平成28年度 1 努力点について 「計算できるよ! 考えるって楽しいね!」 テーマ ~基礎・基本の定着を図り、学び合うことで、 考える楽しさを味わう算数科の授業実践を通して~ 2 テーマ設定の理由 「分かりたい」「できるようになりたい」という学習への意欲を、本校の児童は強くも ち、一生懸命学習に取り組んでいる。しかし、算数科の学習に対しては、苦手意識が強く、 「算数はあまり好きではない」と答える児童も多い。学習への自信をもつことは、生き生 きと学校生活を過ごす上で、とても大切なことであると考える。 そこで、研究初年度である本年度は、次の2点に重点をおいて、工夫をしていく。 1つ目は、基礎・基本の定着を図ることである。朝の漢計タイムや授業の冒頭部分に、 繰り返し計算問題に取り組む時間を設定したり、学習内容を系統的に捉え、新しい内容に 入る前に既習内容の振り返りを行ったりすることで、基礎的な学力を身に付けられるよう にしていく。 2つ目は、授業の場面における工夫である。算数的活動を充実させ、解き方を一人一人 が考えることができるようにするとともに、学び合い活動を取り入れることで、自分の考 えとは異なる考えに気付いたり、分からないことが分かったりして、考える楽しさを味わ えるようにしていく。 これにより、 「計算できるよ! 考えるって楽しいね!」と児童が学習への自信を深め、 学力が向上していると実感できるようにしていきたい。 3 研究の進め方 (1) 推進について 学年部会、低(含むまつかぜ) ・中・高学年部会、推進委員会、全体会を適宜開き、 計画・実践・反省などの情報交換や検討の場とする。 (2) 研究授業について ① 全学級1実践を行う。 ※ 中間報告会までに、第1次実践を行う。12月までに、第2次実践を行う。 3学級の学年は、12月までに、第3次実践が終わるように計画する。 ② 学年で1実践は公開授業とし、低・中・高学年部会内で参観し合う。その他の実 践は、同学年が参観する。公開授業、その他の授業ともに、部会・学年が異なって いても参観することができる。 ※ 全ての実践とも、略案を作成し、教職員全員に配付する。 ※ 低・中・高学年部会で事前検討会を、参観メンバーで事後検討会を開くことを 原則とする。 ③ 公開授業のうち、1授業を全体公開授業とする。 ※ 細案を教職員全員に配布し、全体での事前検討会・事後検討会を開く。 ※ 教職員全員が参観することを原則とする。 ④ 4 授業後、感想・意見を書いた付箋(整理し、コピーする)を授業者に渡す。 研究組織 (1) 校 推 進 長 委 員 会 全 体 会 低 中 高 学 年 部 会 学 年 学 部 会 級 推進委員会 ・評価とアンケート調査の内容について検討する。 ・研究授業計画書について検討する。 ・研究授業一覧と進め方について検討する。 ・指導案の書き方と授業記録のとり方について検討する。 ・研究集録のまとめ方について検討する。 (2) 低・中・高学年部会 ・各学年における、育てたい子ども像と手だてを具体化する。 ※ 手だては、基礎・基本の定着場面と授業で考える楽しさを味わう場面の2場面 で考える。 (3) 学年部会 ・各学年部会で、「育てたい子ども像」に迫っていくための教材や評価方法など、年 間計画を立てる。 ・計算力向上のためのプリントを作成したり、指導案をつくり実践を行ったりする。
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