(議案第6号) 平成23年度(第25期) (平成23年4月1日~平成24年3月31日) 事業報告書 財団法人 黒部市施設管理公社 【公社プロフィール】 1.名 称 財団法人 黒部市施設管理公社 2.所在地 黒部市三日市2981番地 3.設 立 昭和62年4月1日 (富山県指令総第51号許可) 4.目 的 黒部市の施策に呼応して、黒部市の要請する施設の管理運営を機能的、 効率的に行うと共に、公共的施設の有効利用の推進を図り、もって市民福 祉の増進に寄与する。 5.事業内容 (1) 公共的施設の有効利用増進事業 (2) 公共的施設の安全管理事業 (3) 公共的施設の環境美化推進事業 (4) 公共的施設におけるコミュニティ活動の育成事業 (5) 黒部市民会館、その他黒部市の設置する施設の管理運営 (6) その他、公社の目的を達成するために必要な事業 6.指定管理施設 (1) 黒部市民会館 (2) 黒部市働く婦人の家 (3) 黒部市立東部児童センター (4) 黒部勤労者体育センター (5) 黒部市立中央児童センター (6) 公園管理事務所 (7) 尾の沼体験交流施設とちの湯 7.代表者 理事長 上田 洋一 8.基本財産 3,000万円 9.職員数 13人 (平成24年4月1日現在) -1- 平成23年度 黒部市施設管理公社 事業報告 総 括 平成23年度は当公社が指定管理者として管理・運営を委託されている7施設の中、黒部市民 会館、宮野公園管理事務所、尾の沼体験交流施設とちの湯の3施設が3年間の受託期間の最終 年度を迎えました。3施設とも、引き続き指定管理者としての認定を受けましたが、公社に課せられ た使命を自覚し、新たな気持ちで業務に取り組む所存です。 公社全体としては平成23年度は利用者数、利用料収入とも前年度より約 9.0%減少しました。 その要因は各施設ごとの報告にある通りですが、市民会館と宮野公園管理事務所は社会・経済 的な要因で、とちの湯は自然災害等による要因が主なものと考えられます。 公社としては各施設の利用目的に沿って利用者のニーズを掘り起こし、新しい自主事業の開拓 や、より快適な施設を目指して環境を整備し、利用促進に努めたいと思います。 これまでもご報告してきましたが、公社の施設のなかには老朽化の著しいものがあり、その対策 に苦慮しているのが実態であります。中でも市民会館ととちの湯は利用料・入場料を徴収している だけに利用者へのサービスの確保の面からも切実な課題となっておりますが、市当局の配慮もあっ て改修等の施策を着実に進めております。 また、より効率的な管理・運営を目指して様々な取り組みを行っておりますが、例えば市民会館 の冷暖房の費用の圧縮を図り、昨年比で電気使用量▲17%、電気料金▲14%の節減となり、 各々目標値(▲1%)の17倍及び14倍を達成しました。電気料金の節減額は54万円になり、デ マンド値の低下が12ヶ月に及んだ場合の節減額は、年間100万円に達すると思われます。 一方、施設の利用者の安全・安心として、学校の長期休みに伴う臨時職員の増員を東部と中央 児童センターで試験的に実施しましたところ、休み期間中の利用者増加および安全管理面で大き な効果を得ましたので、平成24年度からは完全実施とすることにしました。 当公社の当面の課題は公益法人改革に伴う一般法人化でありますが、23年度はその準備に 大きなエネルギーを注ぎました。理事会・評議員会の審議、市当局のご指導を得て、24年6月に 「認可申請」をする運びとなっております。次年度は23年度の事業運営の反省と、新法人化への 諸課題に真摯に取り組み、公社の使命達成に向けて取り組む所存であります。 施 設 名 平成23年度 平成22年度 増 減 増 減 率 市民会館 50,437人 68,860人 -18,423人 -26.8% 働く婦人の家 14,715人 14,196人 519人 3.7% 東部児童センター 20,930人 20,147人 783人 3.9% 中央児童センター 17,654人 18,963人 -1,309人 -6.9% 勤労者体育センター 34,202人 32,112人 2,090人 6.5% 公園管理事務所 尾の沼体験交流施 設 とちの湯 133,889人 142,796人 -8,907人 -6.2% 24,552人 28,745人 -4,193人 -14.6% 296,379人 325,819人 -29,440人 -9.0% 総 数 -2- 1.市民会館について 利用者・利用料収入の減少に歯止めがかからない状況が続いている。 利用者については、全体的に利用件数及び利用者数が減少(22年度比 18,423人/26,7%減)して いるが、大幅な減少の主な要因は選挙関係である。22年度は、参議院議員通常選挙及び黒部 市議会議員選挙が行われたが、23年度は、富山県議会議員選挙があり会場の予約をされてい たが、無投票のため直前にキャンセルになり、他の利用も出来なかったためである。 一方利用料収入でも全体的に減少した(23年度当初目標値 2,698千円減)。 主なものとして、市内・市外物品販売の件数の減少(22年度比 22件/593千円減)、一般、市・県 の利用が減少(22年度比 190件/602千円減)となった。 本年度の主たる設備改修は、1・2階系統と大ホール系統の空調送風ダクトの連結工事及び、多 目的トイレ給水工事、外側自動ドアのモーター、コントローラー修繕工事(127千円)、東側外灯漏 電修繕工事(57千円)を実施した。 ・利用状況は、次のとおりであった。 開館日数 利 用 料 H23年度 H22年度 325 323 日 5,455 千円 入館者数 50,437 人 増 減 2 日 6,454 千円 68,860 人 日 △ 999 千円 △ 18,423 人 利 用 区 分 別 比 較 区 分 H23年度 H22年度 一般利用 (基本料金) 399 509 市・県利用 (5割・3・2割 減) 205 営利 (3割増) 24 物販 (10割増) 29 営利 (3割増) 159 物販 (18割増) 127 営利目的講習 (10割増) 121 市 内 市 外 計 1,064 回 回 回 回 回 回 回 回 285 26 34 123 144 122 1,243 回 回 回 回 回 回 回 回 部 屋 別 比 較 増 減 △ 110 △ 80 △2 △5 36 △ 17 △1 △ 179 部 屋 回 回 回 回 回 回 回 大ホール 101会議室 102会議室 103会議室 201会議室 202会議室 203会議室 回 その他 合計 - 3 - H23年度 H22年度 増 減 33 回 32 回 1 回 3,058 人 3,503 人 △ 445 人 151 回 186 回 △ 35 回 13,313 人 17,258 人 △ 3,945 人 147 回 193 回 △ 46 回 9,848 人 22,395 人 △ 12,547 人 205 回 211 回 △6 回 5,352 人 4,809 人 543 人 138 回 183 回 △ 45 回 3,451 人 5,178 人 △ 1,727 人 116 回 91 回 25 回 1,079 人 786 人 293 人 134 回 135 回 △1 回 1,723 人 1,735 人 △ 12 人 140 回 212 回 △ 72 回 12,613 人 13,196 人 △ 583 人 1,064 回 1,243 回 △ 179 回 50,437 人 68,860 人 △ 18,423 人 2.黒部市働く婦人の家について ・23年度は新規に6講座を計画した中で、5講座が早期に募集を上回る申し込みがあった。その後も問い 合わせが多かったため、定員数を増やし対応にあたった。主催講座の受講者数増はその結果である。 ・育成グループの増加、増員は、主催講座を終了後、再び継続し学習するため、サークルを結成し活動を 始めた、「オカリナ教室」・「日本画教室」・「健康ヨガ教室」の毎月の利用が要因とみられる。 ・自主グループについても毎週行なっている健康体操の参加者が増えてきており、年間の利用回数、人数 の増員につながっている。 ・女性の団体利用は、昨年度に比べ、保育士会等の会合が減少気味だったのが影響した。 ・施設の管理においては、老朽化したボイラー室に関わる修繕が何ヶ所もあったり、雪の重みにより、生垣 の一部が道路にはみ出し、剪定と補強が必要となったことなどから予算外の修繕費となった。 ※尚、下記利用者数には含まれていないが、本年度もハローワークの求人情報紙を求め、年間およそ 6,000人前後が訪れた。 平成23年度 平成22年度 開館日数 293 日 290 日 増 減 3 日 利 用 区 分 別 比 較 区分 主催講座 育成グループ 自主グループ 女性の 団体利用 その他 図 書 計 平成23年度 平成22年度 部 屋 別 比 較 増 減 部屋 26 回 19 回 7 回 456 人 394 人 62 人 646 回 626 回 20 回 6,585 人 6,101 人 484 人 279 回 260 回 19 回 2,437 人 2,200 人 237 人 148 回 170 回 △ 22 回 2,876 人 3,196 人 △ 320 人 108 回 64 回 44 回 1,742 人 1,729 人 13 人 619 人 576 人 43 人 1,207 回 1,139 回 68 回 14,715 人 14,196 人 519 人 調理室 和 室 託児室 軽運動室 研修室 図 書 ロビー 計 - 4- 平成23年度 平成22年度 増 減 20 回 19 回 1 回 353 人 416 人 △ 63 人 251 回 209 回 42 回 2,812 人 2,429 人 383 人 224 回 237 回 △ 13 回 1,607 人 1,719 人 △ 112 人 429 回 393 回 36 回 5,935 人 5,336 人 599 人 283 回 280 回 3 回 3,389 人 3,263 人 126 人 619 人 576 人 43 人 0 回 1 回 △1 回 0 人 457 人 △ 457 人 1,207 回 1,139 回 68 回 14,715 人 14,196 人 519 人 3.東部児童センター・勤労者体育センターについて ・ 児童センターの利用者数が、783人(3.9%)の増員となった。全体として児童数が減少 した(特に6年生)ものの、幼児・保護者が増加した。 ・ 備品としてパソコン(1台)及び視聴覚機器の充実として地デジ対応テレビ(1台)を導 入した。 ・ 「おもちゃ病院 ピノキオ」が当センターで開院されてから、1年半経過した。スタッフ の数も増え、毎回たくさんのおもちゃが持ち込まれて、『子どもに夢を・おもちゃに「いの ち」を』モットーに沢山の方に喜ばれている。 (中央児童センターと共通) ・ 学校長期休み中における子どもの魅力ある活動及び安心・安全対策について、臨時 職員(1名:午後勤務)を増員し、試験的に実施した結果、利用者の増加及び安全管理 面で効果があった。 ・ 季節ならではの行事、夏休みの思い出作りを目的とした“合同バスハイキング”や、 市内一円の親子や学童が参加する“合同児童センターまつり”の実施は毎回好評で、 人気行事として定着している。 (勤労体育センター) ・ 勤労者体育センターでは、全体で2,090人(6.5%)の増員となった。増員として、児童 センタ―の利用増の他、桜井高校のサッカー部の練習や団体のトレーニングの利用 が増加した。 ・ 勤労者体育センターでは、数ヶ所にわたり雨漏りが確認されたので、早急に修繕を 行った。 ・ 利用状況は次のとおりであった。 (前年度対比) 東部児童センター 平成23年度 平成22年度 開館日数 勤労体育センター 増 減 平成23年度 平成22年度 増 減 291日 290日 1日 291日 290日 1日 20,930人 20,147人 783人 34,202人 32,112人 2,090人 児童数 5,482人 6,854人 △1,372人 956回 894回 62回 幼児数 6,718人 5,757人 961人 保護者数 8,730人 7,536人 1,194人 利用者 -5- 4.中央児童センターについて ・ 利用者数が前年度比1,309名(△6.9%)の減少となった。これは、今年度より中央小学校学 学童クラブの定員が増えた影響により、学校の許可をもらい下校後直接来館している学童数が 減少したことが主な要因である。(1日平均約20名→12名) ・ 新規行事で定期的に『あそびの教室』(昔から伝わる遊び等の外遊び)を実施したが、悪天候 や広場がアスファルトのため危険性が伴い思うようにできなった。それでもいくつかの遊びは平 日の子ども達の遊びに加わり、仲間で遊ぶ姿がよく見られた。 ・ 幼児向けの三輪車等の遊具や冬季期間にホットカーペット等を入れたところ、利用者からたい へん喜ばれた。 ・ 子ども達に人気のある一輪車の修理、屋外遊具『丸太橋』の修繕・塗装や問題のある樹木の 枝払い・伐採等安全と環境整備に努めた。 (東部児童センターと共通) ・ 学校長期休み中における子どもの魅力ある活動及び安心・安全対策について、臨時職員(1 名:午後勤務)を増員し、試験的に実施した結果、利用者の増加及び安全管理面で効果があっ た。 ・ 23年度は年間2回実施していた合同バスハイキングのうちの1回を合同ハイキングにして実 施。残念なことに天気が悪く東部児童センターでの活動となったが、初めて利用する子も多くト ランポリンなど目新しい大型遊具や広い建物で伸び伸びと遊ぶことができ、大好評であった。ま たバスでのハイキングとは違い希望者が全員参加できた。 ・ 毎月の児童センターだより、にこにこタウン掲載、みらーれTV放映等に加えて、4月よりホー ムページを開設しPRに努めた。 ・ 利用状況は次のとおりであった。 (前年度対比) 中央児童センター 平成23年度 平成22年度 開館日数 増 減 291日 290日 1日 17,654人 18,963人 △1,309人 児童数 7,156人 8,040人 △884人 幼児数 3,323人 3,417人 △94人 保護者数 7,175人 7,506人 △331人 利用者 -6- 5.公園管理事務所について ・宮野運動公園内のスポーツ施設及び芝生広場の芝刈り、草刈り回数を増やし景観の維持管理に 努めた。又、一般市民利用者の安心、安全、利便性の良い施設の維持に努めると共に、施設内外の 清掃美化に努力した。 ・スポーツ施設では野球場の整備として、外野芝生のオーバーシード工を継続して行い、内野グランド では黒土の補充と内野整備を定期的にし、選手がプレーしやすいように努めた。 ・各競技団体の意見や要望を聞き、業者と相談し連携を強め、各施設がより利用しやすいように努め た。 ・施設利用状況では、増加した施設が2施設、減少した施設は4施設となっており、全体では8,907名 の大幅な減少となった。増加した施設では、野球場(3,057名増)、運動芝生広場(5,264名増)となり、 野球場では高野連全国高等学校野球富山県大会が開催された事と、BCリーグの試合が昨年度より 2試合多かったことが利用人数の増加になった。 反面、減少した施設は体育館(4,440名減)、庭球場(6,557名減)、多目的グランド(3,438名減)、陸上 競技場(2,739名減)で、体育館と庭球場は学生の部活動利用が主になっているが、その一回におけ る人数が昨年度より減少したのが原因と思われる。陸上競技場については、芝生の状態を見ながら サッカー協会等と相談し大会や練習を他会場に移したりしたことと、市民体育大会陸上競技が宮野で 行われなかったことが原因と思われる。 ・利用状況は、次のとおりであった。 利 用 者 別 比 較 人 数 区分 名称 平成23年度 平成22年度 使 用 回 数 増 減 平成23年度 平成22年度 増 減 体育館 16,016 人 20,456 人 △ 4,440 人 862 回 851 回 11 回 野球場 27,438 人 24,381 人 3,057 人 146 回 143 回 3 回 テニスコート 13,965 人 20,522 人 △ 6,557 人 884 回 895 回 △ 11 回 多目的グラウンド 10,273 人 13,711 人 △ 3,438 人 173 回 192 回 △ 19 回 陸上競技場 11,388 人 14,181 人 △ 2,793 人 349 回 396 回 △ 47 回 運動芝生広場 54,809 人 49,545 人 5,264 人 133,889 人 142,796 人 △ 8,907 人 2,414 回 2,477 回 △ 63 回 計 -7- 6.尾の沼体験交流施設「とちの湯」について 23年度シーズンは近年稀にみる残雪量の多さから4月中の営業再開が危ぶまれていたが、男性従 業員総動員で除雪作業を施し、4月27日の営業開始に漕ぎ着けた(前年より9日遅れ)。 大雪の影響を受け施設屋根の一部と露天風呂循環ポンプ設置小屋が損壊。また、22年度中に県 が施工した砂防工事により経路を大幅に変更した水供給管もパイプを留めていたアンカ‐部分が雪崩の 影響を受け損傷。応急処置を施した結果、シーズン中の営業に支障を来たすまでまでは至らなかったも のの安定性に欠ける状態は改善されておらず、根本的な解決には到っていない。さらには露天風呂 循環ポンプが経年劣化による不具合を発生。一般的な耐用期間(4~5年)を超える状況下、丁寧な取 り扱いに努めてきたが遂に限界に達した模様。循環ポンプ交換要望を市農林整備課に上申した結果、 6月10日に新規ポンプ機設置完了(設置業者・吉枝工業株式会社)。 また、6月17日には飲料水滅菌機が故障。機械修理が完了した同月21日までの5日間、館内での 生水摂取を禁止とした。 施設利用人数は不振に終わった前年からさら4,193人(15%)減少。とちの湯への往来の”動脈”であ る県道朝日宇奈月線(音沢~琴音トンネル間)が雪害で営業開始から7月20日までの長期にわたって 通行止めとなったことに大打撃を受けたほか、6月には又黒谷で発生した土砂崩れに伴う市道うなづ き湖線通行止めにより3日間(6月25日~27日)の営業休止を余儀なくされるなど、自然災害の影響を 大きく被る形となった。そんな中、入湯利用者が起こす問題行動も増加の一途。特に福祉券を使用し ての地元高齢利用者が起こすトラブルは日常茶飯事と化しており、なかでも浴場内で排泄する不品行 が昨季だけで5件も発生。対応に苦慮する状況が続いている。 利用者人数比較 区分 年度 23年 有 料 大人 17,083 中学生以下 981 22年 利用料金収入額推移 増減 20,315 -3,232 1,116 年度 金額 対前年増減 -135 -2,114,200 9,403,800 - 1,772,550 22年 11,176,350 - 2,321,300 21年 13,497,650 2,057,250 20年 11,440,400 395,300 19年 11,045,100 -247,850 23年 福祉券 2,537 3,086 -549 入 小計 20,601 24,517 -3,916 湯 小学未満 704 854 -150 無 (福祉券) 者 ※21年5月より有料化 料 招待券 443 439 4 パンフレット(配置依頼先) 小計 1,147 1,293 入湯者合計 21,748 25,810 -4,062 研修室利用 3 40 -37 鐘釣、欅平)、生地魚の駅、海の駅 1,532 1,278 254 なないろKAN、ほたるいかミュージアム 1,269 1,617 -348 県観光関係(名古屋、大阪事務所、 その他合計 2,804 2,935 -131 富山CIC館)、あこやーの、あるぺん 総合計 24,552 28,745 -4,193 そ 展示室・休憩 の 他 見学のみ -146 (11,518,000) (予算額) JR駅(黒部、魚津、糸魚川)、地鉄 駅(黒部、富山)、黒鉄駅(宇奈月、 村、管理公社各施設など -8- 今後の課題 総括にも記しましたが、当公社の当面の課題は公益法人の制度改革に伴う一般法 人化への取り組みであります。この1年、市当局の指導を受けながら、移行・認可に向 けて精力的に準備を進めて参りましたが、今年6月には県に申請を行い、年内には認 可を得て、来年4月にスタートをしたいと考えております。 一般法人に認可された場合の諸課題についても合わせて検討を重ねておりますが、 特に会計基準が16年基準から20年基準に変更になることから、コンサルト契約を結 んだ税理士事務所の助言を得つつ、財務・経理処理の適正化に取り組みます。 また、一般法人となった場合、公共施設としての節度を守りつつ、より利用者のニー ズに応え、サービスの向上に努めなければなりません。殊に利用料・入場料を徴収し ている市民会館ととちの湯については、料金体系の見直しと老朽施設の計画的な改 修が重要と考えています。特に利用者数が年々減少している市民会館については、 リピーターの確保を目指してアンケート調査を実施するなど、利用者の意向把握に努 めます。 公共施設の利用料金については市当局と連携しつつ、現在料金を徴収してない施 設についても、将来の有料化の可能性について検討を始める予定です。 次に当公社の施設は市民の幅広い層に利用されていますが、利用者の安全・安心 の確保と快適な環境整備が不断に求められています。この点で昨年度、試験的に実 施した東部と中央の両児童センターの学校長期休み中における臨時職員の配置は、 安全面で大きな効果が認められたことから今年度も実施しますが、将来的には人件 費の予算的措置を市当局に求めるべく、準備を進めたいと考えます。また、黒部市芸 術文化振興協会の事務局が入所した、働く婦人の家のトイレ改修も喫緊の課題と考え ており、その実現に取り組みます。 当公社の各施設の老朽化した設備は他にもありますが、改修に向けては計画的な 取り組みが肝要と考え、市の各担当課との日常的な情報交換と連携を大切にして、真 摯に業務に当たる所存です。 -9- 【2.行政官庁許認可報告事項】 許認可報告年月日 許認可報告先 許認可報告事項 平成23年4月 2日 富山県知事 平成23年度事業計画及び収支予算 平成23年4月15日 〃 公益法人登記変更 平成23年5月27日 〃 平成22年度事業報告及び収支決算 【3.登記事項】 ・役員の変更登記 平成23年4月15日 理事退任 宮崎勝昭 中本静男 平成23年4月15日 監事退任 福島樹 平成23年4月15日 理事重任 上田洋一 高野早苗 尾崎一郎 辻和夫 松井敏昭 中尾晃司 高田勉 久田英子 平成23年4月15日 監事重任 勇永三郎 平成23年4月15日 監事新任 福島啓之 ・資産総額の変更登記 平成20年12月法改正で変更登記不要となる。 【4.役員会などに関する事項】 Ⅰ.役員会及び理事会 開催年月日 開催当日における理事(役員)の現在数及び 議 決 事 項 議決権を行使した理事数並びに議決の結果 平成23年 4月 1日 ・平成23年度事業計画及び一般会計 役員(理事8人、監事2人)の内、理事1人欠席 予算について 議決行使理事7人(寄附行為第28条第1項に ・理事・監事の任期満了に伴う改選に よる委任者1名) ついて 議案について、全員一致で承認 (役員会) ・理事長の互選について 平成23年 5月25日 ・平成22年度事業報告について (役員会) ・平成22年度決算の承認について 役員(理事8人、監事2人)の内、理事2人欠席 議決行使理事6人(寄附行為第28条第1項に よる委任者2名) 議案について、全員一致で承認 平成23年10月25日 ・公益法人改革に伴う移行について (役員会) ・指定管理者の申請について 役員(理事8人、監事2人)の内、理事2人欠席 議決行使理事6人(寄附行為第28条第1項に よる委任者2名) 議案について、全員一致で承認 - 10 - 【5.役職員に関する事項】 Ⅰ.役員に関する事項 (平成23年4月1日現在) 職 名 氏 名 就任年月日 現 職 名 等 理 事 長 上 田 洋 一 平成23年4月1日 学識経験者(若栗公民館長) 理 事 高 野 早 苗 平成23年4月1日 学識経験者(くろべ女性団体連絡協議会会長) 理 事 尾 崎 一 郎 平成23年4月1日 学識経験者(三日市公民館長) 理 事 辻 和 夫 平成23年4月1日 学識経験者(三日市商工振興会) 理 事 松 井 敏 昭 平成23年4月1日 学識経験者(村椿自治振興会長) 理 事 中 尾 晃 司 平成23年4月1日 学識経験者(黒部商工会議所青年部会) 理 事 高 田 勉 平成23年4月1日 学識経験者(黒部市スポーツ推進員) 理 事 久 田 英 子 平成23年4月1日 学識経験者(黒部市行政相談委員) 監 事 勇 永 三 郎 平成23年4月1日 黒部市代表監査委員 監 事 福 島 啓 之 平成23年4月1日 黒部市監査委員 (役員合計数10人) - 11 - (平成23年4月1日現在) 職 名 氏 名 就任年月日 現 職 名 等 評 議 員 石 田 烈 平成24年4月1日 学識経験者(黒部市卓球協会) 評 議 員 柳 原 文 男 平成24年4月1日 学識経験者(下立自治振興会長) 評 議 員 中 谷 久 實 子 平成24年4月1日 学識経験者(田家保育所) 評 議 員 富 山 泉 平成24年4月1日 学識経験者(黒部市PTA連合会) 評 議 員 中 瀬 勉 平成24年4月1日 学識経験者(黒部農業協同組合) 評 議 員 森 岡 修 三 平成24年4月1日 学識経験者(黒部商工会議所青年部) 評 議 員 紙 屋 衛 平成24年4月1日 学識経験者(黒部商工会議所青年部) 評 議 員 樫 原 良 子 平成24年4月1日 学識経験者(くろべ女性団体連絡協議会) (評議員合計数8人) - 12 - Ⅱ.職員に関する事項 (平成23年4月1日現在) 職 名 氏 名 就職年月日 長 田中 延欣 平成23年2月1日 黒部市施設管理公社本部 館 長 津澤美保子 昭和62年4月1日 黒部市民会館 主 事 西中 和美 平成21年4月1日 黒部市民会館 館 長 島 悦子 平成2年6月1日 黒部市働く婦人の家 館 長 朝倉 博美 昭和62年4月1日 黒部市立東部児童センター 道前 幸代 平成3年3月27日 黒部市立東部児童センター 高瀬 理江 平成元年7月1日 黒部市立中央児童センター 谷口 早織 平成21年10月6日 黒部市立中央児童センター 事 務 局 児 童 厚 生 員 館 長 児 童 厚 生 員 所 属 施 設 名 所 長 本 慎平 平成16年4月1日 公園管理事務所 主 事 平野 貞夫 平成20年3月1日 公園管理事務所 主 事 松澤 修美 平成22年4月1日 公園管理事務所 主 事 笹川 清志 平成24年4月1日 公園管理事務所 館 長 古川 憲一 平成20年4月1日 尾の沼体験交流施設 とちの湯 ― 参考 ― 平成17年度末職員数 14人 平成15年度末職員数 16人 平成13年度末職員数 17人 平成12年度末職員数 18人 - 13 -
© Copyright 2024 Paperzz