夏休みの思い出 平成27年7月13日 校長 荻野 俊也 いよいよ、子どもたちが待ちに待った夏休みが始まります。今から胸をときめかせているここと思いま す。この貴重な夏休みを子どもたちはどのように過ごし、成長にしていくのでしょうか。そこで、私の夏 休みの思い出をまとめてみました。 1.遊び 『 せみとり 』 毎朝、早くから蝉の泣き声で、目を覚まします。私が小学生の時は、蜘蛛 の巣を使って、よく蝉取りをしたものです。 竹竿の先端に針金で輪っかにして差し込み固定します。その輪っかに蜘 蛛の巣をいくつも、いくつも巻きつけて完成です。粘り気のある糸が幾重に も重なり強力で大きな透き通った丸い両面粘着テープのようなものができ た。蜘蛛は蜘蛛でも、ジョロウグモです。長い足に、腹部には幅広い黄色と 緑青色の横縞模様があります。 (写真参照) それ使って、大きなケヤキやクリの木にはよく蝉がとまってミーンミー ン鳴いている。その声をたよりに居場所を突き止めると、そーっと近づい ていって蝉の背中に例の輪っかを素早く、くっつける。すると蝉の羽はく っつきバタバタしても飛べないのです。よく使った蝉取り道具でした。も ちろん、当時は虫取り網など買ってもらえませんでした。 昨年、丹波新聞で紹介された 永田雄士君(現中1)も昆虫博士ですの で、いろいろな技を知っていることでしょう! 2.自由研究 『 コメづくり 』 <ジョロウグモ> 私が小学生の時に担任の先生からほめていただいた、自由研究があり、今で も忘れられません。田植えの時に、苗1本から、どれだけのコメが増えるかを 調べました。つまり、1本の苗を離して、何本か植えて、8月の終わりに何個 コメができているか調べたのです。平均すると約250粒でした。数えるのが 大変でした。 (現在は品種によって違いますが、平均すると500粒と言われ ています。 ) ひまわり学級が、ゴミ箱を利用して稲を作って育てているので、よい取り組 みをしているなあと応援しています。 3.家族旅行 『 登山 』 私の趣味が登山なもので、家族旅行はすぐに、登山 やキャンプとなってしまいます。素晴らしい景色に感 動することができます。 家族で一緒にキャンプはいかがでしょう。寝る場所 はテント、限られた食材と携帯用のガスを使って作ら れる質素な食事とはいえ、山で食べるカレー(レトル トであっても)は、最高においしいのです。トイレヘ は暗闇の中をライトの光を頼りに歩いて出かけ、わい わいと言いながら眠るテント、外には輝く星、苦労して <雲の平キャンプ場から鷲羽山> 運んだ水のおいしさ、テレビもゲームも無いけれど、そこには家族と過ごす濃密な時間があります。 そんな経験、わくわく感やドキドキ感はいつまでも心に残っていることでしょう。 今では子どもが成人し、親の相手をしてくれない我が家にとっては正直に言って、保護者の皆様がうら やましい限りです。たくさんの経験を一緒にしてあげてください。
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