事業報告書 - 双海中山商工会

平成25年度
商工会等地域活性化支援事業
いよ農漁村力自給エネルギー創造事業
事業報告書
双海中山商工会
-いよ農漁村力自給エネルギー創造事業-
平成25年度事業として県、伊予市の協力を得て本事業を実施してまいりまし
た。事業内容としては、実行委員会の開催4回、公開講座5回、先進地視察研修2
回を実施しました。この中で、新しい技術による自然エネルギーと旧来から活用さ
れている自然エネルギーの紹介と、自然エネルギー導入に伴う地域おこしについて
勉強する機会を得て参加者からも好評を得た事業となりました。また、双海支所に
起きまして全国の商工会で先駆けとなる充電器の設置、EV広場の開設により数多
くの方に電気を利用した移動媒体を体験して頂き一応の成果を上げることができま
した。今後、この地域あった自然エネルギー関連の施設整備を視野に低炭素地域づ
くりのため、本報告書を作成するとともに本事業に協力いただいた方に感謝申し上
げます。
平成26年2月
いよ農漁村力自給エネルギー創造委員会
実行委員長 村 田
武
目
次
事業の実施計画及びその体制
・・・・・・・・・・・・1
実行委員名簿
・・・・・・・・・・・・2
事業の実施概要
・・・・・・・・・・・・3
事業の内容
「いよ農漁村力自給エネルギー創造委員会」
・・・・・・・・・・・・4
第1回実行委員会
第2回実行委員会
第3回実行委員会
第4回実行委員会
「いよ自然エネルギー学校」
・・・・・・・・・・・5
第1回 いよ自然エネルギー学校
記念講演 ①「自然エネルギーでまちおこし」
②「エコ交通システムでまちおこし」
第2回 視察研修 (高知県梼原町)
第3回 いよ自然エネルギー学校
公開講座「小水力発電によるまちおこし」
第4回 ワークショップ
風力発電・太陽光発電システムの制作
第5回 視察研修 (岡山県真庭市)
第6回 いよ自然エネルギー学校
公開講座「市販EV車の現状と未来を考える」
第7回 いよ自然エネルギー学校
公開講座「バイオコークスによるまちおこし」
EV広場
・・・・・・・・・・・15
EV充電器設備
・・・・・・・・・・・16
参考資料
・・・・・・・・・・・17
おわりに
アンケート及び結果
・・・・・・・・・・・25
事業の実施計画及びその体制
実施スケジュール
項
4
月
目
5
月
委員会
いよ農漁村力自給エ
ネルギー学校
6
月
7
月
8
月
1
2
1
9
月
10
月
11
月
12
月
1
月
3
2
3
4
5
2
月
4
6
アンケート
EV広場
EV広場アンケート
事業実績報告書作成
※
数字は開催回数
運営体制
外部専門家
(実施主体)
双海中山商工会
アドバイス
アドバイス
コーディネート
連携・グループ化
全体総括
支援
愛媛県
伊予市
商工会連合会
(企画運営・調査研究)
実行委員会
支援
研
究
会
3
月
実行委員名簿
氏
名
村田
武
佐藤
員暢
久保
所
属
・
役
職
備
考
愛媛大学客員教授
実行委員長
愛媛県産業技術研究所 EV 開発センター長
副 委 員 長
榮
㈲栄電機設備
副 委 員 長
山田
彰
JA えひめ中央中山支所長
実 行 委 員
西田
義晴
伊予森林組合代表理事組合長
実 行 委 員
網江
正安
上灘漁業協同組合組合長
実 行 委 員
宮田
哲二
伊予市商工観光課
実 行 委 員
水木
一弘
伊予商工会議所
実 行 委 員
入岡
利成
キカイ・ジャパン合同会社
実 行 委 員
中野
仁栄
㈱KEINS
実 行 委 員
高岡
孝雄
どるばハイヤー㈲
実 行 委 員
亀田
尚樹
㈲シーサイドふたみ
実 行 委 員
田中
紹弘
愛媛県商工会連合会
実 行 委 員
久保
芳文
双海中山商工会長
オブザーバー
児玉
武志
双海中山商工会
事務局長
事
務
局
吉村
昌巳
双海中山商工会
経営指導員
事
務
局
江戸
道夫
双海中山商工会
経営指導員
事
務
局
日好真奈美
双海中山商工会
補助員
事
務
局
1.事業実施の概要
(1)事業の背景
双海中山商工会を事業実施団体とする本事業「いよ農漁村力自給エネルギー創
造事業」は、伊予市の旧双海町と旧中山町を事業エリアに、地域のエネルギー創
造を目指すとした研究事業である。
その事業エリアは、県都松山市に近接するものの、平坦な近郊農村ではなく、
平地に乏しい海沿いに点在する集落と中山間地に点在する集落で構成されており、
自然豊かとはいえ、急速な人口減少と地域経済の活力低下に見舞われている。
平成 24 年度の伊予市における策定において、当地区内にも上灘・下灘地区に
「上灘漁業協同組合共栄網」
「双海シーサイド公園」、中山地区に「クラフトの里」
「なかやま特産品センター」を通る2つのルートが設定され、松山市に近接する
という優位性を活かした観光事業を柱とする地域の活性化への期待が高まってい
る。ところが、双海町上灘地区では、廃業によってガソリンスタンドが一店もな
くなり、この観光ルートの設定を活かすどころか、住民の自動車、バイク等の燃
料の調達さえ困難になり、住民の定住自体に対処する必要性が高まるという事態
を迎えた。
この間において全国でも地下燃料貯蔵タンクの改修義務付けもあって、ガソリ
ンスタンドの廃業が進み、とくにバス便数の減少など公共交通機関の後退が住民
の生活に不便さを高め、若い世代の地区外への流出が顕著になるなかで、高騰す
るガソリンに頼った暮らしに展望がないことが明らかになってきた。
同時に、平成 23 年3月 11 日の東日本大震災と東京電力福島第一原発の過酷事
故の発生・放射能汚染のその後の深刻な経過は原発安全神話を崩壊させ、原発に
依存しない社会づくりをめざすべきことが不可欠になった。そして、原発などの
大規模発電所に代わって、太陽光、風力、バイオマス、地熱といった新しい自然
エネルギー(再生可能エネルギー)の地域での活用とエネルギーの地産地消が、
住民の暮らしの省エネ化とあいまって、地域に自然エネルギーによる所得の獲得
と地域経済循環の再生こそめざすべきだとする機運を高めるにいたった。
そこで、本事業の実施エリアでは、①「伊予市産業観光ルート」の個性的な展
開と②住民の生活インフラ、とくに交通インフラ整備の重点を、新しい自然エネ
ルギーによる「スマート・コミュニティ」づくりに求めることが適切だと判断し
た。
ガソリン自動車に代わる次世代エコカー(EV コンバート車・PHV 車・PHEV
車・EV 車)を受け入れることができるように、事業エリアのインフラ整備を推進
する。
また、本事業エリアが太陽光、風力などの自然エネルギー資源に恵まれている
ことを活かして、これら自然エネルギーによる発電事業を推進すべきだとの判断
にいたった。
(2)事業の内容
平成 25 年度には「地域のエネルギー創造を目指した研究事業」を実施した。
1)「いよ農漁村力自給エネルギー創造委員会」の設置
実施すべき研究授業の具体化のために、外部専門家、行政、関係団体、参画業
者の代表による「いよ農漁村力自給エネルギー創造委員会」を設置し、4回の委
員会を開催した。
外部専門家・行政では、次世代エコカーの権威である愛媛県産業技術研究所 EV
開発センターの佐藤員暢センター長、愛媛大学社会連携推進機構客員教授で愛媛
自然エネルギー利用推進協議会会長の村田武教授を招請した。関係団体と参画事
業者の委員は実行委員名簿のとおりである。
第1回委員会(平成 25 年 9 月 13 日、双海中山商工会本所、出席者 15 名)で
は、委員の委嘱状を交付し、村田教授に委員長、佐藤センター長に副委員長に任
命するとともに、事業実施団体による事業計画の詳細な説明をもとに、事業実施
計画を策定するとともに、第 1 回の学校事業について決定した。
委員会の議論では、双海中山地区での本事業の実施においては、①地域の特性
を踏まえて、次世代エコカーの導入を中核とするスマート・コミュニティづくり
において、その着実な実現は全国的なモデルになりうること、②「自然エネルギ
ー学校」の開設が、商工会が事業実施団体となっての本事業において、一般地域
住民に学習の機会を提供するだけでなく、商工会会員の参画業者に自然エネルギ
ー事業へのビジネス展開に大きな刺激となりうることが確認された。
第2回委員会(平成 25 年 10 月 2 日、双海中山商工会本所、出席者 12 名)で
は、自然エネルギー学校の第2回以降のカリキュラム案を議論し、講師による講
義だけでなく、ワークショップ、先進地視察研修も積極的に組み込むこととし、
委員長及び事業実施担当者に先進地の選定を要請した。
第3回委員会(平成 26 年 1 月 31 日、双海中山商工会本所、出席者 11 名)は、
自然エネルギー学校の講座、ワークショップ、先進地視察がおおむね着実な成果
を上げてきたことを確認した。とくに先進地への視察研修は、視察現場で得られ
た知見が大きかっただけでなく、視察に参加した参閣事業者が先進地の事例を本
事業実施エリアでの新たな自然エネルギーの取り組みにどう活かすかを議論する
時間が取れたことが大きかったことが確認された。
平成 26 年度事業の方向について、事業の継続展開が望ましいとする意見が多
数であることを確認した。
第4回委員会(平成 26 年 2 月 26 日、双海中山商工会本所、出席者 10 名)で
は、事業全体の総括的討論をおこなった。双海中山商工会会員には、これからの
地域活性化には自然エネルギーの活用が不可欠であるとの理解を高めるうえでた
いへん効果的な事業であったのではないかという認識で一致した。
2)「いよ農漁村力自給エネルギー学校」の開講
「いよ農漁村力自給エネルギー学校」を「いよ自然エネルギー学校」の名称で
連続して実施した。
第1回 いよ自然エネルギー学校
(平成 25 年9月 13 日・中山地域事務所・18:30~21:00・出席者 22 名)
開講式
記念講演
①「自然エネルギーでまちおこし」(村田 武)
②「エコ交通システムでまちおこし」(佐藤員暢)
【講
演】
「自然エネルギーでまちおこし」
村田武学校長より開校の挨拶が行われる。ついでプロジェクターを使用し再生
可能エネルギー特別措置法の施行により固定買取り制度が始まりその先進地が四
国内では檮原町であることが紹介される。またドイツでの取り組みの紹介、中国
地方で小水力が現在も多数残っておりそれが、地域づくりの一翼を担っている事
が紹介される。
【事業趣旨説明】
事務局より本事業の目的と今後の学校事業のカリキュラムについて現在予定し
ている内容として説明を行い、本日提出したカリキュラムを元に10月2日の第
2回実行員会で決定することが報告された。
【講
演】
「エコ交通システムでまちおこし」
佐藤員暢氏よりプロジェクターを使用し電気自動車の現状、長崎EV&ITS、
EVC構想、超小型モビリティの導入促進事例について説明がなされる。
充電設備の設置についての質問がなされ基本的には普通充電設備を家庭に設置
するのが好ましいとの説明がなされる。また、リチウムイオン電池の耐用年数の
質問がなされ長期間使用が可能であることが説明される。
第2回 視察研修(平成 25 年 10 月 11 日 08:30~17:00・出席者 12 名)
高知県梼原町(自然エネルギーの活用事例)
梼原町役場到着梼原町商工会事務局長岩本清氏と合流する。
梼原学園より徒歩で移動し小水力発電場所を訪問見学する。
雲の上のホテルを訪問地熱利用した室内プールを見学する。
【講
話】
「自然エネルギーの活用について」
梼原町役場見学後第 3 会議室に於いて梼原町商工会事務局長岩本清氏よりプロ
ジェクターを利用し梼原町の自然エネルギーを活用した事業内容について説明を
受ける。発電量、特別会計の基金についての質問がなされ風車環境基金の状況に
ついての説明等され参加者熱心に聞き入っていた。
電線を埋設している町並みの見学と低炭素施設である地域物産展示場を見学し
午後 3 時 30 分視察研修を終了する。
第3回
いよ自然エネルギー学校
(平成 25 年 10 月 21 日・翠小学校・18:30~21:00・出席者 21 名)
公開講座「小水力発電によるまちおこし」
(古谷桂信・全国小水力利用推進協議会理事)
【公開講座】
「小水力発電によるまちおこし」
講師の古谷桂信氏より小水力発電システムについて発電量によって規模別の事
業イメージについての説明が行われる。続いて、地域再生に役立つ小水力発電の
事例を地域別に紹介される。最後に中山地区、双海地区で設置可能箇所の説明が
なされる。最後に出席者の質疑が行われ岐阜県で 4 組の若夫婦が移住してきたこ
とに対する質問が行われ小水力発電が設置できる地域は住民の絆が強く物事を前
向きに進める地域でありそういった地域で生活を行うことを希望する人が多いこ
とが説明される。
次回開催の内容について入岡利明氏より次回開催のワークショップについて説
明が行われ持参品等の説明が行われる。
第4回 ワークショップ
(平成 25 年 11 月 14 日・14:00~16:00・旧中山体育館・出席者 18 名)
風力発電・太陽光発電システムの制作
(講師・入岡利成・愛媛県自然エネルギー利用推進協議会事務局長)
入岡氏より双海中山商工会 自然エネルギー学校ワークショップのメモにより
本日作成する太陽光発電システムについての説明が行われる。まずは、必要とな
る電気の基礎知識として交流と直流、電力、電流、電線、発電機、蓄電池、容量、
充放電コントローラ、DA/ACコンバータについての詳細が説明される。村田
武学校長も太陽光発電の有用性について説明がなされる。説明後実際の製作に取
り掛かる。太陽光発電システムについては太陽パネルの電線取り付けコントロー
ラの取り付け、バッテリの取り付けを行う。テストとして40wの電灯を付ける。
講師は、風力発電と太陽発電システムを併用したシステム作成しLED照明の点
灯を行いその能力の高さを紹介する。
第5回
視察研修
(平成 25 年 11 月 25 日・08:00~19:00・出席者 11 名)
岡山県真庭市(バイオマス活用事例)
真庭市役所へ11時30分到着しバイオマスツアーガイド森浩介氏と合流。
【研 修】
「真庭市におけるバイオマスタウン構想との概要」
(真庭市三田「木の駅」勝山木材ふれあい館)
真庭市 産業観光部 バイオマス政策課 八木久美子氏よりバイオマスタウン
真庭ツアーガイダンス及びプロジェクターを利用し真庭のバイオマス事業の現状
及び将来の構想について説明を受ける。森林組合、民間企業が事業の牽引を行い、
行政の後押しで啓発活動、補助事業の導入とうまく繋がっていることが説明され
る。
【勝山町並み保存地区内にて昼食】
御前酒蔵元の土蔵を改良しレストラン西蔵を訪問する。シェフ自ら料理を紹介
しバイオマスツアーとの連携がうまくいっていることが感じられた。
【視察研修】
銘建工業㈱本社工場
①エコ発電 ②ペレット製造施設
銘建工業㈱の担当職員より施設説明とペレット加工、発電システムを導入した
経緯について説明を受ける。この事業所では修正材加工を行っておりしかも、製
品化の直前の材を使用している為、ペレットも低価格で作ることができる。また、
発電システムも端材、オガ等を利用しているので時代の流れとマッチして売電で
収益を上げているとのことであった。
【視察研修】
清友園芸
(農業用ビニールハウスペレット焚きボイラー見学)
清友園芸代表者よりペレット焚きボイラーの利用でビニールハウス栽培が重油
を使ったときより安価になったことが説明される。また、市より導入の際補助金
が出て導入しやすくなったことが説明される。
【視察研修】
真庭市役所新本庁舎
①バイオマスボイラー ②地域資源の活用庁舎
③太陽光発電、電気自動車充電器設置について
真庭市 総務課長より施設説明がなされる。バイオマス活用に伴い冷暖房費の
節約、太陽光発電の設置に伴う電気代の節約、杉材の使用に伴う施設内のぬくも
りが説明される。参加者全員好評価であった。
15時30分 視察を終え帰路に着く。
第6回
いよ自然エネルギー学校
(平成 25 年 12 月 5 日・中山地域事務所・15:00~17:00・出席者 19 名)
公開講座「市販EV車の現状と未来を考える」
(講師:水野時彦・三菱自動車工業㈱上級エキスパートEV国内推進部EVビジネス本部)
【講
演】
「市販EV車の現状と未来を考える」
水野時彦氏よEVに関する基礎知識・EVの歴史と実用化に向けた取り組み・
EVの現状と将来・EVの補助金について一般論と、三菱自動車の取り組みを交
えての講和が行われる。講話終了後、佐藤員暢副実行委員長よりEV車開発時に
テストとして四国を一周したエピソードが紹介され講演会は閉会する。
【EV車試乗】
西日本三菱自動車販売㈱より i-MiEV、i-MiEV バン、i-MiEV トラック、アウ
トランダーの提供が行われ実際の試乗及び外部電源を利用しての温かい飲み物の
提供が行われる。
第7回 いよ自然エネルギー学校
(平成 26 年1月 28 日・中山地域事務所・14:00~16:00・出席者 14 名)
公開講座「バイオコークスによるまちおこし」
(講師・井出民雄・近畿大学バイオコークス研究所副所長)
【講
演】
「バイオコークスよるまちおこし」
井田民男氏よりバイオコークスの製造機械について説明を受ける。それによる
と一番新しい機械は 3000 万円する機械でタイに設置されるとのことであった。
続いてバイオコークスとはどういったものでその製造方法について説明がなされ
る。180 度で熱した容器で 20 メガパスカルの圧力を 30 秒かけ 60 秒で 20 度まで
温度を下げることによりバイオコークスは製造できる。バイオコークスはガス化
する直前までの変化でこれにより木質の隙間はなくなりHOの転換により生成さ
れ 1000 度 C を超えても破壊されることはなく溶鉱炉での使用に耐えうるものと
なっているとのことである。現在、豊田自動織機でキュポラの実証実験を行って
いるが 11.4%の CO2 削減効果があるとの話であった。また、バイオコークスに
着火する方法は 350 度 C のドライヤを使用し 80 秒ほどで着火しライター等では
着火できないとのことである。また、おからで作ったバイオコ-クスは 12 時間
程の燃焼があり長時間使えるものであることが紹介される。現在バイオコークス
を利用した温室用のボイラーも作られているがその温度は波打つ常態となり一定
の温度を保つのは難しい状況である。
最後に質疑が行われ費用面の話が出たがトン 3000 円の仕入れにとどめれば利
益が出ることが説明される。
EV広場(双海支所)
電動バイク(平成 26 年 1 月 7 日~平成 26 年 2 月 28 日)
利用者 32 名
EV車
(平成 26 年 2 月 1 日~平成 26 年 2 月 28 日)
2 月 1 日~2 月 14 日ミーブバン
2 月 15 日~2 月 28 日ミーブトラック
利用者 20 名
EV充電設備設置
「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」補助を活用し双海支所にEV充電
設備を設置
-参考資料-
アンケート
実 施 日:平成 25 年 10 月 11 日
実施枚数:12 枚
回収枚数: 8 枚
先進地研修アンケート(梼原町)
1.小水力発電について
興味を持った
どちらともいえない
(8名)
2.雲の上のホテルの地熱利用の室内プールについて
興味なし
興味を持った
(5名)
3.講話について
興味なし
どちらともいえない
(3名)
非常によかった
良かった
(2名)
(6名)
4.梼原町を訪れてみて総合的に
あまり良くない
良くなかった
非常によかった
良かった
(4名)
(4名)
5.今後研修したい項目について
・ 風力発電
・ バイオマス発電
・ 太陽光発電
あまり良くない
良くなかった
6.その他ありましたらご記入ください
・双海中山地区で、どこから取り組むかについて議論を起こす必要があると感じた。
実 施 日:平成 25 年 10 月 21 日
実施枚数:21 枚
回収枚数:15 枚
公開講座 アンケート
「小水力発電によるまちおこし」
1.講座の内容について
□非常に良い
□良い
□普通
□工夫が必要
(4名)
(2名) (2名)
(1名)
□不満
2.講師について
□非常に良い
(5名)
□不満
□良い
□普通
□工夫が必要
(8名) (2名)
3.講座の時間について
□短すぎる
□やや短い
(1名)
(1名)
□ちょうどよい
(13名)
□やや長い
□長すぎる
4.関心を持たれた点、活用できそうな点、ご不満だった点等ございましたらお聞か
せ下さい。
・ 一番、効率の良い自然エネルギー発電は小水力だと記憶していたが伊予市内に適
地がなかったようなので残念。
・ 数値的なものが提示され非常よくわかった
・ 地域づくりのヒントになった。
・ 小水力発電の調査が必要。
・ 小水力の基本的事項を教えてほしかった。
・ 小水力発電のことが良く理解できた。
・ 話が専門的すぎて難しい。
5.今後、どのような講座を希望されますか。
・参加者同士のグループワーク(意見交換)
・放置竹林、森林のエネルギー転換はできないのか。
・自然エネルギーのミックス開発の計画案作成。
・自然エネルギーについてあらゆるものを教えてほしい。
実 施 日:平成 25 年 11 月 14 日
実施枚数:18 枚
回収枚数: 9 枚
ワークショップアンケート
「風力、太陽光発電システムの製作」
1.作業内容について
□ 非常に理解しやすい
(4名)
2.説明について
□ 非常に理解しやすい
□
分かりやすい
(3名)
□
□
分かりやすい
□
(3名)
(4名)
普通 □
(1名)
普通
□
難しい
(1名)
難しい
(1名)
(1名)
普通 □
(1名)
難しい
3.講師について
□
非常に理解しやすい
(4名)
□
分かりやすい
(4名)
□
4.今回のワークショップで興味をもたれた内容について
・ ソーラーパネルのシステム
・ 大変勉強になった
・ 太陽光発電
5.実際製作して活用しますか。また、作るとしたらどういうものを製作しどう活用
されますか。
・ 興味がわきました
6.今後、どのような講座を希望されますか。
実 施 日:平成 25 年 11 月 25 日
実施枚数:11 枚
回収枚数: 6 枚
先進地研修アンケート(真庭)
1.バイオマスについて
興味を持った
(6名)
どちらともいえない
興味なし
2.真庭市におけるバイオマスタウン構想の概要について
興味を持った
どちらともいえない
興味なし
(6名)
3.銘建工業㈱本社工場について
非常によかった
(4名)
4.清友園芸について
非常によかった
(4名)
良かった
(2名)
あまり良くない
良くなかった
良かった
(2名)
あまり良くない
良くなかった
5.真庭市役所新本庁舎について
興味を持った
どちらともいえない
(5名)
(1名)
興味なし
6.真庭市を訪れてみて総合的に
非常によかった
良かった
(5名)
(1名)
良くなかった
あまり良くない
7.その他ありましたらご記入ください
・ 市の財政状況も合わせて学べればよかった
・ バイオマス発電の今後が楽しみ
・ バイオディゼルで買い物支援も良いのでは
実 施 日:平成 25 年 12 月 5 日
実施枚数:19 枚
回収枚数: 7 枚
公開講座 アンケート
「市販のEV車と現状と未来を考える」
1.講義内容について
□ 非常に理解しやすい □ 分かりやすい □ 普通 □ 難しい
(3名)
(3名)
(1名)
2.説明について
□ 非常に理解しやすい □ 分かりやすい □ 普通 □ 難しい
(3名)
(2名)
(2名)
3.講師について
□ 非常に理解しやすい
(3名)
□
分かりやすい
(3名)
□
普通 □
(1名)
難しい
4.今回の公開講座で興味をもたれた内容について
・災害対策
5.試乗車された車について
□ アイミーブ □ ミーブトラック
(4名)
(1名)
□
ミーブバン
(1名)
□
アウトランダー
(4名)
6.試乗された感想について
・
想像していたより予想以上
・
・

乗り心地が大変良い
電気自動車の考え方が変わりました
7.EV車を購入したいですか
□ ぜひ買いたい □ 今後検討しても良い
(3名)

□
今のところ考えていない
(2名)
8.公共の充電インフラについて
□
当地区内に必要 □ あれば良い □
(1名)
(5名)
9.その他ございましたらご記入ください
あまり必要でない
実 施 日:平成 26 年 1 月 28 日
実施枚数:14 枚
回収枚数:11 枚
公開講座 アンケート
「バイオコークスを利用したまちづくり」
1.講義内容について
□ 非常に理解しやすい
(1名)
□
分かりやすい
(5名)
□
2.説明について
□ 非常に理解しやすい
(1名)
□
分かりやすい
(4名)
□
□
分かりやすい
□
3.講師について
□ 非常に理解しやすい
(1名)
(6名)
4.講義の時間について
□ 短すぎる □ やや短い □
(3名)
ちょうど良い
(8名)
普通
□
難しい
(5名)
普通 □
(4名)
難しい
(1名)
普通
□
(2名)
□
難しい
(2名)
やや長い
□
長すぎる
5.今回の公開講座で興味をもたれた内容について

6.その他ございましたらご記入ください
・ 難しい内容でもあったが、次世代エネルギーとして大変興味深い話であった。
・ コストが気になるが、面白い
・ 話が聞きやすく面白かった。
・ バイオコークスについて初めて勉強しました。
EV広場アンケート
1.住所地をお知らせください
□ 伊予市内 □ 伊予市外(中予方面)
(21名)
(4名)
□
伊予市外(南予方面)
□
その他
2.今までEV車を利用したことがありますか
□ 利用したことはない □ 利用したことがある
(25名)
3.今回試乗したEV車について
□
EVの車 □
(11名)
EVバイク
(14名)
4.双海地区に常設した場合利用されますかまた、その時どのくらいの費用であれば
負担してもよろしいですか
利用する
18名
利用しない
7名
金
1,000 円 800 円
3名
4名
額
600 円
500 円
400 円
300 円
2名
6名
2名
1名
利用目的:買い物、病院への通院、荷物の運搬
5.充電設備(普通充電)を設置しますがいくらくらいの使用料であれば利用されま
すか。
金
額
600 円
500 円
400 円
300 円
250 円
200 円
100 円
3名
3名
4名
2名
2名
3名
2名
6.その他ございましたらご記入ください
・ 半日使用があれば良い
おわりに
「平成 25 年度いよ農漁村自然エネルギー創造事業計画」をとりまとめるに当たり、
主として第4回委員会の議論を平成 26 年度事業との関係で整理することで、本報告
書のまとめとしたい。
1)平成 25 年度事業は、
「伊予市産業観光ルート」の個性的な展開と住民の生活イン
フラ、とくに交通インフラ整備を、エコ交通システムによる「スマート・コミュニ
ティ」づくりに求めるとしたところから、ガソリン自動車に代わる次世代エコカー
(EV コンバート車・PHV 車・PHEV 車・EV 車)がいかなるものかを実地に体験
できた学校事業はたいへん効果的であった。
次年度は、事業のステップアップとして、ガソリンスタンドがなくなった双海地
区でITとからませてスマートフォンを活用したエコカーの実地運用にとりくむ
べきである。
また、このエコカーについては、軽トラ市でのEVトラック運用を「エネルギー
と食」連携させるビジネスを通じて展開させることが考えられる。
2)次年度の学校事業については、再生可能エネルギー全体を俯瞰した今年度の実績
を踏まえて、テーマを絞ることを考えるべきであろう。
3)次年度は、EVトラックの運用とならんで、商工会会員事業者ならではの小水力
発電や太陽光発電の事業化プロジェクトを立ち上げるべきではないか。
4)本事業エリアの自然エネルギー活用の推進にとって、不可欠であるのが風力、バ
イオマス等の自然エネルギーの賦存量の調査である。風力については、中山地区の
稜線とともに、双海の海岸線についての風況がしっかり調査されるべきである。
バイオマスについては、本事業エリアでは事業規模が過大な発電事業よりもむし
ろ熱供給事業を念頭に置いて、バイオマス温水供給事業の可能性を、熱供給サイド
だけでなく熱需要サイドである事業所の立地、街並み・村並みの調査を含めて実施
すべきである。
バイオマスには森林未利用材や廃材だけでなく、里山を覆うばかりの竹林対策と
しても竹の処理運用を含めて検討すべきである。
5)本年度事業の成果を活かすためにも、ぜひとも平成 26 年度にもレベルアップし
た本事業の継続を目指すべきである。
以上をもって、
「平成 25 年度いよ農漁村自然エネルギー創造事業計画」報告書のま
とめとしたい。