ケーブルコムのCH

取扱説明書
インターフェースユニット
C-IF500
目 次
安全上のご注意
………………………………………
2
概 要
………………………………………………………
4
特 長
………………………………………………………
4
各部の名称とはたらき
前 面
後 面
5
……………………………………………………… 5
………………………………………………………
接続のしかた
システム例 ……………………………………………… 6
コンビネーションカメラを 32 台以上接続するとき … 7
スター配線接続 ………………………………………… 8
RS-232C レベル変換接続 ………………………… 9
仕 様 ……………………………………………………… 10
付属品
……………………………………………………
10
このたびは、TOA インターフェースユニットをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
正しくご使用いただくために、必ずこの取扱説明書をお読みになり、末長くご愛用くださいますようお願い申し上
げます。
安全上のご注意
ご使用の前に、この欄を必ずお読みになり正しくお使いください。
ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので、必ず守ってください。
● お読みになったあとは、いつでも見られる所に必ず保存してください。
●
●
表示について
ここでは、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止す
るために、いろいろな表示をしています。内容をよく理解してから本文をお読みください。
警告
誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定
される内容を示しています。
設置・据付をするとき
水にぬらさない
本機に水が入ったりしないよう、また、ぬらさないようにご注意ください。
火災・感電の原因となります。
禁 止
指定外の電源電圧で使用しない
表示された電源電圧を超えた電圧で使用しないでください。
火災・感電の原因となります。
禁 止
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけたり、加工したり、熱器具に近づけたりしないでください。
また、コードの上に重いものをのせないでください。
火災・感電の原因となります。
禁 止
不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがの原因となります。
禁 止
使用するとき
万一、異常が起きたら
次の場合、本機への電源の供給を中止し、販売店にご連絡ください。
そのまま使用すると、火災・感電の原因となります。
● 煙が出ている、変なにおいがするとき
● 内部に水や異物が入ったとき
● 落としたり、ケースを破損したとき
● 電源コードが傷んだとき(心線の露出、断線など)
● 画面が映らないとき
電源プラグ
を抜け
内部を開けない、改造しない
内部には電圧の高い部分があり、ケースを開けたり、改造したりすると、火
災・感電の原因となります。
内部の点検・調整・修理は販売店にご依頼ください。
分解禁止
液体の入った容器や小さな金属物を上に置かない
こぼれたり、中に入った場合、火災・感電の原因となります。
禁 止
内部に異物を入れない
本機の通風孔などから内部に金属類や燃えやすいものなど、異物を差し込んだ
り、落とし込んだりしないでください。
火災・感電の原因となります。
2
禁 止
警告
誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定
される内容を示しています。
使用するとき
雷が鳴ったらさわらない
雷が鳴り出したら、電源プラグや制御線にはさわらないでください。
感電の原因となります。
接触禁止
医療機器の近くで使用しない
電磁波で医療機器に影響を与えることがあります。
禁 止
注意
誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容
および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
設置・据付をするとき
ぬれた手で電源プラグをさわらない
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししないでください。
感電の原因となることがあります。
禁 止
電源コ−ドを引っ張らない
電源プラグを抜くときは、電源コ−ドを引っ張らないでください。
コ−ドが傷つき、火災・感電の原因となることがあります。
必ずプラグを持って抜いてください。
禁 止
移動させるときは電源プラグを抜く
差し込んだまま移動させるとコードが傷つき、火災・感電の原因となることが
あります。
電源プラグ
を抜け
通風孔をふさがない
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の原因となることがあります。
禁 止
湿気やほこりの多い場所などに置かない
湿気やほこりの多い場所、直射日光のあたる場所や熱器具の近く、油煙や湯気
のあたるような場所に置かないでください。
火災・感電の原因となることがあります。
禁 止
使用するとき
上に重いものを置かない
本機のバランスがくずれて倒れたり、落下したりして、けがの原因となること
があります。
禁 止
ACアダプタは専用品(付属品)を使用する
専用品以外のものを使用すると、火災の原因となることがあります。
強 制
定期的に内部の掃除をする
内部の掃除については、販売店にご相談ください。
内部にほこりがたまったまま長い間掃除をしないと、火災の原因となることが
あります。
強 制
3
注意
誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容
および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
使用するとき
電源プラグやコンセント部の掃除をする
電源プラグを差してあるコンセント部にほこりがたまると、火災の原因となる
ことがあります。定期的にコンセント部の掃除をしてください。
また、電源プラグは根元まで差し込んでください。
強 制
お手入れの際、長期間使用しない場合の注意
お手入れのときや長期間本機をご使用にならないときは、本機への電源の供給
を中止してください。
守らないと、感電・火災の原因となることがあります。
電源プラグ
を抜け
概 要
本機は、専用リモートコントローラ C-RM500 でコンビネーションカメラを 32 台以上制御するときに使用す
る制御信号の分配ユニットです。
特 長
4
●
専用リモートコントローラ C-RM500 の制御信号を 4 分配できます。
●
C-RM500 の制御信号を RS-232C の信号レベルに変換できます。
●
本機を C-RM500 とコンビネーションカメラ間に接続することにより、リモコンとカメラ間の接続をスター
配線することができます。
各部の名称とはたらき
[前面]
MODE
TX
RX
POWER
ON
1 2 3 4
INTERFACE UNIT C-IF500
2
① 電源表示灯[POWER]
3
4
1
③ データ送信表示灯[TX]
電源が供給されると点灯します。
スレーブ端子からデータが送信されると点灯しま
す。
② 転送速度設定スイッチ[MODE]
本機を経由して転送されるデータの転送速度を設
定します。
転送速度
38400 bps
19200 bps
9600 bps
4800 bps
1
ON
OFF
ON
OFF
2
ON
ON
OFF
OFF
3
ON
ON
ON
ON
4
ON
ON
ON
ON
④ データ受信表示灯[RX]
スレーブ端子からデータを受信すると点灯しま
す。
[後面]
DC IN 12V DC IN
12V
MASTER
GND GND
5
IN
OUT
GND
GND
6
SLAVE
RS-232C
TERMINATION
OFF ON
7
8
⑤ AC アダプタ入力端子
付属の AC アダプタを接続します。
⑥ DC12 V 電源入力端子
付属の AC アダプタ以外から電源を供給する場
合、この端子に直流電源の出力を接続します。
⑦ マスター接続端子[MASTER]
専用リモートコントローラ C-RM500 を接続して
C-RM500 からの制御データを分配します。
⑧ 終端抵抗スイッチ[TERMINATION]
C-RM500 を接続するときは ON にします。
ただし、接続方法によっては OFF のまま使用す
ることがあります。(
P. 7)
9
A
B
C
D
GND
GND
GND
GND
10
⑨ RS-232C 端子[SLAVE/RS-232C]
マスター接続端子に入力されたデータを RS232C の制御信号にレベル変換して出力します。
また、この端子に入力された信号をマスター接続
端子から RS-485 の制御信号にレベル変換して出
力します。
⑩ スレーブ接続端子[SLAVE/A ∼ D]
マスター接続端子に入力された信号を 4 分配して
出力します。
ご注意
スレーブ A ∼ D の各端子には、コンビネーションカ
メラ C-CC501、C-CC504、C-CC551、C-CC554 を
最大 31 台まで接続することができます。
5
接続のしかた
■ システム例
[例 1]
スマートスイッチャ
モニタテレビ
コンビネーションカメラ
本機
専用リモートコントローラ
コンビネーションカメラ
[例 2]
コンビネーションカメラ
マルチスイッチャ
本機
専用リモートコントローラ
6
モニタテレビ
■ コンビネーションカメラを 32 台以上接続するとき
本機のスレーブ接続端子とコンビネーションカメラのカメラ制御ケーブルを、同じ極性にそれぞれ接続します。
専用リモートコントローラ
C-RM500
カメラ制御端子
GND
対よりシールドケーブル
終端スイッチ:ON
MASTER
IN
OUT
GND
GND
C-IF500
SLAVE
TERMINATION
OFF ON
A
B
C
D
GND
GND
GND
GND
ご注意
スレーブ A ∼ D の各端子には、コンビネー
ションカメラ C-CC501、C-CC504、CCC551、C-CC554 を最大 31 台まで接続す
ることができます。
コンビネーション
カメラ
1 ch
終端スイッチ:切
2 ch
終端スイッチ:切
31 ch
終端スイッチ:入
33 ch
終端スイッチ:切
62 ch
終端スイッチ:入
コンビネーション
カメラ
32 ch
終端スイッチ:切
● 接続ケーブル
・ CPEV-S(対よりシールド線)でφ 0.65 mm 以上の太さのものを推奨します。
・ 1 つの端子に複数のカメラが接続されている場合、各機器の端子間の接続距離の合計は 1.2 km までです。
インターフェースユニット
C-IF500
コンビネーション
カメラ
a
コンビネーション
カメラ
b
コンビネーション
カメラ
c
a + b + c ≦ 1.2 km
● 終端スイッチの設定
・本機と専用リモートコントローラ C-RM500 が 1 対 1 のシステムの場合は、本機の終端スイッチを ON に設
定してください。
・カメラの終端スイッチは、必ず次のように設定してください。
システムの途中に接続されたカメラ :終端スイッチ「切」
システムの最後に接続されたカメラ :終端スイッチ「入」
インターフェースユニット
C-IF500
コンビネーション
カメラ
コンビネーション
カメラ
コンビネーション
カメラ
終端スイッチ:切
終端スイッチ:切
終端スイッチ:入
7
■ スター配線接続
本機のスレーブ接続端子とコンビネーションカメラのカメラ制御ケーブルを、同じ極性にそれぞれ接続します。
専用リモートコントローラ
C-RM500
カメラ制御端子
GND
対よりシールドケーブル
終端スイッチ:OFF
MASTER
C-IF500
SLAVE
IN
OUT
A
B
C
D
GND
GND
GND
GND
GND
GND
TERMINATION
OFF ON
コンビネーションカメラ
1 ch
終端スイッチ:入
2 ch
終端スイッチ:入
3 ch
終端スイッチ:入
4 ch
終端スイッチ:入
終端スイッチ:ON
MASTER
IN
OUT
GND
GND
C-IF500
SLAVE
TERMINATION
OFF ON
A
B
C
D
GND
GND
GND
GND
コンビネーションカメラ
5 ch
終端スイッチ:入
6 ch
終端スイッチ:入
7 ch
終端スイッチ:入
8 ch
終端スイッチ:入
● 接続ケーブル
・ CPEV-S(対よりシールド線)でφ 0.65 mm 以上の太さのものを推奨します。
・ コンビネーションカメラと各スレーブ接続端子を接続するとき、ケーブルの最大延長距離はそれぞれ
1.2 km です。
● 終端スイッチの設定
・ カメラの終端スイッチは、すべて「入」に設定してください。
・ 本機の終端スイッチは、必ず次のように設定してください。
システムの途中に接続されているとき :終端スイッチ「OFF」
システムの最後に接続されているとき :終端スイッチ「ON」
8
■ RS-232C レベル変換接続
画像伝送装置(コーデック)を使用して、「スレーブ」に設定された専用リモートコントローラ C-RM500 か
ら、「マスター」に設定された C-RM500 を制御することができます。
ご注意
このシステムを構成するためには、INS ネット 64 回線が設置されていることが条件です。
また、双方に DSU が必要です。
●
●
MODE
接続している機器を、それぞれ次のように設定してください。
ON
・ C-IF500(本機): 転送速度「9600 bps」
※ 転送速度設定スイッチを右図のようにしてください。
1 2 3 4
・ C-RM500(動作モード「マスター」): I/O スピード「リモコン: 9600」* 1
・ C-RM500(動作モード「スレーブ」): I/O スピード「スイッチャ: 9600」* 1
・画像伝送装置 SU-450DH
:SU-450DH のメニュー画面で、「データ通信速度」を下表のよう
に設定してください。* 2
データ自動オープン
データ速度
キャラクタ長
パリティ
ストップビット
*1
*2
ON
9600 bps
8 bit
偶数
1 bit
設定方法については、C-RM500 に付属の取扱説明書をお読みください。
詳しくは、SU-450DH に付属の取扱説明書をお読みください。
C-IF500 *3
C-RM500(動作モード:マスター)
スレーブリモコン制御端子
IN
GND
GND
RS-232C
対よりシールドケーブル
RS-232Cストレートケーブル
D-sub9ピン/メス 対 D-sub25ピン/オス
画像伝送装置
SU-450DH
DATA
LINE
ISDN回線
1
2
3
4 OPT.
DSU
VIDEO IN
スイッチャのモニタ出力へ
画像伝送装置
SU-450DH
LINE
DATA
1
2
3
DSU
4 OPT.
VIDEO OUT
ISDN回線
RS-232Cストレートケーブル
D-sub9ピン/メス 対 D-sub25ピン/オス
C-RM500(動作モード:スレーブ)
モニタテレビ
スイッチャ制御端子
*3
RS-485 / RS-232C のレベル変換をします。
9
仕 様
電
源
消 費 電 流
外 部 制 御
表
示
端
子
間
最大延長距離
通 信 速 度
使用温度範囲
使用湿度範囲
仕
上
げ
寸
質
法
量
DC12 V(AC アダプタ)
100 mA
マスター
RS-485 スクリューレスコネクタ、ターミネーション: 100 Ω終端 ON/OFF
スレーブ* 1
4 系統、RS-485 スクリューレスコネクタ、RS-232C D-sub コネクタ(9 P、オス)
電源 LED、通信(TX、RX)LED
RS-485 : 1.2 km * 2
RS-232C : 10 m
4800 bps、9600 bps、19200 bps、38400 bps
-10 ∼ +50 ℃
90%以下(ただし、結露のないこと)
パネル:アルミ押出し、黒(マンセル N1.0 近似色)
、3 分艶、塗装
ケース:プレコート鋼板、黒(マンセル N1.0 近似色)
、3 分艶
210(幅)× 46(高さ)× 284.1(奥行)mm
1.4 kg
ご注意
送受信の切り換え間隔(時間)が 2 バイト長以下であったり、複数のスレーブ端子からの送信信号が同時に
送信される可能性がある他のシステムには、本機は使用できません。
*1
*2
スレーブの端子相互間の通信はできません。
本機とコンビネーションカメラがそれぞれ 1 対 1 のシステムの場合。
1 つのシステムに複数台のコンビネーションカメラやインターフェースユニットがあるときは、システム
間の接続距離の合計。(CPEV-S φ 0.65 mm 以上のケーブル使用時)
※ 本機の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
● 付属品
AC アダプタ
…………………………………………
1
● 別売品
ラックマウント金具: MB-15B-BK(1 台ラックマウントする場合)
MB-15B-J (2 台連結してラックマウントする場合)
10
133-12-741-8A