後援会便りVol.35

平成24年 1月15日
入
江
さ
ち
後援会事務所
え
VOL35
〒753-0214
山口市大内御堀4728-4
TEL 083-923-9703
後援会だより
FAX 083-924-1263
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発行人 粟屋 三郎
後援会
会長
粟屋
三郎
寒中お見舞い申し上げます。
年も変わり、これから本番の厳しい冬を迎えますが、どうか御元気にお過ご
し 下さるよう願っております。
さて、5年ごとに国中の人々を数える国勢調査、もっとも新しいのは平成22
年に行われましたが、その結果によると、日本は世界一の長寿国になっていまし
た。総人口の内、65歳以上の方の占める割合によるもので、日本はこれが23
%となっているのです。他に平均寿命による指標もありますが、それでも日本
は83歳で世界のトップです。
また、全国で100歳以上の方は、43,882人、これが50年前の昭和35年
には144人です。これを見ても高齢者が急速に増えている状況がうかがえます。 最近、知り合いの女性から
「山口県の男性はもっと頑張らなきゃぁ」と言われましたが、その理由は、山口県の100歳以上は806人、
そのうち女性が735人、男は71人、言い換えれば山口県では100歳以上の方10人のうち9人が女性で男
は1人と言うことでした。山口県の女性は何時までも元気と言うことです。
昨今、世の中はデフレで景気が悪いと言われています。物が売れない→値段を下げる→儲けが少ない→給料を下
げる、単純に言えばこんなことのようです。だいたい65歳を過ぎれば、身の回りの物は揃っているし、物を買
わない高齢者が増えたのでは、物は売れません。ではどうしたらいいのか。或る経済学者の案によると、日本の
女性に期待がかかっています。女性が働いて給料を取り、化粧や洋服、あるいは外食や旅行などに、もっとお金
を使って欲しいと言うことです。
男女雇用機会均等法や育児休業法が出来、女性が働きやすい制度的環境は整いましたが、まだまだ「男は仕事、
女は家庭」という意識は消えません。しかし、ここらあたりで家庭を大事にし、子供が生まれやすい社会にする
ことが大事ではないでしょうか。夫婦による育児、じいちゃん、ばあちゃんも参加した保育、あるいは保育園の
充実です。最近、農協の朝市で農家のおばさんが活躍されたり、地域の独居老人を元気づける集いで近所のおば
さんが頑張っていますが、もっともっと女性に進出していただきたいものです。外国では女性の総理や大臣が活
躍されたり、今回のノーベル平和賞も女性3人が受賞されました。身近な逆の例で、山口市の市議会議員34名
中女性は、たった3名なのは残念です。
「俺は仕事をしているんだ、家庭はお前が守れ」と男が威張る時代ではなくなりました。89歳の小説家佐藤
愛子さんの随筆集「これでおしまい」にこんな一節がありました。『…美貌と従順な性質を見込まれて、ご大家
の若夫人になったという元「玉の輿」老婦人が、生真面目な顔をゆるめもせず言ったことがある。「このごろ私
がうたた寝をしていると、毛布を掛けに来たりするのですよ。私に倒れられたら困るのね。昔は男の甲斐性とは
こうゆうもんだ、って威張っていたのがねえ…」老婦人は勝ち誇るような薄笑いを浮かべていった。「いまはも
うヘナマラで…」サラリと言ってのけたその言葉に、私は笑うよりも殆ど感銘を受けた。…』
山口の女性は元気です。入江幸江さんも元気ですが、皆様の元気で更に盛り上げて下さるよう
お願いいたします。
(参考文献 藻谷浩介著「デフレの正体」)
鮫島純子氏の講演会に参加して
先日、鮫島純子氏(渋沢栄一のお孫さん)の講演を拝聴してきました。89歳というご高齢にもかかわらず、
背筋がピンと伸び、少しヒールのある靴を履いておられ、女性はいくつになってもおしゃれな方は素敵だとおも
いました。先生の講演内容は、ご主人との60歳からの人生と健康の秘訣を教わりました。
早朝散歩や防ガン宇宙体操(病気の症状が現れる前に防ぐ、予防医学荘淑旂先生が考案されたストレッチのよ
うな体操)
、タスキを手に持ち体の隅々まで全部引っ張り上げるように伸ばす。
また、朝日を一杯受けて充電・感謝の心、前向きな心が脳を活性化する。
筋をグーッとのばし、痛い手前まで伸ばす。ストレッチはエネルギーの通り
路をイキイキさせることで元気になれるそうです。
赤ちゃんの背筋はまっすぐで美しい!!
悪い生活習慣がついていない姿、
大人も自然の姿、天から授かったままの姿に戻ろう。
私は大変感銘を受け、あの日から背筋を伸ばす事を心がけています。
移動市長室修了後の12月4日
みんなで話そう!~食と交流・私の夢~交流会に参加
今まで何年も各地域交流センターにおいて、市長の政策と地域の課題や要望を話し合う移動市長室が開催され
ていましたが、平成23年度は数か所で課題別に「市長と話そう!○○」
に変わりました。私は個人的にとても良い事だと思っております。
私が素晴らしいと感じたのは、先月、仁保交流センターで開催された「市
長と話そう!」~食の交流・私の夢~(移動市長室)が終わった後の交流
会です。
「市長と話そう!」の登壇者14名。うち全員は残られませんでしたが、
一同に会す機会は中々ありませんとのお誘いを受け、喜んで交流に参加い
たしました。
嘉年で採れたスイカ・長門峡で採れた梨も
ドライフルーツに!!味はGOOD !
交流会の様子
渡辺山口市長と話す緊張感から解放され、
(語りつくした方、そ
うでない方も含め)皆様のすがすがしいお話に聞き入って、農業
や中山間活性化、6次産業の取り組み、悩みや課題をお聞きしま
した。
なんと4時半から始まり解散は6時半でした。
お若い方々がこれからの農業を真剣に語られ、語ることによって
お互いの協力者になれる。語ることにより賛同者が増える。
おのずと道は開かれるのではないでしょうか。
皆さん頑張りましょう!!
ご挨拶が遅れましたが、本年もご支援ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
入江 幸江
一般質問は次の件について質問をしました
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
山口市の財政は、このままでいいのか不安を感じましたので、
将来の対応について質問しました。
山口情報芸術センターの事業内容に偏りを感じましたので質問
しました。
住居表示制度により古くからの地名が使われないところもあり、歴史
を生かしたまちづくりの為にも旧地名を表示できないか質問しまし
た。
平成 23 年
第5回山口市議会定例会議
12月5日(月)~12月22日(木)
湯田駅の足湯にて
Ⅰについて
平成22年度歳入決算額は735億4千万円ですが、
このうち48%に当たる351億2千万円は、地方交付税など国や県からの援助
によるものです。
歳出決算額722億4千万円のほぼ半額がこの援助で支えられています。
国や県からの援助は何時までも続かないと思われますので、 次の3点について
質問します。
質問Ⅰ-1
「山口市財政運営健全化計画」を見ると平成33年度には12億円の赤字が見
込まれていますが、これからも「山口市総合計画」に基づいたまちづくりを着実に
進めていくとの見解ですが、何を重点的に取り組まれるか、お伺いします。
答 総合政策部長
平成20年度から29年度までを計画期間とする「山口市総合計画」を見直し、
本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応するものにしたいと考えております。
また、この見直しにつきましても「広域県央中核都市の創造」と「協働のまちづく
り」の推進を柱とし様々な行政課題に対応できる基盤づくりに計画的、効果的に
取り組んでいくことにしております。
質問Ⅰ-2
将来、赤字が見込まれていますが、そのようなことのない健全な財政基盤の確
立を図るために、どのような対策を考えておられるのか、お伺いします。
答 総合政策部長
国からの支援である交付税も次第に減少する一方、歳出面では少子・高齢化
が進み、社会保障関係経費などの増加が見込まれるなど大変厳しい財政運営
になるものと予想しております。ついては、内部管理経費の抑制や事務事業の
見直しによる歳出の削減、市有財産の有効活用による歳入の確保など歳入歳
出の両面から行財政改革を進めて参ります。また、合併による手厚い財政支援
があります今の期間に山口・小郡両都市核での経済産業基盤づくりや企業誘致
等を積極的に推進し、将来的な自主財源の確保を図ることにしております。市の
借金である市債については、過度に依存することは避け、過去の市債の償還
は、可能な限り繰り上げ償還するなど将来の負担軽減を図っております。
質問Ⅰ-3
市民のニーズや事業効果から事業の優先度や実施方法を常に検証し、最小
の経費で最大の効果を図るとされていますが、具体的にはどのような検証なの
か、最大の効果とはどのようなことなのか、お伺いします。
答 総合政策部長
油だ駅
答
総合政策部長
行政評価を通して、個々の事業がまちづくりの推進にどの程度貢献しているのか、
メディア芸術に関する市民の認識とのギャップについて、センター事業計画の策
事業の手法等を工夫や見直しで、更に成果の向上やコストの削減を図ることは出来な
定に当たり、平成20年度に実施した市民アンケートによりますと、「次代を担う子供
いか、継続的に検証を行っております。また、最大の効果とは、市民の皆様にしっかり
や若者たちにとって先端的な芸術を鑑賞できる環境が身近にあること」について、
と満足していただけることだと考えております。
65%が必要と感じており、特に20歳代以下は83%となるなど若いほど、メディア
芸術を中心とした先端的な取り組みへの理解を頂いているところであります。これ
は、地方都市においては類を見ないもので、次代を担う子どもや若者たちの創造
的なエネルギー溢れる施設として、山口の新しいまちの魅力になっていると認識し
ております。
Ⅱについて
質問Ⅱ-3
山口情報芸術センターは、メディアテクノロジーと身体をめぐる新しい芸術表現活動
開館10周年に向けた記念事業のディレクターが坂本龍一氏に決まった経緯と
を追求する複合的文化施設と言うことです。わかりやすく言えばコンピューターを使っ
坂本龍一氏に何を期待されているか、お伺いします。
た映像と舞踊を一体としたようなもので、これを芸術表現というそうですが、市民にはじ
答
総合政策部長
めないのが実情です。2013年には10周年記念事業も計画されているようですが、運
センターの10周年記念事業では、施設の枠を越え、山口の未来を創造していこ
営の実情など次の3点について質問しました。
うという思いから「環境」「アート」「ライフ(住む)」という3つのキーワードを設定しまし
質問Ⅱ-1
た。 このキーワードに共感していただける方、また、センターの活動にご理解いた
平成22年度の山口情報芸術センター事業報告によれば自主事業の収支決算額の
だいている方を基準に選定し、この度ご承諾いただきました。
約半分が人件費と突出していますが、その理由とコンピューターを使った創作の開発
坂本氏は環境問題にも熱心に取り組まれております。坂本氏のこうした視点や
チーム、いわゆるYCAMインターラボの陣容、市民が馴染めるような環境づくりへの取
活動は、10周年記念事業で目指すものと共通する点が多いと感じております。坂
り組みについてお伺いします。
本氏が芸術や文化を通して山口の未来像をどのように描かれるのか期待すると共
答
総合政策部長
に、今後、相互に議論を深めながら10周年記念事業を具現化して参りたいと考え
山口情報芸術センターは制作機能を有し、山口発のオリジナル作品を創作す
ております。
ることを大きな特徴としており、音響、照明、舞台機構、映像などの専属スタ
ッフを始め教育普及に携わる人材などを有していることからそのような人件費
となっております。次にYCAMインターラボは、いろいろな面で技術スタッ Ⅲについて
フを支援するとともに様々な技術開発や研究を行っているところで、高度な専
本市の住居表示では、歴史的に由緒ある地名が消えている所が見受けられま
門性を持つ技術者が、全国各地から集まっており音響担当3名、照明担当1名、
す。地域の歴史と文化を生かしたまちづくり進める観点から旧町名を表示する
舞台機構担当2名、映像担当2名、デザイン担当1名で、うち本市出身者2名
ことは如何でしょうか、お伺いします。
を含む9名体制となっております。また、センターでは市民が先端的な技術や
答
総合政策部長
芸術に関わり、学習する機会を提供しています。平成22年度は12の事業を
ご指摘のように、住所から失われた旧町名の中には、「太刀売(たちうり)」や「御
実施し1,127名の参加がありました。今後とも、次代を担う若者たちを始め
局小路(おつぼねしょうじ)」など、山口市が繁栄した往時の状況をしのばせるもの
とする市民参加の下、センターの特色を生かした、様々な学習機会を提供し、
がいくつかあります。
創造性と感性豊かな人材育成に寄与して参りたいと考えております。
本市では、大内文化特定地域に於いて観光のまちづくりとして「○○大路」「○
○小路」などの通り名称のサイン整備を民間団体と地元住民が一体となって実施
質問Ⅱ-2
し、すでに76基が設置されております。町名の背景となる地域の歴史や由来につ
山口情報芸術センターで制作されるメディア芸術は、あまりにも斬新すぎて市民には
いて認識を深めていただくためには住居表示制度に限らず効果的な町名の表示
理解しがたいのではないかと思いますが、如何でしょうか。
方法についても研究して参りたいと考えております。