アメリカにある休日「サンクスギビング」アメリカの「サンクスギビング」は大切な祭日の１つで、とてもアメリカ的な祭日です。実際、その起源はアメリカの誕生にまで遡ります。多くの幕別の人はハロウィーンやクリスマスについては聞いたことがあると思いますが、もしかすると“サンクスギビング”についてはよく知らないかもしれません。そこで、簡単に「サンクスギビング」の歴史と最近の祝い方という２つについて話したいと思います。【歴　史】クリストファー・コロンブスはインドへの航路を探すために、1492年にスペインを出発しました。既にシルクロードを利用したインドとの貿易はヨーロッパではよく知られていて、収益の高いものでしたが、陸上での移動はとても時間がかかりました。そこで彼が大西洋を渡り新大陸とそこの人びとを発見したとき、コロンブスは誤って彼らを「インディアン（＝インドの人）」と呼びました。その後100年して他の探検家が大西洋を渡って来ましたが、彼らはその土地に住みませんでした。1620年、ついにイギリスとオランダからのピルグラム（アメリカへの最初の入植者）たちは“新しい世界”としてアメリカ大陸に植民地を作りはじめました。彼らが乗ってきた汽船はメイフラワー号と呼ばれています。彼らは現在、マサチューセッツ州プリマスとして知られている町に1620年12月11日に到着しました。彼らがアメリカに着いたとき、「ネイティブ・アメリカン」に出会いました。ネイティブ・アメリカンの１人のスクワントは特に入植者を助けました。スクワントは既に迫っていた極寒の冬を知っていたので、彼らの家を建てるのを手伝いました。スクワントの助けがあったにもかかわらず、ピルグラムたちにとっての最初の冬に、彼ら102人のうち46 人が亡くなりました。春にスクワントはとうきびの栽培方法と小川での魚の捕り方を教えました。次の秋、ピルグラムは冬の準備ができており、十分な食料の貯えがありました。彼らはその恩恵を神に感謝したかった。そして、彼らは多くのネイティブ・アメリカンを招待し、とうきび、アヒル、魚、ベリー、鹿の肉を共に食しました。そのお祭りは３日間続き、それを彼らは「サンクスギビング」と呼びました。【現　在】今日、アメリカ人は11月の最後の週の木曜日に「サンクスギビング」をお祝いします。多くの人がその週の金曜日に休みをとり４日間の週末を過ごします。この週末が家族との再会と神様からの恩恵に感謝するための時間を私たちに与えてくれます。一般的には、ポテト、とうきび、クランベリー・ソース、豆、フルーツ、グレイビー・ソース、そして重要な七面鳥から成る大きな午後の食事をとります。アメリカ人は最初のピルグラムが経験した困難を振り返り、アメリカ人がその生活において得た全ての幸運に感謝する時間なのです。 makubetsu 2003.12 26