中国治安情報月報 =2011年1月号= JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 【治安情勢】 =法学教授が2011年の刑事事件は増加と予測(全国)= 1月4日、中国政法大学(法学教育、法務者養成機関)の訴訟法学研究センター 所長の樊崇義教授は、国内メディア「法制網」の取材に対して、「2011年の刑事 事件発生件数は増加するだろう」と予測した。 樊教授は、増加が懸念される犯罪として以下を挙げている。 (1) 窃盗、ひったくり、詐欺など財産を狙った犯罪 (2) 殺人、監禁、強盗、爆破など暴力的犯罪 (3) 贈収賄、脱税など役人による経済犯罪 ちなみに、2010年年初に中国社会科学院が発表した「社会藍皮書」の中で、 2009年を振り返って「治安状況は安定が継続しているものの、刑事事件は多く発 生しており、2010年もこの傾向が続く」と予測されていたが、樊教授も「刑事事 件の多発傾向」が2011年以降も続くと指摘している。 また、2010年12月中旬に行われた全国政法工作会議において、樊教授は2009 年に引き続き、治安改善の3大重点項目として「社会矛盾の解決」、「社会管理方 法の刷新」 、「公正で廉潔な法適用」を挙げている。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 中国公安部による全国の2010年の検挙統計はまだ発表されていないが、すでに発 表された北京市公安局の統計では、スリやひったくりなど街頭犯罪の検挙件数が約 20%増加している。各都市においても同様の傾向があると見られるため、街頭犯罪に は引き続き注意が必要である。 =不法入国・不法滞在・不法就労の外国人が増加(全国)= 1月21日、最高人民検察院(検察庁に相当)は「検察日報」を通じて、中国を 訪問する外国人が増加する一方で、“三非”外国人と呼ばれる「不法入国」、「不 法滞在」、 「不法就労」の外国人が増加していると報じた。 2010年、中国に出入国した外国人は5,211万2,000人となり、2001年の2,239万 人から133%増加した。内訳は、観光が1,238万2,000人、親族・友人訪問が460 万7,000万人、出張などビジネス目的が246万3,000人、展示会・レセプション参 加が159万人、中国での就業が80万7,000人、留学が19万人、その他418万8,000 人である。上海浦東空港と北京首都空港を利用する出入国者が多く、それぞれ全 体に占める割合は20%と16%に上っている。 一方で、不法入国での逮捕者が4,741人に上り、2009年と比べて38.2%増加し た。 不法滞在者が最も多いのは広東省広州市で、「アフリカ系の不法滞在者だけで -1- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 1万人以上」と言われている。また、北京では、五道口、望京、三里屯に外国人 向けの飲食店が集中しているが、これらの地域には相当数の不法滞在・不法就労 者がおり、さらに、不法滞在者が関与する窃盗、強盗、殺人事件の増加など、治 安の悪化が懸念されている。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① 中国で不法滞在をした場合の処罰は、1日につき500元(約6,300円)、最大で5,000 元(約6万2,900円)の罰金が科されるが、市民から刑が軽すぎると指摘されている。ち なみに、日本の場合は、3年以下の懲役か禁錮、もしくは300万円以下の罰金。状況に よっては両方を併科されることがある。さらに、5年間再入国禁止となる。 ② 2010年に出入国した中国人は、2009年比9.8%増の3億8,200万人で、香港籍・マカ オ籍・台湾籍の者を除くと1億1,400万人となり、2009年比20.5%増であった。訪問先と して多い国と地域10か所は、香港、マカオ、日本、韓国、台湾、ベトナム、米国、マレー シア、タイ、シンガポールであった。 =酔客が刃物でカラオケ店の警備員に切り付ける(北京市)= 2010年12月25日午後11時頃、北京市東城区にあるカラオケ店へ両手に刃物を 持った酔客が入店しようとしたため警備員が制止したところ、男が刃物を振り回 して暴れ、警備員と店員合わせて3人を負傷させた。 他の警備員らが、男から刃物を取り上げたところへ公安局員が到着し、男を逮 捕した。負傷した3人は近くの病院に運ばれたが、いずれも手や腕などを切られ たのみで大事には至らなかった。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 年末から春節(旧正月。今年は2月3日)にかけては、忘年会などが開催される。酔客 によるこの種の理不尽な犯罪に巻き込まれない為にも、夜間外出は控えた方が無難で ある。 =帰宅中の女性が団地の階段で強盗被害(遼寧省瀋陽市)= 1月18日午後6時50分頃、遼寧省瀋陽市沈河区の団地に住む28歳の女性が帰宅 中、団地の階段を登っていたところ、公安局員の服を着た男が現れ、突然、女性 のバッグを奪おうとした。女性は、ベルトが引きちぎられるまでバッグを離さな かったため、男に階下まで引きずられて、足など数か所を負傷した。 女性の悲鳴を聞きつけた住人が駆け付けた時には、男は既に逃走していた。女 性は病院に運ばれ、骨折と診断された。 公安局では、女性の目撃証言に合致する公安局員がいないことから、公安局員 を装って犯行に及んだものと見て男の行方を捜査している。 -2- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① 帰宅時、自宅付近になっても気を抜かないこと。帰宅後も、室内に異状がないか確認 し終えるまで、気を緩めることのないよう心掛ける必要がある。 ② 万一、犯人にバッグを奪われそうになった場合、バッグは素直に手放したほうがよい。 =被害者からの通報で侵入盗犯を逮捕(河北省石家庄市)= 2010年12月26日午前3時30分頃、河北省石家庄市公安局橋西分局に同市内のア パートの住人から「泥棒に入られた。泥棒はたった今逃げたが、まだ近くにいる かもしれない」との通報があり、現場へ急行した公安局員が、アパート付近で足 を引きずって歩いている不審な男を発見した。 同局員が男の所持品を検査したところ、懐中電灯と盗んで来た腕時計、携帯電 話などを所持していたため現行犯逮捕した。 公安局の取調べに対して、男は、「12月22日に、四川省から石家庄市へ出稼ぎ にやってきたが、仕事が見つからなかった。金品を盗むためにアパートに侵入し たが、寝ていた住人に気付かれ、慌てて逃げようとして足を挫き、公安局員に見 つかってしまった」と供述している。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 就寝中に隣室などの不審な物音に気付き、不用意に見に行って犯人と鉢合わせにな るケースが少なからずあるが、こうした状況は非常に危険で、深刻な事態を招くことにな る。主寝室は就寝時には施錠しておき、侵入者があった場合には公安や警備員に通報 して助けを呼ぶべきである。 =9か月にわたる取締り作戦の成果を報告(山東省青島市)= 1月3日、青島市公安局は、2010年4月から12月末まで9か月間、山東省公安庁 の指導の下、実施していた「両搶一盗(強盗、ひったくり、その他の窃盗)に焦 点を当てた特別取締り作戦」の成果を報告した。 それによると、期間中、両搶一盗事件1万5,020件を含む刑事事件を2万1,840件 余り摘発し、犯罪グループ440余りとその構成員ら1,930人、および各種犯罪の容 疑者1万6,600人、指名手配犯3,470人を逮捕した。当局は、同市内の両搶一盗被 害が、前年同期比で35.4%減少したとし、また、市内の主要道路90か所へ14万台 に及ぶ監視カメラの設置をするなど、監視システムを構築して、各種犯罪140件、 容疑者50人を摘発したとしている。 同取締り作戦の一環として公安局への通報が奨励され有益な情報には奨励金 が支給されていたが、期間中に1万5,120件の通報があり、通報した市民へ総額約 5万元(約62万8,300円)が支給された。 -3- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 中国では、本件のような取締り作戦が度々実施されるが、都合の良い情報だけを公 表し、都合の悪い情報を非公表とすることが少なくない。また、作戦終了後に犯罪発生 件数および検挙件数が増加した場合には、翌年の統計情報が報道されないことがしば しばある。 =南京路の入口が白タクの溜まり場となる(上海市)= 1月2日付の上海の地元紙によると、市内の南京東路と西蔵中路の交差点および、 南京東路と河南中路の交差点で客待ちの白タクが増加し、交通の妨げとなってい る。 この付近には、安徽省や江蘇省など他省のナンバーの車が列をなし、その上、 地下鉄出入り口付近では、白タクの運転手による強引な客引きも見られる。 これら白タクは上海万博時に他都市などから流入し、万博終了後もそのまま市 内で活動しているものと見られている。 南京路は上海一の繫華街であるために、国内外から数多くの観光客も訪れてい るが、白タクの運転手は、観光客を乗せた場合に、目的地へ遠回りしたり、高額 な料金を要求したりしている。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① このような白タクの運転手は、公安部交通警察から交通管理を委託された交通巡視 員が注意しても、「ただ臨時停車しているだけで白タク行為はしていない」と否定するた め取締りが進んでいない。 ② 白タクは目的地に早く到着することを「売り物」にしており交通法規を遵守しないことが 多い。このため交通事故に遭遇する確率が高くなるので利用するのは危険である。 =バスでスリグループに注意して暴行を受ける(上海市)= 1月3日午後4時40分頃、上海市閔行区にある路線バスのバス停で乗客が窃盗犯 と揉み合いになり、3人がナイフで刺されて負傷するという事件があった。 安徽省から親戚の結婚式のために同市に来ていた家族8人が、バス停で降りよ うとしたところ、数人が強引にバスへ乗り込み、そのどさくさに紛れてバッグか ら貴重品を抜き取ろうとしていた。この犯行に気付いた同家族の男性がスリ犯を 指摘すると、付近からスリの仲間が数人現れ、この男性を含む4人に対して殴る 蹴るの暴行を加えた上、刃物で3人の腹など数か所を刺して負傷させ逃走した。 男性らは、夫人によってタクシーで病院へ搬送され、中には、刺し傷が肺に達 していた者もいたが、3人とも命に別状はなかった。夫人は、男性らが暴行を受 けている最中、周囲の乗客が誰も助けてくれなかったことや、他のタクシーが流 血した男性らを乗車拒否したことなどに不満を訴えている。 -4- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 同市公安局は、「同路線バスでは、スリ被害が多く確認されており、スリ犯に よる暴行もたびたび発生している」と話し、利用客に注意を呼びかけている。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ スリに気がついても、その場で犯行を指摘したり、犯人を捕まえたりしようとしてはなら ない。犯罪者は刃物など凶器を隠し持っており、実行犯が捕まりそうになった際、周囲 にいる仲間が凶器を使用するケースが多い。 =地下鉄での窃盗被害者の約半数がイヤホンを使用(上海市)= 1月10日、上海市公安局は、最近、地下鉄内で発生した窃盗事件について、 「90% が携帯電話の盗難被害であり、その内50%は、被害者が被害に遭った当時にイヤ ホンで音楽を聴いていた」という統計を発表した。特に被害に遭いやすいのはOL で、数千元するスマートフォンを持っている確率が高いため狙われていると指摘 した。 窃盗の常習犯によると、「イヤホンの形状で携帯電話のメーカーと型番が判別 できる。また、イヤホンコードを辿ることで携帯電話がどのポケットに入れられ ているか確認できるため、容易に盗むことができる」、 「女性の多くが、コートに 携帯電話を入れているため、被害者に気付かれることなく盗むことができる」と 話している。 公安局では、「切符売り場や改札口、地下鉄への出入り口など雑踏の中での被 害が多く、被害者はイヤホンから音が聞こえなくなったことでコードが抜けたと 思い、携帯電話を確認することで被害に気付くが、この動作によって、周囲から 視線をそらすために、犯人を見失っている」と話している。また、携帯電話以外 では、音楽プレイヤーやデジタルカメラなどが多く被害に遭っている。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 外出時や移動中、音楽プレイヤーや携帯電話などで音楽を聞いていると周囲への注 意力が薄れてしまう上、地下鉄構内などで緊急放送を聞き逃すことにもなるため使用は 避けた方がよい。 =刃物を持った男が散歩中の女性を人質に取る(福建省厦門市)= 2010年12月20日午後9時20分頃、厦門市湖里区興隆路付近で刃物を持った男が、 犬の散歩をしていた女性を人質に取り、車に立て籠もって、公安局員と約2時間 にわたり睨み合った。 公安局は、現場付近の立ち入りを規制し、交渉にあたった結果、午後11時過ぎ に男が公安局に準備させた別の車に乗り換えようとした隙をついて、男を取り押 -5- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 さえ、女性を解放した。被害女性は、「犬の散歩中、突然、男に刃物で脅され車 に連れ込まれた」と話している。 公安局の取調べに対して、男は、「同日は28歳の誕生日だったので、宴会を開 き、酒を飲んでいたが、気分が悪くて席を離れた。その後のことは詳しく覚えて いない」と供述している。公安が行った尿検査では、薬物などは検出されていな い。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 中国当局は、凶悪犯を逮捕した場合には公安による取締りの成果を宣伝するため積 極的にメディアに公表しているが、犯罪があまりに多発している場合や犯人が精神異常 者または、反体制主義者などの犯行については、国家としてのイメージ低下を避けるた めに公表しないことが多い。 =ATMでカードを盗まれ現金を引き出される(広東省広州市)= 1月4日午後8時頃、広東省広州市越秀区のATMで現金を引き出した女性民工が、 キャッシュカードを取り忘れ何者かにカードを悪用されて、2年間の出稼ぎで貯 蓄した1万2,900元(約16万2,200円)を引き出される被害にあった。 女性から通報を受けた公安局は、ATMに設置された監視カメラの画像を公開し、 カメラに映った男の身元の特定を開始した。女性も自身のブログに被害状況や、 公開された容疑者の画像を掲載するとともに、友人らのブログにも同内容を転載 して貰ったところ、女性の元には、容疑者に繋がる有力な情報も届いた。 女性は、ブログで届けられた情報を公安局へ提供すると同時に、自らも得た情 報を基に容疑者と疑われる人物を探し歩き、その顛末をブログに掲載し続けた。 その結果、1月18日に犯人が公安局に自首し、被害に遭った1万2,900元も全額 返還された。男は、「出来心で金を盗んだが、自分の画像がネット上に流される など追い詰められ、逃げられないと思い自首した」と供述している。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① 女性がキャッシュカードを取り忘れてから数分の間に現金が引き出されているため、 犯人があらかじめ女性が利用している時にパスワードを盗み見ていた可能性がある。 ② ATM利用時は、自分が狙われている可能性を踏まえて、周囲を警戒しながら行動 し、もし周囲に不審な人物がいると感じた場合には、直ちにATMの利用を中止して出直 すことが重要である。 =台湾人経営者が殺害される(広東省深セン市)= 1月17日正午頃、広東省深セン市にある台湾人が経営する工場で、同工場の食 堂に食品を納品している男が事務所に押し入り、経営者を人質に立て籠もった。 -6- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 目撃した従業員から連絡を受けた同工場の警備員が、事務所まで駆け付け、窓 を破り突入し、倒れていた経営者を運び出したが、経営者は喉や腕など全身を刃 物で刺され、救急隊が駆け付けたときには、すでに死亡していた。立て籠もって いた男は、間もなく駆け付けた公安局員に取り押さえられた。 公安局の取調べに対して、男は「あの経営者に対して不満を持っていた」と供 述しているが、この男の父親が元々この工場で働いていたが解雇されており、公 安局では、「経営者との間に何らかのトラブルがあった」と見て捜査を続けてい る。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 経営者が殺害されるのは、特に金銭、債権等のトラブルに起因するケースが多いの で、邦人企業は経営面からもこの種のトラブルに注意しておく必要がある。 香 港 【治安情勢】 =通りすがりに液体をかけ強盗(旺角)= 1月16日午前6時頃、旺角の路上で、男性(42歳)が歩いていたところ、突然20 歳くらいの男2人から顔に液体をかけられて、目が開けられなくなり、現金約 1,500香港ドル(約1万5,900円)や約4,000香港ドル(約4万2,500円)のネックレ ス等が入ったバッグを奪われそうになった。男性は抵抗したが、男らはもう1度 液体をかけ、棍棒で殴りバッグを奪い去った。 香港警察によると、男性がかけられた液体は「白花油」と呼ばれる匂いが強い 塗り薬であった。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① 白花油は、頭痛、筋肉痛、打ち身、捻挫、虫刺され、喉の痛みには塗り込み、また鼻 づまりには塗っても嗅いでも効果がある薬である。 ② 2008年5月7日と5月16日にも、この白花油を使用した強盗がそれぞれ黄大仙横頭磡 邨および秀茂坪順安邨で発生している。 =地下鉄に繋がる歩行者用トンネルで強盗(佐敦)= 1月18日午後7時30分頃、佐敦・オースティン道西の香港線地下鉄駅に繋がる歩 行者用トンネルで、男性(56歳)が、突然現れた男2人に鉄パイプで襲撃され、 携帯電話と現金約1,000香港ドル(約1万600円)の入った財布を奪われた。通行 人が通報して警官らが駆け付けたが、男らは逃走した後だった。 -7- JSS China Security Report January 2011 JSS中国治安情報月報 2011 年 1 月号 警察は、目撃情報などから犯人は南アジア出身者であると見て捜査を続けてい る。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ○ 繁華街であっても、監視の目が届きづらいとされるトンネルや地下道では、本件のよう な事件が散見されるため、それらの場所に立ち入る際には、周囲に不審者がいないか 気を配る必要がある。 =トイレ脇で路上強盗未遂(九龍)= 1月17日午前2時頃、邦人も多く住む九龍の住宅地にあるごみ収集所付近の公衆 トイレ脇で、33歳と30歳の南アジア系の男性2人が友人を待っていたところ、突 然現れた男3人に刃物で脅された。 男らは、男性(30歳)がしていたブレスレットを奪おうとしたが、男性に抵抗 されたため暴行を加えたが、結局奪うことができずに逃走した。 【JSSコメント JSSコメント】 コメント】 ① 公園の奥まった場所や、薄暗い場所にあるトイレの利用者を狙った犯罪は少なくな い。止むを得ない場合は、喫茶店等に入ってトイレを借りた方が無難である。 ② 刃物を持った犯人に抵抗したり、追いかけたりした場合、刃物で反撃される危険があ るので、そうした行為は禁物である。 以上 本レポート内容の全部または一部の転送・転載・第三者への提供を厳禁します。 -8- JSS China Security Report January 2011
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