2年目の目標達成に向けて

坪井義範副理事長
の司 会 で 開 会 し た 第
回 総 代 会 は、冒 頭 、
東 日 本 大 震 災で 命 を
失った犠牲者の冥福を
この日 出 席した総 代は148名 中
祈 り 全 員で 黙 祷 を 捧 142名( 委 任 状6名 )、理 事 名 全
げ ま し た 。震 災 発 生
員、
監事3名全員で、
規約により当総
後、被 災 者に対 する迅
代 会の成 立が確 認されました。議 長
速 な 共 済 金 支 払に昼 に芦原秀己(九州旅客鉄道労組中央
夜 を 分 かた ず 対 応 し
本部)
、
松井正義(国労東日本本部)
の
て き た 役 職 員の取 り
両総代を選出し、議事運営を委ねま
組 みを 坪 井 副 理 事 長
した。
が報 告 、
「 東 北 地 方の
役 員 を 代 表して挨 拶に立った⻆田
復 興 と 被 災 者の生 活
修作理事長は、
2年目に入る「中期経
再 建に向 け 、
これから
営計画(5ヵ年)」
の取り組みに総力を
も 全 力 で 支 援 し てい 挙げるよう 要 請しました( 別 掲 )。来
く 。相互扶助のJR職
賓3氏の祝 辞 と祝 電 紹 介の後 、議 案
域 共 済 を 更に職 場・家
審
議
に入りました。
庭に浸 透させていただ
第 1 号 議 案「 2011 年 度 事 業
きたい」と呼び掛 け ま
報 告 」、第 2 号 議 案「 2011 年 度
した。
剰 余 金 処 分( 案 )」および 第 3 号 議
東日本大震災の経験で深めた
「助け合い」
の精神を活かし、
未来のある共済事業に
日、第 回通
交運共済は、6月
常 総 代 会 を 全 労 済 ホ ー ル「 ス ペ ー
ス・ゼ ロ 」( 東 京 )で 開 催 、「 中 期 経
営 計 画( 5 ヵ 年 )」の 2 年 目 と な る
「2012年度事業計画」を中心に
諸 議 案 を 決 定 し ま し た 。東 日 本 大
震 災 か ら 1 年 3 ヵ 月 が 経 過 し 、こ
の間被災組合員の生活再建に向け
て共済金の支払いに全力を傾けて
き た 結 果 、改 め て“ 相 互 扶 助 ”を 基
本理念とする共済運動の意義が深
く認識されました。しかし他方、生
協 法・保 険 法 の 改 正 、T P P( 環 太
平 洋 戦 略 的 経 済 連 携 協 定 )へ の 参
加 な ど 、職 域 共 済 の 存 続 に 関 わ る
環 境 変 化 が 進 み つ つ あ り 、持 続 性
のある共済事業として確立するた
め に は 、加 入 者 の 拡 大 を 始 め 事 業
基 盤 の 強 化・安 定 化 が 迫 ら れ て い
ます。
理事長あいさつ(要旨)
3.
「中期経営計画
(5ヵ年)
」
に基づく「2012
事業目標
(案)」ならびに予算
(案)
設定の
4.役員報酬額設定および役員退任慰労金
件
5.議案決議効力発生の件
支給承認の件
6.スローガン採択の件
案「 2012 年 度 事 業 計 画( 案 )、
2013 年 度 事 業 目 標( 案 )および
2012年 度 予 算( 案 )」は、
いずれも
満 場一致で可 決されました。第4号、
第 5号 議 案 も 異 議 な く 可 決 さ れ た
後、設 立 周 年を迎 えた交 運 共 済の
更なる発 展 を 目 指 す「スローガン」を
採択、
全議事を終了しました。
閉 会にあたり石 上 浩一副 理 事 長は
「 規 制 緩 和の流 れのなかで、交 運 共
済は民間生保・損保との違いを訴えて
きた。法 改 正で今 後の事 業 運 営に厳
しさが予想されるため、
加盟組合のよ
り一層の協力をいただくためにも力を
尽くさなくてはならない」と述べまし
た。
1.2011年度事業報告承認の件
年 度の目 標を少なからず 達 成できま
大 震 災 が 発 生 し ま した 。このため初
「中期経営計画(5ヵ年)」の初年度
取 り 組みを 進めている途 中で東日 本
98.
3%となっています。
割 り 戻 し を 行 わないことにし ま す 。
度については法 定 準 備 金 と利 用 分 量
ナス7420万円でした。従って、今年
2011年 度の税 引 前 剰 余 金はマイ
舞 金 約5億6099万 円 を 引 く と、
の 特 別 損 失・火 災 共 済 の 地 震 等 見
し将来にわたって持続可能な「交運共
としています。この困難な状況を克服
共 済 業 界 は 大 競 争 時 代 を 迎 えよ う
経 済 連 携 協 定 )参 加など、今 後 保 険・
改 正、
さらにTPP
(環太平洋戦略的
す。このような中で生協法と保険法の
何よりも大切なことです。
“ 顔の見 える交 運 共 済 ”
になることが
識を持ち、“温かみのある交運共済”、
の社 会へと作 り 変 える高い理 念 と認
済を発展させることによって相互扶助
の輪を広げたいと思います。労働者共
済・交 通 災 害 共 済・生 命 共 済において
より177名減少しています。火災共
発 生しても、異 常 危 険 準 備 金 約
再 び 東 日 本 大 震 災のよ う な 災 害 が
総 括し、
3年 目の取り組みにつなげて
1つは、「中期経営計画(5ヵ年)」に
おける2年目の取り組み結果を分析・
なお、
2012年3月現在の交運共済
済」として発展させていくために、
2点
にお け る 総 資 産 額 は137億 円で、 について訴えさせていただきます。
万3733人で前 年
東日 本 大 震 災の発 生から1年3ヵ
月が経過しました。
1日も早い共済金
円 、火 災 共 済 ・ 災 害 見 舞 積 立 金 約
億
きませんでした。東日本大震災のによ
も 目 標の契 約 数 を 獲 得 することがで
共 済の契 約 者
せんでした 。また、経 営 状 況は、総 合
99
までの被害報告は3195件、支払共
取り巻く環境は厳しいが、
自主的な労働者共済の
火を消してはならない
2.2011年度剰余金処分
(案)
承認の件
25
第99回通常総代会が行われた全労済ホール「スペー
ス・ゼロ」
21
年度事業計画
(案)
」および「2013年度
いただきたい。
として、助 け 合い、相 互 扶 助の精 神に
営 基 盤は盤石であることをご報 告し
ておきます。
火を消してはなりません。民 間 損 保・
8億8000万円で十分対応でき、
経
因に挙げられます。
国内景気は回復せず、JR各社は一
部を除いて各社とも減収・減益が続い
生保の営利主義ではなく、
剰余は組合
者の高 齢 化による自 然 減 少なども要
その結 果 、
2011 年 度の受 入 共
済 掛 金の収 入は総 額 億1934万
合員の減少や退職者の増加によって共
ています 。交 運 共 済の加 盟 組 合は、組
る影 響のほかに退 職 者の増 加や契 約
減 収 に な り ま し た 。経 常 剰 余 は
2つ目として、
交運共済は今年設立
周 年 を 迎 えま す 。JRの職 域 共 済
43
円 で 、前 年 度 よ り 1 2 6 3 万 円 の
36
4 億9883万 円で、東 日 本 大 震 災
員に還元することを基本に、
交運共済
基づく 労 働 者の自 主 的な共 済 運 動の
25
済契約の口数、
契約高が減少していま
◇総合共済・火災共済・地震風水害共済・交通災害
共済・生命共済・マイカー共済の全員加入を呼び
かけ、
組合員の福祉の充実に取り組もう!
◇「東日本大震災」等々の自然災害による被災組
合員・家族の生活支援に向けて引き続き、
全力
で取り組もう!
◇国際協同組合年にあたり、
今一度、
共助の価値
観の再認識と組合員同士の連帯を深めよう!
●サブスローガン
億4900万円、
給付処理率は
⻆田 修作
2012年7月18日
交運共済情
情報
承認された議案
●スローガン
交運共済25周年!
さらなる助け合いの輪をひろめ、
「中期経営計画
(5ヵ年)
」を達成しよう!
99
理事長
10
20
の支 払いに総 力 を 挙 げ た 結 果 、現 在
済金
22
発 行/全国交運共済生協
厚生省収社第152号
発行者/⻆田 修作
編集者/岡村 雅志
No.71
「中期経営計画(5ヵ年)」
2年目の目標達成に向けて
全国交運共済生協 第99回通常総代会
No.71 交運共済情報 (2)
8,177件
7,568件
92.6%
当年度
1,177,530,992
801,920,627
375,610,365
給付率
68.1%
前年度
1,181,188,602
750,440,000
430,748,602
63.5%
増 減
△3,657,610
51,480,627
△55,138,237
●火災共済
4.6%
24.0%
927,684,432
10.1%
増 減
△17,317,385
139,060,400
△156,377,785
13.9%
3.20
12年度事業拡大目標の
設定と取り組み
2011年度任意共済の加入促進
結果を総括し、「中期経営計画(5ヵ
年)
」2年目における2012年7月
期に向けて、具体的な促進活動方針
を設定して取り組みました。
4.共済
制度の充実・商品開発の
取り組み
⑴ 生 命 共 済 の 制 度 改 正 に つ い て 、
2012年1月 日付で厚生労働
省の認可書が交付され、2012
年7月期の契約から新制度開始と
なりました。
〈改正のポイント〉
入院給付
合計
23件
2,300千円
636件
56,872千円
659件
59,172千円
前年度
25件
2,500千円
673件
59,088千円
698件
61,588千円
●マイカー共済(契約概況)
基本補償件数
75,014
76,427
△1.413
98.2%
車両損害補償件数
15,805
14,874
931
106.3%
●自賠責共済
車両損害附帯率
21.1%
19.5%
1.6%
―
△431
52,878
41,653
11,225
⑴ 広報・教育宣伝物等の取り組み
①「中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )」 の 事
業目標周知を図るため、宣伝物
6.共済業務活動の取り組み
目へ取り組みました。
⑴ 人 件 費 に つ い て 、 職 員 給 ・ 嘱 託
A給(定年後の再雇用給)等の見
直しを行いました。物件費につい
ても旅費規程見直し等を行ってお
り、また地方業務費については、
今年度から段階的に削減します。
⑵ 事 業 運 営 の 健 全 化 に 向 け 「 事 業
運営・業務体制あり方検討委員
会」や「事業本部長会議」等にお
いて、各事業本部・事業部の現状
を点検、職員配置数を見直しまし
た。その基準に基づき2011年
度は、東日本事業本部管内の事業
部の一部を東日本事業本部に統合
しました。
⑶ 内 部 体 力 の 充 実 を 重 視 し た 支 払
余力率(ソルベンシーマージン比
率)基準に対応する責任準備金、
価格変動準備金積立など、諸準備
金の充実に努めました。
⑷ 事 業 運 営 の 安 定 化 、 事 業 基 盤 の
拡充・確立を図るため「共済事業
運営基本問題検討委員会」を、ま
た新生協法の下で安全かつ効率的
な資産運用を行うために「資産管
理運用委員会」を開催しました。
⑸ 「 中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )推 進 本
部会議」を開催し、事業計画の実
行状況を点検・精査しました。
死亡給付
当年度
議長団あいさつ
97.7%
93.6%
絡体制強化等、きめ細かなサービ
スに努めました。
771,306,647
104,377,400
●地震風水害共済
221,125,211
79,091,000
142,034,211
35.8%
前年度
222,372,465
236,310,500
△13,938,035
106.3%
●交通災害共済
増 減
△1,247,254
△157,219,500
155,972,246
△70.5%
356,599,442
169,238,500
187,360,942
47.5%
361,298,843
194,711,000
166,587,843
53.9%
●生命共済
増 減
△4,699,401
△25,472,500
20,773,099
△6.4%
496,971,874
363,900,000
133,071,874
73.2%
505,329,229
342,060,000
163,269,229
67.7%
増 減
△8,357,355
21,840,000
△30,197,355
5.5%
5.事業
運営の健全化、事業経費
削減等の取り組み
増減
2011.3末
2012.3末
「中期経営計画
(5ヵ年)
」2年目の
目標達成に向け頑張ろう
東日本大震災は私達に多くのことを教えて
くれました。同時に「相互扶助」の大切さを
改めて考えさせられました。
「 中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )」 2 年 目 の 目 標 を
いかに達成するかが課題になっています。大
切なことは加盟労組の共存共栄を基礎に信頼
関係を盤石
なものにす
る こ と で
す。その上
で組合員に
確かな安心
を保障する
ことが、交
運共済の発
展につなが
ると考えま
す。
になってしまっています。
⑻ 高 齢 者 対 策 の 重 要 性 が 高 ま っ て
おり、大分事業部で実施されて
いる事業推進方法のモデル化や、
高齢者対策窓口の設置等が課題に
なっています。
⑼ 組 合 員 の 目 線 に 立 っ た 申 込 書 や
パンフの作成、推進時期に合わせ
た発送態勢の改善が求められてい
ます。
⑽ 交運共済の相互扶助の理念を踏ま
え、民間生保・損保との違いを組合
員に訴える取り組みが必要です。
243,437,800
円)を新設した内部留保の強化
⑥20 1 2 年 7 月 1 日 よ り 実 施 し
ました。
⑵ 2 0 1 1 年 7 月 1 日 よ り 、 火 災
共済に集合住宅における漏水等他
者への賠償責任補償制度を新設し
ました。
⑶ 異 常 災 害 や 大 地 震 の 発 生 に 備 え
て、地震風水害共済の保障充実を
図るため、2010年7月1日よ
り大型保障タイプを実施し、一定
の成果を上げています。
⑷ マ
イカー共済の加入しやすさ、掛
金未納防止を目的に、2011年6
月より口座引落日を毎月 日から
日に変更しました。
⑸ 総
合共済、交通災害共済の加入状
況と収支状況の点検を行いました。
⑹ 住 所 変 更 等 に よ る 所 在 不 明 、 ま
たは長期にわたり交運共済事業
を利用していない等の睡眠組合員
については、定款第 条(自由脱
退)の意志表示があったものとみ
なし、事業年度末(3月末)を
もって自由脱退として取り扱いま
す。これに関わる払込出資金につ
いても、定款第 条(脱退組合員
の払戻し請求権)に基づき返還し
ます。
1,014,744,447
1,032,061,832
「 中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )」 の 基 本
方針に基づき、2015年における
事業経費率 %を目標に、以下の項
7,999
共済金額(千円)
7,568
件数
前年比
増減
2011.3末
2012.3末
97.3%
①現行 歳までの掛金水準見直し
② 歳 未 満 の 加 入 限 度 口 数 と 支 払
限度額を「 口・1000万
円」から「 口・2000万
円」に引き上げ
③新た に 歳 か ら 歳 ま で の 掛 金
体系を新設し、1歳刻みの掛
金を設定(加入限度口数3口・
150万円)
④経営 健 全 化 を 目 指 し 加 入 者 層 の
平準化を目的に、一律付加掛金
(615円)から年齢群団別付
加掛金( %)に見直し
⑤新生 協 法 の 新 算 出 基 準 に 基 づ い
た異常危険準備金掛金(1口
前年度
当年度
●入院共済
26
達成率
有効契約実績
事業計画
103,733名
100.5%
火災共済
105,625件
14,992,163口
101,495件
14,586,907件
96.1%
97.3%
41,371件
5,258,543口
39,324件
5,366,233口
88.8%
95.8%
交通災害共済
211,400件
314,810口
203,206件
300,887口
96.1%
95.6%
生命共済
58,847件
198,526口
53,633件
182,940口
91.1%
92.1%
た。
⑶ 任 意 共 済 の 加 入 促 進 活 動 と し
て、加盟組合別の事業目標数や加
入促進月間等を設定し、取り組み
ました。その結果、東日本大震災
を教訓とする地震風水害共済の未
加入者に対する加入促進をはじ
め、現職未加入者及び2011年
度新規採用者へ向けた「任意共済
3セット契約」の促進、また、す
でに任意共済に加入している組合
員への増口運動等で一定の成果を
あげました。
⑷ マ イ カ ー 共 済 は 、 加 入 台 数 8 万
台達成に向け、「加盟組合1分会
最低5台以上」を基本に加入促進
月間を設定して取り組んだ結果、
2012年3月末で2356件の
新規加入を獲得しました。
⑸ 共 済 理 念 の 深 度 化 を 図 る べ く 、
若年層を中心に共済学習会を開催
しました。今後も『みんなの共済
ガイド』等を活用しながら継続的
に取り組みます。
⑹ 任 意 共 済 の 途 中 契 約 促 進 に 向
け、火災共済、地震風水害共済の
特別加入促進月間を設定した結
果、地震風水害共済においてプラ
スの実績を確保しました。
⑺ J R グ ル ー プ 労 組 等 の 加 入 拡 大
に取り組んだ結果、新たに 単組
が加わり、交運共済へ結集を図る
ことができました。
「共済友の会」会員との親睦・
交流等を通じ、退職者の結集と連
⑻
当年度
前年度
30
20
9.553件
75,014件
15,805件
自賠責共済
9,821件
入院共済
ことが考えられます。今後その動向
を注視し、対応していく必要があり
ます。
2012年度は「中期経営計画
(5ヵ年)」の2年目にあたります。
昨年の取り組みに対して総括を行
い、加盟組合とより一層連携を強化
するなかで、組合員とその家族の交
運共済への結集を図り、諸課題の推
進、事業目標達成に向けて全力で取
り組みます。
11
共済剰余
79
103,259名
地震風水害共済
正味共済給付金額
正味共済掛金額
27
当年度
10
(金額単位:円)
●総合共済
40 20
前年度
13
各種共済の給付状況(決算事業概要より)
(表2)
70
30
各種共済事業の契約実績
(表1)
1.
「中期経営計画(5ヵ年)
」
初年度取り組みの総括と課題
60
76,758件
16,887件
69
総合共済
10
マイカー共済:基本補償
:車両損害補償
61
2.20
11年度事業拡大目標の
取り組み
10
Ⅰ.事業報告
専務理事
議長団に選出された芦原秀己総代(左)、松井
正義総代(右)
⑴ 加 盟 組 合 の 大 会 、 執 行 委 員 会 な
どの各級機関会議を通じて「中期
経 営 計 画( 5 ヵ 年 )」 初 年 度 に お け
る事業計画の取り組みを確認し、
JR職域生協への全組合員結集に
取り組みました。加盟組合役職員
の全員加入に向けた取り組みで
は、地方本部・支部・分会におけ
る各役員の総合共済・任意共済未
加入者に対し「交運共済推進対策
会議」等を開催して、全員加入へ
取り組みました。
⑵ 総合共済の目標数である 万3千
名の確保に向け、新規採用者をは
じめ現職未加入者リストを基に全
員加入へ取り組みました。退職者
の自動継続契約終了に対しては、
%以上の継続確保に取り組み、
5割近くの継続率を達成しまし
70
東日本大震災被災者への
共済金支払いに
総力を挙げて取り組む
髙橋 伸二
当年度
40
⑴ 「 中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )
」初年
度は、2011年3月 日に発
生した東日本大震災の対応に追わ
れ、交運共済全体での加入拡大へ
向けた取り組み等、集中した取り
組みができませんでした。同時
に、被災地域の共済契約目的物の
流出、全壊、一部損壊等により共
済契約物件が減少しています。
⑵ 「 中 期 経 営 計 画( 5 ヵ 年 )」 の 実
施段階に来て、取り組みの意思統
一や周知徹底が十分でないことが
露呈しました。取り組むべき課題
の深度化が不十分であるなど、反
省すべき課題が残りました。
⑶ 当 初 予 測 さ れ て い た 事 業 目 標 数
と過去3年間の実績数との乖離が
生じ、現場段階で混乱するなど集
中して取り組めませんでした。
⑷ 交 運 共 済 を 唯 一 の J R 職 域 共 済
と位置づけるならば、加盟組合に
おいては最低 %の加入率達成に
向けた取り組みが求められていま
す。
⑸ J R 各 社 の 経 営 状 況 が 悪 化 し 、
JR社員及び関連会社社員の可処
分所得増加がみられず、いかに加
入促進へと繋げるかの課題が残り
ました。
⑹ 各 事 業 本 部 役 職 員 の 取 り 組 み に
対する限界を克服するためには、
加盟組合本部・地本・支部・分会
との連携・連絡を密にして取り
組まなければなりません。特に支
部・分会の役員と日常活動を通じ
た人間関係の構築が必要です。
⑺ 交 運 共 済 の 役 職 員 に 「 推 進 マ
ン」としての意識欠如が一部見受
けられ、マンネリ化した取り組み
常務理事
2011年度 事業報告と決算報告
未曽有の大災害であった「東日本
大震災」から1年3ヵ月が経過しま
したが、今なお多くの方が不自由な
生活を余儀なくされています。東日
本大震災による共済金は、交運共済
発足以来最高額の支払いとなり、被
災された組合員の生活再建に向けた
補償を最優先課題として、1年間、
総力を挙げて取り組んできました。
自然の猛威に対して、私達は無力
であったのみならず、災害に対する
危機管理体制等も決して万全ではな
かったことを改めて痛感させられる
こととなりました。大震災に際して
は、国民一人一人のレベルにおいて
も復興努力はもとより、災害対応の
問題点を総括し、実効性の高い防災
対策が必要です。
一方、日本政府は昨年、TPP
(環太平洋戦略的経済連携協定)の
参加交渉に向け協議入りを表明しま
した。また、2014年4月に予定
されている生協法の見直し等は、共
済の事業運営に大きな影響を及ぼす
伊佐 弘之
第1号議案
(3) 交運共済情報 No.71
AFP)の取得奨励、住宅災害
損害認定人研修の開催等、業務
知識の向上に努めました。
⑤共済 業 務 の 適 切 な 執 行 が な さ れ
ているか内部監査(総務・会計
監査、業務監査)を実施しまし
た。
⑥苦情 処 理 対 応 等 の 体 制 準 備 を 進
めました。
⑦コン プ ラ イ ア ン ス 等 共 済 内 部 管
理態勢の諸規程について、役職
員の習熟度向上を図りました。
⑧共済 掛 金 の 郵 便 利 用 者 に 対 し
て、自動振替口座登録を呼び掛
けました。
⑶ 他 共 済 と の 連 携 強 化 に 関 す る 取
り組み
①全労 済 統 合 後 の マ イ カ ー 共 済 事
業運営において、全労済との連
携を強めました。
②自動 車 共 済 単 産 共 済 連 絡 会 と の
連携強化と8単産共済との協力
を図りました。
③日本 再 共 済 連 と 再 共 済 や 講 演 を
通して連携を強化しました。ま
た、2012年7月期改定の生
命共済について、日本再共済連
への出再を検討しました。
7.東日本大震災への対応
認定調査と迅速な共済金の支払い処
理に全力を挙げて対応しました。
引き続き被災組合員への迅速な共
済金支払いに総力を挙げて取り組み
ます。
Ⅱ.決算報告
た。
.
2
財務の状況
妥当であると認めます。
⑶ 決 算 関 係 書 類 及 び 附 属 明 細 書 :
会計規則等に基づき適正に処理さ
れ、財産並びに損益の状況を正し
く示しているものと認めます。
⑷ 剰 余 金 処 分 案 : 当 組 合 の 財 政 状
況及び事業方針等に照らし妥当で
あると認めます。
2.利用
分量割戻しと
出資金の積立の扱いについて
20,000,000
⑴ 利用分量割戻し
2011年度決算では、当期剰
余金が2億7833万3198円
の赤字であるため利用分量割戻し
は行いません。
⑵ 出資金の積立
⑴に伴い、利用分量割戻金の出
資積立も行いません。
2,500,000
⑴ 資 産 = 総 資 産 1 3 6 億 8 1 3 2
万2800円、前年比 億770
8万4102円の減少です。
⑵ 負
債・純資産=負債は総額 億8
697万3047円、純資産は総額
億9434万9753円です。
【貸借対照表】(表3)
【損益計算書】(表4)
1.2011年度の剰余金処分
2011年度の剰余金処分は、表
5の通りです。
10,000,000
3.健全性の指標
健全性の指標として「支払余力比
率」 通( 常の予測を超えて発生するリ
スクに対応できる「支払余力」を有
しているか否かの判断をするための
指標 が) あり、健全性を判断するため
開示が求められています。通常、支
払余力比率200%以上で健全と判
断されます。
今期の交運共済の支払余力比率は
1233%となっています。
Ⅲ . 監査報告(要旨)
監 事
山﨑 俊実
内田 昌裕
佐藤 光雄
【監査の結果】
⑴ 事 業 報 告 書 及 び 附 属 明 細 書 : 当
組合の状況を正しく示しているも
のと認めます。
⑵ 業 務 執 行 : 総 代 会 の 決 定 に よ る
事業計画の遂行に努め、適正かつ
10,000,000
1.損益の状況
年比5111万2590円下回り
ました。欧州債務等の影響で運用
環境は依然として厳しく、不透明
な状況が続いています。金融資産
では、公共債や担保付き社債を中
心に運用しました。
⑸ 事 業 経 費 = 総 額 億 4 2 0 2 万
6474円、前年比5681万2
595円の支出減です。
⑹ その他の収支(略)
⑺ 特
別損失=今期は5億7304万
3901円を計上しました。東日本
大震災被害による火災共済地震等災
害見舞金5億6099万1200
円、固定資産除却損 万5082
円、価格変動準備金繰入1187万
7619円による計上です。
⑻ 当期の剰余等=
①経常 剰 余 は 4 億 9 8 8 3 万 4 2
51円、前年比1億6822万
7197円の減少。
②東日 本 大 震 災 に よ る 地 震 等 災 害
見舞金等(5億7304万39
01円)の特別損失を勘案し、
さらに法人税等545万486
1円、法人税率の引き下げによ
る繰越税金資産の取崩しなども
あり、法人税等調整額1億98
66万8687円を勘案した結
果、当期剰余金は△2億783
3万3198円(欠損金)を計
上しました。
③任意 目 的 積 立 金 取 崩 し は 、 総 額
6億1059万5038円を
計上、当期未処分剰余金は8億
5339万356円となりまし
(単位:円)
(単位:円)
558,923,921
853,390,356
Ⅲ.次期繰越剰余金
498,834,251 当期未処分剰余金
5,000,000
制度開発準備積立金
0
中期経営計画対応特別積立金
521,128,516
8,626,528 前期繰越剰余金
⑴受入 共 済 掛 金 = 総 額 億 1 9 3 4
万1528円、前年比1263万
2821円の減少です。自然災害
共済を除き、各共済において未継
続契約等の要因もあり、前年比で
わずかに下回りました。
⑵ 支 払 共 済 金 = 総 額 億 5 4 6 8
万2750円、前年比 億135
万1750円の増加です。東日本
大震災の共済金が今期にずれ込ん
でいます。また、今期は風水害や
雪害を始め自然災害が多く発生し
ています。
⑶ 再 共 済 事 業 = 受 入 再 共 済 金 の 総
額7億6246万7200円、前
年比3億2313万1700円の
増加です。前期の東日本大震災に
よる自然災害共済の受入再共済金
を計上しています。また、支払再
共済掛金は自然災害共済の掛金改
定もあって、前年比2670万9
390円増加しています。
⑷ 資 産 運 用 = 収 益 費 用 の 相 殺 で 総
額1億2080万2892円の計
上、運用の収益・費用の合計で前
573,043,901
126,966,435
-278,333,198
109,738,913 当期剰余金
853,390,356
4,390,803,228 特別損失
役職員教育研修積立金
5,454,861
5,126,961,782 法人税等
3,414,064,179 法人税等調整額
198,668,687
経常費用
294,466,435
1.共済掛金等収入
100,000,000
-74,209,650
2012年3月31日現在
剰余金処分
0
Ⅰ.当期未処分剰余金
5,625,796,033 特別利益
(表5)
経常収益
(制度開発費用、共済担当者の手引他)
610,595,038
5.その他経常費用
3,861,856,761
災害見舞対応特別積立金
3.財産運用費用
1,542,026,474 過年度税効果調整額
4.事業経費
3.任意積立金
組合員証作成積立金
2.共済契約準備金繰入額
1,387,500,000
10,000,000
561,431,012 税引前当期剰余金
2011年3月 日に発生した東
日本大震災への対応については、発
災直後に災害対策本部を設置し、組
合員の安否と被災状況の確認を行い
ました。また、全国から職員を動員
し、被災組合員の住宅災害等の現地
2011年4月1日~2012年3月31日
損益計算書(2011年度決算)
等を作成しました。
②情報 紙 『 交 運 共 済 情 報 』 を 定 期
的に発行し、情報開示と宣伝に
努めました。
③加盟 組 合 情 報 紙 等 に 『 交 運 共 済
情報(清刷活用)』の掲載発行
を依頼し、PRに努めました。
④『交
運共済家庭版』で「東日本大
震災特集」を組む等、わかりやす
い誌面構成を心掛けました。
⑤若年 層 を 中 心 と し た 「 学 習 会 」
等を開催しました。また今年度
も「交運共済組合員証」の発行
時に「みんなの共済ガイド」を
同時郵送しました。
⑥好評 に つ き 今 年 度 も 交 運 共 済 カ
レンダー(童と伝統芸能)を作
成しました。
⑦春・ 秋 の 交 通 安 全 運 動 に 内 閣 府
と連携した事故防止ポスターを
作成しました。
⑵ 業務運営体制確立の取り組み
①個人 情 報 保 護 規 程 に 基 づ き 、 個
人情報の取り扱いに関する正確
性・機密性・安全性の確保に努
めました。
②全職 員 の 迅 速 か つ 心 の こ も っ た
電話、接客対応等、サービス向
上に努めました。
③契約 者 保 護 を 重 視 し た 契 約 締 結
時における重要事項説明書の作
成、給付決定時の給付金履行期
間の厳守等、正確かつ適正な日
常業務処理に取り組みました。
④共済 職 員 に 対 す る フ ァ イ ナ ン
シャルプランナー(普通資格:
0 8.その他負債
会館修繕積立金
5.その他経常収益
-473,751,364
評価・換算差額等
8.その他事業資産
共済対応別途積立金
1.共済金等支払額
-278,333,198
うち当期剰余金
来賓あいさつ
0
10,000,000
129,429,420
ら、生協法の趣旨に則った
運営がなされているものと
思います。厚労省も、各組
合が健全な運営を図ること
ができるように引き続き努
力して参ります。
0
0 7.未払費用
自動車共済加入促進特別対策積立金
4.財産運用収益
「相互扶助」の理念を
表した交運共済の被災
者対応
0
電算開発積立金
0
3.その他事業収入
算は厳しい状況になりまし
た。共済掛金の収入もやや右
肩下りの状態が続き、財務
基盤の強化が大きな課題に
なっています。全労済は、
2009年度から中期経営政
策を進め、既に4年目を迎え
ました。課題が山積していま
すが、一つずつ解決を図りま
すので、ご支援をお願い致し
ます。
0
70,000 5.借入金
Ⅱ.剰余金処分額
544,132,373
2.共済契約準備金戻入額
853,390,356
4.当期未処分剰余金
金 額
科 目
金 額
科 目
特別損益の部
経常損益の負
7,194,349,753
純資産合計
13,681,322,800
負債及び純資産合計
13,681,322,800
資産合計
自然大災害に対して再
共済の役割を果たして
行く
718,795,000 (純資産の部)
(単位:円)
840億円になり、再共済
金として438億円を支払
いました。このうち交運共
済には9億8400万円を
支払いました。
日本再共済連に加盟され
たことで、少しでも経営リ
スクの軽減になれたのでは
ないでしょうか。組合員へ
の共済金支払いが終了する
まで、今後も引き続き万全
を期します。また、将来発
生が危惧されている大規模
災害に対しても、再共済セ
ンターの役割に応えるため
尽力いたします。
7,418,793,144 4.その他事業負債
15
17
高村茉里奈、中央労働金
庫営業統括部渉外担当部
長・山下太郎、中央労働
金庫中野支店長・福田
卓、顧問会計士・高山昌
茂、同・小澤昌志
祝
<電・メッセージ >
菰田義憲ポストライフJ
P共済生協理事長、石橋
嘉人全国労働金庫理事
長、菰田義憲単産共済協
議会会長、⻆田修作日本
再共済連理事長、中村讓
教職員共済生活協同組合
理事長、佐藤幸雄全労済
全水道共済理事長、松尾
憲治明治安田生命社長、
河田伸夫森林労連共済理
事長、森島正治電気通信
産業労働者共済生協理事
長、徳永秀昭自治労共済
理事長
4.有価証券
2011年度剰余金処分
(案)
承認の件
943,780,186 2.法定準備金
15.繰延税金資産
52,505,688 任意積立金取崩額
経常剰余
来賓と祝電
上 記 3 氏 の 他 の 来 賓( 敬 称
略)
。
厚生労働省消費生活協同
組合業務室生協第一係・
1,200,000,000 3.その他共済負債
第2号議案
13.関係団体等出資金
1,565,354,000
375,000 1.組合員出資金
14.施設利用権
6,280,722
337,260,369 11.繰延税金負債
559,311,439 負債合計
64
204,973,682
957,999 9.引当金
9.前払費用
33,105,199
16,338,325 10.価格変動準備金
10.未収収益
6,486,973,047
11.その他資産
12.業務用固定資産
10
276,000,705
97,368,050 6.前受収益
7.その他共済資産
6.再共済勘定
893,568,553
3.金銭債権
5.貸付金
71,041,843
0 2.再共済勘定
2.金銭の信託
金 額
科 目
金 額
科 目
36
30
15
71
(負債の部)
(資産の部)
5,002,002,343
2,388,273,288 1.共済契約準備金
1.現金及び預金
負債及び純資産の部
資産の部
2012年3月31日現在
貸借対照表
(表3)
11
東日本大震災に関わる再
共済グループの共済金は約
三﨑 誠一氏
全労済理事長
1200億円を超えた
東日本大震災の給付金
田原 憲次郎氏
東日本大震災の被災受付
は 万8千件を超え、その
%に共済金の支払いを
終了しました。支払額は
1200億円を超えまし
た。
災害の多い年だったため平
成 年度における全労済の決
日本再共済連専務理事
井上 雅裕氏
任意積立金の
積立目的などを決定
(表4)
15
99
21
厚生労働省社会・援護局地域福祉課
消費生活協同組合業務室長
東日本大震災の発生後、
共済金の迅速な支払いに努
めたことなど、交運共済の
取り組みは、正に生協法の
理念である「相互扶助」の
表れであると思います。
平成 年に改正生協法が
施行されて4年が経過しま
した。交運共済において
も、共済事業の健全性の
確保と契約者保護の観点か
20
No.71 交運共済情報 (4)
1.加盟組合との連携強化
2012事業拡大目標
2012年度事業計画および2013年度事業目標
⑴ 各 会 議 を 通 じ て「 中 期 経 営 計 画
(5ヵ年)
」2年目の事業計画に対する
積極的な取り組みを要請、確認し、全
組合員の結集に取り組みます。
⑵ 地方本部・支部・分会等の各級機
関役員の総合共済・任意共済未加入
者に対し、加盟組合と連携して全員
加入に取り組みます。
70
50
98
4.J
Rグループ労組の加入団体
拡大および各共済の加入促進
故防止の呼び掛けを強化します。
任意共済の自動口座振替によ
4.
る月払い制度導入について
③日本 再 共 済 連 と 連 携 を 強 化 し ま
す。
④日本再共済連、全労済等が立ち上
げる「TPPフォーラム」と連携
強化します。
6.社会貢献活動
に向け、
AED普及公開セミナー
や研修会への参加を計画します。
②環境保全活動を支援します。
③国際
協同組合年(IYC)にあたる
今年度は、ホームページや情報紙を
活用した認知活動、「IYC全国実
行委員会」のイベント等に参加しま
す。
(1)事業の健全性及び持続的かつ安定的な事業運営を目指すため、掛金水準の見直しを行います。
(2)わかりやすさを追求するため、保障内容について必要性を考慮しつつ、内容の整理を行います。
(自動体外除細動器)
の普及
①AED
◎改定の目的
制度改定のお知らせ 2012年12月実施を目途に制度改定を予定しています。
2013年7月期を実施目途に検討
します。
らに将来展望を見据えた事務局体
制を確立します。
②個人 情 報 に 関 す る 正 確 性 ・ 機 密
性・安全性の確保に努めます。
③全職員の迅速かつ心のこもった挨
拶により一層努めます。
④契約締結時における重要事項説明
書の作成、給付金履行期間の厳守
に努めます。
⑤共済職員に対してファイナンシャ
ルプランナー資格取得を奨励する
とともに、新規採用職員研修・階
層別研修及び住宅災害認定等の業
務研修等により共済知識の向上に
努めます。
⑥経費削減を考慮した内部監査を実
施します。
⑦職員の資質向上を図るため、ラン
ク別研修などを計画します。 ⑧大規模災害に向けた対応として、
危機管理マニュアル、大規模災害
マニュアル、認定処理要綱等の作
成を検討します。
⑨集中災害における被害受付システ
ムの一元管理化を検討します。
⑩リスク管理の強化に向け、共済引
受リスク、資産運用リスク等、リ
スクの個別管理能力を高め、役員
会・監事会・理事会への定期的な
報告体制を確立します。
⑪苦情処理規程や情報共有化のルー
ルなどの策定を検討していきま
す。
⑫コンプライアンス等の諸規程につ
いて職員研修を実施します。
⑬郵便振込利用者に対し、自動引落
口座の登録を呼び掛けていきま
す。
⑭共済と職員組合の意思疎通を図る
ため、経営協議会を開催します。
3.情
報システム、運用体制の見
直し検討
現行情報システムの耐久性、効率性
の見直しを行い、専門家による調査と
自動車総合補償共済
(基本補償+車両損害補償)
5.各
共済の収支と制度内容の点検
①総合共済と交通災害共済の加入・
収支状況について点検・検証を行
います。
②総合共済の現行制度については、
2013年度以降に検討します。
事業運営の健全化、事業経費の
削減等に関する取り組み
1.事業経費の削減額、項目
①人件費: 歳定年退職者の増加を
見据えた職員給・嘱託A給(定年
後の再雇用給)の見直し。
②物件 費 : 主 な 削 減 項 目 は 、 会 議
費、旅費、通信交通費、広報費、
雑費。
③地方業務費については、段階的な
削減計画に基づき実行します。
2.事業運営の健全化
①事業本部と事業部の統合等につい
て検討していきます。
②「共済事業運営基本問題検討委員
会」を開催します。
③「資産管理運用委員会」を開催し
ます。
④「中期経営計画
(5ヵ年)推進本部
会議」を開催します。
⑤支払余力比率の報告が規定化され
たことに基づき、責任準備金、価格
変動準備金等の充実に努めます。
⑥「共済経営推進研究会」を開催し
ます。
共済業務活動
1.広報・教育宣伝物等の活動
ヒヤリングを実施します。
4. 周年記念行事の開催の取り
組みについて
周年記念行事の開催は、東日本大
震災の状況を鑑み、2012年度にお
ける実施を延期します。「中期経営計
画(5ヵ年)」の推移をみて2013年
度以降の実施を検討していきます。
5.他共済との連携強化
マイカー共済
⑴ JR連合グループ労組( 団体)
のうち業務委託契約未締結の団体へ
の加入拡大に取り組みます。
⑵ 加入目標は、総合共済 %以上、
交通災害共済は全員、その他の共済
は %以上を基本に取り組みます。
5.マイカー共済の事業推進
加入台数80000台に向け、加盟
組合1分会5台以上を基本にします。
6.ホームページの充実
⑴ 各 共 済 の パ ン フ レ ッ ト を ホ ー ム
ページ上で閲覧可能にします。
マイカー共済新規加入の掛金見積
りシステムを効果的に活用します。
⑵
7.学習会の開催
共済担当者、若年者を中心に共済学
習会を開催します。
8.退職組合員の結集
「共済友の会」会員との親睦・交流
等を通じて、退職者の結集と各共済の
加入促進に取り組みます。
2013年度事業目標
2 0 1 1 、2 0 1 2 年 度 の 契 約 実 績
を総括し、加盟組合の組織人員推移等
を受け2013年度の事業目標を見直
します。
共済制度の充実・商品開発
1.火災共済
①火災 共 済 「 地 震 等 災 害 見 舞 金 基
金」制度の存続を検討課題としま
す。
②東日本大震災により積立金からの
支出見舞金は9億3000万円強
となる見込みになりました。
③今後の大地震等に向け、現行の地
震等見舞金制度についてのあり
方、支払い基準に対して検討を進
めます。
2.地震風水害共済
東日本大震災により制度改定の次
期実施時期についてできるだけ前倒
しするよう検討を進めます。
3.マイカー共済
①交運共済モニターを実施します。
②情報紙『交運共済情報』を発行し
ます。
③加盟
『交運共済情報(清
組合情報紙に
刷活用)』
の掲載を依頼をします。
④『交
運共済家庭版』を発行します。
⑤若年者を中心とした「学習会」を
開催します。「みんなの共済ガイ
ド」を作成します。
⑥「交
運共済カレンダー」を作成しま
す。
⑦共済担当者へ向けた「手引き」を
の作成します。
2.業務運営体制の確立
①「マイカー共済」の事業運営で、
全労済との連携を強めます。
②自動車共済単産共済連絡会との連
携、他単産共済との協力を維持し
ます。
カーライフを応援する、
頼れる補償
79
80
2.総合共 済 の 加 入 促 進 活 動
⑴ 新規採用者の加入促進と合わせ、
現職未加入者のリストに基づく全員
加入に取り組みます。
⑵ 各加盟組合における地方本部・支
部・分会役員の全員加入に向け、加
盟組合と連携して取り組みます。
⑶ 退職者の自動継続契約終了者に対
し、個別の呼び掛けによる %以上
の次期継続確保に取り組みます。
⑷ 2年目(2012年度)の目標数
である 万3357名の確保に取り
組みます。
60
3.任意共 済 の 加 入 促 進 活 動
10
加入率 %、到達している場合は+
5%を基本に、加盟組合別の事業目標
数を設定します。
⑴ 未加入の現職組合員に対する加入
促進
①未加入の現職組合員に対し、事業
本部ごとの対応に基づく必要事項
を印字した新規契約申込書を作成
することで加入促進を図ります。
②新規申込書の対象団体は、JR連
合、国労、鉄構労、日本旅行労
組、グループ(関連)労組としま
す。
③任意共済加入促進対象者(未加入
者)リスト」を作成し、促進強化
を図っています。
⑵ 任意共済契約者の増口運動等
①継続契約の増口契約に現職・退職
者を含め取り組みます。
②増口契約に向けたリストは「任意
共済増口運動対象者リスト」と
「火災共済持家契約増口促進対象
者リスト」の2種類を作成してい
ます。
③継続 契 約 申 込 書 は 、 各 事 業 本 部
の取り組み期間に合わせ、現職
者・退職者別に分類し、本部から
郵送、または事業本部加盟組合へ
の手渡し分に細分化して送付しま
す。
⑶ 2012年度新規採用者は、火災
共済 口・交通災害共済1口・生
命共済2口を促進口数として取り
組みます。
⑷ 地方本部・支部・分会役員の全員
加入に取り組みます。
⑸ 継続確保の取り組み
退職者の郵便振替者は掛金納入状
況をチェックし、不足リスト(未継
続リスト)を発行、個別に再契約の
呼び掛けを行い、平均 %以上の継
続確保に取り組みます。
⑹ 加入促進月間を2012年1月か
ら5月末まで設定しました。
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①職員の年齢構成、スキルアップさ
①特約の新設… ………………………………… 「地震・噴火・津波に関する車両全損時一時金補償特約」を新設(車両損害補償に付帯)します。
②割引の拡大… ………………………………… 新車割引の対象車種に「軽四輪乗用車」を追加します。ハイブリッド車割引の割引率を7%に拡大します。
③補償の整理… ………………………………… 対物賠償の臨時費用を廃止するなど、補償内容の整理を行います。
④事故時の等級減算ルールの見直し…………… (ⅰ)等級据え置き時を廃止し、1等級減算することとします。
(ⅱ)17等級~22等級の事故件数1件につき、3等級減算することとします。
⑤掛金水準の見直し……………………………… 共済金の支払い状況や制度決定による影響等を踏まえ、掛金水準を見直します。
(車種により、掛金水準が上昇または低下することがあります。)
※制度改定の詳細については、後日あらためてご案内いたします。
◎主な改定項目の概要
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事業基盤の強化として
「中期経営計画
(5ヵ年)
」
2年目の取り組みを遂行する
東日本大震災で命を失った犠牲者の冥福を祈り、全員で黙祷
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①次期制度・掛金改定について「わ
かりやすさ」とシンプル化を目指
し、2012年 月実施を予定し
ています。
②団体 割 引 適 用 は 実 績 損 害 率 が 高
く、現段階で実施が困難なため、事
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第3号議案