笑顔でつなげる ふれあい通信

第4号
発行
2011 年3月31日
笑顔でつなげる☆ふれあい通信
~赤堀人権のまちづくり会員のつながりで人権の輪を更に広げよう~
辻山
忍
今、日本はもとより世界の人々が東日本大震災の復興に向け
て、支援の輪をひろげています。
災害の規模は、比べものになりませんが、1947(昭和49)
年に私たちの地域を襲った「49災害」を思い出した人は多いと
思います。襲ってくる水の恐怖の体験は言いようがありません。
しかし、多くの人たちに助けられ、近所同士で助け合い苦難を
乗り越えて今日の赤堀があるのです。
委員長
私たち「まちづくり」では現在、義援金の協力をお願いしています。すでに事務局の人権プラザ
赤堀には、多くの会員からご好意が寄せられています。まだまだ、余震が続き不安な毎日を過ごさ
れている被災地の復興と、みなさんが一日でも早く元気になられることを願いながら応援していき
ましょう。
義援金は、現在、期限を決めずに受け付けています。どうかご協力を宜しくお願いいたします。
◇赤堀人権のまちづくり推進委員会の体制(11 部 会員数95名 3 月 22 日現在)
人権啓発「コラソン」
委員長
パソコン普及「パソパル」
鈴木 茂見( 8)
三谷龍太郎(16)
辻山 忍
副委員長
辻山
地域福祉
宮崎 房江(16)
伝統文化普及 太鼓「ゆう」
鈴木 伸野(16)
強
環境美化「すぎな」
書 記
宮崎 志都子(18)
鈴木 茂見
生きがい農園
会 計
辻山 一枝(16)
鈴木 伸野
調査研究
山城 弘敬( 8)
記録・広報
川村 浩
多文化共生
古河 和義(27)
記録・広報
川村 浩(5)
上図中の名前は代表者名を、
(
)内は登録人員数〔他部
体力づくり
辻山
強(22)
との重複を含む〕を示します。
食文化
辻山
忍(26)
各部の活動現況・シリーズ 第1回「コラソン」
今回から赤堀人権のまちづくり推進委員会の各部の活動現況をシリーズで掲載し、部長さん
の思い、トピックス、課題などについて会員にお知らせし、活動内容の共有化を推進したいと
考えました。第1回は「コラソン」の活動現況を鈴木 茂見 代表にまとめて頂きました。
鈴木
茂見
代表
平成22年(2010年)度もたくさんの研修会や懇談会に
参加することが出来て充実した1年でした。
特に大矢知人権協とつながりを深めることが出来たのが大き
いことだと思います。
今、東日本大震災の状況が連日報道されている中で、改めて
命の尊さ、助け合うことの大切さを感じました。
そんな思いを伝えて、これからの人権活動に生かして行きた
いと思います。
平成22年度の「コラソン」活動の成果
◆自らの学習を深めました。
・視察研修会:長野県飯田市:大江磯吉の生涯を学びました(H22.6/25~26)
・全国在日外国人研究大会(H22.8/7) ・四同研大会(H22.8/22)
◆たくさんの研修会に講師として呼ばれました。
・桜地区同推協地区別懇談会(H22.6/17、9/24、H23.1/20)
・四日市市人権保育研修会(H22.6/10)
・同教連フィールドワーク(H22.8/17)
・大矢知地区人権協視察研修会(H22.9/23)
・常磐中学校区人権フォーラム(H22.12/3)
◆人権講座を企画し開催しました。
・朗読劇から人権を学ぶ(H23.2/15)
・啓発ビデオの鑑賞と懇談会(H23.3/1)
・視察研修会、三重県人権センターとフレンテみえ(H23.3/20)
大江磯吉の生涯を学ぶ
下伊那教育会館にて
人権講座から(参加型紙芝居)
講師:おおはし竜さん
先ずは台本の読み合わせ
常磐中学校区
人権フォーラム
「何か気になる」
気づきさがしの
学習指導
昨年8月17日(火)に常磐地区5校園の新着任先生方を対象とした「人権・同和教育学習会」が開催
され「赤堀の文化と歴史」のフィールドワーク(現地探訪)が行われました。
私たちも、これから人権プラザ赤堀を中心とした近辺の文化と歴史を『調査研究』と一緒に探訪して
人権との関わりを学習したいと思います。
記録・広報では来年度の企画として『赤堀人権ふれあいまっぷ(仮称)』制作を考えております。その
一貫として,今回は東海道筋赤堀1丁目の「鈴木薬局」を訪ねてみました。
鈴木薬局(旧鈴木製薬所)
竹の切り口を示す「丸ニつの組み合わせ」の登録商標に、
「赤万能即治膏」
・
「無二即治膏」・
「萬金丹」
・
「真妙円」などの膏薬の名前が書かれた古い看板を掲げる鈴木薬局は、200年
以上も製薬業を営む旧家です。
当家は、代々勘三郎の名を受け継ぎ、現在の当主鈴木友氏で第11代を数えるが、同家に
伝わる家系図によると、第4代勘三郎高春が、1750(寛延3)年2月に蘭学勃興の地長
崎に赴き、漢方を伝授されたといわれています。
当家の建物は、東海道沿いの古い家の中で、もひときわがっちりとしたものです。これは
第6代勘三郎高光が、1852(嘉永5)年に建てたものであることが、家系図により判り
ます。玄関には、約60㎏の重い木製の上げ下げ戸があり東海道に面した家の表には連格子
がはめられ、6畳から12畳の部屋が奥に続き、そのうちのひとつの欄間には、厚い檜の近
江八景を形どった1枚の彫り絵があります。また、土蔵と共に膏薬をつくった作業場があり、
薬研などの貴重な道具が保存されています。(本文は鈴木薬局門前の立看板表記から引用)
赤堀1丁目
鈴木薬局
看板「真妙円」など
看板・焼判などは
四日市市博物館で
常設展示中
竹の切り口を示す
「丸ニつの組み合
わせ」の登録商標
焼判「赤万能即治膏」
<記録・広報からのお知らせ>
事務局(人権プラザ赤堀)℡ 059-351-7609
◇平成22年度中に制作したビデオライブラリー
下記のビデオ作品は、何時でも人権プラザ赤堀で見て頂けます。また、希望される方はDVD
または、CDを貸出させて頂きますので事務局(人権プラザ赤堀)へお申し出ください。
項
主 催
撮影日
タイトル
時 間
1
推進委員会
5 月 10 日
視察研修「人道の港 敦賀ムゼウムを訪ねて」
17 分
2
コラソン
6 月 25 日
視察研修「飯田」
19 分
3
多文化共生
7 月 11 日
中国~家庭料理と簡単な言語学習~
14 分
4
多文化共生
9 月 12 日
ペルー~家庭料理と簡単な言語学習~
30 分
5
地域福祉
9 月 16 日
ひだまりの会~敬老の集い~
15 分
6
コラソン(大矢知)
9 月 23 日
視察研修「水平社&平城遷都 1300 年祭を訪ねて」
66 分
7
体力づくり
10 月 18 日
ふれあいグラウンドゴルフ
11 分
8
推進委員会
10 月 24 日
第 3 回赤堀ふれあいまつり
50 分
9
コラソン
10 月 28 日
車内研修用電子紙芝居「ゆらゆらばしのうえで」
10
推進委員会
11 月 14 日
秋の視察研修会「大江磯吉のふるさと伊那谷道中」
50 分
11
推進委員会
12 月 3 日
常磐中学校区 人権フォーラム
31 分
12
常磐地区人同協編
9 月 26 日
常磐地区懇談会 「バリヤフリー社会を考える」
59 分
9分
上表中、3 項の多文化共生「中国~家庭料理と簡単な言語学習~」は 6 分間ビデオに再編集
して、ケーブルテレビ CTYの番組「発信市民チャンネル」から四日市大学小林慶太郎准教授
の解説と共に 2 月 1 日~15 日まで放送されました。
これからも機会を作り、CTY番組「発信市民チャンネル」を通じて「赤堀人権のまちづくり
推進委員会」活動状況を広報活動の一貫とし、発信して行きたいと考えます。
多文化共生「中国~家庭料理と簡単な言語学習~」CTY放送から
講師 神津艶子先生(右側)
解説 小林慶太郎先生
編集後記
◆東日本大震災から 3 週間を迎えますが、地震と津波による被害だけでなく、原発事故による三重苦が
日毎に増してきています。ことに原発放射能の影響は日常摂取の食べ物に及ぼし、その安全性について
の風評が広まることが一番心配されます。
風評に惑わされず。正しい情報を見極めて冷静な行動をとることが大事です。人権についても同様、
地道に正しい啓発活動を来年度も続けて行きたいと考えます。<継続は力なり>
(H.K)