平成20年6月19日開会 平成20年6月19日 美波町議会第2回定例会会議録 美波町議会第2回定例会を美波町役場議場に招集された。 1、応召議員は次のとおりである。 1 番 新矢 公宏 2 番 5 番 久保 行徳 6 番 8 番 春田 裕計 10番 12番 岩瀬 公 13番 16番 北山 朝彦 17番 江本 影山 山本 笹田 川尻 昇 美雄 正男 重信 竹藏 3 番 7 番 11番 15番 寺下 戎野 丸龍 坂口 博子 博 孝敏 進 江本 影山 山本 笹田 川尻 昇 美雄 正男 重信 竹藏 3 番 7 番 11番 15番 寺下 戎野 丸龍 坂口 博子 博 孝敏 進 1、不応召議員は次のとおりである。 な し 1、出席議員は次のとおりである。 1 番 新矢 公宏 2 番 5 番 久保 行徳 6 番 8 番 春田 裕計 10番 12番 岩瀬 公 13番 16番 北山 朝彦 17番 1、欠席議員は次のとおりである。 な し 1、本会の書記は次のとおりである。 議会事務局長 木里 茂樹 1、地方自治法第121条の規定により説明のために会議に出席したものは次のとおり である。 町 長 藤井 格 副 町 長 中東 覚 収 入 役 別宮憲一郎 教 育 長 谷崎 満則 支 所 長 濱 浩治 総務企画課長 影治 信良 会 計 課 長 山田 由美 消防防災課長 寺内 康博 住民福祉課長 田川 仁重 高齢者福祉監 原 千代子 税務保険課長 山路 和秀 産業振興課長 栗林健二郎 建 設 課 長 鈴木 義勝 水 道 課 長 今津 秀貴 住 民 室 長 谷口 和江 地域振興室長 小坂 進 日和佐病院事務長 岡本 照彦 由岐病院事務長 木本 節 教育総務課長 丸岡 武 教育改革課長 海司 広幸 1 子どもセンター長 工事検査監 監 査 委 員 松本 草野 平松 晋児 裕作 満 社会教育監 教育委員長 岩瀬 谷崎 和夫 茂一 1、会議事件は次のとおりである。 報告第 2 号 報告第 3 号 報告第 4 号 議案第54号 議案第55号 議案第56号 議案第57号 議案第58号 議案第59号 議案第60号 議案第61号 議案第62号 議案第63号 平成19年度 美波町一般会計繰越明許費繰越計算書について 平成19年度 美波町漁業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算 書について 平成19年度 美波町公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 について 美波町手数料条例の一部を改正する条例の制定について (条例第21号) 美波町立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について (条例第22号) 徳島県市町村総合事務組合規約の変更について 日和佐小学校解体工事請負契約について 物品購入契約について 平成20年度 美波町一般会計補正予算(第2号) 平成20年度 美波町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 平成20年度 美波町介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 平成20年度 美波町国民健康保険阿部診療所特別会計補正予算 (第1号) 人権擁護委員の選任につき議会の意見を求めることについて 意見書(案) 発議第 3 号 発議第 4 号 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求める意見書 (案) 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書(案) 2 決議書(案) 発議第 5 号 「非核平和の町」宣言決議(案) 常任委員会の閉会中の継続調査申出書について 3 6月19日(木) (時に09時00分) 議 長 おはようございます。本日、平成20年 第2回美波町議会定例会が招 集されましたところ、議員各位には何かとお忙しい中、ご出席賜りまし て、ありがとうございます。 ただ今の出席議員は14名全員でございます。定足数に達しております ので、これより平成20年 第2回美波町議会定例会を開会いたします。 (時に09時00分) 会議に先立ちまして諸般の報告を行います。 3月24日、阿佐東地域公共交通懇話会が海陽町で開催され、議長が出 席しました。 3月25日、四国の道を考える会が、室戸市で開催され、議長が出席し ました。 4月11日、総務産業建設委員会が大雨被害地域の視察を行いました。 4月25日、徳島県町村議会議長会の理事会に議長が出席しました。 5月15日、徳島県町村議会議員研修会が、海陽町で開催され、議員1 1名が参加いたしました。 5月20・21日全国町村議会議長・副議長研修会に議長・副議長が参 加しました。 5月23日、平成20年第1回臨時会を開催しました。 5月30日、海部郡町村議会議長会総会が、美波町で開催され、議長が 出席しました。 6月4日、徳島県町村議会議長会の理事会に議長が出席しました。 6月5日、海部郡防犯連合会総会が、牟岐町で開催され、副議長が出席 しました。 6月10日、議会改革・広報特別委員会が、議会映像配信システムにつ いて、委員及び委員外議員11名が、県議会の映像配信システムについ て視察を行いました。 6月11日、阿佐東地域公共交通懇話会総会が、海陽町で、開催され議 長が出席しました。 以上で、諸般の報告を終わります。 本日の会議を開きます。 日程第1 会議録署名議員の指名を議題といたします。 4 会議録署名議員の指名を行います。本定例会の会議録署名議員は、会議 規則第115条の規定により、議長において指名いたします。 7番 戎野議員・8番 春田議員、両名を指名いたします。 日程第2 会期決定の件を議題といたします。 会期につきましては、去る6月16日に議会運営委員会を開催しており ますので、議会運営委員長より、ご報告お願いいたします。久保議会運 営委員長。 議会運営委員長 みなさん、おはようございます。 議会運営委員長報告を行います。去る6月16日、議会運営委員会を開 催いたしました。委員全員の出席のもと、理事者側からは藤井町長、中 東副町長、影治総務企画課長の出席を求め、平成20年 美波町議会第 2回定例会に上程予定議案内容につきまして、慎重に審議いたしました 結果、会期は本日6月19日より6月24日までの6日間に開催するこ とに決いたしました。なお、一般質問の通告は本日の正午までといたし ますので、ご承知願いたいと存じます。 以上、議会運営委員長報告を終わります。以上でございます。 議 長 お諮りいたします。本定例会の会期は、議会運営委員長の報告のとおり、 本日から6月24日までの6日間とすることに、ご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 議 町 長 長 異議なしと認めます。よって会期は本日から6月24日までの6日間と 決定いたしました。なお、会議予定につきましては、お手元に配布の日 程表により進めたいと思いますので、ご了承願います。 日程第3 町長提案理由説明を議題といたします。本定例会に提出され ております議案は、一覧表にありますとおり、報告第2号から第4号ま で、報告議案3件及び議案第54号から63号まで10件、計13件で あります。これを一括して議題といたします。 藤井町長に提案理由の説明を求めます。藤井町長。 おはようございます。 アジサイの花が日ごとに色を深め、初夏の季節となりました本日、平成 20年美波町議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位に は公私何かとご多用の中、全員のご出席を賜りまして、ご審議をいただ きますこと大変ありがたく存じているところでございます。 さて、本定例会におきまして、ご審議をお願いする議案につきましては、 繰越明許費繰越計算書の報告議案3件、条例の改正議案2件、組合規約 の変更議案1件、契約の締結について議会の議決を要する議案2件、平 成20年度一般・特別会計の補正予算に関する議案4件、人事に関する 5 議案1件の計13議案を提出さしていただいているところでございま す。 議案説明に先立ちまして、諸般の報告として、第1回定例会並びに臨時 会以降の町政の動き、また、各課での事務事業の進捗状況について、そ れぞれご報告申し上げ、議員各位のご理解を賜りたいと存じます。 まずは、旧日和佐高等学校の跡地についてでございます。第1回定例会 でもご報告申し上げましたところでございますが、その後、3月21日 に、最終的な要請活動を議長、副議長、町内会連合会長、あるいは教育 長共々で、県の知事及び県の教育委員会教育長に最終の詰めの要望活動 を行ったところでございます。 そして、3月31日付けで「徳島県有財産譲与契約書」を締結しました。 4月1日には、譲与物件、すなわち校舎・体育館・土地等の一括の引き 渡しを受け、4月28日に土地についての所有権移転登記を行ったとこ ろであります。 今後は、現在進めております日和佐小学校改築工事に伴う仮校舎として、 この夏から向こう1年半ぐらい利用さしていただきますが、その後は、 かねて申し上げておりますように、いそいでおります危機管理としての 防災ヘリポート、あるいは防災資機材庫としての用地、また、幼保一元 施設の用地、その他福祉等の用地として、今後町民各位議会ともども相 談しながら有効利用を進めてまいりたいと考えているところでありま す。 次に、地域再生についてでございます。「株式会社ベストウェスタン日 和佐」との間ですでにご案内のとおり「うみがめ荘」と「日和佐城」に つきまして、3月26日に管理・運営契約を締結し、その経営を移管し たところであります。 本年度4月に入りまして、「株式会社ベストウェスタン日和佐」から、 当美波町において、今後の幅広い事業展開を図るため、地域再生法の規 定に基づく、地域再生協議会なる組織の設置をしていただきたいという 要請を受けましたので、有識者、徳島県南部総合県民局、産業団体の代 表、金融機関の代表、交通機関の代表、これはまあ「JR四国」のこと ですが、等を委員とした「美波町地域観光交流再生委員会」13人から なる委員会を5月15日に立ち上げ、その1回めを会合を開催いたした ところであります。 この中で、民間発意としての事業者から美波町活性化事業推進するプラ ンが示されたところであり、今後は、委員会の提言も受けながら、「活 性化事業推進プラン」に書いてある事業を、具体的に進めることとなり ます。 また、この地域再生プランはですね、今、国が進めておる、国すなわち 内閣府が中心となって進めております地域再生の提案募集にも、併せ応 6 募する予定といたしております。 民間委託いたしました、平成19年度の国民宿舎特別会計の決算状況に ついてでありますが、歳入・歳出 108,418千円、これは一般会 計繰入金を含めてでございますが、この 108,418千円で決算決 了いたしております。19年度の繰入金の内訳は、償還金の元金・利子 分で 6,585千円と、収支赤字分、収支赤字の補てん分でございま すが、 8,105千円であります。このことから、3月議会で補正を させていただきました一般会計からの収支赤字のための繰入金は、 1 3,000千円でございましたけれども、その内、 8,105千円を 実質的に繰入させていただいたことと相なります。 これまでに一般会計から国民宿舎特別会計に繰入してまいりましたこ とについて、ここでちょっと触れておきたいと思っております。「うみ がめ荘」についての繰入しました年次別を申し上げますと、償還金の元 金・利子分及び収支赤字補てんとしての繰入金総額につきましては、平 成15年度で 37,700千円、平成17年度で 33,228千円、 18年度では 16,585千円、19年度では 14,691千円で ありまして、いわゆる総額ベースで繰入金はいかがかと。102,20 4千円と相なっております。これがいわゆる累積欠損の総額と考えてい ただいてよろしいと思う数字であります。 次に、「美波町集中改革プラン」これは平成18年度∼21年度までの 4か年計画についてであります。その見直しについてでございますが、 集中改革プランの効果的な推進を図るため、毎年度、数値目標等の進捗、 達成度合いを検証し、プラン内容の見直しに努めることとなっておりま すので、平成19年度の出納閉鎖を待ちまして、改革プランの行革推進 主要5項目でございます、まず「事務事業の見直し」「組織機構の見直 し」「民間への事務委託の推進」「定員管理及び給与の適正化」「第三セ クター・地方公営企業の健全な運営」について、その5項目について、 6月9日に報告会を開催し、各課からなる19年度の取り組み状況の報 告を受け、検証したところでございます。計数的な決算分析につきまし ては、目下作業中でございますので、いわゆる経常収支比率であります とか、公債費比率などの財政指標につきましては、今現時点では、数値 は決了しておりませんが、それ以外の取り組みの一部をご報告させてい ただきます。 「事務事業の見直し」についてでございますが、これにつきましては、 旅費の見直し、出張における公用車使用の推進、町単独での補助金・委 託事業の見直し、入札制度の見直し、公共工事の総合評価制度の導入、 特殊勤務手当の見直しの5点につきましては、数値による金額の減額と か制度の統合・導入も図られており、一定の改善が図られ、その成果が あったと考えております。 7 なかでも、広告収入の検討、あるいは公共料金の収納窓口の拡大、宿日 直制度の見直しにつきましては、なお、詰める諸点がございますので、 引き続いての課題といたしておるところでございます。 「組織機構の見直し」では、昨年8月1日付けで、本庁の総務課と企画 調整課を統合して、2課を1課にしました。そして総務企画課に、また 支所の総務室と住民福祉室を統合し、住民室1室に、教育委員会分室を 廃止し、教育委員会本庁に統合いたしたところであります。 しかし、認定こども園を今目指しておるとこでございますが、保育園と 幼稚園の組織の一体化、学校給食センターの統合問題、国保・介護保険・ 後期高齢者医療と保健事業とのなんか連携できる組織を取り組まなき ゃなりません。それへの取り組みが、今の時点に、まだできておりませ んので、引き続きの課題と位置づけしております。 「民間委託の推進」につきましては、ゴミ収集運搬業務を全町域で民間 委託すべく、また国民宿舎等を民間に移管する作業に取り組むなど、ま た指定管理を公募制にするなどの取り組みについては、ご承知のように、 ご承知いただいてることとは存知ますが、一定の成果があったと考えて おります。 「定員管理及び給与の適正化」に関しましては、概ね健全な数値である と認識しております。平成18年4月1日での職員数は 195人でし た。平成19年4月1日では、 193人、同20年4月1日では、 1 89人と削減いたしておりまして、その結果、国が示した目標数値の定 員削減率 5.7パーセントの数値につきましては、当町では平成19 年度でその目標数値をクリアいたしたこととなります。 また、給与水準につきましても「ラスパイレス指数」は、平成19年度 92.7パーセントであり、特殊勤務手当の見直しなどの各種手当及び 時間外勤務手当についても、目下縮減に努めたところであります。 人事行政の運用等の状況の公表に関する条例を制定するなど、積極的な 公表にも取り組んできたところではございますが、実は、改正公務員法 の内容の1つである勤務評定の導入については実現にいたっておりま せん。 「第三セクター・地方公営企業の健全な運営」につきましては、本町の 第三セクターである「株式会社道の駅日和佐」は、平成17年・18年・ 19年の3期連続、今のところ黒字決算となっており、平成19年度は 初めて1株あたり 700円の、1株とは5万円で、1株あたり700 円の配当を行うなど、今のところ健全な運営が行われているところであ ります。公営企業では、上水道事業、簡易水道事業、阿部診療所事業、 公共下水道事業等については、今のところ概ね健全な運営となっており ますが、病院事業は2病院とも赤字であることから、大変厳しい状況に あります。このことから、「美波町医療体制整備検討委員会」の答申も 8 受けておりますので、それと併せて「公立病院改革プラン」の策定と併 せ、取り組みとして、内部の関係者及び外部有識者による検討会議を、 この6月下旬から始めることといたしております。 以上、簡単にご報告をさせていただきましたが、まだ、実質1年めとい うこともあって、一部には十分に取り組めなかった事項もございますが、 改革の効果が現れているものも一部ございます。 7月には、主要な財政指標も確定する予定でありますので、決算及び行 革の達成度等につきましても分析や検証を行いまして、7月、経過した 後に公表する予定といたしております。 次に、町税及び各種使用料の滞納対策についてであります。そのうち特 に当町の税の徴収率が、徳島県内における市町村平均91.8パーセン トより、はるかに低い82.1パーセントいう県下市町村の中で、ワー スト1となっていることから、この問題につきましては、異常事態と認 識いたしまして、その滞納対策として全庁体制での組織体制で取り組む ことといたしております。 このことから、3月末から4月末にかけて、課長会におきまして課長全 員で町税あるいは使用料の滞納者リストを基に確認作業を行ったとこ ろであり、6月には町税と住宅使用料及び水道使用料、簡易水道を含む、 についての滞納額の徴収を重点的に行うことを決定しているところで あります。その中で、町税につきましては法律的にいろんな問題点も解 決しなければならない点もございますことから、当面は、税については、 幹部が個別的に徴収するということではなく、組織的に行う徴収方法の 仕組みについて目下検討しているところでございまして、早急にこれも 成案を練り上げて、対処したいと考えているところであります。 住宅並びに水道使用料の滞納の徴収につきましては、滞納額の徴収につ きましては、現在、名寄せの作業中であり、作業が終わりしだいチーム 編成で、各家庭を案内、「払ってください」家々をお伺いしますと、訪 問・実行・徴収、強制執行、こういう徴収活動に入ることといたしてお ります。 IT基盤の整備である「地域イントラネット基盤施設整備事業」につき ましては、3月末に完成し、美波町内の公共施設36か所がいわゆる光 回線、ケーブルで繋がりました。 平成23年7月のデジタル化完全移行に向けてのインフラ整備として、 今年度からは地域情報通信基盤整備である、いわゆる加入者系の伝送路 工事つまり地域イントラでつくった所から電柱までの伝送路工事、そし てまた、電柱から各戸へ引き込む工事を実施することといたしておりま す。 4月下旬に由岐地区と日和佐地区のテレビ受信組合等に対し説明会を 開催し、6月16日から地域ごとの住民に説明会を取り組んでいるとこ 9 ろであります。 それでは、各課・各室における事務事業の進捗状況の報告を申し上げま す。 はじめに総務企画関係でございますが、いわゆる地域公共交通につきま しては、4月1日より実施しておりますスクールバスの一般利用につい ては、町内5路線のうち「大戸・北河内路線」で試験運行を開始したと ころであります。その利用状況を申し上げますと、この2か月間ではご ざいますが、利用実績は4月に1回 1人、5月に2回 1人と、あま り利用されてない状況ではございます。当面はこの「大戸・北河内路線」 につきましては、夏休みぐらいまで試験試行を続行してまいりたいと予 定しておるところでございます。 次に、海部郡3町と高知県東洋町が、国の支援制度を活用していわゆる 阿佐東地域の地域公共交通の再生を目指すため取り組む「阿佐東地域公 共交通懇話会」を、去る3月24日に設立いたしました。この懇話会は、 先般成立しました「地域公共交通の活性化及び再生法に基づく法定協議 会」として位置付けたものでございまして、今年度中にその懇話会で、 「地域公共交通総合連携計画」を策定することといたしております。 これは、案内には書いてございませんが、口頭で説明させていただきま すが、徳島県海部郡3町と東洋町と、この4地域からなるものでござい まして、で、実は、国の国交省の運輸当局の助成を受けまして、今、1 4,000千円、その4町からなる懇話会での事業費が。これは、ごく 最近、これ書く時点はわかってませんでしたから。14,000千円の 内示を受けて、それを近く4町からなる幹事会でですね、バスはいかよ うにしたらいいか、コミュニティバスはどのようにしたらいいかと。阿 佐東線ははどのようにしたらいいかと。いわゆる鉄軌道交通と、いわゆ る各地域を連絡、走っていくコミュニティバス、こういうものを総合的 に連携してどのようにして公共交通を確保するかということを、その当 該予算によって地方負担はありません。それによって行うことといたし ております。12月いっぱいまでに成果を上げて、早く地域の悩んでい る高齢化の進む足の便のない所を、どのようにして確保するかというこ とは、このプランに基づいて、今後実施することとなります。それは、 連携して4町からなって進めてることでございますが、わが美波町にお ける旧由岐町の漁村地帯、あるいはわたしの方のこの役場周辺の、では なく赤松大戸とかいうようなことについてもですね、その中で位置付け をひとつ考えているところでございます。余談に走りました。で、そう いうようなことで、今後設置される…、ええと取り消し。 次に、美波町医療対策援助金について、ご報告します。4月22日「医 療対策基金運営協議委員会」を開催し、徳島大学医学部・歯学部附属病 院から申請のありました、3か年計画の最終年度となる「徳島大学と美 10 波町病院事業を結ぶ遠隔医療システムの構築研究に対する援助金」30 0万円、「海外研修支援援助金」100万円についての協議、審査を行 い、申請どおり承認いたしております。今後とも「医師の勤務環境の改 善」や「国内外大学での研修・研究等の経費援助」並びに「徳島大学医 学部医局との共同研究等に対する研究費援助措置」を行うことにより、 医師確保を含む診療体制の構築や地域医療の継続して確保できるよう に努めてまいりたいと考えております。 次に、4月1日付けの人事異動について、ご報告させていただきます。 3月31日をもって、長年地域医療に貢献していただきました日和佐病 院長をはじめ、5名の職員が退職いたしました。 また、3月31日をもって国民宿舎が民間委託されたこともあり、4月 1日付けでの新規採用2名、これは日和佐病院外科医長、これは徳大か ら、そして、臨床検査技師1名採用を含む27名の人事異動を発令した ところであります。 特に一般行政職につきましては、集中改革プランでの定員管理計画は、 退職があってもそのあとを補充しない「退職不補充」の方針原則に則っ ておりますので、今回のように早期退職者があった場合でも、権限委譲 等により事務事業は増えていく中ではございますが、新規採用は控える。 そして、限られた人材で対応することといたしておりますので、当分の 間、このような体制で臨む考えでおりますので、ご理解の程よろしくお 願いを申し上げます。 次に、支所における総務企画関係でありますが、まちづくり交付金事業 のうち、由岐東部地区において、設計変更に不測の時間を要したため、 繰越の承認をいただいておりました、キャンプ場管理棟改修工事につき ましては竣工をいたしております。 また、計画変更の手続きが必要であったため、未契約繰越となっており ました、青少年旅行村給水設備改修工事につきましては、5月に入って、 入札を行い事業に着手したところでございます。 この「まちづくり交付金事業」は今年度が最終年度となります。 今年度予定しております事業箇所のうち、由岐西部地区の志和岐地区で の空き家改修工事と由岐東部地区での阿部地区の空き家改修設計につ きましては、5月に入札を行い事業着手したところでございます。 また、由岐西部地区での木岐及び東由岐に整備する防災備蓄倉庫につき ましても、先日入札を行ったところでございます。 なお、今年度予定いたしております由岐西部地区、東部地区の避難地の 照明整備工事及び阿部中央避難階段整備工事につきましては、関係者と の調整を行いながら順次発注していく予定といたしております。 平成16年度から実施してきたこの事業も最終年度ということで、今後、 事業評価を行うことが国から求められているところでございます。その 11 ことから、現在その準備作業を行っているところであり、事業評価委員 会の委員には、有識者をはじめ、当町議会代表の方にもご参加願うこと と相成ります。参加願って、検証をしていただくこととなりますので、 その折には、議会のみなさんにも、よろしくご協力をお願いを申し上げ ます。 次に、住民福祉関係についてでございますが、今年度から全町域を民間 委託しておりましたゴミ収集運搬業務につきましては、4月のスタート 当初は内容の変更等もございまして、可燃ゴミ・不燃ゴミに対する問い 合わせとか、あるいは収集日の混乱が一部ありましたが、5月以降は順 調に業務が遂行できております。 次に、「後期高齢者医療制度」、今最近は「長寿医療制度」と呼称を変え ておりますが、4月1日に導入されて2か月が経過し、この制度の開始 当初から「長寿医療制度」と呼び名の変更があったり、保険料について の年金からの天引き問題、後期高齢者診療料の問題、また、保険料の軽 減対策、納付方法など、さまざまな、そしてまた、各界からの問題点が あり、今、見直しがされております。 「徳島県後期高齢者医療広域連合」におきましても、保健事業等の健康 診査の対象者として、当初は無受診者に限定しておりました75歳以上 の方であっても、従来どおり受診ができるようにとの要望に対してです ね、広域連合では、対象者を拡大することで事業の調整を今行っている ところでございます。 次にですね、美波町における特別徴収いわゆる年金からの引き落としで の保険料過大徴収について でございますが、実はこれ、当町でも1件 ございました。その内容をご説明申し上げます。いわゆる対象外となる 被用者保険の被扶養者、これが該当したんですが、の1名の方から、誤 って徴収処理が行われておりまして、当該の方については、ご迷惑、そ して、ご心配をおかけする事態がありました。 保険料の過大徴収となった原因につきましては、被用者保険、つまり健 康保険組合とか、政府管掌の保険とか、共済組合等の被用者保険の平成 20年度の被扶養者に係る保険料については、4月から9月までの半年 分は保険料を徴収しないこととされておるんです。 特別徴収するためのデータの抽出基準は、いつかといいますと、平成1 9年8月1日現在の老人保健対象者のデータを用い、8月1日以降の異 動者については、特別徴収から除外する作業を行っておりました。 特別徴収依頼情報の提出期限が国のスケジュールでは、平成20年1月 18日までとなっていたため、美波町におきましても1月8日までには 社会保険庁へ情報の提出を行っております。 今回、過大徴収いたしました1名の方につきましても、平成19年12 月15日に、国保から社会保険の被扶養者に、国保の被保険者から社会 12 保険の被扶養者に変更された方であり、12月20日に役場に届け出が あったわけです。4月15日に、第1回目の年金から保険料の天引きが 行われますが、この方の国保から社保の被扶養者に変更になったことの 入力ができてなかった。コンピュータ処理ができていなかった。その結 果、年金から天引きをしてしまったという結果発生になりました。 5月26日にいたり、広域連合から美波町の標準端末に、その被扶養者 の情報が届き、確認することができたしだいであります。長いご説明に なりましたが、このことから、すぐにご本人に事情を説明させていただ き、保険料還付の申請をとっていただきまして、7月に2回分合わせて 還付することで、ご本人にご了解、お詫びを入れていただいたところで あります。長い説明になりましたが、今後はですね、このように、デー タの確認作業っていうのは非常に気の使う、多い仕事でありますけれど も、職員には、なお一層徹底し、このようなことが再発しないように努 めてまいるように、いろいろとまあ、訓示を申し上げたところでありま す。お詫び申し上げなければなりません。 次に、産業振興関係でございますが、本年度の「美波うみがめフェステ ィバル」につきましては、5月22日に運営委員会を開催し、7月19 日に「第45回うみがめ祭り」を、そして翌20日に「第9回ひわさう みがめトライアスロン」を開催することとし、それぞれの実行委員会な どで、目下準備を進めているところであります。 農業関係では、4月19日に「乙姫米」の販売促進を目的とした、消費 者を招いての交流会と田植えの体験を行ったところであります。この交 流会につきましては、今年で20回目となることから、主催者である「J Aかいふ・乙姫米栽培研究会」と連携し、生産面積の拡大に繋がる推進 大会の計画を検討いたしているところでもあります。 次に、支所における産業振興関係でありますが、海部郡3町で組織する 「南阿波よくばり体験推進協議会」が受け入れを行っております修学旅 行につきましては、5月21日∼22日に、広島市の安西中学校 19 6名と、6月4日∼5日には、滋賀県大津市の真野中学校 173名を 受け入れております。修学旅行生には、宿泊部会に参加する宿泊施設1 5か所、美波町では3施設を利用していただいているほか、郡内各所で インストラクターによるさまざまな体験を提供しているところであり ます。 このほか、6月には吉野川市の山瀬小学校38名、7月には徳島市の富 田小学校73名と島根県立松江養護学校73名の受け入れが決定して おります。県内の小学校2校は修学旅行ではなく、平成20年度から総 務省、農林水産省、文部科学省の3省連携事業としてスタートしており ます「子ども農林漁村交流推進プロジェクト」による新たな利用客であ ります。 13 今後は、このような方向での事業展開も考えていく必要があるものの、 この種の事業では「民泊」が要件とされておりますので、「民泊」を受 け入れてくださる家庭の開拓が課題となっているところであります。当 町におきましては、この点についてを頭に入れて「民泊」活用について も、今後取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 今年度の「田井の浜海水浴場」につきましてでございます。観光協会、 「田井の浜海水浴場連絡協議会」において、7月6日に海水浴場開きを 開催し、8月24日まで開設することが決まっております。水質につき ましては、議員各位テレビ等で報道のとおりAAということで、非常に 水質が良好といわれているところでございます。 「ふるさと由岐まつり」につきましては、8月15日に由岐支所前グラ ウンドを会場として開催することとして準備を進めているところでご ざいます。 次に、建設関係でございますが、第1回臨時議会でご承認いただきまし た4月10日の集中豪雨による公共土木施設、主として河川護岸19か 所の災害査定が、6月2日から4日までの日程で雨中の中行われました。 その結果、復旧にかかる申請は 188,552千円に対しまして、そ の査定額は 176,907千円が認められております。記録的な大雨 被害となったこともあり、採択率は、厳しい環境ではありましたが、9 4パーセントと高く、今後は、稲刈りが済んで、秋以降、工事発注に向 けて準備にかかることといたしております。 農業施設災害では、最終的に農地6か所で 4.5ヘクタール、施設面 では4か所の計10か所であり、被害総額につきましては、わたし達申 請ベースで 50,000千円と推定しております。その査定は、この 議会開会中の23日から25に行われることと相成っております。これ につきましても秋以降に取りかかることと予定しております。 これら以外の町道等の小規模災害につきましては、土砂等の除去につい て緊急性が高い90か所は、単独職員により直営で行ったところでござ います。 平成19年度の災害復旧事業で、繰越事業となっておりました寺野谷川 等4か所の公共土木施設災害復旧工事につきましては、全て工事は完了 をいたしております。 次に、繰越事業としております公共下水道及び集落排水事業について であります。奥河集会所付近の県道より山側の大浜までのこの第3分割 と、東町についての工事は8月末の完了といたしております。東町の第 2分割工事は開削工法となることから、7月に発注を予定いたしており ます。志和岐地区漁業集落排水事業の管渠工事の第3分割は、8月末に 完了予定であり、残りの繰越分と今年度予定の管渠工事を併せた合併工 事を8月末に発注予定といたしております。 14 次に、地方道路臨時交付金事業で予定しておりました永田橋耐震補強工 事は、道路特定財源暫定税率問題で、ご承知のように、国会が延びて否 定になったもんですから、いわゆる2か月遅れましたところでございま すが、測量、調査、設計の業務を7月に発注し、工事については渇水期 に予定をしているところであります。 薬王寺下公衆トイレの取り壊し工事につきましては、6月に発注したと ころであります。 次に、県工事の主なものについてご報告申し上げます。 道路関係について、はじめに赤松由岐線では、4月の災害で4トン車以 上の重量制限をしております北河内字馬路の2か所の全面復旧工事は、 6月に発注し、完成は秋の予定、また、北河内字久望での舗装工事につ いては、6月に発注したところだと県から聞いております。 日和佐小野線では、繰越となっておりました西の地の山ノ神での舗装工 事と、恵比須浜字田井での緊急地方道路整備事業として、舗装だけを繰 越しておりました工事については完了をいたしておりまして、今年度に つきましては、同じく山ノ神で山切りの局部改良工事を準備中と聞いて おります。 由岐大西線の阿部で一部繰越となっておりました局部改良工事と、2月 に発注され繰越となっておりました日浦野田線の日浦での路側整備に つきましては、8月末の満了と聞いております。 次に、河川、砂防関係でありますが、奥潟川総合流域防災事業の千羽口 橋上流の奥潟橋、また、右岸側樋門は完了し、左岸側の樋門下部、上部 は10月の末に完了予定と聞いております。 日和佐川河川特殊改良工事は6月末完了予定でございまして、木岐川河 川特殊改良工事は5月末に完了いたしております。 急傾斜地崩壊対策事業で実施しております、中由岐の老朽化した法面改 修と避難階段新設の本体工事として、2月に発注された繰越分について は10月末に完了する予定でありますが、残りの繰越分と今年度の事業 分の発注は10月頃と聞いております。 次に、港湾関係では、日和佐港の海岸高潮対策事業が新規採択され、今 年度は測試に着手する予定と聞いております。この事業について現時点 では、徳島県からは、整備期間は平成20年から平成24年度まで、事 業費約5億円、防波堤3基と聞いておりますが、国土交通省港湾局予算 概要では、整備期間平成20年から29年、事業費約19億円と公表さ れており、大浜防波堤、いわゆる立島側、北突堤、手前の方でございま すが、南防波堤と日和佐浦・寺前・弁財天地区の防潮堤の改修等となっ ております。県の現時点での、県の今のお話と国が示しておる期間の違 いますのは、県は異常な財源不足の状態の元でございますから、長期に わたることについての県負担については、言及を避けているものという 15 ことで、県においての整備期間は、平成20から24、国においては、 20から29と相成っているものと、わたくし想像しているとこでござ います。 次に、地域高規格道路いわゆる日和佐道路について、ご報告申し上げま す。阿南市福井町の起点側、国道との接続部については、用地交渉を鋭 意進めているところでありますが、5月12日付けの官報により、土地 収用法に基づく事業認定による告示を、国土交通大臣が行っております。 このことから、1年以内に、県にある収用委員会が執行することとなり、 土地の明け渡しがなされれば、埋蔵文化財の調査は必要ないとのことで ありますので、すぐに工事に入る用意があり、21年度中に高架橋の下 部工事、22年度には上部工事、供用開始は、23年度と聞いておりま す。 4月10日の集中豪雨により、午前6時から午後1時30分まで国道の 北河内∼小野間が通行止めとなりましたが、今までのような渋滞による 大きな混乱もなく、日和佐道路のいわゆる開通効果を、身をもって実感 したところであります。 道路特定財源等の道路を取り巻く状況については、大変厳しい環境下で はありますが、日和佐道路の投資を生かすためにも、今後とも早期全線 開通を要望しているところであります。 次に、消防防災関係でございますが、4月から県立海部病院が土曜日の 時間外と救急の受け入れを休止しており、4月5日から5月31日まで の美波町内における海部消防組合の出動状況についてご報告を申し上 げます。現場救急搬送は10件であり、そのうち、管外へ搬送したもの が5件、搬送先につきましては阿南共栄病院3件、徳島赤十字病院2件 という状況であります。つまり、一口に言って土曜日、救急、平均4件 海部管内ではあるということでございます。 次に、教育関係でございますが、任期が1年となっております教育委員 会の教育委員長及び職務代理者について、5月定例教育委員会におきま して委員の互選により、委員長に谷崎茂一氏、職務代理者に原田村美氏 が就任いたしております。 日和佐小学校の改築関係でありますが、第1回臨時議会でご承認いただ きました関係予算のうち、日和佐小学校解体工事につきましては、6月 13日に入札を執行し「株式会社片山組」が 43,438,500円 で落札をいたしました。この工事につきましては、地方自治法及び町条 例の規定に基づき議会の議決に付さなければならない契約となってお りますので、今議会に上程しご承認をお願いすることといたしておりま す。 仮校舎として使用する旧日和佐高校の改修工事につきましても、入札の 結果「本田建設有限会社」に契約額 15,435,000円で発注を 16 いたしております。併せて、本2件の工事に関係する工事監理業務につ きましても、入札の結果「株式会社 宮建築設計」に契約額 3,02 4,000円で発注をいたしております。 また、日和佐小学校解体工事区域周辺の家屋等事前調査業務につきまし ても、入札の結果「株式会社 環境防災」に契約額 5,335,00 0円で発注をいたしております。 教育関係では、小規模校の今後の在り方について、保護者との意見交換 会を行っているところであります。赤松小学校・赤松保育園の保護者と の意見交換会を4月から5月に行ったところであり、その結果、保護者 からは日和佐小学校との統合を望む意見が多く寄せられております。特 に日和佐小学校が新築される平成22年4月にあわせて統合を望む意 見が多かったことから、今後はアンケート調査を実施するなど、また、 地域との意見交換の場を持つなどして、意見集約を図り、今年度中には 方針を決めたいと思っているところであります。 また、木岐小学校や由岐中学校阿部分校につきましても、保護者との意 見交換を始めたところでございます。 次に、急激な原油高、小麦粉など原材料費の高騰により、給食費を2学 期から値上げすることとし、教育委員会において検討しているところで あります。日和佐、由岐共同調理場から配送している、日和佐幼稚園、 日和佐小学校、赤松小学校、日和佐中学校、由岐小学校、木岐小学校、 由岐中学校のPTA総会並びに役員会など、保護者の理解を求める説明 に努めており、具体的な金額については、今後給食運営委員会で決めた いと考えております。単独調理校の阿部校・伊座利校については現行の ままとするというふうに教育のほうから承っております。 交通安全上で緊急課題となっておりました、日和佐公民館の駐車場確保 につきましては、周辺の電柱移転と隣接地での民地借り上げを行うなど、 駐車スペースの確保を図ったところであります。 以上「諸般の報告」といたします。 議員各位のご理解をお願い申し上げるしだいであります。 続きまして、本定例に提案し、ご審議を賜ります議案につきまして、そ の概要を順次ご説明申し上げます。 まず、報告第2号は「平成19年度美波町一般会計繰越明許費繰越計算 書について」でありますが、このことにつきましては、地方自治法施行 令第146条第2項の規定によりまして、繰越明許費に係る歳出予算の 経費を翌年度に繰越したときは、繰越計算書を調整し、議会に報告する こととなっておりますので、ご報告するものでございます。 一般会計では、7件の繰越がありましたので、報告するものでございま す。 その1つは「まちづくり交付金事業」であり、設計見直しのため着手が 17 遅れたことによる、「伊座利キャンプ場管理棟改修工事」と給水タンク の整備工事につきましては、設計変更手続きを経た上での発注とならざ るを得なかった、「青少年旅行村給水施設整備工事」についてでありま す。工事請負費と事務費の 22,580千円の繰越であります。 次に、「地域情報通信基盤整備推進交付金事業負担金」についてであり ます。加入者系事業が平成19年度の国の補正予算で、前倒しで補助金 が、年度末に追加されたことによるものでございまして、負担金 14 1,134千円の繰越であります。 次に、「異動筆データに係る地番図修正業務委託料」であります。新規 に作成した由岐地区と更新した日和佐地区の地番データを固定資産閲 覧システムに取り込む作業である、「美波町地図情報共用空間データ整 備業務」が遅れたことによるものでございまして、その委託料 954 千円の繰越でございます。 次に、 「漁業集落排水事業特別会計繰出金」であります。工法の見直し、 家屋調査の追加等により工事発注が遅れたことによる繰出金 6,70 0千円の繰越でございます。 次に、「公共下水道事業特別会計繰出金」であります。下水道施設の耐 震設計基準の改定見直しがありまして、このため前年度工事が遅れたこ とと、道路用地以外の民地への管埋設許可等の地元調整による、繰出金 20,200千円の繰越でございます。 次に、「日和佐小学校建設事業」であります。平成19年6月施行の建 築基準法の改正によりまして、一定規模以上の建築物は構造計算適合性 判定機関が加わって、建築確認申請の許可に関する業務に著しい遅延が 生じたためでございまして、設計委託料 4,151千円の繰越でござ います。 最後に、「公共土木施設災害復旧事業」であります。赤松の寺野谷川ほ か1か所、山河内の小谷川、由岐田井の中田川、災害復旧工事用地の借 り上げ交渉等の地元調整が難航したことにより、工事の施工が遅れたこ とにより、 21,351千円の繰越でございます。 次の報告第3号から第4号につきましての繰越明許費繰越計算書は、報 告第2号での「漁業集落排水事業特別会計」と「公共下水道事業特別会 計」への一般会計からの繰出金に係る繰越計算書でございます。 次に、議案第54号は「美波町手数料条例の一部を改正する条例の制定 について」でありますが、戸籍法の改正によりまして、戸籍法を引用し ている手数料条例の字句の訂正等を行うための条例の一部改正でござ います。 次に、議案第55号は「美波町立学校設置条例の一部を改正する条例の 制定について」でございますが、日和佐小学校の改築に伴い、本年9月 1日より旧日和佐高等学校を仮校舎とすることから、その設置位置を変 18 更するための条例の一部改正でございます。 次に、議案第56号は「徳島県市町村総合事務組合規約の変更について」 でありますが、総合事務組合を組織する「みよし環境衛生組合」が平成 20年3月31日をもって解散したため、規約の一部改正を行うもので あります。 次に、議案第57号は「日和佐小学校解体工事請負契約について」でご ざいますが、美波町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分 に関する条例第2条の規定に基づき、6月13日に執行した「日和佐小 学校解体工事」の請負契約を締結するにあたり、議会の議決を求めるも のでございます。契約金額は 43,438,500円、契約の相手方 は、「株式会社 片山組」代表取締役 片山喜三郎、 工期は、議決の 日から平成20年11月20日であります。 次の議案第58号「物品購入契約について」も、6月9日に執行いたし ました「パーソナルコンピューター」の購入契約を締結するにあたり、 議会の議決を求めるものでございます。これは、平成12年度及び13 年度に整備した職員用パソコンのうち、老朽化している110台を一括 更新するものであります。契約金額は、 8,061,270円、契約 の相手方は、 「株式会社 金剛」 代表取締役 樫本サワエ、 納期は、 平成20年8月31日。 次に、議案第59号は「平成20年度美波町一般会計補正予算」であり ます。歳入・歳出予算の総額に、それぞれ 1,287,197千円を 追加し、歳入・歳出予算の総額を 5,821,697千円といたして おります。今回、補正での大きな歳出は、地域情報通信基盤整備推進交 付金事業 843,030千円、土木施設災害復旧費 205,393 千円、都市防災総合推進事業費での飲料水兼用耐震性貯水槽の設置に 98,717千円、農業施設災害復旧費 50,499千円、集落活性 化促進事業でのモビレージ管理棟及び浄化槽等の改修に 43,000 千円の追加でございます。 これらの歳出に充てる主な財源といたしましては、国・県支出金 40 7,038千円、地方債 779,800千円、その他として負担金・ 諸収入等 11,546千円、一般財源 88,813千円を充てるこ とといたしております。 次に、議案第60号は「平成20年度美波町国民健康保険特別会計補正 予算」でありますが、歳入・歳出予算の総額に、それぞれ 44,83 4千円を追加し、歳入・歳出予算の総額を 1,362,463千円と いたしております。拠出金の確定による予算調整及び国保安定化計画策 定費用の追加が主なものでございます。 次に、議案第61号は「平成20年度美波町介護保険事業特別会計補正 予算」でありますが、歳入・歳出予算の総額に、それぞれ 25千円を 19 議 長 追加し、歳入・歳出予算の総額を 1,062,844千円といたして おります。介護予防特定高齢者施策事業費における節の組替えと、組合 相談事業費での職員研修負担金追加でございます。 次に、議案第62号は「平成20年度美波町国民健康保険阿部診療所特 別会計予算」でありますが、歳入・歳出予算の総額に、それぞれ 23 2千円を追加し、歳入・歳出予算の総額を 29,723千円といたし ております。レセプトオンライン請求に関する省令が改正されまして、 診療所も、平成22年4月までに、オンライン請求が義務づけられます が、現在の医療事務用機器の耐用年数とか、保守契約等を勘案いたしま して、早めに所要の対策を講じるための費用として、追加するものであ ります。 次に、議案第63号は「人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求める ことについて」でございますが、美波町の人権擁護委員は由岐地区2名、 日和佐地区2名の4名でございますが、そのうち、由岐地区委員の濱高 マユミ氏の任期が平成20年9月30日で満了することと相成ってお ります。引き続き、同氏を委員として推薦するため、議会の意見を求め るものでございます。なお、人権擁護委員の手続きには3か月を要する ことから、今議会での提案とさせていただいたところであります。 以上、提案いたしております議案の主だったものの概要をご説明申し上 げましたが、社会構造が大きく変化したことから、政治的にも経済的に も、今や混迷と漂流を極めている社会情勢でございます。それに伴い、 国や地方の制度とか、仕組みも大きく変化しようとしております。 このような激しい現状の中ではございますが、「住民の安全と安心のた め」にも、「選択と集中」のもと、施策の中心に据えてまいりました7 項目の目標課題に向けて、小さな町であっても地域資源を生かして、そ して新たな産業の再生であるとか、創出を戦略的に進め、当町の特色で ある交流人口を中心に、その促進を通じてですね、「小さくとも光る町」 として、夢と希望のもてる地域づくりを、一歩一歩着実に前進させて行 きたいと考えておりますので、どうか議員各位におかれましても、様様 な角度からのご意見・ご提言・ご指導を賜りますことをお願いを申し上 げます。 以上、簡単ではございますが、諸般の報告及び提案説明とさせていただ きます。 なお、議案の詳細につきましては、担当課長から説明をいたさせますの で、十分ご審議賜りまして、原案どおりご承認を賜りますようお願いを 申し上げまして、わたくしからの提案理由の説明とさせていただきます。 長時間ありがとうございました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これにて本日は散会といたします。 20 (時に10時04分) 21 6月23日(月) (時に09時00分) 議 長 6 番 議 員 おはようございます。 ただ今の出席議員は14名全員です。定足数に達しておりますので、休会 前に引き続き、本日の会議を開きます。 日程第1 一般質問を行います。 本日の一般質問の通告者は7名です。通告順に発言を許可します。 6番 影山議員の一般質問を許可いたします。影山議員。 6番 影山。おはようございます。 わたしは、次の3点について質問します。 まず、はじめに、赤松小学校の統合についてお伺いします。 学校統合について、昨年12月議会において、久保議員からも質問があ り、教育長からは、「過疎地における小規模校は地域の活動拠点であり、 地域の活性化の上で欠かせない存在で、学校を無くすことは、地域が元 気を失い、核を失うことも危惧される。現状と将来の見通しに立った十 分な調査検討をし、地域の意向に沿って慎重に検討したい。」等の答弁 がありました。また、昨年3月議会においても、赤松小学校の校舎老朽 化対策についても、わたしから質問したところであります。 赤松小学校は、明治6年に創設し、有に134年の歴史を刻んでいる学 校であります。その間地域の多くの人達を送り出している伝統と誇りあ る学校であり、また、地域の大きなシンボルであります。地域の活動拠 点であり、地域の活性化の上で欠かせない存在であります。しかし、時 代は変わりを見せ、赤松地域の著しい少子化の波は、いかんともしがた いところであります。今後の児童数の動向、保護者の意向、地域の人達 の考え、子ども達の教育環境・効果等、現状や将来の展望を真摯に受け 止めなければなりません。また、築40年を経過し、校舎の老朽化が進 んでおり、耐震性を大いに危惧しているところであります。学校統合に ついて、今、的確に判断し、勇断をしなければならない時期であると思 います。そこで、次の点に質問いたします。 まず、教育委員会は、赤松小学校の統合も含め、今後のあり方について、 どのように調査検討し、どのように把握しているのか。そして、どのよ うな方向性を見据えているのか、お尋ねします。 次に、統合問題について、今後どのように進めていくのか、お伺いしま す。 次に、学校の耐震化についてお伺いします。 文部科学省の2007年4月時点の調査では、県内の小中学校の耐震率 化は40.8パーセントで、全国ワースト2位、高校が39.3パーセ 22 ントで3位でした。県下の学校耐震化は、かなり遅れている状況報告で あります。そんな中で、わが美波町は、耐震化率 76.2パーセント 全棟数21で、県立学校棟数3の100パーセントに次いで、県下第2 位の耐震状況であり、耐震化が進んでいることがうかがえます。 学校は、児童生徒が長時間過ごす施設であり、その安心を図るというこ とは、町の責務であることは当然のことであります。 中国・四川大地震で校舎の倒壊が相次ぎ、多大な犠牲者が出ています。 校舎は、子ども達の安全を守り、公共施設とともに災害時には地域の避 難拠点になります。大地震でも倒壊しない、しっかりした構造にしてお くことが重要であります。それを四川大地震で再確認されました。 また、今月6月14日の岩手・宮城内陸地震では、建物などに被害が出 た学校は206校に上っています。発生が土曜日で、中国・四川大地震 のような校舎倒壊の悲劇は避けられました。また、揺れの激しい場所に、 偶然学校がなかっただけとの指摘もあります。 これらのことを教訓に、校舎の耐震化を強力に進めなければなりません。 厳しい自治体の財政状況ではありますが、幼園児、児童、生徒の命に関 わる問題であります。きちんとした耐震化が急務であります。町として は、積極的に耐震化について取り組んでいると思いますが、次の点につ いて質問いたします。 まず、第1点として、町内の学校施設の耐震診断の現状において、お伺 いしたいと思います。 次に、2点として、今後の学校の耐震化の計画をどのように考えている のか、お伺いいたします。 3点めといたしまして、少子化対策、助成拡大についてお伺いします。 少子化対策の一環として、2008年度に入り、県下では妊婦と子ども の健康や医療費への助成を拡大させる自治体が相次いでいます。 たとえば、美馬市では妊婦検診の回数を大幅に増加させ、上勝はじめ3 町1村は、乳幼児医療費助成制度の対象年齢を引き上げました。妊婦検 診の回数は、ほとんどの市町村は2,3回だったが、厚生労働省が、5 回以上が望ましいと通知したのを受け、大半が4月から5回に増やしま した。 また、上勝町は、乳幼児医療費助成制度の対象年齢を現行の7歳未満か ら、小学校卒業まで拡大し、通院入院費が無料になりました。乳幼児医 療費助成制度の対象年齢の拡大は、阿南・阿波の両市で、すでに開始し ています。4月からは上勝町のほか佐那河内村が9歳未満から中学校卒 業までに、石井町が7歳未満から9歳未満に引き上げています。 少子化対策について、美波町は「美波町総合計画」の中に「子育て支援 のまちづくり」「子育て支援対策の充実」を策定していますが、このよう な助成拡大についてはどのように考えているのか、お伺いします。 23 議 教 育 長 長 議 長 教育改革課長 議 長 教育総務課長 谷崎教育長。 影山議員のご質問にお答えいたします。 学校の統廃合については、文部科学省においても、「学校にはある程度 の人数が必要である」との判断から、文科省の諮問機関である中央教育 審議会に具体的な検討を要請するなど、統廃合を促進する動きになって きております。当町議会においても、学校統合についてのご質問があり、 児童生徒の望ましい教育環境を第一に考え、保護者の意見も聞きながら、 慎重に取り組んでおります。 ご質問の赤松小学校の統合について、でありますが、保護者との意見交 換を行った結果、小学校保護者、また、保育園保護者とも、日和佐小学 校との統合を強く望んでいること、また、日和佐小学校が2年後に改築 なることから、平成22年4月に統合することを目標に作業を進めてま いりたいと考えております。 今後の計画については、教育改革課長から申し上げます。 海司教育改革課長。 先ほど、教育長の答弁にもありましたとおり、去る4月23日及び5月 22日に赤松小学校、赤松保育園の保護者との意見交換会をもっており ます。その席で、保護者のご意見をお聞きしました。結果については、 今、教育長が申し上げたとおり、統合について強く望んでいるというふ うなご意見でございました。 今後でございますが、通学手段となるスクールバスの運行、それから、 跡地等の利用計画について、教育委員会のみならず、地域の方々のご意 見を聞き、頂き、地域の振興につながる方策を検討することを考えてい るところでございます。 また、今年度から積極的に赤松小学校と日和佐小学校の交流学習を実施 することとしております。 統合に係る事務的な手続きについてでございますが、校区の変更、関係 条例の整備など、また、県教育委員会への協議、それから、届け出等も 必要でありますので、このような手続きにつきまして、今年度末から、 遅くとも来年度当初には、完了しておく必要があると考えております。 以上でございます。 丸岡教育総務課長。 わたしの方からは、2番めの小中学校の耐震化ということで、ご答弁を させていただきたいと思います。 まず、1つめの町内学校施設の耐震診断の現状はどうなっているのか、 ということでございますが、小中学校の耐震対策につきましては、平成 7年の阪神・淡路大震災の教訓を活かすということで、同年12月に建 築物耐震改修促進法が施行されまして、昭和56年以前の建物、すなわ ち旧耐震の建物につきましては、耐震診断が義務付けられたことは周知 24 のとおりでございます。当町の小・中学校のうち、旧耐震の建物は、由 岐小学校・日和佐小学校・赤松小学校の3校でございまして、その全て の建物の耐震診断は完了してございます。 ご質問が、所管の学校施設の耐震診断の現状ということでございますの で、診断の方法から簡単に説明をさせていただきます。診断の方法につ きまして大まかに申しますとして、3種類ございます。 1つめといたしましては、「優先度調査」と呼ばれる建物の保存度の状 況・状態を調べる簡易な耐震診断がございます。2つめには「耐力度調 査」という、建物の構造の危険な度合いを調査して、その建物の建て替 えを要するかどうかを調べる調査がございます。3つめに「耐震診断」 と呼ばれるもので、この診断では、地震にどれだけ耐えられるかを調べ て、その度合いを数値化する調査でございます。この3種類の中で、3 つめの「耐震診断」という調査が一般的でございまして、今、申しまし た耐震性の度合いを表す数値を構造耐震指標、通常Is値と呼んでおり ます。阪神大震災では、新耐震基準の建物は被害が少なかったとされて いるところでございまして、当時の倒壊、損傷家屋を調査した結果を、 今、申しましたIs値の具体的な実例で申し上げますと、Is値が0. 6以下の建物は、大破、中破した建物が非常に多い。0.6を越えると 大破、中破した建物が少なくなりまして、0.7を越えると大破、中破 した建物がほとんどなかった、とされてございます。文部科学省は、学 校の耐震改修は、今、申しましたIs値の0.7以上を確保することを 基準といたしております。 所管の旧耐震建物3校のうち、由岐小学校につきましては、平成14年 度に補強工事がなされ、耐震性が確保されております。由岐小学校の改 修前のIs値が、校舎棟が0.50、体育館が0.20であったものを 改修後のIs値を校舎棟が0.73、体育館を1.07といたしており ます。 現在、改築を進めております日和佐小学校の既存校舎のIs値でござい ますが、校舎棟の方が0.30から0.36、体育館のIs値が0.1 6となってございます。 赤松小学校につきましては、先ほど説明申しました、 「優先度調査」と呼 ばれる建物の保存度の状況・状態を調べる簡易な耐震診断を、平成18 年の10月に実施しておりまして、調査結果につきましては、平成19 年3月議会の一般質問でもお答えさせていただいておりますが、立地し ている地域の想定震度が6弱の場合、優先度ランクの判定値が5段階評 価の2番め、震度6強の場合5段階評価の1番めとなっております。 続きまして、今後の耐震化計画についてでございますが、前段の町内の 学校施設の耐震診断の現状ということで、ご説明させていただきました ように、日和佐小学校の改築工事の完了。併せて、赤松小学校の統合と 25 議 長 住民福祉課長 いう計画で進みますと、平成22年の4月には、所管の小・中学校の耐 震化は完了をいたします。 日和佐幼稚園につきましては、昭和56年の建築でございまして、旧耐 震の建物でございます。また、現在の場所が、津波高4.0メートルの 浸水地域となっていますことから、平成の21年度中に計画を取りまと めまして、幼保一元施設の「子どもセンター」として旧日和佐高校跡地 に移転整備することにより、危険回避を図ってまいりたいと考えており ますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 以上です。 田川住民福祉課長。 質問の3番めの少子化対策について、妊婦検診や子どもの医療費への助 成を拡大してはどうかにつきまして、お答え申し上げます。 まず、社会的問題として、大きく取り上げられている少子化対策は、出 生率の低下・核家族化・共働き・結婚しない男女の増加・晩婚化・晩産 化が少子化になっている一番の原因であると考えられます。その他にも、 経済的な支援の不足・育児に関する社会的なサービスの不足・母親への 責任加重・育児不安や母親の孤立感・夫の支えが不足・働きやすい職場 が少ない・不妊治療への援助や理解が少ないなどということも、関係し ていると思われます。 また、結婚の仕方や結婚後の子どもの産み方が変わっているのも、社会・ 経済の変化全体が関係しており、経済変化による働き方や消費生活の変 化、男女、家族など社会関係や価値観の変化・多様化、さらにそうした 変化と従来の慣行、制度とのずれがあると思います。本町でも、段々と 出生率が減少しまして、現在、年間出生数は40人前後であります。 こうした中、本町でも少子化対策事業としまして、妊婦や乳幼児に対す る医療費助成を実施しており、妊婦一般健康診査では、昨年度まで、出 産するまで2回であった健診を、今年度から県内各市町村同様に公費負 担で5回までといただいております。そうしまして、安心して出産に望 めるように取り組んでいるところでございます。 また、乳幼児医療費の助成事業につきましては、県事業でございまして、 それまで、通院3歳未満児、入院については、6歳未満児に係る医療費 並びに入院時食事代本人負担分が助成対象でありましたが、平成18年 10月1日から、助成対象年齢が、通院・入院とも7歳未満児まで引き 上げられたところでございます。 ちなみに、県内24市町村における医療費助成年齢は、入院・通院とも、 阿南市が小学校3年生まで、阿波市・石井町が9歳まで、佐那河内村が 中学校終了まで、神山町が小学校終了までと基準以上の助成を行ってお り、あとの19市町は県基準の7歳未満児となっています。 少子化の進行を止めるには、まず、子育てがしやすい環境を整えること 26 議 長 6 番 議 員 が大事なことだと思いますので、乳幼児医療費への助成拡大については、 近いうちに、助成対象年齢を小学校終了までとすることを目標に、検討 を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 影山議員。 自席から失礼します。 赤松小学校の統合については、保護者会等で、その意見の交換を、会を もって、検討を始めていると。また、町長の提案説明の中にも、アンケ ートとか、そのように調査を十分にしていただいて、地域の人達の意見 を十分配慮して、統合を、今年度中、今年中に、あのう、決断をすると いうような意見であったかと思います。で、まあ、統合となると、その 来年から統合として、前年度に統合となると、ちょっと、時期、あのう、 決断が遅かろうと思います。統合に向かっての準備期間もありますので、 今年、来年、再来年を目指すのであれば、今年中にその結論をいただけ たらと思います。 で、保護者会において、まあ、地域の人達の思い、また、保護者の思い が、ちょっと温度差があろうかと思います。でも、地域の人達は、やっ ぱり、自分達の学校が消えると、活性化がより進むと。保護者にとって は、少人数では教育的な効果が上がらないんでないかと。そのような声 が出ております。で、保護者会において、幼稚園、小学校等の保護者会 において、意見交換が出たということでありますが、統合を強く望んで いる、昭和22年4月から、ぜひ、進めてほしいといった意見が出てお ったようですが、ほかにどのような意見が出たのか。その2つだけでは なかろうと思う。強いというあたりの、その具体的にはどういうような 意見が出たのか、お伺いします。 それから、学校の耐震化について、新聞紙上で見ましたら、県下では4 0パーセントだった、美波町は76パーセントという、かなり高い数値 の報告が報じられておりました。76パーセントというその具体的な、 その割合が出たのはどのようなものか、教えてください。 それから、まあ、22年4月には、赤松小学校の統合が完了すると、全 部町内は100パーセントというようなことに、たいへん心強く思って おります。しかし、その中で、赤松小学校が震度6の地震が来ると、1 番上の、というような報告がありました。で、この前、昨日一昨日の新 聞にも、大規模地震時、県内小中学校33棟全壊の危険性があると。県 下では8市町があり、その中に美波町が1棟と出ておりましたのですが、 その1棟はどこの学校か。 それから、少子化対策については、近いうちに小学校卒業までを目標に 実施したいと。妊婦も、5回というように考えておると言っておりまし た。赤松小学校の意見、保護者会で出た意見、それから、全壊の、倒壊 27 議 長 教育改革課長 議 長 教育総務課長 の危険性1校というのは、どこの学校か教えてください。 海司教育改革課長。 保護者会での意見が、どういう意見が出たかということでございますが、 まず、あのう、今の影山議員さんのご質問にありました、その耐震とい うことで、校舎が、やはり、その耐震基準を満たしていないので、あの う、その校舎で学習するのは不安だというご意見。それから、まあ、い ちばん多かったのは、やはり、少人数では、横の連携ができない。同級 生がいない学級もございますので、やはり、学習するにしても、それか ら、まあ、たとえば、あのう、運動会であるとか、いろんな学校活動に おいて、同級生がいない、横の連携ができないというのは、保護者にと っては、まあ、不安であるというご意見。それから、まあ、複式学級を 今、現在なっておるんですが、複式学級での、学力に対する不安という のもございました。それから、先ほども申し上げましたとおり、日和佐 小学校が改築になるということで、その時期に同じ時期に、やはり、い っしょに新しい校舎に入りたいというふうなご意見もございました。ほ とんど出席、保護者の方は出席されておりましたが、出席された方から は、そういうふうなご意見で、まあ、反対というご意見はございません でした。 以上でございます。 丸岡教育総務課長。 わたしの方からは、2007年の4月1日現在の耐震化率、まあ、76. 2パーセントという数字の内訳と、併せて、6月20日の徳島新聞に掲 載されました危険家屋33棟の倒壊の危険性ということで、美波町の1 棟は、どの建物かというご質問にお答えをさせていただきたいと思いま す。で、この耐震化率につきましては、平成18年度より、文部科学省 の方が、「公立学校施設の耐震状況調査」というふうな調査で、当該年の 4月1日現在の耐震診断や耐震化の進捗状況を、学校設置者ごとに公表 するというふうなことでの、マスコミに公表というようなかたちになっ ております。 で、この調査の対象となりますのは、文科省の方の学校施設台帳という 台帳が、その調査があるんですが、1棟の保有面積が200平米以上、 または、2階以上の非木造校舎、屋体、まあ、体育館が調査対象となっ てございます。で、本町の調査対象の棟数は、先生おっしゃられました ように、21棟ございまして、うち新耐震の建物というのは、昭和56 年以降の建物が13棟、旧耐震の建物が8ということで、計21棟とい うことでございます。で、旧耐震8棟のうち、先ほど説明しました補強 済みの棟数3棟というんは、由岐小学校の校舎棟2棟と体育館でござい まして、耐震性のない建物として、これをされております5棟っていう んは、日和佐小学校の校舎、体育館、合わせて4棟と、赤松小学校の校 28 議 長 6 番 議 員 議 長 3 番 議 員 舎棟1棟で、5と、ということで、調査対象棟数21棟に対する耐震性 のある建物16棟ということで、76.2パーセントという数字が公表 されているところでございます。 それと、6月20日付の徳島新聞の倒壊の危険性のある33棟に、美波 町1棟あったというふうなご指摘でございますが、この倒壊性の、倒壊 の危険が高いとされている建物は、先ほど申しました、Is値0.3未 満の建物のことを指しております。で、美波町1棟っていいますのは、 先ほどの説明させていただきました日和佐小学校の体育館、Is値が0. 16ということで、この1棟につきましては、日和佐小学校の体育館と いうことでございます。以上でございます。 影山議員。 教育長さんの方からも、報告がありましたが、あのう、文部科学省は、 少子化で、学級数の少ない学校が増えていることから、公立小中学校の 統廃合を促進する方針を固めて中教審に審議を要請し、来年夏までに結 論を出すようであります。過疎化が進み、寂しい中、学校は地域にとり ましても、「あかり」であります。欠かせない存在であります。しかし、 赤松地域にとりましては、今、この問題を避けて通れないものとなりま した。地域との意見交換を、十分に機会をもっていただきまして、赤松 の子ども達の、が、より良い方向に進めるよう熟慮してほしいと思いま す。 学校の耐震化について、冒頭の中でも言いましたが、学校は、子ども達 が長時間過ごす施設であります。そして、その安心を図るのが、町の責 務であります。子ども達の生命にかかわることであります。残されてい る学校施設の耐震化を、早期に実現されるよう強く要望いたします。 妊婦の健診については、20日の朝のニュースでも、厚生労働省が健診 の回数を増やすよう通知したことが報じられておりました。わが美波町 としても、少子化対策の一環として、妊婦の健診の回数を、と、乳幼児 医療助成制度の対象年齢を、ぜひ、拡大してほしいと要望いたします。 以上で、わたしの質問終わります。 以上で、影山議員の質問を終わります。 続いて、3番 寺下議員の一般質問を許可します。寺下議員。 3番 寺下。わたしの方からは、大きく3点についてお伺いします。 まず、1点め、 「美波町総合計画」についてですが、これについては、3 月議会で報告、また、質疑されましたし、さまざまな方面から美波町の 現状を捉え、これからの町づくりについて、真剣に考えられたものだと 思います。ですが、改めて冊子を読むと、基本計画の内容がどのように 進めるのか、努めるのか、図るのか。その中味が、具体性に乏しいよう に感じます。内容を見ると、 「基本計画とは、今後、取り組むべき具体の 施策及び事業を体系的に示すもの…」と書かれていて、計画期間は5年 29 となっていますが、もちろん、基本計画に対しての実施計画はあるもの と思いますので、現段階で進んでいる具体的な実施計画と、それをどの ように結果検証するのかについて、お伺いしたいと思います。 というのも、 「総合計画」は、美波町の住民一人ひとりが共通認識を持つ べきものであり、そのためにアンケート調査を行い、住民の意識・意向 を反映させて作り上げられたものだとわたしは認識していますし、各戸 配布された概要版にも、そう書かれています。しかし、表記された内容 で、住民が、これからの地域自治に危機感を持って、共に真剣に取り組 んでもらえるのか、不安が残ります。 また、世間では少子化少子化と言われますが、美波町の若者1世帯あた りの子どもの数は、決して少なくないと思います。その現実から考える と、子どもを産まないのではなく、子どもを産む若者世帯が少ないとい う現実がはっきりと見えてきます。つまり、若い世代にとって、美波町 に住む良さが、はっきりと見えてないことも1つの原因だと思います。 もちろん、雇用の課題もあります。利便性の課題もあります。しかし、 もっと大事な何かを、ここに住むことに見出すことができれば、若者の 流出にブレーキをかけることができるのではないでしょうか。 先日、秋葉原で考えられないような事件が発生したのは、皆さんご存知 だと思います。事件の背景が明らかになるにつれ、どんな事情があろう と、決して人を傷つけることは許されることではありませんが、犯人の 孤独感の深さに、わたしは悲しみを覚えます。現代社会には、そのよう な孤独感を抱えた若者が大勢いるのです。それは、核家族の増加という ことで、ひと括りにはできないのかもしれません。しかし、人との関わ りが希薄になった時代の悲しい結果だと思います。3世代、4世代が一 緒になって暮らした時代には、家族の中で、自分だけが孤立してしまう という状況は、あり得なかったのではないでしょうか。大勢の家族と、 ひとつ屋根の下で暮らすという当たり前の日常から、これまでの子ども たちが学んできたものは、想像する以上に大きかったのではないでしょ うか。 そう考えていくと、同じ屋根の下ではなくても、同じ町内でおじいちゃ ん・おばあちゃんのそばで生活をし、子育てに一緒に参加してもらうと いうかたちが、とても大事であり、自然とたくさんの愛情の中で、子ど も達も育っていくのではないかと思います。孤独感は、その人の生きる 力を弱め、考える力を弱めます。そういう人を減らすためにも、ここに 住む大きなメリットを、もっと具体的にアピールする方法や施策を、考 えるべき時期が来ているのではないかと思います。そして、若者世代が 子育ての中で、何が負担となっているのか、もっと深く調査し、必要な 支援のニーズを知ると共に、今の若者にできることを、自らで考える場 作りも必要だと思います。 「ないものねだり」ではなく、 「あるもの探し」 30 議 長 総務企画課長 を真剣に考えて取り組まなければ、そして、そのことに町民全体が気付 かなければ、今と同じレベルを維持したまま生き残ることは難しいとわ たしは思います。 そして、それを推進するためにも、若者だけでなく、地域自治の活性化 には「地域連絡協議会」の設立は最重要課題だと考えますが、どうなっ ているのかについても、併せて、町の考えをお聞かせいただきたいと思 います。 次に、 「ふるさと納税」についてですが、まず、現時点での納税件数はあ るのでしょうか。また、全国各地で、ホームページや県外の地元出身者 の同窓会等を活かして広報していますが、美波町ではどういう広報の仕 方を考え、実施されているのか、お伺いいたします。 納税の活用内容を、医師確保資金であるとか、育英資金であるとか、福 祉資金であるとか、具体的に特定し、納税者に関心を持たせ、選択でき るようにすれば、より身近に、ふるさとに関われる気持ちになると思い ますが、いかがでしょうか。 最後に、特定健診・特定保健指導についてですが、住民健診は、これま で、国保加入者以外でも、美波町に住んでいれば受診でき、近くで受け られることから、高齢者にも喜ばれるサービスであったと思います。今 年度から、特定健診という新しい制度に変更になったことで、40歳以 上については、基本健診は国保加入者に限定されたと思うのですが、最 近行われた住民健診では、特に混乱はなかったのでしょうか。加えて、 今回の受診率はどのくらいだったか、お伺いいたします。 また、これから5年間の目標数値の達成率次第で、 「 後期高齢者医療制度」 への支援金のペナルティーが課せられることとなっていますが、端的に 見た場合、町は国保加入者に力を入れて、メタボ対策に取り組んだらい いような傾向が出てくるような気がします。医療費に抑制をかけるため の健康づくりは、町民全体の意識の向上が何よりも大切だと思います。 どのような対応を考えているのか、お伺いしたいと思います。 以上、3点について、どうぞよろしくお願いいたします。 影治総務企画課長。 わたくしの方からは、寺下議員の大きく1番めの「美波町総合計画」に ついてと、「ふるさと納税」についてお答えさせていただきます。 まず、美波町の「総合計画」についてでございますが、「美波町総合計画」 につきましては、3月議会でご承認いただき、本編200部と、概要版 4,000部を作成いたしまして、先月、まあ、概要版を各戸配布いた したところでございます。議員のみなさまには、本編を配布させていた だいております。 議員おっしゃるように「総合計画」は、基本構想と基本計画から構成さ れております。この基本計画をより具体的にしたものが、実施計画でご 31 ざいますが、従来より、「過疎地域自立促進計画」これは平成18年の 6月議会で議決をいただいたものですが、これを充てることとして運用 をいたしておるところでございます。また、検証の結果につきましては、 監査委員による監査や成果報告書による議会でのご審議、また、次期「総 合計画」の策定前には、達成度や残された課題等につきまして、計画全 体の検証評価を行い、次の計画策定につなげてまいりたいと考えており ます。 次に、若者の定住についての、子育て・教育環境整備のことでございま すが、本町の高齢化率は、平成20年5月末現在 38.4%となって おりまして、昨年の同時期に比べ0.8パーセント上昇いたしておりま す。人口流出や少子化による人口の減少は、本町の税収にも影響するほ か、活力の低下にもつながります。そこで、これらの防止策の1つが、 議員ご指摘の若者の定住促進施策でございます。 定住対策につきましては、その範囲は広く、町施策ほとんどが定住対策 につながるものと考えております。「総合計画」の審議会におきまして も、重点プロジェクトの1つである「交流・定住のまちづくり」だけで は、人口減少に対して弱いとのご指摘もありまして、新たに「活力のあ る産業のまちづくり」を追加したという経緯がありますように、定住の 基本施策は「産業政策」つまり、基幹産業である農林水産業とか、商工 業の連携による産業の再生を図るもので、答申書の中でも「定住及び移 住支援のみならず、各種産業、行政等の連携を強め、地域資源を生かし た新たな産業の再生・創出を戦略的に進められ、『小さくても魅力ある 町』を着実に実現されたい。」という答申を受けておるところでありま す。 そして、さらに持続発展させていく社会とするために、生産性の高い地 域、すなわち次世代の生産力を支える「環境づくり」が肝要となってま いります。中でも、ご指摘のように、子育てのしやすい環境づくりや教 育の環境整備が必要になってくるものと思われます。 これらのことから、 「総合計画」におきましても、重点プロジェクトの大 項目の1つに「子育て支援のまちづくり」を掲げ、家庭・地域・子育て 施設・行政が一体となった子育て支援を進めることといたしており、教 育の環境整備につきましても、基本計画の中で、「学校教育の充実」の 項目の中に、1番めといたしまして教育改革の推進、2番めに教育内容 の充実、3番めに教育施設の整備、4番めに人権教育の推進、5番めに まちづくりを通じた教育の推進、の主要施策5項目により、よりよい教 育環境の整備や「自他の人権を尊重し、たくましく生きる力をもち、知・ 徳・体の調和のとれた人間性豊かな幼児・児童生徒の育成」に努めるこ とといたしております。 それから、住民主体の町づくりの推進には、自治組織やコミュニティの 32 活性化が急務ということでございますが、まあ、議員おっしゃるとおり でございまして、美波町の「総合計画」では、「総合計画」におけるま ちづくりの将来像を「海・山の恵みを活かし、知恵と心でつくるまち」 ∼人と地域・自治と協働のまちを目指して∼といたしたところでござい ます。 この基本構想の施策の大綱の6つの柱の1つに「地域自治」を謳ってお ります。地方分権や厳しい財政運営の中、まちの将来像の実現に向けま して、町民と行政が協働して、これからの多様化・高度化する課題を着 実に解決するための、仕組みづくりや意識改革に取り組む「みんなのま ち」を目指すことといたしております。 議員のご質問の中の「地域連絡協議会」のことでございますが、去る6 月18日に、町内会の連合会役員会がございまして、その中で、今年度 の総会におきまして、この「地域連絡協議会」の中身といいますか、ど のように進めるかということについて、まあ、検討をしていくというよ うなのを議題に上げるというようなことに決まっております。そのよう な中で、いろいろと検討していただきまして、まあ、旧由岐・旧日和佐 で、温度差のある「地域連絡協議会」についての、まあ、意見統一であ りますとか、今後進めていきたいというふうに、まあ、考えております。 次に、「ふるさと納税」についてでございますが、「ふるさと納税」制度 は、生まれ育ったふるさとなどを応援したい、貢献したいと思うみなさ んの思いを実現するために、納税者が、生まれ故郷や好きな地域の自治 体に、寄附「ふるさと納税」といいますが、をされた場合に、その一定 限度までを所得税や個人住民税から軽減する制度で、みなさんからの善 意やご厚志を形にしたものでございます。最近、新聞報道でも数多く取 り上げられるなど、関心の高さを物語っております。 「ふるさと納税」制度の是非については議論のあるところでありますが、 制度上「ふるさと納税」制度が発足した以上、その対応はしていかなけ ればならないというふうに考えております。当町では、5月から、当面 の窓口を税務保険課といたしまして、町外からの問い合わせの対応をい たしております。 まず、本日までの問い合わせ件数は3件で、現時点では寄附ははござい ません。 次に、広報の方法でございますが、 「ホームページの立ち上げ」と「広報 みなみへの掲載」を考えておるところであります。 また、 「ふるさと納税」といいましても、実体は「寄附金」でありますの で、歳入は「寄附金」で受けることになります。寄附をしてくださる方 の思いを実現するため、寄附の使途につきましては、寄付者が選択をで きる仕組み、政策メニューの提示などを考えるとともに、今後、「ふる さと納税」の受け皿となる「基金」を創設する予定といたしているとこ 33 議 長 税務保険課長 ろでございます。 以上です。 山路税務保険課長。 わたくしの方からは、3点めの「特定健診・特定保健指導について」お 答えをいたします。この「特定健康診査及び特定保健指導」につきまし ては、平成20年4月より、各医療保険者に義務づけられたものでござ いまして、昨年度から準備を行ってきたところでございまして、3月議 会において「美波町特定健康診査等実施計画」について、お示しをした ところでございます。 この新しく始まる特定検診制度につきましては、昨年度から、健康相談、 あるいは健康教室等の場におきまして、制度の仕組みについての説明を 行ってまいりましたし、健診の未受診者対策といたしまして、商工会、 消防団、漁業協同組合などで簡易健診を実施した際にも、保健師が特定 健診制度についての説明を行うなどして、住民の方々への浸透を図って まいりました。 また、広報につきましては、折り込みチラシを作成し、 「広報みなみ」に 掲載した記事と合わせまして、制度改正についてお知らせをするととも に、本年度は国民健康保険証について、郵送で届けておりますが、その 際にもチラシを同封しまして、制度の周知を図ってまいりました。 当町では特定健診の実施方法については、これまで行ってきました基本 健診について、集団検診で行ってきたこともありまして、今年度からの 特定健診についても、集団検診を中心にして行うことといたしまして、 町内の医療機関をはじめとして、県内各地の医療機関においても受診で きるような体制といたしております。 この健診の準備段階におきまして、国保連合会で共同印刷をお願いして おりました健診を受けるための、いわゆる「受診券」の仕上がりでござ いますが、これが6月になりまして、役場に届いたのが6月4日でござ いました。この「受診券」の受け取り後に、該当者の確認作業を行いま して、6月6日、該当者に郵送をしたところでございます。 さて、議員お尋ねの6月半ばの健診についてでございますが、これまで に行いました集団検診及び特定健診でございますが、は、5月28日(阿 部、伊座利、志和岐)、6月11日(日和佐公民館)、6月14日(木岐、 由岐公民館)の3回行っておりまして、これの特定健診における受診者 は371名となっております。受診率のお尋ねがございましたが、全体 の受診、健診が完了しておりませんので、分母が確定することができて おりませんので、該当者の受診率を出すことは、今の時点ではできませ んが、該当地区におけます受診の状況でございますが、該当者に対する、 該当地区の受診者数に対する371名の割合を申し上げますと、約24 パーセントとなっております。 34 また、特定健診の実施につきましては、該当地域へ「総合検診のお知ら せ」のチラシを各戸配付いたしましたり、町内放送によって案内したり いたしまして、特定健診に臨んだところでごさいますが、社会保険等の 被保険者の方には、保険者からの「受診券」が未着であったこともござ いまして、受付の際に、多少の戸惑いはありましたが、特に混乱するこ ともなく、集団検診における特定健診を終えたところでございます。 2点めの、健康づくりについてのお尋ねでございますが、 「特定健診・特 定保健指導」が、医療保険者に義務付けられたことによりまして、生活 習慣病の予防と重症化予防への取り組み、強いては将来の医療費の伸び を押さえ、住民、被保険者でございますが、住民への負担が増大しない ようにしていく必要がある中で、美波町におきましても、昨年度、「美 波町特定健康診査等実施計画」を策定しまして、この4月より事業をス タートさせているところでございます。 保険者といたしましては、国民健康保険加入者に対しまして、特定健診 受診の勧奨、健診結果の理解、生活習慣改善等を実施計画に基づいて、 より重点的に実施していくこととしておりますが、議員ご指摘のように、 全町的な健康管理の意識向上の必要性からは、次のような事業に取り組 んでいくことといたしております。 まず、若い頃から自分の身体に関心を持ってもらうために、医療保険に 関係なく、健康診査を受けてもらうように受診勧奨を呼びかけ、保健師 によります個別訪問を行うことといたしまして、特定健診等の若年者に 対する未受診者対策とも兼ね合わせ、健康相談、あるいは健康教室等を 開催いたしまして、また、各種団体等の会合の場に出向きまして、簡易 健診を実施し、生活習慣病の基となる肥満、糖尿病をチェックすること で、自分の身体の状況を知る機会を設けることといたしております。 また、毎週実施しております健康相談を、住民全般への情報提供の場と いたしまして、肥満でリスクの重複のない者も、メタボリックシンドロ ームのメカニズムを理解でき、将来に備えた取り組みができる支援の場 としていきたいと考えております。 また、最近は悪性新生物の死亡も増加しておりますことから、がん検診 等の勧奨にも重点を置きまして、また、地区組織、いわゆる「食生活改 善推進協議会」を利用した食習慣改善の取り組みを実施していくことと いたしております。 次に、精神障害者の生活習慣病罹患者の増加も見られることから、医療 機関と連携をしながら、治療だけでなく、生活習慣の改善指導の協力を 得るようにしていくことといたしております。 次に、隔月毎に発行しております「保健だより」で、保健情報の最新を お知らせすることによりまして、健康に対する意識啓発を図ることとし ております。 35 議 長 3 番 議 員 また、国民健康保険におきましては、平成20年度におきまして、国民 健康保健法第68条の2 第1項 の規定に準じる指定市町村として、 指定されたところでございます。これは、実績給付費による1人当たり 給付費と、基準給付費による1人当たりの給付費を大きく上回ったこと によりまして、県から準指定を受けることになったわけでございます。 この指定を受けまして、「国民健康保険事業安定化計画」を策定いたし まして、医療費の削減と適正化に取り組むことが求められておりまして、 今回の6月補正予算にも、予算計上させていただいておりますが、まず、 医療費高騰の原因等を分析するための医療費分析を行いまして、その結 果について、 「国保便り」というかたちで、各戸に配付をいたしまして、 意識啓発を図る予定といたしております。 また、生活習慣病予防調査の実施を予定いたしまして、受診者に、自ら の健康状態や、生活習慣病の問題点の客観的な評価を理解してもらうと ともに、保健師の改善指導を受けることによりまして、受診者の、健康 に対する啓発を図るとともに、健康増進に取り組むことといたしており ます。 このように、医療保険者としての国保だけではなく、住民福祉部門、特 に保健師との連携を図りながら、住民全体の「健康づくり」に対する意 識啓発や各種の事業を実施していくことといたしております。 また、組織機構につきましても、今後、検討することといたしておりま して、国保をはじめといたしまして、介護保険、後期高齢者医療と福祉 部門との連携が、より緊密に行えるよう見直しを加えることといたして おります。 以上でございます。 寺下議員。 自席から、失礼いたします。 「総合計画」の具体案は、先ほどの答弁で「過疎地域自立促進計画」を 充てるということをお聞きしました。わたしの勉強不足で「過疎地域自 立促進計画」については、十分な知識がないのですけれども、 「総合計画」 には、6つの項目についての施策の大綱と重要プロジェクトがあったか と思いますので、そのそれぞれに関して、現時点で重要な実施計画、そ の「過疎地域自立促進計画」の中のどれにあたるのか、ということをお 伺いできたらと思います。 また、5年という時間は、取り組み次第では、計画だけに終わってしま う可能性もあります。私事になりますが、わたくし自身、木岐に戻って 5年が経ちます。戻ってきた5年前には想像もしなかった、議員の職を いただき、今、この場にいます。この5年間にさまざまなことがありま したが、時間の重みも身にしみて感じているつもりです。この「総合計 画」により、合併して7年めを迎える、これからの5年後に、住民が「美 36 波町に住んでよかった」と思える町づくりをすること。また、最近では 道州制が現実味を帯びてきています。大きな枠組みの中の、周辺地域が 廃れる現実は、実際に起こりうることです。やはり、行政拠点や福祉拠 点、教育拠点は中心部に集中するでしょうし、そうなると周辺地域は、 どんどん過疎化が進みます。また、サービス低下も危惧されます。この 美波町が、その動きの中で、輝いて生き残るためには、もっとこの計画 に具体性を示すことが大切ではないかと、わたしは考えます。 どのように住民に伝え、意識の向上を図るのか。また、住民からは要望 ばかりを聞くだけではなく、参画意識を持ってもらうことも必要になっ てくると思います。先ほど「地域連絡協議会」については、設立に向け ての土台作りが、いよいよ開始されたとお聞きしました。より一層、設 立に向けて取り組んでいただくことを強く要望いたしたいと思います。 平成の大合併、そして、道州制への大きな流れの中では、住民自治をも っともっと重要視する必要があるとわたしは思います。 また、子育てについては、ひとり親世帯・多子世帯への支援もお願いし たいと思います。近々、国の政策としても、出産育児一時金が、35万 から38万に引き上げられるというようなことも、読んだことがありま すが、経済的には出産時の負担よりも、子どもの成長とともに増える教 育資金、あるいは医療費の負担などが大きいように思います。先ほど、 影山議員からの質問にもありましたが、他市町村では、乳幼児・児童医 療費助成制度が、中学校卒業まで拡張されるなど、独自の施策も増えて きています。 現在、美波町の近隣でも、中・高一貫校など教育再編がなされているこ とから、通学の利便性などを踏まえ、転出世帯が出てこないとも限りま せん。美波町における小・中学校の数の予測推移を見てみると、現時点 で、今、合計小・中学生の生徒は、540人余りがいるそうなんですけ れども、5年後には、460人余りとなっています。もちろん、転入・ 転出もありますので、一概には比較できませんが、5年で約80人の減 少…つまり、今の現在の由岐小学校の児童の規模の子ども達が、いなく なるというイメージになるかと思います。それを現実問題として真剣に 受け止めると、若者世代・子育て世代に住みやすい町づくりが、早急に 求められると思います。空き家情報等もホームページでアップされ、さ まざまな努力はされているかと思いますが、新しい施策の考えがあれば お伺いしたいと思います。 また、「ふるさと納税」については、芦屋市では市外出身のプロ野球選 手が多いということで、 「ふるさと納税」により、数億円単位の減収にな るということを危惧しているというニュースもありました。美波町にと っては、またとない大きなチャンスだと思います。先ほどの答弁にも、 ホームページなどで広報していくと言われていましたが、 「 ふるさとへの 37 議 長 総務企画課長 議 長 想いを喚起させる広報」の仕方を工夫すれば、今はボーナス時期です。 タイムリーな対応で、思いがけない財源の確保ができるかも知れません。 「ふるさとへの想いを喚起させる広報」には、それを作られるみなさん の想いの強さによって、相乗効果が表れると思いますので、ぜひ、頑張 っていただきたいと思います。 「一円を笑うものは、一円に泣く」という ことわざがありますが、国の与えてくれた施策に、上手に乗っかること で、この自主財源の少ない自治体の財政難に、ブレーキをかけてもらえ たらと思います。 次に、「後期高齢者医療制度」や「特定健診」等については、役割分担 をさせることによって、競争心をあおるような、福祉政策としては本来 の1人ひとりの意識の向上を目指すこととは少しズレがあるような気が します。もちろん、先ほどの答弁にもありましたよう、に「特定健診」 によって、これまで来ていなかった人たちが受診するということは画期 的なことです。今回の健診前に保健師さんをはじめ、健康づくりチーム のみなさんが、受診をお願いする各団体へのお願いや、戸別訪問の努力 をされたおかげだと思います。一方的に受診券を送るだけに済まさず、 わかりやすく説明され、住民とのコミュニケーションをとられた、その 努力の賜物だと思います。それは、今後も、継続していただきたいし、 住民の健康を守るという観点から、地域の実情に即した健康づくりを心 がけていただきたいと思います。 また、5年間の数値評価対象者は、年々繰り上がっていくのですから、 36歳を迎える人以上を対象と考え、ぜひ、重点的に取り組んでほしい と思います。 6月14日に、わたしも木岐で住民健診に行きましたが、同年代の人は、 全然と言っていいほど見かけませんでした。もちろん、働いている人に は、職場健診などもありますので、一概には言えませんが…。 それと、特定健康指導を受けて病院にかかった場合、自己負担費用も新 たに発生すると思いますが、それに関して、何らかの制度上の優遇はあ るのか、現在、分かっている範囲で構いませんので、お伺いできたらと 思います。 影治総務企画課長。 いちばん最初、ちょっと聞き漏らしたんですけども、「総合計画」の基 本計画の6つっておっしゃったんですかね…、プロジェクトの6つって おっしゃった… 小休します。 (時に10時06分) (時に10時06分) 38 議 長 総務企画課長 再開します。影治総務企画課長。 先ほど申しました、「過疎地域の自立促進計画」というのは、まあ、こ ういう、ちょっと、この…なんていうんですかね、あのう、手作りの分 なんですけれども、この中で、今、あのう、おっしゃられた、「総合計 画」の基本計画の中に、まあ、第1章から第6章までありますけれども、 もし、あれでしたら、あのう、お手元にありましたらですが、例えばで すね、47ページの「地域交通の整備」でありましたら、この「過疎地 域自立促進計画」の中の、これがまあ、お手元にない…、また、後で、 あれですけれども。あのう、28ページ、29ページ、30ページに、 そのような記述がございまして。それから、1−3の、これで言います と、49ページ、「総合計画」の49ページの「定住環境の整備」の欄 ですと、こちらでいきますと、ページ31ページでありますとか、35 ページに、まあ、載っております。それから、次の51ページの「公園 緑地の整備」のところでありますと、自立の方は、ページ30ページに あります。それから、53ページの「高度情報通信網の整備」につきま しては、自立の方は、ページ30ページが、対応いたしております。そ れから55ページの「上下水道の整備」のところにつきましては、ペー ジ31ページ。それから、次に、57ページの「衛生環境の充実」には、 ページ33ページ。それから、59ページの「防災体制の構築」につき ましては、ページ31ページ。次に、ページ61ページの「安全体制の 構築」につきましては、ページ31ページ。それから、63ページの「自 然環境の保全育成」はページ26ページ。それから、次に、…。 では、ちょっと、あのう、長いので、一応、あのう、この基本計画に、 まあ、載っておりますものは、すべてとは言いませんけれども、この「過 疎地域の自立促進計画」にまあ、載っております。で、もともと、まあ、 いちばんベターになるのでしたら、この「総合計画」を作った時に、ま あ、基本計画を作り、それに合わせた実施計画も併せてっていうのが、 いちばん、このスタイルに合うたかたちで、いけるんだろうと思うんで すけれども、まあ、あのう、旧町以来、まあ、従来この計画を、これも、 あのう、過疎の計画ですので、過疎っていうのは、時限立法で、一応1 0年間になっております。で、前期・後期の5年間で、あのう、毎年ロ ーリングをしていくというようになっておりまして、過疎債の、まあ、 これが、まあ、前提にもなっている計画になっております。ですから、 どちらかといえば、ハードに重点を置いた計画になっていると。「総合 計画」の方は、ソフトも入ってますので、ソフトっていうのは、なかな かお金の方が、あのう、つかみにくいっていうこともございますので、 その点で、ちょっとこう、ズレがあるのと、それと、あのう、この「総 合計画」の、今、言った体系的なものと、こちらの体系的なものってい 39 議 長 税務保険課長 議 長 3 番 議 員 議 町 長 長 うのは少し違いますので、ちょっと見にくいかもわかりませんけれども、 あのう、一度見ていただければ、あのう、そのようになっているという ことでございます。 山路税務保険課長。 先ほどのご質問ですけども、あのう、特定保健指導に費用負担が発生す るかということで、よろしいでしょうか。あのう、健診を受けていただ く際には、まあ、自己負担の1,000円が必要になるんですけども、 その結果を元にですね、保健指導する際におきましては、今のところ、 あのう、保健師が行うこととしておりまして、外部委託する予定にはし ておりません。したがいまして、あのう、個人の、「保健指導における 費用負担は発生しない」というふうに、発生しないということでござい ます。ただ、まあ、それに伴うての必要な、あのう、検査用具とか、そ ういうようなのについては、当然、町の方の費用負担は発生します。が、 個人負担については、いただかないということでございますので。よろ しいでしょうか。 寺下議員。 先ほどの、その税務課長の、あのう、分なんですけど、もし、ほな、指 導されて、病院にかかるというか、そういうことになった場合は、どう なんでしょうか。あと、もうちょっと、言うてもいいですか。 最後の質問なんですけれども、その件と併せて、住民主体のまちづくり を推進するためには、3月議会では、ええと、「総合計画」の実施段階 では住民の意見も組み入れていただきたいということが、答弁されてい ますので、今後、その「過疎地域自立促進計画」を遂行される時にも、 その意見を、ぜひ、組み入れていただきたいと思います。 それに加えて、住民の共通認識、意識の向上を図るためにも、以前から 行われている「町政懇談会」は、今後、また、継続して行っていただき たいと思います。3月議会の時点で、3か所が実施済みで、残る6か所 についても、引き続き実施すると答弁されておりますので、今後のおお まかな日程が決まっていれば、お伺いしたいと思います。 藤井町長。 基本的なお尋ねに、またがってる部分があるかなあと思いますので、わ たくしから申し上げたいと思います。 「総合計画」に関することですが。で、その特にその中で、21年度末 に期限切れとなるいわゆる「過疎法」ですね、「自立支援法」。実は、 これまでのその「過疎法」というのは、たとえば、日和佐町、由岐町あ るいは牟岐町とかいう行政の区域の中での人口の減少率、一定の期間の 人口の減少率、それと、その…なんというか、財政力、税の調達。それ だけで、過疎と言ってきたんですけども。実は、今度、21年度末から 22年から新法改正っていうことで、もう、「過疎につける薬は無い」と 40 こういわれるぐらい、いくら投資しても、人口減少止まらんというよう な都市議員の、まあ、ご意見もあって、実は、この法の継続について、 危ぶまれていたところでありますけれども、まあ、ご存知のように、そ のう都市と農村の格差是正の一環で、新内閣のもとで、ま、継続すべし と。これにつきましては、各都道府県からいろんな意見持ち寄って。当 徳島県におきましても、単なるその1つの町、美波町という200平方 キロの中で、人口が減ったとか、財政力が無いと。で、その中で自己完 結して生活ができるようにったって、これはとても無理な話。その中で、 わが町でも、いわゆる「限界集落」的といわれる65歳以上の人口が多 くって、町の行事もやれんわと。年寄りばっかりで、もう、みこしも出 んわと。こういう実態はご存知の通りであります。 そこで、新しいことを申し上げたいんですが、今度、徳島県も知事をキ ャップとして、われわれもメンバーに入っておるんですが、学者も入っ て。で、やってるんですが、それは、単に人口が減少するんでなくて、 その中に住んでる人間の年令とか、疾病とか、あるいは「限界集落」と いわれるところにおる人達が、その町中で、町の中で提供されるサービ スだけで生活できる自治体はないと。どっかよそへ行って、病院にかか ってる。どっかへ行って教育を受けてると。そういう実体があるので、 「新過疎法」のねらうべきは、その地域内の人口減少だけでなくて、も っと住んでる人間の高齢化率、疾病の内容、それから、医師にかかって るか…。すなわち、持続可能な、そこだけで生きていけんけども、やや 近い所に生活基盤等が、整備されてる拠点的なとこがあったら、そこと の連携をとるということを柱にせえと。いわゆる、そういうようなこと で、実は、わたしの方の「総合計画」も、いろいろ、何ページが何ペー ジとこう、またがってございますけれども、基本的には、この美波町と いう中に、非常に、山岳渓谷の中であって、交通不便で、子どもの通学、 病院、ショッピングで、非常に困っておる。で、そこで、たとえば、バ スひとつにしても、わが町だけで考えるんでなくて、この、もうひとつ 広がりのある、ある程度条件が、総合病院もあるし、総合のショッピン グもあるし、教育機関もあるし、いろいろあると。しかし、生活はこの、 過疎だとか、自立不能なとか、言われておる集落におると。しかし、こ こにおってもですね、おってもですね、お隣りの行政区域をと…。そう いう…をねらって、ここで、省略はしますけれども、いわゆる「限界集 落」に近い所であってもですね、お隣りの行政区域を越えた所との生活 圏で、どういう生活をしてるかって。それを救うためにどうしたらいい かということを、新、新しい過疎法、「自立支援法」をねらってるとこ でありまして、もう、大体もう知事を会長として、まあ、島根県、鳥取 県、わが県のような7県ぐらいが、総理のとこへ行って、大体そういう 骨格でやっております。わが町の「総合計画」も、実は、教育・文化と 41 か、いわゆる目的別に書いてございますけれども、実際の実施にあたり ましてはですね、いわゆるバスの問題、医療の確保の問題、という、あ るいはショッピングをどうするか。 で、もう1つは、そのう内容的には、地域の内容的には、もう、2年半 ぐらいしましたらできますIT基盤の整備によりまして、お年寄りのI P電話によって、簡単な操作で、安否確認ができるとか、家におってく れて結構だと。まあ、ちょっと伝送で映像送ってもらったらですね、メ ディカルチェックもできると。これは、ま、近いうちで…。まあ、そう いうような、その町だけで、コンパクトで生きよう、助けようっていう んでなくて、いろいろ…、都会の…ほれを…とこういうふうなことなど も、そのいわゆる新しい、ええと法律は長ったらしい法律ですけれども、 「過疎地域自立促進特別措置法」執行後も、新たに内容を変えて、レビ ューして、いわゆる格差是正…ということで、進んでおるとこでござい ます。 で、お尋ねの、まあ、ほの子育てすることは、まあ、いちばん大事なこ となんですが、やっぱり、そのう、若い人がここ住むっていうのは…ま あ、アンケートでもありますように、やはり、そこで食えなきゃしょう がない。いわゆる経済が、生産あるいは分配、消費という中で、どの分 野であるかは別として、特に「そこで住んで、食える」という地域でな きゃいかん。まあ、食えない。だからこそ、よそへ出て行くわけであり まして、そこで、子育て環境、育てるにしてもですね、やっぱり、まず、 影治から、答えさしたように、まずは、ひとつ「雇用」食える地域。こ ういうことが、ねらい。なかなかこれは、言うは易しくして、できませ ん。 で、その次に大事なことは、この地域が持続するっちゅうことは、若い 人は育って、生産力を高まっていく地域でないといけません。そういう 意味で、人材を育てる意味で、定着…そのためには食えるっちゅうよう な社会でなきゃならないっていうことで、まあ、そういうことを、まあ いちばん、まあ「総合計画」書いとんですが、なかなか、この、地方には ですね、なかなか人材が無いから、利用もないと。そこでやっぱり、大 きいお話ばっかりに夢を追うのではなくて、地域にある資源を活用して ですね、創意と工夫で、小さいながらも1つのものをつくっていくとい うことをやらなきゃならないということで、「総合計画」の中にも、い わゆる地域資源、これにつきましては、まだ、まあ、緒に就いたところ もございますけども、これもですね、役所が何をしてくれるかと、いう んでなく、役所がつぶれてるわけですから、ですから、もう、民間の創 意工夫とか、そして、また、あのう、みんなの持ってるその発想力って いうものをですね、その、なんか補助金をくれたらするんでなくて。も う、そういう時代は済んだわけですから、内発的、自分から売り込んで 42 いくと、こういうような工夫が大事だろうと。まあ、こういうことであ ります。まあ、「すじ青海苔」の研究開発にかかっとんも、その1つでご ざいますし、その次に都市との交流事業の中で、芽生えております、そ の他の問題。 実は、あのう、この議会で表明しようと思ったんですが、エコの振興に よりまして、実は、まあ、CO 2 、 あるいは重油の原代、原価価格の高騰 によりまして、実は、今、お隣りに阿南市に所在する「王子製紙」とも交 渉しとんですが、いわゆる固形燃料の問題。いわゆるRDFあるいはR PFという2つありますけど、まあ、そういうゴミの問題ですね。プラ スチック、RPFというのは、プラスチックをゴミにして、燃えるゴミ にみな一緒にして、タンクに持ち込む。こういう方法を1つあると。 もう1点は、わが町には、針葉樹のみならず活用樹が非常に繁茂して、 手入れが悪くって、まあ。実はこれもですね、…要するに乾燥しとるや つであったら、トン1万6千円という、チップですね、ま、こういうよ うなことも、もう最近にわかに。で、つい1年半前まで、まあ、美波町 の針葉樹買うてくれへんかと、こう、言ったところが、採算合わない話 でしたが、こういうふうなことで、急激に変化しておりますので、多く、 まあ、前段が長くなりましたが、食える地域つくるためには、ではここ で工場誘致っていったってなかなかできません。一挙にはいきません。 まあ、そういうことも心得ておりますが、実は、その森林資源を、もう いっぺんですね、お隣りに、30分,40分のところで、トラックでい ける「王子」があるわけですね。そこでもう、受入れ基準をこしらえて ですね、昨年の2月に受入れ基準をこっさえて、チップについては、木 材系はこう、あるいは、それ以外のRBFとか、RPFいわゆるプラス チックとかゴミとか一緒に金属性以外のやつを束ねて、いわゆる燃料系 に放り込むと。まあ、こういう2つの方法を考えられまして、その重油 の原価高、それから、地域経済の振興にも役立つというようなことで、 2点ありまして、幹部2,3人で、「王子」とも交渉して。 実は、これをするには、まあ、役場だけではできませんので、まあ、わ たしの考え方では、2,3億あれば、あれぐらいの工場できるんじゃな いかと。つまり、表皮を剥いで、放り込んでチップに。で、実は、これ を第三セクター的に「森林組合」あるいは個人の出資か、あるいは役場 と、こういうようなことで、で、まあ、あのう、受け入れ工場につきま しても、設備対応についてはですね、考えると。ま、こういうようなこ ともあるんでですね。「絵に描いた餅」でなくて、具体的に産業興しが できるような。で、幸いに旧由岐町においても、駅付近で、何とかいう 会社が、ご存知の人もおったんですが、それもやめておると。もう1つ、 旧日和佐町においても、山河内あるいは西、もう1つ、サンラインにあ ったところもありますんで、適地はありますんで、針葉樹及び活用樹に 43 ついて、その一口に言って、木材系の燃料と、もう1点は、その化学系 ですね、RDFとRPFと、こういう、どちらかを、まあ、近いうちに やって。まあ、9月議会には、いっぺん具体的にこういう構想ですと。 まあ、それがいちばん手短なですね、まあ、海苔は、まあ、今、緒に就 いたばかりでございますが、これによって、お年がいっとってもですね、 あのう、かなり、そのう参入できるんじゃない…まあ、そういうような ことによって、なかなか若い人が、あのう、雇用できるような魅力ある 工場になるかどうかは別として。まあ、これは当分できるんじゃないか と。まあ、実は、9月議会で、表明しようと、副町長とも相談しよった んですけど、今のとこトップ交渉だけで、まだ終わっとんですが、これ はいち早くかかりたいと。そういうことによって、目に見えて、少なく とも5億6億の生産所得が当地域に入ると。こういうことでないといけ ないと。だから、今までのように、過疎計画とか、何とか「総合計画」 ちゅったってね、青い海は、いつまででも青いです。昔も青かった、今 も青い。でも、それが、産業になって食えるもんにしていかなきゃいか ん。こういうふうに考えておるとこであり…長くなりました。 それから、最後に、まあ、そういうようなことで、骨格は、まあ、いっ ておりませんが、新しい「自立促進法」イコールわが町の「総合計画」 と言ってもいいぐらい。しかし、それでは哀しいかな、文化創造であっ たり、教育の振興ちゅうことも…というんが「総合計画」だという頭で、 ひとつお読みいただきたいと。ほんで、実施にあたりましては、その「自 立支援法」に基づきましても、わが「総合計画」についても、役場だけ が考えたんじゃ、どうしようもありませんので。産業界とかですね、も ちろん、一般住民の代表も入っていただくと。こういうようなことに相 成っていくと。実は、5年てなっても、もう、国自身が、総合、…あの 長期的な計画出していませんもんですから、こういう時節の中で、10 年とか、20年と、そんな20年の先のですね、振興計画なんか、国で さえも、よう立てん時代ですから、まあ、5年ということにしばってる と、こういうこと。で、実施に当たっては、住民参加と、いわゆるほう いう透明性のご議論は進めていきたいと。 ほれと、最後に、もう1つ、子育て環境ですが、影山議員に、の1番手 の、に、田川からお答えさせていただきましたが、確かに、そのう、あ のう、小学校まで、医療費助成をするかどうかと。で、これはですね、 近いうちというのは、まあ、年度内ぐらいに検討してです、財政問題が あると思うんですけれども、大体1,200万から1,500万の範囲 でないかと。で、ここは住民の代表の方々に、高齢者の福祉対策につい ては、一所懸命やりよるけれども、若いこれからの子どもをどうするか と。こういうことをご議論で、わたくしは思っておりますのは、「小学 校ぐらいまでは、みる」と、いうことでですね、ただ、一般的に高額所 44 議 長 総務企画課長 議 長 税務保険課長 得者の児童と、そうでなくて、子洗いでたいへんだというのと、無差別 で均一で行くかどうかはですね、その点だけはひとつ考えさせていただ いて。財政負担の、まあ、シミュレーション、ちょっと、まあ、自分だ けの頭でやってみたんですが、1,200から1,4∼500万。それ ぐらいで、子どものですね、辛抱せえと言うてですね。ただその中で、 う歯、子どもは特に歯ですね、これについてどうするかと。歯列矯正を どうするかと。ここまで行くとちょっと。だから、内科系だけにしたら いいと。歯科は別よと。こういうふうにするか、細かい面がありますが、 田川からお答えさせてもらった理由は、少なくとも、まあ、20…近い うちにです、近いうちっていうのは、1,2年度のうちにという意味で ありますことを、併せて、寺下議員のいわゆる小児、…子ども対策につ いての、わたしからの基本方針。 まあ、9月には、多少具体的な産業面と、この面について、具体的なこ とが言えるかなと。まあ、6月では、まあ、課長から、そういうにおい のする入り口の議論を、まあ、ご提案申し上げ、9月には、中身あるこ とを申し上げられるかなあと。今、交渉中でございますので、ひとつご 理解賜りたいと。 影治総務企画課長。 後段の、「町政懇談会」の予定のことでありましたが、あのう、今、現 在、実は、あのう、うちの方で、まあ、抱えている事業で、地域情報化 の説明会、まあ、いわゆる、あのケーブルテレビ系の説明会を6月の1 6日から行っておりまして、現在、まあ、18,19,20日、それか ら、明日24,26,27というふうに、まあ、ずいぶん頑張っては行 っておるんですけれども、あのう、30町内会のうちの、ま、合わせて やるところもありますので、まあ、最終的に25,6ぐらいになろうか なと思っておりますけれども、まず、それを先に、ま、やらしていただ いて、その後というふうなことで、あのう、考えておりますので、ま、 そのように、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 山路税務保険課長。 先ほどの、特定保健指導を受けて、まあ、その後、悪いところが出たら どうなるのかと、いうことですよね。それについては、あのう、個人、 ま、医療の方の、多分、治療になるかと思うので、当然、個人負担、今 の医療費と同じような負担になるのかなと思います。ただ、あのう、そ の使った医療費につきましては、ええと、所得税の方の、いわゆる医療 費控除の対象になるというふうに、あのう、確かあの、通達っていうか ね、出てると思うんです。ちょっと今、手元に資料を持ってないんで、 詳しい内容は、あのう、お話できないんですけども、その、特定保健指 導によって支払った費用は、医療費控除の対象にできると。したがって、 まあ、それについては、まあ、当然個人の、まあ、費用負担は発生する 45 議 長 ということでお考えいただいたらと思います。 寺下議員。よろしいですか。寺下議員の質問を終わります。 議事運営上、小休いたします。 (時に10時30分) (時に10時45分) 議 長 17番議員 再開いたします。17番 川尻議員の一般質問を許可いたします。川尻 議員。 それでは、ただ今から一般質問をさせていただきます。ご答弁のほどよ ろしくお願いをいたします。 わたくしは、大きく2点、防災対策として、耐震性貯水槽、農業施策に ついて、質問をいたします。 最近、中国の四川大地震、わが国では6月14日午前8時43分頃、東 北地方、岩手宮城内陸で、震度6強の大きな地震が発生し、道路は寸断 され、山肌は無残に崩れ落ち、死者・行方不明・重軽傷者と、多数の被 害をもたらしました。今なお、不自由な避難生活を余儀なくされ、水道 電気など、ライフラインにも影響が出ています。 また、4月の本町を襲った集中豪雨には、日和佐地区大戸・深瀬集落で、 河川の氾濫により多くの農地が流出いたしました。4月11日、地元久 保議員、山本議員を先頭に、総務産業建設委員会にて、現地の被害状況 を視察いたしました。被害を受けられたみなさま方に、心よりお見舞い を申し上げます。 それでは、本題に入らせていただきます。今回、補正で、日和佐地区で 計画されている「飲料水兼用耐震性貯水槽」設置費が計上されておりま す。3月の第1回定例議会の改定案説明の中で、地震によるライフライ ン確保として、「飲料水兼用耐震性貯水槽」を設置すると。地震による 断水に備えて1人1日3リットル3日間の飲料水を、断水時にも約4, 200人に給水確保できると。40トン型の水槽を1基、指定避難場所 日和佐小学校の校庭に設置し、災害時の給水拠点として運用をしていく ための整備を進めると、そういうことで、今回、この予算が計上された ことと、わたくしは理解しております。が、設置場所としてですね、日 和佐小学校校庭が、適切なのか、適当なのか。また、槽はどのような材 質を考えておるのか、お伺いをいたします。 また、由岐地区においては、山と海に囲まれた地形のため、大きな川も なく、水の確保に苦労してまいりました。近年、大規模な非常給水に至 った災害は発生しておりませんが、平成16年度の大雨による水道管の 破損、また、平成18年の電柱工事による事故にて、約半日の断水を余 46 議 長 消防防災課長 儀なくされました。半日にもかかわらず、飲料水及び風呂等、生活用水 に困り、苦労を住民はいたしました。また、災害時の長期間の飲料水の 確保については、住民のみなさまも不安を募らせている状況でございま す。由岐地区では小さな川で、普段はほとんど、まあ、水も流れており ません。3か所の水源地は、地下水に頼っておるような状態であります。 水道施設について、水源地は、旧由岐町の防災マップでは、ほとんど推 定津波浸水区域内にあり、また、配水管については山の斜面に設置され ており、災害時には機能しない可能性があります。施設自体も老朽化し ており、当時の設計では、現在の耐震基準を満たしていないと聞いてお ります。災害時には、水道施設の飲料水の確保はできません。飲料水の 確保は、早急に対応すべき行政の課題でなかろうかと、わたくしは思い ます。東南海・南海地震、津波などの災害に備えた耐震性貯水槽の設備 設計ついて、また、由岐地区の「飲料水兼用耐震性貯水槽」の整備設置 計画は、どのようになっておるのか、お伺いをいたします。 2点めの農業施策につきまして、農業従事者の高齢化や後継者不足、農 産物価格の低迷、原油高など、農業を取り巻く情勢は、非常に厳しいも のがあります。海外に食料を依存しているわが国にとっては、自給率の 向上、輸入穀物の高騰、食の安全の観点から、農地の有効利用等が見直 されつつあります。 本町農地の耕作地・放棄地の実態と解消策について、お伺いをいたしま す。 寺内消防防災課長。 わたくしからは、防災対策につきましてお答えいたします。耐震性貯水 槽計画につきましては、指定避難場所であります日和佐小学校のグラン ドに「飲料水兼用耐震性貯水槽」の設置を計画しております。これは、 発災後3日間の飲料水確保を目的として設置するもので、避難者への応 急給水と拠点給水を実施することとしております。 「飲料水兼用耐震性貯水槽」は、平常時は貯水槽内を水道水が流動し、 地震動等により、水道管が破損した場合には、緊急遮断弁が作動して、 貯水槽内に水道水を貯留する構造となっております。本計画では、40 立方メートルの貯水槽を地上2.5メートルの位置に設置することとし ており、1人1日3リットルで3日間、日和佐地区におけます上水道、 簡易水道給水人口を含む、約4,400人分の応急給水量が確保される こととなります。 由岐地区での耐震性貯水槽の設置計画につきましては、現在、具体的に 実施を予定しているものはありませんが、木岐地区におきまして、すで に40立方メートルの「飲料水兼用耐震性貯水槽」が整備されておりま す。約4,400人分の応急給水が確保されていることになります。 阿部地区、伊座利地区につきましては、孤立の可能性がありますことか 47 議 長 産業振興課長 ら、別途対策が必要ですが、方法としましては、耐震性貯水槽の整備、 あるいは配水池の耐震化及び緊急遮断弁の設置、あるいは非常用浄水装 置の配備等を検討し、地区の立地に配慮した給水対策が必要と考えてい ます。そこで、飲料水や物資の備蓄確保と、ヘリポートを絡めながら、 早急に、旧日和佐高校跡地に考えられます防災拠点計画に反映させるべ く、取り組んでまいりたいとおります。 あと、日和佐小学校の場所の「飲料水兼用耐震性貯水槽」の場所の選定 でございますが、まず、まあ、町の指定避難場所となっておりますこと と、平成20年度から着手する大規模改修工事によりまして、耐震化が 図られることとなる施設であります。また、施設設置予定場所の同小学 校グラウンドは、町災害対策本部を設置する美波町役場にも隣接してお りまして、災害対応の利便性も考慮した上で、当地を選定いたしました。 あと、材質でございますが、まだ、あの、経済的な検討もございますけ れども、現在のところは、鋼製溶接一体構造の「飲料水兼用耐震性貯水 槽」を考えておりまして、日和佐小学校の浸水深がTP3メートルであ りますので、津波想定高4.4メートルで、1.4メートルの浸水があ るということで、ただ今、あのう、浸水に対する国の基準というものが、 もうひとつ、はっきりつかめませんので、洪水における安全、安全なん て言いますか…、基準を使わしていただきまして、一応、1メートル程 度を上げさしていただいております。 以上でございます。 栗林産業振興課長。 わたしの方からは、本町の耕作放棄地の実態と、まあ、解消策というよ うなお尋ねでございます。農地はですね、代々受け継がれてまいりまし た農産物の生産、あるいは、地域の、まあ、景観形成ということで、非 常に、まあ、農村地域のですね、貴重な地域資源というようなことでご ざいます。近年の農業を取り巻くさまざまな要因からですね、こういっ た機能が失いつつ、今後の集落の維持にも関わる、まあ、重要な課題と いうふうに受け取ってございます。 現在、まあ、本町の農地面積は、426ヘクタールございまして、その うち、水田が371ヘクタール、畑が55ヘクタールでございます。こ の畑の内訳につきましては、普通畑が 39ヘクタール、樹園地が 1 6ヘクタールでございます。 これらの農地の現在の、まあ、作付けの状況でございますが、作付け面 積は、全体で 307ヘクタールほどでございます。その内訳でござい ますが、水稲で 233ヘクタール、野菜 36ヘクタール、花卉花木 で、まあ、18ヘクタール、果樹で 11ヘクタール、その他で 9ヘ クタールというような内容にも、なってございます。残りの123ヘク タールがですね、議員ご指摘の、いわゆる、まあ、不作付けの農地でご 48 議 長 17番議員 ざいます。まあ、このうち、約60ヘクタールほどがですね、放棄地に なっているというふうに考えてございます。 次に、農家数、あるいは、まあ、就業者数、水稲の作付け面積などをで すね、5年前と、まあ、推移をちょっと比べてみますと、農家数では、 5年前が、516戸ございましたのが、現在 498戸に減少してござ います。これは、まあ、18戸の減少でございます。就業者数は、58 8人から 537人に減少、これは、まあ、51名でございます。水稲 の作付け面積では、246ヘクタールから 233ヘクタール、これは 13ヘクタール減少してございます。耕作放棄地の増加を移る、まあ、 要素でもあるわけでございますが、現在、取り組んでおります防止策並 びに解消策を申し上げたいと。 1点めは、中山間地域の継続的な、まあ、農業を展開するに必要な農地 の、まあ、適正管理と申しますか、そういったものに義務付けられまし た「中山間直接支払い交付金制度」による農地 165ヘクタールの維 持管理に、まあ、努めてございます。 2点めは、農村地域に存在する、いわゆる、まあ、生産基盤施設、農地 でありますとか、用排水路、農道等のですね、保全のために、地域ある いは共同活動としてですね、取り組む「農地・水・環境保全向上対策事 業」というふうな事業でですね、62ヘクタールの農地を、まあ、保全 活動いたしてございます。 次に、3点めといたしまして、昨年まで行いました、中山間の総合整備 事業です、いわゆる、まあ、耕作条件の不便なところを改善するための ほ場整備。ほれはまあ、35ヘクタールほど、まあ、実施してございま す。 以上が、まあ、最近、まあ、行った事業であり、まあ、現在、実施をい たしておる保全対策と申しますか、そういったものでございます。これ らの事業に、まあ、参画しておる農地 265ヘクタールでは、放棄地 はほとんど無いというふうに考えてございます。 また、本年は、農業委員会活動の一環といたしまして、これは、まあ、 全国的な活動でございますが、7月からですね、耕作放棄地の実情を、 まあ、把握するためにですね、現地調査を行う。その結果を、まあ、町 に報告をいただくとともにですね、地域の、まあ、実情にあった利用方 法などについて、まあ、今後、協議をいたしていくというふうに聞いて ございます。併せてご報告をいたしたいと思います。 以上でございます。 川尻議員。 再問をさせていただきます。 1点めの、日和佐小学校に予定しております「耐震性飲料水防火水槽「に つきまして、まあ、課長よりご説明がございました。その中で、まあ、 49 議 町 長 長 わたくしが聞こうとするところの津波対策につきましては、まあ、ご説 明では、2.5メートル上げて、浸水を防ぐというようなご答弁でござ いました。 また、由岐地区についての件につきましては、木岐に、木岐地区に、ま あ、40トン型の貯水槽があるというようなお話で、ちなみに、まあ、 今回の計画されておる貯水槽も、まあ、40トン型で、金額にしてです ね、まあ、9,000万ぐらい、まあ、計上されております。まあ、木 岐地区に設計された、して、すでにできておる貯水槽はですね、まあ、 わたくしの知るところでは、2,000万ぐらいでできたというように 聞いておりますが、まあ、その、材質が違うにしろですね、あまりにも、 まあ、金額的に、設計上の段階で、もう少し考慮できないのかと。考え る余地があるのでないかと。まあ、耐震性を備えておるんであればね、 まあ、あえて、その差というか、この財政難の折に、もう少し研究する 余地があるのでないかと。まあ、わたしはそう思うんで、また、そこら も検討をしていただきたいと。 それと、まあ、あのう、由岐地区に予定は無いというような、防災課長 のご答弁でありましたが、将来的に計画は無いのか。予定が無いという、 まあ、ご答弁で、計画はしないのか。まあ、縷々、水の重要性を、これ 防災、貯水槽をひっくるめて、まあ、わたくしが述べたように、ほの、 地域の事情といいますか、水に対する町民の今までの、ずうっと思いと、 それに対する心配が、ずっと絶えなかったということがあります。で、 そういう観点からもですね、予定・計画が無いというんでなしにですね、 まあ、行政の、行政としてですね、これ、重要課題として、取り組んで いただきたいと。まあ、思うわけです。町長、この件について、トップ である町長の、ちょっと、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 藤井町長。 自席から失礼します。 まず、当町の、いわゆる近いうちにやってくる地震に備えてのライフラ インの耐震性のことをお答えする前にですね、今、県あげて、国あげて、 やっているうち、南部における、この南部ですね、その被害予測をちょ っと申し上げたいと思っております。まずは、あのう、近いうちに来る という中で、特に被害想定っていうのは、冬場の朝の5時っていうこと で、被害想定をしてるんですね、まず。もう、ご存知の通りであります。 その中で、もう詳細、省略しますが、南部、県南部における防災拠点は どこに置くかと、いうことで、もちろん、国、すなわち、警察庁・防衛 省、それから、その他企業関係、全部で、こう、地域的に打合せしたん ですが、で、その折に、拠点はですね、海陽町所在のいわゆる「まぜの 丘」を。広大な敷地があるということで、あすこを位置付けております。 で、あすこで、位置付けた、その防災拠点本部では何をするかっていう 50 のは、説明が長くなります。そこを拠点にやります。 で、その中で、いちばん、いろんな、あのう、整備しなきゃならないこ とはあるんですけれども、いちばん今、この答弁に関係する部分でいき ますと、ライフラインの被害予測っていうことをやっております。で、 これにつきましては、もう、いろんな方式がございまして、今までの、 発災地における経験法則、あるいは学者の予測等々をもとにして、算定 したことが3つ挙げられております。ライフラインすなわち電気、その 次、通信のその電話の被害、そして大事な水であります。 で、まず、電気につきましては、地震が起こりますと、南海地震発生直 後は、いわゆる停電率は100パーセント消えます。1週間後では、ど の程度の復旧があるかっていう数値では、51.8パーセント。1週間 経っても、灯りがつくのは、半分。それで、特にその中でも、郡内の中 でも、海陽町というのは、まあ、ああいう広い所で、起伏の高い所であ ることなどもあって、1週間経っても、90パーセントしか、まだ、だ め。次に、上水道であります。今、問題。で、もうお察しのとおり、電 力っていうのは四国電力です。これは四国電力の手でやります。 で、次に、ライフラインの2つめでございますが、上水道の被害予測は 地震揺った直後の断水率予測は、95.8パーセントが、水が出ません。 95.8パーセント、直後。1週間後でも、47.9パーセントとされ ております。で、1週間後でも、約、人口の半数が断水という状況であ ります。で、上水道の供給主体は現行法の体系では、水道は民間でやっ ておりません。今のとこは、当町であり、海陽町であり、牟岐町であり ます。町営であります。 で、次に、電話の被害予測につきましては、これはもっぱらNTTの専 管事業体がありますが、不通率は発生直後は12.5パーセント、不通 率が12.5。電話は、割りあい、つながっとんですね。で、1週間後 で、8.9と。2週間後で、6.2パーセントと予測されておる。その 中で、そして、「まぜの丘」を中心にして。 そして、今度は、もう1つ大きいことは、あのう、実は、まあ、あのう、 これは、東南海の地震がああいう規模で、30年以内50パーセントで ありますが、もう、これは、もう、いろんな、国・県、もう自治体、住 民の組織となるんですが、で、まず、拠点棟は「まぜの丘」にある拠点 棟はですね、そこで災害対策本部をする。で、本部っていうのは、どん な本部かっていいますと、警察庁が890人、消防庁が3,550人、 防衛省、自衛隊が2,400…、6,840人なる者が、南部拠点に来 ると。そして、3つぐらいでですね、いわゆる災害復旧対策本部計画立 てる。資料班、いや、資料っていうのは、こういういろいろな復興資料。 資料班。それから、救護班と。この3つからなって、みんながスクラム 組んで、やることになります。 51 で、いちばん問題点は、その、さて、その電力を復旧したり、患者はで すね、自衛隊の飛行機が来るとか、こういうことは、もう、もう省略し ますけど、そういう中で、実は、美波町として、で、わたしも実は、そ の策定の中の委員として行ったんですが、この海部郡は、「まぜの丘」 で1つやったらですね、全部カバーできるかったら、できないでしょと。 55号はですね、辺川の先はですね、津波が揺ったらです、いったらで すね、津波がきたら、5メートル下に国道がおると。その国道も反対が あったりして、できるやらできんやらわからん、牟岐道路。もう1つ、 海陽町行っても、くねくねしていってですね、やれんでしょうと。だか ら、NTTとか電力については、事業体がしっかりしとって、ばあっと 行けるけども、肝心の、まずは、光よりも飲み水で。で、ご存知のとお り、3日待てばですね、誰かが応援にくるという意味で、3日が原則で す。で、1日にどんだけあったら、命って助かるかっていうのは、先ほ ど申し上げましたように、生物化学的存在可能性ということで、いわゆ る24時間かける72時間ということが、今、言われております。3日。 ほんで、3日のライフラインのいちばん大事なのは、光も通信も大事な んですが、まず、命。そのやつは、町村がやらなきゃ。ところが「まぜ の丘」自身の海陽町自身もですね、水の、自分のところの村民の町民の 水の供給さえも至難なところで、そこで、拠点やってもですね、旧の由 岐の阿部や伊座利は困るだろうと。海陽、ずっと奥も困る、牟岐は小さ い、離島があるけど。ま、そういうようなことで、いろいろ活発な意見 言ってですね、ほいて、その中で、これは南部を、中央防災会議も関与 してですね、南部も県南部も防災拠点の施設は、「まぜの丘」と言われ ても。そこへいく道があかんでしょうと。そのことで問題になってんで しょうと。で、そうするならば、結局そのことも県南部の、そして、死 者予測はご存知のように、管内の死者は2,452人。県全体の57. 3パーセントの人が、いわゆる死ぬだろうと予測された地域に関わらず、 そういうこと。ま、そういうことで、わたしも、新米町長でありますが、 そういうようなこと申し上げて、で、ほれは、足元の地元の庇のところ は助かっても、そうでないところは助からないちゅう防災計画はいかが なものかと。まあ、こういうようなこと申し上げて。ま、そうであって もですね、本部はできよった。自衛隊も、…。ほれが、県の南部防災計 画であります。の、ポイントであり。その中で、いちばん、町村長とし てやっとかなきゃならないことは、この水だと。いうことでですね、平 成、いや昭和21年のあの時は、まだ、まあ、水、そう、まあ、上水も あの時は普及しておりませんでしたけど、えー、最近の外国、あるいは 中国、あるいは、最近頻繁に起こっておることを見ましても、水、水、 そのことであります。で、そこで、ま、今回、日和佐小学校については、 これ。で、これにつきましては、まあ、あのう、建設コストの問題につ 52 きましてはですね、最新鋭の非常にですね、地震が揺ったら、いちばん 最初、壊れる水道施設と。こういうことであっちゃなりませんもんです から、コストの面では、十分吟味してまいりたいと思いますが、途中で ありますが、そうお答えします。 で、位置としてはですね、やっぱり、ここがいちばん安全だ。離れたと こにあっても、行くまでに人間があかんように…。そこで、さあって言 った時。で、実は、あのう、4,200人ちゅう原単位を申し上げまし たが、恵比須浜と、この奥河とこう…やって、3,400ぐらいですね、 3,400。で、まあ、そういうようなこともあることと、大浜海岸に つきましては、平成20年から、まあ、9年ぐらいかけて、まあ、大き い国費を投入して…。まあ、そういうこともあって安全な、ま、地域が できる。で、その中で、避難地域であるから、一応、まあ、ここを拠点 にすると。ここの人の3,900人だけの水槽ではあきません。よそが 崩れとって、もう、ひょっとしたら、阿南も水をくれと言うかもしれん。 あるいは、われわれも求めに行かないかなきゃいかん。あるいは、供給 しなきゃ…。そういう拠点としては、やはり、ここがいちばん安全だろ うと思っております。もう1つ向こうっ側でもいいじゃないかいうけど、 橋が落橋したら、どうなるんだ。「厄除け橋」耐震つって、あんなもん すっ飛ぶぞと。で、そういうことになりますと、陸伝いでいけるところ はここがあると…まあ、そういうようなことで、まあ、考えて、いろい ろな識者の意見もして、まあ、一応、わたくしの提案として、提案させ ていただいたところであります。 常に、役場の戸籍と、重要な、命よりも大事な町民のものを預かってる ところに近くにおって、いつでも作動できると。こういうようなことで、 一応、そうしたいと。ま、こういうことでありますので、いちばんポイ ントは、その、ライフラインの中で、水なんですね。ほれで、今後、ど うするんだっていった時に、実は、消防の水利ですと、消防車がなんぼ 行ったって、そこにタンクが、タンクに積んで行くわけにいきませんね え。まあ、ありますけど、日和佐の場合も。しかし、消防水利と違うと ころは、生き水でなかったらいかん。腐った水だと。まあ、ほんなら、 ボイルしてから飲まそうか、冷やして飲まそうかという、もう、危機管 理で、こないなるときですから、やはり、常に、生き水。清涼で、まあ、 そのう、phは別として、飲料に適する水であること。いうことで、今 後とも、それ考えなきゃなりません。だから、消防水利のように30ト ンぐらいのやつ、そこいほって…いうんではいかん。供給体制ができて …。容易に車両がはいること。自分がすくうバケツ持って行って、自分 のもん頂戴っていうだけでない。拠点性っていうのは、人を救わなきゃ いかん。わが町だけの問題でない。人にも助けられるけども、わが方も 行かなきゃならない。ま、そういうようなことも考えまして、まあ、位 53 置として、決定しているとこであります。今後、由岐町がいちばん心配 なんです。いわゆる阿部、伊座利についてどうするかですね、これは。 塩水飲むわけにいきませんから。で、そこは、今後ともですね、どうい うふうに、拠点からどういうふうに、被災地に、いち早くいわゆる24 時間から30時間の間にですね、やっていけるかということを、今後、 防…、県の南部防災計画の中で、十分触れとらん部分については、それ は「町長、ほんだけおっしゃるんだったら、自らやってくださいよ。」 と。こうおっしゃってる。だけど、役場によっては、もう、上水道もで すね、赤字でやっていけんわと。水道事業ではやっていけんわと。まあ、 こういう自治体もあります。で、そこで、やっぱり、あのう、防災です から、水道事業とか普通会計、一般会計いうんでなくて、いうことで、 今回は水道事業ではなしに、わたしの方でやっているということでござ います。 さて、そこで、どういうふうに拠点が、まあ、日和佐道路がどの程度で 壊れるのか。由岐、木岐についてはどうかと。阿部、伊座利ではどうす るかと。あの県道は崩れるぜと。こういうようなことも想定しなきゃな りませんので、隣接の阿南市福井町との連携とか、そういうようなこと を含めましてですね、わが町だけで考えるんではいかん。まあ、1週間 ぐらいの水でしたら、今、ご存知のように、この頃、水も腐らないでで すね、家の中の隅に置いといても、10日間はもつという水もできてお りますけども、いつやってくるかわからんのに、1週間ごとの水を買う て、買うては捨て、買うては捨て、ではいけませんので、やっぱり、こ の種のライフラインを装備するのは、どのようにしたらいいかと。ほん で、水道と直結しなくても、いわゆる今のいろんな技術がありますけれ ども、溜め水であっても、ろ過してとか、いろんな方法ありますけども。 今後、今のところ、考えてないということを、防災課長が言うたんであ りまして、これは、阿部、伊座利は知らんわと、あるいは、大越の先は 知らんわと、こういうわけにはいかないだろうと思っておりますので、 今後、県の南部防災拠点の地域版としては、自らが解決しなきゃならな いものはどうするかちゅうことは、これから詰めていかなきゃいかない ものだと思っております。 とりあえず、今、説明したんは木岐については、40トン、そこへ埋め ておるけどもって言うけど、やっぱりですね、地下室、津波で浸かって しもうて、津波、水が退いていってから、そろそろ持って行って汲み出 すという式はあかんだろうと。まあ、そういう意味において、木岐もで きとるから、いいじゃないかというんではなくてですね、機動性があっ てですね、地震が揺ってほかのもんが全部つぶれても、水だけは、あっ こへ行ったらあるという、安全で、最後の砦のもんでなかったらならな いと、わたしも自分の個人的な人生観から考えても、そう思っておりま 54 議 長 17番議員 す。水が、いちばん最初壊れるとこではあかん。そういうようなことで、 今度、細かい、えー、議論が大事だと思っておりますので、えー、今の ところは、この美波町…。また、日和佐高等学校の跡地利用の問題の時 に、また、ほこはそのライフラインはいらんのかと、いうことはありま すけども、今、ここで、40トンやっておきますと、あと、まあ、落橋 の危険性、「厄除け橋」「宝木橋」をどの程度、堅牢にするかによりまし てですね、いろいろやっていかな…。だから、いつ、届けられるか。ど ういう…するか。安全かと。どこまで、持って行くかと。こういうよう なことを、今後、詰めていかなきゃならないことだと…。長くなりまし たけども、この点についてはですね、ぜひ、今のとこ、計画しておりま せんけれども、今後、計画すべき課題であります。 以上です。 川尻議員。 先ほど、まあ、あの、町長が、防災、この貯水槽につきまして、水の重 要性をまあ、縷々ご説明をいただきました。今、あの災害地でもですね、 ほれも、どなたが、あのう、まあ、マスコミ等でも、もう、水を、飲料 水をいちばんに、これ、心配しておると。まして、まあ、先ほども申し ましたように、由岐町の現状をですね、まあ、地下水に頼っておる、ほ いて、また、あのう、配水管も古いと。ほの大きな災害でのうたって、 工事中でもやねえ、湾内ぼったりがやね、半日間、あのう、飲料水が止 まるという、いうような、まあ、状況、まあ、町長もご存知と思います ので、防災云々でなしにねえ、それとひっくるめてですよ、やはり、飲 料水の確保ということで、その事業にもですね、前向きに取り組んでい ただきたいと、いうことで…。 それと、あのう、農地についてのご答弁をいただきました。先ほど、課 長からもですね、栗林課長からも、まあ、あのう、お聞き…、耕作地の 作付面積、現状なりをご説明をいただきました。解消策として、まあ、 3点ほど、「中山間地直接支払制度」もう、これも5年ぐらいなっとう かな、もっと、5年ですか。これも1つの解消策の1つで、やはり、こ の、食の安全を非常に重視する中で、まあ、中国製、中国ギョーザから 始まりですね、やはり、ほのう、日本の食の安全ということが、取り上 げられて、なされていく中で、やはり、これをチャンスにですね、やは り、放棄地をですね、有効利用するというようなことをですね、ま、行 政といろいろ、あのう「JA」、実行組、いろんな組織とタイアップし てですね、見直す必要があるんでないかと。つまり、町長、先ほど言う た収益が上がらんけん、まあ、あの定住できんのやと。いうような、あ のう、同僚議員の質問にですね、答えておられましたがですね、ま、い ろいろ、ほの生き残りで、地域がいろいろ活性化されて、あの、大きな ぼろ儲けせいでもですよ、やはり、まあ、あのう、地域が生き生きと、 55 議 町 長 長 生きていけるような現状、まあ、上勝の「彩」にしろですね、まあ、町 内でも、伊座利のねえ、地域みたいに、やっぱり、地域でやれることは やれるんですよ。やっぱり、そういうことも、これからも、考えていて、 生き残りを模索するということも必要でないかと思います。 以上で、質問を終わります。町長、ほんならちょっと、ええ。 答弁、要ります…。藤井町長。 で、まあ、先ほど、農地の放棄率についてのお尋ねがございまして、ま あ、わが方も200町歩ぐらいあるんだけども、それは、いわゆるヨー ロッパに学んだ、ほっといたら困るんで、いわゆる5年間、草刈ってで すね、1反当たり2万あげるから、荒れないようにいつでも田んぼにな るようにしなはれと。こういうようなことで、いわゆるその、直払い制 度ができて、まあ、そういうことを活用することによって、いつでも復 田して、米等の生産に役立つようにということで保存しとると。これに つきましても、もう、そろそろもうくたばってきてると。言葉悪いんで すけども。まあ、それは実態でありまして。 実は、先ほどのお尋ねもありまして、いわゆるその、今度の「自立促進 特別措置法」ということで、やっとんですが、…当町では、そのように 耕作放棄率無くてですね、大体、まあ、直払い制度で国等の交付金受け て、配りよんですけども。で、ないということなんですけど。徳島県は、 実は、全国平均の倍以上のですね、これ、自立法の資料なんですけども、 えー、平成17年度ベースで、徳島県の、耕地の耕作地の放棄率は、1 5.9パーセントで、全国の9.7パーセントよりも異常に大きいと。 だから、今度の「過疎法」もこういう放棄率の高い所についてはですね、 特別な法律を作ってですね、農家のですね、高齢者のですね、意欲に関 わらず、地域を守っていかなんだら、国土保全云々て、こういうことで、 まあ、今度、まあ、知事を筆頭にやってると…。ま、これは、ちなみに。 で、ただ、うちの場合は、課長は、放棄率の今のとこございません。直 接払い制度でわずか…。だけど、この直接払いについても、国の議論の 中についてはですね、食料自給率が低くなってきてる今日、「もういっ ぺん、やり直せ」と、「ほんなもん止め」というんだけど、代替案が出 てきておりません。 そこで、えー、川尻議員はですね、先ほど、同僚議員について、食える 地域でなかったらいかんということであるんで、その農地をどないかな らんかっていうんで、まあ、ちょうど、ご質問があるっていうことで、 どういう方法があるかなっていうことで、まあ、あのう、すでに、議員 ご承知と思いますが、農家は、もう、とにかく後継ぎが無うて、もう、 終わりと。で、農家以外の方々の農業参入をすることによって、荒廃地、 あるいは放棄田を防止しようというのが、まあ、国の1つの方策として、 今、言われているところであります。そのうち、1つ、2つ、わたくし 56 も、にわか勉強でございますが、ご存知のように、2003年にいわゆ る今、内閣が進めております「構造改革特区」ですね、特区をつくって くれと。つまり、これは、農地法の特例措置として、「構造改革特区」 を作って。これは、ご存知のように、あのう、農地を取得して、農地を 買うてですね、農地を取得して、いわゆる百姓ができる、いわゆる「農 業生産法人」の要件を満たしていない会社、とか、NPOであっても、 農地を買うことはできんけれども、貸し付けることによって、農業に参 入できるんじゃと。いわゆる農業の、「リース特区」っていう制度があ ります。で、これでは、まだ、徳島県は、やっておりません。当町もや っておりません。 で、それから、もう1つですね、2005年の9月施行のいわゆる産業 課長からもお答えしかけておりました、「農業経営基盤強化法」ってい うのは、その、いわゆる特定法人に農地を貸し付けるという事業でござ います。特定法人。で、こういうような2つのあるんですが、これも、 まだですね、平坦地の洋人参とか、あるいはゴボウでありますとか、そ ういう特化性の非常に高い、付加価値の高い、イチゴでありますとか。 平坦地につきましては、どうもそういうことが、まあ、あるようですが、 まあ、当町にはそれが無い。 実は、では、具体的に2つの制度のあることは知っとるわと。あと、ほ んなら、わが町でどうするんだということについてでございますが、わ たしは、やはり、そのう、この農地って、なかなかですね、取得ってい うのは、なかなか難しいと思うんですねえ。で、都会の人は買うてきて、 ぱっとやったら、ほの区画だけって言うけど、農地っていうのは、やっ ぱり、集団的に井溝を管理したり、ほれから、用水の負担、過去の借金 も払うたり、実は、目に見えない、農地だけでなくて、農地というもの を生産の用に供するためには、共同作業として、みんなが何十年の長き にわたって、やってきとるっちゅう実態があると。で、実は、過疎でも、 やりだすと、「わしはほんなものは、その負担できない。」と。用水路 できても、「わしはこの田んぼだけだ。」と。消毒やって、「ほんな、 よそのこと知らん。」と。「おれはおれだ。」って。まあ、そういう、 言葉は悪いんですが、都会のNPOのみなさんも、入ってきても、自分 の区画だけを好き勝手にやると。ゴミはほっぽって帰ると。で、やっぱ り、そういう意味では、地域全体が協働する中の、運命体としての1つ の農地でなければ、農業参入はできないということで、結局は、市町村 が、お尋ねの町村が絡んでですね、で、周辺の環境管理であるとか、農 薬管理であるとか、あるいは、農地の、まあ、そうでなかったら、食の 安全に通じませんから、自分の土地だけ、きれいな土壌っていったって、 空中散布やられりゃあ、そんなもう、生産物は二束三文になると。まあ、 そういうようなこともあるもんですから、そういう都会の人が、田舎へ 57 来てもですね、都会で交通ルール以下よりも、もっと厳しい地域ってい うんは、環境を、すばらしい環境をちゅうのは、これは、実は、守、積 極的に守れなんだら、自然にきれい空気あるわけでないんで、まあ、ほ ういうようなことで、実は、結局はどういうことかちゅうと、そのう、 やっぱり、農地っていうのは、1人ひとり個人の八百屋を開くようなわ けにはいかない面があるっていうことで、地域全体で取り組まなきゃあ ならないということで、町村とか「JA」とか。しかし、ほの「JA」 というのが、また、非常に、そのう、金融店、あるいは融資とかいう金 融面については、本部が握ってしもうて、地域での営農指導はできんと。 預金は、まあ、あくる日、もう、どっか本部へ行ってまうと。こういう ようなことで、農家の悩みについての金融措置ができてない。漁協につ いても然りであります。 で、そこで、まあ、どういうことかって言いますと、農業法人、あるい は、農協を通じて、農家を通じて、やらなきゃならないんですが、これ はまた、あのう、もう、むしろ、ご質問の先生に教えていただきたいん ですが、考えられることは、もう少し、付加価値の高いですね、米1点 張りでですね、やっていたんでは、もう、おそらく、明日は無い。農業 の明日が無いからこそ、青年が後へ続かないのでありまして、これにつ いては、じゃあ、役場が、じゃあ、どういうふうに、特産品を奨励する か言いましても、ま、これ長い答弁になって悪いんじゃけどね、あのう、 もう、ほうでないとね、あのう、結局、そのう、地域のみんながやる気、 共同組織、「もう、わしは百姓やめるけど、所有権はお隣り、まあ、… に任すわ。」とか、こういう信託的なグループを作って。たとえば、海 陽町の一部地域におきましては、それぞれの所有権を主張しないで、そ の、実質的にこの範囲で共有しようと。「わしの1町歩と、お前の3反 と、お前の5反と一緒にして、もう、会社にしようよ。」と。実際は株 式はやってませんけども、そういうことをして、海陽町の山奥でありま しても、非常に付加価値の高い、…ケイトウとか、あるいは、…バラと かですね、そういうふうに、自分が所有権持っとっても、作る能力も意 志も無ければ、後継者も無いのに、わしの財産だというように、考える ことも、ひとつここらは考えなきゃならないと。 だから、農業を残るか残さんかは、役場とか、国でなくて、みんながで すね、やっぱり、そういう今の現行法の中でも、工夫すればできるとい うことを、まあ、1例で言うたんですが、できれば今後はですね、まあ、 あのう、できたら、まあ、どっかの「カゴメ」ケチャップの「カゴメ」 が、農地を借りとるとか、あるいは、あの、最近の例では、「和民や」 ちゅうんですか、居酒屋のチェーンが大きい農地を借り…、で、まあ、 こういうような話で、産業課長と答弁するにあたって、抽象的なことを …、「なんか具体的に言え。」いうたら、産業課長はですね、実は、阿 58 議 長 13番議員 南の方が、赤松ではすでに、何町歩か、もう、「田んぼを貸してくれへ んか」と。買うわけにいかん。何するかちゅうたら、「柚子園」を経営 したいと。どこでもあるだろうと、山河内も、西河内…。「いや、赤松 の土地だ」と。で、やっぱり、そういうふうに、ああいう適地を求めて 来る人もおると。で、そういう方々を、なんか具体的に奨励するってい うようなことも、考えなきゃならないかなあと考えております。 長くなりましたが、以上、要するに、徳島県の耕地放棄率は、非常に低 いと。で、県南の、うちの方は、今のとこ、直払いでやりようけど、こ の制度も持ちかねてるというのが、実態であると。今後どうするかにつ きましてはですね、米作り1点張りでなくて、付加価値の高いですね、 たとえば、企業に向かってですね、農地をそのままやると…。そのため にもですね、歯抜けのような状態ではあかんと。少なくとも阿地屋なら、 阿地屋地区、本村なら、本村地区、深瀬なら深瀬地区でですね、「みん なでこうしようよ。」というかたまり。で、その営農の指導につきまし ては、まあ、やっぱり、県が中心になるんですが、むしろ農家の方々、 4人おったらええんですね。会社、有限会社でもいいし、土建さんでも いいんです。4人グループ組んで、その4人とは、法人の4人。自然人 ばっかりの4人でも結構です。で、4人が、いわゆる組織になりますと、 県は、そういうことをNPOでなくてもですね、やって…。どうぞ、そ ういうことによって、先祖伝来でですね、やってきた農地を放すわけに はいかない。そうかといって、自らはできないと。しかし、多少のその 経営参加はできると。 こういうようなことを、今後とも、いわゆる法人化することによってで すね、地域の方以外の人が、参入してくれることも、歓迎しつつ、しか し、地域から来る時は、特に注意しないと、そういう、たとえば、岐阜 県の山奥で、成功したんだけど、後で失敗だったと。こういうようなこ とがありますので、そういうことは、環境と地域連携と付加価値の高い ということでやっていきたいと思っております。 川尻議員、よろしいですか。川尻議員の質問を終わります。 続きまして、13番 笹田議員を指名いたします。 13番 笹田。 橘湾石炭火力発電所の環境検査報告について。 質問の要旨では、1番に、橘湾火力発電所が稼動して、12,3年にな るが、と思いますが、発電所の二酸化炭素、CO 2 の排出量が、四季を 通じて、近隣で最も影響の出る可能性がある美波町に、国・県から検査 報告、または、資料等により、説明を受けているのかと。ほれは、火力 発電所立地説明会では、稼動した、その時点の時には、近隣の町村に検 査報告や資料を持って、対応していくという説明がありましたが、その とおり、今まで、対応されているのかということでございます。 59 議 長 住民福祉課長 2番めに、石炭火力発電所で、冷却するために、海水を取り入れている が、その際、高温で、プランクトンの死滅したのを放流しており、魚貝 類、海藻類などに、少しずつ影響が出ていると思われます。出ておりま す。美波町の漁業組合に検査報告、また、資料等により説明を受けてい るのでしょうか。 以上、2点、わたしは、町民が、安心・安全な生活が、今後も続けてい けるために、町の対応は、どのようにしているのかを、お聞きいたしま すので、ご答弁を願います。よろしくお願いします。 田川住民福祉課長。 はい、お答え申し上げます。 「橘湾石炭火力発電所」の環境検査報告について2点ほど、ご質問いた だいております。 まず、1点めの、12,3年になるが、発電所の二酸化炭素、CO 2 で ございますけれども、の排出量が、四季を通じて、近隣で最も影響の出 る可能性がある美波町に、国・県から検査報告、また、資料等により説 明は受けているのか。この点につきましては、ご存知のように、 「橘湾石 炭火力発電所」は、21世紀初頭の四国地域等における主要電源として、 「四国電力」は、平成7年3月の用地買収工事着工以来、平成11年1 0月の試運転開始を経まして、平成12年6月に、また、 「電源開発」は 平成12年7月と12月に1・2号機において、それぞれ営業運転が開 始されました。 「四国電力」と「電源開発」を合わせて、出力280万キ ロワット。「四国電力」は、定格70万キロワットでございますけども、 このタービン発電機を備え、燃料である石炭、海外炭を、年間約620 万トン使用しているそうでございます、この石炭をボイラで燃焼させて、 高温・高圧の蒸気をつくり、この蒸気力によってタービンを回転させ、 タービンの回転力を発電機に伝えて、電気を発生させるものでございま す。 環境設備面でございますけれども、周辺の環境に影響を及ぼさないよう に、高性能の排煙脱硝装置、これは、排ガス中の窒素酸化物をアンモニ アと触媒の作用によりまして、無害な窒素と水に分解する装置でござい ます。また、電気式集じん装置、これは、ばいじんに電気負荷を与えま して、集塵盤に集めて取り除くものでございます。また、排煙脱硫装置、 これは、排ガス中の硫黄酸化物を、石灰岩の水溶液に吸収させまして、 石膏として取り除く装置でございます。また、総合排水装置等が備えら れています。 隣接する自治体には、毎月、「環境保全協定に関します確約書」第3条 によりまして、排出源、源ですけども、排出源・環境調査等に関する月 例報告の中で、硫黄酸化物、SO X でございますけども、硫黄酸化物、 また、窒素酸化物、NO X でございますけども、窒素酸化物、ばいじん 60 などの排出濃度、排出量の排出状況の報告がされ、いずれも設定されま した環境保全協定値以下の数値となっています。 二酸化炭素CO 2 等の排出に伴う地球温暖化問題は、ある特定の地域に 限定されるものではなく、地球規模で、あるいは国内全体での効果を考 えた取り組みが必要でございまして、これを受けまして、事業者におい ては、CO 2 の削減に向けまして、発電時にCO 2 を排出しない原子力発 電の安定・安全運転の継続や導入、省エネルギーの推進による使用燃料 の低減、風力ほかの新エネルギーの活用などの取り組みがなされている ところであります。 従来、CO 2 の排出量につきましては、報告義務はありませんでしたが、 「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づきまして、温室効果ガス を多く排出する者、特定排出者でございますけども、排出する者には、 温室効果ガスの排出量を算定し、国に報告することが義務付けられまし た。事業者が報告したCO 2 の排出量については、国が集計しまして、 その結果を、広く国民や事業者に公表する制度が取り入れられ、平成1 8年度の集計結果が、今年の3月28日に初めて公表されました。 2点めの、石炭火力発電所で冷却するために海水を取り入れているが、 その際、高温で、プランクトンの死滅したのを放流しており、魚貝・海 藻類などに、少しずつ影響が出ていると思われるが、美波町の漁業組合 に検査報告、また、資料等により説明を受けているのか。これにつきま しては、発電を行うにあたりまして、復水器と呼ばれる機器内で、発電 用の蒸気を冷却するため、海水を取水していますが、取水及び放水温度 差が、7℃以内になるように管理されています。 これは、毎月報告される測定記録においても、一般排水及び冷却海水に ついて、一般排水は、酸性やアルカリ性をはかるph、水の中に含まれ ている汚れを表すCODや、排水量などの数値は、環境保全協定値以下 であり、冷却海水では、取水放水温度差も、協定値である温度差摂氏7 度以内と協定値以下となっています。 動・植物プランクトン等は、海水の復水器通過による多少の影響を受け ることも考えられますが、プランクトン等は調査海域に広く分布してお り、海域全体で見れば、影響は少ないとみられます。 また、「四国電力」、「電源開発」の両社で、「橘湾石炭火力発電所」の運 転開始前後、平成10年から15年度といわれておりますけども、橘湾 内における動・植物プランクトン等の出現種類数、出現個体数を調査し ており、この内容を取りまとめました報告書「橘湾石炭火力発電所」運 転開始前後の「環境調査総合報告書」これ、平成16年の10月に出さ れました、においても、運転開始前と運転開始後を比較しても、大きな 変化がないことが、まあ、報告されております。 まあ、ちなみに、この報告書に拠りますと、橘湾内におきます動・植物 61 議 長 13番議員 プランクトン数についてでございますけれども、動物プランクトンにお きましても、運転開始後の調査におきまして、この調査によりまして、 出現種類数は40から、102種類の範囲で、運転開始前の調査より増 加していると報告されております。また、運転開始後の平均の出現個体 数でございますけども、1リットル中、18.7から、142.2個体 ということで、運転開始前調査と同程度であると、報告されております。 また、植物プランクトンにおきましても、運転開始以降の調査の出現種 類数でございますけども、52から86種類の範囲で、運転開始前より、 増加していると。また、運転開始後調査後の平均出現細胞数でございま すけども、これも1リットル中、45,118から1,155,722 細胞という範囲で、運転開始調査と同程度と報告されております。 以上でございます。 笹田議員。 この場で、させていただきます。 今、課長からこの検査報告資料を事業者から国に出すという、今説明が ございましたけれども、この事業者から、国に出すのに、誰が立ち会う て、ほういう資料作りよるのかと。事業者が、そのまま自分の社内で調 査して、出すのであれば、悪い考え方かもしれませんが、やはり、あの う、きょう日のことで、日本の国でも、いろいろな悪な資料が出回って おります。そういった点からやね、住民が、これ、あのう、安心して、 安全な暮らしができるためにやね、地元が、もうちっと突っ込んだ検査 報告資料を、信用していいのか悪いのかを調査して、もういっぺん、町 の方からしてもらいたいと。そういうわたしは、思います。 ほいて、プランクトンがやね、影響が、あのう、大勢の中、大きな海の 中で、放流しとんが、わずかやと、死滅しとんが、わずかやということ ですが、それは、無いと思いますよ。今の現在の海の状況。ねえ、ほの、 あのう、魚・貝類はものすごい減ってきておる。最近ですがねえ、あの う、この漁業組合の水揚げがものすごい落ちております。これも、わた しも、あのう、この頃、あのう、みなさんがともに、空気がきれいな、 海がきれいなと言うてやねえ、あの、まあ、ひとつの安心感持ってやね え、しとりますけれどもやねえ、わたしは、海の端におります。毎日、 あのう、堤防の先まで行とります。そうした中で、ものすごくねえ、沖 縄の海みたいにようにやねえ、あのう、青白い。今まで、こんなことは 無かった。もう、熱帯魚は来とるわ、来とるしやねえ、ほいて、あのう、 堤防の、もう、あのう、枯れ礒。白うに、みななっとんですよ。藻がひ とつも生えとらんのですよ。そうした中でやねえ、あのう、このうちの 下の海、浜でも、24,5年前やったら、あのう、春の、あのう、嵐で は、50センチぐらい、海藻のテングサが上がりよった。ひとつも上が りませんよ。ひとつも。ほいたら、今年も、ヒジキやワカメが、全然生 62 議 町 長 長 えてないというようにやねえ、漁師の方からも聞きます。そうしたこと が原因でなかろうかと思いますよ。そして、あのう。こういうねえ、死 活問題に発展、あのう、してきよる中でやねえ、正確な、もの、あのう、 情報を集めていただいて、やはり、あのう、原因を突き詰めて、あのう、 やってもらいたいと。 それと、あのう、この環境汚染の問題の空気中のCO 2 の問題もいろい ろ、温暖化やかましい、国からやかましい、世界各国から寄って、する ようになっとりますけれども、もうこれ、目に見えんけんねえ。中国か らどんどん来るんと、この、地元で、ああいう大きなもんができとると。 ほいて、原子力。また、石炭といういちばん悪いなりの…で、あのう、 電源の元を作りよるんが、ドイツであれば、もう、あの、ほれではいか んということでやね、環境問題を重視して、あのう、太陽、あのう、電 池、ねえ。発電を重視し、また、風力発電に力入れとると。いうような、 ことで、やはり、これは、あのう、わたしだったら、…専門家でないん ですけれども、農作物に、去年から今年、異常をきたしております。こ れも、トマト、スイカ、マクワウリなどに花がねえ、咲いてもねえ、実 が、全然、とまらないんですよ。こういう今まで無かったことがねえ、 自然とこれ、出てきとんですよ。ほんで、ほんなんからも、十分、専門 家を交えて、企業からほのまま出すんでなしにねえ、見えない状況にな っているんやけんねえ、その点、もう、安心せんようにして、町の方は、 十分、調査して、やっていただきたい。 先ほども、言うたけれども、あの、海藻類の方も、もう、目に見えて、 なっとんですけんねえ。ほんで、あのう、海の色が、今までやったら、 あのう、なんちゅうんですか、この発電所ができる前には、海水の色は ねえ、青黒かったんよ。そいて、礒には黒く、いろいろなものが、生え ていてやねえ、見通しがものすごい悪いぐらい海藻が生えておりました。 前の面影が全然ございません。これは、明らかに、プランクトンの死滅 したのを放流しているのが、原因でなかろうかと思いますので、町は十 分、もういっぺん、あのう、事業者の報告だけでなく、ねえ、真剣に、 もういっぺん一所懸命取り組んで下さい。町の対応、これからどういう ようにしますか。もういっぺんお願いします。 藤井町長。 橘湾小勝島に立地しております280万の固形燃料、石炭を燃料として 発電してることに起因しての環境問題、の2点ぐらいのお尋ねだったと 思っております。 で、まず、1点は、まあ、その中で、CO 2 あるいはNO X 、SO X 、 硫 黄系と窒素酸化物、で、お尋ねではありませんけど、微粒、小さいゴミ、 ま、こういうようなことで。で、徳島県も、その、これを、徳島県の遅 れている産業基盤を起爆的に発展させるために、長いこと議論をして、 63 昭和58年からかかって、ようやく、ま、西日本における融通電源の位 置付けとしてやった。そのときに、もちろん、経済三原則、雇用力があ って、公害が無くて、税収効果があるというような3つの標榜をして、 県民上げて、まあ、議論をしたところであります。ついては、そのいろ んな公害、いわゆる、空気・土壌・排水・振動・その他についてのいろ んな関係諸法も整備される以前から、経済の三原則の中で、いちばん大 事にしたことは、環境保全であります。で、そこで、その当時、非常に、 まあ、重油を燃やして発電するというのが、橘湾にありましたんですけ ども、で、いちばんあれなのは、法律を守るのは、もう、当然なんだけ ど、法律が許す基準、法が定める環境基準以下の数値を目標として、設 定するっていうんが、もともと、これの、まあ、あのう、ことで。 で、じゃあ、それをどうするかっていうことで、まあ、「環境保全協定」 を結んでですね、で、計測についてもですね、その計測方法、そして、 また、結果の公表については、いわゆる事業体の恣意、資料を改造、ね つ造できないような、いわゆるシステム開発を、まあ、やってるってい うことで、お尋ねのことにつきましては、たとえば、まあ、あっこへ行 って、現場…してきますと、「四国計測」という人が、こう、やってい ますけども、今の時点で、SO X がどうなってる、NO X がどうなってる、 いう所見が全部出るようになっております。で、実は、改造しようにも、 阿南市役所にもオンラインでですね、結んでですね、今のところ、こう だって出ております。で、当町については、電源開発所在市町村であり ませんから、衛星の都市でありますけども、それは「環境保全協定」に 基づいて、いわゆる「電源三法」に基づいてするのに、当町も銭入った と思いますが、旧由岐町もいただいたと思うけど。ま、そういうことの みならず、環境についても、立地後についても、協定に基づいて、立地 所在市町村長のみならず、衛星の関係のあるところについても通知する と。こういうことで、通知受けております。 で、なお、そうは言うけども、「海の色も変わったぞ」と。「魚も取れ んぞ」と。「成木もんについても、成り具合が悪いぞ」というお尋ねに ついてでございますが、これがまさに「地球温暖化」、いわゆる「温室 効果ガス」特に「温室効果ガス」はCO 2 に限りませんけれども、大体、 94,5パーセントはCO 2 が主なんですね。で、これは、実は、こう いう、石炭を燃やして、空を汚すということ以外のところでも、いろん な現象があります。ただ、お尋ねを回避するつもりではありませんけれ ども、所在市町村におきましては、常に、もう、会合があって、メータ ーがあって、数値がちょっと上がったらおかしいって、こういう仕組み ができておりますんで、衛星町村についてもですね、単なる活字の報告 書をもらうだけでなくて、そういうことが、果たして、まあ、由岐町あ たりでも、ああいうテレメータですね、測定機器…つけるかどうか、ま 64 あ、これ考えなきゃいかんが。ただ、問題は、あの電力じゃないかと、 まあ、限定付けることはですね、非常に、まあ、厳しい。管理して、チ ェックし、ねつ造のしようのない、精密な計測機器で、補充制の原則、 ほの機会が故障しとっても、別のんで救えるとかいう、補充したかたち で、まあ、やってる。で、わたしも、たまたま、あのう、そういう詳細、 こうやって言えますのは、それに従事してきた者の一人としてね、過去 に。 と、もう1つは、そういうことで、まあ、ひとつ、われわれも方法を、 今後ですね、可視的、目に見えることを、報告受けるようにいたしたい と思います。で、時には、そういうことも、議会にも、併せ報告するこ とが大事だと思うなと、こう、今、思っております。 もう1つは、陸上の植物ですが、環境アセスメント調査いうんやりまし てね、で、事業体が事業起こす前に、自前、使用前5年間調査しました。 ほんで、開発後も運転後も5年間は、植物群に影響ないかを調査しよう よということになったんですが、5年経ったら、おしまいよ、6年めか ら黒い煙が出たら困るということもありまして、で、その当時も、使用 前と使用後については、企業のモラルハザードとして、ずっと、やって くれちゅうことで、やっております。やってる内容は、地点をですね、 あっこから拡散するエリアを決めまして、農地、林地、農地っても、田、 畑でありまして、フキの生育度とか、…ええと忘れましたけど、タケノ コとか、いろんなことを作物ですね、野菜物。で、それを、あのう、い わゆる専門家が寄ってですね、いわゆる運転後における、陸上における、 作物における影響度も調査しております。ま、そういうことなどを、先 ほどのSO X 、NO X 、CO 2 だけでなくて、そういう成木もんも、ちょ っと具合悪いぜと。キュウリも、とんと花が咲いても、成らないと。と いうようなお声も、よく聞っきょうけど、それが、あれなのかというよ うなこともですね、あのう、今のようなことも含めてですね、企業とし てですね、資料は、われわれ衛星町村はですね、ひとつ、ここと、那賀 町と、もうひとつ向こうとか、いっぺんみんなで求めるようなことをし てみたい。ただ、わたしは事業体を、そのう、かばう気はありませんけ ど。ま、ほういう意味で、最近、資料ねつ造。で、なお、まあ、今後と も、「環境保全協定」以外についてもですね、ひとつ今後とも、やって いただきたいということを申し沿えるということをですね、で、資料と して、できたら、われわれ、報告して保存しておくんでなくて、時には、 ほら、必要があればですね、出さしていただく。極めて専門的なところ であります。 ほんで、あともう1つはですね。あのう、石炭船が、あの、あの、まあ、 インドから積んで、半分ぐらい荷、九州で下ろして、半分喫水を、あの う、あれして、いちばん気にしましたことは、近海ではですね、タチウ 65 議 長 住民福祉課長 議 長 13番議員 オだとかですね、ヒメチとか、アジとかイワシちゅうのは、上で泳ぎよ るから、そいつがびっくりしてですね、いわゆる喫水が深いとですね、 近海の小魚類についてはですね、逃げちゃうんですね、で、そのことが、 もう、逃げちゃうと、もう、来なくなるという、まあ、平たい言葉で説 明しよんです。で、そういう喫水の石炭船を運ぶことによる喫水による、 魚のですね、寄り付きがないと。こういうことも、実は、このSO X 、N O X 、CO 2 以外にもですね、ま、やって。十全な教育して、ほんで実は、 もう、九州で半分は下ろしてですね、いま、800トンやいよったけど、 今は、620万トンのようですが、やっております。 で、そのことについてもですね、実は「磯焼け」ね、ヒジキが浸からんよ うになったと。あの、なんちゅうか、石が、ここみたいになってくると。 ほういう「礒焼け」の現象が、このう、わたくしは、実は、「ヒジキと かワカメとかアラメが…」で、ほれはわたしも時折ね、「海岸線、どう で」言うて漁師の人に聞いてみた。「礒焼け」は無さそうなと。で、とか、 いちばん大きい問題は、「小魚に、小さい魚については喫水をね、影響 ないか。」と。これをひとつ、また、お願いしようと思うんです。環境 レポートしたけど、「ほんとに魚捕れんようになったん。お前の喫水が …もっと沖へ行って、もっと軽くしてくれ。」とか、ほんなことなんか もね、これは、大きい事業体ですから、われわれの小さい声が、その届 くとは限りませんけども、地域の環境を守る上で、生物とか、植物が、影 響があることは、やっぱり、住んどる人間しか、わかりませんから、そ ういうことは、確証を持ってですね、言えるんなら、確証を持ってですね、 言って…。ただ、今のところでは、先生のご想像の範囲のご質問であり ましたんですが、わたくしも、まあ、あのう、企業で、こういうことを、 陸の方についても、その喫水についても、「礒焼け」についても、環境 レポートで、だいぶんやってますよと、報告受けてるのは、一定の部分 しか来ておりません。しかし、必要あれば、今後、申し上げると。こう いうことが、今の答弁にさせていただきたいと思います。 田川住民福祉課長。 再問で、前段の方で、このまあ、報告書が、まあ、四電、また、電源開 発だけでまあ、作成されたものではないかという、まあ、ご質問があっ たんですけども、まあ、この16年10月に、まあ、作成されました、 あのう、「環境調査総合報告書」ですけれども、まあ、この両者だけでご ざいませんで、まあ、あのう、財団法人の「電力中央研究所」また、「海 洋生物環境研究所」それから、あのう、「東京大学」それから、「日本 大学生産工学部」、全国の釣船業の協同組合などの、まあ、協力を得て、 まあ、あのう、作成されたいうことを、また、ご報告申し上げます。 笹田議員。 あのう、今、町長さんが言よったけど、船の積荷の深さで魚は寄り付か 66 議 長 んような影響があるという、…うち等の方に説明に来た時分にね、船の、 外国から、あのう、船が積んで来ると。ほいたら、船底塗料のね、きつ いやつを、あのう、塗ってくるけん、ほれに、まあ、影響がありそうなこ と、言よったけんねえ。ほいたら、ほういうようなこともねえ、あのう、 まあ、一応、どんな、よそから外国の、まあ、チャーターして来よんだ ろけどね。ほんで、ほういうようなんも原因でなかろうかと思うんよ。 最初説明にねえ、ほういうこともおっしゃっとりました。ほんで、ほう いう点もねえ、あのう、十分、町の方から、また、県・国の方にね、ま た、ほんなんも原因でないんかいうこと上げてほしいと思います。 以上です。 笹田議員の一般質問を終わります。 議事進行上、小休します。 (時に12時06分) (時に13時10分) 議 長 16番議員 再開いたします。16番 北山議員の一般質問を許可いたします。北山 議員。 16番 北山。議長の許しを得ましたので、一般質問をさせていただき ます。わたしからは大きく3点についてお聞きします。 まず、第1点めは、美波町、美波町立病院を、今後どのようにするのか の問題であります。このことにつきましては、3月議会及び今議会の提 案理由の説明の中で触れられていますが、総務省の「公立病院改革ガイド ライン」が出されたのが、平成19年12月24日、本町の「検討委員会 の答申」が出されたのが、平成20年1月31日。両者とも、その内容は 非常に厳しいものがあることは、町当局もよく認識していると思います。 しかし、ガイドラインによれば、いかに厳しくても、今年度中には「改 革計画」を作成し、提出しなければならないことになっています。とこ ろが、提案理由の説明によれば、今から「審議会」を作るんだと言って いました。そこで、お聞きします。 1つめは、今後、どのようなスケジュールで改革計画を作るのか、また、 「いつまでに仕上げる」つもりなのか、お聞かせください。 2つめは、「審議会」委員の人選の際、住民協働の観点から、公募枠を何 人か作るべきと考えますが、そのつもりはありますか。 3点めは、最終段階において、「総合計画」に述べられている「パブリッ クコメント」を実施するべきと考えますが、そのつもりはありますか。 4つめは、「ガイドライン」の中身で、「病院経営の効率化」に関して、「経 常収支比率」「職員給与比率」「病床利用率」などの「数値目標を設定するよ 67 議 長 由岐病院事務長 うに」とありますが、現在までの17年・18年・19年、各年度の日和 佐病院、由岐病院の数値はどうなっていますか。 以上、4点についてお聞かせください。 2点めは、これは質問というより、提言になりますが、行政執行に際し、 「法令を遵守して欲しい」ということであります。例えば、「特別職の報酬 改訂は「審議会」の審議を経て議会に提案する」となっているのに、先に議 会に提案し、議決後に「審議会」を開いたり、条例で「設置する」と定め られている「委員会」を設置しないでいることなど、公共団体では、普 通ありえないことがぼつぼつ見かけられます。このようなことでは、行 政不信につながりかねないと思いますので、よろしく処理をお願いいた します。 3点めは、移住・定住問題についてでありますが、このことについては、 先に町長は「人口8,000人を維持する」と言っていたし、 「美波町総 合計画」の中にも、大きな構想は掲げてありますが、ここでは具体的な ことについてお聞きします。 1つめは、「移住交流支援センター」については、昨年10月に設置され たと聞きますが、その任務と仕事の内容について、説明をお願いします。 2つめは、「移住交流支援センター」が、現在まで、どれだけの案件を処 理してきたか、その実績について説明してください。 3つめは、 「モビレージ」については、前年度2棟改修し、今年度4,3 00万円で、管理棟及び浄化槽の改修予算が組まれていますが、 「モビレ ージ」そのものの活用を、どのようにしようとしているのか、その計画 をお聞かせください。 以上、3点についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 木本由岐病院事務長。 それでは、わたしの方から、美波町病院についての答弁をさせていただ きます。 昨年12月24日付、総務省自治財政局長通知で、 「公立病院改革ガイド ライン」が出されておりますが、その中で損益収支をはじめとする経営 状況が悪化するとともに、医師不足に伴い、診療体制の縮小を余儀なく さているなど、その経営環境や医療提供体制の維持が、極めて厳しい状 況になっている。加えて「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」 の施行に伴い、 「事業単体としても、また、当該地方公共団体の財政運営 全体の観点からも、一層の健全性が求められている。」とのことから、公 立病院の果たすべき役割の明確化を図ることとして、 「経営の効率化、再 編・ネットワーク化、経営形態の見直しの3つの視点に立った改革を、一 体的に推進することが必要である。」とされています。このガイドライン に基づいて、本年度中に「公立病院改革プラン」の策定が、義務付けら れています。 68 この「公立病院改革プラン」については、経営の効率化としての数値目 標、すなわち「経常収支比率・職員給与比率・病床利用率」など、これ に加え、本町には2病院1診療所があることから、本町での医療体制に ついて、町長から諸般の報告にありましたように、今月末6月26日に、 内部の関係者及び外部有識者から成る検討委員会を立ち上げまして、検 討をすることといたしております。検討するにあたり、 「美波町医療体制 整備検討委員会」の答申を踏まえ、本年度末の3月には、改革プランを 策定する予定としています。 次に、大きな問題であります、再編・ネットワーク化につきましては、お おむね平成25年度までの間で、実現を目指すものとなっており、範囲 も南部医療圏、阿南市・那賀・海部郡3町になると考えられ、広い範囲 となることから、徳島県が大きく関与するものと思われます。これにつ きましては、県の対応なども考え合わせていかなければなりません。 このことから、まずは、「経営の効率化や病床利用率」また、医療体制」 について検討することとしています。 「公立病院改革プラン策定」につきまして、わたしどもといたしまして は、存続するための「改革プラン」となることを基本理念として、策定 し、どうすれば地域医療を守り続けられるか、持続を可能とする経営基 盤をどうすれば良いのか、などを中心に取り組んでまいりたいと考えて います。 これに加えて、今後におきましても、医療の根幹である医師確保につい て努力してまいりたいと思いますので、議員各位におかれましては、今 後ともご指導、ご協力をお願いいたします。 それから、今、あった17・18・19年の病院の事業の中の「経常収 支比率・職員給与比率・病床利用率」を報告します。 まず、日和佐病院では、17年の「経常収支比率」が、84.54パー セント、18年度が103.28パーセント、19年度が、98.04 パーセント、由岐病院では、17年度99.14パーセント、18年度 97パーセント、19年度99.12パーセントです。 それから、 「職員給与比率」ですが、これは職員給与費対医療収益比率で あります。17年度、日和佐病院で、17年度は、104.9パーセン ト、18年度で107.67パーセント、19年度で、152.77パ ーセント。次に、由岐病院では、17年度が、60.81パーセント、 18年度71.61パーセント、19年度62.76パーセントです。 それから次に、 「病床利用率」ですけども、日和佐病院、17年度、この ときは、日和佐病院は、41床で、31.6パーセント、18年度、日 和佐病院30床です。これで、52.7パーセント、19年度で、46. 4パーセント。次に、由岐病院、これは50床ですけども、17年度で、 56.1パーセント、18年度で、44.2パーセント、19年度で、 69 議 長 総務企画課長 44.1パーセントとなっております。 以上です。 影治総務企画課長。 わたくしの方からは、行政執行上の問題と、移住・定住問題について、 お答えさせていただきます。 現在、条例・規則・要綱等によりまして、多くの審議会、委員会、協議 会等が設置されておるところでございます。そのうちのいくつかの委員 会につきましては、議員おっしゃるような現状がございますので、一度、 全ての委員会等につきまして、その必要性も含め、見直しを行い、整合 性のある形になるように、努めてまいりたいと思います。 また、ご指摘のありました事務手続きにつきましても、今後、適正に行 っていきたいと思います。その事務手続きの、個別の問題でありまして、 「特別職の報酬審議会」のことが出ましたので、そのことについて、ま あ、どうしてこうなったかということを、ご説明し、ご理解をいただき たいと思います。まず、「報酬審議会」につきましては、近隣町の状況 とかを勘案して、まあ、特別職の報酬等を、まあ、ほの説明するわけな んですけれども、今回は、ほの特別職の報酬を引き下げることにつきま して、時間が、まあ、押していた関係がございます。それで、関係の、 あのう、近隣の町村の、あのう、いわゆる削減する方向っていうのが、 なかなか決まらなかったために、あのう、まあ、遅れてしまったわけな んですけれども、この条例の趣旨、いわゆる立法趣旨は、本則を変更す る、いわゆる、まあ、条例に定められている議員の給料でありますとか、 それから、町長をはじめ、特別職の給料の額を変更する時には、まあ、 審議会の意見を、予め聞くということでありますけれども、臨時的であ りますとか、ま、自主的に引き下げる場合などの場合は、附則対応とい うことでありまして、まあ、審議会の意見を聞くということを、必須と はしてはおりません。で、本町では、まあ、慣例によりまして、本則附 則いずれの改正に関わらず、審議会を開催してきた経緯がございまして、 あのう、今回の場合は、まあ、そのようになって、あのう、事務手続き 上、先に審議会を開かなければならないのに、遅くなったということが ございます。それで、あのう、まあ、今回のことが、直ちに条例違反て いうことには、今、言ったような関係で、なりませんけれども、審議会 の委員さんにも、貴重な時間を割いて来ていただいておるというような こともありまして、誤解を与えてもいけませんので、あのう、実は、あ のう、海部郡の他町、それから、まあ、あのう、徳島県におきましても、 町が自主的に給与をカットする場合には、審議会には、まあ、かけてお りません。で、それは、まあ、先ほど、申し上げたとおりなんですけれ ども、あのう、美波町につきましては、慣例によってやってきたという ようなことなんですけれども、先般、まあ、あのう、町長の方と協議し 70 まして、今後、県とか他町のような取り扱いということで、自主的な減 額については、審議会を開かないという方針でいきたいというふうに考 えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 で、続きまして、移住・定住のことでございますが、まず、 「移住交流支 援センター」の設置についてでございますが、平成19年の3月に「団 塊の世代対策」の徳島県基本指針が示されました。その指針の推進方法 として、市町村との連携・協働による「移住交流支援センター」の整備 が挙げられております。 目的といたしましては、 「団塊の世代」が、今後、地方や地域社会にお いて、その経験・知識を活かした活動を行うためには、その受け皿とな る市町村や地域での積極的な受け入れ体制の整備などの取り組みが必 要不可欠であり、そこで県と市町村が連携・協働して取り組めるよう推 進体制を整備するとともに、地域の実情や創意工夫、強みを活かした「総 合的な受け入れ体制」として市町村単位で整備し、県市町村が一体とな った効果的な事業の推進を図る。 となっておるところであります。 美波町の「移住交流支援センター」は、この指針に基づき設置いたして おります。受け入れにつきましては「団塊の世代」に限らず、幅広く受 け入れを行うことといたしております。 また、受け入れ体制の整備の一貫として、平成19年度には「移住交流 支援センター」の設置により、優先的に県から補助を受けまして、先ほ どお話にありました、お試し滞在施設として、「旧サンラインモビレー ジ」の一部、2棟を改修いたしております。本年度は、国の集落活性化 推進事業の補助事業によりまして、整備を行う予定といたしておりまし て、その中身は、先ほど申された、管理棟、それから、いわゆるコテー ジ6棟、それと、まあ、合併浄化槽の内訳となっておりますが、来年4 月からは、都市住民の移住・交流の拠点として、本格的に活用する予定 といたしております。 したがいまして、将来的には、このような設立趣旨である、地域の実情 や創意工夫等による推進体制の構築でありますとか、魅力ある地域づく り、地域間交流の活発化による交流・定住の促進等の事業趣旨を踏まえ て、事業展開を図ることにより、町の大きな課題である人口減少の防止 策の一助となるものと考えております。 続いて、 「移住センター」のどれだけの、まあ、案件を処理してきたかと いうことでありますけれども、昨年、「移住交流支援センター」を設置 してからの移住に関する問い合わせにつきましては、全体で、19件ご ざいました。そのうち、15件についてが、住む場所の問い合わせであ りまして、実際に現地を案内し、見学された方は、そのうちの10件と なっております。 以上で、答弁終わらさせていただきます。 71 議 長 16番議員 北山議員。 第1問めの、美波町立病院を、今後、どのようにするのかという問題で すが、審議会の今後のスケジュール、改革計画をつくるためのスケジュ ールというものが、答弁されなかったように思います。えー、いつ仕上 げるのか、っていうんは、まあ、3月。で、3月に仕上げるというんが、 決まっておるのに、その間のスケジュールが、何も、こう、決まってい ないというのでは、なかなかわかりづらいものがあると思います。当然、 ちゃんとこう、審議会をつくるのであれば、スケジュールを、こういう スケジュールに基づいて、いつまでにつくりますよと。そういうことを、 当然、委員の方にも知らせなければならないと思うのですが、そこのと ころ、もう一度、答弁願えますか。 それと、2点めの公募枠についても、答弁が無かったように思います。 まあ、6月26日に発足するというような話はありましたが、そこの答 えが無いようでした。 3つめについても、最終段階に、これ、あのう、美波町の「総合計画」 に書かれておりますように、パブリックコメントを実施するべきと、わ たくしは思うのですが、それについての答弁も、無かったように思いま す。 4点めの、数値、数値についてですが、えー、この中で、18年度の由 岐病院の医療収益に対する職員の給与費、これが、先日の、あれ、徳新 ですか、徳新に出とった数値は、58.7パーセントと、いうふうに記 憶しておるんですけど、これが、70何パーセントでしたかねえ、70 台の数字を言われておったように思うんですけど、そこらはどちらが正 しいのか。それと、あのう、18年度の病床利用率についても、わたし の計算するところでは、45.6パーセントぐらいになるように思うん ですけど。これも、44パーセントというような、答えがあったような んですけど、この件については、どちらが正しいのか。お答えをお願い したいと思います。 次に、第2点めの、法令を遵守してほしいという、まあ、これは提言な んですけど、まあ、あのう、事務手続きについては、今後、ちゃんとし ますというような答弁に始まって、あと、縷々、なんか言い訳みたいな かたちで、最終、今後は、開かないんだというようなお話だったように 思うんですけど。ま、開かないのなら、開かないということを、ちゃん と、規則なり何なりで決めていただいて、守っていただきたいと思いま す。これ、あのう、自治法の138条の2には、「普通地方公共団体の執 行機関は、当該普通地方公共団体の条例、予算その他の議会の議決に基 づく事務及び法令、規則その他の規定に基づく当該普通地方公共団体の 事務を、自らの判断と責任において、誠実に管理し及び試行する義務を 負う。」と、こう、明記されております。それに従って職務を遂行するよ 72 議 町 長 長 うに職員に、今後、指揮していただきたいと思います。 3点めの「交流支援センター」についてですが、これも、県の条例に基 づいてというような話がありましたが、えー、なんかほの、活用計画が、 できていないような感じがいたします。もし、ちゃんとした、当然、あ の、改修して、今後、また、本年度も改修して、来年から開設するとい うのであれば、ちゃんとした今後の活用計画、これは当然、今の段階で、 つくっておくべきと、わたくしは思いますので、もし、無いのであれば、 早急に、つくっていただきたいと思います。 それと、えー、 「交流支援センター」の現在までの、処理案件についてで すが、問い合わせが、全体で19、そのうちの空き家についてが、15 件というような、説明がありました。企画課の町のホームページでも、 その空き家情報の提供の流れというようなものが、ホームページに掲載 されておりますが、今後、その空き家を借りたいと、買いたいとか、い う人に対しては、できるだけ空き家の情報を、その方達のニーズに対応 できるように、できるだけ多くの情報を「支援センター」が持たなけれ ば、対応できないように思いますので、今後、そういう情報量を上げる 手立てっていうんですか、なんか、そういう方法を考えておるんであれ ば、お聞かせを願いたいと思います。 それと、以前ですが、この、以前ですか、この、定住について、優秀な 特技を持っているホームレスの方を、美波町に移住してもらうと、そう いう計画を進めているんだというようなお話がございましたが、そのこ とについては、今、どのように進んでいるのか。お聞かせを願いたいと 思います。 藤井町長。 多くの質問がありましたけど、ええっと、基本的なやつで。あのう、か つて、えー、あれは法律はなんだったかなあ…、いわゆるホームレスで すね、これは大都市、東京と及び大阪市を中心とするところが、あのう、 中心になってるわけでございますが、国の法律によりまして。で、ホー ムレスというとイメージがちょっと悪いんですけども、実は若くして、 学校を出て、都会で働いていたんだけども、友人のサラ金の保証をして おって、そのことで、いわゆる会社を辞めなけりゃいけないとかいう方 もおいでますし、あるいは、中高年になって、リストラで、家無く、男 児郷関を出て来たんだけども、帰るわけにはいかないという方がいまし てですね、いわゆる、これは言葉は悪いんですけども、浮浪者とか、あ のう、犯罪の予備軍的な、そういうんではなくて、実は、あのう、大都 市東京と及び大阪市周辺を中心として、ホームレス…。で、国におきま しては、その法律を立法化しまして、厚生労働省が中心になって、そし て、また、「再チャレンジ」というようなこともあってですね、そうい うこともあって、その、定住、そして、有業化するために、この法律に 73 基づいて、厚生労働省の助成を受けてやっております。つきましては、 わが町が、そのお話をしましたのは、都市と田舎との交流事業を通じて、 実は、その中のメンバーの中に、大阪市の政策立案について、オピニオ ン提供している、まあ、産業界の方もおって、で、まあ、今、市政がち ょっと、執行部が変わったんでございますけれども、えー、その当時の …室長及び保健福祉部長、踏まえて、あるいは産業課を踏まえて、やっ ておると。で、わたくしどもの受け皿としては、その当時、考えており ましたのは、 「県立老人ホーム」当町の田井に所在しております施設が、 えー、昨年の3月を持って民設民営の方へ、老人ホームの収容されたお 年寄りを動かしたあとは、空き家になるので、地元美波町に、下付すべ しということで。直ちに、できるかの雰囲気で、まあ、当時「長寿社会 課」、県の組織の責任者は、申しておりました。で、その後、一向に進 まんので、まあ、それをあて込んでですね、で、実は、そこで一定の大 阪市にもメリットがあり、わが町にもメリットがある。つまり、漁業の、 漁師はできないにしても、網の修理とか、干したり、百姓にしてもです ね、本来的なことはできなくても、いわゆる高齢でできないとこをと、 ま、そういうような作業内容を、端的に言いますと、農・林・水という ようなこと…。実は、あそこがちょうど、農地も一部持っとるもんです から、「県立老人ホーム」の裏っ側に。で、そういうこともあります。 漁師は、体験しようと思ったらすぐできると。由岐にも近いと。ま、そ ういうようなことで、しかも宿泊施設もあると。で、料理もできると。 まあ、要するに、食事程度は…、ま、そういう中で、一定の職業訓練。 職業訓練言っちゃおかしいんですが、トラクターぐらい乗れる、ちょっ と、網の繕いぐらいは教えられる。で、そういうふうなことをすること によって、わが方の、ひょっとして、ここに住んで再出発で…。その代 わり、あのう、まあ、いうたら、人定試験やるよということは…。ほこ までお話をして、大阪市と、まあ、進めてきたところであります。 で、実は、そのことの具現化…。ところが、県議会におきまして、一方、 質問があったようでございまして、どういう質問かっていいますと、美 波町に所在しておる「県立老人ホーム」については、その後どのように なってるかと。そしたら、そこは、「もう、近く美波町に下付すべき」 と、いうことだって、おったんですが、「耐震ができてないものを下付 するとはなんだ」っていう出身議員の質問に対して、県は畏怖してしま いまして。で、1階建てでございます、ご存知のように。耐震は要らな いと、わたしは考えておるんですが、いずれにいたしましても、県の当 局として、これは別に悪口言よるつもりではありません、遅れてる理由 を申し上げてる、で、当該議員に対する、耐震構造のできてないものを 役場に下付するとはなんだと。で、それを受けた老人福祉担当の当局は、 そういうご議論があるもんだから、ま、ひるんでしまったと、いうこと 74 で、時間が遅れております。で、今時点、どのようになってるかと申し ますと、あれについては、1階で耐震は要らないと、いう見解をわたし の方は持っております。もちろん、その地盤軟弱について、こうなっと ることは…、そこで、今後、大阪市におきましても、実は、そのう、市 長が代わられまして、ああいう、府政についても今、混乱が起こってお りますけども、なお、都市と交流、田舎との交流促進のメンバーでござ います中では、なお、引き続きですね、具体的にどうするか。わたしど もは、やはり、あのう、人というのは、確かにイメージの悪いもんでは ありませんと申し上げとんですが、やっぱり、「再チャレンジ」をする と。で、いうその意識確認。だから、どなたでも、人が来てくれれば受 け入れるっていうんでは、いけませんので、どういう作業ができるかと。 しかも、年齢もですね、60以上とか70以上は具合悪いと。やっぱり、 来てすぐですね、国民健康保険証持って医療費が、…の財政事情がかか るんではなくて、ある程度、20才だとか、30とか、こういうふうに 年齢階層も…。まあ、ほこまで、まあ、3人4人の幹部で、3べんぐら い…やったんかなあ…ま、そういうことになっております。で、それは、 その後どうなったかっていう経過の説明で、弁解になりますが、今後と もですね、いちはやく老人ホームのですね、ちょうど日和佐高等学校が ですね、3月31日をもって、ちょうど、わたしの方にお好きにどうぞ って言ってくれたように、ちゃんとしていただきたい、ということを強 く申し上げております。 で、それが進みましたら、それをひとつ糧としてですね、先ほど、段々 とご質問のあったですね、農村の活性化、あるいは、漁村のですね、漁 業権、そのものできないにしても、アシスタント…、ま、そういうよう なこと、段階的に…その中で、バックすると。大阪市へバックする。し かし、もう、ここで、行きたいという人、これは、まあ、かなり、難し い面があります、側面は。まあ、そのう、どういうんですか、そこにほ んとうに好きになってもらって、正しい勤勉な思想を持っておって、と いうように、ま、ほこらは、ほのう、たいへん言いにくいことですけど も、ただ、もう、そのう、町の静穏を害するようなことがあってはいけ ませんので、そこは、大阪市と厚生労働省の補助金を持って、このう、 自立再生をしていくっていう、図っている事業を、当町とお宅と、双方 にメリットがあるというようなことで。大体、その時に、今、東京とか 大阪で、いわゆる、そのう、対象人口がどれぐらいあるかっていいます と、大阪で、4,000人ぐらい…計数ちょっと間違ってるかもしれま せんが、大阪で、大体4,000ぐらいあると。で、その中で、今、把 握できてるのが、半分ぐらいかなあと。そのうちで、転地、要するに場 所を変えて、そういうことをやってでも、チャンスを与えててくれれば というのが、大体200人ぐらいありそうだというとこまで、詰めてお 75 ります。で、わたしどもは、とても200は持っておけれんので、まあ、 年齢によって、希望をやって、こう、いろんな人生相談してですね、ま、 そういうようなことをして、詰めていって、地域の、いわゆる定住と産 業興しの、転入者ではあっても、受け入れたいと。これは、INGとし て、今後とも。で、市長さんが、あのう、代わられましたんで、代わら れた市長とは、まだ、お会いしておらんのが事実でございます。先般の、 先代の市長は、まあ、われわれの昵懇でございまして、公室長及び保健 福祉部長等とは、来て。で、今後ともですね、このお話は、都市部にあ っては、今大きい問題になっております。で、一方、政府では、破産し とってもですね、「再チャレンジ」といって若い人は、もういっぺんい こうじゃないかと。マンガ喫茶で夜中におるとか、優秀な人材がおるん ですね。で、そういうのをできたら、ま、フィルターにかけてですね、 言葉は悪いんですが、人選ですね、フィルターにかけて、やっていきた いと思っております。 それから、あのう、先生のご指摘の中で、法律条例があってですね、そ の通りに動いてないじゃないかちゅう、一端のご指摘があったん、事実 です、ほれは。えー、今、合併前、合併後、で、まあ、あの当時、非常 に規範がたくさんあって、わたしも、こないだ、ひい、ふう、みい、っ て読んだんですが、条例がですね、美波町として、198本の条例があ ります。で、ご質問受けてから、作動しとらん条例っては、どこいらだ ろうかっていうんで、ちょっと、チェックしますと、産業振興について は、「産業審議会」を置きなさいよとか、ほういうことを書いてござい ます。で、そういう点については、影治課長が言ったとおり、198本 の条例で、空文化してるもんがある。いや、これは、空文化は、怠慢で はないにしても、積極的に活用してない部分がひとつあることと、時代 にそぐわないなあっていうのもひとつあります。そこは、見直して十分 作動するようにしてまいりたいとわたくしは考えております。 で、その条例自身はそうなんだけど、条例を持たないで、規則規定いわ ゆる告示で規範性のある告示もあります。ま、これがおそらく400本 ぐらいございます。で、それも、もういっぺん時間かかるんですけど、 ご指摘のとおり…。要するに、せっかく規範をつくってですね、それを、 無視して、行政は、いわゆる法による行政と言いながら、無視しとる。 それは、今のところ、あの、無視はしとりませんが、発動してない事実 あります。今の例で申し上げます。 実は、もう1つでございますが、条例上、審議会を置いて、そして、ほの 意見を聞いてから、議会出せという案件については、これはもう、いち ばん大事なとこで、いちばん気を使ってる分野でございますが、先ほど、 その中で、ありますのは、これもですね、あの病院、今、ご質問にあり ますように、国民健康保険の直営診療所の問題については、その委員会 76 にかけなさいと書いてあります。ほれももちろんですが、この議、議会 の議員及び特別職、町長・副町長、ま、今、収入役は、まあ、暫定的に ありますが、収入役・教育長については、審議会を…。で、これについ ては、そのう、条例によって給料やったらいいんですけども、一般職員 の最高給料と、特別職の給料との問題とか、いろんな議論がありました。 で、そういう時に、実は、審議会で、民間代表の意見を聞いて、一般職 員の最高の給料よりも、町長が低いと。あるいは、助役が低いと。ま、 こういうようなこともあったりしましてですね、で、まあ、できたのが ご承知のとおりであります。で、その場合に、本則、つまり、わたくし も、今給料下げさしてもらっとりますけども、現実は、本則は直っとら んのですね。町長の給与は69万円とすると書いてある。今、わたしは、 50万円やけんね。だけど、ほれは、してない。附則でやっとるわけで す。で、そういう本則をいじるって、引き上げるという場合については ですね、まあ、あのう、そこらは、立法趣旨としては、ほんとうは引き 下げるんも、引き上げるんも、審議会の議を経て、議会の決議に諮るべ きだと思うんですが、今の解釈としては、たまたま、部下の責任を取っ てですね、自主的に給与下げるであるとか、あるいは、財政危機である から、人に言われなくたって、町長になる以上はですね、満杯の給料も らって住民に負担を求めるわけにいかない。下げようと。こういうよう なんについては、まあ、必ずしも、その、本則いじる以外の、臨時的に やるについては、必ずしも、その審議会はいらんよと。こういうふうな ところ、応用させていただいておると。 で、先ほど、影治課長については、が、答弁について、お尋ねがあった ようでございますが、その部分もですね、ほんな1割や2割であるかっ て、町長なんか、0でええと。こういう議論も、ひょっとしたら、今後 出てくるかもわかりませんので、ここは、課長が、もう、その下げる部 分については、まあ、あのう、今の一般的な指導と。 と、もう1つは、隣接の状況はわからないですよ。牟岐町どうする、海 陽町どう…、で、実は、今までの、町村長の給料っていうのは、財政規 模、人口規模で、自ずとABCっていって決めておったんです。しかし、 そんなことを町村会でですね、基準を決めるちゅうのはおかしいじゃな いかと。人口が大きくったて、下げなきゃいかんとこもあるだろうと。 小さくても、というような議論があって、それぞれが、まあ、自主的に、 どうぞとなったんだけれども、現実の問題としては、海部郡ではどうな んだと。板野町ではどうなんだというようなことで、世の中の雰囲気を 見ると、こういうようなことで、実は、なかなか、実は、もう、議会は、 もう始まってると。しかし、審議会に提案するにはですね、その水準が 無いと。まあ、こういうようなことでありまして。実は、わたくしも、 答申申し上げて、そのお話は話、まあ、ほういうことで遅れてるという 77 ことは事実。 で、もう1つは、やはり、これはですね、今、議会議員もですね、もう、 「議員も給料下げや。」と。「日給制で、ええじゃ。」って、こないだ、 なんか今度、ご挨拶にもあったけど、まあ、ほんな極論は別としまして ですね、やはり、議会及び特別職についてもですね、やはり、ご議論し ますとね、民間から選ばれた人はですね、なかなかものが言いにくいん です、現実。「三役下げるけど、議員はどんなんぜ。」っていう委員も あったんですよ、ほれは。で、ほの時は、やっぱり、影治、会しよる時 は、下うつむいてるわけですから。だから、なかなかですね、この側面 につきましてはですね、非常に、言いにくいことをご答弁さしてもらい よるわけですが、今後、下げる場合については、住民も下げるのに文句 は無いでしょうというんではなくて、やっぱり、下げる場合でも、意見 を、今後とも、できたら、聞くようにしたらいいだろうと。それは、下 げるよりも、もっと責任ある行政をやれとか。もっと下げろとか。やっ ぱり、夕張の例にしますとですね、80万取りよった市長がですよ、自 分の責任も、も、あるかも知らんけど、月給20万になってしまったと。 ほして、去って行ったと。…。ま、ほういうこともありますので、下げ る場合につきましてもですね、有権解釈として、そういうようにしとい とんですが、ここは、まあ、先生方の、また、ご意見も聞きたいとこで。 わたしは、できたら、もう、報酬審議会の議を経て、議会に出すという ことで、だから、予算は本則どおりしとっても、ほのう、まあ、10パ ーセントなり15パーセント下げるという…。だから、予算を満杯にと っても、審議会開いてですね、予算上はもう、本則どおりしといても、 審議会は議会までにかけると。こういうことをやっていきたいと思って おります。えー、まあ、そういうことを申し上げるのは、実は、まあ、 税も滞納は徳島県下では、いちばん悪い徴収率になったと。そういうこ とで強制執行も、ま、たいへん、善良な納税者に悪いんじゃけど。踏み 切ろうとしてる矢先でもありますので、下げる場合は、ほんなもん、1 割や15パーセント下げて下げたっちゅうことないでないかと。民間な ら、半分じゃないかというご議論もあるやらわからんから、審議会は開 く。で、そういうことで、臨みたいと思っております。 病院の、その今度、検討会でするのには、予めですね、住民の代表とか を、公募でどうかっていうんですが、実は、あのう、行政サービスでも、 これ、廃止をするわけじゃないんですが、「病院は、ほら置いといてく れ」「ほら、お医者はんも持ってこい」と。「銭は安い方がええ」と。 こうなるんで、今、いちばん病院の問題は、提供する側の医者さんの、 お医者さんの確保をどうするかと。待遇どうするかと。看護師をどうす るかと。むしろ、提供する側の方の、実は、あのう、専門的に医療をや ってきてる人の意見がほしいんであって。で、実は、その案ができてで 78 ないと、最初から、公募で来てですね、このう、「いやあ、ほらもう、 病院は、もう、とにかく医者も身近においといてくれ。」これは、まあ、 あのう、ちょっとわたしも、民主制の中での…。まあ、あのう、確かに ご意見は賜るけど、一応、骨格となる案はですね、やっぱり、専門の医 師の…ない現況であるとか、医療の現場の看護師の現況であるとか、麻 酔のやる人がおらん現況であるとか、そういう医療に従事しておって、 もう、どうにもやっていけんと。で、どこかを改善せないかん、ほれ以 上経費を切られて、どうするんだという、いわゆる、そこで、生身の体 を提供してやってる人を中心として、そして、ある程度の案が、6月の 27日に1回めやるんですが、内部で、医師の、現場の医師、看護師の 代表、そいて、医療現場をやってきた識者…、ある程度、できて、最終、 そうですねえ、あのう、1月ぐらい、まとまる段階の前で、住民の意見。 住民は医療サービスを受ける側での人の意見。で、住民の方が、「ほん なもうね、やっていけないような病院を建てたって、わたし達困るわ。」 という意見もあるだろうし、「いやいや、病院は、じいっと置いといて くれ。」「眼科も、歯科も、全部置いといてくれ。」っていう、ある。 で、できたら、言いたい言葉ですが、提供、サービスを受ける側のご意 見の前に、骨格となる、もう、こんどはもう、いろんな議論してきとり ますんで、由岐の50床は続くか。日和佐の30床は続くのかと。こう いうことを、ひとつ議論する、切り込んだ議論になりますので、6月の 27日のいっぺんめは、木本事務長がお答えしましたように、両病院の 院長、それから、県がどうしても関与してきますので、南部県民局の医 療担当、それと、識者を考えておるところでありまして。2へんめ、ほ れで、大体骨格ができますので、それができた段階で、住民代表をした いと。住民代表を選ぶ方法は、ご提案の、その公募方法もあるだろうと 思いますけれども、公募、まあ、…は、こういうことについてある程度 の論文が言える人を。意見が言える人と。こういうような条件をつけて ですね、まあ、広報等でですね、町内の町民を対象として、ひとつやる のも、1つの方法かなと思っておりますが、これは、わたし一存でいか ない点もあります。で、1回めの委員長等のご意見も聞いて、そして、 また、その総務省に出すであろう、そのう、どうせ、あのう、病院の今 の規模ではやっていけないですから、と言うかもしれん。で、まあ、そ ういうことになってくるとなると、まあ、パブリックコメントというよ り、むしろこれ、住民投票ででもせないかんぐらいの重さのあるもんに なるか、まあ、そうはしたくないと思って、今、もがいとるとこであり ます。で、いずれにしても、公募は一定の条件で、町内の広報紙で、ま あ、やるぐらいにして、さしていただいて、町民の病院を利用する。そ の場合に、特にほんとに恵まれないところで、どうするという意見をこ う言える人。まあ、1人、2人…まあ、何人かでも。まあ、ほれは、道 79 を開いていいなあと考えているとこであります。 ほれからもう1つ、次に、空き家について、影治から答弁をいただいた が、その後、具体的にどうなったかというお話ですが、実は、空き家情 報も、われわれは、単に、固定資産税の家屋調査とか、空き家情報だけ でなくて、今後、一斉的に町内会連合会の組織を通じまして、過般も、 各町内会長ちゅうのは、どこに誰が住んどおちゅうのは、わかりますの で、いわゆるゼンリンの地図を元にしてですね、ええと、大体、…これ から、あのう、今、やろうとしているところであります。実は、あまり 報告の中にもありませんけども、実は、15件もあったんですが、その 中で、すでにですね、もう、子連れで、そのう、2世帯、まあ、来たり しよんですが、もう、やっぱり、来ますとね、やはり、生活相談とか、 職の相談とか、いろいろあります。単に、「空き家があります。」とい う情報でなくて、「そこへ行ったらどんな職業があるの。」と。「皿洗 いのお仕事でもいいんだ。」と。「ユンボの軽いコントロールならでき るんだ。」と。なんかほういう希望を持って、どうも、来よるようでご ざいます。「子育てするのには、南の環境がええ。」と。「だけど、明 日から稼ぐ途がない。」って。まあ、実は、わたしも、その2人、3人 受けて、まあ、副町長と手分けして、こう、しよんですけども。今後は、 空き家情報は、町内会を通じて、今、かかろうとしております。で、す でに。もう、旧日和佐のこの奥河あたりはもう、かかってる。今後、そ ういう情報もやります。 で、次に、単に、空き家情報で、カメラで転送してですね、ホームペー ジ開くだけでなくて、来たらですね、たとえば、果樹の手入れの時に、 日当800円で、こんな仕事がありますとか、そういう、そこへ行って、 空き家に住んでですね、明日からどんなことができるという、生活の糧 にありつく情報を提供するところしか、しか、あのう、どうも、ずっと、 あとの…たとえば、美波町でも、ずっと、…まあ、名前言いとうないけ ど、…と漁村の…阿部、伊座利とか、ああいうふうにですね、行ってな んかができ…そういうことも、併せてやらないと、空き家情報及び働き 情報、趣味情報、そういうのも、くっつけてなきゃいかんと思っており ます。町内会と産業課のそれぞれが、こういう情報があると。こういう ようなことで、ひとつ臨んでまいりたいと思っております。 わたくしから、お答えするのは、それぐらいで、えー、パブリックコメ ントについては、えー、そう、…ちょっとまあ、どういう…みな読んで …意見わりあい言うてくれんけんね。だから、ま、そういう意見を徴集 する方法は考えてみたいと思っております。 えー、たくさんご質問いただいて、…であります。 最後に申し上げますが、条例の見直し、検討については、すみませんけ ども、年度替りぐらいに、ひとつ見直さしていただきたいと思っており 80 議 長 由岐病院事務長 議 長 16番議員 ますので、ご理解賜りたいと思います。 以上、長くなりました。 木本由岐病院事務長。 今、町長から、お答えありましたが、スケジュールについてはですね、 最低2か月に1回程度を予定しております。 それから、えー、18年度の職員給与比率の違いでございますけども、 わたしが先ほど申しましたのは、職員給与費対医業収益比率でございま して、で、これが、あのう、議員おっしゃられるように、58%という ことになりますと、あのう、病院事業収益全体に対して、給与費比率を 出しますと、そのようになるかと思います。ちなみに18年度は、あの う、19年度より、9パーセントほど、約、高くなっておるんですけど も、これは、18年度の退職者の特別負担金が2,900万円、約2, 900万円程度必要でしたので、その分給与費が上がっております。 それから、病床利用率ですけども、えー、18年度です。18年度の合 計が、えー、8,058名でございました、述べ数で。これを365日 で割りますと、1日平均22.1、これは50床ですから、44.2パ ーセントというふうになります。 以上です。 北山議員。 いろいろ答弁をしていただいたんで、なかなか、すぐにまとめるんが、 なかなかむつかしいんですけど、ほのう、していただいた順番、あの質 問の順番で、ま、やりたいと思います。 えー、今、あのう、第1点めの4番めの、給与比率ですか、これの話な んですけど、これ、あの、わたしが、58.7パーセントと言うたのは、 徳新の方が、まあ、計算されて、掲載された、これを、あのう、見せて いただいて、言ったわけです。えー、このときの、ここに書かれとう、 日和佐で、107パーセント、由岐は58.7パーセントと。これはお んなしような、今、あのう、事務長は、ほの計算の分母と分子の違いだ というような、話だったように思うんですけど、徳新の方はこういう計 算で、先ほど、あの、日和佐病院の場合は、事務長も100とんで、7 パーセントと。7なんですか、あとの小数点第2,3まで、言われてお ったように思うんですけど。日和佐の方は、徳新とおんなしような計算 をされておって、由岐病院だけが、なんか違うような、そういう…あの う、まあ、事務長の答弁からしたら、徳新が間違うとんだと。そういう ことで理解していいんですかね。まあ、また、あとで、答弁お願いいた します。 2点めの、あのう、公募枠ですか。公募枠は、まあ、町長の答弁で、最 終は、あのう、やるんだと。そう理解するんですけど、途中、縷々、町 長の言われた、町長も、いろいろ、ほの委員さんの認識とかいうのを、 81 なんか危惧されとったように思うんですけど、そういう危惧は、やはり、 あのう、今、あのう、国にしろ、県にしろ、他の町村にしろ、先ほど、 町長が言われたような1つの問題に対しての、その委員になる人の認識 と。認識というんを、ちゃんと、こう、「作文で出してくださいよ。」 と言うのが、1つの要件であるわけですんで、先ほど、途中、町長が縷々 言われた、あのう、病院について、いろいろ、こう、認識が甘いという ようなことにはならないように思います。で、他の、国なり県なり、各 市町村が、そういうことを、やっぱりやっているんで、やはり、あのう、 住民と協働という観点からしたら、当然、最終は、町長も、まあ、やる とおっしゃられておったんですけど、やはり、できるだけ、早い段階か らそういう住民の正しい見識のある人の意見というのも、まあ、する方 の仕事だからとかいうんでなしに、やはり、住民の意見、町外の方を言 っているんではないんです。ちゃんと町内の住民の方の見識ある意見を 入れてほしいと。そういうことが、住民協働ということにつながってい くと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。 それと、まあ、パブリックコメントについても、ま、そういうような、 ことは考えてみるんだというような話だったんですけど、まあ、町長が 意見が出んとか、出るとかいうんを、まあ、町長が判断するべきでは、 わたしはないと思います。やはり、町民に対して、ちゃんと、パブリッ クコメントの制度、これは、「総合計画」の中に謳われておるんだから、 これを常にやっていれば、町民もそういう意識も上がって来ると。そう いうふうにわたくしは考えますんで、当然、これも、やっていただきた いと思います。 次に、2点めの、審議会を、議決をするために審議会を開くと。これも、 町長いろいろ、こう、答弁していただいたんですけど、最終、町長は、 「上げるんにしろ下げるんにしろ、審議会をかけてやる。」と。最初、 あの、影治総務課長が、答弁していた中にありましたように、この順序 が逆になれば、当然、委員さんに決まっとうことを、また、審議しても らうと。で、もう、決まって、最終、議決して、最終決まっておるのに、 それをまた、委員さんに審議してもらうというのは、そういうやり方は、 委員さんにも失礼と思います。よって、これは、まあ、町長の答弁で、 了解をいたします。 次に、第3点めの、移住・定住問題についてですが、優秀な人材につい てのお話で、まあ、「県立老人ホーム」が、県の意向でなかなか売って いただけないと。そういうことで、止まっておるんだと。しかし、町長 は、その構想については、かなりの自信を持って、まだ、進める意志は 十分あるように感じましたので、やはり、町長が言うように、そういう 要綱なり、なんなりをちゃんと決めて、今後、粘り強く進めていただき たいと思います。 82 議 長 総務企画課長 議 長 由岐病院事務長 それと、1つめの「移住交流センター」についてですが、これについて も、やはり、いろいろ、こう、内容が、あの、この答弁だけではちょっ と、理解しにくいんで、今後、やはり、ちゃんと、ほのう、要綱いうん ですか、そういうんを、「移住交流センター」を設立しとんだから、こ ういうことをやるんだというような内容のものを、ちゃんとつくってい ただきたいと思います。 それと、次に、仕事の内容についてです。これについては、空き家につ いての情報っていうんは、先ほど、町内会と産業課が発信をするってい うような、なんかほういう話だったんですけど、ほのう、「移住交流支 援センター」の手からは、もう、離れるんですか。そこのところを、も う一度、答弁お願いいたします。 それと、わたくしが、さっき言よったんは、町長もおっしゃっておった、 今、問い合わせがある人らが、仕事とかいろんなことの情報もひっくる めて、問い合わせがあると。で、そういう問い合わせ来る方のニーズに 合わした情報を、ちゃんと、こう、収集をしなければならないと思いま すんで、これについても、やはり、「交流支援センター」ですか、「移 住交流支援センター」が、こういう手立てで、今後、やっていくんだと いうことが決まっていないのなら、今後、早急に、やっぱり、そういう ことも考えていただきたいと思います。 以上です。 影治総務企画課長。 先ほどの、あのう、情報提供の件ですけれども、結局、空き家情報が、 いちばん、ほのう、なんていうんですかね、来られる方にとっては、重 要な、ほの情報であるんですけれども、あのう、わたしどもの方に、空 き家が少ない。これは、まあ、議員、もう、ご存知のとおりなのですけ れども、で、その分の空き家が、まあ、どれぐらいあるかっていうのを、 ま、町の方で、把握していないと、ま、情報提供もできないので、それ の調査を、町内会に頼んでやると、いう意味です。で、それで、あのう、 空き家は、当然たくさんあるんですけれども、それを提供してくださる 方っていうのは非常に少ないということで、まあ、そのあたりは、あの う、今後の課題になっていこうかなと思いますけれども、一応、まあ、 そういう意味です。 木本病院事務長。 先ほどの、あのう、職員給与比率でございますけども、えーと、今、わ たしども手元で、ちょっと計算しまして、医業収益がですね、18年度 437,720,166円、給与費が 313,461,032円。こ れを割りますと、えー、71.61パーセントです。で、あのう、徳島 新聞に58.64ということで載っておるとすればですね、えー、これ は、あのう、病院事業収益全体で、割ったものになろうかと思います。 83 1 6 番 議 員 日和佐はどんなんですか。 由岐病院事務長 日和佐は、そのまま、あっておると思いますけども。 議 長 よろしいですか。それでは、北山議員の一般質問を終わります。 続いて 10番 山本議員の一般質問を許可します。山本議員。 1 0 番 議 員 10番 山本。梅雨半ばということで、うっとうしい日々が続いており ますが、本日は貴重な晴れ間であり、さわやかに晴れました。答弁の方 も、変化球のない直球一本の明確な答弁を伺いたいと思います。 それでは、本題質問に入りたいと思います。大きく分けて、2点伺いた いと思います。まず、はじめに納税について。納税については、国民と して当然の義務であるが、今日のように不景気な時代であれば、グチの 1つも出てくる心情もわかるが、人件費が自主財源に匹敵する本町にと っては厳しいが、今回、伺いたいのは、固定資産税の宅地の部分につい て、伺いたいと思います。美波町での町税の5割近い財源であり、非常 に大事な税金であると認識はしていますが、住民の方の関心も高く、町 内近郊であれば、税金を払うのに土地を売らなければいけないというよ うな冗談交じりも言われておりますが、わたくしも一夜漬けの知識であ りますが、税務担当の方は、苦労の多い中、大変ですが、今回は、ごく 一般的な疑問点としてお伺いいたします。 地価については、全国平均では、2年連続して上昇しているといわれて いるが、地方では、10年連続の下落であり、美波町でも、商業地で8. 1パーセントの下落と報道されています。その中で、当然、評価額も下 がるが、課税標準額が、約7パーセント上昇、一人歩きをしております。 3年毎の評価替えといわれ、7割評価ともいわれておりますが、課税標 準地は町内93か所と聞いておりますが、負担水準のばらつきの是正を 行っている段階であるから、ゆるやかに上昇するといわれていますが、 わかりづらいと思います。結論から申せば、過疎地となり、人口減、景 気後退という現状の中で、実勢価格いわゆる取引価格と税額の基礎とな る7割評価額とのギャップがあるのではないか。そういう点があること を思われますが、土地、また、税金が高いので、便利な土地、割安な都 市部への流出も考えられるのではないか。住みよいまちづくりという観 点からも、住民に対し、どのように説明しているのか。町単独ではでき ないしばりもあると思いますが、この状況は今後も続くと考えられるの か、併せてお伺いいたします。 次に、本町は税金の滞納徴収率が、県内「ワースト1」という不名誉な ものをもらっていますが、町長提案説明でも述べられていますように、 全庁体制で取り組むとのこと、評価したいと思いますが、どこに原因と なる根拠があるのかを見て、取り組んでもらいたいと思います。さて、 その滞納金を県滞納整理機構へと委託しておりますが、昨年度の委託件 数とその成果を示してほしいと思います。 84 議 長 税務保険課長 次に2点めに、小さい2点め、次に「ふるさと納税」ですが、午前中に も寺下議員の質問もありますので、できるだけかぶる部分は避けたいと 思いますが、了解を得まして伺いたいと思います。この制度は、最初は、 住民税から何パーセントかを、直接ふるさとへといわれておりましたが、 それでは税制上、都合が悪いということで、間接的ではあるが、このよ うな制度であると認識しておりますが、県をはじめ、各自治体が取り組 んでおり、基金創設あるいは条例化を考えている自治体もあるようです が、本町においては、観光の町として知られ、特にうみがめの来る町と して売れており、本町出身でなくても、町内外の人でもよし。「トライ アスロン大会」等を通じて、ホームページだけでなく、「広報みなみ」 とも言われておりましたが、パンフレット・冊子等を作成して、同窓会、 ふるさと会等に示せば、賛同も得られていくのではないか。使途指定も、 うみがめに対する環境保護に対しての保護対策事業、また、人材育成の ための奨学金の増額、美波町らしい独自の事業メニューを考えてはどう か、という点です。 また、この「ふるさと納税」に対して、条例化というようなことも考え ておるのかを伺いしますが、午前中の答弁でも「基金を創設する」と言 われておりましたので、当然、条例化という、なるかということをお聞 きいたします。 次に、2点めの産業振興策についてですが、このことについては、地域 資源開発の一環として取り組んでいます「すじ青海苔」の共同開発事業 は、どのように事業化に向けて進んでいるのか。本年1月21日委員会 後の詳細な報告がないが、共同開発の研究期間、覚書期間が、もう、過 ぎているようですが、生産供給体制、ものはできたが、さて、売る販路 はどのようになっているのか、お伺いいたしたいと思います。 山路税務保険課長。 わたくしの方から、議員ご質問の1点めの固定資産税についてでござい ますが、課税主体となります固定資産には、土地・家屋・償却資産がご ざいますが、土地、えー、特に、議員おっしゃるように、宅地について お答えをさしていただきます。 地価の下落によって土地の評価額が下がり、実勢価格も下落しているの に、課税標準は上昇しており、3年毎の評価替えといわれているが、こ の状況は今後も続くのか、というご質問でございますが、まず、土地の うち宅地に係る評価方法等について、ご説明をいたします。 固定資産税につきましては、地方税法第388条第1項の規定により定 められました「固定資産評価基準」に基づいて、総務大臣が固定資産の 評価の基準並びに評価の実施方法及び手続きを定めておりまして、市町 村長は、この「固定資産評価基準」によって評価を行い、固定資産の価 格を決定しております。この、「固定資産評価基準」によって評価算定 85 された価格が、固定資産税の課税標準となるべき価格、いわゆる評価額 でございます。 具体的には、価格は、売買実例価格をもとに算定した正常売買価格を基 礎といたしまして、商業地あるいは住宅地など利用状況に応じて区分を いたしまして、それを街路の状況、公共施設等からの距離などを考慮い たしまして、また、国の方が示しております地価公示価格、県が示しま す地価調査価格及び不動産鑑定評価額を活用いたしまして、1筆ごとの 評価額を算定しております。この宅地の評価額は、平成6年度の評価替 えから、地価公示価格の7割を目途に、均衡化・適正化を図っていると ころでございます。 さて、議員ご質問の、評価額は下がるのに課税標準額が上がるのは、何 故かと申しますと、同じ美波町内においても、地域や土地によって評価 額に対する税負担に格差がある、たとえば、同じ評価額の土地であって も実際の税額が異なるのでは、税負担の公平の観点から問題があること から、平成9年度以降、評価額に対する前年度の課税標準額の割合、す なわち負担水準の均衡化を重視する事を基本的な考え方といたしまし た調整措置、いわゆる負担調整措置が講じられてきましたが、平成18 年度以降も、これを促進する措置が講じられております。 具体的には、負担水準が高い土地は税負担を引き下げたり、据え置いた りする一方、負担水準が低い土地は税負担を引き上げていくしくみとな っております。 したがいまして、地価の動向に関わりなく、全ての土地の税額が上がっ ているわけではなく、税額が上がってるのは、地価が上昇している場合 を除けば、負担水準の低い土地に限られております。このように、現在 は税負担の公平を図るために、そのばらつきを是正している過程にあり ますことから、税負担の動きと地価動向とが一致しない場合、つまり、 地価が下落していても税額が上がるという場合も生じてまいります。 また、3年毎の評価替えにおきましても、この負担水準が住宅用地の場 合ですと80パーセント、住宅用地以外の土地ですと60パーセントに 達するまでの間は、評価額が下落をいたしましても、課税標準額、税額 を計算する基礎となる額でございますが、これは、前年度の課税標準額 の5パーセントが加算されることとなりますので、税額は上昇すること となりますが、これは、制度上の仕組みでございますので、ご理解賜り たく存じます。 次に、昨年度の滞納整理機構への委託件数とその成果 でございますが、 平成19年度分といたしまして、昨年6月1日付けで、18年度からの 継続分を含めまして、5件を移管いたしております。移管した滞納額が、 本税で 4,197,200円、督促手数料等の附帯金が 13,10 0円の合計 4,210,300円でございます。 86 議 長 総務企画課長 そして、去る6月1日に機構から、この19年度分の返還を受けたとこ ろでございますが、収入済額が、本税で 2,729,938円、督促 手数料等の附帯金が 3,000円でございまして、本税の収納率は 64.8パーセントとなってございます。 また、平成19年度分の滞納整理機構に対する負担金は780,000 円でございますので、負担金以上の収納額が確保されたところでござい ます。 また、参考までに申し上げますと、平成20年度は、移管件数同じく5 件でございまして、うち1件は19年度からの継続事案でございますが、 機構に引き継ぎいたしました滞納額が、本税で 5,469,065円、 督促手数料等の附帯金は 374,600円、の合計 5,843,6 65円でございまして、本年度の負担金につきましても、780,00 0円となってございます。 以上でございます。 影治総務企画課長。 わたしの方からは、「ふるさと納税」と、産業振興策について、ご答弁 させていただきます。 まず、 「ふるさと納税」制度への対応につきましては、午前中の寺下議員 の一般質問で、答弁いたしたとおりでありますので、説明を省略させて いただくことを、ご了解いただきたいと思います。議員が提案されてい る、特色ある、使途指定、いわゆる、まあ、政策メニュー的なもの、そ れから、基金の条例化については、その方向で進めていく所存でありま す。 次に、産業振興策について でございますが、昨年の10月から開始い たしました「田崎真珠」との「すじ青海苔」の共同開発研究事業につき ましては、昨年度、試験培養研究を通して、生産技術の検証や試供品の 提供及びアンケート調査を実施し、安定的生産と品質的にも高い評価を 得るなど、一定の成果を得ることができました。 議員おっしゃった1月21日の委員会後の経過について、報告が、まあ、 無いというようなご指摘でございましたが、3月議会の諸般の報告にお きまして、引き続き、 「田崎真珠」との共同研究を継続していく予定であ りますというふうに、まあ、諸般の報告をさしていただいております。 で、今年度につきましても、4月1日に「田崎真珠」と、再度、覚書を 締結いたしまして、「すじ青海苔」の「共同開発研究協議会」を組織し、 引き続き、共同研究に取り組んでいるところでありますが、今年度から、 事業の評価検証を、商工会の経営指導員にお願いし、事業効果や効率性、 産業化に向けての評価をしていただくことといたしており、地域産業と して展開させていくための基礎固めを、行っていきたいと考えておりま す。 87 議 長 10番議員 現在、進捗状況及び今後の取り組みにつきましては、去る6月12日に 培養タンクを2基追加設置し、合計4基の培養タンクを用いて、試験培 養生産を開始したところでありまして、今後、試験培養生産を通して、 生産供給体制構築のための実証調査や販路の開拓等を行ってまいりたい と考えております。 生産供給体制につきましては、生産量・人件費・コスト等の検証を行い、 企業体を第三セクター方式にするのかどうか等につきましても、検討し てまいりたいと考えております。 また、将来的な販路につきましては、市場ニーズや流通ルートの調査、 販路の模索を行うとともに、昨年度実施したアンケート調査、求評でご ざいますが、において寄せられた料理提案等を参考に、 「道の駅」や町内 の食品加工品店など、地元商業との連携による新製品の開発など、単な る一次産品として卸しで販売するのでなく、付加価値を高めた新しい地 場の特産品として販売の検討を考えておるところであります。 また、すでに、取引の申し出のあった、ある海藻仕入れメーカーとは、 試験的な販売取引を行うことにいたしております。こうした大手メーカ ーへの売り込みなど、幅広い販路開拓に積極的に努めてまいりたいと考 えておるところであります。 以上、 「すじ青海苔」の事業化に向けた現在の取り組みを、簡単に、ご説 明申し上げましたが、小さくても魅力ある美波町を目指しまして、「す じ青海苔」という地域資源を活かした、新しい地域産業としての展開を 図っていくための地固めを、確実に、また、着実に行ってまいりたいと 考えておりますので、ご理解ご協力賜りますようお願いいたしまして、 答弁とさせていただきます。 山本議員。 再問に移りたいと思います。まあ、納税について。まあ、課長、まあ、 国の制度であるけん、まあ、なかなかできにくいということが言われて おりました。まあ、この件について、まあ、町のトップである町長に、 簡単明確にお伺いしたいと思います。最終的には、「総合計画」にも関 連して来ようかと思いますが、えー、このあと、同僚議員も指摘してお りますように、要は、7割評価といわれているが、少しずれている、い わゆる高いのではないかという点でございます。住民のみなさんは、 「合 併をしたからではないか」というようなことも言われておりますが、今 後、まさか、税率を1.4から上げるというようなことはないとは思い ますが、評価額が不透明であるように思われます。長期的に考えれば、 むしろ、ある程度、評価額を下げることにより、わが美波町で家でも建 てて、高規格道路もできれば、えー、都市部への通勤者も増えていくの でないか。この点について、まあ、ある程度、むしろ、思い切って評価 を下げるというようなことも考えられるが、この点について、まあ、な 88 議 町 長 長 かなか、税制面だけでは、田舎で暮らすいうことも考えにくいが、ほの 点をお聞きしたいと思います。 この「すじ青海苔」については、まあ、なかなかほこまで、販売まで至 っていないというようなことは、言われておりましたが、まあ、一応、 まあ、わたくしの、まあ、提案となるが、まあ、「道の駅」また、「道 の駅」を販売元にしての全国版、あるいは、3町が、今、取り組んでい る「がけっぷち隊」のインターネット販売、あるいは、漁業組合の委託 とか考えられますが、まあ、これは、ひとつの、まあ、わたくしの、ま だ、ほこまで至ってないということで、提案とさせていただきます。 藤井町長。 自席から失礼します。 まず、「ふるさと納税」ですが、これは、まあ、こういうことを地方政 府に、この、過疎町村で悩んでいる税源不足、三位一体改革に進む中で、 やったわけであります。えー、権限委譲はあって、事務は増えてもです ね、税源がついてきません。わずかに大きく改正になったのは、所得税 10パーセントはまけるけど、その分は税源移譲として、所得税はとら んかわりに同額を住民税で取りなさいよと、町村長に言われても、われ われのように、所得でですね、所得税を払うほど、いわゆる給与所得体 系とか、あるいは大きい配当所得をもらってる人っていうのは、少ない 町村にとっては、あの制度というのは、「逆に住民税上がったでないか」 と。まあ、4月以降、いろんな直接、苦情も受けてるところであります。 しかしながら、相対としては地方に…。 さて、「ふるさと納税」は、本来的には、やはりですね、えー、大都市 に人口・産業が集中してるところから、いわゆる国税で取り上げて、そ して、地域再配分をすることが、地方交付税の本来の姿であります。国 からもらうんでなくて、われわれの本来の地方固有の財源で、それが、 大蔵、国の財政が行き詰まって、社会保障費と、地方財政対策費の地方 交付税が、いちばん一般会計けしからんということで、田舎へ行ったら ですね、えー、使ってない美術館があるでないかと。こういうようなこ とを言われて、久しかった。で、まあ、そういう中で、中とってですね、 えー、ふるさと…しかし、税本来の姿から言うと、固定資産税にしても、 住民税にしても、「応能と応益」で、税金を課税しとるわけです。で、 ふるさと、美波町をふるさとにして、都会で一所懸命やりよる人は、そ こで、いろいろ生活の安全、ゴミとか、消防とか、医療も受けてるでし ょう、東京とか大阪で。で、そこは、ぶちほっといて、こっちへかえる というのは、得手勝手な話であって、で、まあ、実は、それ全部取り上 げると。そうなってくると、人口と税源の…ってる東京都知事とか、大 阪は「何、言っとんな。」と。「田舎から来た人は、お前、ここへ来た って、お前のゴミとりに…。」ま、ほういうことは、一緒に起こる。わ 89 が町についてもですね、せっかく移住で来てもですね、「わしは大阪で 世話なって、大阪で嫁さんも子どももおるんじゃ。ここへ、こっち来て 蛍取りようけんど、実際は、わしは向こうへ戻すわ。」と。こいうこと もあってですね、双方、…の条件があります。阿南のような、工業地帯 でありましてもですね、働いてる工場長はですね、えー、日曜日、たま に日曜日は郷里へ帰るけど、住居は向こうであります。あるいは、日和 佐町で税金もろとっても、徳島で住む人もおるやわからん。徳島市長さ んとこ払う分こっちへ戻してくれって。なかで、タバコは…。だから、 そういう側面もあります。で、要するに、わたしどもは、しかしながら、 自治体の代表の改革派を任ずる知事数人が、こういうこともってういう ことで。実は、半面、両面の面があります。両面。で、「わしは今、こ こで、百姓して苦労しよる…、孫は東京でお世話なっとる。」と。「あ すこへも税金払うとかなきゃいかんかなあ。」ということもあり。です から、郷里って言っても、郷里以外のこともある。だから、こういう地 方制度をやるときに、「タバコはうちの町で買いましょう。」ちゅうこ とでやってもですね、みんながそうなったら、どうなるかと。で、やっ ぱり、まあ、そういう原理原点の問題があると思います。だから、東京 都知事はけしからん。大阪府知事はけしからん。田舎の優秀な人材と、 素晴らしい工業が集積して、そこでやっておる。で、まあ、あれが、「ほ んなことは間違っておれへんか。」と、「国は」と、こう言った時に、 なじれない面もあります。で、わたしどもも、やっぱり、都会で、素晴 らしい高度な教育を受けて郷里へ帰って、また、働くということである んだけど、それが、なかなか、行きっ放しで、戻って来れないと。まあ、 そういう前段がありますので。えー、端的にって言いますけども、「ふ るさと納税」については、わたしどもは、過疎町村にある人は、ほら、 ふるさと一所懸命思うてですね、涙しながら、やってくれてる人もおる と思いますけども。わたしは、やっぱり、そこは、やっぱり、進んでで すね、この納税制度が無うても、ふるさとにお世話になったっていうこ とで、寄付するという今までの状態もあります。で、そこで、まあ、国 の制度として、できましたわけですから、大阪の知事が言ってるように、 「このことは、くそんたたんて言よったんでは、首長の通信簿になるや らわからん。」という言葉があります。 そこで、わたくしは、あのう、思いますのは、制度として、基金を設け てですね、そして、まあ、もちろん寄付する人のご意向を、に沿いたい んですが、やっぱり、税源、税制セットにするんだったら、「これにし てくれ、これにしてくれ。」って言いますと、かえってご迷惑になる面 もありますから。できましたら、広い意味でですね、「環境とか、まあ、 地域の振興にお役立てください。」というんでないと、少なくても、「わ しの先祖なる墓周辺をどないかならんか。」とかね、そういうことにな 90 ってまいりますと、かえって、その本来は税制だのに、使途を特定する と。「なんかを寄付するから、なんぞくれ」と。こういうことに相成っ たんではですね、かつて、町有林とか、村有林をですね、山に買うても らいたいちゅうて、おみやげいっきょったけど、おみやげも、都会へ送 るんに行き詰ってしまうっていう町村もありました。そういうことも考 えなきゃなりませんので、将来的には、やはり、地方交付税等を中心と した、いわゆる、あれは、国からおこぼれをいただいてるんではないん です。もともと、こういう田舎には、工場も無いところでは、やはり、 あるところへ行って、それを所得の再配分するっていうことで、長いこ とやってきた。たまたま、国家がやっていけないから、地方交付税けし からん。公債、あのう、社会保障。まあ、ほういう中で、現れたんで、 けして、まあ、この問題についてはですね、100パーセント歓迎する もんではありませんけれども、制度として生まれた以上は、やっていき たい。だから、できたら、大阪とかですね、この上灘出身の人で、ずい ぶん成功してる方もいます。その人に、「お前成功したんだから、こっ ちいね、寄付せえ。」と。なかなか、強要、物乞いをするようなことで は、いけないとこもありますので、「ふるさとがんばってるんだ。」と いうようなことを、「ふるさと会」なんかも立ち上げてですね、そうい う中で、やって…。単に、ホームページでですね、流しっぱなしでです ね、「わたしの郷里へ、がんばってます、お金ください。」というだけ でなくて、やっぱり、ここの美波町をふるさとにして、京阪神あるいは 関東で、あるいは、外国で、がんばっておられる方々にも、やっぱり、 ああ、よかったと思える状態でないといかんと。自分が困った時だけ、 「銭こっちへ送れ。」と。こういうんではいかんと。こういう認識にの っております。ただ、制度としてできましたから、がんばってみたいと 思っております。 それから、「すじ青海苔」の件につきましてのご提言ですけども、すで に、もう、産物としては成功しております。で、品質としては、管理型 で、バイオテクにした、やった…ですが、えー、一説によると、吉野川 の「すじ青海苔」よりも、四万十よりも、品質はいいと。で、しかも管 理型で、できる…。そういう求評は得ております。で、ついては、道の 駅を母体にって言うけど、実はですね、乾燥ベースで1キロ、今、8, 000円で、できます。できたら、お金だけ、投下経費に対する回収と いう意味でやるならば、実は、まあ、もう、すでにご案内したとおり、 月3べんできますから、そして、12か月全部できません。日照の弱い、 2か月ははずして、まあ、10か月としましてもですね、かなりの生産 ができる。わたくしは、当初、20年度においては、この新しい年度に おいては、1トンぐらい、つまり、1トン、キロ当たり8,000円で すから、あるいは10,000円ですから。実は、もう、投下経費をむ 91 しろ回収するならば、吉野川のいわゆる「海苔組合」あるいは、高知の その、四万十の海苔の仲買の方で、時価ではないけど、その素材として …。そのまま、持って行ったら、まあ、お金は儲かるんですけども、実 は、わたくしは、そのことでなくて、「四万十の海苔」っていうんを「美 波町の海苔」という町のそのグレード性、宣伝性、それを、まあ、大事 だからということで、今、まあ、思案しよるとこでありまして。 ご提案のですね、えー、「道の駅」を通じて売ることもええけど、3パ ーセント取られたら、元が無くなると。こういうようなことになっても 困る。で、そういうことで、できれば、えー、非常に、みんな、ええと、 あそこの真珠「田崎」さんの、非常に、社会貢献型のお気持ちで、共同 研究して、向こうの開発した投資施設を利用させてもらっておりますの で、できたら、「田崎」の曰くは、やはり、美波町にもこんなもんがで きるという宣伝性が1つと。もう1つ、投下した経費を取り返すという 意味では、まあ、今後、ご意見を聞いていかなきゃいけないんですけど、 小売より、ある程度、卸し、中卸し的にいかないと、採算が難しいんじ ゃないかなあと思っております。で、「道の駅」で、20グラムとか、 これぐらいの袋にしてするのもええんですけど、それにする商品化する ための手間と、材料費と、人件費よりも、いっそ、ちょうど幅30セン チで、古い洗濯機で、こう、したような状態で、座布団みたいに出てく る状態で、ポンと8,000円で売ると。で、今後の、まあ、あのう、 長くなるって悪いんですけども、詳細いうんはですね、そういうことを 見極めて、半分ぐらいはグレード性で、宣伝で、まあ、道の駅を中心と したり、漁協をとか、まず、婦人会とか、こういうとこでええんだけど、 たいそうのお金については、あのう、まあ、2割引ぐらいで、…。で、 それについては、関東でもう、買い手はつくと。こういうような状況で あります。せっかくのご提言でございますので、そのう、投資回収に上 げる以外の部分については、町の宣伝とか、あるいは、婦人会もですね、 新料理としてどういうものができるかも、今、しよんですけども、ギョ ーザやってみたところが、もう、すでに高知ができとったとか、まだ、 あのう、まあ、情報も不足なんで、そういうこともやっていただいてお ります。それから、地場でもできるだけ、「日和佐青海苔」と使ってい ただいたら、町民には、まあ、何割引かで還元するとか、みんなが誇り にして、やっていくと。で、たいそうこれについては、だから、ご意見 は聞きますけども、やっぱり、投下経費は早めに回収するという観点で。 で、もうひとつは、あのう、そう言いながらも、遊んでる方々の遊休労 働力を時給800円でも900円でもですね、外ノ牟井域で働いてもろ てですね、1か月きて、まあ、80,000でもなったという状態は、 ひとつ作り上げたいと。そういう意味においては、そのまま、ポーンと もっていくんでなくて、やっぱり、加工すると。まあ、いう中間製品、 92 それも一法かなあ…とこれは、わたくし個人で考えておるとこでありま す。 で、次に、評価についてはですね、この制度については、先ほど、税務 課長が言いましたように、一応、評価額課税なんですね、本来は固定資 産…。しかし、まあ、負担水準のことがあってですね、で、おおよそ8 掛け6掛けについた場合は起こらんのですが、当分これが続くかってい いますと、…そうですね、あのう、評価額イコール課税標準額ちゅうん が、いちばん望ましい姿ですけれども、まあ、地価がこんだけ下がって きておりますから、それは、まあ、近いうちになるだろうと思っており ます。ただ、えー、固定資産税制を、今、標準税率地方税法で定めてお る標準税率で賦課しておりますけども、ほれを下げることによって、人 口…になるかっていうと、そうではありません。で、美波町全体がです ね、評価額いったって、全体評価して、わたし評価さしてもらったら、 300億円しかないんですね。「日亜」がちょっと工場取ったって、3 00。それぐらいでございますので、これで、評価額、税金をただにし たら、人が増えるかっちゅうと、固定資産税は下がってもですね、償却 資産とかですね、土地については下がってもですね、本来、家屋につい ては、減価償却…下がっていっきょりますから、耐用年数、劣化します から。で、そういうようなことも考えなきゃなりませんので、簡単に土 地税制として、単に、役場の固定資産税、宅地にかかる固定資産税だけ をですね、今、下げるということは、これはむしろ、問題があって、む しろ、不均衡是正。不均衡是正を是正することによってですね、時価よ りも高いような課税標準額はですね、いただけんちゅう問題があります。 それから、おんなしところにおって、おんなしような、状況類似地区の ところにおって、課税標準が差があるというんがある。それ、山路が説 明しましたように。 長くなりました。で、今、実は、固定資産税っていうんが、いちばん、 わかりやすい地租だったわけですね、税制の時に。評価額かけるなんぼ だから。簡単にできた。今は負担調整がある。で、この負担調整は、国 の制度として続く限り、役場として、ある町長だけができません。ほれ から、もう1つ、勝手にしよるようですが、国も実は、総務大臣は、評 価を3年ごとの評価替えにあたっては指示すると。今、指示っていう言 葉はつけませんが、指示平均価格。徳島県の徳島市はこれぐらい。こう いうのが、きておりました。それに基づいて、一応、標準地点をつくっ て、売買実例…、…をやって、評価をしておる仕組みになっております ので、えー、せっかくのご提言でありますのですが、宅地についてを、 税金を下げるとか、税率を下げるとか、評価を下げることによって、定 住っていうのは、むつかしい。むしろ、これよりは、逆に不公平のある 部分についてはですね、今後、地物地形の道路ができたであるとか、あ 93 議 長 10番議員 るいは、市街地の整備ができたであるとか、あるいは、そうでなくなっ たというようなことによってですね、その、必ずしも、かつてやった売 買実例価格から、なしたことについて、不均衡がある…。これについて は、評価委員の、また、いろんなですね、ご意見も聞いてですね、やり ますが、基本としては、国の、もう、根幹の施設でありますので、町独 自で、これを標準税率を上がる場合があるやらもわかりませんが、下が るということについては、できにくいと。これは、やってはならないだ ろうと、こういうふうに思っております。不公平感覚を、直していきた いと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思っております。 えー、あと、償却資産につきましてもですね、実は、んー、まあ、本当 は、課税漏れと言っちゃあ、言葉は悪いんですけども、X線のレントゲ ンとか、ああいう、高額な何千万もする償却資産があるけど、これにつ いては、実は、どこの町村も民間の病院、まあ、公立は非課税ですが、 まあ、そういうようなこともあるし、あるいは、われわれの生産用具で ありましても、農家においても、漁家においても、何千万とする償却資 産がありますが、これについては、課税権を行使してないという、ある 面での、課税保留。課税の保守性という面もあることも、ひとつ、ご理 解を加えて、これが正しいとは言いません。えー、まあ、それから、農 村地帯におけるハウスにつきましても、いろいろ、基礎でやって、家屋 とみなさないもんについてはですね、小屋扱いをしてですね、えー、や ってるとか。いろんな、そのう、農村地帯における固定資産、つまり、 土地家屋償却資産。償却資産については、いろんな問題があると。まあ、 そういうようなことも、勘案していかなきゃなりません。ただ、一口に 言えることは、漁業用、農林、農業用、こういうことについての大規模 償却資産について、大きな償却資産については、法人組織以外について は、今のところ、課税の保留態度、課税の保留ちゅうのはあるんですが、 保守的態度で臨んでおって、むしろ、課税をしないことによって、ひと つ、お使いくださいちゅう状況が、病院のX線の、等々の高度医療器具 についても、魚網についても、われわれの農具につきましても、そうい う面がございます。まあ、そういうことも、総合的に勘案の上、税源不 足の中で、がんばっておりますけれども、歳費節減に努めると同時に、 この、土地については、不公平感覚だけをなくしていくっていうことで、 がんばっていきたいと思っておりますので、極めて長いんですけども、 これは、ひとつ十分ご理解賜りたいと存じます。 山本議員。 先ほどの、まあ、町長、固定資産税のことですが、まあ、税率を下げと は、言うてない。ほの、固定資産税、評価、あのう、評価額を下げ言う ていよった…。まあ、ほんで、まあ、最終的には、これ、もう、トップ のね、政治的判断であると思いますので、まあ、よろしくお願いします。 94 議 長 ほんで、よろしいですか。えー、山本議員の一般質問を終わります。 議事運営上、小休いたします。 (時に14時48分) (時に15時06分) 議 長 7 番 議 員 再開します。引き続き、7番 戎野議員の一般質問を許可します。戎野 議員。 わたくしの質問でございますが、えー、同僚議員の方が、ほぼよく似た 質問をしていただきましたので、なるべくそれらを省きながら、また、 町長が詳しく答弁が網羅されておりましたので、まあ、将来の取り組み 等について、具体化に絞りながら質問を重ねてまいりたいと思います。 まず、1 点めの交流人口の促進及び定住促進への支援整備について、と いうことで、その中の「移住交流センター」の取り組みについて、でご ざいますが、この件についても、北山議員が、詳しく質問をされました。 まあ、あのう、すでに、美波町としても多目的集会所や公民館をリフォ ームして、安い使用料で滞在空間を提供していこうと、まあ、すでに木 岐奥の公民館や、このたび完成いたしました東由岐町内会の津波避難施 設「漁火の家」の建設とか、そして、それらを指定管理をしての委託管 理で、民間活力を地域おこしに生かそうと取り組んでいることは、大変 素晴らしいことであると思っております。 また、新たな「美波町総合計画」の「定住環境の整備」の中でも、U、 また、JIターンの促進ということで、空き家情報の収集と情報提供体 制の構築、そして、 「移住交流支援センター」での支援内容の充実による 交流・移住人口の増加、また、移住お試し滞在施設の整備と移住体験希 望者への支援充実等、非常にそういうことに基づいての、短期・長期滞 在から定住に向けて、美波町総務課の「移住交流センター」を活用しな がら、先進的に取り組みを始めようということは、大変喜ばしいことで ございます。 まあ、あのう、町のホームページでも見ましても、空き家の賃貸及び売 却情報を提供して、あとは当事者で話し合いを進めるというようなこと でございますが、すでに、神山町でのNPO法人でしたか、 「グリーンバ レー」が取り組んでおられますように、今後、後々まで、地域で生活者 を補助していけるようなNPO組織の育成、情報の連携を、まあ、進め ていってはどうかということでございます。神山のNPOでは、家主の 理解と居住のための環境整備、荷物の片付け、請負までを視野に入れて、 移住者をフォローしていくという、また、すでに取り組んでおられます ようなワークインレジデンス事業として、起業者を優先に空き家を探す 95 などの取り組みを強め、人口増・地域活性化を進めております。 「まあ、この定住化については、先ほど町長の答弁にもございましたが、 優秀な人材を活用して、就業までも視野に入れてフォローしていくとい う、非常に積極的な姿勢でございますし、また、町長も詳しく答弁の中 で、地域おこしを、まあ、きちんとやっていくと。総務課長も町施策の ほとんどが、定住促進と産業の再生であると申されておりました。まあ、 先進地に学びながら、独自の短期及び長期の体験型滞在から定住化への 取り組みについて、さらに具体化を進めていっていただきたいと思って おります。えー、この点については、答弁の中で「移住交流センター」 の取り組みの概要について詳しく述べられましたので、まあ、具体化に ついての定住化が取り組んでいただきたいということで、まとめていき たいと思います。 2点めの、耕作放棄地への農住移住のあっせんについてでございますが、 これも、あのう、耕作放棄地ということで、川尻議員が質問で述べられ、 また、回答がございました。まあ、あのう、すでに65歳以上が地域に おきまして、50パーセントを超え、共同体の維持が危うくなったとい う、いわゆる「限界集落」が、県内に山間部を中心に、まあ、約430 余りあるということが、報道もされておりました。その集落を支えてき たのが農林業であり、その担い手が高齢化と後継者不足のために、今、 耕作放棄地が増え続けるという状況が生まれております。安定した兼業 農家、また、就農も困難なために、小規模農家は、もうすでに、成り立 たなくなっております。そこで、あのう、先ほどの耕作放棄地が、まあ、 60ヘクタール当町では、約、あると。その中でも中山間地区に限れば、 まあ、放棄地はほとんどないという担当課長からの報告がございました が、やはり、町がこういった将来においてですね、今後、将来において、 考えられる施策として、「町」が、中心となって、まあ、「JA]とか、 土地の貸出・あっせんをですね「農業委員会」との3者で連携して、定 住化希望者に対して、「移住交流支援センター」の情報を共有しながら、 空き農地の借受や貸出に取り組めないかということでございます。今、 今日では、農業者以外に農地の売買が困難な現状においては、たとえば、 空き家の情報と同じように、 「就農支援センター」を立ち上げて、就農を 条件に、定住希望者に農地の賃貸借の仲介と就農支援で、まあ、中山間 地域の活性化を図っていくべきでないかということをお尋ねしたいと思 います。 そこでですね、定住化を希望した場合に、まあ、先ほど、山本議員の質 問にもございましたが、旧、この日和佐町の土地でも評価額が高く、よ って、購入してもですね、維持する固定資産税が高いという、異常な、 そういった印象を持つ住民が増えてきたという指摘もございましたよう に、やはり、市街地の住宅地購入で、もう、都市部、まあ、近隣では、 96 阿南市や羽ノ浦町と変わらぬ地価とのことで、便利な都市部への転出を 招いているのではないかという点でございます。まあ、あのう、固定資 産税の評価基準となる課税標準額を決定する際、基準値を選んで、国が 決めた路線価を決定する際に、市町村長が評価委員の意見を具申する際、 えー、売買の実勢価格と土地課税台帳の登録価格がかい離しており、適 正な価格となっていないために、地価が下落しているのに、土地の固定 資産評価額が実勢価格を超えているという現象が見受けられるのではな いかと。先ほどの答弁にもございましたが、この件に関しては、すでに、 最高裁が、平成15年の6月26日の判決で、 「評価額が実勢価格を超え れば、違法である」との判断を示しております。まあ、あのう、県内の 基準地価の9年から10年の下落ということで、発表がございましたが、 土地が下落しているとの状況なのに、先ほどにもございましたように、 固定資産税が上がってきているのには、まあ、納得はできないという印 象を、住民が非常に持っていると。また、逆に、地価がいかに上昇して も、その収益性が少しも増大しないのにもかかわらず、周辺の地価上昇 を理由に、評価額が引き上げられるということの不合理は、明らかで、 このような不合理な結果を必然ならしめる、現行固定資産評価基準は、 価格の解釈を誤ったものではないかという、これに基づく土地の評価額 及び課税標準の決定は、納得できかねるという声を、わたしも聞きまし た。 また、課税標準額にかかわる負担水準に加えて、負担調整率など、非常 にわかりにくい税になっており、まあ、あのう、条例で定められている 税率とはいえ、理解を十分得られていないのではないかと。まあ、職員 も十分理解して、町民にわかりやすく示すことができるのかというふう な懸念をいたします。町が十分な説明責任を果たし、定住化のための土 地の利用や売買促進につなげていってはどうかという点だけをお聞きし たいと思います。 ふるさと、2点めの大きな「ふるさと納税制度」について は、先ほど、 同僚議員が、詳しく説明を求め、また、回答がございましたし、その仕 組み等についてはもう、質問も重なってきますので、省きますが、まあ、 目的や、寄付の目的・使途を明確にして、まあ、制度の条例化を、今後 も進めていってほしいという点は同じでございます。まあ、しかしです ね、あのう、この納税制度について、まあ、各地の取り組みの中で、特 産品の贈呈など、自治体間の奪い合いの様相を、今後、呈しないかとも、 非常に心配をいたします。 また、 「ふるさと納税」を利用する人は、利用しない人よりも、安い納税 額で、居住地の住民サービスを受けられることになるという、 「受益者負 担の原則」、いわゆる行政サービスの対価として納めるべき地方税の「受 益と負担」、先ほど、町長は「応能と応益」という説明をしていただきま 97 議 長 総務企画課長 したが、そのバランスという大原則を損なう心配が出てこないかという 点でございます。 えー、これらの憂慮すべき点を踏まえた上で、町独自の特色ある「ふる さと納税」への取り組みをお願いするしだいでございます。あと、同僚 議員が、すでに質問し、重なる部分がありますので、この点を含めて、 質問に代えさせていただきます。お願い申し上げます。 影治総務企画課長。 わたくしの方からは、交流人口の促進及び定住促進の支援整備について の「移住交流センター」の取り組みについて と、 「ふるさと納税」制度 について 答弁をさせていただきます。 まず、はじめに、「移住交流支援センター」の概要でございますが、「団 塊の世代対策」の一貫といたしまして、徳島県と市町村が連携して、移 住促進に取り組むことを目的に、平成19年度から設置・登録を進めて いるものでございます。美波町では、昨年10月に1日で、登録をいた しております。現在、当町以外に徳島県下で登録をいたしておりますの は、美馬市、三好市、那賀町、神山町、勝浦町の2市3町となっており ます。 次に、取り組み状況でございますが、まず、移住に際して必要となる空 き家を、町のホームページで紹介することに取り組んでおりますが、空 き家情報につきましては、日和佐地区では取り組んだことがなく、由岐 地区で1件しかない状況でありました。そこで、町内の空き家提供をし て頂くため、昨年11月に町の広報紙による募集を行ったところ、今ま でのところ、4件の申し出がございまして、うち3件について、現在ホ ームページで公開しているところでございます。 参考までに、昨年、 「移住交流支援センター」を設置してからの移住に関 係する問い合わせにつきましては、北山議員にお答えしたとおりであり まして、全体で19件、そのうち15件が住む場所の問い合わせであり まして、現地を見学されたのは、そのうちのまた10件となっておりま す。 現在、空き家物件で成約に至った事例はありませんが、空き家見学後に、 不動産会社を通じて、借家を借りて移住に至ったのが1件、4人でござ います。また、最近では、空き家見学後、日和佐地区に移住したいとの 方がおられ、現在、借家、就業先について目途が立ち、7月初旬には移 住される予定ともなっております。 このように、実際窓口を設置してみますと、住む場所の問い合わせが多 いのですが、残念なことに、空き家物件が少なく、また、多様なニーズ を持たれた方が満足する物件とはいえない状況にございます。そこで、 空き家調査を実施いたしまして、眠っている地域資源ともいえます「空 き家」を洗い出し、提供できる空き家物件を増やすことができればと考 98 えております。この調査につきましては、由岐地区におきましては、平 成18年に町内会長を通じて、すでに実施されておりますので、今回は 日和佐地区を重点的に行うことといたしております。調査では移住事業 への理解を頂くため、できるだけ地域の方々にご協力頂くという形で、 町内会等の各種団体にお願いできればと考えております。 次に、短期滞在及び長期滞在についてでございますが、お試し滞在施設 として、今年2月から旧の南阿波サンラインモビレージの改修を行い、 2棟が完了いたしております。20年度の改修事業費につきましては、 今議会に予算計上させて頂いているところでございます。改修について、 本年度末で完了し、21年度からは本格的な受け入れを行うこととなり ます。受け入れに際しましては、各種の体験ツアーも取り入れて行えれ ばと考えております。 このように移住交流支援にあたっては、地元との交流事業、体験事業、 あるいは観光事業等に至るまで、幅広い分野との連携が必要となること から、他の市町村では、NPOに業務委託、先ほど議員がおっしゃられ た神山町のNPO法人の「グリーンバレー」とかもありますので、今後 は、地域の各種団体や民間事業者、NPOとの連携はもとより、業務の 一部委託も視野に入れまして、まあ、研究を進めてまいりたいと思って おります。 次に、 「ふるさと納税」ですが、重なる部分はご容赦いただきまして、先 ほど、町長が申しましたように、地方格差は、本来地方交付税で措置す べきものというふうに、まあ、原則考えていますし、自治体間の税の取 り合いになるのは好ましいことではないとも考えているところから、寄 附金の使途の明確さでありますとか、それからまあ、基金条例の制定に つきましては、議員おっしゃるように、その方向で進めていく所存であ ります。 後段の「ふるさとの特産品等の贈呈」につきましては、まあ、議員おっ しゃられとうように、わたしどもの方も、あのう、いろいろ苦慮してお りまして、平成19年10月に出されました、総務省の「ふるさと納税 研究会」の報告書の内容の一部を申し上げたいと思います。「寄附を集 めるため、地方団体が寄付者に対して特産品などの贈与を約束したり、 高額所得者で過去に居住していた者などに対して、個別・直接的な勧誘 活動を強く行うなど、「ふるさと納税」制度を乱用する恐れへの懸念も ある。過度な乱用を防止するため、一定の制度的措置を講ずる必要があ るとの意見もあった。しかしながら、このような事態は、基本的には各 地方団体の良識によって自制されるべきものであり、懸念があるからと いって直ちに法令上の規制の設定が必要ということにはならないと考 える。各地方公共団体の良識ある行動を強く期待するものである。」と いう報告のくだりもあることから、この点をも、勘案いたしまして、い 99 議 長 産業振興課長 わゆる報償的なPRは、現在のところ考えておりませんので、ご理解賜 りたいと存じます。なお、あのう、近畿圏には海部郡の上灘地区出身の 方が多いことから、「ふるさと会」などを通じて、「ふるさと納税」に関 心を持っていただくような方法をも考えてみたいと思います。 栗林産業振興課長。 えー、わたしの方からはですね、まあ、関係機関・団体との連携のもと、 移住希望者への、まあ、農地の貸出は可能かというようなことでござい ます。えー、まず、いろいろな、まあ、ケースが考えられるわけでござ います。えー、まず、最初に、 「市民農園制度」についてでございますが、 これは、17年の9月に農園の開設主体の拡大を、まあ、内容とする「特 定農地貸付法」が、まあ、改正されてございます。農業者は、もちろん のことでございますが、町・農協・企業などがですね、この、農園を開 設できるようになってございます。えー、都市住民がレクリエーション の目的なんかでですね、小規模の農園を利用して、たとえば、自家野菜 の栽培であるとか、あるいは、また、花の栽培、そういった面に、まあ、 利用が可能となってございます。 えー、次に、ご質問の農村地域の移住を、まあ、前提とした農業に取り 組むための農地の、まあ、いわゆる貸出の件でございますが、これも、 「市民農園整備促進法」という法律に基づきまして、えー、農地の所有 者でございます、いわゆる、まあ、農業経営者のですね、農作業を、ま あ、利用者が、まあ、手伝うというような農園方式によりまして、農業 経営者の、いわゆる、まあ、濃密な指導を受けられるような道も開いて ございます。 移住者がですね、まあ、いきなり農地を賃貸借でですね、大規模な農地 を借り受けますと、やっぱり、えー、慣れない作業とですね、そういっ た地域の習慣とかいう部分からですね、作業に、まあ、戸惑うことが多 かろうと思います。えー、技術、農業技術の習得に、まあ、年数も、あ る程度の年数もかかると思われますので、研修期間を設ける意味におき ましても、農業経営者の、まあ、いわゆるお手伝いの部分でございます。 濃密な、まあ、指導を受ける方法が、得策ではなかろうかなというふう に考えてございます。農業に親しむ場を、多くの人々に、まあ、提供す る、しようとするものでございますが、今後は、まあ、こうした施設を 利用したいというようなニーズが、一層、まあ、高まるのではなかろう かなあというふうに思います。 また、逆に農村地域ではですね、後継者の不足、あるいは、まあ、高齢 化などによりまして。農地の遊休化が、まあ、進行しております。これ らの農地を活用いたしまして、地域の農業や経済の活性化につながるこ とが、まあ、期待されてございます。今後はですね、移住希望者の要望 に沿った農業者側のですね、受け入れ体制の整備を、まあ、進める必要 100 議 長 税務保険課長 があろうかと思います。いきなり、農家民宿等にですね、取り組むとい うても、非常に、まあ、難しい現実があると思われます。当面はですね、 「移住交流センター」を活用した取り組みを、したいというふうに考え てございます。以上でございます。 山路税務保険課長。 わたくしの方からは、3点めの、固定資産税の課税に関することについ てお答えをいたします。 先ほどの山本議員のご質問にもお答えをいたしましたように、固定資産 税の評価は、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づき評価を行って おります。このうち、土地の評価につきましては、売買実例価格を基準 といたしまして評価する方法となっておりますが、これは、現実の売買 実例価格から、特殊の条件に基づくものを排除し、おおむね正常と認め られるものを基準といたしまして、評価を行うものでございます。具体 的には、宅地については、平成6年度から国から示される地価公示価格、 日和佐地区では3地点ございます。それと、都道府県から示される地価 調査価格、由岐地区2地点、日和佐地区では4地点ございます。それに 不動産鑑定価格から求められた価格を基準といたしまして、まあ、これ らの価格の7割を目途に評価を行っております。 特に、不動産鑑定評価につきましては、美波町内で、住宅地区、商業地 区などの用途地区において、状況が類似する地区、これを状況類似地区 といいますが、この状況類似類似地区ごとに、標準的な宅地を選定いた しまして、日和佐地区で64地点、由岐地区で29地点、合計93地点 の標準地を選定いたしております。これを3年に1度、不動産鑑定評価 を行っております。 そして、この不動産鑑定価格の7割を目途に評価額を算定しております。 なお、現在、平成21年度の評価替えに向けての準備を行っておりまし て、本年度に行いました標準宅地の不動産鑑定評価の結果では、全ての 標準地で価格が下落をいたしておりまして、21年度の評価額も下落す る見込みでございます。 この評価額が、売買取引額とかい離しているとの、まあ、議員のご指摘 でございますが、冒頭でも申しあげましたように、固定資産評価におけ る売買実例価格は、現実の売買価格から特殊の条件に基づくものを除去 し、おおむね正常と認められるものを基準として算定しておりますので、 売り主と買い主との間における特殊な事情等が有る場合には、固定資産 評価額より低い価格で取り引きされる場合があるかも知れませんが、固 定資産評価上の評価額は適正な価格であると考えております。なお、こ の固定資産の価格に不服等が有る場合には、固定資産評価審査委員会に、 価格以外のことについて不服がある場合には、市町村長に対して、不服 申し立てができることとなっております。 101 議 長 7 番 議 員 また、税の負担調整がわかりにくいので、簡素なわかりやすい広報をし て理解を求めてはどうかというご質問ですが、まあ、確かに、議員ご指 摘のように、固定資産税の課税の仕組みは、ほかの町税、たとえば、住 民税とか、軽自動車税の課税の仕組みに比べまして複雑でございます。 まあ、その点理解しにくい点が多い税目かとも思えます。たとえば、住 民税ですと、個人の所得に一定税率を乗じて税額を算定するため、個人 毎の所得控除の相違はございますが、所得課税のため、収入が減少すれ ば税額も減少するというように、比較的理解しやすいといえます。しか し、固定資産税につきましては、昭和38年の制度創設以来の土地税制 が継続されておりまして、その時々の社会情勢によって、制度そのもの が見直しされながら、現在に至っているという継続性のある税目となっ ております。このため、住民税のように、単年度単年度に課税が終了す るのではなく、継続性があるのが固定資産税の特質ともいえます。最近 では、平成18年度の評価替えにおいて、大幅な制度改正がございまし て、負担調整措置についての見直しがされまして、前年度の課税標準額 の5パーセントを、前年度の課税標準額に加算した上で、税率を乗じて 税額を算定するというふうに、以前の負担調整制度より、ずいぶんとわ かりやすい制度とはなりました。この制度改正につきましても、平成1 8年5月号でございますが「広報 みなみ」において、できるだけわか りやすい広報を行ったと考えております。なお、今後も引き続き、制度 改正、あるいは課税の仕組み等について、必要に応じ、わかりやすい広 報に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしま す。 以上でございます。 戎野議員。 えー、じゃあ、もう、簡単にこちらもすましていきたいと思います。ま あ、あのう、今、まあ、固定資産税のことに関していえばですね、まあ、 あのう、課長は特殊な状況を、まあ、除去して、まあ、この…売買実例 価格から、正常売買の価格を求めていくというふうな、申されておりま すが、まあ、1年間に多く下落していった場合にはですね、まあ、地価 のいわゆる不動産鑑定価格、地価公示価格の0.7というてもですね、 その7割評価でも、適正な時価とはなかなか言い難いっていう捉え方を している、あのう、住民がおり、やはり、この固定資産の、特に、あの う、この、負担調整措置がないほうがわかりやすいというふうな人もお るわけで、この現在の制度が、いかに、あのう、わたしどもから見たら、 わかりにくくですね、不公平な感じがありますので、もう少し広報の中 で、きちっと説明を果たしていくべきではないかという点を1点申し上 げたいと思います。 それからですね、えーと、栗林担当課長が申されましたが、まず、あの 102 議 町 長 長 う、先ほど、町長の中でも、町長が、構造改革特区をですね、まあ、そ ういう制度もあるから、そういうことを含めてですね、まあ、県や、ま だ、町もやっていないけど、まあ、農業生産法人やNPO等を活用した、 いろんな、あのう、地域の活性化の事業を、まあ、考えているかのよう な返事を、答弁をしておりました。やはり、あのう、農地というものが、 一般の者が、売買を受けるということは、非常に、えー、今の現行法で はむつかしい中で、やはり、えー、耕作放棄地が、現実のところ、この 町でも平坦地を、で、いえば、増えていくということでありますから、 まあ、たとえばですね、3世代が、えー、耕作放棄地が続いた場合に、 いったん土地をですね、国に返す、もちろん、対価を幾ばくか渡してで すね、土地を国にいったん返すと。そして、それをですね、そういった 農業生産法人等に、えー、町を中心としたところが、借り受けて、この、 耕作放棄地をですね、きちっと維持して、まあ、集落を維持しながら、 水源の保全や生態系の維持や洪水抑制や健康維持のための食糧供給の、 という大事な農業を守ろうという、そういった、まあ、あのう、将来の 構想を含めた、取り組みを、まあ、特区としてですね、えー、始めては、 将来の展望を含めて、始めてはどうかということを、再質問の中でお聞 きをしたいと思います。 それから、えー、 「ふるさと納税」については、詳しく説明を受けました ので、まあ、よそとの非常なですね…、町自身の競争の中でも、やはり、 特色のある納税の広報をしていただきたいということで、その点は終わ りたいと思いますが、先の2点についてだけ、再質問をお願いしたいと 思います。 藤井町長。 後段のお尋ね、再お尋ねのことについて、お答えさせていただきます。 あのう、いわゆる農地につきましては、わたしも、だんだんと申し上げ ましたんで、構造特区による、いわゆるリースの問題もありますけども、 今、新しい問題として、3世代にわたって、もう、農地を、そのう、耕 作しないで、本来のように耕作しないで、まあ、持ち続けてる状態のよ うな農業者に対して、いったん、こう、公の場面で引き上げて、そして、 意欲を持って、あるいは、転住者の方々の意欲に答えるということ。ま だ、実は、これに近い制度が、いわゆる今度の構造特区とか、あのう、 リース制度のほかに、いわゆる農地の合理化法人ちゅうんがありまして、 えー、もう、農地を売りたい人は、役場の市町村の農業委員会に申し出 てくれと。そして、あと、ほれを市町村の農業委員会等がですね、買い 上げて、そして、えー、その農地を、んー、今度は譲り受けて耕作した い人に、こう、あっせんする。いわゆる農地の流動化促進のために、数 年前まで、続いておりまして、徳島県に、県庁の広い段階では、市町村 ではなかなか、しにくいだろうっていうことで、知事の下に、農地のい 103 わゆる、この流通を促進する意味で、合理化法人っていう制度を作った ところであります。で、しかし、実際は、じゃあ、買うて、買い上げて くださいよというのは、その思惑の値段でなくて、適正な、いわゆる農 業統計等に基づいた、まあ、定価であるんだけど、実は、買い上げた金 は投資したんだけど、買ってくれる人がなくてですね、行き詰まりまし て、農業合理化交渉が行き詰まっちゃったんです。で、行き詰る前の改 善策として、じゃあ、次、公社は買い上げるけど、買うてくれるか、っ ていう人を、先探すようになっちゃった。で、そうすると、その中に、 今のように、都会の人で、田舎へ行って農地がほしい人とか、そういう まだ、情報のない段階だったんですが、それもあったんですが。むしろ 逆に、あんた買うてくれへんかと。農業認定、農業…みたいにやいよる 人おるけど、いや、俺も筒いっぱいやってると。それは、県がほんなも ん買い上げるんがおかしいわと。こういう、俗な、説明しますが、そう いうことがあったことはあります。で、それを、今、また、ここで、農 業がいかんようになって、今、ご提案のことはですね、おそらくそれに 似たかたちとしては、今、あのう、栗林課長が、お答えした中に入っと んですが、1人だけ、1人だけ、会社がやろうと、NPOがやろうと、 その農地を受けて、一生懸命やってみようと思ういう集団の中に、1人 だけ業務執行の中に、1人の農業専門にやった人間がいることを前提で、 耕作放棄地を中心として、実は、もういっぺん、これとは制度は違うん ですけれども、やろうということが、今、あのう、構造特区のほかに、 農地の流動化を促進する。で、その場合は、いったんは、いきなりNP Oとか会社には売れんけれども、その市町村の、今度は、合理化法人、 公社とかほんなんでなくて、市町村、または、市町村農業委員会を媒介、 中に立てて、農地の管理協定、取得契約ではないんだけどもね、10年 ぐらい経ったら、あなたに売るわとか、えー、所有者はそれでよろしい かというような内容の、いわゆる管理、あるいは、将来にわたっての貸 付を含める協定を作ってて、ならば、よろしいというのが、実は、構造 特…、ややこしいですけども、構造特区の特例と、今度、新たにやるち ゅう制度があります。 で、今、お尋ねのですね、3世代もわたって農地持っとったって、自分 で何にもようせんと。どうしょうもない人をどないかならんかちゅうの は、政府でっていうんは…、まあ、小さい意味では、大きい意味では政 府ですけどもね。あの、そういうことが、実は、あのう、できたのが、 あのう、このう、ええと、いつの法律だったか、ちょっと…忘れました が、経済特区のあとですから、2005年ぐらいのほう、制度ができま したんで。で、実は、今、あのう、県下の状況、ああ、わからないんで すが、…ええと…ごめんなさい。2004年だったと…。で、2004 年の10月に、今、日本ではですね、どんだけあるかちゅうと、このこ 104 とで、成功しとるのが、71法人あるんです。で、かなり、これは大手 の、たとえば、ケチャップ作ってる会社でありますとか、それから、あ のう、居酒屋のチェーン店なんかで…やってる。まあ、そういうことが、 いちばん現実的なんではないかなと思っております。 いずれにしましても、産業課長がお答えしましたように、今度、新しく 農業委員会が、農地の悉皆調査をして、この田んぼは一筆ごとに調査を することにしております。本年度からですね。で、その時に農地につい て3段階、復田…農地として復田するか、もう放棄するなのか、あるい はいつでも復田可能にするかっていう、3つにして。で、実は、今は農 地の現況ちゅうのは、法務省の法務局がいってですね、「もう、現状見 てください、もう田んぼでないでしょう」「わかった」と、税金も高い し、ほんな山にするわ」いうていけるんですけど、今度は、その放棄地 をですね、3段階に、農業委員会ちゅうのは、これ執行機関ですから、 町長といっしょのような執行委員会で。その執行権を持つ委員会に、今 回やってきちっとして…。で、その時に、「もう、わたしは、今は復田 したら、今、直払いもろてしよるけんど、もう、田んぼにする気が無い」 と。で、それが、点々となったら困りますから、そこで、「みんなが田 んぼしよんのに、わしだけもう、しとうない」というのが、まあ、でき …。これが、まあ、運命共同体なんですが、農業はほかの商売と違うて。 で、そういうことを、こう、流動促進をすることによってでないとです ね、みんな専業がおるのに、1人だけですね、真ん中に1反だけぽつっ とあったんでは、今ご提案の質問で…長くなりますけども、その、ほう いうことをですね、あの、きめ細かく。これから、20年度の農業委員 会が、農地をですね、農家の意思を聞いた上で、客観的に地目を限定し てまうと。こういうことが、今度の新しい農政でやられております。も ちろん、補助を受けて、調査をするわけでありますから、「ただ、わし の所有権じゃけん、いつでも田んぼするんじゃ」と。「農協へ米出す言 うたら、いつでも買うてくれるんじゃ」というんではなくて、きちっと、 意思と利用形態。で、そうなりますんで、これも大きな仕事になるなと いうことで、これからの町村の農業委員会は大変になるんですが、それ を契機とすると同時に、課長は詳細をお答えしておりませんが、それを 契機に把握してですね、今、あのう、移住促進でいうとる農業したいん じゃとか、いうようなことに、役場が絡んで、買い上げて、協定をして、 「10年経ったら、買うね」とかね、「作りっぱなしじゃないね」っと か。こういうことをしていきたいと考えております。あの、制度的には それ、ちょっと法律の名前を、ちょっと忘れちゃったんですけども。ご 了承願い…。これがいちばん当町における、この今後の交流促進と地域 を振興させていくひとつで。で、その中で、「それじゃあ、誰がするの」 っていうことについては、農業法人ちゅうてもですね、やっぱり、その、 105 議 長 税務保険課長 さっきの大阪の受け入れるというような人も、多少の訓練をしてやって いかないとやっていけないと。いずれにしても、町村農業委員会、農業 協同組合、地域の実行組とか、そういう農業協同組合とか、そういうこ ととの連携で、進めていきたいと思っております。まあ、いつまでも、 この農業がやっていけん、漁業がやっていけんじゃ、抽象的ではいけま せんのでですね、具体的に、赤松でこの付近がこれぐらい5町歩ぐらい できそうだと。山河内では、大体この付近で、大体5,6軒が、まあ、 4,5反ではあるけど、できるとかいう、地域ゾーンニングをしてです ね、そういうことを提供しないと、ただ単に田んぼがあるとか、個別情 報では移住促進の受け皿とはならないとこういうふうに、今、考えて、 まあ、あわただしい中で、今、一所懸命努力してるところであります。 今後とも、ご指導とご教授を賜りたいと、こう、思っております。 山路税務保険課長。 固定資産税の、まあ、評価の件でございますけども、あのう、先ほど、 まあ、町長さんの方からもいろいろ、あのう、説明をしていただいてま すけど、あのう、具体的にですね、まあ、できるだけ、まあ、住民にわ かりやすい広報をということでございますが、あのう、まあ、なかなか そのう、専門的な用語が出てきたりして、その、わかりやすく広報をし ているつもりなんですけども、その専門的な用語を砕いて説明するって いうんが、なかなか難しいということもございますので、制約のある中 で、まあ、できるだけ、わかりやすく広報していきたいなというふうに 引き続き考えております。 それと、あのう、固定資産税の、まあ、実勢価格とのかい離ということ でございますけども、あのう、ちなみに、まあ、先ほど申し上げました、 ほの平成6年に、地価の、まあ、7割評価というようなかたちのものが 取り入れられておりまして、その平成6年、まあ、これ旧町の時代にな りますので、旧の日和佐町の価格と思っていただきたいんですけども、 評価替え自体は3年に1度、行われております。したがいまして、その 平成6年の前が平成3年ということになりまして、あのう、基準値、い わゆる、まあ、価格のいちばん高いところでございますけども、旧の日 和佐町の場合、27,000円でございました。まあ、これ平成3年の 基準値の価格が27,000円です。それが、あのう、地価の7割評価 ということでございまして、平成6年に113,400円と、ここの段 階で、約3倍の価格に引き上げられております。 それからあと、まあ、3年ごとにですけども、だんだんとあのう、地価 が下落傾向にあるということでございまして、現在18年度の、あのう、 評価替えの段階では、78,400円となっておりまして、えー、まあ、 かなり下落をしているということでございます。で、現在20年におい ては、64,600円となっておりまして、まあ、対18年度で比べま 106 議 長 7 番 議 員 議 長 すと、約17パーセントぐらいの、まあ、下落ということになっており ます。 まあ、本来の評価っていうのは、まあ、不動産鑑定をですね、全筆行え ばいいんでしょうけど、あの、ちなみに、評価総地籍っていうのは、約 33,000筆あります。これまあ、宅地を含めた、あのう、田畑山林 すべて含めてですけども、33,000筆余りございます。まあ、その うちの、宅地が、評価してるのが8,400筆ほどございまして、うち、 まあ、免税点以上と申しまして、300,000円以上のものが約7, 000筆ございます。まあ、それを全筆するっていうのは、実務的に困 難であるということでございますので、その、先ほど申し上げた標準的 な宅地を選定して、価格を設定して、まあ、それに批准をして、一筆ご とを価格を設定しているということでございまして、あのう、全体的に は、あのう、評価額自体は下落しておるというのが実情でございます。 ただ、それに伴うての負担調整率、まあ、要するに課税標準額が、その 平成6年当時に、3倍まで、いきなり上がったということでございまし て、そのところから、まあ、負担調整がずっと継続されてきているとい うことでございまして、この時点で、一緒にですね、あのう、課税標準 も引き上げておれば、あのう、評価額が下がれば、税額も下がるし、逆 に評価額が上がれば、税額も上がるというふうな明解な仕組みになって いたのかなと思いますけれども、その評価替えの時点でです、平成6年 の時点で、一挙にそれができないという国の施策の、あのう、税制で、 現在に至っているということでご理解を賜ったと思います。 戎野議員。 あのう、最後としたいと思うんですが、えーと、まあ、モビレージの改 修後の、まあ、運営を、まあ、今後ですね、NPOの育成とかを含めな がら、まあ、あのう、この「移住交流センター」もですね、業務委託で きるような、そういったNPOの育成組織の強化をですね、図っていた だいて、やはり、あの、住民の活力をうまく利用したような、地域づく りに、えー、まあ、まい進していただきたいということで、質問を終わ りたいと思います。以上です。 戎野議員の一般質問を終了いたしました。 以上で、通告者の一般質問はすべて終わりました。 小休します。 (時に15時53分) (時に15時54分) 107 議 長 再開します。ただ今から議案審議を行います。 日程第2 報告第2号「平成19年度美波町一般会計繰越明許費繰越計 算書について」から、日程第4 報告第4号「平成19年度美波町公共 下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について」まで、3件を一括 議題といたします。 ご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 総務企画課長 議 長 建 設 課 長 議 長 「異議なし」と認めます。 報告第2号から第4号まで、3件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。影治総務企画課長。 (報告第2号の説明をする) 鈴木建設課長。 (報告第3号,報告第4号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。なければ 質疑を打ち切ります。 報告第2号「平成19年度美波町一般会計繰越明許費繰越計算書につい て」 報告第3号「平成19年度美波町漁業集落排水事業特別会計繰越明許費 繰越計算書について」 報告第4号「平成19年度美波町公共下水道事業特別会計繰越明許費繰 越計算書について」計3件を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 住民福祉課長 議 長 「異議なし」と認めます。 報告第2号から4号まで計3件は、原案のとおり承認されました。 日程第5 議案第54号「美波町手数料条例の一部を改正する条例の制 定について」を議題といたします。 当局の説明を求めます。田川住民福祉課長。 (議案第54号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。 質疑を打ち切ります。 議案第54号「美波町手数料条例の一部を改正する条例の制定につい て」を採決します。 お諮りします。 108 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 教育総務課長 議 長 「異議なし」と認めます。 よって、議案第54号は、原案のとおり可決されました。 日程第6 議案第55号「美波町立学校 設置条例の一部を改正する条 例の制定について」を議題といたします。 当局の説明を求めます。丸岡教育総務課長。 (議案第55号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ありませんか。 質疑を終わります。 議案第55号「美波町立学校 設置条例の一部を改正する条例の制定に ついて」を採決いたします。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 総務企画課長 議 長 「異議なし」と認めます。 議案第55号は、原案のとおり可決されました。 日程第7 議案第56号「徳島県 市町村 総合事務組合規約の変更に ついて」を議題といたします。 当局の説明を求めます。影治総務企画課長。 (議案第56号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。 質疑がなければ、質疑を打ち切ります。 議案第56号「徳島県 市町村 総合事務組合規約の変更について」を 採決いたします。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 議 長 「異議なし」と認めます。 議案第56号は、原案のとおり可決されました。 日程第8 議案第57号「日和佐小学校解体工事請負契約について」を 議題といたします。 当局の説明を求めます。丸岡教育総務課長。 109 教育総務課長 議 長 7 番 議 員 議 長 教育総務課長 議 長 10番議員 議 長 (議案第57号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。戎野議員。 解体工事でですね、あのう、その範囲というか、まあ、たとえば、プー ルとか、体育館を含めたそういう範囲について、少し説明をされたいと 思います。 丸岡教育総務課長。 ええと、解体工事の範囲についてということでございますが、敷地内の プールですね、えー、プールを除く建物すべてを解体することといたし ております。あと、まあ、細かいこと言いましたら、あの前の、あのう、 駐輪場ですとか、コミュニティホールの裏っ側の体育倉庫なんかは、そ のままおいておく予定といたしております。 ほかにございませんか。山本議員。 解体工事ではないんですけど、あの、日和佐高校跡地での修繕工事とな っとうけど、まあ、どの校舎かいうんをちょっとお聞きしたいと思いま す。まあ、3棟ぐらいあると思うけんどね。今度、使うのに。 これ、…小休します。 (時に16時16分) (時に16時16分) 議 長 再開します。ほかにございませんか。 (異議なしの声あり) なければ、質疑を打ち切ります。お諮りします。 議案第57号「日和佐小学校解体工事請負契約について」を採決します。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 議 長 総務企画課長 議 長 10番議員 「異議なし」と認めます。 議案第57号は、原案のとおり可決されました。 日程第9 議案第58号 物品購入契約についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。影治総務企画課長。 (議案第58号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。山本議員。 これ、まあ、リースとした場合との差異はどのぐらい、まあ、考えられ るか。 110 議 長 総務企画課長 議 長 影治総務企画課長。 今、あの、お答えする資料を持ってませんので。後でかまいませんか。 ほかにございませんか。 なければ質疑を打ち切ります。 議案第58号 物品購入契約について を採決いたします。 お諮りします。 本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 「異議なし」と認めます。 議案第58号は原案のとおり可決されました。 議事進行上小休いたします。 (時に16時19分) (時に16時35分) 議 長 総務企画課長 議 長 再開します。 日程第10 議案第59号「平成20年度美波町一般会計補正予算(第 2号)」を議題といたします。 当局の説明を求めます。影治総務企画課長。 (議案第59号の説明をする) 説明が終わりました。 本日の会議時間は、議事運営上延長することといたしますが、ご異議ご ざいませんか。 (異議なしの声あり) 8 番 議 員 「異議なし」と認めます。よって本日の会議時間を延長することに決定 いたしました。 それでは、質疑を行います。春田議員。 ええと、ちょっと、2,3点なんですけども。 11ページの、その工事請負費、企画費の、えー、CATV関係で5億 と、3億4千万ていうふうなところなんですけども、まあ、全部で11 億か、12億ぐらい出とったと思うんですけど。これは、あのう、結局 その、まあ、山奥というか、その、へき地の一軒家まで、やはりその光 ケーブルを引くということは、これはもう、変わりないのかということ を、まあ、確認したいのと。 111 議 長 総務企画課長 議 長 高齢者福祉監 ええと、続いて12ページの老人福祉費で、委託料のところで、後期高 齢者医療システム委託料4,772,000円と、医療制度改革に伴う 既存システム改修委託料6,438,000円。で、この中で、その後 期高齢者医療システムというところで、後で、出てくるであろう議員発 議の、その後期高齢者に関する、その発議が出とうと思うんですけども、 まあ、一体、これ、まあ、後期高齢者医療が、まあ、施行されて、まあ、 どのぐらい、まあ、アバウトでも結構なんですけども、そのう、使われ ていっとるものかというふうなのも、もし、わかれば、お答えいただき たいと。 で、もう1点が、教育費のところで、15ページからですけども、各学 校にネットワーク設定委託料、すべておんなじ金額の279,000円 というのが、1か所、2か所、3か所、4か所、5か所、6か所、7か 所出てますけども、これは、なぜ、おんなじ金額なのかと。えー、ネッ トワークの、まあ、ハードを入れたりじゃなしに、その設定だけだと思 うんですけども、あのう、この金額が妥当なのかというところを、まあ、 精査されたのかというところを、お聞きしたいと思います。 影治総務企画課長。 まず、前段の光ケーブルでございますが、議員おっしゃるとおりでござ います。はい。 それから、続いて、ほの各小学校へ出ている、279,000円のネッ トワークの分なんですが、これは、あのう、今年、あ、失礼しました、 19年度に整備した地域イントラにかかる分に、小学校、各小学校のパ ソコンをつなぐためのものでございまして、設定の委託料のみならず、 あのう、規制をかけるっていうんですかね、あのう、ファイアウォール の分を含めた額になっておりまして、まあ、すべて、同額というふうに なっております。 原高齢者福祉監。 わたくしからは、あのう、老人福祉費の委託料であります後期高齢者医 療システム料と医療制度改革に伴うシステム改修の委託料について、ご 説明いたします。あのう、今回この補正をさしていただいている分につ いては、今、見直しをされている分ではなくて、平成20年から、もう スタートしております、この後期高齢者医療制度にかかる、このシステ ム開発については、えー、19年8月10日付で、委託契約をしたとこ ろです。この中には、20年度に行う、保険料徴収、収納情報等の管理 を行うシステム、保険料収納情報等を広域連合に提供するためのシステ ム開発、また、国保保険者システム改修では、20年度改正事項の施行 に伴う保険諸システムの改修も含まれておりました。平成20年度に予 定されるシステム改修等について、国からの仕様書の掲示等の遅れもあ り、平成19年度中の完成が見込めなくなり、3月補正で繰越予定とし 112 議 長 8 番 議 員 て予算措置をしておりましたが、その後、国の補助金が平成18年度繰 越予算であったこともあり、20年度への繰越ができないことがわかり、 えー、協議をいたしまして、19年度当初の委託契約を変更して、20 年度へ繰越予定となる事業部分について、減額することとし、3月に変 更契約を締結いたしました。で、この分につきましては、この減額した 分の、えー、事業費の分でございます。 もう1つ、あのう、4月からの後期高齢者になってからの医療費でござ いますが、今まで、あのう、老人ですと、国保連合会等から、1か月の 保険料等の請求とかがまいりますが、えー、今回運営が広域になってお りますので、医療費の明細等、まあ、レセプト等が市町村に届きません ので、今のところ、確認が、あのう、できておりませんので。また、確 認ができる、あのう、また、ありましたら、ご報告させていただきたい と思います。失礼します。 春田議員。 ちょっと、その2点というか、あのう、まあ、山の奥地までですね、光 ケーブルを引っ張るという、まあ、引っ張るなとはいえないんですけど も。果たして、それ、効率的に考えた時に、それは、どうなんですかと。 あのう、デジタル化が始まるから、ということで、まあ、テレビを視聴 すると。まあ、ケーブルテレビで、その、いろいろな情報が、得られる というふうなところもありましたり、その、IP電話であったり、その、 インターネットにつなぎやすいというところ。ところが、その、まあ、 山間地っていうか、やっぱり、そのう、いろいろ出ておりましたけれど も、その高齢者が、まあ、ほとんどなんですね、まあ、限界というか、 もう、消滅集落のところにですね、あのう、実際何キロ、まあ、何、ま あ、場所によったら、何十キロと、光ケーブルを引っ張って、実は、そ の、開通したときには、もう、そこには、もう、人口というか、そのう、 住んでおられる方が、ほとんど、こう、いなくなる可能性って、非常に 高いわけですね。そのあたりを、あのう、その、町中、市街地と同じよ うなかたちのシステムで、光ケーブルをずーっと、こう、引っ張ってい っていいものかどうかっていうところ。まあ、このあたりは、あのう、 何かいい方法はないのかというところを、まあ、いろいろ模索していた だきたいというところが、まあ、1点。 もう1つは、その279,000円というのが、ファイアウォールを設 定して、やるのが、あまりにも、こう、同額っていうのは、ちょっと解 せないなあというふうなところがあるんです。まあ、台数によったりと か、その、サーバー機があったりとかっていうとこあると思うんですけ ど、「実際に、ほんとうにこれだけかかりますか」というふうに、わた しは思うんですけども。今後、また、その業者の方と相談していただい て、できるだけ、金額は、あのう、まあ、安い方がいいというかね、そ 113 議 町 長 長 ういうところをお願いしたいと思います。 以上です。 藤井町長。 えー、そのう、5億円についての、いわゆる単独、これはいわゆる、あ の、地域イントラでやって、加入系ですね、もう、電柱から1軒1軒い くと。それなんですが、これは、非常に、まあ、あのう、ご質問の議員 も、承知のとおりですね、その、高齢化があって、しかも、その高齢化 の中でも、1人住まいと。まさしく難しい側面はあります。さりとて、 あすこは、年寄りで、1人住まいだからというようなことでですね、何 が何でも、その、光ケーブル…、でも、これはですね、やっぱり、水道 の水、あるいは道路であるとかいう、もう、これからの生活の、やっぱ り、手段でありますから、高齢化で「限界集落」だから、いらんだろう と、いうわけにもいきませんので。 ここが、まあ、いちばんむつかしいとこでございまして、実際は正確に 言うと、このう、端末の取り付け及び配線について、まあ、各世帯、1 軒1軒の世帯については、非常にさまざまなパターンが、考えられると。 だけど、いちばんここは、まあ、積算がむつかしいんですが、何しろ、 海部郡3町そろって足並みやっていこうということで。で、この部分が 町単独で、電柱から各戸のやつは町。それぞれの海陽町、牟岐町、それ ぞれやると。あと、地域イントラと、もう1つ、地域イントラでやった 公共施設から電柱までも、共同してやろうということに、なっとんです。 この場合に、あのう、非常にその、積算がむつかしゅうございまして、 まあ、今までのやってきた、まあ、あのう、山岳とか、こんな…地形を 参考にして、平均価格かける世帯数でやっております。その世帯数は、 わが町の場合は、3,600世帯で、もう、積算しております。で、正 確にいきますと、5億1千…なんぼになるけど、これは、まあ、ここで、 まあ、業者のこという…競争の原理で、ある程度落ちるだろうというこ とで、けして、5億ありき、ではないんです。ほんとうは、平均価格か ける世帯数で行きますと、もうちょっと増えるかなあと。しかし、実際 問題として、この加入系の部分については、それぞれが、もう、発注す るという…。あとは、交付金の国の補助金の関係がありますから、地域 イントラと、いわゆる公共施設から電柱、平たく言うたら、電柱まで来 とる部分は、みんな揃うてで、やっていこうと。で、こういうことにな っておりますので、まあ、あのう、わが国内でもですね、おっしゃると おり、公共下水道やったって、水道やったって、もう、世帯がなくなる じゃないかという議論がありますけれども、やはり、今度の、そのう、 やっぱり、そのIP電話でありますとか、それによって、そのお1人住 まいの世帯の安否情報の確認であるとか、あるいは、また、それ以外の われわれの双方向っていうことでですね、地域全体の安全度、そういう 114 ようなことも確認する意味で、これからの社会の、もう、ツールだと思 っておるんです。ほんで、この段階で春田議員も、この、ITの形態に ついては大変お詳しい方とは思いますが、これはもう社会政策の問題と して、やっていくと。美波町だけについてはですね、お年寄りの多い、 もう、お1人住まいのとこは、もう、やめるんじゃということは。その ことのために、それでは、あのう、その、たとえば、IP電話で安否確 認できるような仕組みとか、に代わるものっていってもですね、そら、 マンツーマンサービスで、どうするかになるんですけど、まあ、これか らの社会の社会のツールとして、これは、お年寄りしかおらんとか、い うことでなく、人間が人間として地域で生存する限りには、最低限度の 基盤だと。ま、こういうようなことで、国の助成もあるんだろうと。そ して、後押しもあるんだろうという、まあ、ご理解のもとで。 ただ、効率性の問題はあろうかと思います。で、こういうようなことで、 起債及び交付金、及び交付金及びその他の財源でやるんだけど、運営は 結局は、RIUいうことで、かけないかん。で、そうすると、まあ、加 入率の問題と、もう1つは、その維持管理していくための経費との問題 になってくるんですけれども、まあ、その時点でもですね、最低限、全 世帯のうち、まあ、よくRIU方式で、受託してる企業の採算ベースで いわれてる、少なくても、65パーセント以上ぐらいの加入があってで すね、あと弱い層についてはどうするかは、また、今後の政策課題にな っていくと思いますが、えー、お尋ねの基本についてはですね、なんか、 今の段階から除外してできんかと、いうことは、まあ、全国的に展開し てることであるんで。もう一度言います。これからの社会の過疎地域で あっても、極端なことを言うと、人のおらんようなところでも、その光 を、ファイバーをつなぐことによって、地域の安全度、あるいは、地域 を守っていく、そのブランチいわゆる危機管理上のツールと。こういう ようなことで、ぜひご理解いただき、で、そこらでやっていけんことに ついては、みんなで相談しあって、助け合っていくと。こういうような 方向で思っております。特に、わが町は、非常に面積が広うございます。 漁村の集落で、すぽーんとおる、山奥で、すぽーんとおると。で、こう いうところほど、役所も人手不足になってきてですね、もう、ほんとに 目配り気配りがいけないだけにですね、このITの一方通行でなくて、 双方向を、ま、どういうふうにやっていくかっていうことは、むしろ逆 に濃厚にしていきたいと。まあ、そういう点につきましてもですね、ひ とつ、まあ、ITにお詳しい議員のことでもございますので、今後のR IUで公設民営になったときの効率運営についてですね、また、ご指 導・ご提言賜りたいと思います。これで、「うちだけは、もう、「限界 集落」のとこは除くわ。」とは言えないことを、ひとつご理解賜りたい と思います。 115 議 長 7 番 議 員 それから、介護保険は詳しいことは、あれで…ますが、これで、決まら ん、もう、今、もう、揺れ動いておりますので。いや、実は、今日もご 意見がある中で、廃止という中にもありますように、年金から徴収する でありますとか、もう、動き…、もう、動き回っておりますので、これ については、今、原高齢者福祉監から、お答えした数字で決まるもので はありません。あくまで、予測の上限をいっております。ということで、 広域連合から視察したことで、予算計上さしておりますけれども、確定 数字でなくて、まだまだ、変更をやって、下がったり上がったりする。 で、今後の問題としては、おそらく、このまま、国会でも、非常に議論 があって、もう政府自身が見直しっていうことを言うて来ております。 で、後期高齢連合でもですね、国が具体的に、まだ、示さんもんですか ら、動きかねてるちゅう状況でのですね、連絡。で、さりとて、ほれが 決まるまで、予算措置しないということになりますと、とりあえず、の、 ほの、あれが来たら困るということで、まあ、予算の算定の段階でも、 今時点、どうなるかわかりませんけれども、今時点、わかってる厚生労 働省の指示に基づいた広域連合の、からを、経由してきた数字でござい ますので、おっしゃるとおり、こんだけ無うてもいけるとか、あるいは、 こんだけあっても、足らない。ま、足らないことはないと思うんですけ ども。そういう、非常に、もう、制度が、朝令暮改と言われていいぐら い、まあ、こんだけ、まあ、欠陥を持った、県民、国民の、あるいは、 地域住民の反感を買うた制度でありますことで、揺れ動いてる最中でご ざいますので、その点は、ひとつ、ご理解賜りたいと。えー、ここの部 分だけが非常に、もう、数字がですね、国自身も困っていると。広域も 困ってると。役場も困ってると。こういうことでございますので、一応、 これで、計上さしていただいて、刻々、変革があって、まあ、9月議会 に、また、数字が変わるかもしれません。その点は、もう、だから、担 当がお答えしても、のような格好になると思いますので、ご理解賜りた いと思います。 戎野議員。 ただ今、あのう、町長の答弁の関連で、あのう、併せて質問させていた だきますが、まあ、いわゆる、あのう、加入者系の光ケーブルを公設民 営で、まあ、なさるということで、約、この海部郡全体の負担金とCA TVの5億円ということで、これで全域、あのう、美波町の全域を網羅 して、終わるということなんでしょうか。 まず、あのう、これは、あのう、建設費と、まあ、維持費の問題だと思 うんですが、公設民営でやった場合、さらにあのう、修理は、これは、 町が、負担していくだろうと思うんですよね、特に、あのう、台風とか、 大規模なそういう修繕が予想されますので、そういった場合、非常に、 あのう、光ケーブルの、そういう気候に対して弱い場合に、その修理を 116 議 町 長 長 町がやっていく場合、非常に、これ、あのう、今後の維持費の負担が、 町の財政にも影響してくるということで。たとえば、今、総務省は、特 に、地上デジタル放送に関しては、あのう、難視聴というようなことの 地域をも含めてですね、あのう、衛星、に、を利用したBSをですね、 使って、放映さして、あのう、まあ、やっていく補助事業を提案を検討 しておりますけど、地域によっては、もう、遠方のところはですね、そ ういう、パラボラアンテナを無料で配布し、テレビもあげますよ、ぐら いのですね、そういう選択を取り入れたような、ことをやっていく方が、 まあ、安くつくんでないかということで、この、あのう、全域にあまね くっていうことは、非常にわかるんですけど、かえってですね、地域の 今後の維持、また、修理のことを考えたらですね、そういった方向での 再検討も加味していくと、いうふうなことが、検討されないかどうかを お聞きしたいと思います。 藤井町長。 まあ、あのう、今回の予算はですね、19年度の繰越と20年度の繰越 と含めては。これは、ハードの立ち上げでございますんで、あと、RI Uによる場合の受け手のですね、いわゆる民間、まだ、これからの話に なりますが、それが、維持管理がどうなるとか、あるいは手数料がどう なるかとか、あるいは、そのう、公設民営であっても、台風等でですね、 どうこうなった時には、どうするというようなことは、これからの問題 で、今までの海部郡3町がですね、足並みそろえてやったのはですね、 全世帯をやろうと、こういうようなことで考えております。いろんなと ころでも、ご存知のように、そのう、ケーブルで、地上波でのうてもで すね、そのう、いわゆる在来のですね、旧来のですね、電波活用できん か言うけど、一応、もう海部郡そろってですね、やっておるのは、もう、 全悉皆で、全世帯を前提にやるということになっております。 で、今後、RIUにかけた時に、あるいは、また、加入系でも、「もう、 わたしは、もう、もう、けっこうだ。」という、「もう、テレビも見な い。」と。「ラジオだけ、つきゃあええんだ。」という人もあるかもし れませんけどもね、あるかもしれません。だけど、今、ここで、立ち上 げてるのは、まず、ハード面だけであること。それと、もう1つは、3 町そろって、隈なく1万1千世帯について、ええと…。えー、海部郡1 万1千世帯全世帯について、そういうことで、やろうということで、え ー、もうちょっと具体的に言いますと、まあ、地域イントラではご存知 のように、光ファイバー109キロ、そのうち美波町は55キロ敷設し ました。ほんで、交付金事業で、えー、平成19年度のこの地域イント ラで整備した幹線から、ドロップクロージャ、いわゆる電柱まで、こう、 伝送路、これがですね、3町そろて、340キロメーター。そのうち、 美波町は、110キロであります。で、その、交付金事業で行った11 117 0キロの電柱からは、それぞれ、まあ、大戸であるとか、赤松の阿地屋 であるとか、北河内の登りであるとか、えー、白沢であるとか、阿部、 伊座利と。こういうようなことで、これは、もう、全世帯やると。こう いうことで、いっとりますので、今後ともですね、えー、それは、海部 郡3町の中でも、実は、なんとか島にあるやつを使うてですねえ、その う、地上波でなくて、その、電波でいこうと。こういうようなこともあ るけど。そういう例外作ったら、もう、このこと自身が、止まっちゃう ちゅう可能性があるわけです。で、そうでなくたって、えー、テレビの ですねえ、そのう、「電波系でいくかあ」とか。これやると、もう、今 日まで、いわゆる過疎の中でも、いちばん海部郡は、この、IT音痴。 で、まして、このう、携帯の不感地域が多くって、これにつきましても、 なかなかやってもらえんと。ま、そういうようなこともある。で、一方、 地震はやってくるっちゅうのは、もう、危機であると。で、まあ、地震 ていうことになってくると、ケーブルは、光も弱い、道路の下ですから、 すっ飛ぶぞと。むしろ、こっちの方が。で、そういうようなこともいろ いろあるんですけれども、まあ、あの、今、春田議員にもお答えしまし たけども、ぜひ、これは立ち上げの経緯については、もう、例外なく全 世帯について、1万1千世帯について、海部郡3町そろっていこうと。 で、牟岐町については、実は、その一部そういうお話もありましたけど も、まあ、牟岐町の単独部分については、今後、どうなるかは、わかり ませんけども、いずれにしましても、これからの21世紀後半の生きて いく場合には、やはり、この件は、「あの時にああいう例外するんでな かった」という、ここの憂いがないようにだけしときたいと。双方向の 時代がきっとやってくるに違いない。だから、山の自然災害でもですね、 なんか、人間がいなくっても、これと、ネットをすることによって、そ の、崩れの予震ができるとか、あるいは、河川のハザードマップが、あ る程度、できるとか、そういうようなことも、自然災害、あるいは、ま た、さっき…なんべんも言よるように、地域の安全度、ぜひとも、これ、 戎野議員におかれてもですね、ITの方、お詳しいんですから、ぜひ、 今、例外のないようにですね、この際、もう、これからの道路を作った りですね、水道を完備するように、もう、これは、やっとかなんだらい かんと。21世紀に向かっての、過疎町村のこれは課題と思っておりま すので、例外なく、この際は光をやっときたいと。 で、その後、なお、そうやっとっても、地上波で、難点があると。大き いビルの陰でも、今、問題になっております地上波でも、都会でも。で、 そういうようなことについては、やはり、例外的にですね、そのう、R IUで受けてくれる中に、地上波だけでのうても、そういう電波系でも 受けてくれる。これは、今後のですね、あのう、3町そろうてのRIU による企業を選ぶのか。3町も、美波町は、「もう、別の会社頼むわ。」 118 議 長 10番議員 議 長 総務企画課長 とか、こういうことになるかわかりませんが、今のとこ、みんな歩調揃 って、この、やっていこうという動きになっておりますので、どうぞ、 ご理解賜って、今、ご指摘のんは、まだ、今後の問題になると思います。 RIUはいつどうなるかちゅうことは、今後、3町の幹事会、そして、 町長に上げてですね、議会に報告して、こういう方向になっていくと。 で、今のところ、考えられるのは、まあ、あのう、プロポーザル、提案 をさしてですね、その中で、どうやってこの人口減少、世帯も落ちてい っきょるような中で、あんた達はお受けするけど、どういうふうにする んなと。維持修繕をどうしてくれるんだとかいうようなことも、提案を 求めて回答して、その中から業者を選ぶという、これも、競争入札がな くて、いわゆるプロポーザル、提案方式になって、今後の維持可能な能 力のある企業を探そうということで、まあ、3町は、幹事会、課長クラ ス、そして、また、その下にクラークがやっておりますが、また、町長 同士ではそういうような理解で進めておるとこであります。なにしろ、 まあ、とりあえず、ハード面については、今回の予算で、おおむね、ま あ、今申し上げた数字を、まあ、完備していると。今後とも町内会いっ てですね、それぞれのお年寄りの皆さんのご意見聞いたり、「わしは、 もう、ホームペー…なには、インターネットはいらないんじゃ。」とか、 「もう、見るだけだ。」とか。いろいろあるだろうけど、ただ、今おる 人だけを焦点にしたらいかん、 「やがて、孫が帰ってくるやらわからん。」 と。こういうようなことも含めてですね、むしろ、これは、こちらから ご意見聞くと同時に、これからの社会ってこうなるんですよっていうの は積極的に導入を受けていただけるように、また、経済的なことも、相 談もしなきゃならんと思っております。 ほかにございませんか。山本議員。 今のケーブルテレビに関連するんですが、まあ、先日も、まあ、県西部 のある市では問題となっていた、この、あのう、集合住宅、アパートな どにおける、まあ、空き室とか、ほういうような対応は、どないしてい くのか。これ、ケーブルテレビ、まあ、とインターネットと、もう1つ、 ほのう、あのう、緊急放送とか言うように、2回線の対応になるんか、 ほこのとこ1回お聞きしたいと思います点と。 えーと、もう1個、施行管理委託料っていうのは、これ、設計管理をし て、ほいて、また、請負業者が、大体監督とかいうんがおるでしょう。 ほれ、施行管理料、委託料ちゅうのはどういうなにかね。ほれで、まあ、 3町のうちのこれ、美波町分と思いますけど、どんなんかな。ほこのと こちょっと説明頼みます。 影治総務企画課長。 はい。ええとですね、あの、まず、施行管理の方は、あのう、昨年まで は、幹事町の海陽町への負担金だけだったので、海陽町ですべてやって 119 10番議員 総務企画課長 10番議員 総務企画課長 町 長 10番議員 総務企画課長 10番議員 総務企画課長 いただいとんですが、今回は、あのう、先ほど、まあ、町長が申しまし た、あの、電柱から、いちばん最寄の電柱ですね、最寄の電柱から家ま での、まあ、戸の口のところなんですがほこへ行く分が、まあ、町単部 分で、それが、ほのう、あのう、3,600かける云々ていう分で、5 億円の金額になっとんですけれども、その管理をしていただく分です。 工事をしよる。 そうですね、工事、工事もうちで発注するようになりますので。 けんど、まあ、ほんで、ほの業者が大体工事費いうんの中に管理料いう んが入ってないん。 それは、あのう、工事者は工事者で、管理はするんですけども、発注…。 設計どおりしよるかどうかちゅうことをぱーんとやる。 それは、設計管理でいけるんちゃうん。 設計だけが、入っとんです。設計が、海部郡3町で、…。 設計管理して、ほいてまた、施行は、ほなって、業者がしよるんで、ほ れのほなって、まあ、いうたら、監督はおるんだろ。 あのですね、設計と管理が、まあ、いうたら、今度は、分かれるという ように考えていただいたら。ほの、20年度の、あのう、交付金事業っ ていうのは、3町でやりますと。ほの交付金事業っていうのは、地域イ ントラでやった公共施設から、それぞれの、あのう、住宅がある最寄の 電柱までは、3町で、やりますと。で、電柱から、家に引き込むまでの 分の町単が、町で独自でやらなくっちゃいけないと。で、その分は、独 自に、まあ、発注するんですけれども、設計自体は、3町で全部まとめ てやっていただけますので、あとは、ほの施行管理を、あのう、まあ、 どこかの業者にですね、ちゃんとほのう、先ほど、まあ、町長が言うた ように、ちゃんとできてるかどうかを管理する費用です。で、業者さん は業者さんで、もちろん、ほの管理はしていくんですけれども。はい。 任せっぱなしには、こう、まあ、できないというか。ほういう、まあ、 システムにはなってないので、あのう、町は町でやっぱり、管理をする と。通常は、まあ、設計管理をまとめて、委託するんですが、今回の場 合は設計は3町でまとめてやっていただいて、管理だけをやるというよ うに、まあ、なってます。 それから、あのう、集合住宅自体はですね、あのう、まだ、ほのう、ど のようにするか、結局、あのう、1本の分でいいのかとか、それから、 あのう、その数だけ負担金をいただくのであるとか、いうところはまだ、 詰まってませんで、あのう、今後、3町で、それも、あのう、どのよう にするかっていうんは、共通の認識でいきましょうというところまで、 できとんですけれども、どのようにするかっていうんは、まだ、ちょっ と、まあ、決まってない段階なので、決まりましたら、また、報告させ ていただきたいと思います。 120 10番議員 議 長 総務企画課長 議 長 10番議員 議 長 総務企画課長 議 長 16番議員 議 長 …緊急放送とかいう、ほの…2回線になる…な。 影治総務課長。 すみません。答弁漏れがありまして。ほの緊急の分は、まあ、今、防災 無線で、個別受信機がついておりますけれども、それと、まあ、ほれの 有線版が、IP告知っていう、まあ、名前でいってますけども、それは、 全戸に引かさしていただくと。ほれは、町の費用で引かさしていただく というようなことで、なってます。 よろしいですか。山本議員。 ええと、もう1点。ほの、まあ、自動販売機の電気代とかいうようにあ りますが、まあ、これ、由岐支所であると思いますが、まあ、本庁舎に も、これ、災害対応の、まあ、自動販売機あたりを設置してはどうかと いうことをお聞きしたいと思います。 影治総務課長。 えー、今のところはですね、あのう、以前から、まあ、そういうのも、 あのう、検討はしておったんですけれども、あのう、まあ、本庁の近く には、まあ、自動販売機を構えている、まあ、民間の方がいらっしゃい ますので、まあ、そういった、まあ、競合といいますか、も、あります から、あのう、それは今のところ、ちょっと、まあ、考えてないという ようなところでございます。 よろしいですか。ほかに。北山議員。 11ページの工事請負費の3,800万のモビレージの改修について、 もう少し、詳しい箇所付けをしてもらえますか。 小休します。 (時に17時24分) (時に17時25分) 議 長 総務企画課長 議 長 16番議員 再開します。影治総務課長。 実は、あのう、細かい設計っていうのは、まだ、これから、まあ、発注 しますので、出てない状況ですけれども、あのう、内容を申し上げます と、管理棟が1棟、それから、あのう、モビレージいわゆる、まあ、コ テージといいますか、あのう、建物が6棟、それから、あのう、合併浄 化槽の改修というようなのを、そういう諸々、まあ、排水の分もあるん ですけれども、ああ、失礼しました。あのう、給水の分もございます。 で、そういうのも入れて、あのう、金額的に、まあ、3,800万と、 いうふうに、まあ、なっておりますというか、しております。 北山議員。 建物は、前の2棟とおんなしぐらいの改修という、そう理解しとってい 121 議 長 総務企画課長 議 長 11番議員 議 長 教育改革課長 議 長 11番議員 議 長 教育改革課長 議 長 5 番 議 員 いんですか。 影治総務課長。 はい。ええ、一応、あのう、そのようなぐらいで、やる予定といたして おります。 ほかにございませんか。丸龍議員。 17ページの学校給食基本構想委託料200万、これ、基本構想ってこ れ、どう、どんなんですか。ちょっとわかりにくいんで説明をお願いし たいと思います。 海司教育改革課長。 まあ、あのう、基本構想という、かなり、こう、大きな名目にはなって おりますが、具体的に言いますと、単独調理をしております、阿部・伊 座利を除く、由岐学校給食センターと日和佐学校給食センターの、ま、 今後の調理、配送を含めた運営のあり方について、並びに、まあ、あの う、統合ということも当然視野に入れなければならないと思いますので、 その、統合における、たとえば統合する場合には、あのう、当然改修が 必要になってきております。その改修をするための、まあ、たとえば、 その設備設計等の、まあ、もとになるような提案をいただけたらという ふうなことも含めての、まあ、ほの構想ということの、まあ、委託料と いうことでございます。 丸龍議員。 課長、これ、提言でほんなに200万も要るんですか。まあ、統合も含 めて。ほう。 海司課長。 まあ、金額につきましては、あのう、たとえば、どこかのコンサルとか に見積もりを取ったとかいうふうなことではございません。あくまで、 ほの概算ということで、まあ、あの、ちょっと、大雑把な金額になって おりますが、まあ、あのう、これ以上にはならないと思うんですけども、 まあ、あのう、一応、上限ということで、まあ、これぐらい見とったら、 いけるかなというふうな程度の、まあ、おおまかな、あのう、計上とな っております。 ほかに。久保議員。 えー、18ページの災害復旧時に農地災害と土木災害が、2億5千万ぐ らい、まあ、計上されとんですが、これ、今、まあ、これほとんど、大 戸、深瀬地域の農地、また、河川の傷んだ所だろうと思うんですが、こ れで、大体100パーセントぐらい補修できるんですか。ほれと、また、 あのう、わたし思うんですが、用水にしても、こないだ、現地へ行った んですが、まあ、あのう、傷んどる箇所が10メーターぐらいあるんで すよね。その中でも、まあ、あのう、ほとんど、傷んだとこだけしか、 こう、直していただけんの。ほいて、こないだも、あのう、まあ、あの 122 議 町 長 長 う、勘場瀬さんにもお願いしたんですが、まあ、あのう、県が今日から、 まあ、査定に入っとると。ほういう中で、まあ、県、あのう、国・県が 査定に入った中で、もしも、ほういうことが、あのう、災害でないのに 傷んどる所、直すということは、まあ、あのう、許可いただけんように なるかもわからんのんで。ほんで、今回は、もう、傷んだとこだけか直 さんと。ほうやけんど、ほの直すんはええんやけんど、ここまで傷んど って、ほこから、また、こう、ちょっぴり、こう、傷んどんですよね。 ほいて、ほれは、直らんというんですよ。ほんなんだったら、思い切っ てショウセンでも持って、落としたらよかったなあ言うたんやけんど、 ほれは困るんじゃと。ほうやけんど、ほとんどの人が、ほやっといてく れたら、災害や直るんじゃと言うんやけんどねえ。あれば…、まあ、1 0メーターぐらいのとこで4メーターぐらい残して、あと、6メーター か残っとらんの。ほれが、次の雨がで…たら、また、切れると思うんで すよ。一緒の態、何べんも何べんも重機入れるわ、石入れられるわ、し たら、ほんまに、石拾たりするだけでも困るんで。できたら、ほの川が、 10メーターのところは、今回の災害でも、直していただきたいと思う んで。これ、5千万農地災害でも、5千万あるわね、これ。5千万、こ のごろ60パーセント70パーセント…、3千500万、4千万ぐらい、 あと1千万ぐらい残ってきたら、この金でも、これは、直らんのだろう かと思う。どんなんですか。これ、町長。 藤井町長。 これはもう、建設課長よりも、まあ、基本的なことですので、わたしか らお答えします。まあ、公共土木施設につきましては、まあ、施設箇所、 傷んだ箇所、それから、わたしの方が、慌てふためいて、コンサルでや った被害要望額いうのは、大体、94パーセントですね、採択されまし た。で、採択された所っていうのは、ご案内のように、もう、ほんとに、 災害ですから、復旧ですから、原型復旧は原則になるわけで。しかし、 今、せっかく原型復旧だけど、もう、もう、こちらも崩れかけとるから というのが、まあ、いわゆる関連でですね、やれないという、まあ、今 の仕組みがございます。で、まあ、一応、94パーセントですから、実 は、今回、査定を受けたなんか、でも、実は、6パーセント残るわけで すね。…災害で傷んどっても、補助金をもらえないところが、6パーセ ントあるわけです。ほれと、合わせて、えー、もう、測量してですね、 ロープして、印しとると思うけど、あっこまでしか、できんわけ。で、 まあ、工事、じゃあついでにですね、町単独で、どうせ、また、次の雨 で崩れるだろうというのは今まで、施行土木業者が、まあ、サービスで ちょこっと、まあ、ちょっとやってくれまあ、というようなことで、石 垣ついたりして、2メートル、3メートルやってるのが、まあ、実状か と思うんですが、それは、やっぱり、あのう、災害復旧は、現況復旧原 123 則ということで、査定官もそうだし、あるいは要望する側も、しときた いなあと。今、しといたら、2次災害が起こらんなあっていうんは、あ るんだけど、やっぱり、一応、基準は基準でしょうがないと。ほいじゃ あ、それをどうするかちゅうんなりますとね、これは、もう、みなさん と相談なんですけども、町単独に、持ち出しで、オール一般財源でかか らざるを得んだろうと思います。で、それはやっぱり、公共土木施設に ついては、特に、そのことで、まあ、小さい、あっこは、まあ、北河内 谷川の支線でありますけども、それが流れて詰まって、また、騒動いく ぞというようなことで。これは、もう、町単独で対応せざるを得ないと 考えております。 次に、農地災害につきましては、久保議員、もう、みなさん、もう、現 地で一所懸命やっていただいて、一応、いちばん難しいところは、その 表土でありますが、表土をどの程度で、その復元するかというようなこ となんですが、一応、まあ、あのう、長い説明止めて、もう、はっきり 言いますと、まあ、1,100立方で、大体傷んで流失した、あのう、 5ヘクタールについて、まあ、その1,100立方の土地で、まあ、な んか均填にやっていこうというようなことで、いっております。で、こ れについては、隣接の阿南市の民間業者を通じて、確保した土壌、また 土壌の質については、設計施工に当たる、県・土地改良連合会の技術者 とそのわが方が、確保してお願いしておる民間業者のセッティングがあ ったようでございまして、まあ、その土壌で、対応しようとしておりま す。で、これにつきましては、おっしゃるとおり、えー、全部が表土が 流失しておるとこは、まあ、やりやすいんですけども、えー、まあ、一 定の農地の一部分だけが、くぼ地になってやってると。まあ、そういう ようなこともあった。そこになってくると、まあ、基盤まで、こう、底 をですね、床を叩いて表土を入れなきゃいかんとか。まあ、そういうよ うなこともあったり、かなり、難しい農地の5千万については、今日明 日にかけての査定が起こるんですが、これが、その、公共土木のように 94パーセントまで、査定を受けられるか、半分で止まるか。ちょっと、 わからんところなんです。で、今日は、まあ、本会議がございますもん ですから、課長いけなくて、工事検査監をあてらさしておるんですが、 公共土木施設災害については、うまく94…農地については、非常にむ つかしい面があろうかと思います。で、それについてもですね、まあ、 自己負担がいりますので、表土については、これは、いわゆる農用地施 設並みのご負担願うのも、まあ、気の毒だっていうような判断をいたし まして、えー、実は、まあ、1割ぐらいの負担でですね、表土について はお願いしようと。で、まあ、それについても、まあ、その1割といっ たってですね、えー、表土は高うございますので、なかなか農家にとっ てはですね、先ほども縷々ありますように、「もう、放棄田でほっとく 124 議 長 方がましや。」と。作ってもしょうがない。ま、それについては、直払 でいただいている金を自己負担分に充当することによって、農家の方が 持ち出しがないように、省略しますが数字は。まあ、そういうようなこ とで、対応しようと考えております。で、農地につきましては、秋、取 り入れすぎましたら、さっそくやっていきたいと。で、それにつきまし てもですね、個別でいろいろと、農家個人、個人がわしは「20センが ほしいんだ」と。「わしは5センほしいんだ」と。こうなりますと、競 争になったら具合悪いんで、いろいろと、そら、表土の深い田んぼもご ざいますでしょうし、浅い田んぼで…やれる…てきた人もあると。…2 0センチのとこで流れて、部分的なとこは「おれは20センチ」だと。 こういうことは、言われても困るんで、ここはもう、客観的な基準でで すね、一定の表土の高さということで、あのう、お願いしようとしてお ります。これも含めてですね、あの、今度のいわゆる災害復旧では、直 らないと。元へ戻らんと。何とかせえという部分が出てくるだろうと思 います。で、これは、今後、単独事業で、じゃあ、あの農家の方々、ご 負担を願える上、単独だから0ちゅうわけでも…、単独、うちはもう税 金で100パーセントでございますので、補助を受けて行う災害復旧で さえも、農地につきましては、1割ぐらいご負担願おうとしておること でございますので、単独の場合につきましては、また、改めて、いわゆ る復田単独事業とでもして、負担を承知の上でかからなきゃいけないと 思ってます。 公共土木施設の災害の6パーセント残りについては、もう、町単独でで も、補強しとかんと、あの大戸の現況見た場合については、関連災害で、 確実に起こりますね。かえって、今度、補給することでおって、さわっ て緩みをかけていますから。必ず。で、そうかといって、業者もですね、 1か所当たり200万とか150万の工事ですから、サービスとしてで すね、素晴らしいブロック積んで、練積みやいうことはせんだろうと思 う。で、そこは、もう、単独事業としてですね、2度と関連災害起こら んように、これはもう、議員の各位とご相談申し上げて、これはほっと けんではないかちゅうんで、町単独で、そういう災害復旧を仕組みを作 り上げなければ、この種の4月10日の復旧はできないと…。それと、 大戸だけでなくて、やっぱり、山河内もありますし、えー、由岐町では、 端のほうがちょっとあるんです。で、そういうようなこともありますの でですね、やっぱり、災害に強いということでなかったらいけませんの で、ここらはですね、補助金なかったらほっとくちゅうわけにもいかな いと。こういうことだと思っております。単独で、公共土木についての 河川を埋まりそうな所は、単独災害で、踏み切らざるを得んと思ってお ります。 久保議員。 125 5 番 議 員 議 長 建 設 課 長 議 長 10番議員 町 長 10番議員 議 長 あの、この、ほいたら、あのう、なんですか、工事、土木工事の中で、 土砂の撤去は、これは、あのう、町道とか、ほう…、入った、もう、こ れは、済んどんですか、ほれ。今回の、あのう、北河内…河川の分は、 入っとれへんのやね。今度、県がする分には。入っとれへん。今までの 分やね、ほんなら。 鈴木建設課長。 ええ、それは、もう、県工事でやってくれますんで、はい。 よろしいですか。ほかに。山本議員。 今の件に関連、ちょっとするんです。まあ、要望みたいになるんですが、 まあ、これ、まあ、ほとんど、これ、まあ、災害復旧、土砂退けるいう ことは、ほとんど、実費、いわゆる人件費と思いますんで、まあ、これ、 大方、もう、2ヵ月半もなるので、まあ、親方もなかなか、これ、あの う、人件費いうんをなかなか、あれしていくんも、まあ、先のあのう、 臨時議会にでも出してもろて、こういうように対応していかなんだら、 税金であれば、いついつまでに払いがピシッとくるのに、ほういうんを やっぱり、対応していたげなんだら、また、いろいろ災害時にも、あれ と思いますので、まあ、要望となりますけんど。 いや、それ、災害復旧はですね、早くやらんかったって、ほんな、もう、 単独ならいつでもできますよ。やっぱり、国の災害復旧ですから、国土 の災害を…復旧するちゅうのは、国の査定官。 いやいや、わしが言うとんは、ほの支払金をどないぞ、早うしたげな、 もう、2か月半、おおかた3か月… 小休します。 (時に17時38分) (時に17時41分) 議 長 1 番 議 員 再開します。新矢議員。 えー、わたしは、えー、丸龍議員でしたか、学校給食基本構想委託料等 他2点ほど。 まず、そのことについて、物事を進めるのに、行政は、何かにつけてコ ンサルにかけるというような考え方があると思うんですけど、この学校 給食を統合するということは、委員会としては、大変やりぬくいと思う んですけど、校区のPTAの人達に、十分、経費問題から、それから、 まあ、わたしが聞いとんであれば、日和佐でやれば、由岐へ来るのに熱 いものが冷えるというようなこともあろうと思うんですが、そこらを十 分に説得して、そして、こういう、まあ、コンサル的なことの考え方で なしに、直接、えー、経費の無駄遣いになるんで、校区の人達に話をし 126 議 長 教育改革課長 議 長 教育総務課長 て、やっていくべきでなかろうかなあと。簡単に、これは、まあ、コン サルにかけんでも、話せばわかるということで、いけると思いますんで、 この経費を、まあ、できるだけ、使わずに話し合いすることがベターで なかろうかと思います。 ほんで、次に、えー、もう1つ、15ページの教育費の、えー、事務局 費の中で、臨時職員の賃金ですけど、271万3,000円。これは、 どういうことで、この、中間時点で、出てきたのか。 それと、もう1つは、えー、13ページの農林水産業費の中での、えー、 負担金補助及び交付金での活力ある漁村づくりモデル育成事業補助金 315万円。この明細を教えてもらいたいと思います。 海司教育改革課長。 金額につきましては、あの、新矢公宏議員ご指摘のとおり、あのう、コ ンサルの、まあ、料金に、まあ、なるんですが、この、統合っていうか、 その、委託料につきましては、まあ、あのう、給食に関しましては、あ る程度、その専門的な、あのう、知識の、まあ、方に入ってもらわない と、今、食の安全であるとか、そういうふうなことがありますし。それ から、そのう、統合にかかる、まあ、たとえば、給食調理上のさっきも 申しましたが、設備設計につきましても、効率的で、また、安全で、衛 生的で、あのう、給食センターにする、もとの提案をいただくというこ とになっておりますので、やはり、こう、専門的な部分がいると思いま すので、それで、その分の、まあ、料金が多少は要ると思います。ただ、 統合にかかるそういうふうな、あのう、要綱の、まあ、PTAであると か、関係者への、まあ、ご説明なり、ご説明というか、あのう、お話し 合いにつきましては、もちろん、教育委員会の方で、あのう、動いてま いりますので、その分にかかる経費については、もちろん、考えており ませんので。あと、まあ、最初にも、申しましたとおり、経費につきま しては、まあ、上限と考えておりますので、まあ、これは、まるまる使 うというふうな、あのう、ことは考えておりません。なるべく、あのう、 厳しい財政事情の折、あのう、その専門的な方にお願いするにしても、 安い経費でというふうには考えております。以上でございます。 丸岡教育総務課長。 わたしの方からは、15ページの事務局費の臨時雇い賃金の件について、 ご説明させていただけたらと思います。あのう、当初予算の編成時期は、 1月でございまして、4月1日現在の教育委員会の事務局の人事異動が ございまして、正規職員が3名出まして、1名来たということで、実質 2名減となったわけでございます。で、その分について臨時雇いの賃金 が当初予算に計上できておりませんで、10款の他の臨時雇いの賃金の 部分から支払いをしておるわけでございますが、6月以降の臨時雇いの 賃金の分について、6月補正で、対応させていただいたというふうなこ 127 議 長 地域振興室長 議 長 とでございます。以上です。 小坂地域振興室長。 わたくしの方からは、13ページ農山漁村活性化費の、えー、「活力あ る漁村づくりモデル育成事業補助金」この、まあ、明細をということで ございますが、この補助金につきましては、木岐まちづくり協議会の方 が、事業主体になって、水産上のモデル事業の方の採択を受けたもので ございまして、一応、あのう、木岐まちづくり協議会の方からいただい ております資料につきまして、概要を申し上げますと、まず、取り組み のテーマといたしまして、大きく4つほどございまして、まあ、古民家 の活用、それと、モニターツアーの実施、それと、空き家の調査及び情 報発信、それと、地域計画の検討と。まあ、こういった内容で、4種類 大きくはございます。で、それぞれの4種類の中で、また、あのう、予 算的な言い方で細かくいきますと、えー、設備備品費といたしまして、 合計が110万円。で、消耗品費としまして、10万円。えー、アドバ イザーとか、あるいは学生とか、研修会参加の、まあ、事務的な旅費も 含めまして、旅費が、えーと52万円。アドバイザー等の謝金が20万 円。委託料としまして、内容的に、まあ、3種類ほど、ひっくるめてで すけれども、77万円。あと、会議費として、えー、商品費とか、ある いはお茶菓子代とかが、5万円。それから、あと、その他としまして、 モニターツアー等の、まあ、さまざまな使用料でありますとか、えー、 謝礼的なものですね、そういったもの、それと、さまざまな会場を借り 上げ料的なものや保健所等への届出諸費用と全部合計しまして、52万 円と、いうことで、支出の内訳として326万円というのがございます。 で、まあ、あのう、当然不足分については、参加費等をいただいてとい うことで、帳尻が合うてくると。まあ、そのような考え方で、まとまっ ているようでございます。 小休します。 (時に17時49分) (時に17時49分) 議 長 1 番 議 員 再開します。新矢議員。 えー、給食に関しての食の安全とか、まあ、衛生的なことというような ことで、専門的な、えー、どういうんですか、を相談するというような ことも言われておりますが、そういった、あのう、施設の衛生管理、食 の安全、そういったことは、法的、たとえば、あのう、保健所とか、保 健所の、えー、県職員である指導員ですか、そういった人を相談して、 できるんでなかろうかなあ。それだったら、あのう、こんなの委託的な 128 議 長 こともいらんのでなかろうかなあということも考えられますし、まあ、 あのう、経費は、こんだけもかからんということで、ええんですけど、 そこらを十分に考えて、えー、日和佐中学、日和佐小学校の給食をまか な…まあ、保育園もそうだろうと思うんですけど、そこらのまかなって おる量と、そして、由岐地区の、えー、2校ですか、そこらをまかなっ ておる総計した合計が、今の、あのう、施設でいけるかどうかというよ うなことも、えー、無理に専門職の人に、専門職というんですか、知識 人に頼…あのう、お願いせんでも、従業員というんか、それに従事しと る人で、大体計算ができるんでなかろうかなあと、いう感がいたします んで、まあ、そこらも十分検討してもらったらと思います。 えー、それと、今、えー、丸岡課長から言われておった、わたしは、こ れは、小学校の移転費にかかる、まあ、その人らの労務費で、かなあと いうような気もしたんで、そこらのところは、えー、今、使っておる小 学校の資材というんか、机も含めて、えー、高校の方へ運ぶんであった ら、そこらの人をするのに、賃金をとったのかなあという感がしたんで、 そこらのところは、学校対教育委員会との何は、経費面はどんなんなっ とんかも、説明していただきたいと思います。 それと、まちづくり交付金ですけど、これは、えー、まあ、わたしも、 ちょっと、えー、委員ということで、召集せられとったんですけど、え ー、わたくしは、ちょうど都合で行けなんだんですけど、メンバーを見 ると、えー、どういうんですか、あのう、役員さんは、くるくると代わ っていくような状態で、まちづくり委員会というような組織はあっても、 えー、こう、長続きした管理というんですか、そこらが、これ、いくん かなあ、というような感がするんとともに、これは、役場、今、小坂振 興課室長が答弁したですけど、小坂、あのう、室長のおる時は、その管 理というんですか、指導というんですか、そこらもできていけるかなあ と思うんですけど、そこらのまちづくり委員会が砕けた時の、そんなん は、補助金の今まで、もらったことが、充実して地域に反映していっき ょるかどうかを、見定めるのはどういう仕組みになっとんか、そこら、 ちょっと。 ちょっと、小休します。 (時に17時53分) (時に17時53分) 議 長 教育改革課長 再開します。海司教育改革課長。 ええと、先ほど、まあ、あのう、答弁の時に、まあ、誤解を与えたらい かんのですけども、確かに、安全、食の安全であるとか、衛生面につい 129 議 長 教育総務課長 議 長 地域振興室長 ては、あのう、学校給食センターには栄養士もおりますし、ご指摘のと おり、保健所の職員の方もお願いできるんですが、それプラスですね、 運営についてであるとか、まあ、そのう、仮に統合であると場合につい ての、ほのハード面の知識を持った方っていうのも、あのう、いると思 いますので。その安全、食の安全面、衛生面プラスまあ、そういう、ま あ、設備設計等にかかる知識を持った方をお願いするということで、ま あ、自前だけではちょっとできない部分もあると思いますので、そのへ んをご理解いただけたらと思います。 丸岡教育総務課長。 わたしの方からは、あのう、新矢議員さんの方から、ご指摘のございま した、ほのう、改築移転にかかる経費のことでございますが、えー、一 応、あのう、高等学校の改修工事の方に、引越しの方の経費は計上して おります。ただ、あのう、大変でございますので、あの、まあ、業者の 部分で引越しできる部分とか、あと、学校の先生でなければ、持ち出し ができない書類であるとか、机とか椅子、一応、あのう、PTAの方に は、4月の総会の時に、そういった業者がする部分、まあ、教育委員会 ができる部分、それと、学校の先生ができる部分、併せて、まあ、PT Aにお願いする部分、まあ、3本立てで十分に、まあ、精査をしてくだ さいよということで、お願いをしてございます。で、えー、まあ、そう いったことで、学校の方の要望としては、まだ、あのう、あれなんです が、一応、工期の方は、一応、改修工事が8月20日までの工期として おりますんで、9月1日から、日和佐高校の方の校舎ということでござ いますが、子ども達にいっぺん、まあ、8月中に1回登校さしたいとい うふうなこともありますんで、そのへんも、踏まえてですね、これから 煮詰めていきたいと考えております。以上です。 よろしいですか。小坂地域振興室長。 えーと、あのう、まちづくり協議会の、まあ、構成メンバーが、いわゆ る充て職的な人が多くて、まあ、ころころ代わっていく心配があると。 で、まあ、町の方の状態いかんによっては、持続性がないんではないか という、まあ、そういう趣旨のご質問であったかと思うんですけども、 あのう、まさに、逆にですね、あのう、もともと旧町時代に地域担当職 員制度があった。で、それが、まあ、合併に伴ってなくなった中で、地 域の動きが停滞したり、あるいは地盤沈下をするっていう状況がある中 で、まあ、木岐地区として、現在の状況に基づいて、どうすれば持続的 な地域づくりを進めていけるかと。で、その持続的な地域づくりを進め ていくための体制として考えられるのは、何かということを、模索して いるのが、このモデル事業になるわけです。ですから、あのう、まあ、 先ほど、あのう、僕がいるあいだは、というような言われ方がありまし たけども、逆で、えー、いなくってもやっていけるという、そのために、 130 ま、木岐地区の中の、まあ、すべての団体が加入するような、かかわっ て、えー、役割分担をしていくような組織作りをしているわけでして、 で、あのう、確かに、まあ、町内会長なんかも代わっていくということ にはなりますけれども、一方で、まあ、たとえば、この名簿、今、見な がら申し上げますと、地域づくり団体として、椿公園愛護会、あるいは、 えー、わいわいKiKi、八幡神社の祭礼保存会、夢ギャラリー、ある いは次世代会議と。こういった地区内にあります地域づくり団体につき ましては、仮に代表者が交代するということがあったとしても、その活 動自体は持続していっているわけですね、で、当然そういった方々が中 心になって、役割分担をしながら、あのう、充て職的に、こう、代わっ ていく婦人会の方であったり、PTAの方であったり、そういった方を 絶えず、こう、刺激しながら、まあ、あのう、メンバーが代わっていっ ても、安定的に動いていける体制をつくっていってもらう。で、そのつ くっていくための、1つのやり方として、具体的に、まあ、先ほど、4 つほどテーマを言いましたけれども、まあ、そういった、具体的テーマ に基づいていっしょにやっていこうという、そういう取り組みであろう と思いますので、まあ、そういう点で、ご理解いただければと思ってお ります。 議 長 新矢議員。 1 番 議 員 えー、今、答弁いただいた地域振興室長小坂室長の件ですけど、えー、 当然、これは、木岐地区のまちづくり委員会に、えー、まあ、付託する というようなことになろうかと思うんですけど、えー、先般も、えー、 この中の、財源だろうと思うんですけど、えー、民家を改修して、調理 場というようなことも、あのう、相談受けたんですけど、その予算が、 えー、80万か90万ぐらいやと。それで、ほんなのんができるかなあ というような、えー、わたしも、あのう、いったんですけど、そして、 その会長が、木岐の町内会長、副会長が奥白浜の町内会長というような 組織の、あのう、トップクラスの中で、えー、現実に、ま、白浜地区が 1年交代でころころ代わっていっきょる。木岐町内会も、えー、現会長 は、「わしはほれ、もう、1年したら、ほんなもんでけ…、やれんわ」 というような、あのう、言葉も聞いたりするんで、そこらのところは、 ほれ、あいじょういくんかなあ。そいて、砕けた時に、えー、民家を改 造したのを、「ほんなところ、あのう、元どおりに戻してくれ」と、い うような、もし、継続が不可能であった時に、戻してくれといった時に、 誰が責任持つんかなあというような感もしたんで、そこらのところを… えー、はっきりと、えー、今、事業を進めている室長に聞きたかったわ けで。もう一度そこらのところ、よく。 議 長 小休します。 131 (時に18時00分) (時に18時04分) 議 長 地域振興室長 議 長 再開します。小坂地域振興室長。 改めて、申し上げますが、えー、この事業につきましては、 「木岐まちづ くり協議会」で、ま、代表者につきましては、会長 青山文夫さんから 申請があったもの。で、それが、まあ、水産庁の方のモデル事業に採択 されて、まあ、今回の予算化にいたったものです。ですけれども、まあ、 あのう、新矢議員、十分ご承知のとおり、平成13年度以降のさまざま な動き、蓄積の中から、こういった事業の提案が上がってきておるとい うことでございますので、まあ、その点、もう、もう地元に内情に詳し い議員として、逆に、あのう、一所懸命応援していただければいいんじ ゃないかと。そのように思っておりますので、よろしくお願いいたしま す。 ということでございます。ほかにございませんか。なければ質疑を打ち 切ります。 議案第59号「平成20年度美波町一般会計補正予算(第2号)」を採決 いたします。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 税務保険課長 議 長 「異議なし」と認めます。 よって、議案第59号は、原案のとおり可決されました。 日程第11 議案第60号「平成20年度美波町国民健康保険事業特別 会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 当局の説明を求めます。山路税務保険課長。 (議案第60号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。質疑がな ければ、質疑を打ち切ります。 議案第60号「平成20年度美波町国民健康保険事業特別会計補正予算 (第1号)」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 132 「異議なし」と認めます。 議案第60号は、原案のとおり可決されました。 日程第12 議案第61号「平成20年度美波町介護保険事業特別会計 補正予算(第1号)」を議題といたします。 当局の説明を求めます。原高齢者福祉監。 高齢者福祉監 (議案第61号の説明をする) 議 長 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。質疑がな ければ質疑を打ち切ります。 これより採決を行います。 お諮りします。 これから、議案第61号「平成20年度美波町介護保険事業特別会計補 正予算(第1号)」を採決します。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 住 民 室 長 議 長 「異議なし」と認めます。 議案第61号は、原案のとおり可決されました。 日程第13 議案第62号「平成20年度美波町国民健康保険阿部診療 所特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 当局の説明を求めます。谷口住民室長。 (議案第62号の説明をする) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。質疑がな ければ質疑を打ち切ります。 これより採決を行います。 お諮りします。 議案第62号「平成20年度美波町国民健康保険阿部診療所特別会計補 正予算(第1号)」を採決します。 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 総務企画課長 議 長 「異議なし」と認めます。 よって、議案第62号は、原案のとおり可決されました。 日程第14 議案第63号「人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求 めることについて」を議題といたします。 当局の説明を求めます。 (議案第63号の説明する) 説明が終わりました。質疑を行います。質疑ございませんか。なければ 133 質疑を打ち切ります。 議案第63号「人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求めることにつ いて」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 15番議員 「異議なし」と認めます。 よって、議案第63号は、原案のとおり同意することに決定しました。 日程第15 意見書についてを議題といたします。 発議第3号「国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求 める意見書」(案)が提出されております。 提出者の説明を求めます。坂口議員。 発議第3号 平成20年6月19日 美波町議会議長 江本 昇殿 提出者 美波町議会議員 坂口 進 賛成者 美波町議会議員 岩瀬 公氏の賛成を得まして、意見書(案)の提出について 上記の議案を、 別紙のとおり、会議規則第13条の第1項及び第2項の規定により提出 いたします。 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求める意見書 (案) 近年、地球温暖化が深刻な環境問題となる中でグローバル化する森林の 役割に対する要請が高まるなど、環境資源としての森林に対し強い期待 が寄せられている。 一方、林業を取り巻く厳しい状況の中で、森林経営は脆弱化し、その担 い手である山村は崩壊の危機に立っている。 このような中、森林整備を推進していくためには、森林所有者の森林経 営意欲を創出するための施策の推進はもとより、民間による整備が困難 な水源林等公益森林の整備に対する公的機関の役割の強化、更には、過 疎化・高齢化が進む中で、森林・林業の担い手である山村の再生に向けた 積極的な取組が極めて重要となっている。 このような時期に、国有林野事業は、いわゆる「行政改革推進法(平成 18年6月)に基づき業務・組織の見直しが予定されており、また、独 立行政法人緑資源機構は、平成20年3月31日、国会において「独立 行政法人緑資源機構を廃止する法律」が成立し、19年度末で解散、水 源林造成事業等は、独立行政法人森林総合研究所に継承させる措置が講 ぜられたところである。 また、 「独立行政法人緑資源機構を廃止する法律」に対する附帯決議にお 134 いて、(1)地球温暖化対策としての森林整備(水源林造成等含む)、民 有林の保全・整備に伴う作業道整備・林産業を中心とした農山村活性化 等の重要性にかんがみ、その実行体制については、国自ら一般会計にお いて管理運営を行うこと及びその実施時期を前倒ししないことを含め、 幅広い観点から慎重に検討すること。 (2)山村の過疎化等により森林整 備が遅れている地域については、一般会計において路網整備を含めた森 林整備や山村の定住化条件の整備を図る必要があることから、その対策 を検討することが明記されたところである。 よって国においては、地球温暖化防止森林吸収源10ヵ年対策の着実な 実行、多面的機能維持を図るための森林整備等の推進はもとより、特に、 国有林野事業等において、安全で安心できる国民の暮らしを守るために、 重要な役割を果たす水源林等公益森林の整備、更には、地域林業・木材 産業の振興を通じた山村の活性化など、森林・林業施策の更なる推進に 向け、下記の事項4点を実現するよう強く要望する。 記 1、森林吸収源対策を着実に推進するため環境税等税制上の措置を含め 安定的な財源を確保するとともに、森林・林業基本計画に基づく林業・ 木材関連産業の振興施策の推進と、国の森林整備予算に係わり発生する 地方財政措置及び森林所有者の費用負担軽減措置など、平成21年度予 算の確保等必要な予算措置を講ずること。 2、緑の雇用対策等、森林・林業の担い手対策の拡充、施業の集約化、 路網の整備・機械化の推進等による効率的・安全的な木材の供給体制の 確保、更には、木材のバイオマス利用の促進等により間伐材を含む地域 材の需要拡大対策の推進による地域林業・木材産業の振興を図ること。 3、水源林造成事業は、水源のかん養はもとより、地球温暖化防止その 他の森林の有する公益的機能の発揮を図る重要な事業であり、引き続き 計画的に水源林造成事業を含めた公的森林整備を推進するための組織体 制の確保及び施業放棄地等民間による森林整備が困難な地域における国 の関与の下での森林整備制度の創設を図ること。 4、国有林野事業については、国民共有の財産である国有林を適正に管 理するとともに、国土の保全、水源のかん養など国有林野が果たしてい る公益的機能の一層の発揮を図るために、一般会計組織による管理運営 体制を含め国による管理運営体制の堅持及びその管理運営を通じて地域 における森林・林業担い手育成と地域活性化への寄与を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成20年6月23日 徳島県美波町議会 議長 江本 昇 提出先‥内閣総理大臣・財務大臣・農林水産大臣・環境大臣・外務大臣・ 林野庁長官・衆議院議長・参議院議長・地元選出国会議員 よろしくお願いいたします。 135 議 長 説明が終わりましたので、質疑を行います。質疑ございませんか。質疑 なければ、質疑を打ち切ります。 発議第3号「意見書(案)について」お諮りします。 本案は、原案のとおり採択することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 「異議なし」と認めます。 発議第3号は、原案のとおり採択されました。 続きまして、発議第4号「後期高齢 者医療制度の廃止を求める意見書 (案)」が提出されております。 提出者の説明を求めます。戎野議員。 7 番 議 員 読み上げて、提案とさせていただきます。 発議第 4号 平成20年6月19日 美波町議会議長 江本 昇 殿 提出者 美波町議会議員 戎野 博 賛成者 美波町議会議員 北山 朝彦 美波町議会議員 影山 美雄 意見書(案)の提出について 上記の議案を、別紙のとおり会議規則第13条の第1項及び第2項の規 定により提出いたします。 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書(案) 政府は75歳以上を対象に「後期高齢者医療制度」を実施しました。 この制度は、1.これまで保険料負担のなかった扶養家族を含めて、7 5歳以上の全ての高齢者から保険料を徴収する。 2.月額1万5000円以上の年金者から保険料を年金から天引きする。 3.保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費を全額負担させる。 4.75歳以上を対象にした、別立ての診療報酬(医療保険から支払わ れる医療費)を設定し、高齢者に医療差別を強いるものである。 すでに2006年10月から長期入院患者への食費・住居費の負担増、 現役並み所得者の2割負担から3割負担への引き上げが実施されました。 高齢になればおのずと病気にかかりやすくなります。現役時に健康保険 税等を負担してきた者が、その保証を受けるときに、さらに負担を継続 させていくことは保険・社会制度をそのものを信用できなくさせていき ます。高齢者に十分な医療を保障することが当然であるのに、年齢のみ で差別するような医療制度は世界に例をみません。 特に高齢化の割合が高く、年金額の少ない方々が多い、我が、美波町に おいてはこの制度導入によって医療への不安や生活困窮の世帯が増加し ていくことは明らかであります。 中央政府に置かれましては、これらの不安を解消し、高齢者・国民が等 136 議 長 1 番 議 員 議 長 しく安心して医療を受けられるよう、 「後期高齢者医療制度」の廃止を求 めるものです。 よって、美波町議会は、以下のことを強く要請する。 1、「後期高齢者医療制度」を廃止すること。 2、医療に使う国の予算を増やして、高齢者・国民が安心して、医療を 受けられるようにすること。 3、70歳から74歳の医療費窓口負担を2割に引き上げることはやめ ること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成20年 6月23日 徳島県美波町議会議長 江本 昇 提出先…内閣総理大臣 福田康夫 殿 厚生労働大臣 舛添要一 殿 以上でございます。 どうぞ、よろしくご協力をお願いを申し上げます。 説明が終わりましたので、質疑を行います。質疑ございませんか。新矢 議員。 質疑というよりか、わたくしは、この後期高齢者医療制度ということが、 今、国では、ものすごく検討されております。で、えー、議会運営委員 会の折にも、町長は、そういった行政の、えー、難問題、これに対して の難問題も、非常に、えー、こう、困ったような、行政に対しては困っ たようなことでも言っておられましたし、議員も、この知識に対して十 分な知識がないように思われます。で、これを9月議会ぐらいまでに、 常任委員会で、十二分に勉強して、えー、9月議会で、えー、採決する ように、えー、したらどうかということで、この制度の廃止を求める意 見書については、えー、どういうんですか、えー、継続審議というんで すか、そういうように、もっていったらということでの意見を述べたい と思いますんで、よろしく、ください。 ただ今、新矢議員さんから、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書 に対する継続審議をという意見がございますが、それに対する賛成者…、 ああ、質疑。継続に対する質疑を…。提案者に対する…。ほんなら。 ちょっと小休します。 (時に18時47分) (時に18時48分) 議 長 8 番 議 員 再開します。質疑を行います。質疑です。まだ。まだ、採決でないです。 春田議員。 提案者に対する質疑ということで、あのう、まあ、わかる範囲でもかま いませんけど。ええと、これ、まあ、先ほども出ましたけども、あのう、 137 議 長 7 番 議 員 政府の方で、まあ、国会の方で、いろいろ、こう、論議されてですね、 あのう、今後、これ、見直しをしていくというふうなかたちは、あの、 みなさんご存知だと思うんですけども、果たして、これ、後期高齢者制 度を廃止ということで、まあ、意見書ですから、その、あれですけども、 結果的にどうなるかっていうこともありますけども、あのう、対案的な ものっていうふうなところっていうのは、まあ、提出者の方、賛成者の 方は、どのように考えられておるのか、ということと。 実際、これは、まあ、国の制度が変わってですね、地方自治体も、その 制度にのって、あのう、どんどん、こう、運営していかんといかんわけ ですけども、それに対する、そのう、町の負担とか、まあ、結構何百万 何千万というふうなかたちが、あのう、いっとうわけですけども。その あたりに対する、まあ、お考えというか、提案者のお考えをちょっと聞 かしていただいたらと思うんですけども。 戎野議員。 あのう、一応ですね、ええと、まあ、この一旦、あのう、この後期高齢 者の法案については、あのう、廃止をしてですね、再度、ほのう、政府 の、国会の方で見直しすると。まあ、すなわちどういうことかいうたら、 もとの老人保健制度を含めた検討をし直すということ。それから、現在、 緊急措置としてやろうとしている保険料の、まあ、天引きの中止。まあ、 一部にはですね、75歳以上の保険料については、まあ、段階的に、え ー、凍結というか、あー、まあ、9年の2009年の4月から10月、 2010年の3月までは、保険料の5割に見直すとか、一部の手直しは、 あのう、やろうとはしておりますが、やはり、根本的に、えー、このま ま、えー、やっていこうというところで、わたしは、これまでの、やは り、あのう、保険料の減免措置が国民健康保険でしたら、できておりま したが、そういうものが、2年ごとの保険料の見直しが予定されて、や はり、今後もですね、その、加入者1割の負担割合が高くなっていく可 能性が非常に、まあ、強いということと。この新しい医療制度は、保険 者である、あのう、後期高齢者医療広域連合は、当然としてですね、出 先の各自治体を含めて、膨大な、やはり、事務量と、その経費、まあ、 今回も20年補正で、1,100万円のシステム委託料がありますが、 こういうことを、やはり、生んでいくということでございます。 それと同時にですね、75歳以上の高齢者だけを単独の被保険者として いくっていうことは、これは、すべての保険、社会保障制度というその ものを、個人単位に変更していくという制度改正が前提となって、なる べきもんであってですね、国が想定するような基礎単位としての家族と いう世帯というものを崩していくということでございます。もちろん、 あのう、この、廃止した時の財源論でありますけど、財源としては、や はり、税の応能負担と超過累進課税の原則に立ち返れば、十分できるこ 138 議 長 3 番 議 員 とであって、75歳の後期高齢者全員が、加入する、まあ、これ、1, 300万人と言われとんですが、この医療費は11兆7兆円で、給付費 が、10兆6千億円ですね、そのぐらい、まあ、結局は患者負担が1兆 1千億円ぐらいの規模が予定されておるんですが、これは、やはり、不 公平税制による増収試算ではですね、国税だけで15兆1,840億円、 地方税かけ…だけでも、19兆7,119億円の増収ができるというこ とで、やはり、軍備費にかける費用の見直しを進めるとか、財源として は、十分やっていけるということで、やはり、これは、もとの老人保険 制度に戻して、再度見直しを図ることということで、わたしは、あのう、 この制度の反対を提案させていただきました。 ほかにございませんか。寺下議員。 ええと、この意見書の廃止を求めるという廃止に関してちょっと、あの う、お伺い、先ほども、まあ、お伺いしたんですけれども、えー、後期 高齢者医療制度については、えー、意見書にもありましたように、ええ と、年金からの天引きでありますとか、保険料滞納者からの保険証の取 り上げ、所得が0の人であっても、均等割分の1割の負担になるとか、 そういう見直しがなされた上でも、いろいろ見直さなければならない部 分は多々あると思います。 が、そもそも、この制度が国会で可決になったのは、医療の進歩など時 代の変化によって高齢者の数が急激に増加し、これまでの制度では支え きれなくなってきていることが、きっかけだったはずです。そして、高 齢者の医療費増加の推移を見てみると、このままいくと破綻は時間の問 題です。まして、これ以上若者世代の負担が大きくなると、国全体のさ まざまな保険制度が混乱し、土台から揺らいでくるような不安さえあり ます。現にこの制度の現況は、それこそ事務手続きを行う広域連合や市 町村が混乱してしまうだろうと心配になるぐらい、現在でも、国会や関 係省庁でさまざまな見直しが始まっています。 今回、廃止を求めるということですが、制度内容の修正や見直しを求め るという内容で、再度提出されてはいかがでしょうか。医療費の抑制の ためには、やはり、地道な一人ひとりの意識改革と健康づくりに尽きる と思います。 「8020」運動といって、80歳で自分の歯を20本残そ うというポスターを見かけたことがあるんですけれども、実際はそんな 人は少ないと思うし、よっぽど本人が意識して歯磨きや手入れをしなけ れば難しいと思います。 しかし、まず、一人ひとりが、できることから、今すぐ始めることで、 医療費を抑制することは可能なのではないでしょうか。医療費が下がれ ば、2年ごとの見直しで保険料がアップするということも危惧されてい ますけれども、保険料維持ができるのではないかと思います。制度の廃 止よりも、まず、そういう対策を真剣に考え取り組めば、この制度も有 139 議 長 7 番 議 員 議 長 1 番 議 員 議 長 7 番 議 員 議 長 用であるとわたしは思います。 よって、意見書の内容について再度検討していただきたいと思います。 ほかに。戎野議員。 あのう、政治っていうものは、結局、どうすることだというたら、やは り、いちばん弱い人をいかに救済するかだと思います。もちろん、担税 能力がある人が、健康保険料という医療費ということで、払うていけれ ばよいかもしれませんが、やはり、あのう、それを、まかない、まあ、 払いきれない、そういうところに視点を置いて、どこに優先度をつけて やるかということであって、たとえば、国によって、教育や医療費をさ らに無料化していこうと。なぜそれであれば、義務教育を憲法に沿って、 無料かということはあるとしてもですね、この医療費に、取って当り前 だというよりか、それを基本に、医療費そのものをですね、やはり、安 く押さえていくというところに、本来、地方政治の、まあ、こういった 町議会も立ち返ってあるべきではないかと。もう、諸外国を見ましても、 やはり、医療費を無料化したり、その精神があってこそですね、乳幼児 の医療費について、なるべく負担をしないようにしていこうと。やはり、 基本は年齢の差別によって、ほの人達のお金は取って当たり前だと。そ ういうことをするのでなく、やはり、あのう、等しく国民として、医療 費を負担を少なくするという、そういう方向で、議員としては、ああ議 員というか、政治はあるべきでないかというふうに、今のお答えにした いと思います。 ほかにございませんか。なければ質疑を打ち切ります。新矢議員。 えー、今、質疑の中で、いろいろ、えー、聞いたんですけど、まあ、わ たしが最初、言ったようなことで、動議という、ことの提案で、えー、 この意見書については9月議会まで、えー、持ち越して、みんなが十分、 十二分に勉強したらいいと思うんですけど、どうでしょうか。提案いた します。 ただ今、新矢議員さんから、…。戎野議員。 ということは、あのう、修正というか、それに対する動議を先にやるん ですか。それとも、わたしは、あのう、提案してですね、これに対して、 もう、動議打ち切りをするんでしたら、ああ、質疑打ち切りをするんで したら、もう、採決を採っていただきたいと…。 えー、戎野議員さんから、採決っていう要望もございますが、動議が先、 提出されましたので、動議に対する賛成者の挙手を求めます。 (賛成者挙手をする) 議 長 はい。動議提案に対して、賛成者おられますので、動議を議題といたし ます。 140 7 番 議 員 議 長 7 番 議 員 議 長 議長。 はい。 わたしは、あのう、先に、ええとですね、これは、採決して、あのう、 もう、修正というか、そういうことよりか、もう、採決して、この際で すね、あのう、反対なのか、修正なのかを含めてのそれは、あのう、採 決を採っていただきたいと思います。 えー、ただ今、あのう、戎野議員さんから採決の意見ございましたが、 先に動議の方の賛同者がおられますので、動議を先、先決をさしていた だきたいと思います。 えー、これ、新矢議員さんから出された動議に対して賛同者が2人以上 ありますので、動議に対する…、動議は成立しております。ただ今から、 動議について、審議に入りたいと思います。 えーと、…この動議に対する討論を行います。意見ございませんか。 この動議に対する…、動議を決定することに賛成の諸君の起立を求めま す。 (賛成者起立する) 11番議員 賛成多数。よって、継続審議といたします。 日程第16 決議について、議題といたします。 発議第5号「非核平和の町」宣言決議(案)が提出されております。 提出者の説明を求めます。丸龍議員。 決議案を読み上げ、提出をいたします。 発議第 5号 美波町議会議長 江本 昇殿 提出者 美波町議会議員 丸龍孝敏 賛成者 美波町議会議員 影山 美雄氏 決議書(案)の提出について 上記の議案を、別紙のとおり会議規則第13条の第1項及び第2項の規 定により提出いたします。読み上げます。 「非核平和の町」宣言決議(案) 世界の恒久平和は、人類共通の願いである。 しかしながら、今なお、世界の各地では戦争や紛争が繰り返され、核兵 器をはじめとした大量破壊兵器の開発や配備も終息することなく、世界 平和は深刻な脅威にさらされている。 我々は世界で唯一の核被爆国の国民として、平和憲法を守り、再び広島、 長崎の惨禍を絶対に繰り返してはならないことを世界に向けて強く訴え る責務がある。 よって、美波町は、非核三原則(つくらず、持たず、持ち込ませず)が 141 議 長 7 番 議 員 議 長 11番議員 議 長 完全に実施されることを願い、核兵器をはじめとする大量破壊兵器の完 全禁止と廃絶を全世界に訴え、ここに「非核平和の町」を宣言する。 以上、決議する。平成20年6月23日 徳島県美波町議会 以上です。よろしくお願いいたします。 説明が終わりました。質疑を行います。戎野議員。 基本的に賛成ですが、質疑だけ少しさしていただきたいと思います。 とりわけ、平和憲法マルということ、それからですね、えー、非核3原 則については大賛成でございますが、ただですね、この非核3原則をチ ェックする場合ですね、たとえば、先日、小松島港に米軍の艦船が入っ てきた場合、そこが、その艦船に、核兵器があるかないかのチェック、 もし、えー、将来ですね、当町にそういう可能性があった場合に、それ の保障というか、それを証明するものは、相手の米国の安保に基づくそ ういった表明だけで、えー、なそうとするのか。その点をお伺いしたい と…。 丸龍議員。 議員発議で、まあ、わたしに質疑されても、大変、まあ、むつかしいと ころなんですが、えー、まあ、前回、小松島にほういうふうな、えー、 寄港がありました。その時に判断によりますと、まあ、知事、また、各 市町村の長が、最終的には決めるというふうな、わたし、判断であった と、思っております。まあ、最終的にですね、まあ、えー、議員発議で ございまして、まあ、質疑応答、わたし自身ですね、していいのか悪い のかわかりませんが、まあ、戎野議員もですね、賛成に、賛成であると いうふうなお聞きいただいておりますので、どうぞ、ご賛同いただきま すようにお願いしたいと思います。 ほかにございませんか。なければ、質疑を打ち切ります。 発議第5号「非核平和の町」宣言決議(案)についてを採決いたします。 お諮りします。 本案は、原案のとおり採択することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 議 長 「異議なし」と認めます。 発議第5号は、原案のとおり採択されました。 日程第17 常任委員会の閉会中の継続審査申出書について議題といた します。 各常任委員長から所管事項のうち、会議規則第73条の規定によって、 お手元に配りました「所管事務の事項」について、閉会中の継続調査の 申し出があります。これからそれぞれ読み上げますので、ご審査をお願 いしたいと思います。 142 総務産業建設常任委員会 坂口委員長から、本委員会は所管事項のうち 次の事件について閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議 規則第73条の規定により申し入れます。 1. 行財政改革の推進について 2. 南海地震対策の推進について 3. 商工業の振興及び雇用対策について 4. 観光振興対策について 5. 農業水産業の振興対策について 6. 道路網、下水道及び港湾施設の整備について 文教厚生常任委員会 丸龍委員長から、本委員会は所管事項のうち次の 事件について、閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議規 則第73条の規定により申し入れます。 1. 福祉対策の推進について 2. 保健医療対策の推進について 3. 環境汚染の対策について 4. 教育施設及び環境の対策について お諮りします。 それぞれ委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに、 ご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 議 長 16番議員 5 番 議 員 16番議員 議 長 「異議なし」と認めます。したがって、委員長から申し出のとおり、閉 会中の継続調査とすることに決定しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 北山議員。 あのう、1件だけ、議会運営委員長にお聞きしたいと思うんですけど、 あのう、今後、議会運営として、採決をする時に、これ、あの、議員必 携では、えー、「議会が言論の府であって、討論を十分尽くすべきであ るから、討論そのものを省くということは、適当でない」と。こう明記 されておりますけども、今後、先ほどみたいに、討論は、すべてやらな いんですか。 討論やりよう…やりようと思います。 今日の採決で討論はやってないでしょう。討論は、あろうがなかろうが、 「討論はありませんか」と、こういうんを聞くんが、議会運営の流れと 思うんです。 小休します。 143 (時に18時58分) (時に18時59分) 議 長 再開します。 次回定例会の会期日程等は、議会運営委員会に付託したいと思いますが、 ご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 異義なしと認めます。次回定例会の会期等は、議会運営委員会に付託され ました。 お諮りします。 本定例会の会議に付された事件は、すべて終了いたしました。会議規則第 6条の規定によって、本日で閉会したいと思います。 ご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) 「異義なし」と認めます。 本定例会は、本日で閉会することにいたしました。本日の会議を閉じます。 早朝からご苦労さんでございました。 平成20年 第2回美波町議会定例会を閉会します。 (時に19時00分) 144
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