10.11尼崎9条ネット9周年

特定秘密保護法廃止
集団的自衛権行使容認反対
― 9周年記念講演 ―
日 時:2014 年10月11日(土) 14時より
場 所:小田公民館 ホール
(JR尼崎駅北出口から東へ 100m)
講 師:梅田章二弁護士
(大阪弁護士会所属、大阪憲法会議幹事長)
主 催:9 条の会・尼崎ネットワーク
資料代
(☎ 06-6482-0066 fax06-6481-3984)
500 円
あなたは子供たちを戦場に送れますか!?
■歴代の内閣はこれまで「わが国が攻められたら守る」という専守防衛に徹し、「他国の防衛のための集団的
自衛権は憲法9条により行使できない」と答弁としてきました。だからこそ戦後69年間自衛隊は他国で一発
も銃を発せず殺さず、殺されもしなかったのです。他国から「平和国家」として尊敬されてきました。
■しかし安倍首相は「我が国を取りまく安全保障環境が悪化している」として、「国民の暮らしと命をまもる」ため
にと集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。84%もの国民が「説明不足だ」としています。集団的自
衛権の行使とは「アメリカと一緒に海外で戦争する」ことです。安倍首相はかつて「軍事同盟というのは"血の
同盟"」であり自衛隊員が「アメリカが攻撃されたとき血を流す」のが当然だと語っていました。「殺し、殺され
る」ことが現実となるのです。「もし犠牲者がでたら責任をとるのか」との国会質問に安部首相は真正面から
答えていません。
■憲法は最高法規です。為政者(=時の政府)は守る義務があり
ます。これが立憲主義です。「平和国家」から「戦争する国」へ。
これほど重要な問題を一内閣の解釈で変更することは立憲主
義の否定です。戦争は「お互いの立場を尊重し、信頼と対話」
の外交努力によって回避できます。しかし今なお中国や韓国と
話もできず、危機感をあおっているのは安倍政権です。
■安倍首相のあるべき国家とは「天皇を元首」にし「国防軍」を創
設。さらに『お国のために』基本的人権や民主主義を規制する
軍事大国です(2012年自民党憲草案)。特定秘密保護法の強
硬採決、集団的自衛権の行使容認はその先駆けです。
■忍びよる戦争の危機に今大きな声をあげずにいつあげるのでし
ょう。「戦争する国にさせない!」と粘り強く運動を進め、安倍政
権「NO!」の声を広げていきましょう。
憲法第九条
日本国民は、正義と
秩序を基調とする国際平
和を誠実に希求し、国権の発
動たる戦争と、武力による威嚇又
は武力の行使は、国際紛争を解
決する手段としては、永久にこれ
を放棄する。
②前項の目的を達するため、陸海
空軍その他の戦力は、これを
保持しない。国の交戦権
は、これを認めない。