花育活動の基本理念と進め方 (基礎資料編) (花育の問い合わせ先) 全国花育活動推進協議会事務局 財団法人日本花普及センター内 〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-6-17 山一ビル4階 TEL: 03-3664-8739 FAX: 03-3664-8743 E-mail: [email protected] http: //www.jfpc.or.jp 全国花育活動推進協議会の詳細は、このホームページを参照してください。 1 花育の推進について 花育とは何か 花や緑に親しみ・育てる機会を通して、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと。 花育の教育上の効果 1.感謝する気持ちを育む 2.やさしい気持ちを育む 3.探求心や創造力を育む 4.人とのつながりを作り、広げる 5.子供を取り巻く人たちへの波及効果 (花育参加者からの感想) 児童:「またやってみたい」、「花を身近に感じ思いやりを持つことができた」 先生:「学校内で育てている花の世話を熱心に行うようになった」、「集中力・ 色彩感覚を高め、感性豊かに育つための架け橋となれた」 花育を行うには、活動人員の確保、資質 の向上やネットワーク化等が必要。 幼稚園と小学校における花育授業の導入事例 1.植物の栽培・収穫・装飾等を学習 2.校外に出て、花や緑の利用方法を学習 3.国内外の花や緑の文化・歴史を学習 4.花や緑に関わる映画等を観て学習 【事例1】品川区立御殿山幼稚園(東京都) グリーンアドバイザーやフラワーデザイナー 等の協力を得て、花の栽培やフラワーアレンジ メントを実施。園児は、植物が育つ過程を通じ て、感性や知的好奇心を育んでいる 平成18~19年度の実績 園児60名 【事例2】世田谷区立の小学校(東京都) 全国的な運動としての取り組み 花き業界と都市緑化関係が主体となった「全国花育活動推進協議会」を創設 (平成20年3月) 【取り組み概要】 1.花育の普及啓発及びモデル地区での花育活動。 2.花育アドバイザーネットワークシステムを構築。幼稚園・保育園や小学校等で行 う、花や緑に関す る授業にアドバイザーを派遣する。 国としての支援 1.農林水産省・文部科学省・国土交通省で関係省庁連絡会を設置し、協議会が 行う各種取組を支援 2.農林水産省の事業として、花育活動推進方策と花育活動全国事例集を策定 (平成19年) 世田谷区の花き農家、世田谷区、小学校が 連携して、小学生への花の栽培を指導。小学 生と花き農家との交流を図り、世田谷農業へ の理解を深めている。 平成18年度の取組実績 15校(延べ1,995名) 花育に関する問い合わせ先 協議会事務局に所定の書類を記載して利用申込を行っていただければ、近隣に住む条件 にあった花育アドバイザーを紹介します。 星 ○全国花育活動推進協議会 連絡先)03-3664-8739 担当)西岸、本田 HP)http://www.jfpc.or.jp/hanaikukatudoukyougikai-index.html 2 全国花育活動推進協議会 1 目的 本協議会は、花育の社会的な効果や意義を踏まえ、花き業界関係者、教育関係者、都市緑化関係者及び地 方 自治体の教育・農林・都市緑化担当部局等と連携を図りつつ、花育活動の取り組みを全国的な運動とし て推進することにより、幼児・児童期の健全な成長や花と緑による地域活動の円滑な実施等を通じて国民生活 の向上に寄与することを目的とする 2 事業 ① 花育活動の普及啓発 花育活動推進方策及び全国先進事例等のPR資料の作成・配布や花育活動の情報交換の場としてのホーム ページの設営を行うとともに、全国的な花と緑の普及イベントや教育関係の研修・研究大会等と提携して、花育 活動の紹介ブース出展、ワークショップ、セミナー、交流会等を実施する。 ② 花育活動のモデル地区等の指導・支援 本会の構成団体等が主体となって全国各地で取り組む花育活動の中から、特に幼児・児童を対象に年間計画 をもって花育活動を継続的に行うモデル地区及び実施地区を選定し、その活動を指導・支援する。 ③ 花育アドバイザーネットワークシステムの運営 花育活動、特に幼児・児童を対象とした花育活動に継続してアドバイザーとして指導・支援できる多彩な人材を 登録し、幼稚園や小学校等の要請に応じて派遣できる全国的なネットワークシステムを整備・運営する。 ④ 花育活動支援資金等の募集 花育活動に必要な資金や種苗・園芸資材等の確保を図るため、幅広く民間企業等に花育の社会的な効果や 意義を説明して花育活動支援の寄付金・協賛金等を募集する。 ⑤ 行政機関等への提言・要望 花育活動に関する課題、要望等を取りまとめ、国及び地方自治体への提言・要望活動等を実施する。 ⑥ その他 本会の目的に資する事業「花育」の社会的意義と効果を踏まえて、花き業界・教育・都市緑化関係者をはじめ、 幅広い関係者が一体となって連携を図る 3 発足 平成20年3月28日に花き業界・都市緑化関係の関係団体(平成22年8月27日現在 39団体)が主体となっ て設立総会を開催して発足しました 3 全国花育活動推進協議会の会員名簿 財団法人日本花普及センター 財団法人国際花と緑の博覧会記念協会 財団法人都市緑化基金 財団法人公園緑地管理財団 公益財団法人日本花の会 財団法人日本いけばな芸術協会 社団法人日本花き生産協会 社団法人日本花き卸売市場協会 社団法人日本生花商協会 社団法人日本生花通信配達協会 社団法人日本インドア・グリーン協会 社団法人日本種苗協会 社団法人日本造園建設業協会 社団法人日本造園組合連合会 社団法人日本家庭園芸普及協会 社団法人園芸文化協会 社団法人フラワーソサイエティー 社団法人農山漁村文化協会 全国農業協同組合連合会 日本園芸商協会 家庭園芸肥料・用土協議会 フラワーネット協議会 有限責任中間法人日本フローラルマーケティング協会 日本ハンギングバスケット協会 日本園芸療法普及協会 ワンコインクラブ(花き関係者の花育活動実践組織) 全国新品種育成者の会花部会 「花咲くしずおか」推進協議会 有限会社薔薇園植物場 東北地域花き産業振興協議会 東海地域花き普及・振興協議会 熊本県花き協会 関東地域花き普及振興協議会 北陸地域花き連絡協議会 Haruの会(北海道札幌市の花育実践組織) avFL(アベフル)(東京都杉並区のフラワースクール) こどもみらい花育協会 Kayo Flower Studio 日本レミコ押し花学院 計 39団体等 (平成22年8月27日現在) 4 全国花育活動推進協議会の役員名簿 (役職) 会長 副会長 副会長 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 理事 監事 監事 (氏名) (所属団体・役職等) 今西英雄 財団法人日本花普及センター 会長 三井康壽 財団法人国際花と緑の博覧会記念協会 理事長 百武伸茂 財団法人都市緑化基金 理事長 小野邦久 財団法人公園緑地管理財団 理事長 粕谷明弘 財団法人日本いけばな芸術協会 常任理事 三好世紀 社団法人日本種苗協会 常務理事 田島鉄弥 社団法人日本花き生産協会 会長 樋口利一 社団法人日本花き卸売市場協会 会長 都倉正明 社団法人日本生花商協会 会長 川並裕幸 社団法人日本生花通信配達協会 会長 福島偉人 社団法人日本インドア・グリーン協会 理事長 羽田光一 社団法人日本家庭園芸普及協会 会長 藤巻司郎 社団法人日本造園建設業協会 会長 長村智司 社団法人フラワーソサイエティー 副会長 栗田庄一 社団法人農山漁村文化協会 常務理事 神代繁近 日本園芸商協会 会長 小塚純一 家庭園芸肥料・用土協議会 会長 石原記念男 日本ハンキングバスケット協会 理事長 金富信行 公益財団法人日本花の会 常務理事 百瀬祥一 全国農業協同組合連合会 園芸農産部長 5 全国花育活動推進協議会の概要(イメージ) 全国花育活動推進協議会 企画運営委員会 理事会 マニュアル作成WT 事務局: (財)日本花普及センター アドバイザーネットワーク システム運営WT (取組内容) 普及啓発 モデル地区 実施地区の 支援 アドバイザー ネットワーク システムの 運営 活動支援資金 等の募集 行政機関等 への提言等 セミナー、交流会実施WT 参加団体への支援 会員として参加 全国花育活動推進協議会への参加団体(想定) (財)日本花普及センター、(財)都市緑化基金、 (財)国際花と緑の博覧会記念協会、 (社)日本花き生産協会、(社)日本花き卸売市場協会、(社)日本生花通信配達協会、 (財)日本いけばな芸術協会、(社)日本造園建設業協会、(社)日本家庭園芸普及協会、 (財)公園緑地管理財団、(社)日本種苗協会、(社)農山漁村文化協会等、幅広く協議会 への参加を呼びかけ。 花育実践の 場の提供等 ブース出展、ワークショップ、 募 金 の お 願 い 花育の実践 幼 稚 園 ・ 学 校 ・ 地 域 等 民間企業等 募 金 提 言 ・ 要 望 花 育 活 動 の 支 援 国、県等の行政機関 6 全国花育活動推進協議会と参加団体の関係(フローチャート) 花と緑の関係団体 花と緑に関する専門知識・技術等を有する団体 例:グリーンアドバイザー認定試験、フラワーデ ザイナー資格検定試験等を実施 アドバイザー の登録依頼 アドバイザーの 推薦 花育アドバイザーシステムの運営 アドバイザーの登録 花壇づくり、フラワー教室等を実践する団体 都市公園や植物園等を運営・管理する団体 例:地方自治体等との連携により、学校花壇づくり、 いけ花・フラワーアレンジ教室、コンクール等の普 及活動を実施 団体への支 援(アドバイ ザー派遣、資 材提供等) 例:都市公園や植物園の特性や資源を生かしたレク レーションの場等としての提供や普及活動を実施 協議会が 行う広報・ 普及活動 への参加 公園や植物 園等利用希 望者の情報 提供 花育活動の普及啓発(HP、イベント等) 花育モデル地区・実施地区の支援 アドバイザーを派遣 アドバイザー を派遣 花育アドバイザー アドバイザーを派遣 アドバイザーの派遣依頼 活用可能な 公園や植物 園等の情報 提供 活動場 所の提 供依頼 活動場所(都市公園 や植物園等)の情報 を提供 全国花育活動推進協議会 幼稚園・小学校等 ○参加団体への支援 ①花き産業界等との異業種間交流の促進 ②幼稚園、小学校等との交流促進 ○参加団体からの協力 ①全国花育活動推進協議会の活動への参加 ②花育アドバイザーの登録 花育活動を通じ、幼児・児童等の情操面の向上、都市 公園等の活用による、国土緑化に対する国民理解の 増進、花き産業や造園業界の活性化に寄与 7 8 1 花育アドバイザーの登録状況(会員団体の組織的な対応) 団体名 財団法人日本生花通信配達協会 日本ハンギングバスケット協会 社団法人日本造園建設業協会 社団法人日本インドア・グリーン協会 代表者 川並裕幸 石原記念男 藤巻司郎 福島偉人 担当者 水谷一男、宮澤博子 星野尚美 47都道府県の支部単位ごと (本部:上沼治人) 掛樋忠義 住所 東京都品川区北品川4-11-9 日本フラワー会館 愛知県日進市浅田町平地69-3 47都道府県の支部単位ごと (本部:東京都文京区2-17-17 井門本郷ビル2階) 東京都品川区東五反田2-3-4 ビッグナインビル3F TEL 03-5496-5829 052-807-2751 47都道府県の支部単位ごと (本部:03-5684-0011) 03-3473-6551 FAX 03-5496-0396 052-307-2765 47都道府県の支部単位ごと (本部:03-5684-0012) 03-3473-6553 e-mail [email protected] [email protected] 47都道府県の支部単位ごと [email protected] 団体概要 生花店約4,300店 会員約1,800人 会員約1,100社 会員約400社 団体活動 全国54支部で幼稚園の花壇づくり ハンギングバスケトの普及と花の 等を指導支援 街作り等指導支援 造園技術等の調査研究 屋内緑化装飾の技術の向上、グリ ンマスターの認定等 対応地域 全国 全国 全国 全国 ハンギングバスケトと寄せ植え 造園・緑化に関する技術的な助言 屋内緑化装飾や観葉植物に関す 等 る技術的な助言等 希望活動分野 花壇づくり、アレンジメント 備考 全国54支部があるが、当面、本部 本部事務局から全国の会員を紹 で統括窓口となって受け付ける。 介・斡旋する。 本部が47都道府県の支部を一括 本部事務局から全国の会員を紹 登録して、各支部に受け付ける。 介・斡旋する。 2.会員団体の有資格者の個人登録 財団法人公園緑地管理財団 (緑花文化士)等。*組織対応の団体の会員には、個別に花育アドバイザー登録証の発行も行っています。 3.会員個人・グループとしての登録 Haruフラワーデザインスタジオ (北海道札幌市)、avFL (アベフル)(東京杉並区)、Kayo Flower Studio (和歌山県和歌山市)等 9 ※花育活動入れて 首から下げる などしてご活用の際には、登録証を パスケース等にください。 10 花育活動の推進に係る関係省庁連絡会 平成20年3月24日設置 1 本連絡会は、花育の社会的な意義や効果を踏まえ、花育活動を全国 的に推進するために、関係省庁間の情報交換、連絡・調整を行うことを 目的とする。 2 本連絡会は、下記に掲げる者により構成する。 文部科学省 初等中等教育局教育課程課 視学官 農林水産省 生産局生産流通振興課 花き産業振興室長 国土交通省 都市・地域整備局公園緑地・景観課 緑地環境室長 3 本連絡会は、オブザーバーとして本連絡会が必要と認める者の出席を 求めることができる。 4 本連絡会の議長は、農林水産省生産局園芸課花き産業振興室長が務 める。 5 本連絡会の庶務は、農林水産省生産局園芸課花き産業振興室におい て処理する。 6 必要に応じて関係省庁担当官による会議を適宜開催して、連絡を密に するものとする。 11 学 校 支 援 地 域 本 部 事 業 ― 地域ぐるみで学校運営を支援する体制を整備 ― ( 新 規 ) 20年度予定額 5,040百万円 学 校 学 校 支 援 学校支援地域本部の設置 (1,800か所:全市町村対象) 地域教育協議会 協 力 依 頼 (学校長、教職員、PTA関係者、公民館館長、自治会等関係者で構成) 地域コーディネーター (退職教職員、PTA経験者など学校と地域の現状をよく理解している人) 調整 子 ど も と 向 き 合 う 時 間 の 拡 充 学校支援ボランティア(無償) 【学習支援活動】 各々の授業において、担当教員の補助として支援(教員免許状保持者等) 【部活動指導】 クラブ活動の指導者を支援(スポーツ経験者・文化芸術経験者等) 【環境整備】 校内環境整備の支援(造園業関係者・電気技師等) 【登下校安全確保】 登下校中における通学路の安全指導(保護者、自治会等) 【学校行事の開催等】 学校及び地域等が連携して行う学校行事や合同行事の実施。 下記連携事業を実 施する場合は、学校 支援ボランティアと協 力して実施。 下記連携事業の成 果を学校支援ボラン ティアの活動に生かし て実施。 学校支援活動に参加する 意欲のある地域住民が協力 主な連携事業 ○豊かな体験推進事業 ○キャリア教育実践プロジェクト ○理科支援員等配置事業 ○小学校長期自然体験活動支援プロジェクト ○子ども読書応援団推進事業 ○地域スポーツ人材の活用実践支援事業 ○地域人材の活用による文化活動支援事業 ○地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業 ○「学びあい、支えあい」地域活性化推進事業 等 地域住民 【退職者】 ○団塊世代(昭和22年~24年生まれ) ・・・280万人(1中学校区:274.7人) ※団塊世代人口は約680万人(総人口の約5%) で、2007年から2010年にかけて、280万人が定 年退職。 (そのうち、学校教員は、小学校:約31,000人、 中学校:約15,000人、高等学校:約22,000人 が退職予定) 【有資格者】(免許取得者) (例)教員、社会教育主事、司書、学芸員、情報処理 (注1)上記事業は、文部科学省生涯学習政策局、初等中等教育 局、科学技術・学術政策局、スポーツ・青少年局、文化庁に て予算計上している継続又は新規事業等。 (注2)各々の事業の実施件数・実施方法は、事業によって異な り、実施主体は市町村教育委員会等。 (注3)各々の事業は、市町村教育委員会等で指導者(協力者)を 学校等へ派遣。 技術者、保育士、看護師、栄養士、体育指導委員 等 【様々な仕事・特技を持つ人】 (例)プロアマスポーツ経験者、文化芸術経験者、海外 勤務経験者、伝統文化・音楽経験者、企業技術者、 造園業、大工、自然体験活動指導者、レクリエーショ ン指導者、調理師、和裁・洋裁、茶道・華道 等 社 会 教 育 で 学 ん だ 成 果 を 生 か す 場 に 地 域 教 育 力 の 活 性 化 12 全国花育活動推進協議会 平成22年度事業計画 全国花育活動推進協議会は、平成20年3月28日発足後、花き業界や都市緑化関係 者を対象に花と緑の普及イベント等を通じて普及啓発を行い、花育活動は広く認知され つつあり、花育アドバイザーの登録も進みつつある。また、教育関係者には、生活科教 育研究会との連携によるアンケート調査の実施や花育ワークショップの実施等により認 知されつつあるが、小学校の授業として実施された事例等は、まだまだ少ない。 このため、全国花育活動推進協議会は、花育の社会的な効果や意義を踏まえ、会員 が主体となって、普及啓発、モデル地区等の指導・支援、花育アドバイザーネットワーク システムの運営、花育活動支援資金等の募集、行政機関等への提言・要望等を行い、 花育活動の取り組みを全国的な運動として推進する。 また、農林水産省の平成22年度農業競争力強化民間団体事業の一環として「花き業 活性化事業(花育活動推進事業)」が創設されたので、この公募事業に積極的に応募し て、この事業の活用を重点に、花育活動の取り組みを全国的な運動として推進するも のとする。 13 (1)花育活動推進事業の実施 今後、花育活動を全国的な運動として展開するための対策として、小学校低学年の児 童を主な対象に設定し、花育活動実践者の能力向上を図るともに、小学校の教育課程に 花育を導入しやすくするため、学識経験者、花き業界関係者、教育関係者、花育活動実 践者等で構成する花育活動推進検討会を開催するとともに、①花育活動実践者マニュア ル及び花育副読本の作成・普及、②花育活動実践者を対象とした研修会の開催、③花育 活動実践者への情報提供と交流を行うための花育活動普及ホームーページの開設等を 実施する。 (別紙「平成22年度花育活動推進事業の実施スケジュール」参照) (2)花育活動の普及啓発 本協議会の紹介情報や先進事例等のPR資料を作成・配布するとともに、全国各地の花 の緑の普及イベントや教育関係者の行事等と連携して、花育の講習会やセミナー、花育 ワークショップ及び展示PR活動を実施する。 ア 花育活動の講習会やセミナー等の実施 「花育活動実践マニュアル」や「花育副読本」を活用した講習会やセミナー等について は、年度後半の11月~3月にわたり、全国各地の花と緑の普及イベントと連携して効果 的に開催する。また、生活科教育研究会全国大会をはじめ、教育関係者を対象とした花 育ワークショップや展示PR活動等を効果的に実施する。 イ 花育活動のPR資料作成・配布 花育活動の概要、花育アドバイザー募集等を簡潔に説明したPR資料を作成・配布し て、会員募集及び花育アドバイザー登録を重点的に推進する。 また、花育活動の参考資料として、366日の誕生花と花言葉のPR資料等を作成・配布す る。 14 (3)花育モデル地区等の指導・支援 大都市圏の市町村教育委員会等と提携して、継続的な指導・支援を行うモデル地 区(幼稚園、小学校を数カ所)を選定し、多様な花育活動事例等を実証するととともに、 その活動事例を収集整理する。 このため、協議会の会員団体または花育アドバイザーが積極的に幼稚園や小学 校に働きかけて実践しやすいように、花育活動に必要な花材費や資材経費を一定額助 成できるものとする。 平成22年度は50モデル地区程度を助成・支援(20地区×5万円程度)する。 (4)花育アドバイザーネットワークシステムの運営 引き続き、会員団体等を通じてアドバイザーの募集活動と登録を重点的に実施す るとともに、その斡旋紹介活動を実施する。 また、新たに全面的に見直して開設する花育活動普及ホームーページを運営管理する。 15 (別紙) 平成22年度花育活動推進事業の実施スケジュール 時 期 花育活動推進検討会 平成22年8月27日 平成2 2 年度 委員構成 本委員会 中道光子、山口まり、 高橋洋子、高杉揚子、高倉なを、 丹伊田弓子、宮 眞由美 三神雄司、嶋野道弘、 向山洋一、吉田豊香 必要に応じて委員を追加 6月上旬 6月中旬 11月上中旬 第3回(9月7日) ①今後の中長期的な展望の検討 ②第4回マニュアル小委員会の報告・検討 ③第4回副読本小委員会の報告・検討 ④活動マニュアルと副読本の活用・普及方法の検 討 1月下旬 2月下旬 3月下旬 第2回(7月7日) ①活動マニュアルの構成及び内容の検討・確定 ②各項目ごとの執筆者の確定 第2回(6月29日) ①副読本の構成及び内容の検討・確定 ②各項目ごとの執筆者の確定 第3回(7月30日) ①生活科授業や特別活動等ごとに年間の花育活 動事例を整理とりまとめ ②これらの活動事例に活用できる副読本の各項目 ごとの執筆内容の検討 第4回(8月26日) ①副読本の各項目ごとの執筆内容の検討 個別打ち合わせ 第4回(10月1日) 第5回 ①活動マニュアルの各項目ごとの内容に応じたイラ ①副読本の各項目ごとの執筆内容のに応じたイラス ストや写真等を含めた印刷原稿の検討 トや写真等を含めた印刷原稿の検討 第4回 ①今後の中長期的な展望の検討 ②活動マニュアル及び副読本の最終印刷原稿版の 報告 ③花育活動実践者の研修会開催計画及び「花育 副読本」の活用計画並びに花育活動普及ホーム ページの構成の検討 花育活動普及ホームページの開設計画 花育活動普及ホームページの開設業務の開始 花育副読本の作成と活用・ 普及計画 花育活動副読本の印刷製本業務の開始 4種類程度(各30,000部) 「花育活動実践者マニュアル」は、全国各地の花育 幼稚園や小学校等における幼児・児童を対象とし 小学校の生活科教育の年間教育カリキュラムに即し アドバイザーに普及・周知するため、当協議会の た花育授業を想定した具体的な内容にするととも た「花育副読本」をモデル的に作成(各B5版両面 ホームページ に、教育関係機関関係者との連携方法・手順等に カーラー印刷8頁程度)。また、教員用の指導案も (http://www.jfpc.or.jp/hanaikukatudoukyougikaix ついても記載する。また、地域における花育普及啓 併せて作成 .html)に掲載 発活動の一環として、親子による花育ワークショップ 等の手法についても記載 「花育副読本」のPRは、2月~3月の年間教育カリ また、全国の花育活動事例を掲載し、情報交換が キュラムの検討時期に向けて効果的に実施 できるようホームページを全面的に見直し作成 研修会は、大都市圏地域の全国的な花と緑の普及 また、花育アドバイザーの協力を得て、小学校等に イベントと連携して開催 花育活動への取組を呼びかける際に活用 11月下旬 1月中旬 第1回(6月1日) これまでの花育授業等に基づき、生活科の年間カリ キュラムに即した副読本のため、①テーマ、②授業 内容、③必要な知識・技術、④外部支援等を検討 第3回(8月18日) ①活動マニュアルの各項目ごとの執筆内容の検討 10月上旬 10月下旬 第1回((6月4日) これまでの花育活動実践事例等(①保育園・幼稚 園、②小学校、③イベント会場や地域でイ親子教室 等)に基づき、活動マニュアルに取り上げる①テー マ、②活動内容、③実施上の注意・配慮事項、④ 教育関係者の連携方法等を検討 第2回(7月27日) ①花育活動推進事業の今後の中長期的な展望の 検討(各段階ごとの花育活動の取り組み a保育園 や幼稚園、b小学生の低・中・高年 c中学、dイベ ントや地域) ②第2回マニュアル小委員会の報告・検討 ③第2回副読本小委員会の報告・検討 8月下旬 9月上旬 花育副読本作成小委員会 丹伊田弓子、宮 眞由美 必要に応じて、生活科教育研究会で花育授業の経 験のある栗原リエ(秦野市)、三上芳子(千葉県)、 志村幸子(千葉県)、飯田栄子(杉並区)等を委員 に追加 第1回(6月16日) ①平成22年度花育活動推進事業の実施方針及び 年間計画の検討 ②第1回マニュアル小委員会の報告・検討 ③第1回副読本小委員会の報告・検討 6月下旬 7月下旬 花育活動実践者マ ニュアル作成小委員会 中道光子、山口まり、高橋洋子、 高杉揚子、高倉なを、 必要に応じて丹伊田弓子、宮 眞由美も参加 花育活動マ ニュアル作成と研修会開催計画 花育活動マニュアルの印刷製本(1,000部) かんさいフラワーショー(大阪府) 花育活動普及ホームページの開設(10月上旬から 一部開設) 副読本の印刷製本完了とPR活動の開始 関東・東海花の展覧会(東京都) 花育活動普及ホームページを通じて、全国各地の 花育アドバイザーへの情報発信及び活動事例の収 名古屋フラワードーム(愛知県) 集・掲載 日本フラワー&ガーデンショウ(千葉県) 小学校では、平成22年度の年間教育カリキュラム の検討・作成を行っているので、「花育副読本」を配 布してPR (300校程度の採用を目標) 16 17 18 いま、なぜ、「花育」が求められているか • 我が国における現代の生活、中でも都市での生活で は、室内など閉鎖的な空間で過ごす時間が大半で、 花や緑に触れる機会は極端といってよいほど少ない • 身近な生活空間の花や緑は、園芸作業や花を生け たり飾ったりすることを通して、人々の心身を癒し、リ フレッシュさせる効果(花と緑の多面的な機能) • 特に、様々な知識や体験を最も盛んに吸収する幼 児・児童期の成長段階において、花と緑に親しみ、育 てることを経験することは、やさしさや美しさを感じる 情操面の向上や農と接するといった体験活動の観点 から効果的 • 地域活動においても花や緑を介した世代間交流等に より、地域のつながりを深めることが期待される 19 花文化のイメージ (花と緑の多面的な機能) ガーデニング、造園 等 園芸博覧会等の 花と緑をテーマに したイベント開催 花のまちづくり、 オープンガーデン 活動、フラワーツー リズム等 生活空間 を飾る 育てる・ 庭を造る 人を繋ぎコミュ ニティを創造す る 花 快適環境を 創造する 「 美しさ みず みず しさ 鮮やかさ 香り 自然との関わり 癒し 創造性 はかなさ 心・ 気持ち ・ 夢を伝える 等」 の価値観を体現 加工して 利用する ドライフラワー、押し 花、プリザーブドフラ ワー等 フラワーデザイン、生け花、 盆栽、寄せ植え等 屋内緑化、景観形 成、都市緑化、屋上・ 壁面緑化等 福祉を 増進する 気持ちを 伝達する 園芸活動の社会的効用 の活用 (花き園芸福祉、園芸療 法、科学・情操教育等) 母の日、花言葉、故人 を表敬する仏花等 20 緑のネットワーク (進士五十八氏の講演より) 30年前は、緑がなぜ大事かというのを説明しないと納得してくれなかったんです。それでこういうのをやったの です。 緑の意味は三つ。まず、緑(自然)には3種類あるというのを頭に入れていただきたいのですね。緑って一言で 言うけど、実は3種類あるのですよと。これらの3つ緑に平等につきあうことが必要です。 小自然(ペット-生命性)鉢物 鉢物のような、室内に置かれた緑ですね。今は、屋内の緑化とか、インドア・グリーンとか、いろんな言い方し ますが、そういうものですね。それを小自然。わたしは動物に例えるとペットだと思っています。 例えて言えば、緑には小さな赤ん坊のような生命感を……。みずみずしいとか、生き生きしているとか、そうい うのですね。逆にいうと花は、「花の命は短くて」といいます。朝パーッと咲いたきれいな朝顔も、夕方はしぼんで、 明日には花がらになってしまうのですね。これが命というものなのです。 そういうものを感じるのは、大きな木からは感じないのです。木は見ている間には変化しませんから。10年、20年 で変化するのですからね。小さな緑を見て命というものを感じるのです。 中自然(家畜-情緒性)並木・公園 それから二つ目は、都市の中の緑です。並木とか公園とか。これは緑で言うと、家畜だと。野生の動物に例えれ ば家畜だと思っています。家畜とペットの違いは、ペットは人間が全部手を入れて、水をあげたりいろんなこと やってやらないと育たないものですね。家畜のほうは、少し自分では生きられるのです。 中くらいのでは、春、夏、秋、冬。紅葉する木、落葉する木ですね。新緑の美しさ。こういうぐらいの4シーズンで 変わっていく。これが木の持っている良さです。 大自然(野生*-安定性)里山・山海 だけど、もっと大きい野性。里山のようなもの、あるいは山や海や川や大きな自然ですね。本当の自然です。 その木が林になり、森になって、まとまった山になってしまいますと、そういう一つ一つは感じません。安定感と いいます。どっしりとして、その自然があるからこの地域が生きていける。水の流れも温度もですね。それから、暖 かく人を包んでくれるような感覚ですね。こういうものもあります。皆さんが今座っておられる背もたれがあるで しょう。この背もたれなのですよ、緑は。だから、安心して寄りかかっていられるのですね。もし後ろに緑がなかっ たら、バタンといってしまうでしょう。この山とか川というのはそういうものなのです。それそのものを注目はしない けれども、それがあるから安心して生きられるのです。 21 「自然と人間との共生」 • 21世紀は、平成2年開催の大阪・花博のテーマとし て提起されたとおり、「自然と人間との共生」が現代人 の大きな課題 • 今後の植物と人間との関係には自然環境や生態系 にも配慮して「自然破壊を回避し、健全な状態に保全 すること」が花育の理念に含まれるということが重要 • 花育活動の推進に当たっては、花育が自然や社会に 貢献する行為でもあると位置づけて、多くの人々に受 け入れやすいように配慮することが必要 • また、花や緑を楽しみながら「自然環境、生態系維持 に貢献した。健全な環境づくりに関わった。」と実感で きる工夫を付加していくことも花育活動を推進する上 で効果的 22 国際花と緑の博覧会-大阪・花の万博- • 名 称: 国際花と緑の博覧会 • 英 語: The International Garden and Greenery Exposition,Osaka,Japan,1990 • 略 称: 花の万博 EXPO'90 • テーマ : 「自然と人間との共生」 • ねらい : 花と緑と人間生活のかかわりをとらえ、21世紀へ 向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざす • 性 格: 国際博覧会条約に基づく特別博覧会であり、東洋 で初めての開催される大国際園芸博覧会である • 会 期: 平成2年4月1日~9月30日(183日間) • 場 所: 大阪府大阪市鶴見区 「鶴見緑地」 • 会場面積: 約140ha • 入場者総数: 約23百万人 23 基本理念: 人類の宇宙飛行は、地球が唯一の青い惑星であることを教えた。高度の 生命科学は、逆に一層、生命の奥深い神秘に気づかせた。 20世紀の産業文明の発展は、今あらためて、あの花と緑に象徴された、 自然の生命の偉大さを再認識させている。緑こそは、無機物を有機物に変 え、生命を根源から生む力である。花はこの隠れた力の優美な表現であり、 生命そのものの讃歌である。これを愛し敬うことは、自然と生命を共有する 人間の心の本能であり、人間相互の尊重、世界平和への願望のもっとも素 朴な基礎だといえる。 そして、21世紀を目前にして、世界文明が大きく変わろうとしている今日、 花と緑を身近なものとする技術、園芸と、それにつながる生命科学は画期的 な意味を持ち始めた。世界の多くの国々において、都市化は歴史的規模で 進展しつつある。高密度の人口集中地域に住み、その中で生涯をおくる人 間の急増は、都市の内部に花と緑のふるさとを創造する必要を高めている。 自然を愛し、自然を畏敬し、生命を祭る場所と仕組みを、ちまたの中にこそ つくらねばならない。住環境を高める園芸の普及、公共的庭園の充実、また 自然を学びその美をたたえる施設の整備は、人類の基礎的な生活要求の 一部と見なければならない。世界の諸国とともに、日本も路地の一隅にさえ 花と緑を育てる伝統を持ち、都市生活の中に自然を創造する独自の技術を 培ってきたが、これは21世紀に臨む現代にこそ活かされるべきであろう。 24 また、今日の世界は大衆社会に向かって動いており、多数の人々が等し く質の高い生活の享受をめざし、文化施設についてもそれが万人のもので あることを求めている。これに応えて公園も、このような時代の変化に対応 して、積極的に雑踏に耐える花と緑を提供しなければならない。そのために は現代の最高の科学技術を活かし、伝統的な園芸と庭園の知恵を守ると 同時に、新しい広場の造形に挑戦すべきであろう。一方、現代人は雑踏の 中にあっても緑の前に身を慎み、節度ある自然との交歓と相互の創造的な 連帯をめざした、新しい園遊の作法を生みださなければならない。 さらに、現代は、産業社会の構造的な転換の時代であって、従来以上に 人間の生命とその環境を尊重し、しかも自然の生命を活用した生産がめざ されている。全人類の一層の豊かさと生活の質の向上の糧として、花と緑 を積極的に作る技術、機械生産と自然を調和させる技術はもちろん、自然 の神秘そのものに依存する生命工学の発展が促されている。今日の花と 緑の博覧会は、そうした産業思想の転換を紹介し、産業と生命、文明と自 然が対立者ではなく、本来、調和しあう存在であることを確認する場所とも なるはずである。 世界の産業先進国のひとつであり、現代人類の課題を典型的に負って いる日本は、自国の文化伝統と、世界の多様な庭園、園芸観の遺産を踏ま えながら、今回の博覧会で大胆な実験をも試みて、21世紀の地球社会の 平和と繁栄に貢献したいと願っている。 25 花育活動に関するアンケート調査・結果 実施期間: 2009年5月25日から7月9日 調査対象者: 生活科研究会会員、全国花育活動推進協議会会員 調査方法:対象者にアンケートを郵送し実施 回答者数: 46件 小学校教諭 25件、花関係者 14件、保育園教諭 元小学校教諭 2件・ 中学校教諭 1件 3件、幼稚園教諭 2件、 26 27 28 29 30 31 平成22年花育の実施状況に関するアンケート調査・結果状況 <東京都23区内小学校> 全国花育活動推進協議会 2009年5月18日現在 ■実施期間 ■調査対象者 ■調査方法 ■回答件 平成22年2月 数 東京都23区内小学校 東京都23区内小学校に約1000件アンケートを郵送して実施 回答地域 59件 1.「花育」の認知度 ア ほとんど 全ての教職 員が知ってい る 7% 品川区 板橋区 2% 豊島区 8% 8% 文京区 4% 江戸川区 13% 世田谷区 18% 中央区 2% 港区 6%目黒区 墨田区 0% 4% 練馬区 14% 荒川区 9% 台東区 6% ウ ほとんど の教職員が 知らない 52% イ 一部の教 職員しか知ら ない 41% 北区 6% 32 2. 子供達が花や緑に触れる機会を設けていますか。 エ クラブ活動や課 外授業等を通じて、 花や植物に興味が ある児童を対象に、 花や緑に触れる機会 を設けているが、全 ての児童が機会を得 られる訳ではない。 17% オ 生活科や理科の 授業以外には、児童 が花や緑に触れる機 会を設けていない。 6% ウ 担任教諭など自 主的に取り組んでい る)特定の学級にお いて、花や緑に触れ る機会を設けている が、全ての児童が機 会を得られる訳では ない。 13% ア 全ての児童を対 象に、花や緑に触れ る機会を設けてい る。 40% イ 卒業までには全 ての児童が機会を得 ることができるように している。 24% 3-1.問2で、ア及びイと回答した場合にのみお答くださ い。貴園が実施している活動の内容を教えてください。 (複数回答可) 系列1 カ その他( ) 系列2 6.3% 6 オ その内外での花の観賞・観察 12.5% エ 生花の飾り付けやその管理。 7.3% 12 7 ウ 鉢植え等の栽培管理。 32.3% イ 花壇以外の屋外植物(樹木等)の管 理 10.4% ア 花壇の植え付け、栽培管理。 31.3% 31 10 30 33 3-2. 全ての児童が花や緑に触れる機会を設けてる最大 3-3. 貴校が、児童に花や緑に触れる機会を設けるに当 の理由は何ですか。 (複数回答可) たって、外部から何らかの支援を受けていますか。 (以下のうち1つを回答) 系列1 オ その他( ) エ 児童の観察力を養うため。 系列1 系列2 5.6% カ 誰からも支援を受けていない。 21.7% オ 上記ア~ウ以外の者から支援を受けている。 (具体的には、 ) 18.3% イ 緑化による学校環境の向上のため。 ア 児童にやさしさや生命の尊さを学ばせるた め。 14.4% 13 8 26.7% 24 44.4% 40 イ 児童を指導する人材の提供を受けている。 ア 花、苗、種子、肥料などの資材の提供を受け ている。 22 ウ 農業者、農協などの花の生産者から支援を受 けている。 6.7% イ 花の卸売業者・仲卸売業者から支援を受けて いる。 3.3% 2 ア 花店などの小売業者から支援を受けている。 4 13.3% 8 系列2 系列1 ウ 活動場所(花壇など)の提供を受けている。 36.7% 3-5. 子供達が花や緑に触れる機会を設けることに際して、 難しいと思われる点は何ですか。上記③でア、イ、ウまたはエの回 答をした場合には、外部から支援を受けなければ、苦労をすると 思われる点をあげてください。(複数回答可) みお答ください。 具体的に、どのような支援を受けていますか。 (複数回答可) エ その他( ) 11 8.9% 3-4. 上記③でア、イ、ウまたはエの回答をした場合にの 系列1 13 5 エ 保護者や地域の住民から支援を受けている。 ウ 児童同士の協調性を高めるため 系列2 系列2 23.1% キ その他( ) 9 15.4% 6 38.5% 15 23.1% 9 3.8% カ 保護者の積極的な支援・賛意がえられにくい。 2.5% 2 オ 職員の花育に対する理解・積極性が十分でな い。 8.9% 3 エ 授業以外の活動時間の確保。 35.4% ウ 活動場所(花壇など)の確保。 16.5% イ 児童を指導する人材の確保。 13.9% ア 花、苗、種子、肥料などの資材の調達。 19.0% 7 28 13 11 15 34 4-1. 問2で、 ウ、 エまたはオの回答をした場合にのみお 5-1. 問2でイと回答した場合にのみお答ください。 答ください。 児童が花や植物の栽培に親しむような機会を設けてる 学年を具体的に教えてください。 (複数回答可) 系列1 カ その他( ) 系列2 3.0% 1 ア 1年生 17% 30.3% オ 授業以外の活動時間を確保することが困難 だから。 10 27.3% エ 活動場所(花壇など)の確保が困難だから。 9 ウ 児童を指導する人材を確保することが困難だ から。 15.2% イ 花、苗、種子、肥料などの資材を調達すること が困難だから。 18.2% ア 生活科や理科の授業で十分であり、必要性 を感じないから。 カ 6年生 14% オ 5年生 20% イ 2年生 17% 5 6 6.1% 2 6. 文部科学省は、21年4月からの新学習指導要領 の実施に際し、「今回の改訂では、特に継続的な飼育・ 栽培を行うことを強調」と「小学校学習指導要領解説生 活編(平成20年6月)」に記載されており、植物の栽培 にも力を入れていくこととしていますが、このことを知っ ていますか。 エ 4年生 15% ウ 3年生 17% 7.全国花育活動推進協議会では、花と緑の知識に 精通した「花育アドバイザー」を紹介したり派遣する 取り組みを行っておりますが、知っていますか。 ウ その他 0% ア 知っている。 11% 1 2 ア 知っている。, 2% ア 知っている。, 98% イ 知らない。 89% 35 8. 花育アドバイザーを利用したいと思いますか。 (但し、派遣に要する経費、花材費・資材費などは利用 者負担となることがあります) ウ その他 21% ア 利用したい。 44% 9. 問8で、アと回答した場合、どのような内容の指 イ 利用したいと 思わない。 35% 導を希望されますか。(複数回答可) 系列1 系列2 問8の<利用したいと思わない理由> ・可能であれば上手な育て方ヲ教えて頂きたい ・負担について検討できないから ・経費、費用の面で難しい ・今の活動で、実施できているので ・経済上の問題 ・すでにボランティアの方に指導して頂いている ・利用者負担が二の足を踏む ・学校には予算がないので、利用したいが厳し い ・区教委の動向等も踏まえて検討する ・具体的な活動内容と指導内容が一致すれば。 カ その他( ) オ 校内にある花壇の維持管理のサ ポート。 エ 校内の花壇づくりや屋上緑化などの 作成指導。 ウ 植物の栽培管理やガーデニング等の 技術指導・実践。 1.5% 1 24.2% 16 25.8% 17 25.8% イ 寄せ植え等の技術指導や実践。 12.1% ア いけばな・フラワーアレンジの技術指 導や実践。 10.6% 17 8 7 36 平成22年花育の実施状況に関するアンケート調査・結果状況 <東京都23区内幼稚園・保育園> 全国花育活動推進協議会 2009年5月18日現在 ■実施期間 平成22年2月 ■回答件数 24件 ■調査対象者 東京都23区内保育園・幼稚園 ■調査方法 東京都23区内保育園・幼稚園約1500件にアンケートを郵送して実施 1.「花育」の認知度 回答地区 ■回答件数 目黒区, 2, 8% 墨田区, 1, 港区, 1, 4% 4% 荒川区, 1, 4% 台東区, 1, 4% 24件 ほとんどが 知っていると 思う8% 足立区, 9, 39% 一部しか知 らないと思う 25% 北区, 1, 4% 練馬区, 2, 8% 江戸川区, 2, 8% 豊島区, 1, 4% 文京区, 3, 13% ほとんど知 らないと思う 67% 37 2.子供達が花や緑に触れる機会を設けていますか。 イ 特定の年齢の子供達のみ 20% ア 全ての子供達を対象に、花や緑に触 れる機会を設けている。 80% 3-1.問2で、ア及びイと回答した場合にの みお答ください。 貴園が実施している活 動の内容を教えてください。(複数回答可) 回答件数 % / 回答数 0.0% 0 オ その内外での花の観賞・観 16.7% カ その他( ) 察 エ 生花の飾り付けやその管 理。 13.9% ウ 鉢植え等の栽培管理。 27.8% イ 花壇以外の樹木等の管理 12.5% ア 花壇の植え付け、栽培管 理。 29.2% 12 10 20 9 21 38 3-2.貴園で、全ての子供達が花や緑に触れる機会を設けて 3-3. 貴園が、児童に花や緑に触れる機会を設けるに当 いる最大の理由は何ですか。(複数回答可) 回答件数 たって、 外部から何らかの支援を受けていますか。(以下のうち1つを回 答) % / 回答数 回答件数 オ その他( ) エ 花や緑にふれることを通して、関心興味を育む ため 4.1% カ 誰からも支援を受けていな い。 3 20.5% 15 ウ 共同作業を通して、喜び、ふれあいのうれしさを 感じさせるため 20.5% イ 生活の場を花や緑を使った快適環境を作る、管 理する楽しさを知らせるため 23.3% 15 % / 回答数 52.0% オ 上記ア~ウ以外の者から 24.0% エ 保護者や地域の住民から 20.0% 13 6 5 4.0% 1 イ 花の卸売業者・仲卸売業者か 0.0% 0 ら ア 花店などの小売業者から 0.0% 0 ウ 花の生産者から ア 花や緑の生命力のすばらしさを感じさせるため 17 31.5% 23 3-4. 上記③でア、イ、ウまたはエの回答をした場合にのみ 3-5. 子供達が花や緑に触れる機会を設けることに際して、 お答ください。具体的に、どのような支援を受けていますか。 (複数回答可) 回答件数 エ その他( ) ウ 活動場所(花壇など)の提供を受けている。 難しいと思われる点は何ですか。 上記③でア、イ、ウまたはエの回答をした場合には、外部から 支援を受けなければ、苦労をすると思われる点をあげてください。 (複数回答可) % / 回答数 16.7% 1 0.0% 0 回答件数 4 ア 花、苗、種子、肥料などの資材の調達。 イ 子供達を指導する人材の提供を受けている。 ア 花、苗、種子、肥料などの資材の提供を受けて いる。 23.5% イ 児童を指導する人材の確保。 5.9% 1 ウ 活動場所(花壇など)の確保。 35.3% 33.3% 2 50.0% 3 エ 授業以外の活動時間の確保。 オ 職員の花育に対する理解・積極性が十分で ない。 カ 保護者の積極的な支援・賛意がえられにく い。 キ その他( ) 0 0.0% 11.8% 0.0% 23.5% 0 % / 回答数 6 2 4 39 6. 花育アドバイザーを利用したいと思いますか。 (但し、派遣 5 全国花育活動推進協議会では、花と緑の知識に精通した に要する経費、花材費・資材費などは利用者負担となることがあ ります) 「花育アドバイザー」を紹介したり派遣する取り組みを行っており ますが、知っていますか。 ア 知ってい る。 8% ウ その他( ) 25% イ 知らない。 92% ア 利用したい。 29% イ 利用したいと思 わない。 46% 7. 問6で、アと回答した場合、どのような内容の指導を希望されますか。 問6の<利用したいと思わない理由> (複数回答可) 回答件数 ア いけばな・フラワーアレンジの技術指導や実践。 イ 寄せ植え等の技術指導や実践。 ウ 植物の栽培管理やガーデニング等の技術指導・実 践。 エ 園内の花壇づくりや屋上緑化などの作成指導。 オ 園内にある花壇の維持管理のサポート。 カ その他( ) 11.1% % / 回答数 2 4 22.2% 5 27.8% 16.7% 22.2% 3 4 ・経費がかかるから(経費がない) ・経費がいくらかかるか不明 ・日常の保育に係わる教員自身が花育を 行うことが大切だと考える ・負担までしてきてもらわなくて良い、教 員が勉強していく ・利用に費用がかかるなら、公立としては 予算の出所がない ・経費の負担を考える。職員の中で指導 できる者を育成している。 ・「花育アドバイザー」の実状がわからな い ・高額な費用となると財務予算上難しい ・今、特に必要性を感じない為 0 0.0% 40 41 42 43 44
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