第2学年音楽科学習指導案

第2学年音楽科学習指導案
2009 年 11 月 19 日(木)第5限
第 2 学年(男子 11 名、女子 13 名 計 24 名)
指導者 略
1.題材名 オーケストラの多彩な響きを味わおう
2.題材について
音楽科では学校行事の中で行う合唱コンクールにむけて、合唱中心の授業に取り組んでいる。
普段から「じっくりと音楽を聴かせて、音楽から感じ取った事をお互いに伝え合いながら、学習を深め
させたい。
」とは思いながらも、なかなか取り組めていないのが実情である。
今回そのきっかけになればと、この題材を設定した。
「展覧会の絵」は原曲はピアノ曲であるが、多
くの作曲家たちが様々な編曲をしている。その中でもラヴェル編曲のものは、オーケストレーションが
素晴らしく、原曲をより色彩豊かに表現している。
この題材を通してオーケストラの様々な楽器の音色や表現の多様さを感じ取り、音楽を深く鑑賞する
力を育てていきたい。
3.題材目標
音楽から感じ取った曲想について、音色の変化をとらえ、オーケストラの
多彩な響きや表現を味わって聴く。
4.教材名
「卵の殻をつけたひなの踊り」
「バーバ・ヤーガの小屋」
「キエフの大門」
<組曲『展覧会の絵』から>(ムソルグスキー作曲)
DECCA UCCD-3398/9
5.評価規準
B 鑑賞 (1)ア
〔共通事項〕 ア
ア 音楽への関心・
イ 音楽的な感受や
意欲・態度
表現の工夫
エ 鑑賞の能力
題材 の評価規準
・オーケストラの様々 ・オーケストラの様々な ・オーケストラの様々な楽器の
な楽器の音色や奏法に
楽器の音色や奏法に気
音色や奏法による表現効果に
関心を持ち、意欲的に
づき、それらが生み出す
気づき、楽曲を味わって聴いて
聴いている。
曲想を感じ取っている。 いる。
具体 の評価規準
①様々な楽器の音色や
①音楽を形作っている
奏法に関心を持ち、意
要素(楽器の音色・奏法・ オーケストラの響きや多彩な
欲的に聴こうとしてい
音域等)によって生み出
表現に結びついていることに
る。
される曲想を感じ取っ
気づいて、楽曲を味わおうとし
ている。
ている。
①様々な楽器の音色や奏法が
6.指導及び評価の計画(全 1 時間)
ねらい
第 1 時(本時)
学習活動
評価規準
評価方法
教材
オーケストラ ・ピアノ演奏、オーケス
ア-①
発表
「展覧会の絵」
の多彩な響き トラ演奏を聴き、楽器の
イ-①
学習シート
(原曲ピアノ演
や表現を味わ 音 色 や 奏 法 な ど の 特 徴
エ-①
観察
奏)「展覧会の絵」
って聴く。
をとらえる。
(オーケストラ・
ラヴェル編曲)
7.本時の指導
音楽から感じ取った曲想について、音色の変化をとらえ、オーケストラの多彩な響きや
(1)目標
表現を味わって聴く。
(2)展開
学習活動
・教師のはたらきかけ
☆評価
○「卵の殻をつけたひなの踊り」 ・ピアノ演奏を聴き、曲の雰囲気を味わわせる。(更に前
ピアノ独奏、オーケストラアレ
ンジを聴き比べ、音色の特徴を
感じ取る。
打音など、表現方法の工夫にも気づかせたい。)
・オーケストラの演奏は、より多彩で表現が豊かである
ことを感じ取らせる。
☆ア-① 【発表・ワークシート・観察】
◇A と判断する具体例
・ピアノとオーケストラの表現の違いを聴き取ろ
うとしている。
◆C と判断する生徒への手立て
・再度わかりやすいことばで具体的に指示する。
○「バーバ・ヤーガの小屋」の
中間部を聴き、楽器の音色の特
・曲想の根拠となるもののひとつとして、楽器の音色が
あることを感じ取らせる。
徴を感じ取る。
☆イ-①、エ-①【発表・ワークシート・観察】
◇A と判断する具体例
・楽器の音色や奏法に耳を傾け、聴き取ろうとし
ている。
◆C と判断する生徒への手立て
・聴き取りのポイントを指示する。
○「キエフの大門」を聴く。
・オーケストラの多彩な表現の魅力に触れる。