ソフトウェア定義ストレージで ビジネスを加速

ソフトウェア定義ストレージで
ビジネスを加速
デルの視点
目次
「これまでのストレージ」に破壊的な影響を与える要因 ..................................2
求められる新たなアプローチ ..........................................................................3
ソフトウェア定義ストレージが真価を発揮 ................................................4
課題: ワンサイズではすべてに対応できない ..............................................4
デルのメリット: コスト削減、
イノベーション、
カスタマイズ ........................5
緊急課題: ビジネスの加速 ...............................................................................5
今すぐ始める: データセンターにSDSを導入 ................................................7
現在、
テクノロジやグローバルビジネスではかつてない変化が起
こっています。
これは、
企業にとってこれまでにない好機を生み出す
一方で、
従来のデータセンターに多大な負担を与えています。エン
タープライズストレージの分野では、
多くの組織が旧式のストレー
ジモデルの問題に頭を悩ませています。複雑で高コストであるだけ
でなく、
このようなストレージで仮想化、
クラウド、
仮想デスクトップ
といったインフラストラクチャのモダナイゼーションを推進しても、
わずかな成果しか期待できません。
こうした状況の中、
ストレージの
即応性と効率性の向上を目的に登場したのが、
Software-Defined
Storage(SDS、
ソフトウェア定義ストレージ)
です。さまざまな組織
が、
「ワンサイズですべてに対応」
というアプローチに基づく環境や、
「セルフサービス」
システムを無計画に運用してきた環境にSDSを
導入しようとしましたが、
うまくいきませんでした。
ところが、
SDSの
イノベーション、
自動化、
およびコスト節約というメリットを活用でき
るだけでなく、
SDSに伴うリスクを軽減しながらビジネスを加速化で
きる方法があるのです。
「これまでのストレージ」に破壊的な
影響を与える要因
ここ数年、幅広い分野のテクノロジに急速
な変化が起こった結果、企業にとって思い
がけないチャンスが訪れています。常時オ
ン、常時接続というモバイルユーザーの
カルチャーによって、企業が顧客、
パート
ナー、
および従業員と関係を構築する方法
は根底から変わりつつあります。その結果、
クラウドサービスのニーズが高まり、
コン
シューマー向けテクノロジプロバイダと同
等の「いつでも利用可能」なサービスレベ
ルが求められています。もちろん、
クラウド
とモバイルの世界には、情報を追跡および
収集することで、対象となる顧客層をより
的確に把握できるチャンスが存在します。
そしてこれは、
より良いサービスの提供、
さ
らには競争力の強化やビジネスの成長に
もつながります。
以上のマクロトレンドは、
ほとんどの企業の
ITリーダーにとって耳新しいことではありま
せんが、
データセンター、特にエンタープラ
イズストレージの分野で特有の課題を生み
出す原因にもなっています。
データの爆発的増加
現在、1秒あたり200万件を超えるEメール
が送信され、1日あたり5億件を超えるツ
イートが発生すると推定されています。1、2
このような統計から、
データベースレコー
ド、
ドキュメントファイル、
MP3、動画、写真
などで構成されるデジタル世界は、今後
1
1秒あたりの送信Eメール件数は200万件を超えます。
出典:Internet Live Stats http://www.internetlivestats.
com/one-second/#email-band(2015年2月9日付け)
2
1日に投稿されるツイートは500万件を超えます。出典:
Internet Live Stats http://www.internetlivestats.com/
twitter- statistics/#trend(2015年2月9日付け)
2
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
300倍の勢いで拡大していくと予測されて
も驚きではありません。3
なく稼働しているのに、投資が無駄になっ
てしまうのではないか、
といった疑問です。
企業にとって、
データとは常に恩恵をもた
らすものであると同時に、面倒なものでも
ありました。データは、分析することによっ
てビジネス戦略の策定に役立つ情報を得
られるだけでなく、競争力の強化でも効果
を発揮する一方で、大量のデータの管理と
保存は非常に困難な作業です。データは、
単に保存しておけばよいというものではあ
りません。例えば、
データにはアクセスレベ
ルを割り当てる必要があり、それによってさ
まざまな種類のストレージが必要になりま
す。このようなストレージの管理には、
これ
まで膨大な人的リソースが費やされてきま
した。また、法規制はますます厳しくなり、
保存データのセキュリティ保護や各種法規
制への準拠が義務付けられています。これ
以外にも、
データ増加に伴ってストレージに
はさまざまな課題が存在するのです。
経済的な圧力
豊富な予算があるのなら、
テクノロジ導入
のタイミングや方法について議論する余
地があります。
ところが、
ほとんどの組織は
そのように恵まれた状況にありません。
グ
ローバル経済の激変を契機にほとんどの
組織が予算緊縮に踏み切って以来、緊縮圧
力は弱まっていないからです。経費削減の
時期に多くの組織が採用した「コストを抑
えて効率を上げる」
という方針は、現在も続
いています。ビジネスイニシアティブを推
進するうえでITが果たす役割の重要性は理
解されており、必要なリソースをITに提供し
たいと考えられているものの、
リソースに
は限りがあります。実際に多くのITリーダー
は、予算は今後、現状維持か削減に向かう
だろうと報告しています。4つまり、企業は支
出を厳しく監査し、投資から最大限の効果
を引き出そうとするでしょう。ミッドレンジ
ストレージであってもその平均価格は2万
5,000∼25万ドルの範囲です。これに対し、
ストレージ管理のプロフェッショナルの年
俸はほぼ10万ドルであることを考えると、
IT
リーダーが新しく魅力的で経済性の高いス
トレージを購入したがることは驚くに値し
ません。5、6
ITの新たなイニシアティブとアーキテク
チャ
IT部門はデータの氾濫に飲み込まれない
ようにと必死ですが、
エンタープライズス
トレージという
「船」はさらに先へと進みま
す。データセンター内でサーバー仮想化を
進めているITリーダーは、
ストレージの仮
想化が次のステップだと考えています。さ
らに、
フラッシュストレージ、
TLCタイプの
SSD、消去訂正符号、RESTful APIをはじめ
とするイノベーションや、
Hadoopのような
プライベートクラウド/ビッグデータアプリ
ケーションの特性を備えた新しいストレー
ジアーキテクチャは、
ビジネスに大きなメ
リットをもたらしていくと期待されていま
す。
ところが、
ITチームがいざこのようなイ
ノベーションに着手しようとすると、
さまざ
まなジレンマが出現します。例えば、導入に
最適なタイミングはいつか、次のハードウェ
ア更新サイクルを待ちたいが、数ヵ月か数
年かわからない、既存のストレージが問題
求められる新たなアプローチ
このように、
さまざまな課題とチャンスが
企業のIT部門を待ち受けるわけですが、既
存のストレージではとても太刀打ちできま
せん。
4 Moor Insights & Strategyによる
「Is Dell Driving the
Open Future of Networking?」2014年10月
5 IDCによる
「Considerations When Purchasing
Storage Solutions」2013年12月
6 平均的な米国のストレージ管理スペシャリストが期
3 IDCによる
「The Digital Universe in 2020: Big
Data, Bigger Digital Shadows, and Biggest Growth
in the Far East」2012年12月
3
待する年俸の中央値は96,217ドルです。これは、米国
のストレージ管理スペシャリストの50%は96,217ドル
を下回ることを意味します。出典:Salary.com。http://
www1.salary.com/Storage-Management-SpecialistSalary.html.(2015年4月25日付け)
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
次のようなニーズを満たす新たなストレー
ジソリューションが求められています。
•
柔軟性。何よりもまずIT部門が求めてい
るのは、
ビジネスニーズに合わせて拡
張でき、
ワークロード要件に対応できる
ストレージソリューションです。これは、
一見すると簡単な注文のようですが、
テ
クノロジとビジネスが急速に変化してい
る現状を考えると、要件やニーズが急
速に予想できない変化を遂げる可能性
があります。
したがって、柔軟性が極め
て重要になります。
•
即応性。同じ理由で、
IT部門には優れた
即応性が必要です。変貌を続けるビジ
ネス環境や市場に対応する場合、競合
他社よりも迅速に対応する能力があれ
ば、明らかに優位です。ストレージが複
雑で機能に制限がある場合、対応に遅
れが生じ、それが障害となってビジネス
チャンスを逃がしてしまいます。
•
効率。柔軟性と即応性を実現しても、コ
ストが高ければ組織にとって意味があり
ません。これが、効率化によって設備/運
用コストを低減できるソリューションが
ITに必要になる理由です。これにより、
現在から将来にわたって、最も必要とさ
れる部分にリソースを確実に割り当て
ることができます。
ソフトウェア定義ストレージが真価を
発揮
かつては単なる業界の流行語だったソフト
ウェア定義ストレージ
(SDS)
も、現在は柔
軟性、即応性、
および効率というIT部門が追
求する目標の達成基盤として成熟し、採用
が進みつつあります。
SDSには、
ストレージソフトウェア/サービス
層を基盤ハードウェアと切り離すという特
徴があります。業界標準ハードウェアコン
ポーネントを使ったソフトウェア駆動型のス
タックを介して、
すべてのサービスを提供
することが可能です。SDSは、
ストレージや
パフォーマンスの具体的なニーズ、予算な
どに応じて、複数の方法で実装できます。
4
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
SDSは、
ITを無理なく進化させる次のス
テップとして、多くの組織に適したテクノ
ロジです。ほとんどの組織は、従来のITイ
ンフラストラクチャをベースにSDSを導入
しようとします。
ところがこのインフラスト
ラクチャは、連携のないサイロ化したサー
バー、
ネットワーキング、
ストレージで構成
されています。過去数年間、多くのお客様
が導入作業と管理作業の簡素化を目的に、
「コンバージド」インフラストラクチャへの
投資を始めました。このインフラストラク
チャは、
シームレスに動作するように事前
設定されたサーバー、
ネットワーキング、
お
よびストレージ製品で構成され、
バンドル
型のソリューションとして販売およびサポー
トされています。
ところが、
ソフトウェア定
義のモデルでは、業界標準ハードウェア上
に展開したソフトウェアが主体となってイン
フラストラクチャを実現するので、その柔
軟性と即応性はコンバージドインフラスト
ラクチャの枠を超えているのです。
課題: ワンサイズではすべてに対応で
きない
組織は当然のことながら、
さまざまなメリッ
トを期待してソフトウェア定義のパラダイ
ムをストレージにも適用しようとします。
と
ころが、適したオプションは市場で提供さ
れていません。
「ベンダーの独自仕様」
一部のベンダーは、
ハードウェアとソフト
ウェアを緊密に結合し、独自仕様のシステ
ムモデルとして提供しています。このアプ
ローチは、SDSのメリットの一部は実現で
きるものの、SDSが解決しようとする問題
の多くはそのまま残ってしまいます。この
ようなソリューションは、
ワークロード要件
やビジネスニーズに合わせたカスタマイ
ズには対応していません。その結果、限ら
れた選択肢の中から選ぶことになります。
つまり、
「帯に短したすきに長し」のプロビ
ジョニングとなり、
リソースを有効活用でき
なくなります。また、構成が固定されている
ので柔軟性もありません。ハードウェアは
ニーズの変化に応じて再構成できないの
で、ROI(投資収益率)
にも限りがあります。
さらに、新機能が登場しても、ベンダーが独
自仕様のシステムに搭載するまで待つ必要
があるので、
イノベーションの活用はベン
ダー次第になってしまいます。つまり、
自社
のストレージ戦略を1社のベンダーに任せ
ることになります。将来の見通しがたたな
いばかりか、危険が伴う可能性もあります。
「お客様の独自仕様」
上記とは逆の個別アプローチを提供して
いるベンダーも存在します。このアプロー
チでは、企業が市販のストレージソフトウェ
アとハードウェアを選び、ベンダーと協力し
てソリューションを構築します。出来上がっ
たソリューションは、
ニーズに合わせて構成
されているだけでなく、
「ホワイトボックス」
と呼ばれるハードウェア上でソフトウェアが
稼働するので初期投資は小さく済むため、
一見すると魅力的です。
ところが、経験が浅
く、既にさまざまな負担を抱えたITスタッフ
がソリューションの設計、構成、そして保守
をすべて担当しなければならないため、運
用コストが徐々に増加します。その結果、何
か問題が発生すると、
ソフトウェアベンダー
とハードウェアベンダーの間に立って対応
せざるを得なくなります。
デルのメリット: コスト削減、イノベー
ション、カスタマイズ
デルは、
SDSのパワーと潜在能力を企業に提
供できるより良い方法があると考えていま
す。そこで、
現在から将来にわたってビジネ
スに加速をもたらすストレージイノベーショ
ン、
自動化、
およびコスト削減といったSDSの
メリットをあらゆる組織に提供できるよう、
SDSの新たなアプローチを開拓しました。
デルのソフトウェア定義ソリューションで
は、
ソフトウェアとハードウェアが完全に分
離されています。これにより、
お客様は最適
なオプションを選択し、最新のソフトウェア
やハードウェアを常に活用でき、ベンダー
ロックインからも解放されます。この包括
的な理念は、
デルのSDSアプローチにも反
映されています。さらにデルは、即応性の
強化、
コスト削減、ITリソースの解放による
イノベーション推進というSDSのメリット
5
は、業界標準ベースのITインフラストラク
チャを使用することで最大化できると考
えています。そこでデルは、業界標準ベー
スのオープンなプラットフォームを基盤に
SDSソリューションを構築しました。また、
SDS導入に伴うリスクを最小限に抑える方
法として、
デル製ハードウェアを基盤とする
ストレージスタックの強化、各ソリューショ
ンのデプロイメントと実装のサポートを
行っています。
緊急課題: ビジネスの加速
企業は、予期した変化に備えてストレージ
を拡張します。それと同時に、
「予期しな
い」変化に備え、将来のニーズにも対応で
きる体制を整えることも非常に重要です。
将来のニーズに対応できる体制作りとは、
現在から将来にわたって成果を出せるIT機
能の開発を意味します。
ソフトウェア定義
のストレージとは、間違えなくこのような
特徴を備えたテクノロジです。デル独自の
SDSアプローチは、現在から将来にわたっ
てビジネスを加速させることが可能です。
ビジネス成果の向上
ハードウェアとソフトウェアの分離により、
最新のストレージイノベーションがもたら
すメリットを自由に採り入れることができま
す。他のソリューションで最新テクノロジを
活用するには、
ハードウェアの更新サイク
ルの到来や、ベンダーが独自仕様のシステ
ムに変更を加えるのを待つ必要があります
が、
デルのソリューションならば、
ソフトウェ
アとハードウェア両方のイノベーションを
必要なときに利用することができ、面倒で
コストのかかる総入れ替えは必要ありませ
ん。最新テクノロジは、常に変化を続けるビ
ジネスや市場への迅速かつ的確な対応を
可能にし、
これが競争力の強化やより大き
なビジネス成果へとつながります。
最高の柔軟性
「カスタマイズと 柔軟性を両立するITソ
リューションは実現できない」
という意
見もありますが、
デルは可能だと考えて
います。ほとんどの組織は、ある用途にソ
リューションを購入し、その後発生した用
途に合わせてソリューションを買い足して
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
いきます。デルはこのような状況を考慮し、
SDSソリューションと他のエンタープライ
ズソリューションの両方に1つで対応でき
る柔軟なインフラストラクチャをベースに、
ソリューションを設計しています。プラット
フォームを業界標準ベースにすることで、仮
想環境でのハイパーバイザーの変更やイ
ンフラストラクチャの再利用など、企業環境
で発生するさまざまな変化への対応が可能
になります。また、優れた柔軟性を備えたソ
リューションは投資が無駄になることがなく
なり、現在から将来にわたって価値を実現し
ます。
データセンターの運用を効率化
組織のリソースには限りがあります。
した
がって、複雑な作業、効率低下、
ダウンタイ
ムへの対応にリソースを投入する余裕はほ
とんどありません。そこでデルは、
データセ
ンターの効率を最大限に高めることを念頭
に、SDSソリューションを設計しました。例え
ば、
ストレージ管理タスクを自動化すると、
データセンター運営が格段にシンプルにな
ります。また、ITスタッフが解放され、
システ
ム保守よりもビジネス推進に役立つ業務に
集中できるようになります。管理コンソール
の統合によってITスタッフのアクセス性が
向上しますし、追加ツールやトレーニングは
必要ありません。管理者は変更作業をオン
ラインで実行でき、
ソフトウェアでポリシー
を設定するだけで基盤となるインテリジェン
トインフラストラクチャを管理できます。こ
れによってシステム間やデータセンター間
の整合性が高まり、
システムダウンによる生
産性の低下を回避できます。また、
デルのソ
リューションは、IT投資の有効活用という特
徴も備えています。例えば、
Webスケール
コンバージドアプライアンスDell XCシリー
ズは、
デスクトップ仮想化対象の従来の「ホ
ワイトボックス」
ソリューションを使用する場
合よりも、
3年の負荷サイクルにおいてデス
クトップあたり最大27%のコスト削減を実現
できます。7
リスクの軽減
SDSには、柔軟性、即応性、効率性というメ
リットがありますが、
システムが期待通りに
稼働しなければ意味がありません。デルは
この点を、SDSソリューションの設計と開
発に反映することにより、他社のSDSアプ
ローチでよく発生するリスクを軽減してい
ます。代表的な事例:多くの組織は、
スタッ
フ、専門知識、時間の制約があるため、
SDS
を自社の条件に合わせて導入することは
困難だと考えています。そこでデルは、
さ
まざまなソリューションモデルを展開する
ことでこのような阻害要素を排除していま
す。具体的には、構成済みのアプライアン
ス、
リファレンスアーキテクチャ、最高水準
のプラットフォームによるカスタマイズシ
ステムなどのモデルを展開し、
「プラグア
ンドプレイ」や非常に優れた拡張性といっ
た個々のニーズと優先順位に合わせてソ
リューションを導入できるようにしていま
す。このようなソリューションを可能にした
のは、業界をリードするSDSソフトウェアプ
ロバイダで構成されるエコシステムとの
緊密な連携であり、幅広いワークロード要
件への対応を実現しています。仕様書と仮
説に基づいて作成されるリファレンスアー
キテクチャは「絵に描いた餅」になりがち
ですが、
デルのSDSソリューションは、
デル
とソフトウェアプロバイダの協力体制を
ベースに、開発、設計、構築、
および検証を
実環境で行っています。
ソフトウェアとハー
ドウェア間の最適化、
さらにはIT部門の用
途に合わせた最適化を行っているので、IT
リーダーの皆様に安心して導入いただけ
ます。また、
さらにリスクを軽減するため、
デルが一元的な窓口となり、
グローバル
にサービスおよびサポートを提供します。
ローカルデータセンターやグローバル規
模で問題が発生した場合、迅速かつ効率
的に解決します。
7 David Floyerによるデル提供の論文
「Dell and
Nutanix Introduce a Converged VDI Application
Appliance」
(2014年11月)
。完全なレポートについては、
以下を参照してください。
http://wikibon.org/wiki/v/Dell_and_Nutanix_Introdu
ce_a_Converged_VDI_Application_Appliance
6
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
今すぐ始める:データセンターにSDS
を導入
即応性、
データセンターのシンプル化、
お
よびコスト削減に関する課題の解決には、
ソフトウェア定義のソリューションをご検討
ください。以下に、SDS導入のベストプラク
ティスをご紹介します。
ビジネスの目標とニーズを定義する
既存のデータセンターインフラストラク
チャについて、次の点を評価してください。
うまくいっていることは何でしょうか。
うま
くいっていないことは何でしょうか。次に、
変化に必要なキャパシティを評価します。
現在、
スタッフはどのような専門知識を持っ
ているでしょうか。新たなイニシアティブに
IT予算をどの程度割り当てられるでしょう
か。業務担当者は、SDSにどの程度の投資
収益率を期待するでしょうか。以上の項目
は、
目標を達成する手段として、SDSのよう
な新しいテクノロジを導入するべきか、そ
れとも革新的だが従来型でもあるストレー
ジ
(高度な階層化やアプリケーション統合
など)
を使ってデータセンターを進化させ
るべきかを判断する材料になります。そし
て、
ビジネスニーズの変化に合わせて、評
価と再評価を続けてください。
オープンなアプローチを維持
ベンダー独自仕様のSDSアプローチにロッ
クインされると、
自社よりもベンダーのイ
ノベーションの重要事項が優先されること
になってしまいます。エンタープライズITに
オープン機能を追加することで、
柔軟性を
維持しながら投資を保護することが可能に
なります。特にSDSに関しては、
単に
「オー
プンであること」のみならず、
優れた実績
のある業界標準ベースのオープンプラット
フォームを採用することが重要です。
データセンターのストレージイノベーショ
ンに、今すぐ着手しましょう。デルにお問い
合わせください。デルの専門家がお客様
のストレージ環境を評価し、
お客様に適し
た方法でのストレージ戦略推進をサポート
します。
テクノロジ要件を理解する
SDSの導入を決定したら、
アプリケーション
を中心に最終的な決定を下すことが重要
です。データセンターのシンプル化が重要
目標の1つでしょうか。
これは特に、
仮想デス
クトップインフラストラクチャのようなデー
タセンター中心のアプリケーションに関連
しています。この場合、
コンピューティング、
ストレージ、
ネットワーキング、
ソフトウェア
を1つの製品に凝縮したハイパーコンバー
ジドソリューションが最適でしょう。また、
ソ
フトウェアのみのアプローチも適していま
す。その1例がプライベートクラウドであり、
他のソフトウェアシステムとの統合機能と、
インフラストラクチャを一貫した方法で管
理できる機能を重視する場合に最適です。
SDSソリューションは、最終的にはワーク
ロードの要件に基づいて選定します。
7
ソフトウェア定義のストレージでビジネスを加速 | Dell Inc., 2015
デルのソフトウェア定義ストレージソリューションに
ついて詳しくは、Dell.com/sdsをご覧ください。
このホワイトペーパーは情報提供のみを目的として作成されたものであり、誤字脱字や不
正確な技術情報が含まれている場合があります。本書の内容は現状のまま提供され、その
内容について明示または黙示にかかわらずデルはいかなる責任も負いません。
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デル、Dellロゴ、
およびその他のデルの名称と
商標は、米国およびその他の国におけるDell Inc.の商標です。本書に記載されているその
他すべての商標は各社に属します。
2015年7月
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