資料2 [1693KB pdfファイル] - 地方公共団体情報システム機構 地方公共

業務・システム刷新化導入促進セミナー
業務・システム刷新化の概要
青山学院大学大学院
会計プロフェッション研究科
教授 松尾 明
財団法人 地方自治情報センター
資料2
業務・システム刷新化の取り組みの経緯
•
世界では米国政府が先行 1995年 本格的には、2002年
– 米国政府で1995年に市民サービスを中心とした政府のための設計図としてEA(Enterprise
Architecture)が検討され、1996年に国防省を中心としたIT調達管理改革法にEAの導入が法
制化された、2002年に予算局(OMB)で政府全体の参照モデル標準が作成され本格的に運用
が開始された。現在、世界中の多くの政府が本格的な取り組みを開始している。
•
国では、業務・システム最適化としてスタート 2003年
– わが国でも、IT調達改革、政府市場の寡占解決、レガシー問題対応等を2000年より検討する
なかでEAの導入が検討され、2003年よりレガシー見直し、経費削減、業務外部化等を主たる
目的として業務・システム最適化が行政管理局を事務局としてスタートした。現在、共通業務、
個別府省業務100以上で最適化計画が作成され公表されている。
•
自治体向けには、総務省が業務・システム刷新化の手引きを公表 2006年3月
– 住民サービスの向上を重視することから、国と異なった刷新化と呼称。もちろん、最適化が前
提となる。
– 2004年より高知県、静岡県、岐阜県、京都府等の協力をえて参照モデルを作成を開始し、
2005年度に川口市、奥洲市、北九州市、西宮市の協力を得て業務参照モデル第1版を公表
– 2006年度には、川口市、さいたま市、加西市の協力を得て、業務と情報の参照モデルの標準
化をさらに推進
– 2007年度は、大阪市、秩父市で刷新化の取り込みに利用し、参照モデルを更新する予定
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総務省事業全体の取り組み
調査研究
調査研究
視点
試行・導入
試行・導入
~H14
普及・利活用
普及・利活用
H15
H16
H17
H18
H19
モデルシステム開発実証(主として共同アウトソーシングのライブラリーに登録)
モデルシステム開発実証(主として共同アウトソーシングのライブラリーに登録)
EA、最適化計画(中央省庁)
EA、最適化計画(中央省庁)
自治体EA
自治体EA (刷新化に利用)
(刷新化に利用)
データ標準化
データ標準化
環境・ツールの
整備
調査研究
調査研究
レガシー連携
レガシー連携
レガシー移行促進
レガシー移行促進
共同アウトソーシング推進協議会
共同アウトソーシング推進協議会
地域情報プラットフォーム
地域情報プラットフォーム
人的能力の強
化
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支援人材サポート
支援人材サポート
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電子自治体
の推進
電子
情報システム
3つの目標
①住民サービスの向上
②行政の効率化
③地域IT産業の振興
○ 共同アウトソーシング
・複数の地方公共団体が、電子自治体システムの構築・運用を共通の
データセンターにおいて共同で民間委託。オープンソース開発。
○ 自治体EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)
ネットワーク基盤
○ 住民基本台帳ネットワークシステム
・住民基本台帳をネットワーク化し、全国共通の本人確認を可能とする
システム。
○ 総合行政ネットワーク(LGWAN)
・全ての地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワーク。
認証基盤
○ 公的個人認証サービス(JPKI)
・成りすまし、改ざん、送信否認などを防ぎ、オンラインによる行政手続
等において、確かな本人確認ができるよう都道府県知事が電子証明書
を発行。
○ 地方公共団体組織認証基盤(LGPKI)
・地方公共団体がオンラインで通知等を発信したことを確認できるシステ
ム。
・組織全体を通じた業務プロセスや情報システムの最適化を図る設計手
法を導入。業務、データの標準化も推進。
○ 地方公共団体に対する調査・照会業務システム
・地方公共団体に対する調査・照会業務最適化計画を踏まえ、国から地
方公共団体に対する調査・照会業務について、霞ヶ関WAN、LGWANを
活用した汎用的に利用可能なシステムを構築。
○ 個人情報保護・情報セキュリティ対策
・個人情報保護強化技術の実装システムの開発実証を行うとともに、地方
公共団体間で情報セキュリティに関する情報共有を図るための仕組み
(自治体ISAC)の創設を推進。
制度設計・運用
○ 個人情報保護条例・情報セキュリティポリシー・情報セキュリ
ティ監査
・個人情報保護法の施行等を踏まえ、個人情報保護条例及び情報セキュ
リティポリシーは全都道府県及びほとんどの市町村で制定済み。今後、市
町村における情報セキュリティ監査を促進。
○ 人材育成
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・高度情報セキュリティ研修・e-ラーニングを行い、地方自治体におけ
る情報セキュリティ対策の中核を担う人材を計画的に育成。
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EAの活用による電子自治体の推進
概
概
要
要
・組織全体を通じた業務の最適化を図る設計手法である「EA(エンタープライズアーキテクチャー)」を活用し、①政
策・業務体系、データ体系、アプリケーション体系、技術体系の4階層に区分 ②モデリングにより業務と情報システム
の「現状」と「理想」の姿を整理 ③縦割りを排した全庁的な共有などを図るもの。
・「全体最適」の観点から業務・システムの一体的な改革を進めることにより、重複投資の回避、システムのオープン化・
モジュール化・円滑な相互連携を可能とし、適正なシステムの調達環境を実現。
事業イメージ
現状(AsIs)
老人医療
住基
市
基本
4情報
選挙人名簿
理想モデル(ToBe)
次期参照モデル
現状調査
水道業務
政策・業務体系
システム化対象
老人医療
住基
現状調査
選挙人名簿
データ体系
適用処理体系
町
基本
4情報
・住民サービスの向上
・効率的で低廉なシステムの構築
策定
実証実験
フィード
バック
共同センター
老人医療
基本
4情報
技術体系
情報管理
老人医療
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ガイドライン
村
システム化対象
LGWAN
町
村
水道業務
共同利用
現状調査
市
選挙人名簿
農業情報
畜犬管理
システム化対象
基本
4情報
児童扶養
水道業務
公営住宅管理
水道業務
住基
児童手当
選挙人名簿
地方公共団体に配布
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刷新化の成功のポイント
• 空気をいかにつくるか(KT)
– 現実の原則をまず認識しよう
• 組織文化の原則
– 保守的・安定的であり変化を好まない
– 今、変われなければ衰退がまっている、まず問いかけをはじめよう
• サシミの原則
– 組織の3割の担当者が変わろうとしも、4割は風見鶏、3割は抵抗勢力
– いかに多くの担当者を巻き込むか、研修のすすめ
• コミュニケーション(意思疎通)の原則
– コミュニケーションは情報の受け手の反応をまってはじめて成り立つ
– 担当者自らが手を動かし作業、参画型の研修、プロジェクトの推進
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刷新化のための現実の原則(1)
• サシミの原則
30%
改革
30%
改革
40%
風見鶏
40%
風見鶏
30%
抵抗
30%
抵抗
資生堂名誉会長 福原義春氏
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刷新化のための現実の原則(2)
• よいコミュニケーションの4つの原理 (ピーター・ドラッカー)
送り手
コミュニケーション
受け手
– 受け手の言葉を使う
– 受け手は知覚しょうとすることしか知覚しない
– 常に、受け手に対してなにか反応を求めなければ送り手は見えない
– コミュニケーション(意思疎通)と情報は別物であり、両者は依存関係にある
• 情報はクール、コミュニケーションはホット
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業務・システム刷新化の手引き(日本の強みを生かす手引き)
• 空気の作り方の手引き
(さまざまなコミュニケーションの道具立てを提供)
2006
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/system_tebiki/index.html
2007
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/eatebiki/index.html
– 職員自ら手をうごかす参画型の研修をうけ
– 知覚できる範囲の言葉と空気をふやし
– 自ら仲間と手を動かすことで
– 情報を媒体として仲間と共通の意識を確認する、媒体としてEAを重視する
• もちろん首長のコミットメントなくして成功はない
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空気の作り方のポイント
• 職員が自ら楽しく手を動かしてやってみよう
– いかにコミュニケーションを高めるか
• 団体のおかれた状況の理解と共有(見える化)
• なにを一生懸命おこなうかみんなで検討(夢を語る)
• どのような手順でおこなうか検討(シナリオを描く)
• シナリオ実現の制約の現実的な解決方法と時間の検討(制約と解決策の検討)
– ITのシステムを作らなくても仕組みがかわれば効果はすぐ出始める
– 仕組みを変える空気を作れなければITシステムを作っても効果はでない
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事例1ー環境分析を試行してみよう・ ・ ・ ・見える化
•
刷新化の手引き3-7及び資料編3に参考資料があります 2006
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/system_tebiki/index.html
– 業務・システム刷新化を各団体で起こすにあたってどのように取組めばよいかを
考えてみよう
• なぜ必要なのか
• 取り組みにあたっての目標は
• 取り組みのための環境
–
–
–
–
強み(S)
弱み(W)
機会(O)
脅威(T)
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川口市の例(SWOT-課長レベル)
川口市の例(強み)
環境、業務、情報について
市民サービスの向上
高齢・介護医療の重点化
医療
防犯・防災
福祉
市役所の働き(業務・システム)
情報
お金
サービス
市域
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14
14
事例2ー何を重点的に行うべきか・・・・・夢を語る
•
刷新化の手引き3-9及び資料編3に参考資料があります 2006
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/system_tebiki/index.html
•
業務・システム刷新化を行うにあたって何に重点的に取組むのがよいか考えてみよう
– 成功させるためにヒト、モノ、カネを重点的に投下するべきこと
– 何を行うかを考える
– 優先順位も考えよう
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行動成功要因のあらいだし
事例3-どのような手順でおこなうか・ ・ ・ ・ シナリオを描く
•
刷新化の手引き3-1及び資料編1に参考資料があります 2006
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/system_tebiki/index.html
•
選ばれた重点領域の取り組みを行うにあたってどのような手順で取組むのがよいか考え
てみよう
– より具体的な行動を選ばれた業務の範囲でほりさげる
(目標と業務の範囲の明確化が前もって必要、業務参照モデルの利用も効果的)
– 目的ー手段の関係として整理する
– 3段階に分けてみよう
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高齢・介護医療の重点化(川口市の例)
段階 1(すぐに)
・重点化計画の策定
・人権重視の計画策定
段階 2(2年後)
・各施策の実施
・人権施策
段階 3(5年後)
・高齢者・障害者が安心してくらせるま
ち
・人権が重視されている
自活介護組織立ち上げ
製品共同販売店(障害者)、自活協働
はたらく場所がある
ボランテイア事業計画
市民大学、生きがい作りサポータ育成、
はなす機会がある
指導者育成
日本一のボランテイアの街
自治体基本条例
・福祉政策策定
・事業計画策定
・福祉施策
自活健康維持、団塊自立支援
・福祉事業
・事業が充実
官民医療状況調査
介護施設支援、窓口拡大
自立健康者が多い
官民施設状況調査、
特別養護老人ホーム定員340
医療待ち時間が短い
養護施設建設補助
人増員
施設待ち時間が短かい
・介護家庭支援策調査
・介護家庭支援
・介護家庭支援
同居家族の悩み調査
情報交流、ネットワーク整備
同居家族のケアも十分
協働センターの設置
地域協働介護支援
市民協働も十分
・防犯・防災対応調査
現状世帯、被害状況調査
防災アセスメント、自主防犯
・防犯・防災施策
防犯・防災行動計画に高齢・障害者に 特
別な注意が払われた施策が行われることを
確認
・防犯・防災も対応
高齢者の事故が少ない
障害者の事故が少ない
マニフェスト(暮らしづくり、人づくり、手づくり)
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事例4 次期システムの検討 ・・・
制約条件、課題の検討
•
刷新化の手引き3-4 2007年版を参考にしてください
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/eatebiki/index.html
•
重点領域の次期システムの検討は、
– 3段階表の第2段階をみすえて、第3段階での目標と現在の業務の状況をふまえ
– 段階表作成時につくりあげた目標ー手段分析表のながれにそって、
効果実現の容易性
制約条件
制度、組織、予算、技術、時間、文化等
の課題をリストしながら、
– 最終的な次期シスエムのアーキテクチャの素案の作成に
結びつけていく
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なぜEAなのか
簡単に効果的の中味を検討するために
•
現状の業務・システムの見える化のためには、大変な労力が必要です
•
そのあるべき姿の検討も感覚的におこなわれがちです
•
だれもが納得のいく方法であるべき姿の標準業務の中味を作り上げたのが、電子自治
体業務参照モデルです。
•
これを利用することにより個別の団体だけでなく、共同アウトソーシングなど複数団体の
現状業務の把握、あるべき姿の企画を短時間に効果的におこなうことができるようにな
りました。
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20
EA 業務参照モデルとは
•
EA成果物
– EA(エンタープライズアーキテクチャ)参照モデルは、市町村の標準的な業務のある
べき姿へのモデルを示したものです
– EA(エンタープライズアーキテクチャ)を中小の団体でも容易に作成できるようにす
ることを目標としています
– そして、共同アウトソーシングで低いコストで短期間であるべき姿を目指した次期シ
ステムが導入できるようにするのが、本来の目標です
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業務参照モデルが、なぜあるべき姿なのか 事例5
•
選ばれた業務の範囲について
– 抽象化
重ねる
– 論理化
一筆書き
の意味を理解する
•
参照モデルはすでに抽象化、論理化の作業を加えて標準化されています
•
業務参照モデルの、階層第2レベルの機能分析表(DMM)でまず検討をし、機能情報構
成図(DFD)で情報もふくめてかさねられるか検討してみよう
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/system_tebiki/model/content02.html 2006
http://www.soumu.go.jp/denshijiti/eatebiki/jirei/kawaguchi/jyoho/seika-KF-chusyoka.pdf
2007
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業務機能分析表
業務機能情報分析図(DFD)
業務機能情報分析図(DFD)
業務・情報かさね表(抽象化作業表)
業務プロセスの抽象化
現状モデル
抽象化モデル
健康診断
宿舎管理
各種情報提供
厚生共済
公務災害事務
保養施設提供
割引
チケット
斡旋
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レクレーション
助成
ファンクションの
最適化
健康管理
調査計画
申込み
受付
利用料
厚生共済
回収
(便益提供)
利用料
請求
利用
調整
審査
利用許可
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業務プロセスの論理化とは
•
シンプルなシステム設計のポイント
<プロセスの論理化>
– ビジネスプロセスを単純な形に整理するため,ひとつのファンクションの起因(イベン
ト)が動かすプロセスの範囲をひとつのくくりとして整理することをいう。通常,起因よ
り時間待ちファイルまでをひとつのくくりとする。
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DFD上でのプロセスの論理化
A
C
B
F
H
G
I
E
D
プロセスの論理化
プロセスの論理化
考え方としては
B
A
C
G
F
E
H
I
D
24時間サービス
G
E
A
B
C
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D
F
H
I
29
リエンジニアリング(業務改革)
•
リエンジニアリングの本質
– 全ての業務を一人でする
•
論理化での結果
– インターフェースはひとり
– ひとりで一度にひとつのはたらきとしてやる範囲をくくる
アクション
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EA 変革・技術導入方針
・EAは変革・技術導入方針に基づき、現状(AsIs)のモデルから、次期モデル(ベストプ
ラクティス)、理想目標(ToBe)へとステップアップして作成される。
現状
次期・・ベストプラクティス
理想目標
ToBe
As Is
政策・業務体系
Business
Architecture
(Business Architecture)
Business
Architecture
Data
Architecture
(Data Architecture)
データ体系
Data
Architecture
Applications
Architecture
(Applications Architecture)
適用処理体系
Applications
Architecture
Technology
Architecture
(Technology Architecture)
技術体系
Technology
Architecture
Standards(データモデル、セキュリティ要件などの標準を策定)
Transitional Processes(業務、システムなどの移行管理計画を策定)
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EAの内容
•
政策・業務体系(Business Architecture―BA)
•
– 組織を越えた業務内容の仕事(はたらき)のパターン
– それぞれの仕事の設定目標についてのパターン
– それぞれの仕事に必要な情報のパターン
データ体系(Data Architecture―DA)
•
– それぞれの仕事と情報のパターンに対するデータのパターン
適用処理体系(Application Architecture―AA)
•
– 業務と技術の成熟度を反映したシステム化のパターン
技術体系(Technology Architecture―TA)
– 選択できる技術のパターン
ポイント これらの体系の整理は、組織をベースとするのではなく“はたらき”や情
報 、モノの類似型(パターン)をベースに整理することをしっかりと理解することが団
体間をまたいで共同アウトソーシングでも通用するシステムの標準化、連結、統合を
すすめる設計のために重要です。
KEY WORD
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パターン化
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環境、業務、情報について
市民サービスの向上
高齢・介護医療の重点化
医療
防犯・防災
福祉
市役所の働き(業務・システム)
情報
お金
サービス
市域
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33
IT戦略マップ(例)
成果
成果
効果的なITガバナンス
効果的なITガバナンス
成果目標管理
顧客
顧客
資源管理
リスク管理
ビジネスの期待への応答
ビジネスの期待への応答
サービス提供
競争力のある
合理的コスト
ビジネス戦略との
整合性
価値創造
戦略貢献
ビジネスプロセス
への貢献
SLAに沿ったサービス
ビジネス戦略への貢献
信頼と影響を高めていく
信頼と影響を高めていく
内部プロセス
内部プロセス
IT組織の使命の遂行
IT組織の使命の遂行
優秀な業務遂行
ビジネス上のパートナーシップ
サービス成果管理
実行可能対応策の提案と評価
ITプロジェクトの成功
成熟度の高い運用
スケール
メリット効果
IT利用者支援
ITサービス企画と提
供
標準的、信頼性ある技術インフラ
学習
学習
技術的リーダーシップ
最新技術の理解
EAの策定
ビジネス部門の戦略の理解
人的資源提供と
人的資源提供と 継続的学習と成長
継続的学習と成長
優秀な人材の確保、維
持
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専門家としての学習と
展開に重点
能力向上と役割提供
個人とチームの考課
知識の捕捉共有
による成果向上
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適用処理体系、技術体系
共同アウトソーシングでも利用できるものがあります
•
いますぐ取りかかりたい団体には
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/rdd/kyo/index.htm
•
地域情報プラットフォーム
2009年度の実現にむけてプロジェクトが
すすめられています。
http://www.applic.or.jp/
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主な共同アウトソーシング・システムとパッケージ提供ベンダ等
平成15年度
平成16年度
○ 財務会計システム
○ 統合連携システム
平成17年度
○ 住民情報関連業務
システム
平成18年度
○ 職員認証システム
○ 人事給与システム
○ 電子申請受付システ
ム
○ 文書管理システム
○ MPN連携システム
○ 庶務事務システム
○ 税業務システム
○ 施設予約システム
○ 公有財産管理システム
○ 公営住宅管理システム
○ 福祉業務システム
○ 国民健康保険システム
○ 統合型GIS
○ 被災者支援システム
○ 文書管理システム
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• ご清聴ありがとうございます
• ご質問は
– 青山学院大学大学院 松尾研究室
[email protected]
– あずさ監査法人IT監査部 顧問
[email protected]
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