いつもとは少し雰囲気の違うゲームとなりました。 「第3回豊川サッカー選手権大 会(ロータリークラブカップ杯) 」に東三河地区高校代表で出場する機会に恵まれ ました。この大会は、日ごろ交流する機会の少ない社会人チームと交流し、レベ ルアップを図ることを目的として開催されました。予選リーグ一戦目は豊川社会 人リーグ2部のREDIL。体格差もあり、選手はいつもと違う間合いに戸惑い つつもゲームを優勢に進めます。特に最近の左SH水口陽介選手(3年:豊橋東 部中)の突破は目覚ましいものがあります。相手DFの裏のスペースに飛び込み、 的確なセンタリングを上げます。しかし、チャンスは何回もあるものの、社会人 の体格差に阻まれゴールネットを揺らすことができません。この試合、特にDF からのロングボールを攻めの柱とし展開を図ったのですが、FWがうまく起点と ならず苦しい時間帯が続きました。ボランチの選手を経由せず、DFからのロン グボールばかりでは、アイデァが乏しく相手を最後まで崩せませんでした。FW のシャドウの動きや二列目の動きなどを織り交ぜなければ点を奪うことはでき ません。ここら辺は本校の課題でもあります。結果は0-1で惜敗。気持ちを切 り替え二戦目に集中です。相手は、豊川社会人リーグ1部のシロキSCです。 「格 上の相手にどこまでできるか」 「一戦目の反省を踏まえ、前から積極的に行こう」 をテーマにし、修正を図りゲームに入りました。見違えるようなそして、しびれる展開の連続でした。前半には先制点 を挙げられましたが、常に前から攻める姿勢を前面に出し、後半早い時間帯に同点としました。ボランチの加藤尚也 選手(3年:豊橋中部中) 、真家拓巳選手(3年:青陵中)にボールがあつまり、FW佐々木楓太選手(2年:東陽中) がDF背後に抜け出る場面が何度もありました。後半3点を得点し逆転勝利です。このゲームは、現時点でのベスト ゲームでした!後半相手の怒涛の攻めを全員で跳ね返し、攻め、勝利した事はチームとして一歩成長した証しです。 スコアは3-2でした。予選リーグを突破し、翌週に順位決定戦(対オーストリッチ)が行われました。ボランチ真家 選手から右SH朝倉隆翔選手(2年:東陽中)がDFの裏に飛びこむタイミングでスルーパスが決まり1-2。また、 左SHの水口選手が攻撃の起点となりセンタリング。そのセンタリングに逆サイドの朝倉選手が反応し2点目。一進 一退の攻防が続きましたが、終わってみれば2-5。序盤の失点(中央突破)と試合の入り方が課題に残りました。し かし、社会人チームのプレッシャーや攻め方、守り方など大変勉強になった大会でもありました 今年も「静岡県西部地区フェスティバル大会」に参加しました。毎年のことながら、他県の強豪校と試合 ができることはチームのレベルアップはもちろんのこと、貴重な体験を積むことができます。浜松江之島 高校(静岡)の試合の入り方やアップの雰囲気は素晴らしく、刺激を受けました。鈴鹿 学園(三重)は、H26新人戦三重県大会準優勝チームでした。チーム全体のゴールへ 迫る迫力に圧倒されました。神奈川城山高校(神奈川)は、時間がたつにつれプレッシ ャーやスピードが増してきたチームでした。金沢向陽高校(石川)は、コーチングの声 がよく出ていたチームで、少人数ながらチーム一丸となって攻めてくる印象を受けまし た。このフェステイバルで体感したことを、インターハイ予選につなげていきたいと新ためて感じました。 新年度が始まり例年以上に活気あふれる豊商サッカー部。 総勢34名になり、個人のベースアップとともにチームの戦力ア ップが期待されます。そんな中、早くも高円宮杯 U18リーグが 開幕です。本校はこの U18リーグに参加し今年で7年目となり ます。昨年は5位でしたので、今年は3位入賞をめざし一戦一戦ハードに闘い抜くのが目標です。開幕戦は昨年 度最終節で対戦した新城東高校。その時は主力選手が不在であったり、いまひとつチームが波に乗り切れてい ない状態でしたので、完敗を喫しました。今回はゲームの入り方が大変良く、開始31秒で電撃ゴールが生まれま した!CB 稲垣健大選手(2年:東陽中)→左 SH 三ツ井蓮選手(2年:豊橋東部中)→MF 真家拓巳選手(3年: 青陵中)→右 SH 朝倉隆翔選手(2年:東陽中)とパスがつながり、FW 佐々木楓太選手(2年:東陽中)が痛烈 なシュート。GK がファンブルしたボールを市橋志門選手(3年:豊橋南部中)が押し込み先制点!その後も豊商 ペースで試合が進みます。6分51秒、2列目から FW 佐々木楓太選手が飛び出し、冷静にゴール隅にシュートし、 得点 GET!前半終了間際のコーナーキックでは、DF からの攻撃参加で CB 佐藤友亮選手(2年:高師台中)の ヘディングがきれいに決まりました!後半になっても終始、本校がペースをつかみ優勢に試合を進めることが出来 ました。U18リーグ快勝で発進です! 幾分緊張気味の豊商イレブン。主力2名が国家試験(情報処 理技術者試験)のため、苦しい闘いになる覚悟の現れでしょう か。しかし、前週の U18リーグの勢いに乗っていきたいところです。 相手は部員総数80名近くの小坂井高校。ここ2年ほどは県大 会に遠ざかっているとはいえ、その実力は高く、県大会を狙える 位置にいるチームの一つです。さて、試合は立ち上がりから本校が積極的に小坂井ゴールを脅かします。FK、CK と連続してチャンスがあるもののゴールネットが揺らせません。主将大下徹選手(3年:豊橋東部中)のナイスセー ビングが、チームの闘志を掻き立てます。本校 DF のクリアミスからの失点は本 当に痛かったですが、その後17分、29分、32分、33分、34分とカウンター 攻撃からシュートまでいくのですが、GK の真正面だったり、ゴールポストに阻ま れたり、ゴールの神様は微笑みません。「前半のシュート本数はほぼ互角だ! 負けてない!勝負は後半だぞ!」とハーフタイムで指示を出し、選手を奮い 立たせピッチに送り出しました。後半素晴らしい攻めの連続、波状攻撃が続き ます。4分31秒バイタルエリアから真家選手の振り向いてファーストタッチでの シュート。4本目の CK。18分30秒には FW 佐々木選手が強烈なシュートを放 つもののボール一つ枠の外・・・など怒濤の攻めを見せるのですが、ついにゴールネットを揺らすことが出来ません でした。勝者、敗者の差はやはりこのような差ではないかと考えます。「決めるべきところで決め、ミスを最小限にす る」この事こそが、勝負を分ける要因であるのではないでしょうか。 選手諸君、サッカーの 神様が微笑むように、も う一回グランドでハード に練習しよう!成長途 中のチームだけにまだ まだ伸びる可能性があ る。私たち指導者はそ の可能性に賭けま す!共にがんばろう! インターハイ予選後新チーム 4月3連勝中!少しづつ成果が現れてきました。5月も楽しみです。 Spirits Vol.3 インターハイの敗戦を受け、早くも新チームが始動しました。綿密なミーティン グと練習内容の見直し、メンタルの強化、基礎技術の向上などやらなければなら ないことが山積みです。まずは一つ一つ克服し、来たるべき次大会(U18、東 三河支部大会、県商業科大会、選手権大会)に向け、今まで以上にベストを尽く そうと言うことで全員一致しました。 今までと同じ取り組みでは、何も変わりません。本当にチームが変わるには、 「個」 の変革が最重要です。 「個」の意識がどこまで上がるか、今 対戦相手 スコア 25 コンフィアーサ田原 3-0 ○ 図りました。4月25日の練習試合を皮切りに5月下旬ま 25 桜丘 3-0 ○ で計11試合を行ったのですが、なんと10勝1敗!他校 29 豊橋中央 7-0 ○ 3 小坂井 2-0 ○ 3 蒲郡東 8-0 ○ 4 豊橋南 5-3 ○ また、朝グランドで自主トレー 4 豊橋西 2-4 ● ニングを行う選手が日に日に 24 豊橋東 3-0 ○ 増えています。選手諸君は「自 24 豊明 2-1 ○ 30 八百津 1-0 ○ 30 飯田 2-0 ○ 後の取り組みが楽しみです。新チームになり日が浅いので すが、各選手のポジションをコンバートし、DFの強化を も新チームとはいえ、この結果は立派です。勝利の喜びに 浸りつつ、練習の取り組みも見違えるように変わりました。 何よりも顔つきが変わり、集合時間前にボールを蹴ってい る選手が大部分となりました。 信とプライド」を持って、今後 も向上し続けて欲しいもので す。 月 日 4 5 「愛されるサッカー部になろう」「サッカー部のファンを一人でも増 やそう」を合言葉に、毎週土曜日練習前に校区の清掃活動や挨拶運動 をしています。また、5月11日からは春の交通安全週間とともに、 本校では挨拶励行週間です。サッカー部部員も全員で参加し、元気よ く気持ちの良い挨拶を校門前で行っています。選手諸君には、サッカ ーだけでなく、今後の人間形成のために様々な活動に取り組ませたい と思っています。 「立ち止まって挨拶」 「ユニフォームや制服を正しく、 爽やかに着る」「試合後には激しく闘った相手の監督やコーチにリス ペクトの握手をする」など、豊商オリジナルの取り組みが、今ささや かな評判となっています。選手諸君は、自信を持って継続しましょう! 5月2日豊橋岩田球技場において、東三河地区の各高校から約60 名が集まり、東三河トレセンの第一次選考会が行われました。11人対11人のゲーム形式で、各選手のプレーや ポジションの動きなどをチェックされ、18名の選手が選考されました。 その18名の中に本校サッカー部の今泉純哉選手(1年:浜松開誠館中)と林大成選手(1年:豊橋北部中)の2 名が選ばれました。今泉選手は、パスを出すタイミングと視野の広さが選考委員の目にとまり、林選手は球離れの 早さ(ダイレクトプレー)と判断の早さが良かったのではないかと思います。2 人の選手には、6月3日に行われ る第二次選考会にも是非自分の持ち味を出し切り、良い結果を残して欲しいものです。 SPIRITS VOL4 快晴の6月、1年生大会が行われました。昨年は PK までもつれ、 ベスト8進出が叶いませんでしたので、今年はその無念を晴らすべ く、気持ちを高め練習に取り組みました。朝グランドを見ると、ボ ールを蹴っている1年生が日に日に増えていました。1年生大会に かける思いがひしひしと伝わってきました。相手は豊丘高校。試合 は序盤からボランチ今泉純哉選手(浜松開誠館中)を中心に、効果 的に豊丘ゴールを攻め立てます。開始21秒、DF 背後を抜け出た佐々木俊弥選手(青陵中)がオ ープニングシュート。その後も右 SH 上村友泰選手(豊橋東部中)にボールが集まり、試合は豊橋 商業ペースで進みます。13分24秒、相手 GK のポジション が少し前になっているのを、今泉選手は見逃しませんでした! ゴールまで約30mの距離からロングシュート!!ボールは ふわりとした軌道を描き、ゴ ールに吸い込まれるように入 りました!先制点を取って、 喜びに沸く豊商イレブン。そ の後も FW 永野優也選手(二川 中)の力強いシュートや左 SH 中野雄聖選手(東陽中)の突破もあ り、押せ押せの展開が続きます。DF では、CB 林大成選手(豊橋北 部中)のカバーリングが素晴らしく豊丘高校 FW にシュートをさせ ません。同じく CB の木村翔太選手(蒲郡中)はシュートブロック やスライディングなど、闘志あふれるプレーの連続で、攻撃の芽 を摘みます。前半25分過ぎに、厳しいコースにシュートを打たれますが、GK 牛玖匠李選手(豊 橋北部中)のナイスセービングでピンチをしのぎました。試合後に聞いたら、シュートコースを予 測して動いていたということでした。ボランチの小林優斗選手(南陽中)は豊富な運動量とともに、 攻守の切り替えが早く起点となることができました。後半22分のミドルシ ュートは、GK 真正面であったものの、その威力は今後の試合でも武器になる でしょう。一進一退の攻防が続く中、後半27分14秒、相手 DF のミスで その背後を FW 佐々木選手が抜け出し、GK と1対1になりながらも落ち着い てゴールを決め、貴重な追加点を挙げました。また、左 SB の岡田浩也選手 (南陽中)は、スピードを生かしオーバーラップを積極的に仕掛けたり、粘 り強いディフェンスを続けた右 SB の鈴木太智選手(高師台中)、右 SH 小林賢太選手(豊城中)な ど全員の力が集結した結果、ベスト8進出です!怪我で出場できなかった長坂淳平選手(豊城中) も、1ヶ月後には復帰でき るでしょう! この勝利は1年生だけで なく、スタッフやマネージ ャーも含めたチーム全体 の勝利です!優勝目指そ う! 成功(勝利)は偶然の出来事ではない。勤勉、忍耐、練習、研究、謙虚、そして何よりも愛情が必要である。 ~サッカーの王様ペレの言葉 SPIRITS VOL.5 1年生が頑張っています! 6月に行われた東三河地区1年生大会で、豊丘 高校を2-0で破り、現在ベスト8。日々の練習もハードに取り組んでいます。1年生13名が一丸となり、7月に行われる準々決 勝に向けて、今後も2,3年の先輩の胸を借りながら、さらに練習に励むことでしょう。期末考査が終われば朝練習も始めると聞い ています。努力は必ず報われます!結果を残そう! 後列左より 氏名(出身中):ポジション:セールスポイント 牛玖匠李選手(豊橋北部中):GK:手足の長さを生かします!/上村友泰選手(豊橋東部中):MF:体力の限り走ります!/ 林大成選手(豊橋北部中):DF:ロングキックの精度は負けません!/小林優斗選手(南陽中):MF:試合中は走り続けます/ 永野優也選手(二川中):FW:キック力では負けません!!/木村翔太(蒲郡中):DF:フィジカルの強さと根性 前列左より 今泉純哉選手(浜松開誠館中):MF:ENJOY FOOTBALLER/長坂淳平(豊城中):MF:サッカーを楽しみます/佐々木俊弥 (青陵中):FW:スピードでは負けません!/岡田浩也(南陽中):DF:足は速いほうです。あと、しつこいDFで相手を止めます/ 中野雄聖(東陽中):MF:体の入れ方では負けません/鈴木太智(高師台中):DF:粘り強いDFでは負けません/小林賢太 (豊城中):MF:スタミナでは負けません U18リーグも第3節が終わり2勝1 敗。第2節は、スターティングメンバーが資格試験やケガで出場できなかったことが響き、御津 高校に痛い黒星。気持ちを切り替え第3節の桜丘 戦では、試合開始1分30秒で電光石火のゴール イン!その後も追加点を決め、前半を4-0で折り 返しました。後半やや運動量が落ち、勢いが失速 してしまったのはこれからの課題ですが、最終的には5-2で勝利しました。これで暫 定2位です。まだまだ試合は残っていますが、これから暑い夏を迎え、東三河支部大 会、商業科大会、東三河フェステイバル、高校サッカー選手権大会と 「負けられな い闘い」の連続です。体調を万全に整え、豊商サッカー部全員で勝利を掴み、喜び を分かちあいましょう! ベスト8まで駒を進めた豊商1年イレブン。 満を持して7月19日に、「準決勝を賭け た負けられない闘い」が行われました。前日18日は全国レベルの岡崎城西高校のセカンドチームと練習試合を行い、プレッシャ ーの速さやフィジカルの強さに驚かされながらも何とか1点を取り、一矢を報いました。当日を迎え、1年生選手諸君の顔つきは普 段より引き締まっていました。2,3年生の応援やアドバイスを胸に、チームミーティングでは前日の岡崎城西戦の課題を反省しつ つ、ポジションを入れ替え、試合に挑みました。相手は小坂井高校(最終的には準優勝)。部員数も多く、実力的にも格上の相 手です。キックオフのホイッスルとともに試合が始まりますが、その出鼻をくじかれるように、3分6秒に豊商DF陣がペナルティエリア 内でハンドの反則(故意には見えなかったが…)、PKに。GK牛玖選手の逆を突かれ1点献上。気持ちを切り替え、4分57秒スロ ーインからボールをトラップし、振り向きざまFW今泉選手がシュート、16分33秒左スローインから今泉選手がコントロールし、FW 佐々木選手にスルーパス、17分53秒FW佐々木選手が相手ペナルティエリア内でパスを受け、DFに倒されるもきわどい判定な がらファールは無し、同じような展開で24分 30秒FW佐々木選手がペナルティエリア内 でドリブルを仕掛け倒されるも、これもまた微 妙な判定ながらファールは無し。…と攻め てはいるもののどうしてもゴールネットを揺らす ことができません。ハーフタイムでは、1年生 全体が話し合い、お互い励ましあい、とても いい雰囲気でした。その選手たちを集めて、 「昨日のプレッシャーに比べてどうだった」と 問いかけたところ、ほとんどの選手は「昨日 よりプレッシャーが弱い」「いける!」「まだ、 やれる!」と手ごたえを感じていました。短い 指示を出し、1点のビハインドを追い後半戦の突入です。 後半は、CB永野選手をFWにし、MFの林選手をCBにし、4-3-3のフォーメーションに変更しました。(今思えば、この時にマーク の指示の徹底をアドバイスすればよかった・・・)攻めの人数を増やして、前からプレッシャーをかけ、高い位置でとることでショートカ ウンターが有効打になるのでは・・・と考えたからです。立ち上がりは、今泉選手からFW永野選手にパスがでて、攻めの形が構築 されつつあります。8分11秒唐突に同点シーンが訪れました!センターライン付近でボールを保持した今泉選手がGKのポジション を見て、即断…ロングシュートです!ボールがゴールに吸い込まれるというのは、きっとこういう場面を言うのでしょう!鮮やかな同 点弾です!ムードは最高潮。このまま豊商イレブンへ勝利の女神がほほ笑むのか・・・。9分11秒ビッグチャンスがありました。右サ イドハーフから出たボールがまたもFW今泉選手に、GKと1対1!誰もがゴールインを思い、腰を浮かせていました。残念GK真正面。 その後も一進一退の攻防が続きます。足が止まってきた後半14分31秒、中央6番の選手がフリーになっていました。「6番誰? 6番マーク」と大声で指示を送るのですが、4-3-3のシステム変更したため、(中盤(サイドハーフ)が足りなくなり、後方のDF陣 が、6番のマークがルーズになってしまったみたいです。)マークが付ききれず、裏を取られゴールされてしまいました。その後も小坂 井ゴールに何度も襲い掛かります。21分29秒相手陣内で、混戦のところ佐々木選手のシュート、24分57秒中盤長坂選手のミ ドルシュートなど、シュート本数では上回ったものの、ホイッスル。スコアは1-2と本当に悔しい結果となりました。 1年生諸君はこの敗戦をどのように受け止 めるか?ただ、悔しいだけではこの差は埋 まらない。では、どうすればいいのか!? 今すぐに、行動に移すべきである。そうしな ければ、差は埋まるどころか、開く一方であ る。次に闘う時は、3-0で勝とう!そのた めの準備を今から始めよう!! 保 護 者 の 皆 様 へ … 大 変多 く の 方 の 応 援、声援ありがとうございました。今後もよろ しくお願い申し上げます。 Spirits vol.7 厳しい暑さの中、第20回愛知県公立高等学校商業科サッカー大会が開催されました。本校は Dグループで、蒲郡高校・鶴城丘高校・中川商業高校と、いずれもあなどれない対戦相手で す。豊橋商業高校は過去4連覇と言う輝かしい記録が残っています。(ちなみに、この記録はま だ破られていません。)今年は、「優勝」を合言葉に、チーム一丸となって戦い抜きます。 初戦は蒲郡高校。昨年度と同一のカードで、PK負けを喫している相手です。11:30キックオフ時 に気温は36度を終え、地面の照り返しもあり、体感気温は相当なものでした。試合は終始押し気 味に試合を展開するも、なかなか決め手がなく、いやなムードに。そのムードを払拭するかのように、オープニングシュートはボランチ今泉 純哉選手(1年:浜松開誠館中)のループシュート。惜しくもゴールネットの上を越えました。それから、何度かゴールを狙うチャンスがあった のですが、ゴールバーに嫌われたり・・・とあと一歩というところでした。しかし、確実に得点の匂いがしてきました。その時が来ました。ゴール 近くで佐々木俊弥選手(1年:青陵中)から新キャプテン佐々木楓太選手(2年:東陽中)のワンツーが決まり、最後に佐々木(俊)選 手が持ち込んでゴール!先取点を取りました。頼りになる2人の連携プレーが見事に決まりまし た。後半も何度かチャンスはあったのですが、相手の守りも堅く、なかなか追加点が入りません。 後半終了5分前、コーナーキックのチャンスを得ました。どうしても、追加点の欲しいところです。 守りの要、加藤尚也選手(3年:豊橋中部中)がゴール前に上がりました。勝負です。キッカー は水口陽亮選手(3年:豊橋東部中)。3年間一緒にプレーをしてきて、お互いにボールの軌 道や動きなどを把握できており、まさにこのタイミングしかないという完璧なタイミングで加藤選手 がヘディングでゴールを決めました!後日、加藤選手に聞いたところ、水口選手のボールは、 絶対にこのコースにくると確信があったし、自信を持って飛び込んだと胸を張って語ってくれました。まさに3年間の集大成と言える本当に 完璧なゴールでした。この試合、相手にはほとんどシュートを打たれず、しっかり守って2対0で勝利しました。明日に向けて良いスタートが 切れました。 大会2日目も猛暑日となりました。グランドに出ると熱風が選手の体力を消耗させます。とにかく暑い。11:30からのキックオフは、鶴城 丘高校戦。前日の試合を選手が観戦し、分析しましたが、FWにスピードがある選手がいたり、DF陣が前日2試合とも無失点と大変バラ ンスのとれたチームです。どのように闘うか、各ポジション別にミーティングし、新キャプテン佐々木楓太選手がまとめ、士気を高めます。試 合は立ち上がりから豊商ペースで進みました。この試合、FWに佐藤友亮選手(2年:高師台中)を抜擢し、スタメンとしました。元々は、 センターバックの選手ですが、高い位置からプレッシャーをかけ、中盤でボール奪取できるようにというゲームプランのためです。初ゴール は唐突にやってきました。膠着状態の中、13分21秒左SBの長谷川順也選手(2年:牟呂中)が、センターライン付近から、なんとロング シュート!相手GKの手をかすめゴールネットに一直線に吸い込まれていきました。波に乗る豊商イレブン。その10分後、怪我明けの左SH 三ツ井蓮選手(2年:豊橋東部中)からFW佐々木楓太選手に速いパスが出たと同時に、ボランチ今泉純哉選手が2列目からナイスタ イミングで飛び出し、ゴールネットに突き刺さるようなシュートを決めました!後半も流れは豊橋商業。2分51秒相手DFのラフプレーで、PK。 PKゲット率100%の真家拓巳選手(3年:青陵中)は落ち着いて決めて3点目!5分41秒には、 佐々木俊弥選手が2,3人に囲まれながらもドリブル突破し、ダメ押し点!彼の持ち味が十分に 発揮されたプレーでした。 最終戦の中川商業高校戦では、メンバーを全員入れ替え闘いました。1年生6名、2年生5名で 編成しました。1年生中心のフレッシュな戦力が、公式戦でどこまで通用するか。また、チーム全 体の底上げも兼ねて、全幅の信頼を寄せピッチに送り出しました。ボランチの中野雄聖選手(1 年:東陽中)、小林優斗選手(1年:南陽中)はボールをよくおさめて、的確なパスを出すことがで きました。将来に期待が持てる選手です。さて、ゲームは60分フルタイム戦い抜き、勝負はPK戦へ・・・。新守護神の誕生です!GK牛 玖匠李選手(1年:豊橋北部中)が、なんと2度もファインセーブをし、8-7で勝利!結局予選リーグは、3連勝し、文句なしの決勝トー ナメント進出となりました!選手諸君はもちろんのこと、常に冷たい飲料水を用意して くれたマネージャーの皆さん、怪我をして出場もできないのにチームのために帯同して くれている3年生選手、本当にチーム豊商でつかんだ勝利だと思います!選手諸 君、皆さんは大きな壁を越えつつあります。そして、今まさに上昇気流にのっています。 「自信と誇り」をもって、決勝トーナメントを闘おう。 猛暑が続く8月中旬、第12回東三河サッカーフェスティバルが開催されました。県内外65 チームが東三河地区に集まり、各地で熱い闘いが繰り広げられました。本校も、来るべき選 手権大会に向け、チーム力のアップとともに攻守の戦術確認の場としました。試合前のポジ ション別のミーティングでは、積極的な意見交換をし、試合ごとのテーマを確認して試合に挑 みます。DF陣のテーマは「ラインコントロール」、MF陣は「シンプルなプレー」、FW陣は「深い 位置で起点となる、得点にこだわる」です。また、チーム全体のテーマとして、「失点をした後 のメンタルの立て直し」です。選手諸君は、そのテーマを頭に入れながら試合をすることがで きました。大きな成果が現れた東三河フェスティバルでした。 対戦相手 スコア 寸評 岡崎工業高校(愛知県西三河地区) 2-3 本校 何が原因で失点したのか?再度チーム全体で考える必要あり。 DFラインを上げた後、裏スペースのリスクマネジメントができているか? 新居高校(静岡県) 2-2 本校 豊田工業高校(愛知県西三河地区) 0-3 本校 早い判断でパスを回すことができた。いいリズムであった。 東三河地区指導者講習会として、ゼムノビッチ・ストラブゴ氏(元清水エスパルス監督 (2000 年~2002 年)、現千葉県サッカー協会テクニカルアドバイザー)を招聘し、豊川高校 グランドで行われました。テーマは「攻守の切り替え」です。本校も、この切り替えが遅く、ピン チになってしまうこともあるため、何かヒントがあればと思い参加しました。グリッドを使い、そのス ペースでの4対4+フリーマン2人の形での攻守の切り替えのトレーニングをしました。その 後、人数を増やしながら最終的には2/3コートでのゲームを行いました。 「ボールを奪ったら一番安全なところにボールを運ぶ」「早くスペースを使う。そして全体で動 く」「深さと広さを意識しないとトータルフットボールとは言えない」「グランドの広さだけスペース を使わなければフットボールとは言わない」「トレーニングの中で厳しくやらないとゲームではできない」「1対1を簡単に突破されてしまう 選手は、次のゲーム以降出番はない」「個の集中力、チームの緊張感がないとダメ」などの指導が印象に残りました。翌日本校サ ッカー部の練習でも取り組みましたが、切り替えのスピードとともに、プレッシャーの甘さが気になりました。日々の練習から高めていか なければと痛感させられました。 2年生選手の成長が著しく感じる今日このごろ。そんな2年生 を紹介します。河合利基選手(豊城中:写真左)と藤澤聡史 選手(本郷中:写真右)です。河合選手は中学校でもサッカ ー部で活動し、運動量の多いFW選手として活躍しました。ス タミナがあるため、サッカー部を引退した後、駅伝部に勧誘を 受け、「走る」事に目覚めたそうです。高校入学後、サッカー か陸上か迷っていたところ、当時同じクラスの後藤選手(牟呂中)に声をかけられサッカーを選 んだそうです。最近では本人の強い希望もあり、小学校の時に経験したGKにポジション変更し ました。ボールに対する執着心とともに、ボールを怖がらずに飛び出すスピードは、今後に期待 が持てます。練習後に残って練習をしていくほど、真面目で情熱がある選手ですので、開花す る日も案外近いかもしれません。また、趣味はギターとの事なので、いつか部員の前で披露してほしいものです。もう一人は、豊商サ ッカー部の盛り上げ役藤澤選手です。サッカーは小学校から始め、そのガッツあふれるプレーはチーム全体の雰囲気を上げてくれま す。本人曰く、「練習は日々充実している」との事で、その言葉通り真剣に集中して取り組んでおり、見ていて大変気持ちの良い選 手の一人です。中学校では、サッカー部がなく他の部で活動をしていました。高校入学してどうしようか迷っていたところ、入学式の 時に3年生の市橋選手(豊橋南部中)から勧誘を受け、サッカー部に決めたそうです。趣味はサイクリングで、練習がオフの時には 伊良湖岬まで自転車で往復約80KMを走破するそうです。その途中にある、蔵王山頂上のかき氷がすごくおいしいそうです。本人 の活発な行動力はサッカー部だけにとどまらず、後期生徒会の立候補も考えているそうです。2人の今後に注目です! Spirits vol.9 なぜこんなにゴールが遠いのだろう・・・。 高校サッカー選手権大会。県大会に行くには避けて通れない相手、古豪国府 高校。国府高校は、夏の東三河地区支部大会でも対戦し、攻めながらも80 分スコアレスドロー。その後、延長前半に本校が得点し、勝利の女神を引き 寄せたものの後半に逆転され涙を飲んだ相手です。1ヶ月間その悔しさを やる気に変え、チーム全員で「リベンジ」を誓い、練習に励んできました。 試合展開は、開始早々から豊商ペース。開始 23 秒左SH三ツ井蓮選手(2 年:豊橋東部中)が左のスペースに抜け、中央にセンタリング。中央には佐々 木楓太選手(2年:東陽中)がシュートするも枠 外に。13 分 42 秒真家拓己選手(3年:青陵中)の ミドルシュート、14 分 36 秒右SH朝倉隆翔選手 (2年:東陽中)のアーリークロス、22 分 18 秒 佐々木俊弥選手(1年:青陵中)がワンツーで中 央突破、24 分 42 秒右SB後藤祥太選手(2年: 牟呂中)のオーバーラップから弾丸ミドルシュー ト、25 分 26 秒5本目のコーナーキックを加藤尚 也選手(3年:豊橋中部中)がナイスタイミング でヘディング・・・。DF陣も固い守りでチーム全体を盛り上げます。CB加藤尚也選手は後半 20 分相手カウン ターでFWとの1対1の大ピンチを体を投げ出し止めました。白熱した試合展開が続き、ベンチ全員喉はカラカ ラです。後半切り札の左SHに水口陽亮選手(3年:豊橋東部中)、そして左手親指を骨折し1ヶ月前にGKを断 念し、FWにコンバートした豊商イレブンの隠し球大下徹選手(3年:豊橋東部中)を投入し、流れをつかみか けたのですが、国府高校も実にしぶとく闘い抜きます。そのしぶとさ に、やや押された展開となった直後、相手に数少ないチャンスを生か され、豊商ゴールネットが揺れてしまいました。本校が奪ったコーナ ーキックは実に11本。シュート本 数は10本。もちろん相手本数を上 回っています。しかし、得点が入ら なければ「勝利」を手に入れること は出来ません。「内容」では勝って いたかもしれませんが、「結果」で は負けてしまいました。この夏は、 「結果にこだわる」という目標を立て、チ ーム一丸となって闘ってきました。その中で、成果が現れた大会や試合もあり ました。3年生は、3年分の思いが涙となり両目からあふれ出ました。県大会を目標にこの夏最後までがんばっ てきた3年生に今一度大きな拍手を送りたいです。3年生諸君ありがとう!1,2年諸君今度は、勝利の涙を流 そう。そのために、明日からまたボールを蹴ろう! 保護者の皆様ご声援ありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し 上げます。選手達は力を出し切りました。ナイスゲームでした! Spirits v ol10 青空の広がる10月。本校サッカー部は「地域に愛されるサッカー部」を合言葉に、地域貢献活動 として、第61回ええじゃないか豊橋まつりにおいて、「こども総踊り」のボランティア活動を行いました。 豊橋市市役所観光振興課の増田様より、「ぜひ元気な高校生に!」と言うことでお話をいただき、 部員一同参加させていただきました。今回はただのボランティア活動だけでなく、ゆるキャラの着ぐる みを着て、子供たちと一緒に踊ったり、写真を撮ったりという内容です。当日は、市役所の豊田様 から説明を受け、実際に着ぐるみを着る練習や、動作の確認をしました。説明の中で印象に残った 言葉があります。それは「子供たちの夢を壊さないでくださいね。子供たちは着ぐるみの中に人間が 入っていると思っていません。子供たちに夢と笑顔を与えてください」という言葉です。この言葉に、部員たちの表情も引き締まりまし た。責任重大です!市役所からこども総踊り会場、広小路まで移動をし、テント内で各マスコットの着ぐるみを悪戦苦闘しながら着 て、準備万端です。ゆるキャラマスコットは全部で10体。トヨッキー、うずラッキー、ニコリン、そうじろう、ヒケッ シー、しょうぶちゃん、まくる君、のんちゃん、ほいくん、みのりんといずれも豊橋市内にゆかりのあるゆるキャラで す。選手諸君はゆるキャラになりきり子供の輪の中に・・・。子供が次々に寄ってきます!握手をする子、抱 っこをせがむ子、記念撮影に引っ張りだこです!そんな子供たちに丁寧に、なおかつ「ゆるキャラ」として接し ている選手諸君に、私は感心しました! 選手感想:「思っていたよりすごく大変だった。でも、貴重な体験ができて良かった」:1年小林賢太(豊橋豊 城中)」「着ぐるみを着ていていつもとちょっと違い、すごく恥ずかしかったけど、子供たちがたくさん寄ってきてく れて嬉しかった」:1年長坂淳平(豊橋豊城中)「いつもは小さい子供と触れ合う機会が少ないけど、こうい う機会があって触れ合えてよかった。握手やハイタッチ、ハグなど自然に体 が動いた」:1年中野雄聖(東陽中) 「地域貢献」も継続しなければ意味はありません。本校サッカー部は、毎 週末の校区清掃活動やこのような市主催の行事に積極的に参加をして います。その甲斐もあって、最近では指名がかかり呼ばれることもあります。 今後もさらにこの様な活動を地道に続け、最終的には「地域密着」した、 応援されるサッカー部を目指します! Spirits vol11 4月から行われていた高円宮杯U18地区リーグが10月下旬に終わりました。 本校は、豊川工業高校、御津高校と痛い星を落としましたが、その他の試合 はすべて勝利をおさめ、5勝2敗の勝ち点15点で本年度を終えました。最終 節で御津高校が敗れたため、勝ち点で上回り、堂々の2位となりました。そして、上位2チームと下位2チームの自動入れ替えによ り、来年度は地区リーグ1部に昇格決定です。県リーグ、そしてプリンスリーグへと一歩近づきました!1年をかけて闘う長丁場のリ ーグ戦で、息も抜けない闘いの連続であったでしょうが、「個」のスキルアップと共に、チーム力が上がってきた証拠でもあります!来 年度は、1部リーグで結果を残し、県リーグへ昇格しよう! 1月の新人戦に向けての強化試合に取り組んでいま す。他地区の県大会出場の強豪高校との練習試合で、本校サッカー部の課題を抽出し、チームを挙げて新人戦に挑みます。1 1月中旬から刈谷高校・岡崎東高校(西三河)、熱田高校・桜台高校・明和高校(名古屋)、春日井東高校(東尾張)、そして 今後12月下旬にかけ、愛知高校(名古屋)、愛知黎明高校(西尾張)と強化試合を行います。直近の試合では、3勝1敗と好 成績を挙げています。全体のDFの意識の向上が、プレスを早め、ハードに闘えるようになったことが収穫です。全ての試合は1月新 人戦に繋がります。豊商旋風を巻き起こそう! 本校は商業高校ですので、どうしても女子生徒の比率が高 いです。しかしながら、学校運営には男子生徒の活躍や参 加が不可欠です。そんな折、後期生徒会役員にサッカー 部から3名(選手2名、マネージャー1名)が立候補しまし た!立会演説会では、それぞれの候補者が公約を掲げ、 全校生徒に丁寧に説明し、演説を終えました。選挙結果は …!?何と全員当選です!会長には朽木翼選手(2年: 豊橋東部中)、書記には藤澤聡史選手(2年:本郷中)・山本実由マネ(2年:東陽中)の3名です。昨年の長谷川順也選手(2 年:牟呂中)に続いて、2年連続のサッカー部員の生徒会役員です。 一言:朽木会長「前期から続けているあいさつ運動を継続していきた いです。また、後期生徒会で新しい企画を生み出します!」藤澤書記 「僕の笑顔で学校全体を明るくし、笑顔いっぱいにします!」山本書記 「大好きなボランティア活動を、学校全体に広げていきたいです!」とそ れぞれ、元気に抱負を語ってくれました。ちなみに会長が男子生徒に なったのは、実に7年(14期)ぶりのことだそうです。また、山本書記はロ ータリークラブ主催のボランティア活動で、今までに2回宮城県に震災 ボランティアとして行っているそうです。チーム全体でバックアップしま す!頑張れ! (写真:(左)藤澤書記・(中)朽木会長・(右)山本書記) スタートは早く! 元旦始動 豊商イレブン 高校サッカー選手権全国大会では、年末も正月も関係ありません。 そんな状況に一歩でも、気持ちだけでも近づこうと、私がサッカー部 の顧問となり早 27 年、毎年この日をスタートとしています。思い出せ ば、人数が集まらず悔しかった年や近くの神社までランニングで参拝 に行った年、雪降る中で凍えながらボールを蹴った年 とさまざまな事が思い起こされます。ここ数年は本当に 選手諸君のモチベーションが高く、家庭の都合なども あると思いますが、サッカーを最優先してくれていま す。本当にうれしい限りです。と同時に、ご家庭でのご 協力に心の底から感謝している次第です。本年も、ほ とんどの選手が集まり、良いスタートを切れたと思いま す。「1年の計は元旦にあり」という言葉があるように、選手諸君はどのような目標をたてたのでしょうか。チームとして進むべき 方向は、私が話した通りです。豊商サッカー部の進むべき道「豊商WAY」を突き進もう! 「アンプティサッカー」と言う聞きなれない言葉を知っている選手はほとんどいないと思います。恥ずかしながら私自身も知り ませんでした。「アンプティサッカー」とは、主に上肢・下肢の切断障がいを持った選手がプレーするサッカーのことです。義 手や義足を使用せず、フィールドプレーヤーは切断障がい者が日常の生活やリハビリで使用するクラッチ(松葉杖)を使用し て競技します。今回、本校サッカー部員は障がい者週間イベントの一環で、ココニコこども未来館でボランティア活動を行う 中で、アンプティサッカー日本代表選手の梅原健多郎選手とご一緒する機会に恵まれました。梅原選手は、清水商業高 校(現 清水桜丘高校)時代に、高校総体、全日本ユー ス選手権大会全国優勝と輝かしい実績を持つ選手でした が、実家の手伝いの最中に左腕を機械に巻き込んで切断 してしまうという悲劇にみまわれました。その後、アンプティサ ッカーの存在を知り、その魅力を広めようと精力的に活動を しています。選手諸君は、講演「折れない心」を聞き、そして その後の実技のデモンストレーションを体験することで、アン プティサッカーに対する知識とともに、サッカーを愛する心に は、国境・人種はもとより、健常者も障がい者もないことに 気付いた様子でした。今後のサッカーの取り組みが、さらに良い方向に変わればと思っています。 保護者の皆様へ 冬休みが終わり、選手諸君は一回 りたくましさを増してきました。強豪校 との練習試合を通じ、東三河地区 に豊商旋風を巻き起こそうと日々頑 張っています。新人戦が楽しみで す。ご期待下さい! Spirits VOL13 記憶に残る 3 年生 祝卒業 「高校サッカーは期限が決まっている」と口を酸っぱくして言い続けましたが、3年間本当にあっという間 でしたね。3年生の皆さん御卒業おめでとうございます。皆さんの代は、大下徹キャプテン(豊橋東部中) をリーダーに、良くまとまっていた代であったように思います。私の目が届かないところで、選手間での衝 突や意見の食い違いもあったかもしれませんが、 「勝利」に向かって努力する姿は素晴らしかったです。確実 に皆さんの代で、豊 商サッカー部が変わ りました!感謝して います。部員も増え、 練習試合や公式戦も 結果を残すことが出 来るようになったの も君たちがいたから こそです。思い起こ せば、4月インター ハイ予選では、主力 2人を欠き厳しい闘 いでした。結果はと もかく、強豪校に内 容では負けていなか ったように思います。その後新チームになってからは、敵無しでしたね。私自身もどことやっても負ける気 がしなかったです。5、6月の練習試合の結果は、なんと10勝1敗。快進撃でした!愛知県商業科大会で は、予選リーグは圧勝で突破し、4大会連続のベスト8に導いてくれました。東三支部大会では、宿敵国府 高校。今でも鮮明に思い起こされます。70分ドロー、延長戦は先制点を入れたにもかかわらず・・・本当に悔 しかったね!その悔しさを、選手権大会に全てぶつけたね。チームで笑うことは出来なかったけど、大粒の 涙やメッセージは十分すぎるほど後輩達に伝わったと思います。 「あの悔しさをもう二度と味わいたくない!」 とチーム一同胸に刻んだのもあの夏の日でした。1年間かけて長丁 場を闘う高円宮杯U18リーグ戦では、見事「1部昇格」をしまし た。3年生がいたからこそ、長い期間での苦しい試合を闘い抜くこ とが出来、豊商初の快挙を成し遂げました。後輩諸君は、今後県リ ーグに狙いを定め、闘っていくことでしょう。 さて、後輩諸君は 10 人の先輩達のメッセージをどのような気持ち で聞いたでしょうか。いずれの先輩も、3年間の部活動から得たこ とや実際に経験したことに基づいてのメッセージでした。その内容 は深く、重いものではなかったでしょうか。私が印象に残ったメッセージは、 「母校の活躍やサッカー部が強 いと嬉しい」という言葉です。OB は常に君たちの活躍を見ています。選手諸君、これからも諸先輩達の思い を胸に闘っていこう! 最後になりましたが、保護者の皆 様 3 年間、サッカー部への御協力 ありがとうございました。
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