音 日 時 研 究 会 平成 23年 3月 2日 (水) 部会名 参加数 楽 研修部 低学年部会 高学年部会 合同 31 名 司会 研修部テーマ ◎講 師 ◎研修内容 堤谷 弥生 部 会 記 録 15:30~17:10 低学年 堤谷 弥生 主 任 高学年 伊藤 裕子 記 録 山田 美鈴 「一人ひとりが生き生きと楽しむ、音楽指導のあり方」 元横浜市立日枝小学校校長・合唱指揮者 松崎 陽治 先生 指揮法 ~卒業式の歌を中心に~ 指揮の基本について、楽曲を通してご指導をいただいた。目の前に「子どもがいる」ということを イメージして二人組で向かい合って指揮をしたり、交代で前に出て指揮をしたりして、要点を学んだ。 (1) 指揮の基本 ・打点・・・・・・はっきりさせる。これがあいまいだと歌えない。 ・予備拍・・・・・ 「誘い」にあたる。拍子感、テンポ、ブレス、ダイナミクスを表し、この振 り方で歌い方も変わる。 ・方向性・・・・・1拍目は体の前で振る。振り幅は額から胸と体の幅を基本とする。 ・ダイナミクス・・縦、横に広げたり縮めたりする。 (左右に偏ったり、体の中心から離れすぎ たりしないように) ・終わり方・・・・止め方の表現をどうするか。 ・ことばを振る・・ 「ことば」の持つ表情(軽い、重い、強い、柔らかい・・・など) 研 修 内 容 (2) 指揮の実際(楽曲を通して) ① 「旅立ちの日に」 ・ほとんど4拍目が予備拍の曲。 ・「かぎりなく~」の「か」をはっきり振る。「ゆうきを~」の「ゆう」は重く。 ・ 「ふりかえることもせず~」のクレッシェンドは上方または斜め上方に向かって両手を広げる 。 ・「いま~」はメゾフォルテで振り幅を少し大きく。 ・アルトの出の指示をする。 「いま~」のところは1拍目、左手でソプラノへ、2拍目、右手で アルトへ。 ・「おおーーーーーーぞらに」は左手で伸ばす合図をし、右手で4拍振る。左手を高くしていく 。 または横に広げていき、クレシェンドを表現する。 ② 「巣立ちの歌」 ・2分の2拍子なので振り方を工夫する。漫然とした2つ振りは声を充分支えきれなくなり、 4拍子にすると忙しい感じになる。(先生の手本を見て練習。) ・終わりの「あすのひのため」の「め」は両手を広げながら体を反らせて、クレッシェンドと フォルテを表現する。両手を止めるとクレッシェンドを表現できない。ディミヌエンドした い時は、両手を縮めていく。どう表現するかは子どもたちに問いかける。 ・最後は、歌を切ってから右手で伴奏者に次の音を合図する。 ③ 「つばさをだいて」 ・出が4拍目なので予備拍は3拍目。 ・縦を長めに振ると分かりやすい。 ④ 「ふるさと」 ・クレッシェンドは振り幅を大きくして表現する。 ・「ゆめは~」は自分のところで(小さく)ふる。 ・子どもたちから出てくる気持ちを大事にする。
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