・大学において様々な事柄を主体的に学ぶための方法を、実践的に習得

科目名
基礎ゼミナール 1
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・大学において様々な事柄を主体的に学ぶための方法を、実践的に習得することができる。
・幼児教育保育者に求められる基礎学力を、向上させることができる。
・
自身の設定したテーマについてのレポート作成、及びプレゼンテーション方法を習得す
ることができる。
幼児教育保育者という専門職としての基礎的学力の向上と、大学における主体的な学習方法
科目概要
を習得することを目的とする。具体的には、幼児教育保育分野における自身の研究課題を明
確に設定し、テーマに沿ったレポート制作を通して、必要な資料の収集・整理・分析、及び
考察方法を学ぶ。同時に、記述、ディベート、プレゼンテーション力を高めるために、日本
語学習を深め、社会的マナー訓練、並びに地域連携を通して、実践的にコミュニケーション
方法を学ぶ。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
基礎ゼミナール 2
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・
「基礎ゼミナール 1」より深化した研究課題を設定し、より高度な内容のレポート制作法を
習得することができる。
・内外部の他者との協働活動を通して、自己、及び他者についての認識・理解を深めること
ができる。
・上記の学びを通して、幼児教育保育の専門職としての総合的基礎力を、更に向上させるこ
とができる。
前期科目「基礎ゼミナール 1」で習得した基礎学力、技能、及び考察力を基盤として、幼児
科目概要
教育保育の専門職としての基礎力、並びに社会的基礎力の更なる向上を目的とする。保育者
としての専門性と課題を探求する中で、主体的に探求する力や自己を客観的に認識する力を
養う内容を中心に据える。具体的には、前期より深化した研究課題に取り組むと同時に、外
部との協働活動、学生間相互の学び合い等弾力的な授業内容を設定し、自己、及び他者と向
き合う中で両者をより深く理解する、専門職としての総合的な基礎力を養う。
備考
保育士科目(教養科目)
科目名
キリスト教人間学
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・ 1879 年に創立した本学の源である聖公会のキリスト教について理解を深める。
・ 自分とは何かという観点から、自己をより深く、広く理解する視点を養う。
・イエスの教えが現代を生きる私たちの生き方とどう関係しているのかを説明すること
ができる。
本学の設立の目的であるキリスト教について説明する。また、人類の古典である聖書がどのような人間
科目概要
観に立っているのかをイエスの教えを中心において考えながら、自分とは何かを問い、自分の生の根拠
を探り、私たちの生きかた、人間観を省み、深めていく。そして西欧キリスト教の歴史的展開の中で生
まれた 「啓蒙主義」 「隣人愛の具現化としての社会福祉思想」 「人権思想」 を説明する。また、隣
人愛の思想を広い視野から見ていく。そのうえで、私たちの身近にある現実に対して広い視点から思索
するための素養を身につける。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
日本語表現演習
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・母国語である日本語で表現するための基本的技法を習得する。
・日常生活で使用する、基本的な文章形態の形式や用法を習熟する。
生活すべてに関わりをもつ日本語で表現をするための基本的技法を学ぶ。意識せずに使用している、さ
科目概要
まざまな用法や特質を自覚し、目的に即した文章表現が可能となるよう演習形式で授業を進める。基礎
的理論の上に立った、さまざまな文章作成の方法について実践をとおして学ぶ。具体的には、「原稿用
紙の用法」「誤用文と慣用句」「推敲の留意点」「表現の歴史と流行語」「手紙、はがきの形式と方法」
などについて実践的に技能を練磨する。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
情報処理演習
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・情報検索、E-mail の活用などのインターネットの基本的な利用法について理解する。
・表計算ソフトを用いた基本的なデータ処理について理解する。
・ワープロソフトの基本的な機能を理解し、基本的な文書作成の技法を学ぶ。
本演習では、パソコンを用いて情報処理を行うための基礎技能を修得することを目的とする。演習を
科目概要
とおして、パソコンを用いた問題解決のための基本的な考え方を学ぶ。使用するアプリケーションは、
Windows、Web ブラウザ、表計算ソフトである。まず、Windows を用いてパソコンの基本操作を学ぶ。そ
して、Web ブラウザを用いた情報検索を通して、インターネット上からの情報の収集、分析について修
得する。さらに、表計算ソフト機能の実践を通して、データ処理の考え方について理解を深める。
備考
保育士科目(教養科目)
科目名
人間関係演習
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・社会人として必要な基本的なマナーや言葉遣いを身につけることができる。
・自己分析による自己成長に取り組むことで、信頼される人間性を養うことができる。
・交流パターン分析を理解することで、温かい対人コミュニケーションに対する考えを
深める。
良好な人間関係を構築・維持し、進展させるためには、自己理解と他者配慮が必要である。社会人とし
科目概要
ての基本的なマナーを知り、相手の立場で考えられるコミュニケーション能力を講義と演習によって習
得する。講義・演習のテーマは、「自己を知る」「感じのよい立ち居振る舞い」「話し方・聞き方の総
合演習」「パブリックスピーキング」「接遇表現の基本と応用」「敬語表現」「電話対応の基本と応用」
「社会人としての心構え」などである。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
英語 1.
授業形態
演習
到達目標
・
単位数
1
配当年次
1
Students will be able to use English vocabulary, grammar and communications strategies that
are useful when working in a day care, nursery school or kindergarten.
・Students will be able to communicate in simple English about topics that are related to working
in a day care, nursery school or kindergarten.
・Students will be able to sing simple English songs and play simple English games that can be
taught to young children.
Eigo 1. focuses on improving communication English skills that are useful when working in a day
科目概要
care, nursery school or kindergarten. Each unit introduces a specific topic as well as relevant
vocabulary, grammar and functions through a variety of exercises and activities. Students work
in pairs and small groups to complete the various tasks. Simple English songs and games for
children are also introduced. There are weekly quizzes and two speaking tests. (Key points: 保
育の英語コミュニケーションスキルの基礎, スピーキングテスト)
備考
保育士科目(教養科目)・教職科目
科目名
英語 2.
授業形態
演習
到達目標
・
単位数
1
配当年次
1
Students will be able to use English vocabulary, grammar and communications strategies that
are useful when working in a day care, nursery school or kindergarten.
・ Students will be able to communicate in simple English about topics that are related to working
in a day care, nursery school or kindergarten.
・
Students will be able to sing simple English songs and play simple English games that can
be taught to young children.
Eigo 2. continues to focus on improving communication English skills that are useful when working
科目概要
in a day care, nursery school or kindergarten. Each unit introduces a specific topic as well
as relevant vocabulary, grammar and functions through a variety of exercises and activities.
Students work in pairs and small groups to complete the various tasks. Simple English songs and
games for children are also introduced. There are weekly quizzes and two speaking tests. (Key
points: 保育の英語コミュニケーションスキルの基礎, スピーキングテスト)
備考
科目名
保育士科目(教養科目)・教職科目
中国語 1.
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・中国語の発音と文法を覚え、基本的な日常会話が出来るようにする。
・さまざまな側面から中国の衣・食・住などの様子を紹介し、現代中国を理解する。
中国語 1.は、中国語を初めて勉強する学生に対して、表現力を中心とした授業を実施する。中国語 1.
科目概要
では、音声、特に会話力に重点を置く。正しい発音の基礎、聴く力の向上に努める。もちろん、構造を
理解して、会話文を正しく読解する力を身につけることも心がける。毎回の授業は、発音を練習しなが
ら、自己紹介、家族、趣味、年齢、日付などを主にした簡単な会話文を中心に進める。また指定した教
科書の他、ビデオ、カセット、DVD などを通じて、中国の文化、思想、中国人のものの見方、考え方、
風俗、習慣なども紹介する。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)・教職科目
中国語 2.
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・中国語1 で習得した文法や言葉を利用して、会話や簡単な作文ができる。
・さまざまな側面から、現代中国について理解する。
中国語を半年勉強した学生に対して、発音基礎を固めながら、表現力のさらなる向上を目指す。表現パ
科目概要
ターン、語彙量を増やしながら、陳述、依頼などの表現を含む簡単な会話を理解し、コミュニケーショ
ン力をつけていくように授業を進める。また中国の歴史、文化、社会などに関する内容も積極的に取り
入れ、中国語を学習しながら、時事中国についての知識も身につけていきたい。
備考
保育士科目(教養科目)・教職科目
科目名
健康学
授業形態
講義
単位数
1
配当年次
到達目標
・ 健康についてのさまざまな見方・考え方を理解する。
1
・ 健康を守り、保健医療や環境や社会とのよりよい関係を築くために必要となる知識
を習得する。
・ライフステージの諸段階における生と健康の位置づけを考察できる
健康であるとはどのような状態をいうのかについて考察する。時代や社会における健康間は変化してき
科目概要
た。健康観の変遷を手がかりとして、健康を守り、保健医療や環境、社会とよりよい関係を築くために
必要となる知識と健康についてのさまざまな見方や考え方を習得する。健康と不健康の当事者である私
たちは人生において疾病や老化や死は避けられないことから、病の体験や老化に関する諸問題を取り上
げ、生きることと健康との関係について考察する。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
スポーツ実技
授業形態
実技
単位数
1
到達目標
・幼児期における運動の重要性を理解する。
配当年次
1
・運動を通じた幼児の健康管理の立案ができる。
・運動の基本的動作の習得を通じた健康・体力の維持増進をはかる。
・スポーツを通じてチームワークおよびチームワークにおける自己の役割を学ぶ。
わが国における子どもの体力低下が問題視されている。本講義では幼児期において運動遊びなどの方法
科目概要
を学び、早期の対応を可能となるよう、講義の前半では幼児における運動遊びを習得する。後半では、
生涯スポーツとして、自己の身体の状況に応じた身体運動としてのスポーツを習得する。講義を通じて
運動の楽しさを体感し継続的な運動実践の立案を目指す。
備考
科目名
保育士科目(教養科目)
日本国憲法
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・法治国家の国民として、現代憲法学と日本国憲法を学ぶ。さらに、国家の組織と作用、福祉国家にお
ける基本的人権の内容を理解し、自己の人生設計にもつなげる。
先ず国家の要素、国民の概念と憲法とのかかわりを述べる。そのうえで近代的意味の憲法からワイマー
科目概要
ル憲法等の現代憲法を学び、日本国憲法の基本原理(国民主権、基本的人権の保障、平和主義等)を説
き、判例も読みながら憲法を理解する。特にいわゆる福祉国家における国民として、自由、健康に留意
し、幸福な生活の実現への自覚につなげる。
備考
教職科目
科目名
気象と生活
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・テレビや新聞、インターネットで得られる気象情報を積極的に活用できるようになる。
・特に気象災害についての知識を習得し、少なくとも自分と身の回りの人の安全を確保
できるようになる。
インターネットが普及したおかげで、気象情報はいつでも好きなときに、リアルタイムな情報を得ら
科目概要
れるようになった。この授業では、まず最も基本的な気象に関する知識を学ぶ。次に、どこでどのよう
な気象情報が得られ、それをどう生活の中で活用できるのかについて学ぶ。また、特に台風、雷、竜巻、
集中豪雨といった、シビアな気象現象について正しい知識を習得し、災害から身を守るための能力を養
う。
備考
科目名
ジェンダー論
授業形態
講義
単位数
2
到達目標
・「ジェンダー」という用語を理解する。
配当年次
2
・ 性差別のない社会を築くために必要な考える力を身につける。
現代日本の男女共同参画社会における「ジェンダー」をめぐる諸問題について考える。まず過去の文献
科目概要
を読み解き、女性解放思想(フェミニズム)の歴史をふりかえり、男女平等をめざす国際的な取り組み
について理解する。「ジェンダー」と他の社会的諸問題との関係を明らかにすることで、「ジェンダー」
をめぐって日本で当然とされてきた考え方についても批判的にみていく。
備考
科目名
日本の文学
授業形態
講義
単位数
2
到達目標
・日本文学を読解する方法を習得する。
配当年次
2
・日本文学の読解をと理解を通じて、日本文化の特質や歴史的背景を理解できる。
・日本文学の思想性と感覚性の理解を通じて、言葉に対する鋭敏な感性を修得する。
日本文学を読解し、日本語の芸術性を感得するとともに、その文芸性を理解する。取り上げる作品は、
科目概要
古代、中古、中世、近世、近代の中からひとつを選び、その時代の代表的作品を読解する。そうした文
学作品の多様な解釈の可能性を考えるために、とくに読者と作品との関係性について理論的認識を深め
る。そして、読書行為の楽しさとおもしろさを体感し、その文化的歴史的特質について考察する。
備考
科目名
堺の文化
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・本学が所在する堺や南大阪の、文化的歴史的特色を学び、地域への理解を深めることができる。
・地域への理解を深めることで、地域社会に対する豊かな感情を醸成することができる。
・地域社会で活躍するさまざまなゲストスピーカーの講義を通じて、地域研究の現状と課題を理解する
ことができる。
本学が所在する堺や南大阪の地域としての、特色、歴史、文化、産業などを学び、地域への理解を深め、
科目概要
地域に対する豊かな感情を醸成する。
それぞれの分野について専門的知識や経験を有するゲストスピーカーを招き、堺を中心に広く南大阪
がもつ歴史的文化的特色や、独自の風土また産業などについて、講義を中心に授業をすすめる。
備考
科目名
社会学
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・様々な問題に対する社会学的アプローチの基本を理解する。
2
・社会における様々な集団・組織の特徴や問題点を理解する。
社会学は社会がいかに成り立つかを考察する学問である。その場合、個人を出発点とし、個人と個人の
科目概要
相互作用が社会を作り上げるという見方と、社会という何かが事実としてあり、そのような事実が個人
を拘束しているという見方がある。見方の方向は違うが、社会学は個人と社会の関連を研究の対象とし、
その関連のなかでの個人と個人、集団と集団、組織と組織、個人と集団、個人と組織という関係を問題
にする。
備考
科目名
授業形態
到達目標
国際理解
講義
単位数
2
配当年次
1
・グローバルな視点で日本と世界の関係を理解できる。
・さまざまな側面から、世界の人々の相互理解のために何が必要かを考えるための知識を習得する。
世界を広域、あるいは特定の地域に注目して、文化、歴史、政治、経済、社会などの問題を扱い、国際理解を深
科目概要
める。とくに、日本社会が国際社会とどのように向き合い、国際問題にどのように対処すればよいのか、また、ど
うずれば世界の人々が共存の道を歩むことができるかについて、歴史的な視点を大切にしながら、学習する。
備考
科目名
異文化間教育論
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・異文化間理解に関する基礎的知識を修得する。
2
・現代の北米社会の状況について、異文化間関係学の観点から説明することができる。
カナダは、言語だけでなく歴史や文化においても、イギリス・アメリカ両国との関係が深く、その文
科目概要
化を知ることは、英語を学ぶ者にとっても興味深い。この授業では、カナダ研究のための入門的な知識
を得るだけでなく、さまざまな具体例をもとに、異文化間の理解とはどのようなものか、また、そこに
どのような問題があるのかについて考え、文化と文化の間に注目することの重要性について学ぶ。
備考
科目名
道徳教育の理論と実践(小)
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・現代社会の諸問題と道徳教育の関わりについて学び、参加型学習の基本的な指導法について理解を深
め、あわせて道徳の授業案の作成について習熟する。
道徳教育は、学習指導要領に基づく学校の教育活動全体を通じて行われ、道徳的な心情や判断力、実践
科目概要
意欲と態度などの道徳的実践力を養うことを目的とする。このような道徳教育の理論について学ぶとと
もに、その実践方法を体験的に習得することを目指し、演習を積極的に取り入れ、実践的な指導のあり
方を体得する。
備考
科目名
コンピュータ活用演習
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
・Excel, Word の経験が浅い学生は、それら検定試験の3級合格レベルの実力を身につける。
到達目標
・本学入学前にすでに検定試験の資格を持っている学生は、2級合格レベルの実力を身につける。
・単にアプリケーションソフトの機能が使えるというのではなく、必要な時に必要な機能を適切に使えるようにな
る。
この授業では、Excel, Word, Power Point について、実践形式の演習を通してそれらの資格試験3級、2級レベル
科目概要
の実力を身につける。授業は、学生それぞれの経験・技能を踏まえて、各自が目標を立て、自分のペースで進め
るようにする。
備考
科目名
キャリアゼミナール
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
・自己を分析し、「働く」ことの意味を考え、自分の将来を設計できる。
到達目標
・就職活動に必要な知識や手順を理解し、「エントリーシート」の作成ができる。
・就職活動において必要な最小限の一般常識を習得する。
自分自身を見つめ自分の適性や能力を知り、自身の生き方や人生の目標を探る。将来を見据えてのライ
科目概要
フデザインを描きながら、到達の為のキャリア形成について考え、履歴書、並びにエントリーシートの
書き方や面接、採用試験問題対策等具体的な就職活動準備・学習を行う。
備考
必修科目
科目名
卒業研究
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
・興味を持った分野の課題を掘り下げ、その分野について、より高度な知識・技能を習得する。
到達目標
・基礎ゼミナール 1・2 で学んだ調査・研究の仕方を応用的に実践し、卒業研究を作成できる。
保育・教育や乳幼児に関する今日的課題(「児童虐待」「子育て支援」「現代の家族観」「国際化社
科目概要
会」「異文化理解」「環境教育」「食育」等)について、学生自らがテーマ選択・調査・研究・発表・
討論に関わり、保育に関する科目横断的な知識・理解を深め、自発的、総合的な学習能力を習得する。
備考
科目名
必修科目
保育・教職実践演習(幼稚園)
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・保育・教職や学級経営の意義を理解し、望ましい保育・教職像(使命感や責任感、教育的愛情等)や学
級経営像を明確に持つ。
・乳幼児理解を深め、保育・教職に携わるにふさわしい社会性や対人関係能力を備える。
・学級経営案・指導計画等、保育・教育現場で必要とされる文書作成力や保育・教育技能、指導力を高
め、実践能力を身につけ、問題解決のための対応、判断方法等について学びを深める。
・保育・教育や乳幼児に関する今日的課題について学生自らがテーマ選択・調査・発表・討論等に関わ
り、現状分析、考察、検討を行い、保育に関する科目横断的な学習能力を身につけ、自発的、総合的な
学習能力を習得する。
・教職履修カルテや保育士資格取得に関する科目の履修状況を踏まえ、自らの学びをふり返り、幼稚園
教諭、保育士として必要な知識・技能を習得したことを確認する。
これまでに履修した学習を踏まえて自己診断し、保育・教職に向けた実践的反省的取り組みを行う。保
科目概要
育・教職の意義や学級経営、保育・教育指導法、子ども理解などの諸側面について、ロールプレイやグ
ループ討議等の実践的な方法でアプローチすることによって、人間的能力と専門的力量を高める。また、
保育・教育や子どもに関する今日的課題(「児童虐待」「子育て支援」「世代間交流」「国際化社会」
「異文化理解」「現代の家族」「ジェンダー」「環境教育」「生命倫理」「平和教育」「情報化社会」
「食育」「幼児と音楽」等)について学生自らが自分の必要性や興味・関心に応じたテーマを選択し、
調査・研究等を通して理解を深める。それらの保育・教育実践における意味について自分なりの考えを
構築し、論文を作成、発表する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
保育原理
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・保育の意義について明確な認識をもち、その依拠する原因を理解する。
・保育の場について、その歴史と類型について理解する。
・保育所・幼稚園における保育の原理と特性、環境、方法について理解する。
・発達に応じた保育のねらいと内容について理解する。
・保育所・幼稚園における健康・安全について理解する。
・保育所・幼稚園における多様な保育ニーズへの対応について理解する。
・家庭、地域との連携について理解する。
・保育所・幼稚園における相談援助の基本原理と実践について理解する。
・保育・教育の評価、苦情解決の方法、保育者の資質の向上について理解する。
諸国における乳幼児保育・教育の思想と歴史的変遷から、「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」に示
科目概要
された保育・教育の基本、さらに、現代的課題までを概観することによって、乳幼児保育・教育の意義
についての理解を図る。その中で、乳幼児保育・教育の特性・独自性を踏まえた目標・ねらい・内容と
方法、保育・教育課程、また、保育者の専門性や保護者・地域との連携、子育て支援等を取りあげ、保
育者に必要な理論的基礎を培う。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
教育原理
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・教育の意義・目的及び児童福祉との関連性について理解を深める。
1
・教育の基礎概念、理念、歴史、哲学、制度、指導原理について学び、教育に関する体系的知識を習得
する。
・教育の制度と基本的な実践原理及び指導原理について理解する。
・生涯学習社会における教育の在り方について考える。
・教育学的な思考や態度を習得する。
現代の教育に大きな影響を与えてきた内外の教育思想と教育史に学び、教育の理念、目的、そして方法
科目概要
論の基本的な原則の理解を目指す。さらに現在の教育制度と法規、諸外国の教育制度についても理解を
深める。その上で、教育学的な教育実践の内容と方法について詳しく講義する。そして現代の教育・保
育の諸問題について各自で調べた後、学生同士の発表・討論を行う。この議論を通して、学生が相手の
考えを十分に理解した上で自分の考えを自ら語り得る能力を養う。また生涯学習社会の教育についても
概説する。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
児童家庭福祉
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
現代社会における児童家庭福祉の理念・意義と歴史的変遷について学び、児童の権利擁護の重要性を理
解する。また現代社会の子育てや子どもの成長・発達と生活実態及びその社会的背景を理解する。そし
て児童家庭福祉の法や制度に基づくサービス実施体系を学び、さらに具体的な相談援助活動について理
解する。最後に児童家庭福祉及び関連分野における現状と課題及びさまざまな組織・専門職とその連携
のあり方について理解し、広がりつつある民間部門のサービスの果たす役割と現状について理解し、併
せて児童家庭福祉の動向と展開を理解する。
はじめに、児童家庭福祉を学ぶ意義と、学ぶ視点を明確にし、その理念を児童家庭福祉の歴史的変遷を
科目概要
踏まえて概説する。次に児童の権利の内容とその権利を具体的に擁護する取り組みを解説する。そして
児童家庭福祉の制度と実施体系について、制度と法体系、行政・実施機関の役割と機能及び財源問題、
各種児童家庭福祉施設の現況、児童家庭福祉分野の専門職の援助技術の内容等を概説する。さらに、児
童家庭福祉の各分野別の現状と課題を理解した上で、少子化時代おける子育て支援サービスの意義と役
割を確認し、最後に児童家庭福祉をめぐる動向と展望を解説する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
社会福祉
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷について理解する。
1
・社会福祉と児童福祉及び児童の人権や家庭支援との関連性について理解する。
・社会福祉の制度や実施体系等について理解する。
・社会福祉における相談援助や利用者の保護にかかわる仕組みについて理解する。
・社会福祉の動向と課題について理解する。
はじめに、保育と社会福祉との関係を概説する。次に、社会福祉の理念や概要、歴史的変遷、諸外国の
科目概要
社会福祉、児童家庭福祉、法制度や実施体系、諸外国の社会福祉について習得する。さらに、相談援助
(ソーシャルワーク)の意味と方法、各関係機関との連携やネットワーク等の実践方法、権利擁護や苦
情解決・第三者評価について習得し、社会福祉の動向や今後の課題について理解する。以上の事項を社
会福祉専門職として必要とされる幅広い基礎知識を保育者の視点から整理し、習得する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
相談援助
授業形態
演習
単位数
1
到達目標
・相談援助の概要について理解する。
配当年次
1
※「援助活動の基本となる円滑な人間関係の形成を計るための方法について」「社会福祉援助活動に
おける専門援助技術の体系及び内容について」を含む。
・相談援助の方法と技術について理解する。
※「利用者の人権尊重、権利擁護、自立支援等に配慮した社会福祉援助活動の意義及びそのあ り方
について」「社会福祉援助技術と専門職としての倫理について」を含む。
・相談援助の具体的展開について理解する。
※「社会福祉援助活動の原則、展開過程及び共通課題について」を含む。
・保育におけるソーシャルワークの応用と事例分析を通して対象への理解を深める。
相談援助の理論・意義・機能等の概要について学び、保育者にとってのソーシャルワークの意義を理解
科目概要
する。これらの中には「援助活動の基本となる円滑な人間関係の形成を計るための方法について」「社
会福祉援助活動における専門援助技術の体系及び内容について」も含んでいる。また、相談援助の基盤
となる価値や知識を習得するとともに、ケースワーク、グループワーク、およびコミュニティワーク等
相談援助の具体的な方法と技術をロールプレイ等演習方式で学ぶ。これらの中には、「利用者の人権尊
重、権利擁護、自立支援等に配慮した社会福祉援助活動の意義及びそのあり方について」「社会福祉援
助技術と専門職としての倫理について」も含んでいる。さらに、記録や評価、他の専門職や関係機関と
の協働、社会的資源の活用・調整を学ぶことで相談援助の具体的展開を理解する(「社会福祉援助活動
の原則、展開過程及び共通課題について」を含む)。そして、保育場面におけるソーシャルワークの応
用と事例分析を通して、利用者への理解を深め、相談援助の力量を高めることをめざす。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
社会的養護
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷について理解する。
1
・社会的養護と児童福祉の関連性及び児童の権利擁護について理解する。
・社会的養護の制度や実施体系等について理解する。
・社会的養護における児童の人権擁護及び自立支援等について理解する。
・社会的養護の現状と課題について理解する。
本講義では、社会的養護の基本原理を習得することを目的としている。社会的養護の歴史的変遷をふま
科目概要
えながら、制度体系、児童福祉施設の役割、機能、現状といった基礎学習を通して、その意義を明らか
にする。また、今日の児童を取りまく社会の変動や家族機能の変化を把握し、養護問題の現状や背景に
ついて理解を深める。さらに、施設養護の実際と今後の課題について検討し、児童福祉援助者としての
保育者の役割や援助のあり方を考える。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
授業形態
教職論
講義
単位数
2
配当年次
1
・保育者の役割と倫理、制度的な位置づけについて理解する。
・保育者として基本的な資質や考え方、また知識や技能などについて学ぶ。
到達目標
・保育者の専門性について考察し、理解を深める。
・保育者の協働および施設・専門職員との連携について基本的な事柄を理解する。
人間形成の基礎となる乳幼児期の養護・教育にあたる保育職の役割は重要である。保育者の役割および
科目概要
制度的位置づけを踏まえ、保育者になる為に求められる資質、能力、知識、技能及び自己評価について
学ぶと共に、保育に関わる専門機関ならびに地域社会との連携についても理解を深め、合わせて専門職
としての保育者自身の成長についても学ぶ。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
教育心理学
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・教育心理学の基礎的知識を理解し、より効果的な保育を展開することができる。
・障害のある子どもも含めて、こども一人ひとりの発達に則した教育的対応について理解する。
・子育て支援の一環として、保育における教育的要素に関する相談に対応できる能力を身につける。
教育心理学の分野と方法論を説明し、保育と教育心理学のかかわりについて考える。また障害のある乳
科目概要
幼児を含め、一人ひとりの子どもに則した発達援助、学習過程を学ぶ。さらに、保育園・幼稚園・学校
生活にともなって現れてくる諸問題、特に教師と子どものよりよい関係について考え理解を深める。子
育て支援の一環として、保育における教育的要素に関する相談に対応できる能力を身につける。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
発達心理学
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・保育は、子どもが健全な大人に発達できるように援助する営みである。その子どもの発達について理
解する。
・人間の受精・誕生から死に至るまでの発達を理解する。
・各段階の発達期の特徴を理解する。
・通常の発達を阻害する原因となるおそれのあるものについて理解する。
人は生涯にわたって発達し続けるものとして存在する。しかし、とりわけ保育などで保育者として関わ
科目概要
る乳幼児期は身体的にも精神的にもめざましい発達を遂げる大切な時期の一つである。保育者、乳幼児
教育者はその発達を正確に理解し、保育することが望まれる。人間をライフサイクルからとらえ、その
中での乳幼児の理解を心理的に深め、発達の援助に必要な知識を習得する。また、発達を阻害するもの
の要因となる、児童虐待や近年再び人にとって大切なものとして取り上げられている愛着についても学
ぶ。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
子どもの保健 1.
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
1
・子どもの身体発育や生理機能及び運動機能並びに精神機能の発達と保健について理解する。
・子どもの疾病とその予防及び適切な対応について理解する。
・子どもの精神保健とその課題等について理解する。
・保育における環境及び衛生管理並びに安全の実施体制について理解する。
・施設等における子どもの心身の健康及び安全の実施体制について理解する。
子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解することを目的とする。すなわち、子どもの身体
科目概要
発育や生理機能及び運動機能並びに精神機能の発達と保健について習得する。また子どもの精神保健と
その課題等について学ぶ。そして、保育における環境及び衛生管理並びに安全管理を知り、施設等にお
ける子どもの心身の健康及び安全の実施体制を理解するについて理解する。また小児の生活環境、健康
増進などについての知識を習得し、幼稚園、保育所における集団保育と保健、保護者と園児への健康増
進教育の方法とその教材についても解説する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
子どもの保健 2.
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
1
・子どもの身体発育や生理機能及び運動機能並びに精神機能の発達と保健について理解する。
・子どもの疾病とその予防及び適切な対応について理解する。
・子どもの精神保健とその課題等について理解する。
・保育における環境及び衛生管理並びに安全の実施体制について理解する。
・施設等における子どもの心身の健康及び安全の実施体制について理解する。
子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解することを目的とする。すなわち、子どもの心身
科目概要
発育や生理機能及び運動機能並びに精神機能の発達と保健について習得する。また子どもの精神保健と
その課題等について学ぶ。そして、保育における環境及び衛生管理並びに安全管理を知り、施設等にお
ける子どもの心身の健康及び安全の実施体制を理解する。また小児の生活環境、健康増進などについて
の知識を習得し、幼稚園、保育所における集団保育と保健、保護者と園児への健康増進教育の方法とそ
の教材についても解説する。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
子どもの保健 3.
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
到達目標
・子どもの健康及び安全に係る保健活動の計画及び評価について学ぶ。
2
・子どもの健康増進及び心身の発育・発達を促す保健活動や環境を考える。
・子どもの疾病とその予防及び適切な対応について具体的に学ぶ。
・救急時の対応や事故防止、安全管理について具体的に学ぶ。
・現代社会における心の健康問題や地域保健活動等について理解する。
「子どもの保健 1.」「子どもの保健 2.」で既習したことを振り返りながら、乳幼児期における発育、
科目概要
発達に応じた適切な保育、養護の知識と技術を習得する。身体発育の測定法と評価法、日常の健康状態
の把握、異常の発見、異常症状の手当てなど健康管理に必要な知識と技術を身につけるとともに、保育
を行ううえで不可欠な技術である日常の養護(抱っこ・おんぶの仕方・授乳・離乳食の与え方、着替え
の仕方・沐浴の仕方など)や保育環境の衛生管理の仕方を、実習を通して習得する。乳幼児期の発達過
程は、食事、睡眠、排泄、清潔、健康の自己管理などの生活習慣の自立の過程でもある。適切な援助に
よって自立が促されることを理解し、その援助方法を習得する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
子どもの食と栄養
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・健康な生活の基本としての食生活の意義や栄養に関する基本的知識を学ぶ。
・子どもの発育・発達と食生活の関連について理解を深める。
・食育の基本とその内容及び食育のための環境を地域社会・文化とのかかわりの中で理解する。
・家庭や児童福祉施設における食生活の現状と課題について学ぶ。
・特別な配慮を要する子どもの食と栄養について理解する。
乳幼児期における栄養と食生活の形成は、生涯にわたる心身の健康の基礎である。子どもの発育と食生
科目概要
活の意義や栄養に関する基本的知識を学び、また近年、深刻化している食物アレルギーなどの特別な配
慮を要する子どもの食と栄養についても学ぶ。子どもの生活の場である家庭や児童福祉施設などの食生
活の現状を理解した上で、保護者に対する食生活指導・支援や職員間、地域との連携など、食育の本質
やその内容について考える。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
家庭支援論
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・保育所のもつ「子育て支援」を重要な社会的役割として理解し、児童・親を含めた家族が保育の対象
であることを理解する。(現代社会における家庭福祉の理念と意義を理解することを含む)
・「子育て支援」は保育所だけでなく、その他の児童福祉施設の地域についても同様に必要とされるこ
とも理解する。
・現在の家族を取り巻く社会環境における家庭生活、とくにその人間関係(夫婦・親子・兄弟)のあり
方を理解すること及びそれを踏まえて適切な「相談・助言」を行うことは「子育て支援」のために欠か
せないものであることを理解する。(現代における家庭機能の実態や家庭で生じる福祉問題とその社会
的背景について、また女性問題に関する福祉についての理解を含む)
・上記を踏まえ、それぞれの家族のニーズに応じた多様な支援対策を提供するため、児童福祉の基礎と
なる家族の福祉を図るための種々の支援活動及び関係機関との連携について理解する。(家庭福祉及び
女性問題に関する法とサービスの体系についての理解、家庭福祉及び関連分野の組織、専門職とその連
携のあり方についての理解、民間サービスの社会的意味とその現状についての理解を含む)
はじめに、家族の養育機能の変遷を通して、現代の家族の持つ意味や機能を確認し、家族を取り巻く社
科目概要
会的状況や養育機能の脆弱化がもたらしたことで求められる、子育て支援体制の意義や実情を概説す
る。そして今日における夫婦、親子の家族関係の現状を踏まえ、子育て支援としての家族対応をいかに
図っていくかについて、適切な相談助言の在り方、虐待等への対応、子育て支援サービスの抱える課題
等について解説する。また各分野、場面における子育て支援サービスの具体的展開を理解し、家族福祉
を図るための様々な活動を行っている子育て支援サービスの関係機関の連携について概説する。
備考
保育士科目(必修科目)
教育課程総論
目名
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・本講義(教育課程総論)と他の講義との関係を理解し、学習内容に対する興味を深める。
・小学校以降の教育と、幼稚園の保育との相違点の考察から幼児教育の特徴を見出す。
・日本の幼稚園・保育所の歴史的変遷について知る。
・幼稚園・保育所の目的と目標、内容について知る。
・教育/保育課程の編成について知る。
・指導計画の作成と評価について知る。
・これからの幼稚園・保育所のあり方と自己のあり方について考える。
幼稚園は幼児期の子どもたちを対象とした教育機関であり、その内容は「幼稚園教育要領」という公的
科目概要
な教育課程に即して行われる。保育所も 3.歳児以上の教育面においては幼稚園教育に準じることが「保
育所保育指針」に明示されている。ここでは幼稚園教育と保育所保育に焦点をあてて、教育/保育課程
とはどのようなものか。また何故必要なのか、などの根本的な問題をも視野にいれ教育/保育課程の意
義及び編成の方法全般にわたって解説する。その際、保育所の 3.歳未満時の保育課程についても取り
上げる。また乳幼児の援助、指導の中心はどこにあるのか、教育/保育課程の編成にあたって手助けに
なる基本的教育思想についても解説を加える。さらに、小学校の学習指導要領との関連についても説明
する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
保育内容総論
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・「保育内容」とは、保育所・幼稚園において保育の目標を達成するために展開される全ての内容を意
味するものであることを理解する。
・領域別(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の教科の学びと共に、それらを総合的にとらえる視点
を養い、保育の全体横造の理解に基づいて、子どもの理解や保育方法について学ぶ。
・保育士として、発達過程に即して子ども理解することと、総合的に指導・援助が行えるよう実践的な
力を習得する。
・「保育内容総論」は、5領域を視野に入れた保育内容を統合することを目的とする。
5領域の保育内容各論を総合的・有機的に関連付けて理解することが目的である。保育とは何かという
科目概要
ことを理解し、総合的な指導ができるように「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」に基づいて考察す
る。子どもの生活及び発達段階を踏まえて、保育園や幼稚園での子どもの生活と遊びなどさまざまな経
験を全体的に理解しながら、子どの生きる力の育ちにとって意味ある生活とは何かを考えたい。5領域
を全体として関連付けて知り、指導計画案の作成演習と検討を通して、保育者の役割を学ぶ。また子ど
もの興味や意欲に共感できる感性を養うことを目指したい。小学校との連携についても触れる。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
健康指導法
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・保育内容とは、幼稚園・保育所において保育の目標を達成するために展開されるすべての内容を意味
するものであることを、理解する。
・領域別(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の教科の学びと共に、それらを総合的にとらえる視点を
養い、保育の全体構造の理解に基づいて、子どもの理解や保育方法について学ぶ。
・保育者として、発達過程に即して子ども理解に基づき、総合的に指導・援助が行えるよう実践的な力
を習得する。
・幼児期における心身の健康の意義を理解し、幼児自らが健康な生活を送るための保育の展開について
立案し、実践できる力を習得する。
はじめに健康の概念を明らかにし、幼児期の健康について「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」の健
科目概要
康領域に基づき「健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活を作り出す力を養う」ための基礎的知識
や指導・援助の実際について講義する。生活習慣や生活リズムを確立するための保育方法や家庭との連
携、体を十分に動かし楽しみながら心身の発達を促す年齢に応じた遊びの指導、環境づくりなどについ
て実践的に演習する。また、自らの健康への関心に繋げる食育、事故や災害から身を守る安全教育の方
法について事例に基づきグループワークで理解を深める。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
人間関係指導法
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・「保育内容」とは、保育所において保育の目標を達成するために展開される全ての内容を意味するも
のであることを理解する。
・領域別(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の教科の学びと共に、それらを総合的にとらえる視点
を養い、保育の全体横造の理解に基づいて、子どもの理解や保育方法について学ぶ。
・保育士として、発達過程に即して子ども理解することと、総合的に指導・援助が行えるよう実践的な
力を習得する。
人間関係という視点から子どもを見つめ、保育のあり方を考える。子ども同士や子どもと大人との人間
科目概要
関係という環境の中で子どもがどのように発達するかを理解し、保育の役割と援助を実践的に習得す
る。まず「人とのかかわりの発達」を0歳児、1.~2.歳児、3.歳児、4~5歳児に区分して講義する。
次に、人とのかかわりを育てる保育の実践はどうあるべきかを「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」
を基本にして、学習する。そして、保育者の役割と援助のあり方を考える。さらに、子どもの生活と人
とのかかわりを家庭、地域、保育所・幼稚園生活の各次元において総合的に把握する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
環境指導法
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・保育の基本と領域「環境」について学ぶと共に、領域「環境」と他の領域との関連についても理解を
深める。
・子どもをとりまく様々な環境にかかわり、生活や遊びに取り入れていく力を育む為の基本的知識を学
び、実践力を身に付ける。
・指導計画における環境構成の在り方について学ぶ。
幼稚園教育要領および保育所保育指針の領域「環境」について、保育における子どもをとりまく環境と
科目概要
そのかかわりについて実践的に学ぶ。保育における環境の意味や重要性を考えるとともに、体験を通し
て環境への理解を深める。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
言語指導法
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
到達目標
・領域「言葉」の意義とねらい及び内容について理解する。
1
・乳幼児期の子どもが言葉を獲得していく道筋を学び、発達過程にふさわしい保育環境と保育者の援助
と指導のあり方について学ぶ。
・保育を実践するために関連の深い児童文化財について学習を深める。
乳幼児期におけることばの発達について、保育者はどのように子どものことばを捉え援助していけるか
科目概要
を考えると共に、子どものことばの実際と保育者の援助の実際について事例を通して学ぶ。また、孤ど
のことばを豊かにする為の具体的な活動を取り上げ、必要な教材や保育技術などを演習を通して身に付
ける。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
表現指導法
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・「保育内容」とは、保育所において保育の目標を達成するために展開される全ての内容を意味するも
のであることを理解する。
・領域別(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の教科の学びと共に、それらを総合的にとらえる視点
を養い、保育の全体横造の理解に基づいて、子どもの理解や保育方法について学ぶ。
・保育士として、発達過程に即して子ども理解することと、総合的に指導・援助が行えるよう実践的な
力を習得する。
「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」には、幼児の主体的な活動を促すことがあげられている。保育
科目概要
における乳幼児の表現活動の姿をビデオ等資料により観察しな がら、実際の具体的な援助方法を探る。
乳幼児の表現における発達過程、遊びの考察、コミュニケーションとして遊びについても考える。また
保育案を多数紹介 しながら、追体験して表現する感覚をつかむ。実際に子どもと接する時に役に立つ
絵画と造形教材を使って子どもの感性を育て、イメージを広げるための援助方 法を考える。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
乳児保育
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
到達目標
・乳児保育の理念と歴史的変遷及び役割等について学ぶ。
1
・保育所、乳児院等における乳児保育の現状と課題について学び求められる乳児保育について理解する。
・3歳未満児の発育・発達について学び健やかな成長を支える生活や遊び、保育者の役割について学ぶ。
・乳児保育の計画を作成し、保育の内容や方法、環境構成や観察・記録等について学ぶ。
・乳児保育における保護者や関係機関との連携について学ぶ。
はじめに乳児保育の保育観の歴史的変遷について概説し、現代の乳児保育のニーズと意義について確認
科目概要
する。乳児期は一生の中で最も発達変化の大きい時期であり、養育者との信頼関係を築き、それを支え
に発達成長を遂げていく時期である。0歳~2歳の年齢ごとの発達の特徴、それぞれの年齢で大切にし
たいことを確認しながら、生活や遊びへの援助の実際について学ぶ。実際に乳児と触れあい、発達の理
解、乳児と保育者との関わり、子ども同士の関わり、乳児保育を行う上での環境構成の実際などについ
て学びを深める。また子育て支援における乳児保育の意義についても触れ、保育者が保護者のよき理解
者、相談相手となり、ともに育てていく姿勢を持つことの大切さも理解できるようにする。乳児院での
乳児保育の内容、社会的役割についても学習する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
障がい児保育
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・ 一般の保育と障害児保育との連続性に気づき、一人ひとりの発達上の課題に対しての特別な保育ニ
ーズと支援を明らかにする観点からの障害理解をすすめる。
・障害児保育を支える理念に関して理解を深め、併せて、保育所、障害乳幼児通園施設等での保育の変
遷と現状、及び今後の課題を理解する。
・様々な障害について理解を促し、個別的な保育上の留意点について学習する。
・障害児保育場面における、日常生活動作、食事動作、排泄動作、更衣動作など具体的な保育方法につ
いて理解する。
・相談機関などの種類と内容を理解すると共に、障害児への個別的援助の方法と保護者を中心とした支
援の内容に関して理解を深める。
知的障害児、自閉症児(広汎性発達障害児)、身体障害児などの障害について基本的理解を深めながら、
科目概要
障害をもって、育ちゆく子どもの事例から、どのように発達を援助していけばよいのかを考える。また
保育所や障害児通園施設における保育の実情を理解し、保育者として留意すべき点について理解を深め
る。障害を持った子どもを保育の現場にどのように受け入れていくのか、障害児保育を支えるインテグ
レーション、メインストリーミング、ノーマライゼイション、インクルージョンなどの理念について学
習する。また保護者の支援のあり方、家庭・専門機関、地域社会との連携と協力などを中心にすすめて
いく。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
社会的養護内容
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・社会的養護における児童の権利擁護や保育士等の倫理について具体的に学ぶ。
・施設養護及び他の社会的養護の実際について学ぶ。
・個々の児童に応じた支援計画を作成し、日常生活の支援、治療的支援、自立支援等の内容について具
体的に学ぶ。
・社会的養護にかかわるソーシャルワークの方法と技術について理解する。
・社会的養護を通して、家庭支援、児童家庭福祉、地域福祉について理解や認識を深める。
本演習では、社会的養護、特に入所型の施設養護児童の権利擁護と援助者である保育士等の価値と倫理
科目概要
を学び、親子関係の援助をはじめとする社会的養護にかかわるソーシャルワークの方法と技術を習得す
ることを目的としている。児童の具体的な支援方法を習得するなかで、自己実現や自立した生活とは何
かを検討しつつ、家庭支援、学校・地域との関係等、関係機関との連携を踏まえた個別支援計画を作成
する。演習形式により、グループワーク等を通して、子どもの日常生活やその援助のあり方を学習する。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
保育相談支援
授業形態
演習
単位数
1
到達目標
・保育相談支援の意義と原則について理解する。
配当年次
2
・保護者支援の基本を理解する。
・保育相談支援の実際を学び、内容や方法を理解する。
・保育所等児童福祉施設における保護者支援の実際について理解する。
本演習では、保護者に対する保育相談支援の意義と原則について理解し、保育の特性と保育者の専門性
科目概要
を生かした支援のあり方を学習する。具体的には、子どもの最善の利益を尊重し、子どもの成長の喜び
を共有し、保護者の養育力の向上を図り、地域の社会資源の活用と関係機関との連携を図る。そのため
には、まず子どもに関する相談に乗る姿勢や技術が重要であり、事例を交えた演習により、保育相談支
援の技術を習得する。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
音楽表現 1.
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・保育・幼児教育現場で活用できるリトミックを初め、リズム、音楽教育法を学ぶ。
・幼児への歌唱指導に必要な発声法、初見視唱技術、音楽理論、簡易伴奏法を学ぶ。
・子どもに適した音楽鑑賞曲などを学び、同時に重唱、合唱の楽しさを体験し、その力を身につける。
子どもの発達と音楽表現に関する知識と技術を身につける。また、身近な自然やものの音や音色、人の
科目概要
声や音楽などに親しむ経験と保育環境について具体的実例を挙げて演習する。音楽表現と子どもの経験
や表現活動を結びつける遊びや歌唱の展開について演習する。ピアノ簡易伴奏法(和音付け、リズム・
アレンジ)なども学習していく。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
身体表現
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・子どもがのびのびと安全に活動するために必要な身体操作の実践と理論を,遊びや集団行動,模擬指
導など自らが様々な活動を経験する事で総合的に学ぶ。
・ループ毎に実践活動計画を作成し,遊具を使った様々な実践活動や模擬授業を行う。
幼児が「健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う」ための基礎的知識や指導・
科目概要
援助の実際について学んでいく。
乳幼児期の主要な課題は「遊び」と「基本的生活 習慣の確立」である。体を十分に動かして遊ぶこと
が心身の諸機能の発達を促すことに着目し、いろいろな運動遊び、運動遊具などを用いた実践について
学ぶ。 また健康な生活リズムや生活習慣の自立、子ども自らが安全に対して注意を払う力の獲得など
に必要な指導や援助の方法を習得する。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
造形表現
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
保育内容を理解し、子どもの遊びを豊かに展開するために必要な知織や技能を習得する。
(1)造形活動を行う上で必要な材料や道具などに関する基本的な知識の習得。
(2)描き造るために必要な絵画や工作、彫塑などに関する知識や技能の習得。
(3)様々な造形活動を通しての楽しさや喜びを経験する。
(4)造形玩具、遊具、ペープサート、影絵など保育実践において必要な知識や技能を身につける。
子どもの発達と造形表現に関する知識と技術を習得する。身近かな自然やものの色や形、感触やイメー
科目概要
ジ等にしたしめる保育環境にあり方を考える。子どもの経験を造形活動に結びつける遊びなどを演習を
通して学習する。すなわち幼児の多様な造形、絵画表現を理解し、さまざまな素材を使って楽しんで援
助するための知識、基礎技能について学ぶ。具体的には、造形活動を行う上で必要な材料や道具などに
関する知識、描き、造るための必要な絵画や工作、彫塑などに関する知識や技術、造形玩具、遊具、影
絵などの保育実践において必要な知識や技能について演習形式で身につける。また、幼児の発達と表現
のあり方についても理解を深 め、幼児の造形を見る目を養う。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)・教職科目
言語表現
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・言語を媒介とする児童文化に対する認識を深め、それを幼児に伝達する技能を習得できる。
・絵本や児童文学を読解し、そのテーマを理解するとともに、紙芝居の創作を通じて自ら児童文化の担
い手として、子どもたちに情報発信する能力を身につけることができる。
・子供の発達段階に応じたストーリーテリングに関する知識と技術を習得し、子供が主体的に児童文化
に接する環境について考えることができる。
児童文化としての絵本、紙芝居、人形劇、ストーリーテリングについての知識と技能を高める。そして、
科目概要
子どもたちがそのような児童文化に親しめる環境設定を考える。その中で、文芸作品としての児童文学
をどのように読解し、その内容をどのように子どもたちに伝達するか、その方法を理解する。
児童文学を鑑賞する能力を養成すると同時に、子どもたちへの有効な伝達方法を学び、さらに、子ど
もたちの経験やさまざまな表現活動と、児童文化を結びつける方法を考える。
備考
保育士科目(必修科目)・教職科目
科目名
保育実習指導 1A
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・保育実習の意義・目的を把握し、実習の内容を理解し、自らの課題を明確にする。
・実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解
する。
・実習の計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に理解する。
・実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や学習目標を明確にする。
保育実習の意義・目的を理解することを目的とする。具体的には、実習内容を理解し、実習施設におけ
科目概要
る実習計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に理解する。また設定保育の仕方や
実習日誌の書き方についても学ぶ。そして、実習後の事後指導を通して、実習の総括を行い、自らの課
題を明確化する。また、子どもの最善の利益、人権、子どものプライバシー保護、守秘義務などについ
ても、理解を深める。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
保育実習指導 1B
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・保育実習の意義・目的を把握し、実習の内容を理解し、自らの課題を明確にする。
・実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解
する。
・実習の計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に理解する。
・実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や学習目標を明確にする。
保育実習の意義・目的を理解することを目的とする。具体的には、実習内容を理解し、実習施設におけ
科目概要
る実習計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に理解する。また設定保育の仕方や
実習日誌の書き方についても学ぶ。そして、実習後の事後指導を通して、実習の総括を行い、自らの課
題を明確化する。また、子どもの最善の利益、人権、子どものプライバシー保護、守秘義務などについ
ても、理解を深める。
備考
科目名
保育士科目(必修科目)
保育指導論
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・保育の思想と歴史的展開を学び、今日の保育の現状と課題を理解する。
・子どもを取り巻く状況を学び、求められている保育や役割について理解する。
・様々な指導や援助方法・環境構成・保育形態などについて学び、発達と子ども理解に基づいた計画の
立案ができる。
・多様な視点から保育を捉え、保育指導論の基礎を形成する。
はじめに、今日求められている保育について、保育の思想の歴史的展開や現在の子どもを取り巻く状況
科目概要
などから概説する。次に、子どもの発達と子ども理解について学び、子どもの主体性を育む教育・保育
の方法について論じる。また、子どもの姿や発達に応じて、興味・関心を育て主体的に遊びが発展する
保育者の援助や指導について、具体的な計画立案を行う。子育て支援、小学校や地域・保護者との連携、
国際化時代の保育、障がいのある子どもへの保育など多様な視点から保育をとらえて保育指導論の基本
を解説する。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)・教職科目
器楽 A
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・保育者、幼児教育者として現場で役立つ演奏技能、及び音楽基礎知識を習得する。
・子どもたちに音楽の豊かさを伝えることが出来るよう、音楽性を高め、感性を磨く。
初心者レヴェルのコースで、初心者と経験者とに分ける。初心者は『バイエル』の前半、経験者は後半
科目概要
以降が対象となる。授業形態は各自の進度に応じた個人指導で、テキストは就職採用試験を念頭に置き、
基本的に『バイエル』を使用する。同時に、各人のレヴェルに応じた幼児歌曲の弾き歌い数曲、マーチ
曲も習得する。二度の技能習得度チェック(実技)試験により、各自のレヴェル・アップを図る。この
試験では、技術向上のみを追うのではなく、保育者、幼児教育者として必要な音楽性、感性の具備も求
められる。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)・教職科目
器楽B
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
器楽 A で習得した基礎的技術を更に高め、保育者としての演奏技能、及び音楽表現力の向上を図る。
『ブルグミュラー25 の練習曲』『ソナチネ』レヴェルのコースで、テキストも基本的にはこの 2.つを
科目概要
使用する。但し、個人のレヴェルに応じた他の教則本を使用しても良い。同時に保育現場で使用頻度の
高い幼児歌曲集の弾き歌い、マーチ等リズム曲も習得していく。実技試験では、『ブルグミュラー』或
いは『ソナチネ』程度のピアノ曲を演奏する。ピアノ技術に余裕の生じるこのコースでは、技術のみで
はなく、豊かな音楽性、歌心が求められることになる。
備考
保育士科目(選択必修)・教職科目
科目名
音楽表現 2
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
音楽の大切な要素である「音」や「リズム」を体で感じることで、音楽の基礎力、感性を高め、「音楽
を体で感じて表現する」力を養う。現場でリトミック指導ができる保育者の養成をめざす。
リズムを中心とした器楽合奏を積極的に取り入れ、現場での実践力を養う。
また幼児歌曲における歌唱技術の向上を目指す。
古今東西の名曲(クラシック音楽、フォークソング、ポップス、歌謡曲等の流行曲も含む)の中で、保
科目概要
育現場・小学校低学年で活かせる作品を使っての器楽合奏と歌唱も加えた組み合わせを体得していく。
授業形態は前半が全員で、後半はグループ毎に分かれての実技演習となる。期間最後のグループ発表会
に向けての取り組みを通して、保育現場・小学校低学年での「表現」の中での「音楽」の役割を理解し
ていき、その基礎力、実践力、そして音楽における喜びを感じるようにする。
備考
保育士科目(選択必修)・教職科目
科目名
国語
授業形態
講義
到達目標
・国語力を養成すると同時に、幼児に対する母国語としての教育方法を知る。
単位数
2
配当年次
2
・国語表現の意義と大切さを学ぶ。
日本語を使用して、正しく「書く」技術、「話す」能力を育成し、国語力を高めることを目的とする。
科目概要
そのための基本的な文法、語彙、用語法などを学ぶ。また文芸作品を通じて、日本語表現の美しさを習
得し、日本語への愛着を深める。童話や小説等の鑑賞を通じて、日本語への感性を高めると同時に、日
本語の文章を「読む」方法を理解し、国語力の練成を目指す。具体的内容は、「書き言葉の表現と文章
表現の基礎」「文章構成の方法」「誤用分と慣用句」「日本語の語彙の多様性と用語法」「話し言葉の
表現」「待遇表現と敬語の文法的知識」「日本語における敬語の意義」「現代文の読解」などである。
備考
教職科目
科目名
生活
授業形態
講義
到達目標
・保育所保育指針・幼稚園教育要領「環境」と小学校学習指導要領「生活」を理解し、相互の連携を考
単位数
2
配当年次
2
える。
・身の回りの自然(植生、石、昆虫等)について理解を深め、子どもが自然に興味を抱くよう指導でき
る。
・生活範囲内にある施設やその他社会資源の位置関係や役割を理解する。
保育所保育指針・幼稚園教育要領「環境」と小学校学習指導要領「生活」に準拠して、児童の身の回り
科目概要
の環境、生活空間の理解の程度に応じて、「自分と身近な人々及び様々な場所、公共物との関わり」「身
近な動植物等の自然との関わり」を体験的に学ぶ方法を考える。具体的には、学校内での仲間作り、家
庭内の役割、地域の施設(学校、公園、児童館、博物館、美術館、市役所、病院、警察署、消防署等)
の配置とその社会的役割と利用上のルール、地域の自然環境等について学ぶ。
備考
科目名
教職科目
キリスト教保育
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・キリスト教保育の理論と実践の全般について理解を得ることにより、学生がキリスト教保育に対して
ポジティブ(好意的、肯定的)なイメ-ジを抱くようになることが、この授業の目標である。授業を受
ける前と受ける前に実施するアンケート調査を比較することによって、どのような変化があったか、学
生自身が知ることができるようにする。
キリスト教に基づく保育の理論を実践的に学ぶ。具体的には、クリスマスに代表されるキリスト教保育
科目概要
の場におけるキリスト教文化に接し、そこで必要とされる保育技術を習得しつつ、キリスト教保育の保
育理論、子ども理解の土台となるキリスト教の人間観や世界観を学ぶ。
備考
保育士科目(必修科目)
科目名
乳児保育 2
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
到達目標
・乳児保育(3.歳児未満児保育)の意義について理解を深める。
2
・主に0歳から 1.歳前半の発達の特徴について理解を深める。
・乳児保育の具体例を通して、生活と遊び、大人の役割、家庭との連携について理解を深める。
既習の「乳児保育」の内容を踏まえて、乳児の発達の特徴とそれを保障するための保育について理解を
科目概要
深め、また基本的生活習慣の形成方法、さまざまな遊び、絵本や紙芝居とその他の文化財などについて
発達段階に応じた働きかけがあることを知り、対象を想定した演習を行う。乳児と関わる楽しさや乳児
保育の姿勢を理解し、保育の計画についても修得する。また、保護者との連携の大事さをたくさんの事
例から学ぶと同時に、在宅の乳児の生活や保護者の思いも理解する。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)
器楽C
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・器楽 A、B の内容をより一層充実させ、演奏技能の向上、レパートリーの拡充を図る。
・保育、幼児教育者の資質として求められる豊かな音楽的感性、情緒を養う。
『ソナチネ』後半、『ブルグミュラー18,12 の練習曲』、ソナタからメンデルスゾーン、ショパン等の
科目概要
自由曲までのコース。『ソナチネ』修了者のこのコースでの使用テキストは、自由とする。半期をかけ
てピアノ芸術作品(大曲)1 曲を仕上げる。高難度の幼児歌曲弾き歌いも行う。ピアノ独奏曲、幼児歌
曲共に内容、規模のグレード・アップしたものであるため、更に進んだ演奏技術と音楽的な表現力が求
められる。学期末の実技試験により、それらの習得度をチェックする。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)
器楽D
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・二年間の学びの集大成として更なる上達を目指し、特に就職試験に備えて演奏、表現技能の総合的な
レヴェル・アップを図る。
就職試験に備え、あるいは学生時代最後の集大成の場(現場に出て行く前の最終授業)として、教則本
科目概要
の進度に関係なく、あらゆるジャンルのピアノ作品を学べるコース。基本的には受験に備えてのピアノ
作品 1.曲と幼児歌曲数曲弾き歌いを仕上げる。同時に技術、音楽性、協調性等の総合能力向上を目的
に、アンサンブル(4、6 手連弾)曲も 1 曲完成させる。アンサンブルに関しては、試験・発表の場を
設ける。また、採用試験に際しての初見視奏・視唱等の練習も、随時授業に取り入れていく。
備考
保育士科目(選択必修)
科目名
ダンス
授業形態
演習
単位数
1
到達目標
・ダンスを通じて自らの身体感覚の変化を確認する
配当年次
2
・ダンスを通じて他者や空間と間身体的に繋がることを理解し、この間身体的なつながりによって他者
や空間、環境の理解につながることを理解する
・ダンスによるチームワークやチームワークにおける個人の役割を習得する
ダンスによるさまざまな運動の体験を通じて、音楽・リズムと身体の関係、他者と自己の関係、チーム
科目概要
ワークとチームワークにおける個の役割を習得する。リズムに促されて動き出すとき、どのように運動
は生成されるのか、あるいは他者の運動に促されて個の運動はどのように生成されるのかについて、身
体的な自己という観点から考察する。ダンスによる基本的な運動を習得し、運動をつうじた他者や環境
との共振をつうじて相互理解は生成することを習得するために、自己と他者のそれぞれの動きを確認す
ることで間身体的な交流のあり方を考察する。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)
ミュージカル
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
実際に保育現場にたった時に、子どもたちに「歌うこと」「演じること」の楽しさを伝え、指導できる
力を養うことを目標をする。そのためには、まず自らが歌い、演じることを体験し、その楽しさ、喜び
を感じることが必要となる。実際にひとつの作品を歌い、演じてみることで、その体得を目指す。
ミュージカル作品を学ぶ。呼吸法、発声法などを基礎から学び、演劇、ミュージカルに必要な、基本動
科目概要
作を身につける。また種々の演劇、ミュージカルを鑑賞し、その方法、効果などの実情について学習す
る。実際に発表会を開催し、そのための、脚本の作成、配役、せりふの表現法、舞台美術、衣装デザイ
ンなどを自作することを体験することを通して、演劇の諸技法を体得する。そして、幼児の発達を促す
演劇活動とは何かについて認識を深める。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)
生活園芸 1
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
1
到達目標
・植物と人間の関係作り、21 世紀の環境や食料問題の大切さを習得する。
・草花や緑の育て方を実体験を通じて、習う側から子どもに教える側の習得をし、植物を物としての考
えではなく生き物としての考えを深める。
・日常生活の中での植物の大切さを考えながら、物の豊かさから心の豊かさをより深めて、育てはぶく
む心を大切にした課題とする。
失われて行く自然と、物作りの大切さを年間を通しての実習での中で育て方、苗づくり、種まきの仕方、
科目概要
用土作り、定植仕方、灌水やその他の管理等のプロセス習得し、物の大切さを考える。
植物を通じて、保育者としての職業意識、仕事に対する考えを深める。
備考
保育士科目(選択必修)
科目名
生活園芸 2
授業形態
演習
単位数
1
到達目標
・生活の中での植物の大切さや必要性を知る。
配当年次
1
・実習や講義の中での環境緑化、エコグリーン、インドアグリーンハイドロカルチャー、オフィスグリ
ーン等の花と緑のコーディネイトをスライドや講義をまじえ、実習の中での作成、メンテナンスなど保
育者としての習得をする。
基本的に前期、後期共、栽培技術ならびにデザイン技術を知り、園芸の基礎知識をより深め事の実体験
科目概要
備考
科目名
を学ぶ。
保育士科目(選択必修)
園芸と人間形成
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・園芸が子どもの心身の発達、人間形成によい影響を与える可能性を検討し、園芸を幼児教育の場に生
かすことを考えることができる。
・心身の健全な成長発達のために園芸を利用することを学ぶ。
・園芸が人の心や人間形成に及ぼす作用とその可能性について概説する。また、子育て支援の視点から
科目概要
も園芸を捉える。
・学内及び周辺の植物を題材として、季節の植物に親しみ、その生理生態を学ぶ。特に幼児教育におけ
る園芸のあり方について考えを深める。
・扱う内容は「園芸と人間形成」「子どものための園芸プログラム」「子育て支援と園芸」「園芸の基
礎と花壇つくりの実際」「園芸療法と園芸福祉」などを中心とする。
備考
科目名
保育士科目(選択必修)
基礎情報学
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
1
到達目標
・ 幼稚園や保育園現場での実務に役立つ、情報技術の活用についての知識を持つ。
情報機器操作の How to ではなく、保育の現場、保育者の視点から、幼稚園教諭として活動に即した活
動に生かせる情報技術の活用を学ぶ。
・ Word、Excel の基本的な操作を、保育現場で活用できる文書作りの体験を通じて学ぶ。
・ PowerPoint の基本的な操作を、現場に役立つ資料作成と発表に体験を通じて学ぶ。
・ 発表を通じて、スピーチやプレゼンテーションのコミュニケーション実践力の向上を図る。
幼稚園教諭として保育現場での、情報機器活用の理解と利用技術の習得をめざす。
科目概要
単なる情報機器操作の How to 教育ではない。プール大学付属幼稚園に新しく着任した新人幼稚園教諭
になったと想定して、授業を進める。保育現場で必要な資料を作成し、プレゼンテ一ションを行う。こ
れらを通じて保育現場での情報機器の効果的な活用を習得する。
備考
教職科目
科目名
教育社会論
授業形態
講義
単位数
2
到達目標
・教育を社会的システムとして理解する視点を養う。
配当年次
2
・教育と社会の相互関係を考える。
・生涯学習の現代的意義を理解する。
・現代の教育問題を広く社会の視点から見る目を養う。
教育はそれ自体ひとつの社会的システムである。教育のあり方が社会のあり方を規定し逆に社会のあり
科目概要
方が教育のあり方を規定するという関係にある。この授業では、家庭での社会化や学校教育のもつ社会
的機能とその問題点を諸側面から考察する。また不登校、いじめ、体罰、児童虐待等の現代教育の抱え
る諸問題について、教育社会学的観点で理解することを目指す。学生は授業に主体的に参加し、自分自
身の受けてきた教育を振り返り、自分自身のもつ教育観を問い直すことで、教育の意味を自覚的に理解
することを目指す。
備考
科目名
教職科目
教育方法の理論と実践
授業形態
演習
単位数
2
配当年次
2
到達目標
・自分の日常生活に活用できるためのより実践的な知識や理論を獲得する。授業を通じて、
1.自らの日常的なパフォーマンスに気づくための方法を知る。
2.改善のため自分の生活に適した方法論を検討し改善計画を立案できる
3. 先のことを通じて,具体的な教育方法を理解し説明できることが到達目標とする。
「自己教育」をテーマとし,自分自身を題材に自己教育の方法を探っていきます。自分で自分をうま
科目概要
く教育することができると,自分のパフォーマンスは向上します。スポーツで言えば,自分はコーチで
あり選手でもあります。選手である自分を向上させるためにはよいコーチングが必要です。ですが,実
際には自分がやろうと思っていることは,なかなかうまくいきません。そこで,うまくいかない原因に
ついてさまざまなワークショップを通じて気づいていき,どうすれば自分のパフォーマンスが向上させ
られるのか,自己教育の方法論を実践的に学びます。また,パフォーマンスの向上を邪魔している要因
が,自分の持つ価値観であると仮定し「自分がどのような価値観を持っているのか」を知るためのアプ
ローチも行います。自分の価値観を知っていくことで,よりよく自己実現に向かうための方法を探して
いきます。
さらに,世界の教育事例を参考にしながら,発育発達に応じた教育方法を検討し,自分のパフォーマ
ンス向上に役立てていきます。
備考
教職科目
科目名
教育相談
授業形態
講義
単位数
2
配当年次
到達目標
・保育所(園)・幼稚園における「教育相談」の意義を理解する。
2
・カウンセリングの理論・技法を学び、乳幼児や保護者のへの望ましい関わり方を知る。
・現代の生活における保護者の様々な心理的ストレスの要因を理解し、保護者からの相談に対応する実
践力を習得する。
子どもに関する現代的課題として、「児童虐待」「登園拒否」「発達に遅れのある子ども」「集団に入
科目概要
れない子ども」等が上げられる。子どもの理解、母子関係の実態や養育上の葛藤への理解を深めながら、
保育・教育実践の望ましい在り方について学ぶ。その上で、カウンセリングを活かした教育相談活動に
おける、基礎的・実践的な力量を養うことを目指す。
備考
科目名
教職科目
保育実習指導 2
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・保育所の保育を実際に実践し、保育士として必要な資質・能力・技術を習得する。
・家庭と地域の生活実態にふれて、子ども家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに、子
育てを支援するために必要とされる能力を養う。
「保育実習指導 2」は、「保育実習 1」の経験を踏まえ、さらに保育現場での発展的、総合的な実践的
科目概要
能力を高め、乳幼児とのかかわりと理解を深め、保育士として必要な資質・能力・技術を磨く。「保育
実習 1」に比べ、準備した保育内容で保育する設定保育を多く取り入れる。また家庭と地域の生活実態
に触れて、子どもの家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに、子育てを支援するために
必要とされる能力を養う。さらに保育観の形成と保育技能の向上に努めて、今後の実践に活かせる基本
を修得する。実習の前後に事前事後指導を行う。
備考
保育士科目(選択必修)
科目名
保育実習指導 3
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・養護施設等(保育所以外)、その他社会福祉施設の養護を実際に実践し、保育士として必要な資質・能
力・技術を習得する。
・家庭と地域の生活実態にふれて、子ども家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに、子
育てを支援するために必要とされる能力を養う。
・児童福祉施設(保育所以外)の実習を通して、その施設の果たしている社会的役割を知り、同時に課題
等についても体験的に学ぶ。
保育所以外の児童福祉施設、その他の社会福祉施設の養護全般に参加し、養護技術を習得することを目
科目概要
指す。居住型児童福祉施設で生活する個々の子どもをその環境を含めて理解し、そのニーズに応じた対
応のすべを学び、子どもの家族とのコミュニケーションのとり方を経験する。見学・観察実習と参加実
習を行う。参加実習は、援助計画を立案し、実際に子どもの世話・援助を行い、記録のとり方を学ぶ。
集団の指導・援助についても実際に経験する。また家庭と地域の生活実態に触れて、子どもの家庭福祉
ニーズに対する理解を深め、子育てを支援するために必要とされる能力を養う。
備考
科目名
授業形態
保育士科目(選択必修)
教育実習
実習
単位数
4
配当年次
2
・幼稚園の活動と園児の生活の実際を具体的に理解し、幼稚園の意義、保育者の責務を体得する。
到達目標
・既習の教科全体の知識・技能を総合的に実践する応用力を養う。
・幼児教育の本質的精神と保育技術を習得し、保育者としての資質、使命感、能力を身につける。
学内で実施する実習事前・事後指導と実習園で実施する実習(実習期間は4週間)で構成され、4単位
科目概要
となる。実習は本学の依頼した実習幼稚園において、2.年次、6月に 1.週間、9月に 3.週間、合計4
週間の実習を行う。大学でこれまでに習得した教科の知識、技能を基礎にして、総合的な実践的応用力
を身につけることを目的として、幼稚園の現場での教育活動に参加する。観察実習、参加実習、責任実
習を行い、各幼稚園で、研究指導をうける。
備考
教職科目
科目名
教育実習指導
授業形態
演習
単位数
1
配当年次
2
到達目標
・幼稚園教諭のあり方を学び、教育実習の意義と目的について理解できる。
・保育活動に必要な知識や技能、判断力を習得し、子どもの発達に応じた適切な指導力を培
うことができる。
・教育実習に必要な教材研究を通して、実践に必要な準備に自ら取り組むことができる。
・教育実習における学習課題を明確にできる。
教育実習の意義を自覚し、幼稚園実習に臨むために必要な子ども理解や観察の視点、教材研
科目概要
究、保育指導案作成などの基礎的・予備的知識や技能、態度(心構え)を修得する。また、幼
稚園の機能や教育内容、幼稚園教諭の職務内容に関する理解を深め、教職への認識を確かな
ものとすることを目標とする。
備考
教職科目