平成25年6月 ~男も女も暮らしやすく~ 連載第 2 回 クイズ「有能な外科医」 有能な外科医がいるA病院に、救急車で重症患者が運ばれてきました。 緊急手術を行うため外科医が手術室に入ると、患者はなんと自分の子どもでした。 手術は無事成功。患者は一命を取り止めました。 翌日、見舞いに来た客が「一生懸命手術をなさったおかげで、息子さんが助かっ てよかったですね。」と病室にいた父親に声をかけると 「いいえ、私は手術をしていませんよ。」と答えました。 さて、なぜでしょう? クイズの答え 「有能な外科医は『母親』だったからです」 あなたは、 「有能」 「外科医」というキーワードから、無意識に男性をイメージしませんでした か?私たちは知らず知らずのうちに、このような「思いこみ」に縛られていることがあります。 学校種類別進学 率の推移 60 傾向にありますが、まだま だ男性の進学率の方が高く 50 40 大学{男子) 30 大学{女子) 20 大学院{男子) 10 大学院{女子) 23 18 13 8 平成 3 61 56 51 46 昭和 41 0 進学率は、男女ともに上昇 短大{女子) なっています。 (出典:内閣府 平成 24 年 版「男女共同参画白書」 ) 日本の女性研究者の割合は、13.8%に 研究者に占める女性の割合 とどまっており、他の先進諸国に比べて低 41.7 38.1 37.9 34.3 33.8 26.9 24.9 ロシア スペイン イギリス アメリカ イタリア フランス ドイツ 韓国 日本 くなっています。 (出典:内閣府 平成 24 年版「男女共同参 画白書」 ) 15.6 13.8 0 20 40 60 「男だから」 「女だから」 ・・・といった固定的な意識にとらわれず、自分らしくいきいきと暮 らせる社会。私たちのまわりは、そんな社会になっているでしょうか? 平成25年度「男女共同参画週間」の啓発キャッチフレーズが全国多数の応募から 【紅一点じゃ、足りない。】に決まりました。女性も男性も共に、様々な分野で活躍でき るといいですね。 6 月 23 日から 29 日の 1 週間は「男⼥共同参画週間」です。 この機会にあなたのまわりについて考えてみましょう。 企画財政課 電話 22-6825
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