Ⅴ 教育活動・教育環境 (1)学校行事への取組状況 ①国際福祉機器展見学(対象:1年生、10月上旬) 東京ビックサイトで開催される、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで、 世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会に、毎年1年次の生徒が見学に行きます。福祉機器の体 験や、デモンストレーションを間近で見たりすることが、学習と介助のイメージを結びつける良い 機会となります。 ②卒業研究発表会(対象:2年生、2月下旬) 生徒が介護実習で実施した介護計画についてもう一度振り返り、考察を深める卒業研究があります。 研究をまとめた論文を発表するのが卒業研究発表会です。考察とは、介護計画を実施した結果につ いて、なぜこのような結果がもたらされたのか、その結果の根拠を明らかにすることで、生徒はと ても悩みます。論文は2年間の集大成として製本され、生徒に手渡されます。 (2)放課後活動の取組状況 本校では、放課後の活動として、課外授業を実施しています。課外授業では、介護現場で活用するこ とができるさまざまな技術の修得や認定資格の取得を目指すことができます。 ●介護ケアセラピー(目指せる資格:介護ケアセラピスト) 介護に携わる介護・医療分野の方のための癒しの美容セラピーです。介護現場で働く方が生き 生きしていれば、介護を受ける方も元気になれます。美容トリートメントによって、スキンケア や心身のリラックス法を学ぶことができます。 ●アロマテラピー(目指せる資格:アロマテラピー検定) 介護アロマとは、介護をする人も介護を受ける人も、それぞれが快適に日々を過ごせるように するためのものです。アロマテラピーを介護に活用し「心身の癒し」や「生活を活性化」する方 法を学ぶことができます。 ●シニアエクササイズ(目指せる資格:シニアエクササイズ指導員) 健康寿命を延ばし、いつまでも自分の足で「立つ」「歩く」「座る」をテーマに、エビデンスに 基づいた実践的な介護予防のためのシニアエクササイズを学ぶことができます。 ●日本シニア検定(目指せる資格:日本シニア検定) 日本シニア検定受験対策として、超高齢社会における高齢者活動を支援する環境構築について 学ぶことができます。 ●アクティビティ・ケア(目指せる資格:アクティビティケアサポーター) アクティビティ・ケアとは、その人がその人らしく生き生きと快適に人生を送れるようにサポ ートするものです。障がいがあっても、認知症でも、寝たきりでも、日々快適に過ごせるように 支援する方法を学ぶことができます(クラフト、折紙、和紙工芸、音楽療法など) 。 ●認知症ライフパートナー(目指せる資格:認知症ライフパートナー) 現在の超高齢社会における認知症患者数は462万人(平成25年)です。これからの介護に おける「認知症に関する知識と技術」は必須になってくるでしょう。この講座では、認知症サポ ートについて学び、認知症のスペシャリストを目指します。 ●介護福祉経営士(目指せる資格:介護福祉経営士) 「介護」をマネジメントし、経営的視点としてのシステマチックな介護福祉について学ぶこと ができます。 (3)地域活動への取組状況 本校では、地域の方々の介護福祉・介護予防をサポートする公開講座や地域活動に参加しています。 (平成27年度実績) 5月 指あみ講座(公開講座) 7月 介護職員のためのアンガ―マネジメント(公開講座) 栞づくり講座(公開講座) アロマスプレー作り(公開講座) 8月 空に絵を描こうプロジェクト(公開講座) 絵手紙入門(公開講座) 9月 11月 介護福祉士国家試験対策講座 「住み慣れた地域で、みんなが支え合う地域づくりをすすめよう」実践講座(公開講座) 吉川市民まつり参加「地域における福祉力向上や、介護人材育成のための講座」 12月 2月 介護福祉士国家試験対策講座 石鹸デコパージュ(公開講座)
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