「リトアニアの風景は、世界の最も有名で人気のある観光地に引けを取らないほど印象的だ。確かに、雪に覆われた山々、灼熱の砂漠、立派な火山や子供が絵に描くようなカラフルなサンゴ礁があるわけではない。しかし、かつての英雄たちの偉業を称える塚や、潟湖と海に挟まれた狭い土地、曲がりくねって流れる川や湖に浮かぶ島々が織りなす独特の地形、海辺の砂丘、水辺の小さな村々、まるで宇宙に飛び立とうとするロケットのようにそびえ立つ立派な教会を見られる場所は、リトアニアをおいて他にあるだろうか。緑色ひとつとっても、これほど多様な緑を見られる場所が他にあるだろうか」リトアニアを代表する写真家でドキュメンタリー映像作家のマーリョス・ヨーヴァイシャによる「知られざるリトアニア」展は、同国の美しい風景や街並み、村、モニュメントや自然現象を永久に伝えて行くことを目的に、100 時間以上をかけて上空から「誰もが自分なりの方法で自分の故郷を知るにいた撮影した写真で構成されています。今回の展覧会では、ヨーヴァイシャの写真集『知られざるリトアニア』(http://www.neregetalietuva.lt) に掲載されている 250 点の空撮写真のほんの一部にすぎません。厳選された大型写真は、特に芸術的要素が高く、時には気球などの特殊な飛行装置を用いながら写真家が捉えた、美しい光と色彩のニュアンスにあふれています。る。私はリトアニアのすばらしさを理解するために、地球の反対側まで旅しなければならなかった。このように美しい国に住んでいることを誇りに思う。そして、リトアニアの人々や旅行者、ひいてはこれらの写真を目にしたことでリトアニアを訪れようと思ってくれるかもしれない世界中の人々とこの気持ちを分かち合いたい」マーリョス・ヨーヴァイシャ