エントリー方法について - 公益社団法人日本青年会議所本会

JCIアワード(褒賞)エントリー方法について
JCIアワード(褒賞)エントリー方法について
JCIアワード(褒賞)への申請の方法、申請原稿の作り方、審査方法について説明します。
1.エントリーの方法
a. 1 つのエントリーは 1 つのカテゴリーにのみ提出する事ができます。
b. エリア会議において受賞したアワードエントリーは、世界会議のアワード・プログ
ラムへ自動的に申請されます。
c. 2種類のアワード・カテゴリーがあります。
ⅰ.マルチ・エントリー アワード カテゴリー
ⅱ.ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード・カテゴリー
d.JCI は、エリア会議における以下のアワード・カテゴリー受賞者の、世界会議登録料
を免除します。
最優秀新入会員
最優秀会員
最優秀 LOM 理事長
① 一般資格
a. 会費を納めた NOM のみが、受賞資格を得ることができます。
b. 審査員が審査業務を全うできない場合、或いは別の審査員と交代し、審査期限日の
3日後までに審査を完了できない場合は、常任理事会の多数決により、その審査員
が所属する NOM からのエントリーは全て無効となる場合があります。
c. 全てのエントリーは、NOM 会頭の承認をもってエントリーが可能となります。
② 対象期間
a. マルチ・エントリー・アワード・カテゴリー
i. エリア会議におけるアワードのエントリー対象となる事業実施期間は、前年度
の該当エリア会議の 45 日前から今年度のエリア会議の 45 日前までです。
ⅱ.世界会議におけるアワードのエントリー対象となる事業実施期間は、前年度の
世界会議の 45 日前から今年度の世界会議の 45 日前までです。
b. ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード・カテゴリー
i. アワードのエントリー対象となる事業実施時間は、前年度の 1 月 1 日から 12 月
31 日までです。
各エリア会議で受賞したエントリーのみが、世界会議の該当カテゴリーにエントリー
することができます。
③ 言語基準
a. エリア会議におけるアワードのエントリーは、英語、スペイン語またはフランス語
で提出しなければなりません。
b. 世界会議におけるアワードのエントリーは、英語で提出しなければなりません。
エリア会議の受賞エントリーがスペイン語またはフランス語である場合、世界会議
のアワード・プログラム申請時に、英語に翻訳しなければなりません。
2.JCIアワードカテゴリー
下記のJCIアワードカテゴリーは、2014年度に於けるものです。年度によっては多少の
変更点があります、実際の申請準備をされるときには当該年度のJCIアワードマニュアルでご
確認の上、作業を進めて下さい。
マルチ・エントリー・アワード・カテゴリー
マルチ・エントリー・アワード・カテゴリーでは、JCI アワード・プログラムにおいて、最
も優れた LOM の事業を競います。
NOM は、下記の通り、LOM の数に応じて、複数のエントリーができます。
所属 LOM 数が 1~10
:1 カテゴリーあたり 3 エントリーまで
所属 LOM 数が 11~50 :1 カテゴリーあたり 5 エントリーまで
所属 LOM 数が 51~100 :1 カテゴリーあたり 7 エントリーまで
所属 LOM 数が 101 以上 :1 カテゴリーあたり 10 エントリーまで
最優秀 LOM 地域社会向上プログラム
地域社会向上プログラム
地域社会の改善と JCI ミッションの拡大を目的として LOM が運営する事業
目標、計画、財務および実施状況
会員の参加
地域社会への影響
LOM への影響
事業の長期的影響
最優秀 LOM 長期型
長期型地域社会
地域社会開発プログラム
社会開発プログラム
地域社会の改善と JCI ミッションの拡大を目的とし、LOM が 1 年以上の期間にわたり運営す
る事業
目標、計画、財務および実施状況
会員の参加
地域社会への影響
LOM への影響
事業の長期的影響
最優秀 LOM 経済開発プログラム
経済開発プログラム
地域社会における経済開発推進を目的とする、LOM が運営する事業
目標、計画、財務および実施状況
自由経済社会の促進
地域経済への影響
地域社会及び参加者への影響
パートナーシップ及び広報活動
事業の長期的影響
最優秀 LOM 個人能力開発プログラム
個人能力開発プログラム
JCI ミッションをさらに推進するべく、若者に技能習得の機会を与えるために LOM が運営す
る事業
目標、計画、財務および実施状況
会員の参加
開発された技能
参加者への影響
事業の長期的影響
最優秀 LOM 拡大開発プログラム
拡大開発プログラム
地域社会のより多くの若者に成長の機会を与えるために、LOM および JCI 会員が運営する
JCI の成長を目的とした事業
戦略的計画
LOM 理事役員および会員の関与
実施方法
達成された成果
事業の長期的影響
最優秀 LOM 国連ミレニアム開発目標プロジェクト
国連ミレニアム開発目標プロジェクト
国連ミレニアム開発目標(MDGs)の推進に向けた、LOM が運営する事業
目標、計画、財務および実施状況
会員の参加
地域社会への影響
国連の機関やパートナーとの連携
事業の長期的影響
最優秀 LOM 企業的
企業的社会責任(CSR
社会責任(CSR)プログラム
CSR)プログラム
国連グローバル・コンパクトのミッションをさらに推進し、企業の社会責任(CSR)の価値
の普及を推進するために LOM が運営する事業
目標、計画、財務および実施状況
地域社会への影響
具体的取り組みを通した 10 の原則のうち 1 つ以上への合致
達成された成果
LOM への影響
事業の長期的影響
最優秀組織間協働プロジェクト
LOM が JCI の他機関の会員と協働することにより相乗効果を生み、その影響力を強める事業
目標、計画、財務および実施状況
LOM 間の協力
会員への影響および JCI ビジョンへの貢献
地域社会への影響
事業の長期的影響
最優秀 LOM おもいやりプロジェクト
おもいやりプロジェクト
永続的な世界平和を推進するために LOM が運営する事業
目標、計画、財務および実施状況
世界平和のための協力
地域社会への影響
LOM への影響
事業の長期的影響
ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード・カテゴリー
ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード・カテゴリーでは、JCI アワード・プログラムにおい
て、最も優れた NOM の事業、LOM および個人会員を競います。
NOM が、エリア会議においてエントリーができるアワードは 1 つのみです。各地域のエリア
会議で受賞した4つのエントリーのみが、世界会議のアワード・プログラムにエントリー
できます。
最優秀 NOM フラッグシッププログラム
国家フラッグシッププログラムは、JCI ミッションおよびビジョンに貢献し、NOM に属する
JCI 会員および LOM が関与するもの
戦略および実施状況
LOM および会員への利益および参加
地域社会への影響
広報活動、可視性、パートナーシップおよび財政
事業の長期的影響
最優秀 NOM 拡大開発プログラム
拡大開発プログラム
JCI の NOM は、国内の組織の拡大成長と、JCI 運動の継続的な開発普及に重点的に取り組む
戦略的計画
NOM 理事役員および会員の参画関与
実践方法
達成された成果
事業の長期的影響
最優秀新設会員会議所
最優秀新設会員会議所
対象期間内に設立され、JCI ミッションの実践において非常に優れた活動を行った LOM
戦略的計画
新入会員募集戦略
個人能力開発プログラムおよびその成果
地域社会開発プログラムおよびその成果
国際開発プログラムおよびその成果
経済開発プログラムおよびその成果
最優秀会員会議所
最優秀会員会議所
JCI ミッションの実践において非常に優れた活動を行う LOM
戦略的計画
個人能力開発プログラムおよびその成果
地域社会開発プログラムおよびその成果
国際開発プログラムおよびその成果
経済開発プログラムおよびその成果
最優秀新入
最優秀新入会員
新入会員
対象期間内に加入し、JCI ミッションの実践において非常に優れた活動を行った JCI 会員
所属会員青年会議所(LOM)への影響
地域社会への影響
トレーニングおよびオリエンテーションプログラムへの参加
地域および国際諸会議・イベントへの参加
JCI 活動における JCI バリューの模範的実践
私生活における JCI バリューの模範的実践
最優秀会員
JCI ミッションの実践において非常に優れた活動を行う JCI 会員
LOM および NOM への影響
地域社会への影響
JCI の諸会議・イベントへの参加
JCI 活動における JCI バリューの模範的実践
私生活における JCI バリューの模範的実践
最優秀理事長
対象期間中に在任し、LOM および地域において非常に優れたリーダーとしての役割を果たし
LOM 理事長
会員に対してのリーダーシップ、モチベーション、インスピレーション
地域社会への影響
LOM への影響
JCI の諸会議・イベントへの参加
JCI 活動における JCI バリューの模範的実践
私生活における JCI バリューの模範的実践
最優秀 NOM 会頭
対象期間中に在任し、NOM および地域において非常に優れたリーダーとしての役割を果たし
た NOM 会頭
統治能力
会員へのリーダーシップ、モチベーション、インスピレーション
活動:実施したプロジェクトによる影響
JCI 諸会議・イベントへの出席
JCI への参加
*注:このカテゴリーは、JCI 世界会議においてのみ表彰されるものであり、JCI 会頭が任
命する NOM 会頭により構成される審査委員会が審査を行います。
特別アワード・カテゴリー
最優秀 LOM 事業
最優秀 LOM 事業賞は、全てのマルチ・エントリー・アワード・カテゴリーの中で最高得点
を得た事業に授与されます。なお、このアワードは、エリア会議と世界会議の両方で授与
されます。
ファースト・タイマー賞
エリア会議または世界会議におけるファースト・タイマーズ・プログラムの全参加者に、
ファースト・タイマー賞抽選の参加資格があります。アワード表彰式にて受賞者が発表さ
れ、トロフィーが授与されます。さらに特典として、次年度の該当エリア会議または世界
会議登録料が免除されます。
ホアキン・V・ゴンザレス賞
ホアキン・V・ゴンザレス賞は、当該年度中に逝去された現役 JCI 会員の優れた業績を讃
えるための賞です。この追悼表彰を受けるには、NOM 会頭からの正式申請が必要です。この
賞は JCI 世界会議において、故人の所属 LOM 理事長、LOM 理事長が欠席の場合は NOM 会頭に
授与されます。
<エントリーの基本>
● 嘘・偽り・誇張は絶対にやめて下さい。メンバーの参加率が100%である事業など、現
実的にはなかなかありえません。100%例会でさえ難しいのに、どうして事業だけは10
0%参加出来るのでしょうか。過去実際に、受賞した原稿で参加率21%でも受賞しています。
また、一万人集まった、と書けば、その証拠になる写真等々が必要になります。
●
文章の起承転結をはっきりとして下さい。ロジカルに事業の目的、内容、プロセス、成果、
効果などをシンプルに要点をまとめて下さい。わかりやすい表記を心がけてください。
● 最初に結論を書いた後、その理由を箇条書きするスタイルが理想的な手法です。
● 最初の2行以内で、何を伝えたいかを要約したものを述べてください。全ての文章を読ま
なくても良いくらいに簡潔に記載してください。
● 原稿内に、JCIクリードか毎年のJCIの活動方針を適所に引用出来ればと思います。
事業を計画する段階から、理事長所信・会頭所信・JCI活動方針を組み込んで下さい。
<日本語原稿の書き方>
● 長文にせずに短文や箇条書きにして分けてください。箇条書きにすることにより、翻訳す
る側も、審査する側も、少ない労力ですみます。
長文例:この「村おこし祭り」は、日本市と大和県の協力にて市民が1000人集まった事
業です。
This "MURAOKOSHI MATSURI" project is the project for which 1000 citizens
gathered with the cooperation of Nippon City and Yamato Prefecture.
短文例:プロジェクト名:「村おこし祭り」。
協力:日本市・大和県。
市民参加:1000人。
Project Name: "MURAOKOSI MATSURI"
Cooperation: Nippon City and Yamato Prefecture
Citizen Participation: 1000
<アイキャッチ>
● その事業がどれだけ審査員に理解されて印象に残るかが、受賞へ向けた大きなポイントの
1つです。事業がどんなに素晴らしくとも、その事業が正確にかつ容易に理解し、審査員の
頭の中に事業がイメージされない事には、高得点へは結びつきにくいと考えられます。
● また、数多くのエントリーの中から選ぶのですから、印象の薄い事業やエントリーもまた、
高得点へは結びつきにくいと考えられます。
<メインタイトル>
● 他NOMとの差別化をはかり、簡単かつ優れたアイキャッチ効果を得られることが必要で
す。特にメインタイトルは、日本語の事業名を英語に変えても、堅苦しい表現ではなかなか
上手く意味が通じません。
● メインタイトルは、事業名称をそのまま英訳していると思いますが、直訳するのではなく
イメージしやすい表現に置き換えるといいでしょう。最初の単語を見ただけで、全体像がイ
メージ出来るように心がけてください。
● 多少なりとも遊び心も取り入れて、柔軟な発想から英語表記を考えてください。洗練され
たものもコミカルなものも、アイキャッチとしての効果的です。
過去の受賞例では、大阪青年会議所の「淀川泥んこ探検隊」を「We Love Osaka Kids」と訳し
受賞しております。
<テキスト整形>
● 段落を区切りたいなって思ったところに、半角英数記号で段落を区切っても構いません。
● JCIのアワードマニュアルには半角英数記号を使ってはいけない、などとはどこにも明
記されていません。
過去の受賞例をJCIのホームページから閲覧することができますので、参考にして下さい。
JCI香港、JCIマカオ、JCIフィリピンの原稿が非常に読みやすくなっています。
例) 半角英数記号を使ったサブタイトルのサンプル
====================
Eye Catch Subtitle
====================
+--------------------+
| Eye Catch Subtitle |
+--------------------+
/// Eye Catch Subtitle ///
例) 半角英数記号を使った区切り線
========================================
---------------------------------------++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
////////////////////////////////////////
****************************************
● では、実際にテキストを使って、整形前と整形後を比較してみましょう。
<テキスト整形前>
1. TYPES OF AWARDS
There are four classifications of JCI Awards:
GROUP A : Awards to National Organization Members
GROUP B : Awards to Local Organization Members
GROUP C : Awards to Individual Members
GROUP D : Special Awards and Regional Awards
2. ELIGIBILITY
All JCI National and Local Organizations may submit entries for JCI Awards subject
to the following provisions:
a. National Organization must have met its financial obligations and be eligible to
vote at the Conference and Congress where the awards entry is being submitted.
b. Every National Organization submitting awards entries and having more than ten
of its members attending the Conference or World Congress must provide a minimum of
one awards judge. Furthermore, National Organizations submitting 20 or more awards
entries must furnish a minimum of two judges, and National Organizations submitting
40 or more entries must furnish three judges. All awards judges must be nominated before
the Conference or World Congress. Normally, failure by any National Organization to
appoint at least one awards judge before World Congress will result in the automatic
issuance of penalty points to all awards entries submitted from that National
Organization. However, the JCI President or awards chairman may grant a dispensation.
c. All Group III entry forms (from Local Organizations) should contain a certification
by the National Organization President that the Local Organization is a member in good
standing and that it has been included in the declaration of membership last submitted
to JCI.
3. WHO MAY SUBMIT ENTRIES
Submit entries as follows:
a. GROUP A: By a National Organization only and subject to the following:
i. A National Organization may submit an entry for each Group A Award.
ii. A National Organization may not submit the same project for more than one award.
b. GROUP B: By a Local Organization (with the certification of its National
Organization) and subject to the following provisions:
i. A Local Organization may submit only one entry for each award.
ii. A Local Organization may not submit the same project for more than one award.
iii. Any number of Local Organizations from one National Organization can submit
entries for the same Group B Award.
iv. A National Organization with only one Local Organization is eligible to submit
a project for Group B Awards. However,
a. Local Organization may not submit the same project for both Group B and Group A.
b. GROUP C: By a Local Organization (with the certification of the National
Organization) or by a National Organization directly.
c. GROUP D: By a Local Organization (with the certification of the National
Organization) or by a National Organization directly (if the award requires to
fill an entry form).
<テキスト整形後>
=========================
1. TYPES OF AWARDS
=========================
There are four classifications of JCI Awards:
-------------------------------------------------------------------------------GROUP A : Awards to National Organization Members
GROUP B : Awards to Local Organization Members
GROUP C : Awards to Individual Members
GROUP D : Special Awards and Regional Awards
-------------------------------------------------------------------------------=========================
2. ELIGIBILITY
=========================
All JCI National and Local Organizations may submit entries for JCI Awards subject
to the following provisions:
-------------------------------------------------------------------------------a. National Organization must have met its financial obligations and be eligible to
vote at the Conference and Congress where the awards entry is being submitted.
b. Every National Organization submitting awards entries and having more than ten
of its members attending the Conference or World Congress must provide a minimum of
one awards judge. Furthermore, National Organizations submitting 20 or more awards
entries must furnish a minimum of two judges, and National Organizations submitting
40 or more entries must furnish three judges. All awards judges must be nominated before
the Conference or World Congress. Normally, failure by any National Organization to
appoint at least one awards judge before World Congress will result in the automatic
issuance of penalty points to all awards entries submitted from that National
Organization. However, the JCI President or awards chairman may grant a dispensation.
c. All Group III entry forms (from Local Organizations) should contain a certification
by the NOM President that the Local Organization is a member in good standing and that
it has been included in the declaration of membership last submitted to JCI.
-------------------------------------------------------------------------------=========================
3. WHO MAY SUBMIT ENTRIES
=========================
Submit entries as follows:
-------------------------------------------------------------------------------a. GROUP A: By a National Organization only and subject to the following:
i. A National Organization may submit an entry for each Group A Award.
ii. A National Organization may not submit the same project for more than one award.
b. GROUP B: By a Local Organization (with the certification of its National
Organization) and subject to the following provisions:
i. A Local Organization may submit only one entry for each award.
ii. A Local Organization may not submit the same project for more than one award.
iii. Any number of Local Organizations from one National Organization can submit
entries for the same Group B Award.
iv. A National Organization with only one Local Organization is eligible to submit
a project for Group B Awards. However,
a. Local Organization may not submit the same project for both Group B and Group A
Awards.
b. GROUP C: By a Local Organization (with the certification of the National
Organization) or by a National Organization directly.
c. GROUP D: By a Local Organization (with the certification of the National
Organization) or by a National Organization directly (if the award requires to
fill an entry form).
-------------------------------------------------------------------------------※これは、あくまで例です。皆さんのテキストに合った整形をしてください。
次は、添付資料について説明します。
<添付資料全般>
●写真・資料・書籍・パンフレット・会報・見積書・プライスリスト等、証拠資料・補完資料
として価値のあるものを添付するのができます。
● 長文・何行にも渡る説明文ではなく、キャプション的な文章や補完説明にしてください。
1. 写真・資料・書籍・パンフレット・会報・見積書・プライスリスト等の証拠資料・
補完資料等々の事業の証拠になるような資料を添付する。
2. 審査員がエントリーフォームを見てイメージしているものを、より具現化する為の
補足説明を明記する。
<写真の撮り方>
● 写真はビジュアル的に非常に効果があります。事業内容を証明するには恰好の素材です。
● 反面、撮影方法によっては証拠能力に欠ける場合が多いと思われます。しかし、撮り方に
よっては証拠能力を上げることが出来ます。
例)今までの講演会の撮り方
1. ほとんどの写真がポートレート風に撮られている。
2. 講師は講師、観衆は観衆、演目は演目、といった具合に別々に撮っている。
3. これでは証拠写真としての能力に欠け、審査員は申請対象期間に撮影されたも
のかどうか判断がつかなくなる。
今後の講演会の撮り方
1. 写真にも目的を持った写真を撮る事。
2. 講師・演目(横断幕・垂幕など)・観衆が1枚に入っている写真。
3. または、演目と講師が1枚。講師と観衆が1枚。これは講師がリンク役になり
2枚の写真が同一場所で撮影されたものと理解できる。
4. 何時・何処で・誰が・何をしているかが分かるような写真がベストである。
5. 写真には必ずキャプション(内容によっては日付・場所・講師名等)を入れる
こと。
6.JCIのマークがどこかに入っていて、きちんとJCIの事業の風景であるこ
とが立証できるようになっていること。
<新聞の切り抜き>
● 新聞は公的な証拠として非常に効果があります。しかしながら、和暦表示の為にいつ掲載
されたか理解出来ない審査員が大多数であると思われます。
例) 今までの新聞の切り抜き
1. 記事の所と表紙の日付の所を切りぬいて張り付け。
2. この場合、記事が本当に日付の日に掲載されたか疑問点が残る。
3. これでは証拠記事としての能力に欠けると共に、審査員は的確・明確な理
解・判断が出来ない。
今後の新聞の切り抜き
1. 記事が掲載されているページをそのまま縮小して張り付け。
2. それ以外に記事の部分を原寸・縮小して張り付け。
3. 日付の確認と記事の確認が同時に出来ると共に、公的な証拠としての価値が
高まる。
4. 記事には必ずキャプション(日付・新聞名等)を入れること。
5. 記事の概略を英語表記すると共に、参加人数・総予算・目的・結果等のキー
ポイントを赤文字・マーカー・太文字・下線等により強調する。
6. この事により、審査員の思考の中にキーポイントを埋め込むことができ、的
確・明確な理解・判断をうながせる。
<写真について>
● 事業が終わってから申請するかどうかを決めるのではなく、いつでも対外発信するための
資料として画像動画資料の作成保存をすることをクセにしましょう。
● また、沢山の写真の中から添付する写真を選ぶ時の基準として、新聞の1面に使用できる
ような、言葉がわからなくても見ただけで理解できる写真を採用すべきです。
3.JCIアワード審査
JCIのアワード審査は、いつ、どこで、誰が、どのように審査をするのでしょうか。
いつ・どこで・誰が
いつ:
JCIのホームページに提示される期間内に申請します。通常JCI ASPACと
JCI世界会議開始2か月前から申請作業が始まり、1カ月前に締め切られます。ア
ワードの審査はその後、約1週間から10日後にWeb上で行われます。
どこで:
JCIのホームページ上の審査員用サイトにおいて行われます。
誰が:
審査員は、JCI正式加盟のNOMから輩出されます。規定により申請数によって
最大各3名までの審査員が選任され、審査にあたります。
どのように: 審査する各エントリーフォームを閲覧できるIDとパスワードが、各審査員に
JCIよりメールにて配布されます。各審査員は、各々に与えられたパスワードを
使ってJCIホームページよりログインして、審査します。ただし、各審査員は自
国NOMおよび自国NOMに所属するLOM・個人から申請されたエントリーは、
審査することが出来ません。審査した結果は、同じホームページ内の審査表に記載
します。
なお、既定の締め切り後には審査画面が使用不可となり、審査未了の場合、当該NOMからのア
ワード申請を却下されることもあるため、各審査員においては早めの審査をお願いします。JC
Iのアワードコミッティーをコーディネートする委員長は、通常将来のJCI会頭もしくは常任
副会頭がこれにあたります。2007年JCI ASPACチェンリー大会の場合、後のJCI
会頭、グラハム・ハンロン氏が委員長でした。
審査員の資格は、日本JCの場合、在籍年数3年以上で、英語能力がある方を会頭が推薦します
が、他NOMから選出されている審査員の多くは、各NOMの常任理事やそれに準ずる人で事業
運営に関しての経験を持っています。
事前審査の手順
各審査員は各部門ごとに決められた審査基準(クライテリア)に基づいて、100点満点のポ
イント・システムにて審査を進めます。
年度により若干変更点がありますので、実際の審査基準は当該年度のJCIアワードマニュア
ルでご確認ください。
<審査にあたる申請のトレンドについて>
● 審査員が、出身NOMの審査にあたる事は禁止されていますので、各審査員は自国の申請
分以外の審査を行います。
このため、日本JC輩出の審査員は海外では多いけれども日本からの申請の少ない、個人賞、
メンバー数の少ないLOMの最優秀LOM理事長賞や、優秀新設LOM賞などの審査に係る
ことが多くなります。
申請原稿の作成ポイント
JCIのアワード受賞は当然事業そのものに与えられるものですから、事業の内容が良ければ
当然褒賞を与えられてしかるべきです。しかしながら、何事にもポイントがあるように申請原稿
作り方にもポイントがあります。勿論、このポイントの全てがうまく申請原稿作成上で活かされ
ていたとしても、事業そのものが優れていなければいけないのは当然のことです。
1)事業の主旨・目的の明確化
結果を最後に記す日本的表現ではなく、結論をまず先に明瞭簡潔に述べることが必要です。
なぜなら、審査員は非常にたくさんの申請原稿を画面上で閲覧して審査します。一人最大30
件ほどです。その結果、全てのエントリーの比較が出来にくくなり、また時間も長時間かかる
ために1件のエントリーに対する時間も、審査員によっては数分程度の場合もあります。
従って申請事業のコンセプトそのものを明確に最初に記さないと、事業の主旨が審査員に理
解されません。継続事業で非常に多くのメニューをこなしているような場合、内容が多すぎて
事業本来の主旨が理解されないか、不明確なことがあります。申請原稿を作成する前に、その
事業の主旨・目的を明確にすることが必要です。その明確化された主旨・目的に添って申請原
稿を作成することが重要です。
「なぜこの事業をおこなったか?」という主旨・目的から、事業の必要性、事業による効果
までをストーリーとしてエントリーフォームを作成すると良いでしょう。
第1のポイント
その事業はどんな主旨で、どんな目的で行われたものかを明確にする。
2)事業展開の証拠資料の収集
JCIアワードでは、申請をしたNOM・LOMに対して現地調査をして確認することはあ
りません。全ての判断をWeb上で行うことになります。従って、事業を確実に実施したとい
う証拠が必要です。それは、JCIのマークの写っている現場の写真であり、案内状であり、
新聞記事であり、パンフレットであり、運営マニュアルでもあります。
日本JCまたは日本の各LOMから申請は、この資料が写真に集中し、他の資料が少ない傾
向にあります。多くの種類の資料を効果的に使用すれば、審査員の理解度は大きく違ってくる
はずです。
第2のポイント
できるだけたくさんの事業に関する資料を集めましょう。事業開催前にきちんと対外に事業
を発信する目的で事業状況が解るような写真資料、動画資料を作るつもりで準備をし、撮影す
ることが求められます。あくまでもJCIアワード申請用ではなく、LOMの対外発信用の資
料として撮影するクセをつけることが重要です。
3)わかりやすい申請原稿の作成
申請原稿は美しく作る必要はありません。審査員が短時間で見て理解しやすい構成にするこ
とが重要です。ストーリーの流れ、文章配分等もよく検討することが必要です。「予備知識の
ない海外の審査員に短時間で事業の目的、主旨を理解させるにはどうしたらよいか?」につい
て、全資料に目を通して、是非大いに検討、論議してください。
第3のポイント
エントリーフォームは分りやすく作るべきであり、美しく作る必要はありません。
4)英訳の問題
JCIにアワードを申請するとき、最後の課題となるのが英訳の問題です。
しかし、現実的には、日本語の文章が不明確なので、英訳できない事が多いのが実情です。審
査員となる海外NOMメンバーも、全員英語が堪能なわけではありません。自分の作業のわか
りやすさのためにも、また審査員にとって理解しやすくするためにも、明快な日本語表記を使
用し、簡単な英単語を使って、箇条書きで作成するようにしましょう。
添付写真などにも、簡単な英文でキャプションを入れるだけで構いません。それが何の資料
であるのかの説明を英文で添付するだけで十分なのです。
第4のポイント
審査員に事業内容を理解しやすいように簡単な英訳を心がけましょう。
5)基本情報記入のポイント
審査員が最初に目を通すのが基本情報のページです。各項目において要求される内容を的確
に把握し、簡潔に且つ明確に記入してください。内容が抽象的・心情的になってはいけません。
具体的な数値を提示して成果や結果が明確に理解できるようにしてください。また、カテゴリ
ーごとの個別記載の内容と合致し、矛盾の無いように気を付けてください。当然のことですが、
申請の項目は全て書き込んでください。
審査員はエントリーフォームのどこを見るのか
アワード審査は、基本的に審査ポイント配分表を使って進められます。審査員はそれぞれに異
なった視点を持っていると想像されるため、審査員がどこをどのように感じて審査をするかまで
普遍化することは困難です。そこで、ここではそのポイント表に使われている語句に従って、審
査員の審査に対する視点を説明します。以下に例を挙げてみます。
1)全体的な計画および実施
事業の概要と計画、また事業を組織し事業を完成させるために取った数々のステップの目的
とされるものが含まれます。
2)会員の参加率
関連した数字で表現されます。たとえば実施委員会メンバーの参加比率、参加比率向上のた
めの施策などです。
3)国際的理解の促進
当該事業を通じて参加メンバーが国際社会や他国の文化等をどれくらい理解したかがポイ
ントになります。
4)地域社会への貢献度
当該事業がいかに地域社会に利益を与えたかがポイントになります。
5)組織への貢献度
当該事業がJCを含む関連した全ての団体や組織に対して、人的、組織的、地域的にどんな
利益を与えたかがポイントになります。具体的には、この事業がJCを含む関連した団体・組
織全てのメンバーに対して①指導力開発の機会を与え、それによって
①各メンバーがいかに自己改革・成長したのか?
②組織の認知度知名度は向上したのか?
③組織の人的財政的資源は増えたのか?
ということです。
6)事業の継続性
当該事業がいかに数多く、いかに長く行われたか、がポイントになります。
これは、海外のLOMでは外部からの資金援助が無ければ事業開催は困難なことが多く、継
続的に開催できている=対外から評価を受けているプログラムであるという事を表すから
です。
近年では、創出したプログラムを如何にして地元にNPOを立ち上げて移管するという事柄
も求められるようになりました。