飲 み て 岸 近 き 宿 に の ぼ り つ 千 曲 川 い ざ よ う 波 の 歌 哀 し 佐 久 の 草 笛 暮 れ 行 け ば 浅 間 も 見 え ず 畠 はた 中 なか の 道 を 急 ぎ ぬ 旅 人 の 群 は い く つ か 麦 の 色 は つ か に 青 し 浅 く の み 春 は か 霞 すみ み て 野 に 満 つ る 香 も 知 ら ず あ た た か き 光 は あ れ ど 日 に 溶 け て 淡 雪 流 る し ろ が ね の ふ 衾 すま の 岡 辺 若 草 も 藉し く に よ し な し 緑 な す 繁 はこ 萋べ は 萌も え ず 雲 白 く 遊 ゆう 子し 悲 し む 小 こも 諸ろ な る 古 城 の ほ と り 千 曲 川 一 旅 情 ( 島 の 小 崎 歌 諸 藤 な 村 る 古 城 の ほ と り ) 中 学 今 週 の 詩
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