は じ め に 校 長 韮 澤 弘 志 本校は、平成 16 年 4 月から独立行政法人国立高等専門学校機構 の一機関として新しい歩みをはじめました。従来以上に活発な活 動を展開するとともに、その状況を広く公開し、社会や国民の期待 に応えていくことが求められています。 この冊子は、平成 16 年度の本校の活動内容をとりまとめたもの です。1 年間の活動を振り返りその内容を活字で残すことは、本校 の構成員の努力の跡を残すことであり、次の年度以降の活動の在り 方を考えるよすがにもなるものです。 本冊子から、平成 16 年度の本校の活動の一端をかいま見ていた だき、お気づきの点を御指摘いただければ幸いです。 新しい時代に対応した人材の育成と地域の発展のために、教職員一同、今後とも全力をあげて努 力する所存ですので、御支援・御協力のほどお願い申し上げます。 平成 17 年 10 月 125 目 次 1 平成 16 年度のトピックス 2 教務関係 2.1 授業改善への取り組み 2.2 カリキュラム改善への取り組み 2.3 研修旅行 2.4 学校行事日 2.5 新入生の合宿研修 2.6 学生支援 2.7 入試 2.8 インターンシップ(学外実習) 2.9 オープンキャンパス等の実施 2.10 成績および及落判定 2.11 平成 16 年度 5 年生卒業研究テーマ 3 専攻科関係 3.1 専攻科教育検討会 3.2 専攻科棟の多目的利用 3.3 平成 16 年度(第 2 回)修了生進路 3.4 平成 16 年度専攻科 2 年生特別研究テーマ一覧 4 外部評価関係 4.1 JABEE 対策委員会報告 5 厚生補導関係 5.1 下宿・通学生・学生食堂など 5.2 学生会・クラブ活動・ロボコンなど 5.3 補導と悩み相談 5.4 進路指導 6 寮務関係 6.1 概要 6.2 入寮選考 6.3 生活指導 6.4 食事 6.5 主なイベント等 7 各施設の活動 7.1 地域共同テクノセンター 7.2 情報処理教育センター 7.3 図書館 8 国際交流関係 8.1 本校外国人留学生との交流 8.2 上海電機技術高等専科学校(現上海電機学院)との交流 9 人権教育活動 9.1 人権教育委員会の構成 9.2 平成 16 年度の活動 10 広報活動(情報企画委員会) 10.1 ホームページ 10.2 広報活動 10.3 学内広報 11 教員の研究活動 11.1 調査方法 11.2 教員の研究業績 11.2.1 機械工学科 11.2.2 電気情報工学科 11.2.3 物質工学科 11.2.4 環境都市工学科 11.2.5 一般科目 12 学内組織 126 1 6 7 8 8 10 10 10 10 15 15 16 20 21 21 22 23 25 26 28 29 31 31 31 31 32 38 42 45 52 56 60 60 63 63 64 65 68 70 77 87 98 111 120 1 平 成 1 6 年 度 のト ピック ス 平成 16 年度に実施したイベント等で、学内外から注目された事柄や、本校として特に努力した事 柄を以下に列挙する。 上海高専からの短期留学受け入れ(7月) 上海電機技術高等専科学校(現上海電機学院)の教員 2 名と学生 9 名が 7 月 5 日(月)に本校を 訪問し、7 月 15 日(木)まで滞在した。一行は、この 10 日余りに渡って本校で日本人学生と一緒 に授業を受けたり、地元企業を訪問したり、また着物の着付け等で日本文化に触れたりして過ごし た。 7 月 8 日(木)夜には上海高専の学生と和歌山高専学生寮の指導寮生委員会との交流会が行われ た。上海高専の学生、教員 11 名と和歌山高専学生寮の 指導寮生、留学生、教員 23 名の併せて 34 名が参加し、 日常生活や学生生活全般についての幅広い意見交換が行 われた。 両校は 2002 年に交流協定を締結するなど交流を深め ており、今回の訪問は双方の学生交流の第一陣となる。 また、11 月 24 日(水)にも上海電機技術高等専科学 校の夏建国院長および同校教職員 5 名が、交流中の本校 を表敬訪問した。 浴衣を着た上海高専の留学生たち 3・4 年生 12 名、上海高専に短期留学(3月) 3 月 17 日(木)から 3 月 29 日(火)の日程で、本校の教員 2 名と学生 12 名は、2002 年に交 流協定を締結し交流を深めていた上海電機学院に短期留学した。本校にとっては初めての試みであ る。 平成 16 年 7 月には上海電機学院の学生団が本校に短期留学しており、毎年、学生が双方の学校 を行き来することになっている。 上海電機学院は、発展著しく日本経済とも縁が深い上海市郊外に位置しており、3 つのキャンパ ス、学生 8000 人を抱える有力校である。当初予想して いた以上の大歓迎ぶりに、学生たちは多少戸惑いながら も、上海の学生たちと積極的に交流を深めていた。 平日は、英語で行われている授業の見学、クラブ活動 への参加、中国語・中国武術の特別授業を受け、休日に は上海市内の観光を行うという盛りだくさんのスケ ジュールで、慣れない土地で多少体調を崩すものも見ら れたが、無事に日程を終えることができた。 特に、学生同士の交流会は、上海の学生が何日も前か 127 1 民族衣装を着た本校からの留学生 ら準備してきたもので、中国の伝統芸能のすばらしさに学生は感心していた。その他、授業の合間、 市内観光の時などに、上海の学生が本校の学生に積極的に関わってくれ、友情を深めることができ た。 山本校長逝去 9 月から入院療養していた山本博校長が 12 月 30 日懸命の治療の甲斐もなく逝去した。2 月 21 日(月)に故山本博校長の学校葬を実施した。 学校葬当日は御遺族をはじめ文部科学省、国立高等専門学校機構、他高専校長等の来賓者はじめ 教職員、学生約 1,000 名が参列した。葬儀では、従四位瑞宝小綬章の位記・勲記などを奉げた故山 本博校長の御遺影を前に全員が黙祷の後、谷口校長事務代理による葬送の辞、中山文部科学大臣 (代 理:杉野専門教育課長)、内藤国立高等専門学校機構理 事長(代理:高塩理事)、小田和歌山大学長、上西和 歌山工業高等専門学校産官学技術交流会会長、貴志本 校後援会代表、及び本校杉野学生会会長からの弔辞が 奉呈され、故山本博校長の生前の功績を称えるととも に、早過ぎた御逝去に追悼の意が表された。 葬儀の終わりには、参列者の献花の後、在校生全員 が故山本校長の御遺影に献花し、同校長に最後の別れ を告げると共に御冥福を祈っていた。 文部科学大臣の弔辞 ロボットコンテスト全国大会で特別賞受賞 11 月 28 日(日)に、アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト 2004 全国大会(高 等専門学校連合会他主催、文部科学省他後援)が、両国国技館(東京都墨田区横綱)で開催された。 本校からは、近畿地区を勝ち抜いたエスカルゴン(選手:電気情報工学科 3 年児玉吉晃君、同 3 年 野下裕市君、同 1 年白井渉君)が出場し、正確で安定したロボットの動きが評価され、表彰式で特 別賞(ホンダ賞)を受賞した。 第 17 回目となる今大会では、全国 63 高専 126 チー ムの中から地区大会を通過した 25 チームが出場し、自 慢のアイデアを競った。和歌山高専チームは開会式直後 の 1 回戦第 1 試合(対長岡高専)に登場し、試合開始わ ずか 20 秒で見事勝利した。続く 2 回戦ではロボコン大 賞を受賞した豊田高専と対戦し、1 回戦同様の素晴らし い動きを披露したが、残念ながら僅差で惜敗した。 特別賞を受賞した本校の選手 2 国立高専初、AO入試実施 12 月 18 日(土)国立高専では最初の試みとなるAO入試が実施された。AO入試は、各専門学 科への興味の度合いや体験学習への意欲、文章能力等で選抜しようとするものである。 試験には事前の書類選考にパスした受験生 66 名(機械工学科 19 名、電気情報工学科 16 名、物 質工学科 16 名、環境都市工学科 15 名)が受験し、学科別に体験学習や小論文試験、それに面接試 験に臨んだ。 書類選考をパスして受験に臨んだ学生はいずれも意欲的な学生とあって、選考に苦慮する学科も あったが、最終的に機械工学科 7 名、電気情報工学科 7 名、物質工学科 6 名、そして環境都市工学 科 8 名の計 28 名が合格内定となり、24 日(金)に合格発表を行った。 田辺検査場でも学力入試実施 2 月 20 日(日)に平成 17 年度入学者選抜試験(学力入試)を実施した。 試験は昨年までの御坊会場(和歌山高専)と和歌山会 場(和歌山大学教育学部附属中学校)、串本会場(串本 町文化センター)に、今回から新たに田辺会場(田辺市 民総合センター)が加わり、計四カ所で行われ、今春卒 業予定の中学生あわせて 160 名(願書提出は 188 名、 受験辞退と欠席併せて 28 名)が受験した。 定員 96 名に対する倍率は、辞退者や欠席者により、当 初の 1.96 倍から最終的に 1.67 倍となった。 田辺試験場での受験風景 「全国マルチメディア祭 2004 in わかやま」に出展 11 月 19 日(金)∼ 21 日(日)に開催された「全国マルチメディア祭 2004 in わかやま」に協 力団体として参加した。マルチメディア祭は、田辺会場(BigU)をメイン会場とし、和歌山会場 (マリーナシティ)、高野会場(20 日のみ)、熊野会場(20 日のみ)の 4 つの開催された。 本校は、田辺会場にブースを出展。「地震による津波のシミュレーション」、 「授業支援システム (BanIE)」、 「論理回路シミュレータ」 、「津波災害対策システム」を展示した。20 日には「都市計 画シミュレーションによるまちづくり教育」と題して環境都市工学科伊藤(雅)助教授が、21 日に は「セルオートマトンを用いた震災直後の火災の予測」と題して電気情報工学科謝助手がセミナー で講演を行った。 また、20 日には高野会場で子供たちを対象に「おもしろ科学教室」 (午前:マジック風車、午後: ミニソーラーカー)を開催し、盛況であった。 3 本校展示ブースの様子(田辺会場) 研修旅行再開 電気情報工学科は韓国へ 10 月 5 日から 10 月 8 日にかけて、4 年生を対象とし た研修旅行が実施された。研修旅行は、平成 13 年まで 2 年生で実施していたが、対象を 4 年生に変更し、学科 別に実施することになっていた。今年度は、機械工学科 が東京、電気情報工学科が韓国、物質工学科が沖縄、環 境都市工学科が東京に行った。 韓国での記念撮影 専攻科教育検討会開催 2 月 7 日(月)、同校に専攻科が設置されて 3 年が経つのを機に、外部委員の方を招いて「専攻 科教育検討会」を開催した。 最初に高木専攻科長が専攻科設置の趣旨や、専攻科の 現状、そして目標とする卒業生像等について、スライド を基に説明があり、引き続いて意見交換に入った。 出席者からは「特別研究で高度な内容を扱われている のに驚かされた」、 「インターンシップは学生にとって大 切なので積極的に進めたらどうか」等、多くの意見が寄 せられ、終了時刻一杯まで活発な討論がなされた。 外部からの参加者は次の方々。 専攻科教育検討会の様子 和歌山大学長 小田 章 氏 和歌山県企画部長 嶋 洋子 氏 和歌山県工業技術センター所長 久保田静男 氏 島精機製作所取締役生産技術部長 京谷 実 氏 ノーリツ鋼機安全保障貿易管理部上席主幹 林 雄二 氏 4 雑賀技術研究所理事長 中西 豊 氏 中野BC代表取締役社長 中野 幸生 氏 和建技術代表取締役 今田 康治 氏 近畿地区高専テクノサロン開催 12 月 3 日(金) 、近畿地区高専テクノサロンが本校を会場に開催され、各高専の産官学連携担当 者を中心に 35 名が参加した。 この会合は産業界と高専との交流を目的に毎年開催されているもので、今回で 3 回目となる。 会合では冒頭、国立高等専門学校機構知的財産委員を努める橋本正俊氏(豊田高専教授)から独 立行政法人化後の高専における知的財産の取扱いに関 する講演が行われ、高専における知的財産の取り扱い の方向が紹介された。 引き続いてパネルディスカッションに移り、各パネ リストが産官学連携におけるコーディネーターの役割 や特許に関する問題を実例とともに紹介し、出席者と の間で様々な意見交換を行い、盛会のうちに会合を終 了した。 開会の挨拶をする谷口副校長 参加したパネラーの方々は以下の通り。 パネルディスカッションパネリスト 橋本 正俊 氏 NPO法人アタック・メイト和歌山会長 前岡 秀幸 氏 和歌山技術戦略研究所代表 奥津 尚宏 氏 中小企業技術アドバイザー 田中 勇次 氏 コーディネーター 小川 一志(環境都市工学科教授) 5 2 教務関係 工業高等専門学校(高専)は「工業技術者の養成」という極めて明確な目的を持った教育機関で あり、このことが同世代の学生を受け入れている普通高校と最も異なる点である。事実本校卒業生 の 7 割は、企業に技術者として就職している。残りの専攻科や大学に進学した学生も、いずれは企 業に就職する。このように高等専門学校の学生は、将来はほぼ全員が企業の技術者になっている。 言い換えれば、高等専門学校に入学した時点で、学生は自らの将来像を決めていることになる。高 等専門学校はこのように明確な特徴のある教育機関であるから、中学生が高専の目的や性格を理解 した上で受験してもらえるように、高専関係者は学校の特徴を中学校側に説明する義務と責任を 負っている。 このため本校では、入り口として中学校側に高等専門学校の特徴が正確に伝わるように説明に注 力している。まず中学校に高専の特徴を説明できるように、平成 15 年度からは中学校にスライド を持参して説明に回っている。学校見学会や公開講座、高専祭のようなイベントの度に、学校の特 徴を説明している。平成 16 年度には、これまで中学校の成績で主として選抜する推薦入試や、ペー パーテストのできで選抜する学力入試に加えて、専門への興味の度合いをできるだけ数値化して選 抜するAO入試を新たに取り入れ、平均倍率 5.6 倍の難関を 28 人が突破した。 このように専門に興味を持って入学した学生が、その後も専門に興味を持ち続けさせるには、常 に専門の面白さ、奥深さを教え続ける必要がある。そのためには、今自分達が学んでいることが、 実際にどのように役立つのかを知らせることも有効である。専門科目だけでなく、低学年の一般科 目においても、学んだ事柄が専門とどのような関わりを持つのかを示して、学習への興味を持たせ る必要がある。この一環として電気情報工学科では平成 15 年度に検討した数学カリキュラムの変 更を 16 年度から実行している。また国語教育においても、技術者が必要とするコミュニケーショ ン能力の育成に力を入れた内容に変更しつつある。今後他の学科、他の科目にも広める予定である。 また在学中の貴重な企業体験の場となるインターンシップは平成 16 年度から和歌山県インター ンシップ推進協議会に加盟し、和歌山大学、近畿大学等の他の高等教育機関と同じシステムで進め ることになった。平成 16 年度は加盟初年度で、システムに慣れていないこともあり、種々不具合が 散見されたが、担任の方の努力で希望者全員がインターンシップに参加できた。この経験が残りの 学生生活を良い方向に導いてくれるものと思われる。 このように和歌山高専の目的や方針に沿って、多くの施策を少しずつ実行に移している。平成 16 年度に実行した教務関係の事柄を以下に列挙する。 2.1 授業改善への取り組み 学校にとって授業改善はもっとも基本的な事柄である。授業の善し悪しは、如何に分かり易く的 確に教えるか、という授業スキルの面と、どのような内容をどの程度の深さまで教えるかという、 内容の面の両面がある。これらの改善のために平成 16 年度も授業参観やカリキュラム改善に取り 組んだ。 6 2.1.1 教員による授業参観 平成 16 年度も教務関係教員を中心として、全教員を対象にした授業参観を実施した。参観後 は参観者と授業担当教員との懇談会を実施し、双方のコメントを提出してもらった。授業を他人 に観てもらうことで、自分では気がつかなかった改善すべき点等が明らかになることも多々ある。 これからも続ける予定である。 教務関係教員による授業参観の流れ 担当 [1]教務委員会(総括) 教務委員会より、各科 教務委員に授業参観 計画表、授業参観報告 書、科目担当報告書、 授業参観チェック用紙 を掲示板に掲げます。 処 理 事 項 期間 事前に配付 担当 [2]教務委員 処 理 事 項 各科教務委員は、科目 担当教員の授業参観 計画(日時、クラス、科 目、授業参観教員の決 定)を立て、その結果 を教務委員会に報告 します。ただし、授業 参観教員は学科主任 の 承 認を 得て 決 定し ます。 期間 実施前週末までに決定 担当 [3]担当者 担当 [4]担当者 担当 [5]授業参観教員・科目担当教員 担当 授業参観教員は授業 参観報告書を、科目担 当教員は科目担当報 告書を作成し、各科教 務委員に提出します。 処 理 事 項 授業参観 処 理 事 項 懇談会 処 理 事 項 期間 当日 期間 実施から1週間以内 期間 処 理 事 項 期間 実施から1週間以内 [6]教務委員 各科教務委員は、授業 参観報告書、科目担当 報告書を取りまとめ、 保管すると共に、教務 委員会へ提出します。 授業参観終了後 参観日別参観者数 2.1.2 保護者による授業参観 この取り組みは平成 16 年度で 3 年目を迎える。 9月13日(月) 当初は保護者の関心も高く、多くの参加者があっ 9月14日(火) は学外への授業公開の一面を持っている。社会に 14 9月15日(水) たが、回を重ねるごとに保護者の関心が薄れ、参 加者も減ってきた。しかし保護者による授業参観 5 9 9月16日(木) 参 観 日 12 9月17日(金) 22 1月17日(月) 開かれた学校に向けて、今後も保護者の意見を採 1月18日(火) り入れながら、最終的には常に開かれた学校に向 1月19日(水) 0 2 3 9月 62名 1月 11名 合計 73名 0 1月20日(木) けて、取り組みを続ける予定である。 6 1月21日(金) 0 5 10 15 20 25 参観者数 2.1.3 学生からの意見聴取 毎年学生対象に授業アンケートを行い、学生の意見を聞いて授業改善に努めているが、アン ケートで伝わらない意見を聞くために、教務主事・主事補が低学年を中心とした学生と懇談し、 直接意見を聞いている。懇談の際には、種々のタイプの学生 10 名程度を担任に選んでもらい、参 加者が意見を出し易いようにしている。出された意見は関係者に伝えて、改善に繋げている。 2.2 カリキュラム改善への取り組み 2.2.1 高専のための国語教育の構築 若年層の国語力の低下が指摘されて久しい。本校の 卒業生も例外ではない。本校の卒業生が必要とする国 語力は、製品マニュアルや工程指示書等の技術文書の 作成や、新商品の提案書等、比較的狭い分野に限定さ れる。この技術者が必要とする国語力を伸ばすべくこ れまでも種々の取り組みを行っているが、平成 16 年 7 講演する三木同志社大学教授 度は技術文書の教育に多大な知見を持ち、高等専門学校教員研究集会でアドバイザーを努めた同 志社大学の三木光範教授(知識工学)を講師に招いて、高専における国語教育についての講演会 と懇談会を開催した。 2.2.2 イングリッシュキャンプ 夏季休業中の学生寮の有効利用を目的に平成 14 年 度から舞鶴高専と合同で始めたイングリッシュキャン プを、平成 16 年度は会場を舞鶴高専に移して実施し、 本校から専攻科生 3 名が参加した。平成 16 年度に本 校と舞鶴高専との間で単位互換協定が締結され、イン グリッシュキャンプ受講者には舞鶴高専から英語の単 位が認定された。 舞鶴高専でのイングリッシュキャンプ 2.3 研修旅行 従来 2 年次に行っていたスキー修学旅行を平成 12 年度で廃止し、新たに 4 年次に学科別に研修 旅行を実施することになった。平成 16 年度はその研修旅行の最初の年になる。研修旅行の行き先 は機械工学科が関東、電気情報工学科が韓国、物質工学科が沖縄、環境都市工学科が関東となり、 いずれも 10 月の学校行事日と補講日を利用して実施した。 2.4 学校行事日 平成 16 年度も前期と後期との間に 2 日間の「学校行事日」を設定し、工場見学や外部講師を招 いての講演会、それに熊野古道散策等、普段の授業日に実施が困難な種々の行事を実施した。なお 第 4 学年は、学校行事日とそれに隣接して設定した補講日を利用して研修旅行を行った。 10 月 5 日(火) 機械工学科 1 年 生 午 前 午 後 電気情報工学科 午 後 環境都市工学科 エイズ講演会 演 題:AIDSについて 講 師:御坊保健所長 野尻孝子 氏 講演場所:100 番教室 集合時刻:9:50 講 演 会 演 題:南方熊楠と熊野古道 講 師:吉川壽洋 氏 講演場所:100 番教室 集合時刻:13:00 球技大会 集合場所:グランド 集合時刻:8:45 午 前 2 年 生 物質工学科 ビデオ鑑賞 場 所:情報センター 第 1 演習室 集合時刻:13:00 ビデオ鑑賞 場 所:情報センター 第 3 演習室 集合時刻:13:00 8 ビデオ鑑賞 場 所:視聴覚教室 集合時刻:13:00 特別講義(伊藤) 場 所:HR教室 集合時刻:13:00 午 前 3 年 生 4 年 生 5 年 生 午 後 午 前 午 後 工場見学 見 学 先:エクセディ、 シマノ 集合場所:ピロティー前 集合時刻:8:00 引 率:溝川 ビデオ鑑賞 場 所:HR教室 集合時刻:10:00 ビデオ鑑賞 場 所:視聴覚教室 集合時刻:8:45 講 演 会 演 題:卒業生からのメッセージ 講 演 者:ダイニチ 小竹左知 氏 講演場所:階段教室 集合時刻:13:00 校外見学 見学先: 人と防災未来センター 集合場所:ピロティー前 集合時刻:8:20 引 率:辻原、谷 研修旅行(5 ∼ 8 日(物質は 6 ∼ 8 日) ) 機械工学科 東 京 引率:田縁、西本 電気情報工学科 韓 国 引率:若野、謝 物質工学科 沖 縄 引率:土井、河地 環境都市工学科 関東、東京 引率:大久保、三岩 講 演 会 演 題:社会保障−公的年金制度を考える 講 演 者:社会保険庁和歌山社会保険事務局年金広報専門員 松下忠三郎 氏 集合場所:階段教室 集合時刻:9:50 午 前 スポーツ大会 集合場所:グラウンド 集合時刻:13:00 午 後 卒研中間発表準備 場 所:5 C教室 集合時刻:13:00 卒研中間発表会 場 所:専攻科棟 集合時刻:13:00 物質工学科 環境都市工学科 10 月 6 日(水) 機械工学科 1 年 生 2 年 生 3 年 生 午 前 4 年 生 5 年 生 遠 足 行 き 先:熊野古道(中辺路) 集合場所:ピロティー前 集合時刻:8:30 引 率:濱田、日吉、中出、手島、高木、赤崎、重松、吉田 午 後 午 前 社会見学 見 学 先:ユニバーサル ・ スタジオ ・ ジャパン 集合場所:ピロティー前 集合時刻:8:00 引 率:青山、森、林、伊藤(雅) 午 後 人権講演会 演 題:こどもたちの内なる力 講 演 者:岩崎順子 氏 集合場所:階段教室 集合時刻:9:50 午 前 午 後 午 前 午 後 電気情報工学科 卒研中間発表会聴講 場 所:100 番教室 集合時刻:13:00 スポーツ大会 集合場所:グラウンド 集合時刻:13:00 研修旅行(5 ∼ 8 日(物質は 6 ∼ 8 日) ) 機械工学科 東 京 引率:田縁、西本 電気情報工学科 韓 国 引率:若野、謝 午 前 ビデオ鑑賞 場 所:視聴覚教室 集合時間:10:00 午 後 学術講演会 演 題: エネルギー問題と 省エネ 講 演 者: 神戸市立高専教授 早ノ瀬信彦 氏 講演場所:視聴覚教室 集合時刻:13:00 卒研中間発表会 場 所:100 番教室 集合時刻:10:00 9 物質工学科 沖 縄 引率:土井、河地 環境都市工学科 関東、東京 引率:大久保、三岩 卒研中間発表会 場 所:会議室 集合時刻:9:30 施設見学 見 学 先: 串本大島ループ橋 集合場所:ピロティー前 集合時刻:8:40 引 率:小池 2.5 新入生の合宿研修 例年 4 月に白崎青少年自然の家で新入生対象に合宿研 修を行い、集団生活の体験と仲間作り、そして本校で学 習を始めるに当たっての心構えを学んで貰っている。平 成 16 年度は 4 月 23 ∼ 24 日に実施し、専攻科の先輩と の交流、教務主事の講話、ウォークラリー等を楽しみ、 帰りには道成寺を見学した。 白崎でウォークラリーを楽しむ新一年生 2.6 学生支援 学生を経済面で支援するために、授業料や入 平成 16 年度授業料免除利用者数 学料、寄宿料の免除制度を設けている。また日 本学生支援機構(旧日本育英会)や民間の奨学 金の手続等を行っている。平成 16 年度に授業 料免除の利用状況は前後期でのべ 164 名が申 請し、その内 91 名が全学免除、20 名が半額免 除となった。免除の判定は家計の困窮度と学業 期 間 申請者 全学免除者 半額免除者 前 期 85 名 46 名 5名 後 期 79 名 45 名 15 名 合 計 164 名 91 名 20 名 成績との両面から行っている。 2.7 入試 入試志願者数と合格者数 平成 16 年度は新しくAO入試(定員は各学科 6 名)を導入し、これまでの推薦入試(同学科 入 試 志願者数 合格者数 10 名)、学力入試(同各学科 24 名)と併せて AO入試 134 名 28 名 3 種類の入試を実施した。それぞれの志願者数 推薦入試 77 名 38 名 学力入試 188 名 98 名 合 計 のべ 399 名 164 名 と平均倍率はAO入試が 134 名で 5.6 倍に、推 薦入試が 77 名で 1.9 倍に、そして学力入試が 188 名で 2.0 倍となった。 2.8 インターンシップ(学外実習) 本校では毎年第 4 学年でインターンシップを実施している(選択科目 1 単位) 。平成 16 年度から は和歌山県インターンシップ推進協議会に加盟し、県内他大学と同じ土俵でインターンシップを行 う事になった。平成 16 年度は加盟初年度と言うこともあり、教職員、学生双方がとまどった面も あったが、希望者全員がインターンシップを経験できた。 10 インターンシップ先一覧 機械工学科 氏 名 実 習 先 実習期間 天倉 雅彦 三菱重工業 神戸造船所 7/26 ∼ 8/ 6 有本 真規 椿本カスタムチエイン 7/16 ∼ 7/30 井上 祐志 堀内機械 7/20 ∼ 7/30 伊藤 秀 紀州技研工業 7/20 ∼ 7/30 池田 卓也 ANAエアクラフトテクニクス 石川島汎用機サービス 8/ 2 ∼ 8/ 6 8/ 9 ∼ 8/12 岩啓太郎 極東開発工業 8/ 2 ∼ 8/ 6 岩橋 優 ノーリツ鋼機 7/22 ∼ 7/30 魚谷 尚代 カワタ 7/26 ∼ 7/30 永田 憲作 ホロン精工 8/ 2 ∼ 8/13 鍵本 愛征 島精機製作所 7/26 ∼ 8/ 6 金丸 亮 ホロン精工 8/ 2 ∼ 8/13 北垣外真成 住金プラント 和歌山本社 8/ 9 ∼ 8/12 鴻谷 祐輔 サカタインクス 8/26 ∼ 8/30 佐藤 大介 椿本カスタムチエイン 7/22 ∼ 8/ 6 佐藤 佑樹 花王 和歌山工場 7/20 ∼ 7/30 坂本 洋平 アイエムティー 7/26 ∼ 7/30 新保 貴之 堀内機械 7/16 ∼ 7/30 角 治樹 豊橋技術科学大学 7/26 ∼ 8/ 6 曽我 文彦 関西グリコ 7/26 ∼ 7/29 曽和 修平 住金プラント 和歌山本社 8/ 9 ∼ 8/12 田名加将純 ノーリツ鋼機 7/22 ∼ 7/30 田ノ岡陽平 福原ニードル 7/26 ∼ 7/29 田本 光佑 バンドー化学 7/26 ∼ 7/30 寺田 泰隆 関西電力 和歌山支店 8/ 3 ∼ 8/ 6 豊永 祐輔 松下電子部品 7/21 ∼ 8/ 3 中筋 慧 塩野義製薬 8/ 2 ∼ 8/ 6 中谷 浩史 共栄バルブ工業 7/20 ∼ 7/24 新田 哲也 正和産業 8/23 ∼ 8/27 野下 徹也 セイコー製作所 和歌山工場 8/23 ∼ 8/27 野田 将芳 ファナック 8/17 ∼ 8/27 日裏 智也 アイエムティー 7/26 ∼ 7/30 平木 師随 梅谷製作所 7/20 ∼ 7/23 丸市 耕平 INAX 上野事業所 7/26 ∼ 8/ 6 三原 和也 村田機械 8/17 ∼ 8/27 南村 祥大 三菱電線工業 8/ 2 ∼ 8/ 6 望月 教平 太洋工業 7/20 ∼ 7/30 森 成示 セイコー製作所 和歌山工場 8/23 ∼ 8/27 山下 耕平 エクセディ 8/16 ∼ 8/27 山田 晋也 ソニーイーエムシーエス 幸田テック 7/26 ∼ 8/ 6 山田 将之 豊橋技術科学大学 8/ 2 ∼ 8/ 6 山根 喜好 セイコー製作所 和歌山工場 8/ 2 ∼ 8/ 6 モハマド セイコー製作所 和歌山工場 8/ 2 ∼ 8/ 6 11 電気情報工学科 氏 名 実 習 先 実習期間 岩井 俊樹 NHK大阪放送局 8/ 9 ∼ 8/13 岩本 徹 カワタ 7/26 ∼ 7/30 内芝 祐貴 アイコム 7/26 ∼ 7/30 小田 敦 セイコー製作所 和歌山工場 8/16 ∼ 8/20 尾 正典 阪和電子工業 8/16 ∼ 8/20 太田 博己 共栄樹脂 7/19 ∼ 7/23 岡崎 健 日本製薬 大阪工場 8/ 2 ∼ 8/10 岡村 篤志 カワタ 7/26 ∼ 7/30 奥村 喜臣 アイコム 7/26 ∼ 7/30 貝生 圭佑 NHKテクニカルサービス 関西支社 8/ 2 ∼ 8/ 6 梶川 洋介 花王 和歌山工場 7/20 ∼ 7/30 金田 崇史 大和製罐 大阪工場 7/20 ∼ 7/30 川端憲司郎 中紀精機 7/19 ∼ 7/23 久保 喬史 セイコー製作所 和歌山工場 8/16 ∼ 8/20 釘貫太可志 住金プラント 和歌山本社 8/ 9 ∼ 8/12 槐島 秀文 関西グリコ 7/26 ∼ 7/29 芝 起史 和歌山県工業技術センター 7/20 ∼ 7/30 島本 優希 関西電力 御坊発電所 8/ 9 ∼ 8/13 下利 英生 三菱電気ビルテクノサービス 8/17 ∼ 8/27 菅 慎司 菅商店 8/ 7 ∼ 8/18 谷本 和幸 関西電力 御坊発電所 8/ 9 ∼ 8/13 茶端 穣 関西電力 田辺営業所 8/23 ∼ 8/26 津村 晃弘 大洋化学 7/20 ∼ 7/24 妻木 浩 住金プラント 和歌山本社 8/ 9 ∼ 8/12 刀祢 貴行 ノーリツ鋼機 7/22 ∼ 7/30 土井 誠弥 関西電力 田辺営業所 8/23 ∼ 8/26 中岡 佑弥 日東電工 亀山事業所 7/19 ∼ 8/ 6 野元 剛 エム・システム技研 7/20 ∼ 7/30 保家 正太 ノーリツ鋼機 7/22 ∼ 7/30 松永 和樹 住金プラント 和歌山本社 8/ 9 ∼ 8/12 松本 祥吾 東燃ゼネラル石油 和歌山工場 7/26 ∼ 8/ 6 南野 光宏 リコーテクノシステムズ 7/26 ∼ 8/ 3 山 英介 エム・システム技研 7/20 ∼ 7/30 山 徹也 島精機製作所 7/26 ∼ 8/ 6 山本 圭太 大洋化学 7/26 ∼ 7/30 山本 友人 ダイヘン 8/17 ∼ 8/30 吉田 晃周 三洋コンシューママーケティング 大阪センター 7/26 ∼ 7/30 中部電力 7/25 ∼ 7/29 リングウェイ 12 物質工学科 氏 名 実 習 先 実習期間 池永 宇志 和歌山県農林水産総合技術センター 水産試験場 増養殖研究所 8/18 ∼ 8/31 宇都宮康人 剤盛堂薬品 8/ 2 ∼ 8/ 6 上田 浩嗣 スガイ化学工業 7/26 ∼ 8/ 6 梅本 裕好 和歌山県環境衛生研究センター 8/ 2 ∼ 8/13 浦 英之 和歌山ノーキョー食品工業 8/23 ∼ 8/27 片山 尚紀 本州化学工業 和歌山工場 7/20 ∼ 7/30 後安 孝信 東燃ゼネラル石油 和歌山工場 7/26 ∼ 8/ 6 坂井 城史 日本製薬 大阪工場 8/ 2 ∼ 8/10 坂口 あい 惠和 アタックテクノセンター 7/20 ∼ 7/30 坂本 洋平 INAX 上野事業所 7/26 ∼ 8/ 6 笹本 雅也 豊橋技術科学大学 7/26 ∼ 7/30 島本 雅史 ホロン精工 8/ 2 ∼ 8/13 下中 彩 ミナベ化工 8/20 ∼ 8/27 白谷 正宣 東罐マテリアル・テクノロジー 7/26 ∼ 8/ 3 鈴木 順子 和歌山県農林水産総合技術センター 水産試験場 増養殖研究所 7/20 ∼ 7/30 竹中 拓磨 出光興産 愛知製油所 7/26 ∼ 8/ 4 武内 理絵 惠和 アタックテクノセンター 7/20 ∼ 7/30 谷井 亮太 ユニチカ 7/27 ∼ 8/ 5 丹台 勇介 中野BC 7/26 ∼ 8/ 6 千代木 彩 雑賀技術研究所 8/16 ∼ 8/27 寺井 久登 花王 和歌山工場 7/20 ∼ 7/30 刀祢 裕介 日本触媒 7/20 ∼ 7/30 中尾 瑠里 東レ 滋賀工場 7/27 ∼ 8/ 6 中田 博規 サカタインクス 大阪工場 7/26 ∼ 7/30 中谷 圭佑 和歌山ノーキョー食品工業 8/23 ∼ 8/27 中野 創 富士色素 7/20 ∼ 7/30 西 光海 新中村化学工業 7/26 ∼ 8/ 6 西本 裕美 第一工業製薬 8/ 2 ∼ 8/13 浜野 雄矢 和歌山県農林水産総合技術センター 暖地園芸センター 7/20 ∼ 7/26 早田 大志 明治製菓株式会社 微生物資源研究所 8/ 2 ∼ 8/ 6 迎井 良輔 和歌山ノーキョー食品工業 8/23 ∼ 8/27 山本 浩章 プラム食品 7/20 ∼ 7/30 山本 祐子 プラム食品 7/20 ∼ 7/30 スダーバン 長岡技術科学大学 7/27 ∼ 7/30 13 環境都市工学科 氏 名 実 習 先 実習期間 天倉 浩二 御坊市役所 7/29 ∼ 8/ 9 石川 大輔 和歌山県伊都振興局 8/ 2 ∼ 8/13 植村 一瑛 港湾空港研究所 8/ 2 ∼ 8/27 小川 雄也 関西電力 和歌山支店 8/ 3 ∼ 8/ 6 亀井 裕 協同組合関西地盤環境研究センター 7/26 ∼ 8/ 6 川村 友里 和歌山県日高振興局 7/20 ∼ 7/30 木辻 和行 和歌山県有田振興局 7/26 ∼ 8/ 5 木村 優希 横河工事 7/26 ∼ 7/30 楠木さや加 岡本土木技術 7/20 ∼ 7/30 楠見 千晶 豊橋技術科学大学 7/20 ∼ 7/30 越野 智帆 和歌山県那賀振興局 7/20 ∼ 7/30 権神 侑貴 港湾空港研究所 8/ 2 ∼ 8/27 阪本梨津子 和歌山市下水道部 8/18 ∼ 8/27 小竹 香里 日本道路公団 関西支社 7/20 ∼ 7/30 嶋本 真美 和建技術 8/10 ∼ 8/19 杉本 浩士 日高測量設計 御坊支店 8/ 2 ∼ 8/11 田ノ岡佳介 国土交通省 紀南河川国道事務所 7/26 ∼ 8/ 6 多賀井 健 小池組 7/20 ∼ 7/28 嶽 佑作 (独)水資源機構 7/20 ∼ 7/30 谷本 靜男 田辺市役所 7/26 ∼ 7/30 玉置 祐作 環境地盤 7/20 ∼ 7/31 出島 佑樹 鹿島建設 7/26 ∼ 7/30 那須 和也 田辺市役所 7/26 ∼ 7/30 西田 憲正 日高測量設計 御坊支店 8/ 2 ∼ 8/11 西鳥 恵五 和歌山県海草振興局 8/ 2 ∼ 8/13 平岡 大雅 センダイ工部コンサルタント 7/26 ∼ 8/ 6 藤野 利樹 御坊市役所 7/16 ∼ 7/28 古田 秀和 大林組 8/18 ∼ 8/31 北東 宏郎 和歌山県有田振興局 7/26 ∼ 8/ 6 洞 未央子 和歌山県日高振興局 7/20 ∼ 7/30 増田 勝三 国土交通省 和歌山港湾事務所 7/26 ∼ 8/ 5 松岡 克弥 日本上下水道設計 7/26 ∼ 8/ 6 松嵜 敦 応用地質 関西支社 7/20 ∼ 7/30 松本 有加 川辺町役場 8/ 2 ∼ 8/13 門前 沙希 大林組 8/18 ∼ 8/31 保田 将彦 和歌山県西牟婁振興局 7/27 ∼ 8/ 9 山 智行 和歌山県西牟婁振興局 7/27 ∼ 8/ 9 14 2.9 オープンキャンパス等の実施 例年 7 月に実施している「きのくにオープンキャンパ ス」を 7 月 24 日(土)・25 日(日)の両日実施した。 この行事は文部科学省の大学等地域開放特別事業の一環 として実施しているもので、和歌山県のきのくに県民カ レッジの対象講座でもある。今回は県内や大阪府内の小 中学生と保護者 60 組が参加し、小中学生が「ジグザグ ロボット」の製作に、また保護者は体力測定など健康づ くりを楽しんだ。 きのくにオープンキャンパス風景 2.10 成績および及落判定 3 月末に成績判定会を行い、学生の進級や卒業について議論した。その結果、平成 16 年度末には 26 名の成績不振者を出し、その内 11 名が留年、15 名が退学した。この数字は昨年度の成績不振 者 30 名、留年者 26 名、退学者 7 名と比べると、減少傾向にあるが、まだまだ多いと考えている。今 後もこの数字を少しでも減らせるように努力を続けようと考えている。 15 2.11 平成 16 年度 5 年生卒業研究テーマ 機械工学科 氏 名 卒業研究テーマ名 指導教員 秋山 和也 超音波振動による摩擦低減に関する研究 谷口 井上 雄一 バベルの塔の設計 藤原 井上 結樹 電気自動車の設計・製作 田縁 和泉 広志 木質系集成材の強度と透湿性 上垣内天崇 グリーンハウス・オートメーション 田縁 岡野 真也 アプリケーション開発における支援・管理ソフトウェアの開発 溝川 奥野 直樹 小型風力発電用としてのジャイロミル風車について 坂田 川嶋 健太 PIC による中学生・高専低学年向け自動制御実習教材の開発 溝川 小藪 好春 木質系集成材の強度と透湿性 酒井新太郎 CBN バイトによる焼入れ鋼の切削 酒井富巳也 円筒側壁を部分的に加熱した場合の熱対流(3) 坂田 田中 順 グリーンハウス・オートメーション 田縁 田辺 敬士 からくり人形(段返り人形)の復元 谷口 山 陽平 パソコンを用いた計測、制御に関する教材装置の開発 竹下 晋広 多孔性セラミックスの特性の評価 竹田 晋悟 工学のためのアプリケーションソフトの開発 溝川 谷野 祐太 エネルギ吸収性能の評価 藤原 富永 雅哉 パソコンを用いた計測、制御に関する教材装置の開発 溝川 中井 知幸 からくり人形(段返り人形)の復元 谷口 中田 悠生 CBN バイトによる焼入れ鋼の切削 西本・谷口 西出 有佑 アルミニウム 3 重結晶の作製と結晶学的特徴 樫原・藤原 二宮 啓樹 PIC による中学生・高専低学年向け自動制御実習教材の開発 筈谷 拓哉 フレキシブルロボットアームの制御に関するシミュレーション(2) 早川 嗣朗 超音波振動による摩擦低減に関する研究 谷口 東谷 卓真 からくり人形(段返り人形)の復元 谷口 平 聖志 フレキシブルロボットアームの制御に関するシミュレーション(2) 平松 繁樹 電気自動車の設計・製作 田縁 堀 和彦 エネルギ吸収性能の評価 藤原 堀内 直人 アルミニウム 3 重結晶の作製と結晶学的特徴 松尾 学 小型風力発電用としてのジャイロミル風車について 坂田 森 秀一 電気自動車の設計・製作 田縁 森島 康先 円筒側壁を部分的に加熱した場合の熱対流(3) 坂田 山縣 秀行 バベルの塔の設計 山下 貯 アルミニウム 3 重結晶の作製と結晶学的特徴 山下 恭平 スターリングエンジンの製作 久保井・藤原 久保井・藤原 西本・谷口 溝川 久保井・藤原 溝川 伊藤・溝川 伊藤・溝川 樫原・藤原 藤原 樫原・藤原 田縁 16 電気工学科 氏 名 卒業研究テーマ名 指導教員 赤岩松太郎 放電加工に関する研究−−電極点現象 猪飼 浅井 佑 太陽光発電システムの発電特性に関する研究 山口 飯田 雄幸 放電加工に関する研究−−電極点現象 猪飼 石川 博基 多重選択ナップザック問題へのウイルス型遺伝的アルゴリズムの応用 石橋 卓也 CISS 薄膜太陽電池の作製に関する研究 山口 梅本 博司 香り識別の基礎的検討 藤本 尾 宏樹 USBit を用いた PC によるリモートコントロールカー制御法の開発 大谷 耕司 放電加工に関する研究−−電極形状による効果 猪飼 大谷 真司 ガスセンサの表面反応の解析 藤本 大野 真義 3 次元過渡磁界センサの開発 梶山 真司 ソーラディスプレイ 加藤孝一郎 ガス識別センサの基礎的検討 藤本 川野 裕亮 振動片方式粘度計のハードウェアに関する研究 徳田 木下 恭彰 振動片方式粘度計のハードウェアに関する研究 貴志 俊樹 CG による自然現象の表現法の検討 久保 高彦 ソーラディスプレイ 串上真太朗 ファイアウォール管理メールの視覚表現の検討 桑原 隆史 歴史的文献復元に対する画像処理技術の応用 雑賀 小林 亮太 色素増感太陽電池の作製に関する研究 山口 坂本 翔平 光半導体素子の評価 藤本 鈴木 章生 振動片方式粘度計のソフトウェアに関する研究 徳田 炭 章太 放電加工に関する研究−−電極形状による効果 猪飼 寺田 泰幸 振動片方式粘度計のハードウェアに関する研究 徳田 中谷 晃司 ガスセンサの熱特性の解析 藤本 中山 和明 Blender による CG 作成学生実験の検討 森・藤本 長井 哲也 共進化モデルによる生物系のシミュレーション 謝・徳田 長野 良将 定期試験データベースの利用状況調査と改良 森・藤本 成川 智久 歴史的印刷物復元における逆ハーフトーン処理 西川 永康 赤外線センサの応用 野久保宏幸 御坊・日高地区における震災直後の火災の予測 服部 充宏 ガス識別センサの基礎的検討 藤本 林 秀行 歴史的文献復元に対する画像処理技術の応用 雑賀 菱山 善澄 大口径導体上を伝搬する過渡電流測定装置の開発 平尾 智紀 交通シミュレーションシステムの構築 福寿 啓太 USBit を用いた PC によるリモートコントロールカー制御法の開発 村田・猪飼 藤野 貴志 ソーラディスプレイ 若野・山口 巻川 晃典 CIGSS 薄膜太陽電池の作製に関する研究 山口 松川 芳巳 電気幾何学モデルによる配電系統雷遮蔽プログラムの作成 山吹 松本 晋輔 赤外線センサの応用 森口雄一朗 振動片方式粘度計のソフトウェアに関する研究 森下 雄太 USBit を用いた PC によるリモートコントロールカー制御法の開発 森田 真吾 色素増感太陽電池の作製に関する研究 山口 山田 耕治 太陽光発電システムの発電特性に関する研究 山口 湯船 貴志 太陽電池を電源とする設備の開発に関する研究 ハビエル 謝・徳田 村田・猪飼 山吹 若野・山口 徳田 森・藤本 若野・山口 森・藤本 雑賀 若野・山口 謝・徳田 山吹 謝・徳田 若野・山口 ネットワークセキュリティ構築に関する検討 17 徳田 村田・猪飼 若野・山口 森・藤本 物質工学科 氏 名 卒業研究テーマ名 指導教員 赤木 大志 培養細胞の調整と新規モノクローナル抗体の作製(V) 山川 新井 麻実 抗体の品質管理と新規モノクローナル抗体の作製(VI) 山川 井川 千春 ヒドロキシプロリンを含むコラーゲンモデルペプチドの合成と物性 土井 生駒 礼良 水中での芳香族アルデヒドの立体選択性ピナコールカップリング反応 橋本 池田 奈保 ケトプロリンを含むコラーゲンモデルペプチドの合成と物性 土井 上田 治 リポソーム−ペプチド間相互作用における脂肪酸不飽和度の影響(1) 森田 大西佳代子 キラルな calix[4]arene の合成 岡本 大南 真緒 田辺湾におけるアマモ場の機能の解明に関する基礎的研究 米光 金子 真貴 電荷移動錯体形性能を有する calix[4]arene 誘導体の合成 冨上 川岸 弘享 PDMS を用いたマイクロチップセンサーの開発 林(純) 川 梨絵 PCR 操作の改良および口内細胞を使った遺伝子診断法の開発 山川 木下英里子 リポソーム−ペプチド間相互作用における脂肪酸不飽和度の影響(2) 森田 笹野 修平 新規プラスミドの検索 米光 新宅 優 黒竹の黒色成分の分析 米光 菅原 加奈 シリカ粒子の表面改質 塩路 杉野 太紀 マイクロ波を用いた Phthalocyanine 誘導体の合成 田中 淳代 フルオロプロリンを含むコラーゲンモデルペプチドの合成と物性 土井 田野 智之 Hydroxy[6]arenone の合成 岡本 山昭太郎 水中におけるラネー合金によるシンナムアルデヒドの還元反応 橋本 瀧博 光 長鎖を持つスピロピラン系化合物中間体の合成 竹本 安孝 相間移動触媒存在下、 ベンゾフラン誘導体の合成;フェノールと塩化フェナンシルとの反応 筒井 大輔 梅肉エキス成分の選択的合成条件の検討 坪内 幸一 電荷移動錯体形性能を有する calix[4]arene 誘導体の合成 冨上 露口 幸一 廃食用油の乾性油への化学変換 橋本 栩野 雄平 Hydroxy[8]arenone の合成 岡本 中村 直人 リポソームの誘電分散現象におよぼすペプチド疎水性の影響 森田 中 省吾 梅干し調味廃液の活性汚泥法による連続処理 藤並 敏宏 A.oryzae リパーゼ遺伝子のクローニングと大腸菌での発現 米光 堀 和之 電荷移動錯体形性能を有する calix[4]arene 誘導体の合成 冨上 前井 百合 炭素系繊維状吸着剤による疎水性アミノ酸の吸着分離 岸本 前田 大介 梅干調味廃液の電気透析処理に関する研究 岸本 前村 幸 ナノ粒子触媒を用いた化学発光反応 林(純) 六川 将宏 自己集積膜を用いたナノ粒子の固定化による機能性界面の形成 林(純) 森 淳一 ホルムアルデヒド含有廃水の処理に関する研究 岸本 森 友美 蒸気吸着によるシリカ表面メトキシ化 塩路 湯川 真有 表面アルコキシ化反応に関する速度論的検討 塩路 米田 衣里 機能性有機- 無機ハイブリッドナノ粒子の合成 林(純) 18 岩本・高木 岩本・高木 橋本 岩本・高木 岩本・高木 環境都市工学科 氏 名 卒業研究テーマ名 指導教員 玉置 優 槙 貴章 橋梁基本断面の空力特性に関する研究 小川 山村 圭吾 衝撃質量ダンパの制振性能向上に関する研究 小川 上西 綾香 スラグ石膏セメントを使用したポーラスコンクリートに関する研究 佐々木・三岩 清末 敦博 高炉スラグ微粉末の比表面積が スラグ石膏セメントの諸特性に及ぼす影響 佐々木・三岩 田渕 雄也 色粉により着色したスラグ石膏セメントペーストの発色について 佐々木・三岩 竹川真名実 スラグ石膏セメントを使用したペーストの 強度に及ぼす養生条件の影響」 佐々木・三岩 西川 貴衣 各種材料を使用したコンクリートによる温度抑制効果について 佐々木・三岩 井上 智雄 岩崎 勝治 農業用廃プラスチック類のリサイクルによる有効利用 久保井 森田 啓介 ペットボトルと使用済みガラスビンのリサイクルによる有効利用 久保井 小川 英俊 木村 好延 カーバイトを用いた重金属汚染土の溶出特性とリサイクル化 佐々木 大江 桃子 吉田 隆一 自然素材を有効利用した水質浄化システムの構築に関する研究 佐々木 今北 智基 松川 知憲 CA による避難行動シミュレーションに関する研究 辻原 辻井 裕二 表層地盤の減衰特性推定に関する研究 辻原 寺田 和啓 ペトリネットを適用した地震火災時の 消防活動支援システムに関する研究 辻原 戎 忠則 集中豪雨による日高川流域における河川洪水氾濫に関する研究 小池 辻林 研三 野田 晃裕 人工衛星リモートセンシング画像による 紀伊半島の植生変化に関する研究 小池 柳瀬 貴弘 2004 年インドネシア・スマトラ島沖地震による 大津波の数値シミュレーションに関する研究 小池 山本 晃 スラッジ混入コンクリートの配合設計方法 戸川 吉田 賢太 スラッジ混入コンクリートのフレッシュコンクリート特性 戸川 下代 正高 スラッジ混入コンクリートの乾燥収縮特性 戸川 中島 雅幸 スラッジ混入コンクリートの中性化特性 戸川 小野 裕司 阪和道開通に伴う御坊市の通過交通特性の分析 伊藤 加村 貴志 LRT 優先信号システムに関する研究 伊藤 山田 幸司 和高専における交通消費エネルギー調査 伊藤 山本 浩二 地方鉄道の運営状況に関する比較分析 伊藤 寺杣 安富 橋本 弘司 デジカメによる重心測定に関する研究 尼田 天倉 和也 細川 修成 日高川流域における水環境の実態について 大久保 岡崎 悟 南部浄化センターの処理機能および環境負荷に関する研究 大久保 富永江身子 御坊市内の地下水汚染に関する実態調査 大久保 19 3 専攻科関係 3.1 専攻科教育検討会 平成 17 年 2 月 7 日(月)に専攻科の技術者像とそれを達成するための教育点検評価について話 し合っていただくために、外部委員による専攻科教育検討会を専攻科棟 3 F講義室で開催した。 和歌山高専専攻科教育点検・評価について 我々が目標としている技術者像を作り上げていくには絶えず、 教育を点検し、見直していく必要がある。同時に専攻科 2 年間 の指導で問題解決に当たれるように指導できるかどうか教員の 資質にかかわってくる。現在、専攻科担当教員は大学評価・学 位授与機構から評価されて研究指導が許可されている。そして この評価が 5 年に一度行われることになる。そのため自分達で 教育を点検し、評価していくシステムを持っておき、見識を持って大学評価学位授与機構に対応で きるようにしておくべきだとの考えから教育点検評価システムを検討委員会に提案した。 教育点検として 和歌山高専で現在行っている 1、2、の内容に追加して、授業完了報告者および特別研究計画書、 特別研究指導書を学生のサイン入りで提出して、5 つの材料で教育点検を行う(表 3.1) 。 教育評価として 教育点検を行い、我々の教育力向上をはかるため、FDを行い、自己点検、自己評価を行い専攻 科担当教員として自ら検証する。それが教育評価の検討である(表 3.2)。 外部委員(順不同、敬称略) 小田 章(和歌山大学学長) 嶋 洋子(和歌山県企画部長) 久保田静雄(和歌山県工業技術センター所長) 中西 豊(財団法人雑賀技術研究所理事長) 中野 幸生(中野BC株式会社代表取締役社長) 林 雄二(ノーリツ鋼機株式会社) 今田 康治(和建技術株式会社代表取締役) 京谷 実(株式会社島精機製作所取締役生産技術部長) 本校出席者 司会:谷口 邁(学生主事兼校長事務代理) 藤本 晶(教務主事) 米光 裕(寮務主事) 坂田 光雄(機械工学科主任) 山口 利幸(電気情報工学科主任) 山川 文徳(物質工学科主任) 小川 一志(環境都市工学科主任) 森川 寿(一般科目主任) 高木 浩一(専攻科長) 溝川 辰巳(副専攻科長) 大久保俊治(副専攻科長) 煙山 和範(事務部長) 20 表 3.1 5 つの教育点検材料 1、シラバス 2、進捗状況報告書 3、授業完了報告書 4、特別研究計画書 5、特別研究指導書 表 3.2 教育評価の流れ 1、教育点検システム 2、教育のFDシステム 3、教育・研究の自己評価 4、個人調査書 3.2 専攻科棟の多目的利用 専攻科棟の多目的使用として講義室が空いているときは研究交流会等に使用している。 16 年度の実績 ①わかやま産業振興財団支援事業「ソーラーパワー設備研究交流会」 ;場所:2 A講義室 第 1 回研究会の開催:日時 平成 16 年 8 月 6 日(金)13:30 ∼ 16:00 参加者数 16 名 第 3 回研究会の開催:日時 平成 16 年 12 月 15 日(水)13:30 ∼ 16:00 参加者数 14 名 第 4 回研究会の開催:日時 平成 17 年 1 月 22 日(土)13:30 ∼ 16:00 参加者数 14 名 ②第 3 回近畿地区高専テクノサロン;場所:2 A、2 B講義室 日時 平成 16 年 12 月 3 日(金)13:00 ∼ 16:30 参加人数 25 名 ③第 2 回和歌山地域地盤研究会;場所:2 B教室 日時 平成 17 年 2 月 4 日(金)13:30 ∼ 16:30 参加人数 40 数名 3.3 平成 16 年度(第 2 回)修了生進路 進 路 先 進 路 先 メカ エコ [ 進 学 ] [ 企 業 ] NECシステム建設エンジニアリング株式会社 1 長岡技術科学大学大学院 1 1 大林道路株式会社 1 名古屋工業大学大学院 株式会社オーエンターテイメント 1 山梨大学大学院 株式会社環境地盤 1 株式会社サンアクティス 1 JA紀州中央 1 シャープ株式会社 1 シャープエンジニアリング株式会社 1 1 株式会社スガナミ 1 1 ソイルアンドロックエンジニアリング株式会社 1 中野BC株式会社 1 株式会社メイスイ 1 21 1 [ その他 ] その他 新中村化学工業株式会社 株式会社住友金属マイクロデバイス メカ エコ 合 計 1 1 7 12 3.4 平成 16 年度専攻科 2 年生特別研究テーマ一覧 メカトロニクス工学専攻 番号 氏 名 特別研究テーマ名 指導教員 1 置田 秀一 香りセンサの選択性向上の試み 藤本 2 眞田 篤 製紙機械用 CCR 静圧シュの熱流体潤滑解析 谷口 3 杉田 信治 放射線検出器のための位置有感化の新方式 溝川 4 仲 成浩 太陽電池用 Cu(In,Ga)Se2 薄膜の作製 山口 5 松尾太一郎 放電加工の電磁波ノイズ 猪飼 6 森 研太 7 森川 博美 風力エネルギーの効率的変換方法について 画像修復フィルタの構成とその性能評価 --- ラインプロセスを含むマルコフ確率場モデル--- 雑賀 坂田 エコシステム工学専攻 番号 氏 名 特別研究テーマ名 指導教員 1 石田 裕恵 農業用廃ビニールの建設材料への有効利用 2 上西 純平 リポソームの誘電応答を利用する脂質膜−ペプチド間相互作用の検出 3 大藪 和晃 御坊・日高地域における交通行動の特性 伊藤(雅) 4 清末 博善 和歌山都市圏における公共交通分担率の特性 伊藤(雅) 5 東 広隆 津波ハザードの可視化に関する研究 小池 6 松鵜 秀人 抗原性タンパク質の FPLC による分画 山川 7 宮本 恵里 天然高分子系吸着剤による生理活性物質の吸着分離 岸本 8 宮脇 美枝 C.elegans の抗原性タンパク質に対する新規モノクローナル抗体の作製 山川 9 藪井 佑輔 微生物によるフェルラ酸の効率的脱炭酸反応の検討 高木 10 山下 浩伸 構造物の制振システムに関する研究 小川 11 山本 真市 スペントカーバイトによる重金属汚染土の溶出特性とリサイクル化 12 渡邉 真一 津波の住民避難用ハザードマップに関する研究 22 久保井(利) 岸本 佐々木 小池 4 外部評価関係 4.1 JABEE 対策委員会報告 日本技術者教育認定機構(JABEE)とは高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが 社会の要求水準を満たしているかどうかを審査・認定する機関である。本校も早期 JABEE 受審に 向け、JABEE 対策委員会を平成15年度に発足させた。 平成16年度においては平成17年度受審に向けて同委員会で準備を進めるとともに、教職員への 説明会を 2 回実施して啓蒙を進めた。その結果平成1 7年3月に開催された日本工学教育協会の JABEE プレビューにおいて、いくつかの改善すべき事項を指摘されたが、平成17年度受審可の判 定を得た。この結果を踏まえて受審するかどうかを含め学内で検討を続けることにした。 平成16年度 JABEE 対策委員 委員長 猪飼健夫 副委員長 山口利幸 委 員 藤本 晶 米光 裕 高木浩一 坂田光雄 山川文徳 小川一志 樫原恵藏 林純二郎 三岩敬孝 重松正史 JABEE 委員会開催状況 開催日 主 な 内 容 1 16. 4.21 自己点検書の工程表を作成する小委員会を設置 2 16. 6. 7 小委員会の作成した工程表を承認 自己点検書の準備に入ることを了承 3 16. 9.22 準備資料の進捗状況確認 工程表に基づき担当部署に必要資料の収集を要請 4 16.11. 5 前委員会以降の進捗状況について意見交換 図書館2 F 中ゼミナール室を JABEE 受審準備の資料保管室にあてることを了承 5 16.12.13 12 月 22 日に JABEE 説明会の実施を決定 3 月 11,12 日のプレビューに向けて準備を進めることを了承 JABEE 受審予備審査に用いる本文の草案作成担当を次のとおり決定 概要(高木) 、基準1(猪飼)、基準2(山口)、基準3(重松)、基準4(樫原)、 基準5(三岩) 、基準6(林) 6 17. 1.12 JABEE 受審資料の保管方法を次のとおり決定 ①答 案:4年(全員) 、5年(専攻科進学予定者) 、専攻科(全員) ②実験レポート:4年(3テーマ) 、5年(専攻科進学予定者) 、専攻科(全員) 7 17. 2. 4 専攻科選択科目の履修に関わる説明会の実施を了承 学生の履修状況確認表と学生個々の履修状況表の作成を決定 8 17. 3. 7 自己点検書本文編について、基準1∼6まで順次担当者が説明 目標達成根拠資料で未搬入資料を年度末までに搬入要請 日本工学教育協会の JABEE プレビューの日程および質問を受ける項目の説明 9 17. 3.16 プレビューの結果報告 (改善点すべき事項を説明、最終判定は受審可) 23 JABEE 説明会 第 1 回 日時:平成 16 年 12 月 22 日 場所:視聴覚教室 内 容 ① JABEE 準備とスケジュール(山口副委員長) ② JABEE の認定基準(林委員) ③ シラバス書式の説明(三岩委員) 第 2 回 日時:平成 17 年 2 月 28 日 場所:視聴覚教室 内 容 ①定期試験答案等の搬入について(山口副委員長) ②教員個人データの提出について(山口副委員長) 24 5 厚生補導関係 学生主事が所掌する厚生補導関係の事項としては、 (1)下宿・通学生・学生食堂など、 (2)学生 会・クラブ活動・ロボコンなど、(3)補導と悩み相談、(4)進路指導であり、それぞれについて概 要を報告する。 5.1 下宿・通学生・学生食堂など 本年度の下宿生及び通学生の状況は表 5.1 のとおりであり、全校生の 7% が下宿生、33% が通 学生である。 表 5.1 下宿生及び通学生の状況 下 宿 通 学 本科生 専攻科生 徒歩・自転車・バス 19 14 バ イ ク 11 3 自 動 車 0 1 徒歩・自転車・バス 152 4 バ イ ク 91 1 自 動 車 28 (16) 8 合 計 48 300 ( )内は学外駐車場利用者数:外数 (1)下宿生 学寮の定員の関係上、高学年生の中には退寮願わねばならない学生が数 10 名おり、学校周辺及 び市内に下宿をしているが、最近の傾向として、昔ながらの下宿屋さんスタイルが少なくなり、 1 ルームマンションが増えつつある。学生達にとっては誰にも干渉されず暮し良いようだが、親 代わりになる「下宿屋のお母さん」が居なくなり、学生達をサポートする保護者−下宿屋−学校 の連携プレーが出来にくくなりつつあり、良い方策を考える必要があると思っている。後援会の 下宿・通学生部会の課題として検討を進めたい。 (2)通学生 都会と異なりバスの便が悪く、通学生の約半数がバイク又は自動車であり、厚生補導委員全員 でこの指導に当たっているが、気の休まらない日々である。幸い、この 2 年間では悲惨な事故は 起こっておらず、また図 5.1 のように交通事故及び校則違反共に低い数値で推移しており、学生 諸君のマナーも良くなって来ていると思われる。取組みとしては、例年どおり春の交通講話、秋 の二輪車講習会、抜き打ち的に行う校門指導などを行った。 25 図 5.1 和高専における交通事故と校則違反 交通事故件数と怪我人数 怪我人数 校則違反件数 事故件数 15 違反件数 20 怪 我 人 数 150 25 10 15 10 5 5 0 交 通 事 故 件 数 校 則 違 反 件 数 12年 13年 14年 50 0 0 11年 100 15年 11年 12年 13年 14年 15年 バス通学に関しては、年度当初はJR内原駅発の登校便が 1 台で混みあっていたが、南海バス の判断で 2 台に増便されており、混雑は解消された。一方、下校便について、保護者の方から 「授業終了からバス出発まで 5 分しかなく、何とかならないか」との意見があるが、JRとの接 続上現状では已むなしである。 (3)学生食堂 入札の関係上、本年度より業者がフジコーポレーションに代わったが、価格を据え置いたの で味が低下しないか気になっていたが、そのような苦情は無く、むしろ学生達の要望でチキンマ ヨ丼など私のような老人には箸が進まないような新メニュが登場しており、ホッとしている次第 である。 5.2 学生会・クラブ活動・ロボコンなど (1)学生会 本年度の学生会会長は 5 C杉野太紀君であったが、昨年度同様に学生会を上手く取りまとめ、 また教員サイドとの連携も良く、2 大イベントである校内体育大会と高専祭を成功させてくれた。 体育大会では、従来は開会式のみで後は負けチームの学生達は三々五々帰ってしまい、締まら ない幕切れだったのを是正すべく、新たに全員で盛り上げるクラスリレーと綱引きを最後に入れ、 閉会式を行うスタイルにした。当初はどれだけの学生が残ってくれるかな?と危惧したが、結果 は 95% の学生が閉会式に出席してくれた。秋季についても同様であり、この企画は成功したと言 える。なお、春季は機械工学科 5 年が、秋季は環境都市工学科 3 年が総合優勝した。 一方、11 月 6 日(土),7 日(日)に開催された高専祭は、好天に見舞われたこともあり例年 になく多くの参加があり、盛大な高専祭となった。特に、新メニュの漢前(おとこまえ)コンテ ストは盛り上がったようだが、今後ともマンネリにならない工夫が必要であろう。なお、以前は 夜間にトラブルの生ずることがあったので、学生会の要望により厚生補導委員による見廻りを夜 間まで延長したが、特にトラブルは無かった。 26 クラスリレーのスタート 盛り上がった漢前(おとこまえ)コンテスト また、2 月 21 日(月)に行われた故山本校長の学校 葬において、学生会長が校長と学生会との短いが貴重 だった交流(インタビュー、ロボコン応援)を心を込め て、送る言葉として読み上げてくれたことは、本当に良 かったと感謝している。 学生会長の弔辞 (2)クラブ活動 本年度のクラブ・同好会数は、体育系では軟式野球同好会が廃部となり 17、文化系では総合美 術同好会が発足した一方で将棋・囲碁クラブと創作研究会が休部となり 10、合計 27 部で活動し た。なお、ロボット同好会が実績を認められクラブに昇格した。 指導上の大きな改革としては、学生に対するリスクマネージメントの点より、夏休み等の合宿 練習期間中は必ず毎晩 1 名の教員が宿泊し、緊急事態に対処願うことにした。昨年度までは女子 学生が宿泊する場合だけの宿直で、その他のウィークデイは管理当直していた職員が自主的に対 応していたが、今年度より管理当直が廃止されたため、クラブ指導教員以外の教員も動員して宿 直を依頼することとした。夜中に発熱して病院に連れて行ったり、電気のブレーカーが飛んで修 復したり等、突発的な事態に対処出来るようになった。 体育系クラブの最大イベントである高専体育大会の成績は表 5.2 のとおりである。近畿地区 大会ではそれなりの成績なのだが、全国大会では振るわず、水泳の藤井君(2 C)が昨年に引き 続いて健闘してくれた。 27 表 5.2 高専大会の主な成績 競技名・種目名 近畿地区大会 全国大会 男子 1500m 2 位 3 D 原 明信 10 位 男子 5000 m 2 位 2 C 田中弘貴 6位 〃 3 位 3 B 真田 忠 13 位 剣道 団体 1位 予選リーグ敗退 硬式野球 1位 2 回戦敗退 男子 200 m自由型 1 位 2 C 藤井 亮 3位 男子 100 mバタフライ 1 位 2 C 藤井 亮 2位 1 位 4 D 越野智帆 1 回戦敗退 陸上競技 水泳 バドミントン 女子ダブルス 3 B 田中克佳 テニス 女子シングルス 1 位 2 C 伊藤由梨 1 回戦敗退 (3)ロボコン・プロコンなど 高専と言えばロボコンであり、近畿地区大会に出場した 2 チームの内エスカルゴンチームが 2 位となり、全国大会に駒を進めたが、2 回戦で強豪長岡高専に破れ、その後の活躍を観戦できな かったが、マシーンの精巧さが評価され特別賞を受賞した。感想としては、本校のロボットはい つも正攻法であるが、優勝チームは奇抜な攻め方をしているのが多く、発想の転換が必要かと思 われる。なお、この大会には、故山本校長が病院から応援に駆けつけていただいたが、これが校 長と学生達との最後の接点となった。 ロボコンほどの華やかさは無いが、プログラミングコンテスト略してプロコンについては、課 題部門と競技部門に各 1 チームが出場したが、他 校のレベルに及ばず来年度に向け更なる研鑽が必 要である。 軽音楽部に関し、これまで自主的なライブ演奏 会は行って来ているが、他クラブのような他流試 合の経験が無かったので、本年度は関西地区の高 校が参加する「We are Sneaker Ages 2004」に 2 チームを参加させたが、良い刺激になったと思 われる。健全なるクラブへの脱皮を期待している。 健闘するエスカルゴンチーム 5.3 補導と悩み相談 今年度の補導処分は 87 件であり、その内訳は図 5.2 のとおりである(学寮関係を除く)。最も 多いのは交通関係であり、次いで喫煙・飲酒となっている。昨年度の年報でアナウンスしたように、 今年度より処分内容を厳しくしたので、昨年度より幾分処分件数が増加している。また、校長訓告 28 以上の処分も増加したが、処分言い渡し時に対応したどの学生達も素直に話を聞いてくれ、きっち りと反省してくれたと思っている。なお、補導に関しては、保護者との連携が大切であり、全ての 補導処分について担任所見を記した文書を保護者に送っている。 学生達の悩み相談については、従来の学生相談室は殆ど機能していなかったことを反省し、今年 度よりメンバーを一新し新しくスタートさせた。その結果 113 件と非常に多くの相談があり、その 内訳は図 5.3 のとおりである。何時でも・何でも気軽に相談にのれる場が定着した点は喜んで良い のだろうが、相談相手が看護士に集中しておりその負担が大きくなっている。また、内容的には非 常に深刻な問題もあり、相談員だけでなく担任も含めて対処したが上手く対応出来なかった案件が 幾つかあった。相談員としてどこまで踏み込むかは難しい問題であるが、専門的なことはカウンセ ラーに任すと云うスタンスの基で、相談員のカウンセリング技術を向上させることが必要と考える。 なお、相談室のパンフレットは学生達だけではなく、保護者にも配布しており、保護者からの相談 も受け付けている。 図 5.2 補導処分の内訳 図 5.3 学生相談の内訳 60 45 51 41 総数:113件 総数:87件 40 50 35 件 数 30 30 40 件 数 30 19 20 25 20 16 15 17 10 7 8 7 4 5 10 0 0 0 0 交 通 関 係 喫 煙 ・ 飲 酒 学 業 そ の 他 進 路 ・ 将 来 友 人 ・ 対 人 関 係 ク ラ ブ 活 動 寮 生 活 健 康 ・ 精 神 衛 生 家 庭 ア ル バ イ ト そ の 他 高専機構としても、カウンセリングは重要事項と位置づけており、本年 3 月に独立行政法人国立 高等専門学校カウンセリング研究集会が開催され、各校の状況が紹介されたが、本校の状況は他校 に比べると健全であるとの印象を持った。 5.4 進路指導 進路指導に関しては、今年度より学生主事が所掌することになったこと、従来は学科主任と 5 年 担任は同じであったのを分離し 5 年担任は進路指導に専念する体制としたこと等、きめ細かな指導 を心掛けた。結果は表 5.3 のとおりであり、ほぼ 100% に近い成績となり、ホッとしている。都 会の高専では大半が進学という学校もあるようだが、本校の場合は毎年約 2/3 が就職であり、技術 者育成という高専本来の特徴が維持されている。 29 表 5.3 平成 16 年度卒業生の進路 卒業生 企業就職 機械工学科 35 29 電気工学科 45 30 物質工学科 36 21 環境都市工学科 37 18 本科合計 153 98 メカトロニクス専攻 7 4 3 12 10 1 1 19 14 4 1 エコシステム専攻 専攻科合計 公務員 進 学 内専攻科 6 1 317 10.9 14 12 325 10.8 13 3 2 181 8.3 3 15 8 1 135 7.5 4 48 24 3 958 9.7 1 その他 求人企業数 求人倍率 本科については、就職に関する特徴としては、 (1)年々就職戦線が早くなる傾向にある。そこで、来年度の進路指導については、4 学年後学期 当初から開始すると共に、保護者に対する進路説明会を 3 月に行うことにした。 (2)本校では推薦応募を原則としているが、少しずつではあるが、自由応募が増えてきており、 この傾向は加速されると思われる。 (3)僅かではあるが、フリーター志向が出てきており、この学生達をどのように指導すべきか悩 ましい問題が発生している。 本校専攻科への進学に関しては、定員 16 名に対し 24 名を合格としたので、定員枠はクリア しているが、学科により温度差があり、更なる勧誘活動が必要と思われる。 専攻科については、本科と同じく就職が大半であるが、専攻科を指名しての求人が少なく、 知名度を上げる為の開拓が必要である。その為にも、専攻科修了生には就職先で「さすが和高 専の専攻科出身だ!」と言われる活躍を期待したい。 30 6 寮務関係 6.1 概要 本校の学生寮(柑紀寮)は全 7 棟からなる定員 520 名の全国有数の規模を誇る学生寮である。現 在この寮には全寮制対象の低学年男子学生を中心に、定員いっぱいの男女寮生が日々生活している。 寮での集団生活を通して自立と協調の精神を身につけ、相互の協力と信頼を図り、豊かな人間性を 養えるように努めている。この大規模な寮の運営は、寮務主事以下 9 名の教員と学生課長以下 4 名 の事務職員で行われるが、低学年寮生の指導等の多くの部分を各号館、各階に配置した指導寮生、 副指導寮生に委ねている。指導寮生、副指導寮生は寮のリーダーとして、日々の点呼や清掃の指導、 また勉学や悩みの相談まで行っている。これら指導寮生、副指導寮生は高学年寮生から選抜してい るが、極めて意識の高い寮生の確保に成功している。彼らと指導教員との信頼関係に裏付けされた 「自主的な運営」が行われている。 平成 16 年度寮生数(平成 16 年 4 月 7 日現在) 1年 2年 3年 4年 5年 専攻科1年 合計 128 135 101 84 66 5 519 (22) (11) (14) (10) (6) (0) (63) ※かっこ内は女子数 6.2 入寮選考 本校は通学可能者を除く 1・2 年生男子に全寮制を敷いており、全寮制対象者で入寮希望者を全 員入寮させている。その結果全寮制対象者で寮の定員 520 名の半数近くが占められている。全寮 制対象の入寮希望者数に 3 年生以上の入寮希望者を加えた人数が寮の定員をオーバーした場合には、 3 年生以上の希望者を対象に選考を行い、一部の者には入寮を辞退してもらってる。 6.3 生活指導 寮生が規則正しい生活を行うため、1 年間で、1 年生男女に 6 回、2 年生男子に 6 回、3 年生男 子に 3 回、4、5 年生男子に 2 回、1 ∼ 5 年生女子に 4 回、各 40 分程度の生活指導を行った。 6.4 食事 寮では朝、昼、夕の三食を寮食堂で提供している。食材料費は 1 日 665 円。限られた予算の中で 少しでも魅力ある食事を提供できるように努力を重ねてきた。寮生が好みの食事を選択できるよう に、平成 14 年度から朝食、 昼食、夕食のいずれも二種類のメニューから選択できるようにしてい る。これにより、喫食率の向上を図っている。 31 6.5 主なイベント等 柑紀寮では、何にでも参加する積極的で活発な寮生を育てるべく、数多くのイベントや行事を 行っている。平成 16 年度に柑紀寮で行ったイベントや種々の施策、出来事等は以下の通りである。 「指導寮生任命式および研修会」 新学期が始まる直前の 4 月 6 日(火) 、7 日(水)に白崎青少年の家で指導寮生宿泊研修会を 実施し、指導寮生 25 名、副指導寮生 35 名、学生寮関係教員 4 名の合計 64 名が参加した。この 研修会は柑紀寮の運営の要である指導寮生・副指導寮生にその基本的な職務や心構えなどを身に つけてもらうことを目的としたもので、今回が初めての実施となる。 研修会では最初に今年度前期の指導寮生・副指導寮生の任命が行われ、引き続いて柑紀寮の規 則や指導寮生・副指導寮生の役割をみんなで確認した。次に昨年度の指導寮生委員長の輪玉信大 君(専攻科メカトロニクス工学専攻 1 年)が、 「他高専の学生寮について」と題して昨年度まで に訪問した他高専の学生寮について紹介し、学ぶべき点や参考にすべき点について話しあった。 続いて柑紀寮をより良くするための問題が提起され、 「低学年をしっかり指導するには」や「ゴ ミの分別をしっかりするには」等 9 テーマについて、1 グループ 6、7 名に分かれて問題解決手 法の一つであるKJ法を用いて解決策をまとめ、発表会で披露しあった。 KJ法を用いて学寮の改善策を検討する指導寮生 平成 16 年度前・後期の指導寮生は下表の通りである。 役 職 氏 名 委 員 長 5A 山下 貯 副 委 員 長 5A 山下 恭平 5B 西川 永康 32 号 館 1 2 階 5C 杉野 太紀 2 5D 戎 忠則 3 5B 森田 真吾 1 4C 山本 祐子 4D 門前 沙希 5C 川崎 梨絵 3B 田中 克佳 2 1 2 3 4 5 6 7 副指導寮生 4C 坂井 城史 1 3 3 指導寮生 4C 後安 孝信 3D 澤本 英治 3B 竹原 裕貴 4B 金田 崇史 4B 山崎 英介 5D 竹川真名実 3C 杉野 光彩 5C 前村 幸 4D 越野 智帆 5C 米田 衣里 4D 阪本梨津子 4B 松永 和樹 3D 栗本 裕平 4B 保家 正太 3D 塚由 彬斗 4C 寺井 久登 3A 田村 翔平 4A 山下 貯 3A 山本 将大 4D 出島 佑樹 3B 尾西 雄貴 4D 保田 将彦 3B 赤松 孝洋 1 5A 山下 恭平 2 5C 森 淳一 3 5D 田渕 雄也 1 5D 辻林 研三 2 5B 西川 永康 3 5B 上垣内天崇 1 5C 濱中 省吾 2 5C 栩野 雄平 3 5D 清末 敦博 4 5B 巻川 晃典 5 5A 西出 有佑 1 4A 三原 和也 3A 脇村 真生 3A 吉本 隼也 4B 釘貫太可志 4B 内芝 祐貴 5B 中谷 晃司 5D 吉田 賢太 4A 鴻谷 祐輔 4A 野田 将芳 4C 池永 宇志 4C 浦 英之 4B 岩井 俊樹 4B 岡村 篤志 5C 川岸 弘享 5C 上田 治 5B 梅本 博司 5C 六川 将宏 5D 木村 好延 5D 吉田 隆一 5B 湯船 貴志 5B 菱山 善澄 5A 高山 陽平 5A 平松 繁樹 4A 佐藤 佑樹 「上海高専学生との交流会」 7 月 8 日(木)、上海高専の学生と和歌山高専学生寮の指導寮生委員会との交流会が行われた。 参加者は上海高専の学生、教員 11 名と和歌山高専学生寮の指導寮生、留学生、教員 23 名の併せ て 34 名であった。上海高専では全校学生約 12,000 人のうち、約 7,000 人が寮生活をしており、 和歌山高専の寮の運営方法などが興味深い様子で、お互いの寮の紹介の後には日常生活や学生生 活全般についての幅広い意見交換が行われた。 33 上海高専の学生と指導寮生との交流会 「避難訓練」 4 月 15 日(木)と 10 月 28 日(木)に避難訓練を実施した。 10 月の訓練では、地震に伴い学生寮 3 号館 3 階から出火し、また津波の危険性が高いという想 定の下で行われた。午後 4 時 30 分に全館に火 災警報が鳴り響くと、寮生全員が指導寮生の指 示の下、校内で海抜の高い駐車場へ避難を開始 した。晴天に恵まれたこともあり、避難開始か ら 9 分 30 秒で全寮生の安否確認を完了でき、 まずまずの訓練となった。最後に米光寮務主事 から「もっときびきびした行動をお願いしま す。」 「冬に向かい乾燥した日が多くなりますが、 火の元には十分注意してください。」と講評が 避難訓練風景(10 月) あった。 「ウェルカミングパーティー」 5 月 8 日(土)に新入寮生歓迎イベント「第 9 回ウェルカミングパーティー」を開催した。こ の行事は新入寮生と指導寮生の親睦を深める目的で毎年この時期に行っているもので、1 年生 128 名と指導寮生、副指導寮生及び学寮関係教職員の計 160 名が参加し、バレーボール大会とカ レーパーティーを行った。 バレーボール大会では、指導寮生をチームリーダーとした 26 チームが、リーグ戦の予選を経て、 決勝トーナメント戦を行い最強のチームの座を争った。みごと優勝したのはチーム「トライアゲ ン」で、翌年 1 月に予定されている年間グランドチャンピオンシップに駒を進めた。 熱戦後には、先輩女子寮生等有志による手作りのカレーライスが用意され、一緒に汗を流した もの同士、先輩後輩仲良く山盛りのカレーをほおばった。 34 優勝チーム「トライアゲン」(左)とカレーパーティー風景(右) 「上級救命講習会」 6 月 26 日(土)に御坊市消防本部から講師 3 名を迎えて上級救命講習会(8 時間)を実施し、 低学年の生活指導を担当している指導寮生を中心に学生 25 名、職員 1 名の計 26 名が受講した。 この講習会は毎年この時期に行っているもので、今回で 8 回目になる。参加者は講師から心肺蘇 生術などの説明を受けた後、ダミー人形相手に人工呼吸や心臓マッサージ、止血の仕方などにつ いて実技を行った。全員が熱心に取り組んだ結果、午後の効果測定(実技試験)では、約半数の 受講者が満点で、残りの受講者も優秀な成績で合格した。 けが人を簡易担架で運ぶ 心肺蘇生術の訓練 「学寮大ボーリング大会」 秋のスポーツレクリェーションとして「柑 紀寮ボーリング大会」を実施した。この催し は寮生間の親睦を目的として昨年度から行っ ているもので、今回が 2 回目となる。寮生は 10 月 4 日∼ 31 日の間に御坊市内のボーリン グ場で、それぞれが都合の良い時に 3 ゲーム を行い、そのトータルを競うもので、寮生の 過半数の 333 名が参加した。集計の結果、環 35 左から巻川君(準優勝)、 木辻君(優勝)、 清末君(3 位) 境都市工学科 4 年生の木辻和行君が前回に引き続き優勝し、見事 2 連覇を成し遂げた。大会の上 位入賞者と得点は以下の通り。1 位環境都市工学科 4 年木辻和行君 504 点、2 位電気情報工学科 5 年巻川晃典君 474 点、3 位環境都市工学科 5 年清末敦博君 465 点。 「寮祭」 11 月 12 日(金)夜から 14 日(日)までの 3 日間に渡り開催された。この寮祭は毎年この時 期に行われているもので、今回はバスケットボールやバレーボールなどのスポーツ大会、それに 大クイズ大会などが開催され、寮生たちはそれぞれ得意の種目で熱戦を繰り広げた。また夜には ビデオ上映会も行われ、寮生達は日頃の勉強を離れて楽しいひとときを過ごしていた。フィナー レは各種目での成績に応じて受け取った「富くじ」の大抽選会で、寮生が見守る中で公開抽選が 行われ、お菓子やカップ麺に始まり、1 等のポータブルMDコンポや折り畳み自転車、それに特別 賞のUSJペアチケットなど、様々な景品の獲得者が決まるごとに会場のあちこちから歓声やた め息がもれていた。 ビッグな景品を手に大喜びの寮生 景品を目指して真剣にクイズに答える寮生 「ニューイヤースポーツフェスティバル」 1 月 15 日(土)に 1 学年寮生と指導寮生がバレーボールと餅つき大会を楽しむニューイヤー スポーツフェスティバルを開催した。この行事は、5 月のウェルカミングパーティーとともに、 1 年生と指導寮生との親睦を目的として毎年開催されているもので、今回で 10 回目となる。寮の 各階の指導寮生をリーダーにして、1 年生が主メンバーとなるバレーボールチームを作り、予選 リーグと決勝トーナメントを戦い抜くもので、全 24 チームが頂点を目指した。熱戦の結果、男子 チーム「イチャイチャパブリーズ」が優勝した。また、前年 5 月に行われたウエルカミングパー ティーで同じく優勝に輝いた男子チーム「トライアゲン」との間でグランドチャンピオン戦が行 われ、「トライアゲン」が見事年間グランドチャンピオンに輝いた。バレーボール大会終了後は、 新春餅つき大会に移り、一年生達はなれない手つきで杵を振り下ろしていた。つき上がった餅は、 寮生らの手によって丸められ、あんこやきな粉、おろし醤油など、好みのタレで食し、寮生達は 楽しい一日を過ごした。 36 餅つき大会 バレーボール大会 「グリーンキーパー活動」 グリーンキーパー活動とは寮内のボランティア活動のことで、今年度は約 200 名の寮生が、花 壇班、ゴミ拾い班、草刈り班、パターゴルフ班に分かれ、各グループともに年間を通じて 7 ∼ 10 回の寮内環境整備活動に励んだ。 寮内の花壇に花を植える花壇班 寮内の雑草を取り除く草刈り班 37 7 各施設の活動 7.1 地域共同テクノセンター 7.1.1 受託研究・民間等との共同研究・技術協力依頼・技術相談 受託研究 民間等との共同研究 技術協力依頼・技術相談 件数 6件 4件 37 件 金額 10,822.5 千円 1,400 千円 7.1.2 民間機関との研究会 代表研究者等 支援機関等 研究会等の名称 電気情報工学科 教 授 猪飼 健夫 財団法人 わかやま産業振興財団 高エネルギー加工技術研究会 機械工学科 教 授 田縁 正幸 財団法人 和歌山県中小企業振興公社 電磁誘導加熱(DPH)方式による食品等の加工 と有効利用研究交流会 電気情報工学科 教 授 山口 利幸 財団法人 和歌山県中小企業振興公社 ソーラーパワー設備研究交流会 7.1.3 交流会事業 本校が地域産業界との連携で行った事業及び関連事業は次のとおり。 連携団体 和歌山工業高等専門学校産官学技術交流会(事務局:御坊商工会議所) 南紀熊野産官学技術交流会(事務局:田辺商工会議所) ①講演会 ・和歌山工業高等専門学校産官学技術交流会 開催日:平成 16 年 6 月 15 日(火) 場 所:御坊市「旅路旅館」 講 師:機械工学科非常勤講師(産学コーディネーター)田中勇次 演 題:トヨタ生産方式で原価低減を推進するためのノウハウ 開催日:平成 17 年 1 月 13 日(木) 場 所:御坊商工会議所 講 師:環境都市工学科教授 小川一志 演 題:タワーの風による振動の制御 38 ②見学会 ・和歌山工業高等専門学校産官学技術交流会 開催日:平成 16 年 11 月 9 日(火) 見学先:阿南商工会議所、日亜化学工業(株) 開催日:平成 17 年 1 月 13 日(木) 見学先:日高生コンクリート協同組合 ③研究会 ・南紀熊野産官学技術交流会 電磁誘導加熱(DPH)方式による食品等の加工と有効利用研究交流会 開催日:平成 16 年 8 月 7 日(土) 平成 16 年 9 月 10 日(金) 平成 17 年 1 月 23 日(日) 場 所:和歌山工業高等専門学校 ④教員研究発表会 開催日:平成 17 年 3 月 22 日(火)・3 月 23 日(水) 場 所:本校図書館棟 1 階 視聴覚教室 ・地域関連研究 9 件 ・一般研究 14 件 ・基調講演 講 師:同志社大学工学部教授 三 木 光 範 氏 演 題:技術者教育における文系教育のありかた−国語を例にして− 7.1.4 その他の事業 ①自治体からの委嘱案件 担 当 者 委 嘱 事 項 機械工学科 教 授 田縁 正幸 インキュベータ推進会議委員 機械工学科 教 授 田縁 正幸 企業カルテ評価委員会委員 一般科目 教 授 高木 浩一 御坊市公害対策審議会委員 一般科目 教 授 高木 浩一 和歌山県工業技術センター評価委員会委員 一般科目 助教授 重松 正史 熊野川町史編纂特別委員 環境都市工学科 助教授 伊藤 雅 和歌山県公共事業再評価委員会委員 環境都市工学科 助教授 伊藤 雅 和歌山県道路網整備計画策定委員 39 環境都市工学科 教 授 佐々木清一 阪和自動車道田辺∼白浜間軟弱地盤の 対策工に関する検討委員長 環境都市工学科 教 授 戸川 一夫 公共構造物品質コンテストの現場審査員 一般科目 助教授 重松 正史 山口県史編さん調査委員 環境都市工学科 助教授 小池 信昭 和歌山県国土利用計画審議会委員 環境都市工学科 助教授 小池 信昭 和歌山県防災まちづくり検討委員会委員 環境都市工学科 教 授 佐々木清一 関西支社管内のり面防災に関する検討会 ②高等教育機関コンソーシアム和歌山工業高等専門学校 1.高齢者の健康と運動 −正しいウォーキングとその効果− 第 5 回 開催日:平成 16 年 9 月 29 日(水) 場 所:有田郡湯浅町 ふれあいプラザ 講 師:一般科目 講師 中出明人 2.肩凝り、腰痛解消法 第 6 回 開催日:平成 16 年 10 月 27 日(水) 場 所:有田郡湯浅町 ふれあいプラザ 講 師:一般科目 助教授 桑原伸弘 ③わかやまテクノフェア 2005 開催日:平成 17 年 2 月 23 日(水) 場 所:和歌山市 アバローム紀の国 わかやまテクノフェア 2005(主催 わかやま産業振興財団、和歌山県/和歌山県工業技術セ ンター、和歌山県農林水産総合技術センター、和歌山県環境衛生研究センター)に本校から次の ポスター展示を行った。 発 表 者 タ イ ト ル 機械工学科 教 授 田縁 正幸 電磁誘導加熱装置による木材乾燥機の開発 電気情報工学科 教 授 山口 利幸 太陽電池を活用した製品開発に関する研究 物質工学科 教 授 山川 文徳 抗体で探る異物の侵入(環境物質のスクリーニン グに向けて) 物質工学科 助教授 岸本 昇 キトサン系吸着剤による生理活性物質の吸着分離 環境都市工学科 助教授 小池 信昭 津波ハザードの可視化に関する研究 一般科目 教 授 高木 浩一 ムメフラールの選択的合成の検討 40 ④地盤工学会関西支部・和歌山地域地盤研究会との共催事業 題 目:地盤の動的性質に関する実技セミナー 日 時:平成 17 年 2 月 4 日(金)午後 1 時 30 ∼ 4 時 30 会 場:和歌山工業高等専門学校エコシステム工学専攻科棟 および環境都市工学科野外 1)講演「地盤の動的評価」 和歌山工業高等専門学校 環境都市工学科 助教授 辻原 治 2)講演「各種弾性波探査による地盤のモデル化」 応用地質 関西支社 技術センター 探査技術部リーダー 北高 穂 3)実験「常時微動観測および弾性波探査」 参加人数 29 名 ⑤地域の市町村にある教育委員会などの要請による出前講座 ●御坊市教育委員会 講 座 名 開催日 担当学科 講 師 募集人数 対象者 動物ロボット 16. 9.25 機械工学科 田縁 正幸 30 小学校 高学年生 科学実験 17. 2.26 一般科目 高木 浩一 30 小学校 高学年生 開催日 担当学科 講 師 募集人数 対象者 16. 8.21 機械工学科 坂田 光雄 20 中学生 開催日 担当学科 講 師 募集人数 対象者 振り子で塔の揺れが止まる 16. 8.21 環境都市工学科 小川 一志 20 静電気モーターを作ろう 16.10.16 電気情報工学科 雑賀 洋平 20 紙ヘリコプターを飛ばそう 16.12.11 機械工学科 谷口 邁 20 開催日 担当学科 講 師 募集人数 電脳からくり robot 16. 7.10 電気情報工学科 森 徹 山吹 巧一 15 君も名探偵コナンになれる! 16. 8. 7 物質工学科 米光 裕 山川 文徳 30 キュリーエンジンを作ろう 16.10.16 機械工学科 藤原 昭文 樫原 恵藏 30 ガラス細工で鶴をつくろう 16.12.11 物質工学科 土井 正光 森田 誠一 30 地震と震動の科学 17. 2.19 環境都市工学科 辻原 治 30 ●橋本市教育委員会 講 座 名 風上に進む車 ●かつらぎ町教育委員会 講 座 名 小学校 5,6 年生 ●印南町切目社会教育センター 講 座 名 41 対象者 小学校 高学年生 ●南部川村教育委員会 開催日 担当学科 講 師 募集人数 ミニロケットを飛ばそう! 講 座 名 16. 7.24 環境都市工学科 久保井利達 20 対象者 動物ロボットをつくろう 16. 8.21 機械工学科 田縁 正幸 20 飛べ飛べ天まで飛べ、 私の折紙飛行機 16.10.16 環境都市工学科 尼田 正男 20 衣類に関する化学について 16.11.20 一般科目 高木 浩一 20 光で動くオルゴールをつくろう 16.12.11 電気情報工学科 山口 利幸 20 銀の鏡をつくろう 17. 2.19 物質工学科 河地 貴利 20 開催日 担当学科 講 師 募集人数 対象者 リニアモーターカーと 電子おもちゃ 16. 7.10 電気情報工学科 猪飼 健夫 20 小学校 高学年生 まちづくりシミュレーション 16. 8.21 環境都市工学科 伊藤 雅 20 小学校 高学年生以上 小・中学生 ●南部町教育委員会 講 座 名 放射線を見る 16.10.16 一般科目 溝口 幸美 10 小学校 高学年生 中学生 高校生 電子の秘密 16.12.11 機械工学科 溝川 辰巳 10 小学校 高学年生以上 7.2 情報処理教育センター 7.2.1 情報処理教育用計算機システムの更新 情報処理教育用計算機システムは 5 年毎に更新されるが、平成 17 年 2 月に賃貸契約が満了と なったため、以下に示す問題点の対策や必要な新規機能を考慮したシステムに更新を行い、その 後順調に稼動している。以下に、情報処理教育用計算機システムの更新の概要を述べる。 (1)更新前システムの問題点 更新前のシステムは平成 12 年度および平成 14 年度に導入されたものであり、CPU の処理 速度が遅く、主記憶装置および補助記憶装置(ハードディスク)の容量が小さいなどの理由 により以下に挙げるような問題が生じていた。 A.CPU や周辺機器が前世代のものであるため、最新のアプリケーションが使用できない。 B.OS が Windows NT4.0 であり古いため、① Microsoft のサポートの打ち切り、② USB が使用できない、③最新のアプリケーションソフトが動作しない。 C.OS は Windows 環境のみであり、UNIX 環境での教育を行うことが出来ない。 D.導入時に比べ高い稼働率で利用されていることや部品の時間的な劣化などにより、パソ コンの故障の発生頻度が増えており、今後さらに増加することが考えられる。また、そ の故障の復旧に多くの労力を必要とし、新しい管理システムが必要である。 (2)新規システムに搭載した機能、環境の整備 A.高度な情報処理教育の実現 小学校、中学校、高等学校においてもインターネットやマルチメディアを用いた情報処 理教育がカリキュラムに取り入れられている現在、高等教育機関である本校ではさらに高 42 度なコンピュータリテラシー、通信ネットワーク、データベースの仕組みなどを学生に教 育する必要があるため、それらを実習できる高度な計算機のハードウェア、ソフトウェア 環境を整備した。 また、近年の PC-UNIX の普及に対応して、工業技術者として Windows 環境だけでな く、UNIX 環境においても計算機を活用できることが必要となるため、Windows と Linux のデュアルブートできる複数の OS 環境における教育が可能な環境を構築した。 B.学生実験と卒業研究、専攻科の特別研究への対応 現在、学生実験のレポートはワープロや表計算ソフトを用いて作成されるようになって いる。また、学外実習では企業の最先端システムを用いた CAD やグラフィック画像デー タ、数値計算シミュレーションなどの高度な情報処理を体験する学生も増加しており、本 校でもそれらの高度な情報処理に対応できる高度な計算機のハードウェア、ソフトウェア 環境を整備した。 C.公開講座等への対応 地域に根ざした教育・研究活動を目指し、地域との連携を図り情報処理教育センターで は公開講座を開催している。また、地域産業界との共同研究活動の推進を進めているが、 インターネットやマルチメディアを積極的に活用することが望まれており、対応できる環 境の整備を行った。 (3)更新したシステムの概要 A.演習室 a.第一演習室 クライアント PC 教師機 1 台 学生用 48 台、 A3 対応プリンタ 1 台、A4 対応プリンタ 3 台 b.第二演習室 クライアント PC 学生用 11 台、A3 対応プリンタ 1 台 c.第三演習室 クライアント PC 教師機 1 台 学生用 48 台、 A3 対応プリンタ 1 台、A4 対応プリンタ 3 台 d.マルチメディア教室 クライアント PC 教師機 1 台 学生用 30 台、A3 対応プリンタ 1 台 B.ハードウェア クライアント PC 140 台(上記演習室、マルチメディア教室) CPU:Pentium4 2.8GHz、主記憶:512MB、HD:80GB、筐体:省スペース ディスプレイ:15 インチ 液晶カラーディスプレイ C.主なソフトウェア a.OS:Windows XP と VineLinux のデュアルブート(全演習室) b.Windows 用ソフト (a)MS Office2003 standard 140 ライセンス(全演習室) (b)MS VisualStuio.net2003 60 ライセンス(第一、第二演習室) (c)AutoCAD2005 ネットワーク 60 ライセンス(全演習室) (d)AutoMech2005 キャンパスライセンス(全演習室) 43 (e)Borland C++ [フリーソフト] (全演習室) (f)BCPAD [フリーソフト] BorlandC 用の IDE (全演習室) (g)G77 [フリーソフト] Fortran77 コンパイラー (全演習室) (h)FCPAD [フリーソフト] フリーの Fortran 用 IDE (全演習室) c.Linux 用ソフト (a)Intel C++ Compiler for Linux [フリーソフト] (全演習室) (b)Intel Fortran Compiler for Linux [フリーソフト] (全演習室) 7.2.2 公開講座「EXCEL活用」 日 時:16 年 7 月 31 日(土) 時 間:10:00 ∼ 15:00 場 所:和歌山工業高等専門学校 図書館棟 第三演習室 対 象:一般の方 講 師:本校の教職員 徳田将敏 青山歓生 村田充利 伊藤欣也 真田順 夏期恒例となっている本講座は、EXCEL 初心者の一般の者を対象とし、EXCEL の基本操作と いった入門編からはじまり、EXCEL を利用したデータ整理の方法及びグラフ化等の活用編まで 講習を行った。受講生は一般社会人を中心に 7 歳から 70 歳台までの幅広い年代層であり、計 18 名が参加した。講座当日はあいにく台風 10 号が紀伊半島に接近中であったが、直撃を免れて予 定通りの開催となり、体調不良の 1 名を除く予定者全員が参加した。 なかには和歌山市を朝一番の電車で出てこられ、開始予定時刻の 2 時間前に会場に着いた熱心 な参加者もいた。 年齢もパソコン歴もさまざまな人が参加した講座であったが、終了後のアンケートからは「来 て良かった。」、 「これまで多くの講習を受けたが、今回の説明はとても分かり易かった。 」と好評 であった。また、 「他のソフトウェアの講習」や「Excel 活用などの上級講座を定期的に開催して 欲しい」等といった要望もあり、今後の公開講座の内容に反映させたい。 講師陣による指導風景 44 7.2.3 パソコンの組み立て(なるほど体験科学教室) 高専祭期間中の 16 年 11 月 6 日(土)に、 「Making PC ∼パソコンなんて怖くない∼」との テーマで、パソコン組み立ての体験を行った。 これは、きのくに県民カレッジ対象講座になっている「なるほど体験科学教室」で開設している 教室の一つで、小・中学生を対象に科学の面白さを知ってもらう目的で毎年実施している恒例の テーマである。 参加者は小中学生 5 名、講師は情報処理教育センターのスタッフ 徳田将敏 青山歓生 村田 充利 真田順 と本校教員の藤田亮介が担当した。 パソコンの仕組み及び各部品について簡単な説明を行った後、5 台のパソコンを、一人につき 1 台組み立てた。パソコンは市販の組み立てパソコンを利用した。講師の指導下、パソコン筐体へ の各装置の組み込みから配線まで行った。 組み立てに用いた PC メインボード 組み立て作業風景 7.3 図書館 本校図書館は、「誰もが親しみ、利用しやすく」を目標に、諸施策や機材導入・改善に努力を続 けている。学内に対しては、読書感想文コンクール、教員・学生による図書推薦、学生図書委員会 による「図書館だより」発行等、図書館設立当初より継続実施し、図書館に対する意識向上を図っ ている。また、所蔵しているビデオやCD・DVD・LD等をいつでも利用できるよう視聴覚コー ナーを設置している。所蔵している図書情報のデータベース化により、端末機を通して容易に検索 できる状態になっている。 本年度は、「図書館だより」の発行を年 2 回(昨年度までは年 3 回)とし、2 色刷りから 4 色刷 りに、また、昨年度までは「読書感想文コンクール入選作品」3 席までを 2 期、3 期発行に分割掲 載していたが、新たに「読書感想文コンクール入選作品集・群青」 (創刊号)を発行、佳作までを 掲載することになった。 「図書館だより」は、第 108 号から学生がパソコンで編集、「読書感想文コンクール入選作品集・ 群青」の編集は国語科で行い、いずれも業者には印刷・製本だけを依頼することになった。 設備の充実としては、図書館階段踊り場に掲示板 1 面が増設されて計 3 面となり、学生への連絡 事項、新着図書案内、予約図書・希望図書の貸出案内、諸ポスターの掲示等、かなりのスペースを 45 有効利用できるようになった。 また、閲覧室には書架 2 基を増設し 、4・5 年生、専攻科生を対象とした高度な専門書、参考書等 を配架する JABEE コーナーを設けた。 今年度の図書館利用状況については、以下のとおりである。 平成 12 年度からの 5 年間の入館者数・貸出冊数には大きな変化はなく、開館 1 日あたり平均 1 割の学生・教職員が利用している。全国的に減少が続いている中、現状維持は良いほうではないか と理解している。自然科学・工学技術を中心に芸術・文学関係図書等幅広く利用されている。今年 度は入館者数、貸出冊数ともに多少減少している。授業との関連を密接にするとともに、一般教養 書の充実も必要である。(表 7.1、表 7.2) 図書館は学外に公開されており(平成 12 年 8 月 1 日(火)より) 、登録者数・入館者数・貸出冊 数ともに当初の予想をはるかに超え、特に利用度は全国高専のトップクラスに位置している。自然 科学・工学技術系図書が多く利用されており、この地域にあっては、一般公共図書館にない特色が 現れている。また、歴史・芸術・文学書等も多く借り出されており、登録者区分の広さが伺われる。 中高校生の入館も多く、学習の場として積極的に利用されている。今年度の新規登録者数は減少し ているが、更新登録者数は微減で、かなりの方が常連となっている。入館者数は 15 年度より 10 人 しか増えていないが、貸出冊数は 77 冊増加しており、常連者がよく利用していると理解している。 (表 7.3、表 7.4、表 7.5) 学内外のどこからでも検索できるように、平成 14 年 12 月 16 日(月)より所蔵図書を Web 上 に公開した。アクセス件数が順調に伸びており(表 7.6)、今後の利用増加が期待できる。 県内の高専・大学及び地域の公共図書館が参加する「和歌山地域図書館協議会」において、 「和 歌山地域コンソーシアム図書館」を平成 13 年度に発足させ、同年 10 月より「蔵書情報の検索・提 供サービス」を Web 上から可能とした。本校では、平成 15 年 2 月 13 日(木)からサービスを開 始している。現在、Web 上に公開している図書館は 29 館で、昨年度より蔵書数で約 15 万冊、Web 公開数で約 18 万冊増加、アクセス件数は約 8,700 回増と急増しており、県民の利用度は高まって いる。一方、「 貸出・配送サービス 」 は、昨年度より 21 冊増えたとはいえ、送料を受益者負担とし ていることがネックとなって利用度が低く、郵便局や宅配業者などと県内図書館間の配送を格安料 金で請け負うような契約が結べないかが今後の検討事項となっている。 (表 7.7、表 7.8、表 7. 9) 本校の図書館もまた、IT化社会への適応を余儀なくされており、それに対する改善が急務であ る。運営面においては、一層の設備更新・施設整備を進めるとともに、本校の教育・研究、地域産 業に関する技術資料等の厳選に努め、他方、一般教養図書も学内外からの要望をできるだけ受け入 れる余裕を残す必要がある。各地域の図書館との連携を生かした情報提供サービスを一層強め、情 報発信源としての積極的な取り組みを果たすことが今後の課題である。 46 表 7.1 入 館 者 数 昼 間 (8:30 ∼ 17:00) 夜 間 (17:00 ∼ 21:00) 合 計 平成 12 年度 19,205 人 (513) 7,439 人 (61) 26,644 人 (574) 平成 13 年度 18,968 人 (989) 7,416 人 (216) 26,384 人 (1,205) 平成 14 年度 14,552 人 (639) 5,114 人 (166) 19,666 人 (805) 平成 15 年度 20,185 人 (818) 6,631 人 (225) 26,816 人 (1,043) 平成 16 年度 19,770 人 (793) 6,864 人 (260) 26,634 人 (1,053) *( )は、一般利用者(内数) * 定期試験期間中の夜間開館は、17:00 ∼ 22:00 * 平成 13 年度は、 「入館管理システム」が 3 月から故障のため、カウントは 11 ケ月分 * 平成 14 年度は、 「入館管理システム」が 4 月から 10 月まで故障のため、その間、同一人の入館は 1 日 1 回としてカウント そのため、トータルは、例年よりも減少 表 7.2 貸 出 冊 数 分類(NDC) 0 総 記 1 哲 学 2 歴 史 3 社会科学 4 自然科学 5 技 術 6 産 業 7 芸 術 8 言 語 9 文 学 そ の 他 図書合計 雑 合 誌 計 平成 12 年度 247 冊 (17) 170 (10) 633 (12) 279 (9) 1,364 (51) 2,110 (23) 53 (4) 2,339 (41) 250 (12) 1,969 (122) 846 (22) 10,260 (323) 784 (47) 11,044 (370) 平成 13 年度 237 冊 (10) 159 (24) 284 (30) 410 (33) 1,239 (52) 2,039 (106) 55 (8) 2,191 (165) 209 (15) 1,434 (127) 30 (1) 8,287 (571) 609 (54) 8,896 (625) 平成 14 年度 262 冊 (23) 147 (21) 236 (23) 345 (47) 1,613 (79) 2,529 (85) 49 (7) 2,004 (48) 216 (9) 1,722 (73) 0 (0) 9,123 (415) 593 (49) 9,716 (464) 平成 15 年度 302 冊 (27) 218 (11) 295 (12) 414 (25) 1,468 (62) 2,369 (104) 37 (2) 2,585 (75) 388 (9) 1,619 (66) 0 (0) 9,695 (393) 627 (35) 10,322 (428) 平成 16 年度 297 冊 (16) 174 (16) 237 (25) 337 (20) 1,478 (83) 2,230 (109) 67 (11) 2,255 (44) 312 (6) 1,551 (154) 0 (0) 8,938 (484) 528 (21) 9,466 (505) *( )は、一般利用者(内数) 「その他」は、書誌データ未登録図書 土曜日貸出冊数(内数) 平成 12 年度 平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 489 冊 531 冊 723 冊 424 冊 494 冊 * 平日の貸出冊数については、昼間・夜間の区分はしていない。 47 表 7.3 一般開放に伴う学外利用者職業別登録者数 区 分 平成 12 年度 中 学 生 25 人 平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 45 人 24 人 29 人 平成 16 年度 合 計 25 人 148 人 高 校 生 9 12 17 13 2 53 大 学 生 5 7 4 4 0 20 専門学校生 3 1 2 1 0 7 会 社 員 25 28 17 9 7 86 公 務 員 17 10 6 5 3 41 農 業 0 1 2 0 1 4 自 営 業 13 4 1 2 1 21 主 婦 9 2 1 0 0 12 そ の 他 25 16 13 14 12 80 131 126 87 77 51 472 39 75 72 66 252 165 162 149 117 724 新規登録者数 計 年度更新者数 計 合 計 131 * 平成 12 年 8 月 1 日から一般開放 表 7.4 一般開放に伴う学外利用者入館者数 平成 12 年度(平成 12 年 8 月 1 日∼平成 13 年 3 月 31 日) 利 用 時 間 平 日 土 曜 日 9 時∼ 17 時 464 人 464 人 17 時∼ 21 時 61 人 61 人 10 時∼ 16 時 合 計 525 人 合 計 49 人 49 人 49 人 574 人 * 平成 12 年 8 月 1 日から一般開放 平成 13 年度 利 用 時 間 平 日 9 時∼ 17 時 890 人 17 時∼ 21 時 216 人 土 曜 日 890 人 216 人 10 時∼ 16 時 合 計 合 計 1,106 人 99 人 99 人 99 人 1,205 人 * 平成 14 年 3 月「入館管理システム」故障のため、カウントは 11 ケ月分 平成 14 年度 利 用 時 間 平 日 土 曜 日 9 時∼ 17 時 547 人 547 人 17 時∼ 21 時 166 人 166 人 10 時∼ 16 時 合 計 713 人 合 計 92 人 92 人 92 人 805 人 * 平成 14 年 4 月から 10 月まで「入館管理システム」故障のため、その間、同一人の入館は 1 日 1 回としてカウント そのため、トータルは、例年よりも減少 48 平成 15 年度 利 用 時 間 平 日 9 時∼ 17 時 777 人 17 時∼ 21 時 225 人 土 曜 日 777 人 225 人 10 時∼ 16 時 合 計 合 計 1,002 人 41 人 41 人 41 人 1,043 人 平成 16 年度 利 用 時 間 平 日 9 時∼ 17 時 745 人 17 時∼ 21 時 260 人 土 曜 日 745 人 260 人 10 時∼ 16 時 合 計 合 計 1,005 人 48 人 48 人 48 人 1,053 人 表 7.5 一般開放に伴う学外利用者分類別貸出数 分 類 平成 12 年度 平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 合 計 0 総 記 17 冊 10 冊 23 冊 27 冊 16 冊 93 冊 1 哲 学 10 24 21 11 16 82 2 歴 史 12 30 23 12 25 102 3 社会科学 9 33 47 25 20 134 4 自然科学 51 52 79 62 83 327 5 技 術 23 106 85 104 109 427 6 産 業 4 8 7 2 11 32 7 芸 術 41 165 48 75 44 373 8 言 語 12 15 9 9 6 51 9 文 学 122 127 73 66 154 542 そ の 他 22 1 0 0 0 23 雑 誌 合 計 47 54 49 35 21 206 370 625 464 428 505 2,392 * 平成 12 年 8 月 1 日から一般開放 *「その他」は、書誌データ未登録図書 表 7.6 本校図書館蔵書検索アクセス状況 アクセス件数 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 合 計 690 件 983 件 1,381 件 3,054 件 * 平成 14 年 12 月 16 日から Web 上に公開(アクセス可能) 49 表 7.7 和歌山地域コンソーシアム図書館参加館蔵書数・Web 公開状況 平成 17 年 3 月 31 日現在 館 名 歌 山 和 館 683,971 467,358 2 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 附 属 図 書 館 47,687 47,687 3 近 畿 大 学 生 物 理 工 学 部 図 書 室 63,012 49,335 4 高 館 391,549 125,997 5 和 歌 山 信 愛 女 子 短 期 大 学 図 書 館 49,991 49,991 6 和 歌 山 工 業 高 等 専 門 学 校 図 書 館 80,370 80,370 7 和 歌 山 県 立 図 書 館 685,668 685,668 8 和 歌 山 市 民 図 書 館 390,903 390,903 9 海 南 市 中 央 公 民 館 21,000 0 10 橋 本 市 図 書 館 96,202 96,202 11 有 田 市 図 書 館 65,005 65,005 12 御 坊 市 立 図 書 館 68,601 68,601 13 田 辺 市 立 図 書 館 142,241 142,241 14 新 宮 市 立 図 書 館 83,732 83,732 15 下 津 町 立 図 書 館 55,578 0 16 美 里 町 立 図 書 館 21,000 21,000 17 粉 河 町 立 図 書 館 18,000 0 18 那 賀 町 立 図 書 館 32,079 0 19 桃 山 町 立 図 書 館 24,899 24,899 20 貴 館 64,895 64,895 21 岩 出 町 立 駅 前 ラ イ ブ ラ リ ー 32,719 32,719 22 か 館 52,048 52,048 23 湯 浅 町 立 図 書 館 24,201 0 24 美 浜 町 立 図 書 館 37,142 37,142 25 み 館 57,808 57,808 26 白 館 59,523 0 27 上 館 37,529 37,529 28 串 館 26,661 0 29 那 館 40,888 0 3,454,902 2,681,130 山 志 つ な ら 富 ぎ 町 田 町 勝 立 町 浦 町 図 図 図 立 立 書 書 図 立 立 図 図 立 町 町 属 学 町 べ 本 附 大 川 浜 智 学 Web 公開数(冊) 1 野 大 蔵書数(冊) 書 書 書 図 図 立 書 書 書 図 書 合 計 50 表 7.8 和歌山地域コンソーシアム図書館蔵書検索アクセス状況 平成 13 年度 平成 14 年度 年 月 年 月 アクセス件数 アクセス件数 平成 14 年 4 月 1,258 5月 1,381 6月 1,265 7月 1,269 8月 1,074 9月 1,030 平成 13 年 10 月 2,612 10 月 1,634 11 月 1,385 11 月 1,172 12 月 964 12 月 1,325 平成 14 年 1 月 1,216 平成 15 年 1 月 1,736 2月 801 2月 2,378 3月 965 3月 1,585 合 計 7,943 合 計 平成 15 年度 17,107 平成 16 年度 年 月 アクセス件数 年 月 アクセス件数 平成 15 年 4 月 1,729 平成 16 年 4 月 2,644 5月 2,352 5月 3,062 6月 2,320 6月 2,950 7月 2,781 7月 3,822 8月 2,009 8月 3,531 9月 1,884 9月 2,952 10 月 2,879 10 月 2,872 11 月 2,390 11 月 3,188 12 月 2,490 12 月 3,610 平成 16 年 1 月 3,159 平成 17 年 1 月 3,261 2月 3,000 2月 3,211 3月 2,644 3月 3,238 合 計 29,637 合 計 38,341 表 7.9 和歌山地域コンソーシアム図書館 「 貸出・配送サービス 」 実施状況 貸出・配送(冊) 平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 25 冊 43 冊 49 冊 70 冊 * 平成 13 年 10 月 1 日からサービス開始 51 8 国際交流関係 8.1 本校外国人留学生との交流 平成 16 年度、本校にはカマルゴ・ルラン・ハビエル・ダビット君(電気工学科 5 年−コロンビ ア)、モハマド・ファイザル・ビン・ハムリー君(機械工学科 4 年−マレーシア) 、ゴー・リン・ウ エイさん(電気情報工学科 4 年−マレーシア)、ブンラーボン・スダーバンさん(物質工学科 4 年 −ラオス)、ペレーラ・セナラット・アラッチゲーチャミンダ・ニロシャン君(電気情報工学科 3 年−スリランカ) 、ラザウイ・ホノロシャヒ・ハディ君(物質工学科 3 年−イラン)の 6 名の留学 生が在籍している。本校の国際化をさらに進めるためには,留学生数の増加が必要であると思われ、 留学生指導室のパソコン、ロッカー、イス等の整備をした。今後も留学生の積極的な受け入れを推 進する。また、留学生と本校日本人学生との交流の場を多く作り、本校学生の国際感覚が少しでも 向上するように努力している。 以下に、今年度実施した留学生との交流を紹介する。 「留学生ボーリング大会」 7 月 7 日(水) 、御坊市内のボーリング場で留学 生ボーリング大会が開催された。参加したのは本 校の留学生、チューター(外国人留学生相談員) 、 上海高専からの短期留学生、専攻科生および本校 教職員の総勢 35 名である。中には、生まれて初 めてボーリングをするという学生もいたが、最後 まで和気藹々とみんなでボーリングを楽しんだ。 ボーリング大会後の記念撮影 「留学生スピーチ大会」 1 月 20 日(木)に留学生スピーチ大会を開催 し、本校寮生や職員等併せて 140 名が聴講した。 この催しは留学生と日本人学生との交流推進を目 的として年 1 回開催されているもので、今年で 8 回目となる。 今回はマレーシアから本校電気情報工学科 4 年 に留学中のゴー・リン・ウエイさんがスピーチを 行った。リンさんはスライドや写真を使って母国 マレーシアの衣食住、民族、宗教、観光名所等を 流暢な日本語で紹介した。参加した学生からは、 52 母国マレーシアについて紹介するリンさん 世界一高いビルであるペトロナス・ツイン・タワーや大型ショッピングセンターが立ち並ぶ首都 クアラルンプールの近代的な街並みを目の当たりにして、マレーシアのイメージが変わった」 、 「是非行ってみたい」などの声が上がっていた。また、マレーシアで採れる重さ 20 kgもある 巨大果実ジャックフルーツに「どのように食べるのですか。甘いですか。 」等と興味津々であった。 「留学生サイクリング&バーベキュー大会」 11 月 23 日(火)に留学生とそのチューターや本校関係職員との親睦を目的にサイクリング& バーベキュー大会を実施した。今回で 6 回目となる。当日は快晴のサイクリング日和に恵まれ, 午前 10 時半に本校を出発した一行 14 名は,目的地である川辺サイクリングターミナルまで,坂 道に苦戦しながらもサイクリングで心地よい汗を流していた。サイクリングターミナルに到着す ると,焼き肉組とシーフード組に分かれて全員でバーベキューを楽しんだ。食後は近くの川辺天 文公園でプラネタリウムを楽しみ,参加者は留学生を交えた楽しいひとときを過ごしていた。 出発前の留学生とチューター バーベキューを楽しむ留学生ら 「留学生討論会 −世界はファミリー」 2 月 2 日(水)に留学生交流討論会「世界はファミリー」を実施した。この催しは留学生と日 本人学生との交流推進を目的として年 1 回開催されているもので、今回で 6 回目となる。現在本 校にはコロンビア、マレーシア、ラオス、イラン、 スリランカから合計 6 名の留学生が在籍しており、 討論会を通じて本校学生や職員等と交流を深めた。 討論会では最初にイランからの留学生ハディ君 (物質工学科 3 年)とスリランカからの留学生ニ ロシャン君(電気情報工学科 3 年)が、ビデオや 写真を使ってそれぞれ母国の紹介をした。参加し た約 150 名の日本人学生は、訪れたことのない異 国の文化や習慣、建築様式や特産物についての説 明を熱心に聞いていた。 「家族」について留学生と日本人学生が討論した「世界はファミリー」 53 その後機械工学科 2 年生の五味君と環境都市工学科 2 年生の岡村君の司会により、それぞれの 国の「家族」をテーマに活発に討論が行われた。昨年度のテーマの「戦争」とは違い、今回は身 近なテーマであったためか終始穏やかな雰囲気で話し合いが進んだ。日本人学生からの「もし可 能なら何人の奥さんをもらいたいですか?」という質問に対して、一夫多妻が認められているイ ランの留学生の「愛する人は一人で充分です」と答え会場に大きな拍手が沸き起こった。また留 学生からの「生まれ変わっても今の家族と暮らしたいですか?」という質問には「今の家族と暮 らしたい」と答える日本人学生が多かった。また「留学先を日本に選んでよかったですか?」と いう質問に対しては「よくなかったと思う、なぜなら日本人の学生は先生を尊敬していないから」 という答えもあり、話し合いは予定していた 1 時間半を大きく上回った。参加した日本人学生は 「留学生にすごく親近感を感じるようになった」という感想が多く、日本人学生、留学生双方と もに貴重な時間となったようである。 「きのくにサイエンスセミナー」 毎年恒例となった「きのくにサイエンスセミナー」を 1 月 22 日(土)、1 月 29 日(土)、2 月 5 日(土)に開催した。本セミナーは、留学生、日本人学生、教職員および一般の方々を対象に 実施され、主に県内の有識者を講師に招いて様々な科学分野の研究について語ってもらい、参加 者に科学への興味を深めてもらうことを目的としている。また、留学生には各種文化教室も開き 日本文化に触れてもらう。今年度の内容は以下の通りである。 平成16年度 きのくにサイエンスセミナー 開催期間 : 平成 17 年 1 月 22 日∼ 2 月 5 日 場所 : 和歌山工業高等専門学校 本館 2 階会議室 第 1 回 1 月 22 日(土) 10:00 ∼ 「残留農薬と食品の安全」 雑賀技術研究所食品化学部部長 佐藤 元昭 氏 体験講座「花を活ける」 橋本 順子 氏(華道家) 14:00 ∼ 第 2 回 1 月 29 日(土) 10:00 ∼ 「和歌山県特産果実の機能性と新しい加工技術の開発」 和歌山県工業技術センター生活産業部 尾崎 嘉彦 氏 体験講座「花を描く」 (水彩画) 雑賀 清子 氏(洋画家) 14:00 ∼ 第 3 回 2 月 5 日(土) 10:00 ∼ 「将来を考えた農業の実現」 グリーンウエーブ取締役 山本 賢 氏 54 第 1 回目は、午前の部で(財)雑賀技術研究所食品化学部部長の佐藤元昭氏を講師に迎えて、 「残 留農薬と食品の安全」と題した講演会が行われ、一般の方や、本校学生および職員併せて 42 名 が聴講した。講演の中で佐藤氏は、食料の安定確保のための農薬の必要性を述べた上で、農薬の 種類、安全性等について豊富な経験を基に詳しく説明された。そして雑賀技術研究所が開発した、 一度に 151 種の農薬を検査できる日本初の「残留農薬多成分迅速一斉分析法」の開発の経緯を話 され、和歌山県発信の技術が近々日本の農薬検査のスタンダードになると熱く語られた。参加者 は毎日食卓に上る野菜等に使用される農薬についての話に熱心に耳を傾けていた。 講演する佐藤元昭氏 熱心に聴講する参加者 午後の部では、 「花を活ける」と題した生け花教 室が開かれ、本校の留学生および日本人学生併せ て 10 名が参加した。華道家の橋本順子氏が講師 となって、色とりどりの花を、和風の花瓶やバス ケットに生けた。 第 2 回目は、午前の部では、和歌山県工業技術 センター生活産業部尾崎嘉彦氏を講師に迎えて、 「和歌山県特産果実の機能性と新しい加工技術の 開発」と題した講演会が行われ、一般市民、本校 学生および職員併せて 68 名が参加した。尾崎氏 生け花を習う留学生 は、果樹生産高全国 1 位の和歌山県において、豊 富な果実を利用した新産業の創生が地域の活性化 に繋がるとし、そのためには果実の機能性を解明 することが必要と、同センターで行っている柑橘 の一種であるジャバラの抗アレルギー作用や柿の 葉、梅酒の抗酸化性などに関する研究成果を紹介 した。また、ペクチン質分解酵素を利用して、低 塩で梅干しを製造する方法や大量の柿の実の皮を 一度に剥く技術など、新たな果実加工技術も紹介 し、参加者は興味深く聞き入っていた。 講演する尾崎嘉彦氏 55 午後の部では、 「花を描く」と題した水彩画教室 が開かれ、本校の留学生および日本人学生併せて 10 名が参加した。画家の雑賀清子氏の指導のも と、花瓶の花を鉛筆でスケッチした後、絵の具で 色を付けた。参加したイラン出身のラザウイ・ホ ノロシャヒ・ハディ君(物質工学科 3 年)は、 「見 過ごしがちな足もとの花木にも目を向け、描いて ください、という雑賀氏の言葉に感銘しました」 と言い、丁寧に花を描いていた。 第 3 回目の最終回は(株)グリーンウエーブ (御坊市)取締役山本賢氏を迎えて「将来を考え た農業の実現」と題した講演会が行われ、一般市 水彩画を習う留学生 民、本校学生および職員併せて 83 名が参加した。 山本氏は地元御坊市で 20 年前から有機農業を始 め、肥料の改良や最上級の薔薇作りでの苦労話な どを披露した。また最近取り組んでいるイオン水 を利用した水耕栽培やバイオマス発電、発光ダイ オード照射設備等エコシステムを組込んだ植物工 場の技術開発ついて熱く語った。特に、発光ダイ オードによる薔薇の生育促進に関する研究は、本 校機械工学科 5 年生が卒業研究テーマとして山本 氏と共同で取り組んでおり、栽培ハウスで観測し た実験結果が紹介されると、参加した学生たちは、 身近な技術開発として熱心に聞き入っていた。 講演する山本賢氏 8.2 上海電機技術高等専科学校(現上海電機学院)との交流 本校では“国際性を備えた人材の育成”を教育研究理念の中に謳っており、国際的にも開かれた 学園を目指している。その具体的方策の一つとして、上海電機技術高等専科学校との交流を進めて いる。上海市は、人口が約 1,700 万人で、経済も急激に成長している世界最大の都市であり、また 数多くの日本のメーカーが進出していることでも有名である。この上海市にある学生数約 1 万人の 上海電機技術高等専科学校と交流することは、近い将来技術者として企業に就職する本校の学生に とって、非常に有意義であると考えている。 両校学生の有意義な交流が実現することを目指して、2000 年秋に上海電気技術高等専科学校一 行が和歌山高専を訪問して以来、両校教員間で交流を深めており、平成 14 年度には和歌山高専の教 員が上海電気技術高等専科学校を訪問して交流協定を締結するに至っている。 今年度は実際に学生交流が始まったので報告する。 56 「上海電機技術高等専科学校からの本校への短期留学」 7 月 4 日(日)から 7 月 15 日(木)の日程で、上海電機技術高等専科学校から教員 2 名と学 生 9 名が本校に短期留学した。滞在中上海高専の学生は、本校の授業・実習・クラブ活動の参観、 学生交流、地元企業等の見学、および観光など多くの行事を楽しく過ごしていた。学生交流につ いては、専攻科学生との交流会、学寮指導寮生との交流会、第二外国語として中国語を履修して いる学生との交流会、ボーリング大会等多くの行事を開催した。また、専攻科の一部の学生が上 海高専の学生のチューターとしてお世話をした。ただし、その際共通のコミュニケーション手段 は基本的に英語であり、実際に英語で会話をしたことのない本校の学生にとっては意志の疎通が うまく図れない場面も多々あったようだが、それでも必死にコミュニケーションをとろうとした 学生も少なからず見受けられ、語学の必要性を肌で学んでくれたのではないかと思っている。そ の意味でも本校の学生にとっても大変勉強になったと思う。 歓迎会で談笑する両校の学生 実習で仲良くなった両校の学生 中国語を教わる本校の学生 英会話でコミュニケーションをとる両校の学生 57 「上海電機学院院長が本校を訪問」 11 月 24 日(水)上海電機学院の夏建国院長および同学院教職員 5 名が本校を表敬訪問した。 本校に到着した一行は谷口校長代理らと会談し、冒頭夏院長は「親しい親戚のところを訪問して いるようだ。これからも両校が力を合わせて発展して行きたい。 」と挨拶し、また谷口校長代理が 「電機学院への昇格おめでとうございます。これからも交流を深めたい。 」と応じるなど、両校の 交流を深めて行くことを確認した。また来春には本校の学生 10 名程度を上海電機学院に短期留 学させることや、来年度以降も相互に学生を短期留学させることなども併せて確認された。会談 を終えた一行は学内を見学後、煙樹ヶ浜や日ノ岬を訪れ、海岸の美しい風景に満足して帰途につ いた。 会談後の記念撮影 実習工場を見学する夏院長 「上海電機学院への短期留学」 3 月 17 日(木)から 3 月 29 日(火)の日程で上海電機学院に本校の教員 2 名と学生 12 名が 短期留学した。 上海市を訪れた学生たちは、上海電機学院の教職員・学生から「熱烈歓迎」され、13 日間の留 学がスタートした。滞在期間中は歓迎会、授業やクラブ見学、両校の学生交流、中国語・中国武 術の授業、市内観光など濃密に組まれたスケジュールを楽しく過ごしていた。本校学生の多くは、 初めての海外旅行とあって、最初は上海の学生たちとどのように接したらよいか戸惑う場面も あったが、上海の学生の積極的で親しみやすい応接のおかげで、英語・中国語・日本語を交えて 少しずつ交流ができるようになっていった。学生同士の交流会では、上海の学生が歌・踊り・雑 伎などの伝統芸能を披露し、お返しに本校の学生が中国語の歌・盆踊り・ゲームなどを披露する 場面もあり、和やかな雰囲気で交流を深めることができた。引率した徳田将敏教授(電気情報工 学科)と赤崎雄一助教授(一般科目)は、 「第一回目の上海への留学ということで手探り状態の ところもあったが、大きなトラブルも無く、本校の学生は文化・風土・習慣等の異なる外国で生 活することで、広い視野を持つ良い経験が出来たのではないか。 」と語った。 58 歓迎会 英語で授業を受ける本校の学生 交流会 スポーツ交流会後の記念撮影 59 9 人権教育活動 9.1 人権教育委員会の構成 委 員 長:森川 寿 副委員長:久保井徳洋、河地貴利 各科委員:久保井徳洋(機械[兼任]) 、謝 孟春(電気情報) 、河地貴利(物質[兼任] ) 、 佐々木清一(環境都市)、森川 寿(一般[兼任] ) 、煙山和範(事務部長) 9.2 平成 16 年度の活動 人権教育委員会の開催、学生人権委員会の開催、人権HRの実施(担任講話、ビデオ鑑賞、感想 文等)、講演会の開催、近畿地区高等専門学校人権・同和教育連絡協議会に参加 9.2.1 人権講演会等 ① 職員対象 日 時:平成 17 年 3 月 1 日(火)13:30 ∼ 15:00 演 題:「生きる力に形を変えて…」 講 師:岩崎 順子 概 要: 夫をガンで失った経験を持つ岩崎さんが、夫の発病から死に至るまでを小学 生と保育園児だった 3 人の子供とともにどのように過ごしたかを赤裸々に語ら れた。その中で近親者の死を目の当たりにしたご自身や子供達が、その事実を 受け入れて、そして命の大切さを理解していく感動的な様子を、 「病気のおかげ で命の尊さ、生きること、家族と向かい合う機会がもらえました」という言葉 で表現された。 ともすれば暗くなりがちな話題だが、岩崎さんは明るく魅力あふれる語り口 で、家族の死を乗り越えて前向きに生きてこられた活力を伝えられ、参加した 40 名近くの教職員は、静かに、しかし熱心に耳を傾けていた。 ② 学生対象 1 年生、人権教育講演会(合同HR) 日 時:平成 16 年 11 月 18 日(木)14:25 ∼ 15:30 演 題:「ブラジルの中の日系人社会」 講 師:和田 尚子 概 要: 和田さんは日系日本語学校教師として 2 年間ブラジルに赴任された経験から、 ブラジル人の性格や生活ぶりについて、時折ユーモアを交えながら分かりやす く話してくださった。特に日系ブラジル人の歴史的問題点に時間を割かれ、私 達日本人が国際社会で活躍していくための示唆に富んだ提言をいただいた。学 生達は、地球の裏側にある、これまでサッカーとコーヒーでしか知らなかった 国の話に興味深く聞き入っていた。 60 2 年生、人権ビデオ鑑賞(合同HR) 日 時:平成 16 年 12 月 2 日(木)14:25 ∼ 15:10 内 容:ビデオ「桂文福のふれあい人権噺」鑑賞 概 要: 「落語家桂文福が、古典落語の中の差別に関わる部分や、相撲取り小錦の横綱 昇進問題における差別などについて、各地で講演した活動のドキュメンタ リー」のビデオを見てもらい、差別への取組みについて考え、感想文を書いて もらった。 3 年生、人権教育講演会 日 時:平成 16 年 10 月 6 日(水)10:00 ∼ 12:00 演 題:「こどもたちの内なる力」 講 師:岩崎 順子 概 要: 岩崎さんは、ご自身の夫がガンを発症してから死に至るまでの間、小学生と 保育園児だった 3 人の子供とともに過ごした看病の日々を、子供達や自分自身 の揺れ動く気持ちを織り交ぜながら語られた。ともすれば暗くなりがちな話題 だが、岩崎さんは明るく魅力あふれる語り口で、特に子供達が父親の死を目の 当たりにして、それを受け入れ、命の大切さを理解していく様子に重点を置い て訴えられた。 学生達は、家族の死を乗り越えて前向きに生きてこられた岩崎さんの話に静 かに、そして熱心に聞き入っていた。この講演は、学生達が肉親の絆や命の貴 さについて考え直す良い機会になった。 9.2.2 人権HRの実施 担任講話、ビデオ鑑賞、アンケート、感想文等で実施 9.2.3 近畿地区高等専門学校人権・同和教育連絡協議会 平成 16 年度近畿地区高等専門学校人権・同和教育連絡協議会 日 時:平成 16 年 10 月 8 日(金)13:00 ∼ 15:30 会 場:大阪市天王寺区「ホテル アウィーナ大阪」2 F 出 席:明石工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校、 和歌山工業高等専門学校、神戸市立工業高等専門学校、 近畿大学工業高等専門学校、舞鶴工業高等専門学校、 大阪府立工業高等専門学校(主管校) 議 事:会の名称変更が討議され、名称から 「 同和 」 の文言を削除して、人権教育連絡 協議会に変更することが合意され、近畿地区の高専校長会に正式決定を依頼す ることとした。 承合事項:1.「講演会講師の選定方法」 (提案校:舞鶴) 2.「学生に人権・同和教育関連の教材(テキスト)を配布しているか」 (提案 校:奈良) 3.「教職員または学生向けの研修・啓発用冊子、あるいは活動報告冊子があれ 61 ば一部ご恵与願いたい」 (提案校:和歌山) 4.「教職員に対する人権教育研修の内容について予算面を含めて」(提案校: 神戸) 5.「学生の人権教育推進のために特に力を入れていること」 (提案校:神戸) 6.「各校の人権・同和教育推進計画の概要について」 (提案校:近大) 7.「障害者の人権が尊重される教育推進の具体例について」 (提案校:大阪) 9.2.4 その他 和歌山県高等学校同和教育研究協議会が平成 15 年度で解散したため、その下部組織である中 紀高等学校同和教育研究協議会主催の夏季ゼミも行われなくなった。それに代わる学生人権委員 会の活動として、学年ごとにテーマを決めて、現代社会における人権や環境問題について調べて、 高専祭で展示発表した。 62 10 広 報 活 動 (情報企画委員会) 10.1 ホームページ ほとんどの学校でインターネットに接続できる環境 が整った今、ホームページの重要性は高くなる一方で ある。公開講座や入試の情報もホームページから入手 される割合も年々高くなっている。言い換えれば社会 に対する本校の情報発信の中心がホームページになり つつある。本校の正しい姿を知っていただくためにも、 ホームページの更新は不可欠である。今年度は夏に データの更新を行ったが、依然として古いデータが掲 載されているなど、まだまだ不十分な状態である。今 後も努力を続けて行く所存である。 図 10.1 本校ホームページ(トップページ) http://www.wakayama-nct.ac.jp/ 10.2 広報活動 本校の情報は情報企画委員会を通じて外部に発信している。同時に外部からの問い合わせに対し て も、同 委 員 会 で 対 応 し て い る。本 校 へ の ご 意 見 や お 問 い 合 わ せ は 情 報 企 画 委 員 会 ([email protected])までよろしくお願いします。 学内の情報を積極的に発信した結果、表 10.1 に示すように平成 16 年度も地元紙を中心に 376 件の本校関連記事を掲載していただいた。学内での活動の活発さと、掲載いただいた新聞各紙のご 配慮のたまものと考える。関係各位に紙面を借りてお礼申し上げます。 表 10.1 平成 16 年度本校関連新聞記事掲載実績(確認分) 平成 月 16 年 4 17 年 文教 ニュース 文教 文教紙 朝日 速報 計 新聞 2 2 1 5 0 6 0 7 0 2 8 0 2 毎日 新聞 讀賣 新聞 産経 全国紙 紀州 新聞 計 新聞 1 1 3 6 4 3 2 15 0 20 1 1 2 7 5 4 1 17 3 3 22 1 1 6 4 3 2 15 1 1 17 2 9 12 15 9 5 41 5 55 2 8 13 4 4 29 3 34 1 16 2 3 日高 2・1 紀伊 地元紙 南紀州 紀南 新報 紀州 民報 計 新聞 新聞 3 1 1 1 2 1 1 6 4 5 10 1 9 10 1 1 13 6 4 23 11 1 6 7 1 2 7 4 2 13 12 2 3 5 1 1 11 6 3 1 21 1 1 4 10 14 1 5 17 7 3 4 31 1 2 4 6 10 0 12 12 4 3 31 2 3 3 4 7 0 7 1 6 1 15 1 16 41 57 27 112 81 50 24 267 合 計 2 8 2 6 8 5 63 1 3 9 1 生活 ニュース 1 4 紀南 その他 合計 計 1 1 3 22 1 1 2 36 0 22 2 29 15 1 1 1 3 51 1 45 1 376 1 5 24 23 10.3 学内広報 赤崎教務主事補を中心に表 10.2 のスタッフで学校要覧(7 月)、学園便り第 73、74 号(それ ぞれ 8 月、3 月)、学校案内(8 月)を編集・発行した。それぞれの発行部数は学校要覧 3,100 部、 学園便り 1,400 部、学校案内 8,000 部となっている。 表 10.2 学内広報委員 学内広報委員長 ス タ ッ フ 赤崎雄一(一般科目) [教務主事補] 赤崎(一般科目) [教務] 、桑原(一般科目) [補導] 、岩本(物質工学科) [寮務] 手島(一般科目) [国語] 、松田(一般科目) [外国語] 、濱口龍(学生課) [写真] 64 11 教 員 の 研 究 活 動 本校の教育研究の活性化を図るために、自己点検評価の一環である教員の研究業績調査を下記の とおり実施した。 11.1 調査方法 平成 17 年 5 月 16 日∼ 5 月 31 日にかけて実施した。以下にこの調査の対象者及び研究業績調査 票を記載する。 学 科 名 役 職 教 授 機械工学科 助教授 助 手 教 授 電気情報 工学科 助教授 講 師 助 手 教 授 物質工学科 助教授 助 手 学 科 名 氏 名 藤原 昭文 谷口 邁 坂田 光雄 田縁 正幸 溝川 辰巳 青山 歓生 久保井徳洋 西本 圭吾 田 俊彦 矢野 敏雄 樫原 恵藏 三原 由雅 山口 利幸 藤本 晶 徳田 将敏 猪飼 健夫 渡邊仁志夫 雑賀 洋平 謝 孟春 山吹 巧一 若野憲一郎 森 徹 村田 充利 山川 文徳 米光 裕 高木 浩一 冨上健次郎 橋本 巌 岩本 仁志 岸本 昇 塩路 修平 土井 正光 林 純二郎 森田 誠一 河地 貴利 役 職 教 授 環境都市 工学科 助教授 助 手 教 授 一般科目 助教授 講 師 65 氏 名 小川 一志 久保井利達 大久保俊治 尼田 正男 佐々木清一 伊藤 雅 小池 信昭 辻原 治 中本 純次 三岩 敬孝 溝口 幸美 森川 寿 西芝 茂樹 橋本 雅博 日吉 雄次 松田 雄治 赤崎 雄一 右代谷 昇 桑原 伸弘 重松 正史 太古 隆治 塚本 章子 平山 規義 森岡 隆 吉田 芳弘 中出 明人 藤田 亮介 平成 16 年度年報 研究業績調査 提 出 者: 学科 氏名: 提出年月日: 項目 1,2 について,調査対象期間を限定しません。 1.学協会等への加入,活動状況 (1)現在加入している学協会名を記入してください。 (2)学協会で務めた役職とその期間を学協会毎に記入してください。 2.学位取得の状況 (1)取得している学位と取得年月を記入してください。 (2)学位論文の題目を記入してください。 (3)学位を取得した機関(大学等)を記入してください。 以下の項目についての調査対象期間は,平成 16 年度(平成 16 年 4 月 1 日∼平成 17 年 3 月 31 日)までとします。なお,実績がない場合は,「なし」とご記入下さい。 3.学外活動,兼職状況 (1)学協会以外で,学外の委員会,財団等で務めた役職とその期間を記入してください。 (2)他高専,大学等での兼職(非常勤講師等)とその期間を記入してください。 4.科研費の応募,採択状況 (1)平成 16 年度を研究期間とする科研(申請は平成 15 年度)に応募したものについて,研 究種目,研究課題を記入してください。 (2)上記(1)のうち,採択されたものを再度記入し,平成 16 年度の交付金額を記入して ください。 5.助成金等の受入状況 (1)調査対象期間を助成期間とする助成金(研究助成,海外渡航助成等)に応募したものに ついて,助成機関,研究課題を記入してください。 (2)上記(1)のうち,採択されたものを再度記入し、平成 16 年度の交付金額を記入して ください。 6.奨学寄付金等の受入状況 (1)企業等から受け入れた奨学寄付金について,課題,金額を記入してください。ただし, 上記 5(2)を奨学寄付金にした場合は,記入しないでください。 7.学内予算による研究補助金への応募,採択状況 (1)平成 16 年度に応募した研究補助金について,申請区分,テーマを記入してください。 (2)上記(1) のうち,採択された申請区分,テーマを再度記入し、その金額を記入してく ださい。 8.著書・編書の状況 (1)全員の著者名,著書名,出版社名,発行年(西暦)の順に記入してください。 66 9.論文の発表状況 (1)全員の著者名,論文名,論文誌名,Vol.,No.,発行年(西暦) ,pp. 最初のページ−最 後のページの順で,原文のまま記入してください。なお,レフェリーの査読を経て掲載さ れた国際会議のプロシーディングスも含めてください。 1 0.特許の取得状況 (1)特許番号,発明の名称,特許権者,登録年月日を記入してください。 1 1.国際会議への出席,発表状況 (1)国際会議で役員や会議の座長等を行った場合,その会議名(開催地,開催期間)と役割 を記入してください。 (2)発表した(共同研究者としての連名も含む)講演等について,全員の著者名,演題,ア ブストラクト等がある場合はアブストラクト等冊子名,pp. 最初のページ−最後のページ, ない場合は会議名,(開催地,開催期間)の順で記入してください。 1 2.国内学会,研究会等への出席,発表状況 (1)役員や座長等を行った場合,その学会や研究会の名称(開催年月)と役割を記入してく ださい。 (2)発表した(共同研究者としての連名も含む)講演等について,全員の著者名,演題,ア ブストラクト等がある場合はアブストラクト等冊子名,pp. 最初のページ−最後のページ, ない場合は会の名称,(開催年月)の順で記入してください。 1 3.講演会,各種行事での講演状況 (1)上記 11,12 以外で,講演会,各種行事等で講演を行った場合,行事等の名称(講演年 月),演題を記入してください。 1 4.受賞等の状況 (1)研究成果に対して表彰等を受けた場合,受賞名,贈呈機関を記入してください。 1 5.内地留学の状況 (1)内地研究員として,内地留学した場合,研究課題,派遣先研究機関,留学期間の順で記 入してください。 1 6.調査研究等による海外出張の状況 (1)上記 11,15(1)以外で,調査研究等による海外出張をした場合,出張目的,主な出 張先機関,渡航国,出張期間の順で記入してください。 1 7.共同研究,受託研究の状況 (1)実施した共同研究について,研究課題,共同研究機関を記入してください。 (2)実施した受託研究について,研究課題,依頼先機関を記入してください。 1 8.技術相談,技術指導の状況 (1)技術相談・技術指導等の依頼内容,その依頼機関を記入してください。 67 11.2 教員の研究業績 以下に教員の研究業績を記載する。なお、各項目の記載内容は次のとおりである。 (1)所属 現在の所属学科、役職、現在の役職に関する履歴を示す。 (2)学位取得の状況 取得している学位(博士)名、取得機関、学位論文題目と取得年月を示す。 (3)研究成果の公表件数 平成 16 年度における著書・編書、論文、特許、国際会議、国内学会等での公表件数を示す。 (4)加入している学協会名 現在加入している学協会名を示す。 (5)学外活動 平成 16 年度の期間に、学協会、学外の委員会、財団等で務めた役職とその期間及び他高専、 大学等での兼職(非常勤講師等)、講演会、各種行事等で行った講演について示す。 (6)研究助成金の受入状況 平成 16 年度を研究期間とする科学研究費補助金、助成金(研究助成,海外渡航助成等) 、企業 等から受け入れた奨学寄付金、学内研究補助金について、申請件数および採択課題名、金額(平 成 16 年度分)を示す。複数の研究者が共同研究として申請、採択されたものについては、それ ぞれの研究者の業績と見なし、研究者毎にカウントしている。金額に関しては、共同研究の場合、 総額を示す。 (7)地域との連携 平成 16 年度に、実施した地域との連携に係る「技術相談」 、 「受託研究」 、 「民間等との共同研 究」についてその件数示す。 (8)他機関との共同研究・受託研究 平成 16 年度に、実施した他機関(大学等)との連携において、 (7)の項目に該当しないもの について、相手方と研究課題を示す。 (9)海外出張 平成 16 年度に、国際会議以外で、海外出張した調査研究等について、出張目的、主な出張先 機関、渡航国、出張期間を示す。 68 (1 0)内地留学の状況 平成 16 年度を含む期間に、内地研究員として実施した内地留学について、研究課題、派遣先 研究機関、留学期間を示す。 (1 1)研究成果一覧 平成 16 年度における著書・編書、論文、特許、国際会議、国内学会等での公表状況を列記す る。ただし、学位論文及び科研費(助成金)等を受領後の成果報告書については、別項目で評価 していることから、本項には記載していない。また、共著のものについては、それぞれの研究者 の寄与があると判断し、研究者毎に記載している。ここで、著書は著書・編書、国際は国際会議 発表、国内は国内学会等発表を表す。なお、レフェリーの査読を経て掲載された国際会議のプロ シーディングスは論文として扱った。 69 11.2.1 機械工学科 70 71 72 73 74 75 76 11.2.2 電気情報工学科 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 11.2.3 物質工学科 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 11.2.4 環境都市工学科 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 11.2.5 一般科目 111 112 113 114 115 116 117 118 119 12 学 内 組 織 学内の各種委員会等の関係を図 12.1、図 12.2 に示す。 図 12.1 学内組織 校 長 山本 博 教 務 主 事 学 生 藤本(電) 主 事 雑賀(電) 主事補 寮 務 谷口(機) 主 事 西芝(一) 小池(環) 主事補 米光(物) 山吹(電) (留学生担当) 桑原(一) 主事補 赤崎(一) 岩本(物) 中出(一) 専 攻 科 長 高木(一) 溝川(電) 副 長 大久保(環) 学科主任 機械工学科 坂田 (実習工場主任 谷口) 電気情報工学科 山口 物質工学科 山川 環境都市工学科 小川 一般 自然科学系 溝口 科目 人文社会科学系 森川 付属施設 図 書 館 長 久保井(環) 情報処理教育センター 長 若野(電) 地域共同テクノセンター 徳田(電) 長 青山(機) 副 長 田縁(機) 久保井(環) 副 長 副 長 森田(物) 学級担任及び学年主任 学 年 機械工学科 電気(情報)工学科 物質工学科 環境都市工学科 1 田(機) ○ 日吉(一) 松田(一) 手島(一) 2 青山(機) ○ 森(電) 林(物) 伊藤(環) 3 溝川(機) 雑賀(電) ○ 岡本(物) 4 田縁(機) 若野(電) 土井(物) 5 ○ 藤原(機) 徳田(電) 岸本(物) ○は学年主任 事務部長 庶務課長 会計課長 学生課長 120 辻原(環) ○ 大久保(環) 小池(環) 図 12.2 委員会等 企画会議 運営委員会 ◎山本[校長] ◎山本[校長] 藤本[教務主事] 谷口[学生主事] 米光[寮務主事] 藤本[教務主事] 谷口[学生主事] 米光[寮務主事] 高木(一) 小川(環) 高木[専攻科長] 坂田[機・主任] 山口[電・主任] 事務部長 山川[物・主任] 小川[環・主任] 森川[一・主任] 溝口[一・主任] 久保井[図書館長] 徳田[情報処理教育センター長] 田縁[地域共同テクノセンター長] 猪飼[JABEE対策委員長] 事務部長 校 長 人権教育委員会 ◎森川[一][委員長] 情報企画委員会 JABEE対策委員会 ◎藤本[教務主事] レクリェーション委員会 ◎猪飼(電) [委員長] ◎事務部長 久保井[機][副委員長] 学生主事 山口(電) [副委員長] 庶務課長 会計課長 河地[物][副委員長] 寮務主事 坂田(機) 樫原(機) 藤本(電) 三原[機] 前田[庶務課] 謝[電] 佐々木[環] 各付属施設長 山川(物) 米光(物) 林(物) 渡邊[電] 大谷[会計課] 事務部長 庶務課長 小川(環) 三岩(環) 高木(一) 橋本[物] 泉[学生課] 学生課長 重松(一) 佐々木[環] 真田[学生課] 橋本[一] 教務主事 教務委員会 ◎教務主事 成績判定会(本科) 成績判定会(専攻科) ◎教務主事 ◎専攻科長 授業料等の免除及び徴収猶予委員会 ◎教務主事 教務主事補 教務主事補 副専攻科長 教務主事補 久保井[機] 1,2年学年主任 教務主事 学生主事 寮務主事 学生主事 森[電] 坂田[機] 山口[電] 坂田[機] 山口[電] 寮務主事 塩路[物] 山川[物] 小川[環] 山川[物] 久保井[環] 専攻科長 伊藤[環] 手島[一(国語) ] 森川[一] 各学年主任 平山[一] 赤崎[一(社会) ] 1 年学年主任 日吉[一(数学) ] 溝口[一(理科) ] 森川[一(外国語) ] 西芝[一(保健体育) ] オブザーバー 学生主事 寮務主事 学生主事 厚生補導委員会 ◎学生主事 寮務主事 進路対策委員会 学寮委員会 ◎学生主事 ◎寮務主事 国際交流委員会 ◎寮務主事 学生主事補 教務主事 寮務主事補 寮務主事補 西本[機] 高木[専] 藤原[機] 徳田[電] 樫原[機] 田縁(機) 若野(電) 徳田(電) 村田[電] 岸本[物] 小池[環] 謝[電] 雑賀(電) 岡本(物) 土井(物) 冨上[物] 辻原[環] 森岡(一) 重松(一) 三岩[環] 塚本[一] 吉田[一] 専攻科 各付属施設 専攻科委員会 ◎専攻科長 図書委員会 情報処理教育センター委員会 ◎図書館長 ◎センター長 地域共同テクノセンター委員会 ◎センター長 副専攻科長 副館長 副センター長 副センター長 山吹(電)[メカ] 三原[機] 伊藤[機] 西本[機] 橋本(物)[エコ] 渡邊[電] 村田[電] 山吹[電] 久保井(環)[エコ] 橋本[物] 冨上[物] 右代谷[一] 松田[一] 尼田[環] 伊藤[環] 庶務課長 橋本[一] 森岡[一] 会計課長 太古[一] ◎は議長 [ ]は各選出枠学科等 ( )は所属学科 121 編集後記 今年で4号となる年報ができあがりました。今回は、関係各位 の努力のおかげで、例年より早く発行することができました。 原稿をいただきました皆様にお礼を申し上げます。今回の年報 は、独立行政法人化が実施された最初の年の活動記録です。変 革の年の本校の活動を垣間見ていただければ幸いです。 (藤本・森) 平成17年10月 □編 集 和歌山工業高等専門学校情報企画委員会 委員長 藤本 晶(教務主事) □校 正 森 徹(教務主事補) 122 和歌山工業高等専門学校 ― 平成16年度年報 ― 平成17年10月 印 刷 平成17年10月 発 行 編 集:和歌山工業高等専門学校情報企画委員会 発 行:和歌山工業高等専門学校 〒644-0023 御坊市名田町野島77 TEL(0738) 29−2301(代) FAX(0738) 29−8216 印 刷:株式会社 協 和 〒642-0012 海南市岡田321−16 TEL(073) 483−5211(代) FAX(073) 482−9844 123
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