川上村庁舎等あり方検討委員会 第1回会議議事録 ======================================== 日 時:平成 28 年 10 月 18 日(火) 場 所:川上村文化センター からまつ広場 出席者: 理事者:藤原村長、川上副村長、 学識経験者委員:原田 鎮郎、清家 剛、竹谷 修一、 一般委員:中嶋 維人、川上 格、今井 泉、川上 達也、山中 勝寿、 中嶋 知明、杉山統一郎、中島 晋、油井 智彦(代理) 渡辺 亜子(公募村民委員) 事務局:西尾副村長、原 恭司(企画課長)、 ======================================== 次 第:1.開会 2.村長あいさつ 3.自己紹介 4.委員長、副委員長の選任 5.委員会への依頼事項について 6.現庁舎の現状と課題について 7.委員会での検討事項と今後のスケジュール 8.その他 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1.開会 事務局:会議のテーマ ・委員会発足に伴う各種手続き、今後のスケジュールの照会、現役場庁舎の課題、 村の防災事情の課題に関する意見抽出 →学識経験者には専門的観点から、住民代表からは住民、利用者としての観点か ら意見質問を頂きたい 2.村長あいさつ 藤原村長:・現庁舎及び中央公民館は 40 年近く経過し、運営に関し問題点が山積み →公文書保管スペース不足、セキュリティ問題、イベントスペースの構造的不足 →役場庁舎の耐震強度や長期避難所の整備等、防災機能面で万全でない(熊本地 震が契機) 改修の有無、防災機能の強化において年度内には方針を決めたい 3.自己紹介 4.委員長、副委員長の選任 事務局:事務局一任により、委員長に原田氏、副委員長に渡辺氏を選任。 1 5.委員会への依頼事項について 藤原村長: ・川上村役場及び中央公民館は老朽化が進んでいる ・将来的な災害への備えから、防災拠点としての役割が必要とされている →住民サービスや防災拠点となる役場庁舎、住民コミュニティの中心としての中 央公民館の今後のあり方は、村政において喫緊の課題 →検討委員会の適切な意見及び提言を頂きたい 6.現庁舎の現状と課題について 事務局:資料「庁舎のあり方の検討について」説明 改修等の必要性 ・防災対応 →防災拠点としての機能不足 →耐震強度不足 ・セキュリティ確保 →公文書保管スペース不足 →困難なサーバー管理 ・行政ニーズ対応 →打合せスペース不足 →各課配置の適正化 ・環境対応 →アスベスト対策 →冷暖房費の高騰 ・中央公民館の機能不足 原田委員長:住民としての観点で何か気になる点はあるか? 渡辺委員:・役場が使いにくい →総合窓口がわかりにくい →プライバシーに配慮されていない →村民としてセキュリティ対策が不安 ・役場は防災拠点として中心であってほしい ・改修よりは建て替えの方がいい →長期的なビジョンで費用(光熱費等)がかからない方がいい ・中央公民館が使いにくい →公民館教室等で利用したくても部屋が仕切れない →村民ニーズに沿っていない 原田委員長:今回の改修という概念には新築の検討も含めている 2 学識経験者 清家委員:・役場を防災の中心とするため確認すること →想定する災害はなにか →どこまでの災害を想定するか ・役場の場所の再考 →駐車場側に寄せるなど →想定している敷地は危険区域に指定されている →村のコミュニティの中心として、場所はふさわしいか →村の中心の方がいいのではないか ・川沿いに集落が分布している →地区の公民館が避難拠点としてふさわしいか →防災の観点からすれば役場より公民館等の避難場所の整備の方が優先しなけれ ばならないかも →住民を含め、深い議論が必要 ・村の様々な機能を集約する →中央公民館だけでなく、図書館や体育館などを合築させることも考えられる 原田委員長:・今後の課題 →みんなが集まれる場所(コミュニティの中心として)が必要 →しかし、一か所集中ではなく、各公民館間のネットワークを構築することも大 事 ・中高生が文化センター図書館を有効的に活用している →公民館内の図書館も検討対象 藤原村長:・村内8集落 →各地区に公民館があり、コミュニティの集会所は整備されている →その上で中央公民館が必要 →地域事情確認のため、委員に村内を見て回ってほしい ・避難場所があっても、避難所がない →避難所は長期的な避難生活ができる場所 →防災センターの中に役場という位置づけでもいいのでは?(逆転の発想) ・地場産の木材を活用して公共施設を建設している経過がある →可能であれば木材の活用を検討してほしい 学識経験者 竹谷委員:・役場庁舎であるので、日常生活での利便性が不可欠 →村民の意見を聞くことが重要 ・災害の想定が必要 3 →被害のイメージの議論をする →災害時、どこで、どのような行動をするか定める(住民、役場両面で) →防災上で役場庁舎に求められるものが見えてくる ・県道が通れなくなった場合の想定が必要 →外部からの受け入れ拠点の想定(アクセス、駐留拠点など) →困ったことを想定する(農繁期の災害など) 原田委員長:・様々な場面での災害想定が必要 →夏と冬で生活パターンが違う 中島委員:庁舎の改築には賛成 中央公民館の利用状況などが知りたい 藤原村長:・中央公民館の使用頻度は低い →文化センターの存在、各公民館の整備の影響 ・中央公民館の様な広いスペースは欲しい →役場内に中央公民館の様なスペースの整備でも良い →機能を重複させても良い 中島委員:・各地区公民館をもっと活用する方が良い →地区にもよるが、地区公民館は現状快適に活用できている 原田委員長:・村全体に関わる大きな課題 →区長には意見徴収をになってほしい 学識経験者 清家委員:・住民参加のあり方について →住民委員への情報提供が必要 →議論の際、住民と(専門家等と)同じステージにいなければならない →最近の事例(同じ規模)で、どんな議論を経て、どのような庁舎が建ったのか 視察することが重要 原田委員長:・先進地の見学会が必要(台湾からの建築家の例) ・広域ネットワークシステムの構築の必要性(遠野まごころネットワークの例) →被災時にボランティアなど早く対応してもらえる 藤原村長:・現状は大部屋方式の役所 →目的別の小さなスペースの方がいいのでは? ・住民が来たくなるような役場が望ましい →住民カフェやギャラリーの憩いの場、 →若妻会、青年団の事務所、郵便局等の併設 原田委員長:・当初役場と中央公民館を併設する計画が、検討の結果離して建設した例もある ・日常で使う役場と中央公民館の関係性 →当初は中央公民館で結婚式を想定していた 4 →現在は結婚式は行われていない ・文化センターと機能面が重複している →中央公民館のあり方の検討が必要 川上副村長:・文化センターと機能面で重複されているが、使い分けはされている →畳の大部屋の活用、調理場の使用など →使用頻度はある 原田委員長:・現在地での建て替えとなると、向いの駐車場が候補地となる →適地が存在しないため →保育園の建設でも苦慮している 藤原村長:・現在地で大きな災害はないのではないか →必要なら法面の強化も実施する →専門家に検討してほしい 学識経験者 竹谷委員:・災害想定の具体的な検討手順 →被害があった時の状況を思い出し、更なる被害を想定する →千曲川の浸水想定 →過去の氾濫実績ベースで水害を想定 →土砂災害で指定されている地域の被害想定 →豪雪の被害状況 →道路の寸断 ・大部屋をパーテーションで区切り、日常使いのスペースと災害時のスペースを共 有する方法もある ・災害対策本部の面積想定について →災害対策本部員は何人いるのか →各機関(県、警察、国等)から何人の派遣があるか ・災害時の情報収集について →災害対策本部に隣接した場所に情報収集の拠点を設ける →災害対策本部への情報伝達が必要 ・冬期間の停電想定 →床暖房が使えなくても、二階ならまだ床は暖かい 原田委員長:日常の会議スペースと必要時に災害対策本部となるスペースの共有は現在の常識 藤原村長:村内にモニター設置の方向 →モニター監視部屋が災害対策本部となる想定 7.委員会での検討事項と今後のスケジュール 事務局:資料「委員会での検討事項について」説明 渡辺委員:・今後の進め方について 5 →日常の集会等で住民の意見を聞き、提供したい 8.その他 特になし ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 6 ― ― ― ― ― ― ― ― ―
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