機能強化計画の進捗状況(要約) [地域銀行版]

機能強化計画の進捗状況(要約) [地域銀行版]
(別紙様式3)
1.15年4月から17年3月の全体的な進捗状況
・担当部署(審査部企業支援室、営業統括部金融サービス室および総合企画部リスク管理室)の設置、人材育成のための研修体制の確立、大手行や政府系金融機関との業務提携等の体制整備を
行い、企業再生支援への積極的な取組みや融資新商品開発等アクションプログラムの個別項目に沿って機能強化計画は、概ね順調に進捗している。
2.16年10月から17年3月までの進捗状況
・中小企業支援育成研修プログラムに基づく研修の実施、ビジネスサポート体制を確立して情報収集や相談案件の対応を行うとともに、ビジネスマッチングの有料化の推進、「地域金融機関CLO」の
取組みを行い、また外部コンサルティング会社と連携して企業再生支援に積極的に取組んでおり、機能強化計画に沿って進捗している。
3.計画の達成状況
専門部署の設置及び大手行や政府系金融機関との業務提携を平成15年度に完了するとともに、中小企業支援のスキルの向上等を目的とした内外部研修等を計画どおり実施。さらに地域企業再生
ファンド組成への参加や経営コンサルティング会社等と連携した企業再生支援、ビジネスマッチング業務の有料化、「地域金融機関CLO」に積極的に取組み、ほぼ計画どおりに達成できたと認識して
いる。
4.計画の達成状況に対する分析・評価及び今後の課題
リレーションシップバンキングの機能強化計画を実行していく体制を整備し、計画に沿って経営情報の提供や企業再生支援に積極的に取組んでいる。
今後、さらに内部体制の強化をはかるとともに、外部の関係機関との連携・協調体制を強化して、これまでの各種の取組みが多くの成果に結びつくよう今後とも継続して推進していく必要があると認識
している。
5.アクションプログラムに基づく個別項目の計画の進捗状況 項 目
Ⅰ.中小企業金融の再生に向けた取組み
1.創業・新事業支援機能等の強化
(1)業種別担当者の配置等融資審査態勢の強化
具体的な取組み
・目利き担当者の養
成
・業種(一部)別担当
者設置
スケジュール
15年度
16年度
外部研修派遣
大手行への派遣
企業出向者の派遣
(2)企業の将来性や技術力を的確に評価できる人材の育成を ・第二地銀協の研修
目的とした研修の実施
プログラムへの派遣 外部研修派遣
・目利きに関する通信
教育の受講
中小企業診断士養成プログラム策定
行内研修の実施
1
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
備 考 ・第二地銀協「目利き研修」に12 ・第二地銀協主催の「目利き研
・外部研修への派遣および講師招聘による研修
名派遣
受講
修」に本部審査役3名を派遣
・新生銀行、あおぞら銀行、日本 ・研修受講者を講師とした行内研 ・大手行、政府系金融機関との業務提携を前倒
政策投資銀行、商工組合中央金 修実施。(99名参加 17年3月) しで実施した。
庫等と業務提携締結
・以下の業種について担当者を配置し、地区(店
・県及び政府系金融機関等より
別)担当者との合議制として実施した。
講師を招聘し研修実施(16年3
〔担当者配置業種〕
月) ・一部業種
福祉・医療業 主任調査役1名
について専担者を配置し、融資審
建設・不動産 主任調査役1名
査態勢の強化を実施 (16年
サービス(観光地の宿泊業) 主任調査役1名
9月) ・
ファンド運営会社等へ派遣
・第二地銀協「目利き研修」に12 ・中小企業診断士資格取得のた ・(財)社会経済生産性本部及び中小企業大学
め中小企業大学校へ1名派遣(1 校への研修派遣を継続実施
名派遣
・審査・管理トレーニーについては、年間約120名
6年10月~1年間)
・通信教育の受講
・第二地銀協「目利き研修」に本 の参加を予定
「目利き講座」127名受講
「中小企業診断士(一次試験)対 部審査役3名を派遣。
・経営コンサルタント資格1名取得
策講座」93名受講
・コンサルタント養成のため(財) (17年2月)
社会経済生産性本部へ2名派遣 ・研修受講者を講師とした行内研
(16年4月 期間3ヶ月・全日制) 修実施。(99名参加 17年3月)
・「目利き検定試験」受験(主催: ・審査・管理トレーニー制度の見
㈱きんざい 70名受験、67名合 直しを行い17年1月より実施(ト
レーニー期間4日間 16年度下
格)
期参加者36名)
・医療業目利き行内研修実施
・目利き行内研修実施
(栃木銀行)
項 目
具体的な取組み
スケジュール
15年度
16年度
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
備 考 ・ビジネスサポートグループ設置
・産業クラスターサポート会議出
席
・日本政策投資銀行等と連携強
化
・産学官ネットワーク等との情報
交換等の推進。
・商談会参加(群馬県庁15年12
月、鹿沼商工会議所16年1月)
・日本政策投資銀行講師による ・日本政策投資銀行とM&A情報等を中心に積
当行顧客親睦会等会員へのセミ 極的な情報交換及び協調融資。
・(財)栃木県産業振興センター、宇都宮市大学
ナー実施(17年1月、2月)
・栃木県の経営改善特別相談派 地域共同センター等との情報交換、各種会議、
フォーラム等出席。
遣事業に取引先24社を紹介。
・交流会の実施検討のため、423 ・栃木県、(財)栃木県産業振興センター等の主
社を対象にアンケート実施。(14 催するフォーラム、セミナー等の取引先への紹
介・案内
0社から回答)
(4)ベンチャー企業向け業務に係る、日本政策投資銀行、中小 ・ベンチャー企業支援
ビジネスサポートグループの設置
企業金融公庫、商工組合中央金庫等との情報共有、協調投融 の態勢整備
・ベンチャー向け融資
資等連携強化
制度、ベンチャーファ 情報・相談案件管理簿の制定
ンドの創設の検討
ベンチャー向け融資制度、ベン
チャーファンド創設の検討
・ビジネスサポートグループ設置
・情報・相談案件管理簿の制定
・日本政策投資銀行、中小企業
金融公庫、商工組合中央金庫、
国民生活金融公庫との業務協力
協定締結と情報交換の継続
・ビジネスサポート推進会議・研
修の実施
・ビジネスマッチング情報等につ
いて営業店業績表彰項目に追加
(5)中小企業支援センターの活用
・ビジネスサポートグループ設置
・中小企業支援センターとの情報
交換、連携
・ビジネスサポート推進会議・研
修の実施
・埼玉県の中小企業支援センター
と情報交換・連携を図り、埼玉県
内支店にその機能等について周
知
・ビジネスサポート推進研修として
中小企業金融公庫「CLO融資に
ついて」、税理士「中小企業オー
ナーに対するアドバイスの実践」
等研修実施。(17年1月)
・中小企業金融公庫と連携し「地
域金融機関CLO」に取組み、30
社535百万円募集し融資実行(1
7年3月)
・日本政策投資銀行との協調融
資実行(学校給食事業に参入す
る取引先に対し計画段階より協
調・連携)
・栃木県中小企業支援センターと
「地域産業創生事業」、「リエゾン
リサーチ事業」助成金について情
報交換
・埼玉県中小企業支援センターへ
当行取引先を紹介し、経営革新
計画法に基づく助成金認可取得
を支援(1社)
(3)産学官とのネットワークの構築・活用や日本政策投資銀行 ・産学官とのネット
との連携。「産業クラスターサポート会議」への参画
ワークとの情報交換
推進
・産業クラスターサ
ポート会議への参画
・日本政策投資銀行
との連携強化
・中小企業支援セン
ターの有する機能活
用のための体制整
備・情報交換の徹底
ビジネスサポートグループの設置
産業クラスターサポート会議への出席
セミナー・講習会の実施
ビジネスサポートグループの設置
FPフォローアップ研修
行内研修会・顧客向けセミナーの実施
2.取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化
(1)経営情報やビジネス・マッチング情報を提供する仕組みの ・FPの組織化と活用
整備
・外部機関とのネット
ワークの構築
・コンサルティング
サービスの有料化
・人材育成
FPフォーローアップ研修
ビジネスサポートグループの設置
FPの組織化と活用
情報・相談案件管理簿の活用
コンサルティングサービス有料化検討
(3)要注意先債権等の健全債権化及び不良債権の新規発生
防止のための体制整備強化並びに実績公表
・ビジネスサポートグループ設置
・情報・相談案件管理簿の制定
・外部情報会社との提携強化
・ビジネスマッチング業務の取扱
基準、検証態勢の整備
・ビジネスサポート推進会議・研
修の実施。
・第二地銀協会「M&A研究会」、
「情報交換担当者会議」参加
・ビジネスマッチング業務の一部
(工事受注紹介)有料化(16年7
月)
・ビジネスマッチング情報等につ
いて営業店業績表彰項目に追加
・産業クラスター計画に基づく助成金つなぎロー
ンの検討、17年上期より取扱開始予定。
・政府系金融機関等との協調融資の実施。
・民間のベンチャーキャピタル会社との情報交
換、個別案件での連携・協調体制の強化。
・「とちぎ中小企業再生ファンド」、「とちぎ地域企
業再生ファンド」との匿名組合契約を締結、出
資。
・中小企業支援センターの持つ機能についての
認識も深まり、センターのマネージャーとの相互
の連携も深まっている。また、埼玉県の中小企業
支援センターとの連携・パイプもできるなど、連携
体制は構築できている。
・ビジネスサポート推進研修として、ビジネスサ
・税理士による「中小企業オー
ナーに対するアドバイスの実践」 ポート活動に係る具体的なノウハウとその活用、
中小零細企業等に対するアドバイス、コンサル
等の研修実施。
・有料ビジネスマッチング契約先 ティングスキル等の習得を目的に研修を実施
・法人開拓推進会議においてビジネスマッチング
(2社)との情報交換会実施。
・市場誘導業務等有料ビジネス 業務の説明・徹底
・ビジネスマッチングについては、一部有料化が
マッチングの拡大推進
・M&A業務体制整備、M&A民間専 図れたことから、今後、有料契約先及び対象範
囲の拡大を図っていく。
門業者との情報交換。
・取引先建築業者幹部に対する
有料ビジネスマッチングの説明会
実施(17年1月)
(別紙様式3-3参照)
2
(栃木銀行)
項 目
(4)中小企業支援スキルの向上を目的とした研修の実施
具体的な取組み
・第二地銀協の研修
プログラムへの派遣
・外部講師による研
修会実施
・行内人事評価制度
への組入れ
(5)「地域金融人材育成システム開発プログラム」等への協力 ・当地区に当該開発
プログラムが設置さ
れた場合は積極的に
参加
3.早期事業再生に向けた積極的取組み
(1)中小企業の過剰債務構造の解消・再生の取組み。「早期事 ・体制整備
業再生ガイドライン」の趣旨を踏まえた事業再生への早期着手 ・プリパッケージ型事
業再生、私的整理ガ
イドラインの活用
・人材の育成
(2)地域の中小企業を対象とした企業再生ファンドの組成の取 ・外部機関との業務
組み
提携の締結
スケジュール
15年度
16年度
外部研修派遣
行内研修会の実施
行内人事評価制度への組入れ
財務・経営能力向上のための研
修会の実施
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
・第二地銀協「企業再生支援者養
成研修」(3名)、「要注意先債権
等のランクアップ研修」(9名)派
遣
・中小企業基盤整備機構「中小企
業再生支援担当者等研修」派遣
(2名)
・通信教育の受講
「中小企業診断士講座」(96名)
「中小企業経営改善プログラム講
座」(295名)、「事業再生講座」
(131名)
・第二地銀協研修受講者を講師
とする行内研修実施(461名)
・「中小企業支援アドバイザー」3
0名、「リストラクチャリングアドバ
イザー」61名認定資格取得。
・(社)栃木県経済同友会への人
材派遣(16年8月1名派遣)
備 考 ・中小企業診断士資格取得のた ・人材育成プログラムに従い計画通りに、中小企
め中小企業大学校へ1年間1名派 業支援スキルの向上を目的とした研修等を実施
遣(16年10月、17年4月より2 するとともに、認定資格の人事評価組入れを実
施し(「中小企業支援アドバイザー」30名、「リス
名派遣予定)
・第二地銀協「要注意先債権等の トラクチャリングアドバイザー」61名資格取得済)
再生支援体制を強化した。
ランクアップ研修」へ1名派遣
・第二地銀協研修受講者を講師と
する行内研修実施(106名受講)
・通信教育の受講
「中小企業診断士講座」(3名)
「中小企業経営改善プログラム講
座」(2名)、「事業再生講座」(1
名)
・「中小企業支援アドバイザー」1
4名「リストラクチャリングアドバイ
ザー」5名認定資格取得
・星野経営研修所主催の「新規創 ・地域金融人材育成システム開発プログラムの
設置における協力要請には積極的に取組む方
業・事業拡大・新事業進出セミ
ナー」へ講師派遣(17年2月 参 針。
加者50名)
・「栃木県産学連携スタッフ」にレ
クチャーとして講師派遣(17年3
月 参加者15名)
・体制整備確立
・新生銀行、あおぞら銀行及び日
本政策投資銀行等の公的セク
対象企業の選定と再生の実施
ターとの業務提携締結
・地域企業再生ファンド運営会社
資格取得者の人事評価制度への組入
に役職員2名派遣 (16年7月)
れ
・とちぎ地域企業再生ファンド組
成 (中堅企業向けファンド:Bファ
ンド 30億円 16年8月、中小企
業向けファンド:Aファンド 50億
円 16年10月)
・地域企業再生ファンド(Bファン
ド)に出資(出資先5社)
・企業再生支援マニュアルの作成
・RCC再生機能としてDDS・リ
ファイナンススキーム活用実施(1
社)
・RCC先行的債権放棄とリファイ
ナンススキーム活用継続検討(1
社)
・行内研修「企業再生支援策と具
体的方法に関する研修」を実施
(17年2月)
・地域企業再生ファンド、RCCの活用を考慮し
て、対象企業先の選択及び活用を検討
・大手行等との連携強化によってノウハウの蓄積
ができたことにより「私的整理ガイドライン」レベ
ルを想定した態勢整備構築
・栃木県内関係団体による「地域
企業再生ファンドに関する調査・
検討会」に3名参加、調査・検討
報告書作成・公表。(16年6月)
・地域企業再生ファンド運営会社
に役職員2名派遣 (16年7月)
・とちぎ地域企業再生ファンド組
成 (中堅企業向けファンド:Bファ
ンド 30億円 16年8月、中小企
業向けファンド:Aファンド 50億
円 16年10月)
・外部機関と連携し、事業再生の
体制整備構築。
・コンサルティング会社(社会経済
生産性本部)との連携による再生
スキーム構築(2社)、うち継続的
モニタリング実施(1社)
・県内金融機関が協調、独自の地域企業再生
ファンドを創設(中小企業向けファンドと中堅企業
等向けファンドを設立)
・地域企業再生ファンドを事業再生の核として関
係機関との連携強化を図り、過剰債務を抱える
事業再生への体制整備した。
体制整備検討チーム
体制整備検討チーム
外部機関との業務提携
親密行への研修派遣
3
(栃木銀行)
項 目
(3)デット・エクイティ・スワップ、DIPファイナンス等の活用
具体的な取組み
・外部機関との業務
提携の締結
スケジュール
15年度
16年度
体制整備検討チーム
外部機関との業務提携
ビックサポート・栃木県中小企業支援資金
活用 (10億円目標)
(4)「中小企業再生型信託スキーム」等、RCC信託機能の活用 ・外部機関との業務
提携の締結
体制整備検討チーム
外部機関との業務提携
(5)産業再生機構の活用
(6)中小企業再生支援協議会への協力とその機能の活用
・人材育成
外部コンサルタントと
の業務提携
・連携強化
研修プログラムへの派遣
外部機関との業務提携
中小企業再生支援協議会への人材派遣
定期的な情報交換会
4
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
備 考 ・新生銀行、あおぞら銀行及び日
本政策投資銀行等の公的セク
ターとの業務提携契約を踏まえ
た再生手法の活用
・企業再生支援機関連携推進協
議会に2名参加(16年4月)
・ビックサポート・栃木県中小企業
支援資金実績 78件 2,165百
万円
・コンサルティング会社(社会経済
生産性本部)との連携による再生
スキーム構築(2社)、うち継続的
モニタリング実施(1社)
・主力行と協調して、RCC再生機 ・ビックサポート、栃木県中小企業支援資金の目
能としてDDS・リファイナンスス 標を2,000百万円に増額(計画比+1,000百
キーム活用実施(1社 324M 1 万円)
7年3月)
・RCC先行的債権放棄とリファイ
ナンススキーム活用継続検討(1
社)
・DES、DDS、DIPファイナンス
等を利用した再生について連携
を強化するため、関係機関との連
携強化し、ノウハウの蓄積ができ
たことにより「私的ガイドライン」を
想定した体制整備構築
・新生銀行、あおぞら銀行及び日
本政策投資銀行等の公的セク
ターとの業務提携締結
・企業再生支援機関連携推進協
議会に2名参加(16年4月)
・コンサルティング会社(社会経済
生産性本部)と連携し、再生ス
キーム構築実施(2社)、うち継続
モニタリング実施(1社)
・主力行と協調して、RCC再生機 ・今後、RCC等外部専門機関と連携をとりながら
能としてDDS・リファイナンスス 私的ガイドラインに準じた再生案件選定検討
キーム活用実施(1社、324M 1
7年3月)
・RCC先行的債権放棄とリファイ
ナンススキーム活用継続検討(1
社)
・コンサルティング会社(社会経済
生産性本部)との連携による再生
スキーム構築(2社)、うち継続的
モニタリング実施(1社)
・事業再生構築体制の強化
・新生銀行、あおぞら銀行及び日
本政策投資銀行等の公的セク
ターとの業務提携締結
・ターンアラウンドスペシャリスト
育成のための研修プログラム実
施
・外部コンサルティングによる、再
生スキーム構築実施(2社)、うち
継続モニタリング実施(1社)
・企業再生支援マニュアルの作成 ・中小企業再生協議会、地域企業再生ファンド、
・ターンアラウンドスペシャリスト RCC再生機能等との連携を図り、過剰債務圧縮
育成のための研修プログラム実 による事業再生への体制を整備した。
施 ・DDS、EXITファイナ
ンス、DIPファイナンス等の再生
手法についてノウハウ活用のた
め外部関係機関との連携強化
・中小企業再生支援協議会へ1
名継続派遣
・情報交換会の開催
・当行取引先相談件数44先(当
行比率18.0%)
・経営改善計画策定決定企業(二
次対応へ)19先:内9先経営改
善計画策定終了、うち2先債務者
区分上位遷移
・経営改善計画書策定支援個別
支援チーム参加2社
・当行取引先相談件数7先(当行
比率12.75%)
・経営改善計画書策定個別支援
チーム参加1社
・経営改善計画策定完了8先(う
ち1先債務者区分上位遷移)
・早期事業再生を図るうえから、また地域企業再
生ファンド利用には原則当協議会対象案件であ
ることから、当協議会との協調体制をより強化
し、経営改善支援取組み先を主体とした相談案
件を選定し、積極的に活用していく。
(栃木銀行)
項 目
具体的な取組み
(7)企業再生支援に関する人材(ターンアラウンド・スペシャリス ・第二地銀協研修へ
ト)の育成を目的とした研修の実施
の派遣
・中小企業診断士、
経営コンサルタントの
養成
・中小企業大学校へ
の派遣
スケジュール
15年度
16年度
第二地銀協への派遣
研修会の実施
コンサルタント資格取得(1名)
中小企業診断士資格取得(2名)
中小企業大学校派遣(2名)
4.新しい中小企業金融への取組みの強化
(1)担保・保証へ過度に依存しない融資の促進等。第三者保証 ・キャッシュフロー計
の利用のあり方
算書に関する研修実
施
・要注意先を対象に
財務制限条項を活用
(3)証券化等の取組み
・顧客のニーズ調査
に基づき証券化等に
取組む
(4)財務諸表の精度が相対的に高い中小企業に対する融資プ ・TKC戦略経営者
ログラムの整備
ローンの取扱
・新商品の開発、販
売
研修の実施
TKC戦略経営者ローン
CRDスコアリングによる新ローン
ニーズ調査
証券化等の取組み
TKC戦略経営者ローン
融資商品の拡充
5
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
備 考 ・第二地銀協「企業再生支援者養 ・第二地銀協研修受講者を講師と
成研修」へ3名派遣、「企業再生 する「企業再生支援策と具体的方
における先進的手法の活用」へ1 法に関する研修」の行内研修(10
6名)
名派遣
・中小企業基盤整備機構「中小企 ・通信教育「事業再生講座」受講1
業再生支援担当者等研修」へ2 名(合計131名)
・中小企業診断士養成のため中
名派遣
・「経営コンサルタント養成講座」 小企業大学校へ1名派遣(16年1
へ2名派遣(16年4月~3ヶ月 1 0月より1年間 17年4月より2名
派遣予定
7年4月より2名派遣予定
・「企業再生支援者養成」行内研 ・コンサルタント資格1名取得(17
年2月)
修実施(157名)
・税理士法人「経営改善計画書策
定のアドバイス」行内研修(93
名)
・コンサルタント資格取得1名(17年2月)(資格取
得者は、法人営業部法人開拓推進担当)
・中小企業大学校へ1名派遣(16年10月より1
年間17年4月より2名派遣予定)
・今後も、信用保証協会との連携強化、保証会
社なしの無担保融資商品の内容拡充等を行い、
担保・保証に依存しない融資の促進を遂行して
いく。
・キャッシュフロー、研修実施
(5回/延べ704人)
・無担保による「緊急経営支援資
金」取扱開始(15年12月)
・新規開業医向け融資商品「メ
ディカルサポート資金」の取扱開
始 (15年11月)
・営業店長の無担保貸出権限を
拡大(16年6月)
・「地域活性化資金(プレミアムⅠ.
Ⅱ.)」の取扱開始。(16年9月)
・融資商品内容の拡充
・「企業活力支援資金」(サクセス
ライン)の開発(16年10月CRD
評点を活用、栃木県信用保証協
会と提携)
・「とちぎんビジネスサポート保証
ファンド」、「とちぎんビジネスカード
ローン」の開発(16年11月当行
の内部格付けを活用、埼玉県信
用保証協会と提携)
・「とちぎんビジネスマックス」の融
資限度額引上げ実施(16年12
月)
・地域医療振興債(病院債)を銀
行として初めて購入。
・取引先のニーズ調査を実施
・中小企業金融公庫の「地域金融
機関CLO(買取型)」への参加行
として、基本契約締結(16年11
月)
・「TKC戦略経営者ローンについ
て税理士法第33条の2による書
面添付先の金利優遇を実施(15
年6月)
・財務内容良好先に対する低利
融資商品「地域活性化資金(プレ
ミアムⅠ・Ⅱ)」の取扱開始(16年
9月)
・融資商品の拡充、PRによる推
進
・「地域金融機関CLO(買取型)」 ・今後も、多様化する中小企業金融への新たな
として、30社、535百万円を融資 取組みを積極的に推進していく。
実行・証券化を実施。(17年3月)
・「中小会社会計基準適用に関す
るチェックリスト」添付先による無
担保・第三者保証不要の融資商
品「とちぎんビジネスマックス」)の
金利優遇を実施(16年12月)
・「企業活力支援資金」(サクセス
ライン)による審査のスピード化実
施
・今後、一層の融資商品の内容拡充と「中小企
業会計基準」を適用した財務諸表作成先の金利
優遇、融資取扱手数料の減免等の対象商品を
拡大し、中小企業向け融資プログラムの整備を
進めていく。
(栃木銀行)
項 目
(5)信用リスクデータベースの整備・充実及びその活用
5.顧客への説明態勢の整備、相談・苦情処理機能の強化
(1)銀行法等に義務付けられた、貸付契約、保証契約の内容
等重要事項に関する債務者への説明態勢の整備
具体的な取組み
スケジュール
15年度
16年度
6.進捗状況の公表
備 考 ・一層の信用リスクデータベースの整備・拡充を
図り、より精緻な適用金利ガイドラインの策定と
運用、ポートフォリオの適正化等を行い、新しい
中小企業金融への取組みを強化していく。
・信用リスクデータ
スコアリングによる融資商品の拡充
ベースの拡充
・信用コストを加味し
金利ガイドライン制定
た金利ガイドライン制
定
収益基準による店舗表彰の見直し
・信用リスク計量化システムによ
る格付けおよびスコアリングに基
づく融資商品を開発・販売
・信用コストを加味した適用金利
ガイドラインを制定(16年6月)
・第二地銀協設置の「信用リスク
データベースの整備・充実等に関
する研究会」へ参加
・現在構築中である収益管理シス
テム(18年4月本格稼動予定)に
より、新たな適用金利ガイドライン
(信用リスク控除後)の策定を予
定しており、信用リスクデータベー
スを整備中
・契約および融資商
品に関する重要事項
説明ガイドブックの作
成
・「与信取引に関する顧客への説
明規則」の制定及び「与信取引に
関する重要事項説明ガイドブッ
ク」を作成し、役職員全員に配布
(16年6月)
・出張所長、融資役席を対象に
「与信取引事務ガイドライン徹底
講座」通信教育受講(307名)
・コンプライアンス担当者を対象
に、外部講師を招聘し、研修を実
施(16年9月)
・地域円滑化会議への出席(第1
回~8回)
・苦情をとりまとめ2ヶ月毎に、営
業店に還元
・15年度1年間の本部受付苦情を
分析し、具体的改善策を営業店
に還元
・コンプライアンス担当者研修会
実施(15年11月、16年9月)
・CSワーキンググループによる
検討・提言
・15年11月に第1回の進捗状況
を公表
・16年6月に第2回の進捗状況を
公表
・保証制度見直しに係る「民法の ・説明態勢の整備については、計画通りである
一部を改正する法律」の施行に伴 が、保証制度見直しに係る「民法の一部を改正
い、包括根保証制度の廃止(新規 する法律」の施行に伴い、「与信取引に関する顧
契約)、当座貸越契約書、根抵当 客への説明規則」及び「与信取引に関する重要
権設定契約書等、各種契約書か 事項説明ガイドブック」を早急に見直し、改正予
ら連帯保証人欄を削除する等の 定(17年5月予定)
書式変更、規程の改正対応を実
施(17年4月改正予定)
ガイドブックの作成
与信取引に関する顧客へ
の説明規則の見直し
ガイドブックの追加・見直し
(3)相談・苦情処理体制の強化
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
・苦情の原因分析と
対応策の策定
・行内研修の実施
・地域金融円滑化会
議の情報活用
・中間決算および決
算発表時に公表
担当者を外部研修に派遣
行内研修の拡大
15年上期分公表
15年度分公表
・地域円滑化会議への出席(第7
回、8回)
・第二地銀協「苦情相談対応研修
講座」参加
・苦情・トラブル対応マニュアルを
作成(17年4月制定予定)
・CSワーキンググループによる提
言(17年3月)
・CS推進専担部署等を設置予定し、実効性のあ
る研修・教育等の実施、強化によりCSおよび苦
情等に対する問題意識を高め、役職員個々のレ
ベルアップを図る予定
・16年11月に第3回の進捗状況
を公表
16年上期分公表
6
(栃木銀行)
項 目
具体的な取組み
スケジュール
15年度
16年度
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
備 考 【以下任意】
Ⅱ.各金融機関の健全性の確保、収益性の向上等に向けた取組み
1.資産査定、信用リスク管理の強化
(1)①適切な自己査定及び償却・引当
・研修の実施
・新システムの導入
研修の実施
新自己査定システム・修正貸借
対照表作成システムの導入
(1)②担保評価方法の合理性、処分実績からみた評価精度に ・担保評価と処分実
係る厳正な検証
績のデータ蓄積と分
析
・評価精度の検証を
監査項目に追加
2.収益管理態勢の整備と収益力の向上
(2)信用リスクデータの蓄積、債務者区分と整合的な内部格付 ・信用リスクデータの
制度の構築、金利設定のための内部基準の整備等
蓄積と外部データの
活用による内部基準
の整備
データの収集・分析・評価
・新自己査定システム(15年5
月)、修正貸借対照表作成システ
ム(15年8月)導入完了
・新システム稼動に伴う研修実施
(15年11月)
・金融検査マニュアルの改訂に伴
い研修を実施
・17年1月より実施した審査・管
理トレーニーの研修カリキュラム
に、自己査定研修を組入れ、教育
の徹底により精度の向上を図って
いる。
・「自己査定債務者区分判定基
準」及び「自己査定手順書」を改
正(17年3月)
・実績調査の継続実施
・処分実績の分析
・債務者区分と整合的な内部格
付制度とするため、格付制度の
改正を実施。(17年3月)
・信用コストを加味した適用金利
ガイドラインを制定し、営業店長
の金利専決権限を改正する等の
内部基準を整備(16年6月)
・自己査定と格付を同時に実施す
るよう手順を変更し、債務者区分
と整合的な内部格付制度とした。
(17年3月)
・15年3月期ディスクロージャー
誌の開示項目を拡充(8項目増
加)
・15年9月中間期ミニディスク
ロージャーの開示項目を拡大(8
ページ増加)
・顧客アンケートの実施(16年2
月)
・16年3月期ディスクロージャー
誌を12ページ増加
・16年3月期ミニディスクロー
ジャー誌を充実
・16年9月中間期ミニディスク
ロージャー誌を充実
・16年9月中間期ディスクロー
ジャー誌を充実
・顧客アンケートの実施 (17年2
月)
評価精度の監査項目追加
金利ガイドライン策定
貸出決裁権限の改正
3.ガバナンスの強化
(1) 株式公開銀行と同様の開示(タイムリーディスクロー
ジャーを含む)のための体制整備等
4.地域貢献に関する情報開示等
(1)地域貢献に関する情報開示
・開示項目の拡大
・開示方法の充実
決算・第一四半期開示
中間決算・第三四半期開示
決算・第一四半期開示
中間決算・第三四半期開示
顧客アンケート
(備考)個別項目の計画数・・・28(株式を公開している銀行は27) 7
(栃木銀行)
項 目
具体的な取組み
スケジュール
15年度
16年度
進捗状況
15年4月~17年3月
16年10月~17年3月
3.その他関連の取組み
項 目
収益管理態勢の整備
具体的な取組み
・収益管理システム
の導入
15年度
15年度4月~17年3月
・1次開発に着手し、終了
当初計画どおり導入作業中
16年度
システムの導入作業
備 考 進捗状況
16年10月~17年3月
・2次開発の要件定義書を完成
・3次開発終了で収益管理システム全店導入とな
る計画であり、現在、1次開発終了、2次開発に着
手し、計画通りに進んでいる。
部門別・営業店別収益管理
8
(栃木銀行)