中期経営計画

中期経営計画
(平成24年度∼平成28年度)
∼地域から親しまれ信頼される鉄道を目指して∼
1 現状と課題
(現状)
• 輸送力増強など積極的な事業展開
部分複線化 行違い設備の整備 新型車両の導入 など
• 沿線における公共交通機関への通勤転換
• 沿線のまちづくりの進展
恵まれた経営環境
年間ご利用者数 約1,414万人(平成22年度)
約1 414万人(平成22年度)
平成19年度に累積損失が解消
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1 現状と課題
(課題)
• 少子高齢化、長引く景気の低迷、企業のグローバ
ル化の進展、都市の成熟化などにより、
ご利用者は、右肩上がりが望みにくい
• 鉄道資産の多くは、40年以上が経過
鉄道資産の多くは 40年以上が経過
老朽化が進行し、施設設備の更新や大規模改修が
急務
計画的かつ着実な
事業運営のため
中期経営計画(平成24∼28年度)を策定
中期経営計画(平成24
28年度)を策定
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2 基本方針
∼地域から親しまれ安全で信頼される鉄道を目指す∼
– 安全安定輸送の基盤となる鉄道施設設備の
老朽化等への的確な対応
– お客様利便の向上によるご利用者の増加
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3 愛環の目指す3つの姿
( )信頼
(1)信頼される鉄道
鉄
– お客様から親しまれ、安全で信頼される鉄道であり続けるため、
社員一人ひとりが安全を最優先に業務に取り組む
– 鉄道施設の健全性を確保する
(2)便利な鉄道
– 社会の変化がスピード感を増す現在、お客様にとってより便利
で利用しやすい鉄道を目指す
(3)健全な鉄道
– 民間会社としての社会的な責務を果たす
– 全社員が営業マンとして売上増を意識し、徹底した効率経営を
追求し 健全な経営を維持する
追求し、健全な経営を維持する
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4 重点テーマ
(1)信頼される鉄道 ・・・ 安全安定輸送の確保
ア 人材の育成、登用
中堅社員の幹部登用へ向けた人事方針確立
様々な職務の経験 外部派遣による技術習得
様々な職務の経験、外部派遣による技術習得
イ 老朽施設設備の計画的更新及び改修
変電、電車線、信号などの大規模な設備の更新
コンクリート構造物の剥離やクラックなどの改修
ンクリ ト構造物の剥離やクラ クなどの改修
ウ 災害対策の推進
災害対策 推進
落橋防止や法面工改良の着実な実施
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4 重点テーマ
( )便利な鉄道 ・・・ お客様サービスの向上
(2)便利な鉄道
お客様
ビ
向上
ア ダイヤの充実
昼間時間帯のダイヤの充実
イ バリアフリー化推進
沿線自治体と協力して レ
沿線自治体と協力してエレベーター、多機能トイレ設置を推進
タ 、多機能トイレ設置を推進
ウ 駅施設設備の改良等
駅のホーム拡幅や屋根の設置など
エ IC乗車券導入の検討
課題の整理、導入についての検討
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4 重点テーマ
( )健全な鉄道
(3)健全な鉄道
ア 営業力の強化
(ア)運輸収入の確保
・自治体と連携した通勤転換施策の実施
自治体と連携した通勤転換施策の実施
・沿線の魅力の継続的な発信によるリピート利用者の確保
・利用促進イベントの開催
利用促進イベントの開催
・イベント主催者との連携強化による鉄道利用の呼掛け
・企画乗車券の開発
・不正乗車の防止や営業機器の導入更新
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4 重点テーマ
( )健全な鉄道
(3)健全な鉄道
ア 営業力の強化
(イ) 運輸外収益事業の拡大
・新規事業の開拓
新規事業の開拓
・新たな広告媒体の導入による広告収入の拡大
・新たな駐車場の整備など高架下の一層の活用
新たな駐車場の整備など高架下の 層の活用
・高架下の委託管理方法の適正化
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4 重点テーマ
( )健全な鉄道
(3)健全な鉄道
イ 効率経営の推進
(ア)経費削減の徹底、外部委託方法の見直し
競争入札の 層の導入、価格交渉の強化など
競争入札の一層の導入、価格交渉の強化など
(イ)環境対策の推進
電力使用量の削減による環境対策の実施
(ウ)組織体制の見直し
間接部門の効率化
分散した本社機能のあり方の検討
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4 重点テーマ
( )健全な鉄道
(3)健全な鉄道
ウ 財務基盤の強化 ・・・ 一層の有利子負債の圧縮
層の有利子負債の圧縮
エ コーポレートガバナンスの充実 ・・・ 取締役会付議事項の
決定
、
機
強
明確化などにより意思決定の向上と透明化、監督機能の強化
オ コンプライアンスの一層の徹底 ・・・ 法令遵守し、反社会
的行動をとることのないよう社内教育を徹底
カ 株主対応 ・・・ 株主優待サービスの実施
キ 沿線関係団体等との連携、強化 ・・・ 沿線自治体や企業
などと連携し、沿線開発や公共交通利用への転換の促進
ク 沿線交通機関との連携
機
・・・ JRや名鉄、リニモなどの沿線
交通機関との連携強化により相乗効果による利用者増を図る
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5 経営目標
(1)利用者数の展望
28年度までの沿線の状況
・大規模な開発や通勤転換は見込み難い
大規模な開発や通勤転換は見込み難い
・大学の一部学部の都心回帰
・高等学校在学者の増加
高等学校在学者の増加
( )設備投資及び修繕計画
(2)設備投資及び修繕計画
鉄道施設の健全性の維持及びお客様利便の向上に向け計画
的な取組実施
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5 経営目標
( )要員計画
(3)要員計画
お客様サービスの向上などのための要員増を見込む一方、
間接部門のスリム化を併せて実施し、社員数の増加は抑制
的に見込む
(4)収支計画
計画期間中、大規模な取替修繕が見込まれ、年度によっ
ては経常赤字となるものの 累積損益は黒字を維持する
ては経常赤字となるものの、累積損益は黒字を維持する
(5)資金計画
計画期間中の新たな借入は見込まない。繰上償還による
有利子負債の削減
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6 長期的な課題
長期的な課題への対応
の対応
(1)10年先を見据えた課題
鉄道資産の一層の老朽化
社員構成の偏りによる人件費の増加
鉄道事業単体の収支ギャップ
若年人口の減少や都市機能の成熟化
(2)沿線まちづくりの促進
駅を中心とした賑わいのあるまちづくりや、パーク&ライド
施設の整備などを関係機関に要請
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6 長期的な課題
長期的な課題への対応
の対応
(3)技術力の向上
施工規模、性能等の見極め、適正な水準の施工ができる
よう、技術力の向 を図る
よう、技術力の向上を図る
(4)鉄道会社としての将来方向
「安全安定輸送の堅持」、「株式会社としての経営の確立」
のため 各施策の着実な実施
のため、各施策の着実な実施
長期的には、鉄道以外の事業にも積極的に取り組み、新
たな収益の柱に育てていく
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この資料に記載されている計画、見込みなどの情報のうち、
過去の事実以外のものは将来の見通しであり、不確実性を
含んだものです。実際には、様々な要因により異なる結果と
なる場合があることをご承知願います。
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