総理大臣 厚生労働大臣 復興大臣 環境大臣 2013年 月 日 どこでも誰にでも、放射能健診の実施を要求します 【要求事項】 1.子どもでも成人でも、原発事故の放射能汚染による健康被害の不安を抱き、健 康診断を希望する者全員に、国と東京電力の責任で無償で放射能健康診断を行 うこと。 2.子どもでも成人でも、原発事故の放射能汚染の被災地の住民と、被災地からの 避難・移住者に対する医療を、国と東京電力の責任で無償で行うこと。 3.原発事故による放射能汚染の被災地の住民と被災地からの避難・移住者に対し て実施した健康診断の結果を、本人に開示するとともに国民に公表すること。 【要求の趣旨】 福島県で「子ども27人に甲状腺ガンまたはその強い疑い」と、病変が多発する異常事態が公表 されました。原発・放射能事故の恐怖の中で、国が繰り返した「直ちに健康に影響は出ない」の言葉 を信じて耐えてきた人々の痛苦と後悔は、どんなに深く大きいでしょう。2011 年 3 月 15 日、原 発の2度目の大爆発で、放射能が東京を含む関東一帯を強く汚染しました。その時に避難した人も 留まった人も被ばくし、また子どもを被ばくさせたことで自らを責め苦しむ人が、どんなに多いこ とでしょう。 放射能事故は加害者・国と東京電力による紛れもない人災、違法な公害事故です。しかし国は放 射能による健康被害を認めず、福島県の小児甲状腺ガンは放射能のせいではないと言い張り、避難 住民に汚染地帯への帰還を迫ります。 いったいあと何人の被害者が出たら、国と東電は責任を認 め、謝罪するのでしょうか。250 ミリSvの放射線を浴びた原発事故の労働者や原発の放水作業の 消防士らは、今どうしているでしょうか。国も東京電力も報道機関も真実を隠し、伝えません。 チェルノブイリ事故は27年経つ今も避難区域外の住民に健康被害をもたらします。そして被災 地では国の責任で健康診断が続けられています。福島原発は今も放射能を、空に海に放出し続けま す。私たちも、日本中どこにいても、放射能被ばくから逃れられません。しかし希望者全員に放射 能健診を、そして被害者に医療補償を実施し、病気の早期発見と治療で被害を防ぐことは可能です。 私たちは被ばくした人々への、ふさわしい扱いを求めます。甲状腺ガンやその他の被曝の影響の 見守りのため、血液や尿、心電図検査などを求めます。そして何より、私たち被曝した者をモルモ ットでなく、人間として扱うことを求めます。そのためには情報の開示と公開が不可欠です。 もう国が動くのを待っては居られません。福島県近隣の市町村が独自に放射能健診を始めました。 これは住民の共通の要求です。国と東京電力が自らの責任を認め、要求を受け入れるよう求めます。 名 前 住 所 ★郵送先:避難・移住・帰還の権利ネットワーク(連絡先 小山潔 [email protected]) 〒569-1113 高槻市別所中の町6-1-312 Tel:070-5653-7886 ★取り扱い団体( ) 希望する全ての人への放射能健康診断の実施と、医療補償を求める署名 呼びかけ人 【呼びかけ人(順不同)】 2013 年 8 月 20 日 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)、木下黄太(放射能防御プロジェ クト)、野呂美加(NPO 法人チェルノブイリへのかけはし)、ユーリ・バンダジェフスキー(医学 者 ウクライナ)、陶山三枝子(野菜カフェ「はもる」店長福島在住)、黒田節子(原発いらない 福島の女たち)、武藤類子(ハイロアクション)、井戸川克隆(前双葉町長)、古賀真子(特定非 営利活動法人日本消費者連盟共同代表)、林敬次(医師医療問題研究会)、伊集院真知子(小児科 医 医療問題研究会)、川田龍平(参議院議員)、村井雅清(被災地NGO協働センター代表)、山 本節子(ジャーナリスト がれき広域処理に反対する会代表)、守田敏也(フリーライター)、佐 野宏美(原発事故を考える姫路の会)、江口紀子(関西 future コミュニティー)、山川義保(平 和と民主主義をめざす全国交歓会共同代表)、高瀬晴久(平和と民主主義をめざす全国交歓会共同 代表)、駒崎ゆき子(ふくしま疎開裁判世話人)、川崎恵子(保健師医療問題研究会)、伊藤宏(プ ール学院大学短期大学部准教授)、安部 芳裕 (作家 プロジェクト 99%代表)、村田三郎(阪南中 央病院 内科医)、奥森祥陽(京都・市民放射能測定所代表)、髙松勇(小児科医、医療問題研究会)、 手塚隆寛(枚方市議会議員)、今岡良子(大阪大学言文学科准教授・モンゴル遊牧社会論)、髙垣 博也(映画監督)、花垣ルミ(京都被爆者懇談会世話人,非核の政府を求める京都世話人)、後藤 キャサリン(ハワクカマイ福島フィリピンコミュニティー会長)、桐畑未来(子連れ原発事故難民)、 丸尾牧(兵庫県議会議員)、井戸謙一(弁護士)、松田幹雄(子ども達を放射能から守る大阪ネッ トワーク)、マシオン恵美香(ベクレルフリー北海道代表,被災者支援ネットワーク釧路事務局長)、 望月逸子(吟遊詩人社 代表)、池辺幸恵(平和のピアニスト)、田中丈悦(堺市議会議員)、須田 稔(立命館大学名誉教授)、石田紀郎(NPO法人市民環境研究所 代表)、中村純(詩人 編集者)、 山内小夜子(真宗大谷派僧侶)、駒木根淑子(放射能から子供たちを守る枚方の会)、松井英介(医 師、岐阜環境医学研究所所長)、藤本幸宣、梅田章二(弁護士)、畑京子(NPO法人つむぎの家 代表)、安東克明(阪神市民放射能測定所 代表)、あとりえとおの(いのちへの想いをつなぐひ かりの絵師)、乾言子(看護学生)、小野洋(福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト 増山麗奈(画家 代表)、 ジャーナリスト)、坂口史保(ボーンフリーアート Japan)、二瓶和子(Snow Drop 避難ママ自立支援ワーク)、萩原ゆきみ(避難・移住・帰還の権利ネットワーク)、小山潔(避難・ 移住・帰還の権利ネットワーク事務局長) 【団体・個人署名とも当面、以下の日程で取り組みます】 次回集約:2013年12月15日(これ以降も引き続き集約日を決めて取り組みます。) ★連絡および郵送先(事務局):避難・移住・帰還の権利ネットワーク・小山潔(事務局長) 〒569-1113 大阪府高槻市別所中の町 6-1-312 070-5653-7886 [email protected]
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