ピット器官 シマヘビ 陸上脊椎動物の進化 著名なもののみ ヘビ 世界最大

c 上野で散歩
ピット器官
可視光線
360∼400 nm
紫
外
線
⻘
紫
紫
⻘
緑
緑
シマヘビ
760∼830 nm
⻩ ⻩橙
緑
赤
c 下克上・弐
有鱗目ヘビ科ナメラ属
体⻑ 1∼1.5 m
⼀部を除く⽇本に⽣息
無毒
赤
外
線
アミメニシキヘビ
鋤⿐器
脳
ピット器官
ボア科ボア亜科、ニシキヘビ科、
クサリヘビ科マムシ亜科がもつ
赤外線感知器官
陸上脊椎動物の進化
c ウィキペディア
著名なもののみ
現在調査中のものも含まれています
単⼸類
⻯⼸類
鋤⿐器は左右に2つある
⾆ ので⾆の先も2ある
空気中の化学物質を⾆で捕らえ鋤⿐器に運ぶ
鋤⿐器は両⽣類から発⽣したと考えられ、爬⾍類と哺乳類の⼀部が持つ
c The REPTiLE ROOM
ヘビ
哺乳類
双⼸類
魚⻯類
鱗⻯類
主⻯形類
ムカシトカゲの頭蓋骨
⾸⻑⻯類
有鱗類
トカゲ
ヘビ
カメ類
カメ
主⻯類
ワニ
翼⻯類
恐⻯類
⿃類
世界最大のヘビ
c KANSAI REPTILE PRO
c National Geographic
トカゲ類から派⽣したとされている
地中または⽔中⽣活に適応したと考えられている
動物⾷
四肢がない 瞼がない 耳孔と⿎膜がない
世界最⼩のヘビ
バルバドススレッドスネーク
オオアナコンダ
全⻑約 10 cm
世界最⼩のヘビ
カリブ海のバルバドス島に⽣息
全⻑ 4−9 m
5 m以上のものは体重が
100 kgを超えるものもいる
南アメリカに⽣息
アミメニシキヘビ
c AFP/A. Catenazzi c SPIEGEL ONLINE c wikipedia
c IndianPad
他の最⼩の⿃にコビトハチドリがいる
アラグアヤモリ
1.6 cm
ドミニカ
ノーブルピグミーガエル
1 cm・2 g
アンデス⼭脈
マメハチドリ
4∼6 cm・2 g
キューバ
全⻑ 4−9 m
同じ⻑さの場合
オオアナコンダより軽い
東南アジアに⽣息
1
ヘビの体
左肺
c KANSAI REPTILE PRO
c National Geographic
⾷道
右肺
メクラヘビやニシキヘビ科には腰帯が残っているものがいる
肩帯が残っている現存種はない
頭
気管
⼼臓
左肺は退化
している
胆のう
胃
ヘビの⾜
メクラヘビなど
脾臓
ヒト
肋骨
背骨
精巣
肝臓
膵臓
総排泄腔
腸
尾
腰帯(骨盤)
腎臓
尾骨
左右⼆つある器官は
ずれて位置している
アシナシイモリ
c STRUNARJI
c Livingunderworld.org
c gymnophiona.org
両⽣綱無⾜目に属しており、四肢と肢体を持たない
アシナシトカゲ
c TAXA of LIfe
c TREK NATURE
爬⾍綱有鱗目アシナシトカゲ科に属しており、四肢を持たない
Scolecomorphus vittatus
Ichthyophis kohtaoensis
目
触⼿
ヘビと違い瞼と耳孔を持つ
ヘビと⽐べて体が硬い
尾の自切機能を持つ
体は細⻑い円筒状で、鱗を持つものもいる
多くの環状の⽪膚のひだを持つためミミズに似ている
⻑い尾を持たず、体の末端に総排泄腔がある
腹板
ヘビは蛇⾏・直進・アコーディオン式・横ばいで移動
記録上のヘビの最⾼移動速度は約 13 km
T. e. terrestris
c HumboldtHerps.com
ヘビの骨格
c HumboldtHerps.com
c Hilton pond center
c Thursday Metro.co.uk
T. a. hydrophilus
2009年3⽉16⽇にオーストラリアで
飼いイヌを丸呑みにしたヘビ
頭部
背部
頭
腹部
・胸骨がない(餌を丸呑みできる)
・肋骨がない部分が尾(総排泄腔から先が尾)
2
顎関節
c skulls unlimited
ヘビの顎は150°まで(あるいはそれ以上)開く
p
双⼸類
po
po
sq
sq
j
q
qj
q
下の⼸が消失
q
毒
p
有鱗類
j
関節化
非毒ヘビの頭蓋骨
赤丸が関節になっている
ヘビは左右の⻭骨が融合
していない
なおヘビは左右の⻭骨を
独⽴して動かせる
(前後⽅向のみ)
c DKimages
Koh DCI, Armugam A, Jeyaseelan K. Snake venom components and their applications in biomedicine.
Cell. Mol. Life Sci. 2006; 63: 3030-41.
毒を持つ爬⾍類の99%がヘビ(ヘビ以外はドクトカゲ科のみ)
約3000種いる蛇の25%ほどが毒を持つ
世界では年間250万⼈が被害を受け、約10万⼈が死亡している
ホスホジエステラーゼ
ヒアルロニダーゼ
プロテアーゼ
アミノ酸オキシダーゼ
ATPアーゼ
ブンガロトキシン
デンドロトキシン
ファシキュリン
(⼀部)
出血毒と神経毒に大別されている
⽇本の毒ヘビ
マムシ
c The REPTiLE ROOM
毒ヘビ
アメリカドクトカゲ
主に神経毒
毒腺が下顎にある
c ウィキペディア
c foro Reptiles
⽇本には22種いる
c Groveling things
c ⽇本の鱗たち
うち9種はウミヘビ
ハブ
キングコブラ
全⻑ 550 cm 最大の毒ヘビ
頭部を全⻑の3分の1ほど持ち上げることができる
ヘビの毒とLD50
c http://www.kingsnake.com/toxicology/LD50/ld50iv.html
c http://133.100.212.50/~bc1/Biochem/venoms.htm
LD50(半分致死量):24時間以内にマウスの半数が死に⾄る量
種類
説明
静脈投与
0.013
キングコブラ
静脈投与
1.31
ハブ
静脈投与
ボツリヌス菌毒素D
ボツリヌス菌
ダイオキシン
農薬合成副産物
テトロドトキシン
フグ毒
α-アマニチン
テングタケ毒
0.3
ストリキニーネ
植物毒
0.5
セグロウミヘビ
3.689
0.00000032
0.00006
0.01
⻘酸ガス
3
ハブの頭蓋骨
c Groveling things
前⽛型
上顎の前部に毒⽛がある
溝または管状の毒⽛
主にコブラ科
クサリヘビ科
全⻑ 約 60 cm
LD50(mg/kg)
タイパン
後⽛型
上顎の奥に毒⽛がある
溝状の毒⽛
主にナミヘビ科
凶暴
クサリヘビ科
全⻑ 約 150 cm
ヤマカガシ
可動管⽛型
コブラ科
全⻑ 約 80 cm
ナミヘビ科
全⻑ 約 100 cm
上顎の前部に管状の毒⽛がある
⼝を閉じているときは後⽅に倒れる
主にクサリヘビ科
3
ヘビの毒腺
c flickr
c Wikipedia
c Hunter Serpentology
フィブリノーゲンを分解して血液凝固を阻害し、プロテアーゼ
で血管細胞を破壊して出血させる
体内での出血、腎機能障害、吐き気、血尿、組織の壊死など
後遺症が残ることもある(⼿⾜の切断など)
毒素がタンパク質でできているので抗血清がある
おもにクサリヘビ科(マムシやハブ)が持つ
前⽛型および可動管⽛型の
⼀般的な構成
毒管
出血毒
副腺
毒腺
毒⽛
保護鞘
圧縮筋
Trimeresurus hageni
血液凝固
内因性の場合はコラーゲンの露出がきっかけとなる
II、VII、IX、X因⼦の合成にはビタミンKが必要
内因性
(血管内⽪損傷)
外因性
(組織損傷)
活性型XII因⼦
トロンボプラスチン
活性型XI因⼦
活性型VII因⼦
活性型IX因⼦
活性型X因⼦
プロトロンビン
フィブリノーゲン
ヘビ毒
ディスインテグリン
ホスホリパーゼA
(血⼩板凝集抑制)
分泌を阻害
筋⾁が収縮できない
神経
アセチルコリン
神経
フィブリン
ポリマー
酵素で分解
分泌
酵素
活性型XIII因⼦
筋⾁
酵素
受容体
受容体に結合・作用
噛まなくてもOK
c National Geographic
毒噴射
Ca2+
β-ニューロトキシン
Ca2+が細胞内に流⼊する
フィブリン:I
トロンビン:II
トロンボプラスチン:III
α-ニューロトキシンの例:α-ブンガロトキシン(ニコチン性)
β-ニューロトキシンの例:β-ブンガロトキシン
電位依存性
Ca2+チャンネル
活動電位が伝わる
Ca2+
電位依存性
Ca2+チャンネル
⾦属プロテアーゼ
セリンプロテアーゼ
(フィブリノーゲンの過剰消費)
トロンビン
神経筋接合部
ファシキュリン
分解酵素を阻害
筋⾁が収縮したままに
アセチルコリン
酵素
α-ニューロトキシン
受容体
受容体への結合を阻害
筋⾁
筋⾁が収縮できない
酵素
フードコブラ属のいくつかの種では 2∼3 m 先の
標的に毒を噴射できる
4