2016年3月期 決算説明会 2016年5月13日 株式会社ニコン ※ 本資料で記述されている業績予想並びに将来予測は、現在における入手可能な情報に基づき 当社が判断した内容であり、潜在的リスク及び不確実性が含まれます。 従いまして、様々な要因の変化によって、実際の業績は記述されている内容と大きく乖離する 結果となる可能性があることをご承知おきください。 Agenda Ⅰ. 2016年3月期の概況 Ⅱ. 2017年3月期の見通し Ⅲ. 参考データ 2 2016年3月期 ポイント ◆会社全体では前年比 4%減収、16%営業減益。 前回予想に対して、売上は若干減、営業利益は8%増。 【精機】 FPD露光装置の販売台数増加により、前年比 7%増収、75%増益。 前回予想比、売上は若干減、営業利益は2割上振れ。 【映像】 デジタル一眼レフカメラの販売台数減少により、前年比 11%減収、19%減益。 為替のマイナス影響もあり、前回予想比、売上・営業利益は下振れ。 【インストルメンツ】 前年比、売上は7%増、営業利益は2倍強増 前回予想比、売上は微減、営業利益は1割増。 ◆主に半導体装置事業における固定資産の減損実施により、84億円を 特別損失に計上。 ◆期末配当金は10円、年間配当金は18円。 *前回予想とは2016年2月4日発表における予想です。各スライドで使用している数値は億円未満は切り捨てしています。 3 2016年3月期 連結売上高・損益 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 経常利益 売上高比 15年3月期 実績 上期 下期 前回予想 (2/4) 上期 下期 16年3月期 実績 上期 下期 8,577 3,749 4,828 8,350 3,926 4,424 8,229 3,926 4,303 434 130 304 340 145 195 367 147 316 410 202 208 428 100 83 220 112 108 221 5.1% 463 5.4% (親会社株主に帰属) 183 売上高比 2.1% 当期純利益 FCF 為替 ドル ユーロ 463 110円 139円 4.1% 4.9% 2.6% 140 103円 117円 139円 138円 120円 133円 4.5% 5.2% 2.7% 前年 実績比 前回 予想比 ▲ 348 ▲121 145 222 ▲ 67 + 27 202 226 ▲ 35 + 18 + 38 + 1 220 +103 112 109 243 122円 118円 135円 131円 120円 133円 ▲ 122円 118円 135円 130円 売上高への影響 + 138 ▲ 38 営業利益への影響 ▲ 26 ▲ 15 前回予想比、為替はマイナスに影響したが、営業利益は8%増。 4 2016年3月期 精機事業 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 半導体露光装置 新品/中古 FPD露光装置 15年3月期 実績 上期 下期 1,707 83 4.9% 19/13台 34台 前回予想 (2/4) 上期 下期 549 1,158 32 115 ▲ 5/1 14/12 13 21 16年3月期 実績 上期 下期 1,850 789 1,061 1,824 789 1,035 120 40 80 146 40 106 6.5% 14/20台 4/12 10/ 8 51台 19 32 8.0% 14/21台 51台 4/12 10/ 9 19 32 前年比、FPD露光装置の販売台数が大幅に増加、7%増収、75%増益。 前回予想比、半導体露光装置のサービス収益改善と経費抑制で営業利益は22%上振れ。 5 2016年3月期 精機事業 半導体露光装置光源別販売台数(中古含む) 単位:台 単位:台 60 60 50 32 20 51 51 12 12 7世代~ 39 39 5、6世代 前回予想 16年3月期実績 50 40 30 FPD露光装置世代別販売台数 9 6 34 40 35 6 6 ArF 液浸 5 5 ArF 6 9 KrF 17 15 ⅰ線 34 30 19 20 5 10 12 0 15年3月期実績 前回予想 16年3月期実績 10 15 0 15年3月期実績 6 2016年3月期 映像事業 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 レンズ交換式 デジタルカメラ 交換レンズ コンパクト デジタルカメラ 前回予想 (2/4) 上期 下期 5,860 2,774 3,086 566 275 291 15年3月期 実績 上期 下期 9.7% 461万台 218 243 668万本 309 359 769万台 357 412 16年3月期 実績 上期 下期 5,250 2,636 2,614 5,204 2,636 2,568 500 242 258 457 242 215 9.5% 8.8% 410万台 200 210 404万台 200 204 585万本 282 303 590万本 282 308 620万台 312 308 623万台 312 311 レンズ交換式デジタル カメラ市場規模 1,357万台 1,240万台 1,304万台 交換レンズ 市場規模 2,262万本 2,060万本 2,134万本 コンパクトデジタル カメラ市場規模 2,803万台 1,920万台 2,079万台 前年比、前回予想比ともに、減収減益。 7 2016年3月期 インストルメンツ事業 15年3月期 実績 上期 下期 売上高 723 営業利益 11 単位:億円 売上高比 1.5% 前回予想 (2/4) 上期 下期 285 438 800 21 32 25 ▲ 3.1% 16年3月期 実績 上期 下期 332 468 772 332 440 5 30 28 ▲ 3.6% 5 33 ▲ MS事業・産業機器事業とも、前年比増収増益。 前回予想に対しては、産業機器事業の好調により12%増益。 8 2016年3月期 メディカル事業 15年3月期 実績 上期 下期 売上高 - - 営業利益 - - 単位:億円 売上高比 -% 前回予想 (2/4) 上期 下期 150 53 97 60 ▲25 ▲ -% ▲35 16年3月期 実績 上期 下期 183 53 130 46 ▲25 ▲ -% ▲21 * 16年3月期のOptos社収益計上期間は、2015年6月~2016年3月。 前回予想比、事業全体の赤字幅は縮小。Optos社の事業は順調に推移。 9 2016年3月期 B/S内訳 資産 負債・純資産 自己資本比率 単位:億円 10,000 9,495 2,255 9,729 2,625 単位:億円 9,458 2,565 5,000 1,315 989 売上債権 2,449 2,399 2,474 たな卸 資産 501 516 589 その他 流動資産 2,500 3,006 2,874 2,841 58.6% 10,000 9,495 9,729 7,500 4,027 4,007 5,468 14年3月 57.0% 9,458 現預金 7,500 1,284 57.5% 4,048 負債 合計 5,722 5,410 純資産 合計 15年3月 16年3月 5,000 2,500 固定資産 0 0 14年3月 15年3月 16年3月 10 2016年3月期 棚卸資産 現預金・有利子負債 棚卸資産 現預金・有利子負債 単位:億円 単位:億円 3,000 2,500 3,000 2,449 192 185 2,399 162 197 2,474 163 26 212 2,000 その他 メディカル 2,500 インストルメンツ 2,000 現預金 1,500 1,318 1,357 1,413 1,500 500 2,255 精機 1,000 2,625 1,000 753 683 659 0 14年3月 15年3月 16年3月 2,565 671 654 627 借入金等 500 500 社債 500 映像 600 0 15年3月 14年3月 16年3月 15年3月 17年3月 16年3月 *スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあるため、内訳の計が合計と一致しない場合があります。 11 Agenda Ⅰ. 2016年3月期の概況 Ⅱ. 2017年3月期の見通し Ⅲ. 参考データ 12 2017年3月期 見通し ポイント ◆精機・インストルメンツ事業は増収増益、映像事業は減収減益。 会社全体では、売上高は微増、営業利益は25%増益の見通し。 【精機】 FPD露光装置の販売台数は約8割増を見込む。 精機事業全体で、43%増収、営業利益は2.7倍に増える見通し。 【映像】 デジタルカメラ市場縮小、新製品の発売遅延、為替のマイナス影響に加え、 上期は「平成28年熊本地震」の影響もあり、15%減収、23%減益の見通し。 【インストルメンツ】 MS事業・産業機器事業とも増収増益。 インストルメンツ事業全体で、17%増収、43%増益の見通し。 【メディカル】 売上高 220億円、営業損失 ▲ 60億円の見通し。 ◆年間配当金は未定。 13 2017年3月期 見通し 連結売上高・損益 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 経常利益 売上高比 当期純利益 (親会社株主に帰属) 売上高比 FCF 為替 ドル ユーロ 17年3月期 見通し 上期 下期 前年実績比 8,229 3,926 4,303 8,400 3,630 4,770 + 171 367 145 222 460 190 270 + 93 202 226 490 210 280 + 62 112 109 300 140 160 + 79 16年3月期 実績 上期 下期 4.5% 428 5.2% 221 2.7% 243 120円 133円 5.5% 5.8% 3.6% 450 122円 118円 135円 130円 110円 120円 + 207 売上高への予想影響額 約 ▲ 506 億円 営業利益への予想影響額 約 ▲ 114 億円 映像事業の減収減益を精機事業・インスト事業の増収増益によりカバーし、 売上高は微増だが、営業利益は25%増、当期純利益は35%増の見通し。 14 2017年3月期 見通し 精機事業 単位:億円 売上高 営業利益 新品/中古 FPD露光装置 789 1,035 1,824 146 売上高比 半導体露光装置 上期 下期 16年3月期 実績 8.0% 40 106 17年3月期 見通し 2,600 400 上期 下期 1,260 1,340 270 130 15.4% 14/21台 4/12 10/ 9 26/16台 51台 19 32 90台 11/ 8 15/ 8 53 37 半導体露光装置 市場規模 CY15/16 220台 210台程度 FPD露光装置 市場規模 CY15/16 80台 120台程度 中小型高精細パネル向け投資規模は前年よりさらに拡大し、 FPD露光装置の販売台数 が大幅に増加。 半導体露光装置では、ArF液浸・ArFドライなど新品の販売台数が増加。 事業全体では43%増収、営業利益は2.7倍に増える見通し。 15 2017年3月期 見通し 精機事業 半導体露光装置光源別販売台数(中古含む) 単位:台 FPD露光装置世代別販売台数 単位:台 50 100 90 42 40 30 35 10 10 ArF 5 KrF 18 ⅰ線 80 15 7世代~ 75 5、6世代 6 5 20 9 ArF 液浸 9 15 0 60 51 12 40 20 39 0 16年3月期実績 17年3月期見通し 16年3月期実績 17年3月期見通し 16 2017年3月期 見通し 映像事業 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 17年3月期 見通し 上期 下期 5,204 2,636 2,568 4,400 1,800 2,600 457 242 215 350 100 250 16年3月期 実績 上期 下期 8.8% レンズ交換式 デジタルカメラ 404万台 交換レンズ 590万本 コンパクト デジタルカメラ 623万台 レンズ交換式デジタル カメラ市場規模 交換レンズ 市場規模 コンパクトデジタル カメラ市場規模 1,304万台 2,134万本 2,079万台 200 204 282 308 312 311 8.0% 130 190 180 310 150 220 320万台 490万本 370万台 - ※地震影響により市場見通しの算定が難しく、 掲載を見合わせました。 - 市場縮小・為替・地震によるマイナス影響を商品ミックス改善・経費抑制で挽回をはか るが、15%減収、23%減益の見通し。 17 2017年3月期 見通し インストルメンツ事業 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 16年3月期 実績 上期 下期 772 28 17年3月期 見通し 上期 下期 332 440 900 350 550 5 33 40 ▲10 ▲ 3.6% 4.4% 50 MS事業は、幹細胞新事業の事業化を開始する。 産業機器事業は、自動車・航空機向け測定機器をメインに売上拡大をはかる。 インスト事業全体では、17%増収、43%増益の見通し。 18 2017年3月期 見通し メディカル事業 単位:億円 売上高 営業利益 売上高比 16年3月期 実績 上期 下期 183 53 130 ▲ 46 ▲25 -% ▲21 17年3月期 見通し 上期 下期 220 115 105 60 ▲25 ▲ -% ▲35 今期からOptos社は通年で収益計上。 19 2017年3月期 見通し 設備投資・減価償却費 億円 設備投資・減価償却費 研究開発費 研究開発費 億円 700 600 設備投資 900 減価償却費 601 800 研究開発費 764 745 667 700 500 454 400 300 424 362 売上高研究開発比率 667 700 10.0% 9.0% 600 384 377 325 344 390 370 8.1% 500 400 7.6% 7.6% 8.3% 8.0% 7.8% 7.0% 300 200 200 100 6.0% 100 0 0 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 見通し *2015年3月期より、ニコングループの減価償却方法を定額法に統一 5.0% 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 見通し 20 Agenda Ⅰ. 2016年3月期の概況 Ⅱ. 2017年3月期の見通し Ⅲ. 参考データ 21 参考データ 為替の影響 2017年3月期 見通し 為替レート 1円の変動による影響額 17年3月期 前提 売上高 営業利益 USドル 110 円 約 35 億円 約 1 億円 ユーロ 120 円 約 12 億円 約 8 億円 22 参考データ 四半期セグメント別売上高推移 3,000 億円 78 76 174 231 73 2,000 67 124 235 848 264 343 161 314 814 64 0 140 245 50 53 192 1,347 14年3月期 4Q 映像事業 1Q 354 74 79 247 544 1,836 1,325 56 51 193 681 1,000 0 70 1,427 1,249 15年3月期 2Q 精機事業 3Q 4Q インストルメンツ事業 1,371 1Q 1,594 1,265 974 16年3月期 2Q メディカル事業 3Q 4Q その他の事業 *スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあるため、内訳の計が合計と一致しない場合があります。 23 参考データ 四半期セグメント別営業利益推移 400 300 億円 18 20 22 200 18 145 14 5 38 111 15 100 113 0 -65 -100 14年3月期 4Q 118 -25 -17 -56 1Q 映像事業 メディカル事業 157 200 91 -7 -4 -70 -5 -77 15年3月期 2Q 6 8 12 49 3Q -96 4Q 精機事業 その他の事業 134 -9 -17 -12 -62 1Q 9 4 33 22 29 184 108 73 -13 -61 31 -7 -74 -14 -71 16年3月期 2Q 3Q 4Q インストルメンツ事業 全社費用 *スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあるため、内訳の計が合計と一致しない場合があります。 24
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