事業の概況 2014 信用事業 貯金業務 平成25年6月・7月は「JAさがみサマーキャンペーン」 、 11月・12月には「JAさがみウィンターキャンペーン」と して貯金増加に努めるとともに、年間を通してJAカードの 加入推進、社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー講 師による年金無料相談会・退職者セミナー等を開催し、年金・ JAカードを核とした顧客基盤の維持・拡大をはかり、貯金 の安定確保に努めました。 その結果、期末貯金残高は9,828億18百万円となり、年 間で247億36百万円、2.5%の増加となりました。 貸出業務 貸出金は、組合員の資産活用の提案、事業関連資金、他金 融機関からの借換および地方公共団体等に対する公共資金の 積極対応に努めました。 また、各支店において「休日ローン相談会」を毎月開催し、 「三大個人ローン」 (住宅・マイカー・教育)の積極的な取組 みを行い、当年度は20億60百万円が増加(0.7%増)し、 貸出金残高は2,715億12百万円となりました。 為替業務 為替取扱件数は仕向為替(当JAから他金融機関への振込 等)356,071件、3,452億16百万円、被仕向為替(他金 融機関から当JAへの振込等)781,778件、4,469億4百万 円となりました。 共済事業 組合員・利用者および地域の皆さまに、 最良の「安心」と「満 足」を提供することを目的とし、ライフアドバイザー(LA) を中心とした3Q訪問活動(全戸訪問活動)を積極的に展開し た結果、新契約実績額は長期共済1,503億82百万円、年金 共済25億13百万円となり、長期共済保有高は1兆8,948億 90百万円、年金共済保有高は254億45百万円となりました。 経済事業 【販売事業】 みどりの仲間プランの実践を基軸に営農指導と連携し、生産 から販売まで一貫した効率的な事業体制の強化と市場流通を 含めた、委託販売・直売事業等多様な販路の拡大に努め、新 鮮で安全・安心な農畜産物の消費者ニーズにあった、販売戦 略の構築と有利販売の構築に努めました。 ⑴品評会・講習会・先進地視察等を実施し、栽培技術と知識の 向上をはかるとともに、各市場を交えた出荷会議等の実施に より、生産・出荷組織の育成と活動強化に努めました。 ⑵各量販店との委託・契約販売の拡大ならびに、生産者組織に よる量販店等での販売促進活動の支援に努めるとともに、新 たな出荷市場を開拓し販路の拡大に努めました。 ⑶鎌倉女子大学との連携事業をわいわい市藤沢店で実施し、 地域住民の健康増進・食農教育をテーマとして、地場野菜の 普及と地域農業の理解促進に取組みました。 ⑷販売体制を充実するため、ファーマーズマーケットシステム (POSレジシステム)のデータを活用・分析し、出荷者と連 携した新たな販売戦略の構築に努めました。 こうした結果、販売取扱実績は、61億67百万円となりました。 【購買事業】 営農指導・販売事業との連携強化をはかり一体的な事業展開 により、組織を中心とした、利用度の高い品目の特別企画品等 の提供に努めるとともに、JAらしい品揃えと物流の合理化・効 率化をすすめ、安全・安心、良質な資材の安定供給と利用率 向上に努めました。 ⑴支部・組織予約購買運動を柱に、営農指導員・販売担当者によ るフォロー推進強化ならびに予約率向上による生産資材価格 の引下げに取組み、予約購買取扱体制の充実に努めました。 ⑵店舗実績管理の強化、徹底に努めるとともに、基幹品目を中 心に研修・知識向上をはかり、生活購買推進に取組みました。 008 ⑶購買事業員外利用率の遵守に向けて、組合員利用拡大ならび に組合員区分の適正化に継続して取組みました。 ⑷さがみ協同開発㈱に農住施設・リフォーム、㈱さがみくみあい サービスに葬祭・法事等を業務委託し、組合員・利用者に対す る相談機能充実強化と、効率的な事業運営に取組みました。こ うした結果、生産資材取扱実績は19億95百万円、生活物資 取扱実績は34億87百万円、斡旋購買(施設)取扱実績137 億8百万円、合計191億92百万円の実績となりました。 収支状況 当期剰余金は、21億99百万円を計上することができました。 貸倒引当金 当JAの「資産査定規程」および「資産の償却・引当基準」 に則り、一般貸倒引当金として8億79百万円、個別貸倒引当 金として20億58百万円、合計で29億37百万円を引き当て いたしました。 自己資本比率 自己資本比率算定上の自己資本額は590億72百万円とな り、自己資本比率は国内基準の4%を大きく上回る16.54% となりました。また、子会社との連結自己資本比率は17.05% となりました。 対処すべき重要な課題 1.食の安全・安心対策と地域農業の振興 生産段階から販売にいたるまで「食の安全・安心対策」の 確保を徹底するため、営農指導を充実させ、生産履歴記帳・ 農薬の適正な使用と保管管理・飛散(ドリフト)防止対策等 の徹底、GAP(農業生産工程管理)手法の理解促進と普及 に取組みます。また、地域農業の振興をはかるため、地産地 消を基本とした農業理解の促進、直売所の充実・多様な販路 拡大による有利販売に取組みます。同時に消費者ニーズに応 えた地場産農畜産物の供給に取組みます。 2.組織基盤の拡充・強化とJA運営への参画促進 正組合員の高齢化や世代交代が進む中、組織基盤の拡充・ 強化は今後とも継続的な課題であります。このため、組合員 後継者や女性のJA運営への参画促進をはかるとともに、利 用者への准組合員加入促進に引続き取組みます。また、組合 員等とJAとの結び付きを強化するための方策を検討し、組 織基盤を質的にも強化する取組みを進めます。 3.経営の健全性と内部管理態勢の強化 厳格な資産査定を実施し、適正な償却・引当を行い、経営 の透明性や財務の健全性確保に努めます。また、 信頼性の維持・ 向上を重視した業務運営に努め、不祥事等未然防止対策の徹 底や内部統制整備等に取組み、内部管理態勢を強化します。 特定信用事業代理業者に関する事項 ①特定信用代理業者の商号、名称又は氏名及び主たる事務所 の所在地 商号、名称、又は氏名 主たる事務所の所在地 神奈川県信用農業 横浜市中区海岸通1-2-2 協同組合連合会 (仮店舗:横浜市中区日本大通5-2) ②代理業を営む営業所又は事務所の所在地 特定信用事業代理業者名 営業所又は事務所名 神奈川県信用農業 協同組合連合会 横浜本所 営業所又は事務所の所在地 横浜市中区海岸通1-2-2 (仮店舗:横浜市中区日本大通5-2) 厚木本所 (JAバンク統括部) 厚木市泉町3-13
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