資源動物論 選択 3年次

資源動物論
3年次/ 2 単位
選択
前期集中
小林 信一【教授】/長嶺 慶隆【教授】/齋藤 博【非常勤講師】/半澤 恵【非常勤講師】
学科・クラス
指 定 等
牛、豚、鶏以外の家畜、特用家畜の品種、世界的な飼養と利用状況、それぞれの生理、繁殖、育種、飼養管理、経営・流通・消費状況などを学び、その重
要性について理解すること。
学習目標
学 び の 野生動物と家畜、半家畜、家畜化、特用家畜、資源利用
キーワード
とくに特定の科目の履修は前提としないが、予習・復習を行うことが望まれる。
準備学習及び復習
の内容・履修条件
レジュメ・参考資料を配付する。講義期間中にレポートの提出を求める。講義内容を理解したうえで、自分自身の考えを整理していくことが求められる。
授業方法
レポート(20%)、定期試験(80%)。左記の枠内でそれぞれ評価する。資源動物の基本的特質、意義、課題について述べることができれば合格(総合点
60点以上が合格)。
成績評価
基 準
備 考
参考書:授業で指示する。
履修条件:選択科目(畜産経営学・マーケティング研ゼミ生は指定科目)
オフィスアワー:授業終了後
回 数
授 業 内 容
資源動物とは、その定義と種類、世界における飼養状況
1
野生動物の家畜化
2
3
4
羊の起源;野生羊の棲息地等、羊の品種と文化;家畜羊の成立、用途や形態等による分類、世界主要国の飼養頭数と羊毛の生産、日本における羊飼養の歴
史、羊の品種としての特徴;生理的、形態的、駆動的、繁殖的特徴等
羊の飼養管理、生産物利用;羊毛、羊肉、羊乳、毛皮、羊皮革、羊毛肥、羊の振興と改良;国による種畜生産と配布、日本緬羊協会及び日本緬羊登録協会
の設立と普及改良、登録制度、羊の衛生・疾病、多面的利用;セラピー、資源の有効利用、飼養実例;農地法
ヤギの重要性、世界のヤギ分布、ヤギの品種、飼養管理(経営、飼育、飼料)
5
ヤギの生産と繁殖、疾病、ヤギの特異性(羊との違いを含む)、ヤギの生産増加の可能性
6
水牛の起源と配布、水牛の品種とその特長(河川型水牛、沼形水牛)
7
水牛の生産性(役牛、乳、肉)と繁殖性(雄・雌、発情、分娩間隔、人工授精、受胎率)、栄養、適応性、疾病
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馬の進化、野生馬と家畜馬、主要品種の特徴、日本在来馬とその起源
9
馬の血液型と新生子溶血性黄疸、国際標準マーカーと血統登録、毛色の遺伝、活用
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馬の運動(筋肉、血液、循環系)と身体的特徴
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世界の野生鹿と飼養鹿の品種、 鹿の利用状況、飼養管理(栄養、繁殖、疾病他)、資源の利用(肉、皮、鹿茸他)、経営・流通・消費と関連法規
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世界の猪の品種、猪の利用状況、飼養管理(栄養、繁殖、疾病他)、資源の利用(肉、皮他)、経営・流通・消費と関連法規
13
家禽(ダチョウ、エミュー、ガチョウ他)の品種と飼養状況、飼養管理と利用、経営・流通・消費と関連法規
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動物の資源利用の今後
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