組込システムとクラウドの融合による新開発 HIT LAB 1. 活動概要 私 た ち HIT LAB は Device 2 Cloud コンテストに参加し、優勝 することを目標に掲げています。 Device 2 Cloud コンテストとは 組込機器をクラウドサービスに つなげることで無限に広がる 可能性を探求し、使って楽しく、 そして役に立つアイディアを 実現するために開催 されたコ ンテストです。私たちはグルー プを A と B の2つに分けそれぞ れのグループで Armadillo-440 という組込機器を用いてアイ ディアを実現するために日々 開発を進めています。 2. A チーム『混雑状況配信システム』 昼休憩になると食堂は大変混雑し、行列ができま す。席も室内、室外どこも満席となり、食事する 場所が確保できません。ならば何時なら行列がで きていないのか、何時なら席に座ることができる のかという疑問からこの混雑状況配信システムの 構想ができました。ネットワークを介して Web 上 に表示させることでどこにいても混雑状況を確認 できるようにします。 現在は入退場の人数については乱数を用いて入力 し、グラフの表示を行うことができるようになっ ています。 今後は、センサーを取り付け、そのセン サーで入退場の人数をカウントし、グラ フに出力させることができるようにし ます。さらに、組込機器をネットワーク に接続し、クラウドサービス上にグラフ を載せることができるようにします。こ れら2つの課題にこれから取り組んで いきたいと考えています。 3. B チーム『簡単学習!Wikipedia トレーニング「Wiki トレ」 』 私たちはたくさんの情報を持 つ Wikipedia に対し、単なる辞 書としてのみ用いるのはもっ たいないという想いを持って いました。この想いから自分た ちで何か Wikipedia を使った 面白いものを作ろうと考える ようになりました。そこから議 論を重ね、ゲームにしたら面白 いのではないかという考えに 至りました。そこで、この「Wiki トレ」を開発することになりました。 現在のところ基本的なシステムは完成しており、操 作画面の作成も完了、実際にゲームをプレイして正 解すると得点が表示されるようになっています。 今後は組込機器をネットワークに接続し、クラウド からランダムに問題を表示させることができるよう にします。また、Device 2 Cloud コンテストでは、 センサーを取り付ける必要があり、どのようにセン サーを用いるかを模索していきます。以上の2つの 課題にこれから取り組んでいきたいと考えています。 4. 今後の活動 11 月に Device 2 Cloud コンテストの予選審査が行 われました。しかし、残念ながら両チーム予選落ち という結果になり、目標を達成することができませ んでした。しかし私たちは、引き続き各システムの開発を続けていき、HIT チャレン ジの結果報告の時に完成したシステムを披露できるよう目指していきます。 5. 反省 去年よりもトレーニングから予選審査までの期間が短かったため、システムの開発にか けることのできる時間が少なく、しっかりと計画を立て最初からピッチを上げて開発を 進めなくてはいけませんでした。しかし、各個人が他にもやるべき事などがあって忙し かったこともあり、計画通りに進める事ができず、予選審査の締切直前になってしまい ました。このことから、計画通り進めなければ計画を立てた意味が無いと反省しました。 6. まとめ 結果としては予選落ちで目標を達成することができませんでした。しかし、組込機器を 使用してシステム開発を行えたことは、講義だけでは知ることのできないシステムの構 築やプログラミングの難しさや楽しさを知ることができ、プログラミング技術の向上に もなると考えています。Device 2 Cloud コンテストを通じて私たちは、貴重な体験を することができました。今後とも、システムの開発に取り組んでいきたいです。
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