2007 年 4 月 25 日 繊維ビジョン 繊維ビジョンの ビジョンの提言 小田ゴウセングループ 小田 外喜夫 1.繊維ビジョン 繊維ビジョン国家戦略 ビジョン国家戦略の 国家戦略の流れ これまで日本の繊維産業復興のため様々な対策・構造改革がとられてきたが、ほぼ出つくしてしま った感があり、日本の繊維産業を根本から再生させるためには、日本 日本に 日本に合った強 った強みを生 みを生かした技術 かした技術の 技術の 深堀しかない。もう一度原点に戻って日本の強みを見直すべきである。 深堀 これまでの繊維産業の歩み 15年前 ・グローバリゼーション:国際展開 ・マーケットイン :QR<標準ED> 10年前 ・ニューフロンティア :環境・医療福祉等の先端技術開発力 ・マーケットイン :サプライチェーン(情報共有、リスクの明確化) 5年前 ・自立化支援 :委託加工依存から商品企画開発・生産、川下への自販ロスの 削減(QR) 2.日本の 日本の繊維産業を 繊維産業を取り巻く環境 ① 日本の位置づけ ⅰ)日本は資 資源のない島国 高コスト構造 のない島国で人件費 島国 人件費は 人件費は世界一高く 世界一高く、高 コスト構造になっているので、技術力を武器 構造 に世界をリードできる技術戦略拠点 技術戦略拠点(科学技術立国)としての機能をさらに強化する必要があ 技術戦略拠点 る。 ⅱ)日本の合繊 合繊ファイバー 繊維技術開 合繊ファイバー、 ファイバー、テキスタイルの テキスタイルの技術開発力は 技術開発力は世界の 世界のトップにあり トップにあり、世界の繊 にあり 発センターとしての役割を担っている。 センター ② 日本をめぐる環境 ⅰ)安価な中国製品の攻勢による加工賃引き下げの圧力が高まっている。また、今後コモディティ 中心の繊維強国の中国はテキスタイル業界の中級品へダイナミックに転換すると予想され、今 後 5 年間、世界の繊維業界は再度厳しい構造調整の嵐に見舞われる。 ⅱ)川下サイドの売れ筋追随の激化による発注の小ロット化・短納期化・期間集中化が進んでいる。 ③ 日本に求められているもの ⅰ)ハイタッチ感性テキスタイル並びに機能感性融合テキスタイルの分野においては欧米マーケッ トの富裕層が日本の「匠の技」を高く評価しているので、前者は匠 匠の技と高度加工技術、後者 高度加工技術 は感性 感性と グローバルに 感性と機能の 機能の融合で 融合で、技術の 技術の深堀により洗練化を極めるならば、 深堀 グローバルに市場は 市場は拡大し、 拡大 高付加価値化が可能になる。 ⅱ)地球の温暖化に伴う、異常気象・生活環境破壊等の環境問題、更には資源の枯渇、公害、人口 増加、地域紛争の激化等、諸々の問題を抱え、21 世紀は人類の危機に直面している。環境にや さしい材料(リサイクル技術、生分解)の開発、高プロテクト・高機能材料の開発等のハイテ ハイテ ク高機能繊維(省資源・省エネ)で、日本の繊維技術が世界 世界に 貢献は 高機能繊維 世界に果たす貢献 貢献は大きい。 3.日本人の 日本人の特質・ 特質・強み・弱み 日本が生き残るためのこれからの“モノづくり”は、高度な技術開発力がポイント。 豊かなライフスタイルに豊かな産業が育つ! 高度な の時代に 高度なテクノロジー(匠の技、高度加工技術、先端技術)の テクノロジー 時代に入る。 ⇒もう一度、MADE IN JAPAN の原点を再強化し、 “日本の強み”を再認識しよう。 ① 日本人の特質・・日本人は農耕民族なので、土地を耕して作物の成長を見守り技術 技術を 技術を極めていく 気質がある。 気質 ユーザー本位で使い勝手の良いものを追求し、納得するまで極めていく、好奇心の強い 民族で改良 改良・ DNA を持っている。 改良・改善の 改善の工夫をし、精進する 工夫 背景・・日本は瑞穂の国で土地を耕せば耕すほど実りのある国。 (同じ土地で深堀する。土地を作る。道具を作る。 ) ② “日本の 日本の強み”とは・・・ ⅰ)オンリーワン オンリーワン商品開発 オンリーワン商品開発が 商品開発が可能な 可能な技術深堀の 技術深堀の精神( 精神(道を極める精神性 める精神性) 精神性) 伝統的「匠」の精神にのっとり洗練化を極める。 日本の伝統的カルチャー・・・洗練されたワビ・サビ・枯山水の文化~小型化、軽・薄・ 短・小 伝統文化を背景としたクリエーション ⅱ)協力生産性 協力生産性、 協力生産性、品質優位性が 品質優位性が高い農耕民族的気質( 農耕民族的気質(キメ細 キメ細かさへのこだわり) かさへのこだわり) 細部にこだわるという非常にユニークな能力により高 高レベルの レベルの品質維持、多品種 品質維持 小ロットを可能にしている。 ⅲ)使 使い勝手のよいものを 勝手のよいものを追求 のよいものを追求できる 追求できるユーザーオリエンテッド できるユーザーオリエンテッドの ユーザーオリエンテッドの感性( 感性(思いやり精神 いやり精神) 精神) 使う人にとって良いモノを作ろうと懸命に魂を傾ける能力が世界一厳しい消費市場にも 対応できる能力をもたらしている。 ③ “日本人の 日本人の弱み”とは… 島国根性で内向 内向き 異質を 内向きのため、伝統的に異質 異質を排除する 排除する国民性 する国民性がしみついている。 国民性 4.繊維ビジョン 繊維ビジョンの ビジョンの提言・・・ 提言・・・高度複合技術戦略 ・・・高度複合技術戦略の 高度複合技術戦略の推進 ジャパン・ ジャパン・テクノロジー( テクノロジー(モノづくり モノづくり力 づくり力)のグローバル展開 グローバル展開 [繊維ビジョン 繊維ビジョン策定 ビジョン策定の 策定のポイント] ポイント] (1)今回の繊維ビジョンは、5 年後のわが国繊維産業がどのような産業に転換すべきか、5 5 年後の 年後の 繊維産業の 繊維産業の姿を明確に業界に提示することが必要。今後、繊維業界は存亡をかけた天王山の激烈 な国際競争に突入することから、小手先の戦略でなく、明確な 明確な戦略を打ち出すことが必要である。 (2)日本の得意分野 得意分野に 得意分野に絞り込んだ戦略 んだ戦略の発想が必要である。弱い分野の底上げ対策を行っても、 戦略 もはや今後予想される熾烈なグローバル・サバイバル競争に間に合わない。 強い部分を 部分を一段と 一段と強くする対策 くする対策が必要。 対策 (3)わが わが国繊維産業 わが国繊維産業に 国繊維産業に最後に 最後に残された強 された強みは、 みは、技術開発力である。産業資材、インテリア、スポ 技術開発力 ーツ等の機能素材テキスタイルについては、世界 世界の 世界のトップクラスの トップクラスの技術開発力を有している。 技術開発力 衣料用ファッション(ハイタッチ感性テキスタイル)においては、個々の工場のオリジナル オリジナル技術 オリジナル技術 (匠の技・高度加工技術)の の駆使によって高感性の花が咲く商品である。アパレル商品も日本の 駆使 技術集約度の 技術集約度の高い感性テキスタイルを背景としないと、国際的に競争力が無い。この認識をきち んと確認することが今回のビジョン策定の要である。ファッション・高感性が先にあるのではな く、モノづくりの現場では感性が技術から生み出されている現実を直視しなければならない。各 産地では、世界トップレベルの技術開発・商品開発を行う若手経営者の工場が増えつつある。こ の強い部分を点から面に拡大するのが、今回の繊維ビジョン対策である。 (4)世界で最も高い賃金、最も高いエネルギーコスト・物流コストの中で、わが国繊維産業の最 後の高収益産業への脱皮対策は、ファイバー、糸加工、テキスタイル、アパレルのグローバル グローバルな グローバルな ビジネスの グローバルユーザーオリエンテッドの ビジネスの展開・ブランド 展開 ブランドの ブランドの構築、そしてグローバルユーザーオリエンテッド 構築 グローバルユーザーオリエンテッドの商品開発 商品開発の促進 である。 (より良い物を、より安く生産性を上げるという考え方は、5 年前に終焉。世界の富裕層、世界をリ ードする小売業、アパレルメーカーが感動するユーザーオリエンテッドのオンリーワン商品を開発 するための高度複合技術戦略 高度複合技術戦略の 高度複合技術戦略の推進が大切。そのためには科学技術の高度化が必要であり、投資が 推進 生命である。投資には戦略が必要であり、時間軸を持った戦略を立てることが必要である。 ) 5.繊維ビジョン 繊維ビジョンとその ビジョンとその実現 とその実現への 実現への道筋 への道筋 ① グローバルニッチトップ グローバルニッチトップの のオンリーワンを オンリーワンを目指す 目指す(熱き思い・志) 日本の人件費は世界一高く、高コスト構造になっているので、ジャパンテクノロジー ジャパンテクノロジー( ジャパンテクノロジー(高度 複合技術戦略) 複合技術戦略)を軸に、高付加価値の商品を日本品の良さを認める世界の富裕層にグローバ ルに展開する体制を作り世界をリードし、どんな小さな中小企業でもそれぞれ独自の世界を 築き強靭な体質を備えた繊維産業に転換する。 目指すは ニッチトップのオンリーワン 目指すは・・・ すは・・・グローバル ・・・グローバルニッチトップの 《繊維産業5 ・・・産業分類とビジョン 繊維産業5年後の 年後の姿》 (衣料業界) ⅰ)ファッション産業(ハイタッチ感性テキスタイル) ⇒ ファッションは ファッションはジャパンテクノロジーという ジャパンテクノロジーという土壌 かせる綺麗な という土壌の 土壌の上に咲かせる綺麗 綺麗な花。 ・世界のファッションを匠の技と高度加工技術でリードする。 ⅱ)機能感性産業(機能と感性の融合テキスタイル) ⇒ ジャパンテクノロジーと ジャパンテクノロジーとジャパンクオリティの ジャパンクオリティの上に優れた感性的機能 れた感性的機能の 感性的機能の花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで世界をリードする。 ⅲ)インテリア産業(機能と感性の融合テキスタイル) ⇒ ジャパンテクノロジーと ジャパンテクノロジーとジャパンクオリティの ジャパンクオリティの上に優れた感性的機能 れた感性的機能の 感性的機能の花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで世界をリードする。 ⅳ)産業資材(機能と感性の融合テキスタイル・機能特化型複合テキスタイル) ⇒ ジャパンテクノロジーと ジャパンテクノロジーとジャパンクオリティの ジャパンクオリティの上に優れた機械的機能 れた機械的機能の 機械的機能の花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで世界をリードする。 ・機能特化型で世界をリードする。 ⅴ)ハイテク産業資材(ハイテク複合資材) ⇒ 素材革命により 素材革命によりジャパン によりジャパン発 ジャパン発のハイテクの ハイテクの花を咲かせる。 かせる。 ・フランスのリヨン産地を抜いてハイテク高機能繊維で世界をリードする。 ② 強みである高度複合技術力 みである高度複合技術力を 高度複合技術力を武器とした 武器とした選択 とした選択と 選択と集中( 集中(捨てる) てる)戦略 “強み”を武器に、強みで勝負できる先と取組み、主導権をもってビジネス展開をすれば利益 は生まれる。 a) 強みの認識 ・固有技術。素材特性、産地、国民性から来る強みの認識の上でビジネスを展開 する必要がある。 b) 強みをより一層磨き、強化する。 c) 強みで勝負する。 日本の強みの分野に絞り込んだ戦略発想が必要である。強みの更なる強化を行ない、それが 有効に機能するように弱みを認識し強みに転化するならば、再び繊維強国として生まれ変わ ることができる。 オンリーワン商品開発が 商品開発が可能な 可能な技術深堀の 技術深堀の精神 強 み の 1.オンリーワン商品開発 2.協力生産性、 協力生産性、品質優位性が 品質優位性が高い農耕民族的気質 認識 3.使 使い勝手のよいものを 勝手のよいものを追求 のよいものを追求できる 追求できるユーザーオリエンテッド できるユーザーオリエンテッドの ユーザーオリエンテッドの感性 この強みを生かし高度複合技術戦略に磨きをかけると同時に、内向きの国民性という弱みの 認識をふまえた上でのグローバルへの展望を開く繊維ビジョンの策定が必要である。 ◎今後、繊維産業のフロンティアとして考えられる高度複合技術 高度複合技術の 高度複合技術の深堀戦略は次の4つの分野と 深堀戦略 考えられる。 ・ハイタッチ感性テキスタイル・・・匠 匠の技と高度加工技術の 高度加工技術の洗練化を 洗練化を極める。 める。 ・機能感性融合テキスタイル ・・・感性 感性と と 機能の 機能 の 融合により 融合 により洗練化 洗練化を を 極 める。 める。 感性 により洗練化 ・機能特化型複合テキスタイル・・・高強力 高強力、 高強力、用途ごとに 用途ごとに機能 ごとに機能を 機能を追及する 追及する。 する。 ・ハイテク産業資材 ・・・ハイテク ハイテク複合材料 ハイテク複合材料の 複合材料の技術開発による 技術開発による、 による、超高機能性能 で省資源・ 省資源・省エネを エネを図る。 日本には自動車、情報通信、医療健康、航空宇宙、地球環境、建築土木、農業水産業におけ る中間財、資材として世界的に強い基盤があるので、日本人の強みである高度技術の深堀と 高品質(スペック)を維持できる力とユーザーオリエンテッドの感性によって新しい産業創出 が可能となる。 具体的な戦略展開策については別紙戦略マップに基いた個別対策が必要である。 ③ ジャパン ジャパン・ ・テクノロジー( テクノロジー(モノづくり モノづくり力 づくり力)のグローバル展開 グローバル展開 日本人の弱みである内向 内向きで 内向きで異質 きで異質なものを 異質なものを排除 なものを排除する 排除する国民性 する国民性を 国民性を認識し、この弱みをカバーする 認識 ためにモノづくり力をグローバルに展開する仕組を作り、世界をリードする。 ⅰ)メーカーとして川下から考えて何処へ流し込むのかという戦略体系 戦略体系の 戦略体系の組み立てが必要。 ⅱ)グローバルターゲット 日本の人件費は世界一高く、高コスト構造なので、価格が高くても日本品(技術力)の 良さを認める世界 世界の 世界の富裕層へ。 富裕層 (ハイタッチ感性テキスタイル・機能感性融合テキスタイル) ⅲ)技術(モノづくり)とマーケットを結びつける目利 目利き 目利き(インパナトーレ) インパナトーレ)が必要。 ⅳ)ユーザーオリエンテッド ユーザーオリエンテッド=ユーザーオンリーワン戦略をグローバルに展開。 ユーザーオリエンテッド (世界のユーザーに、あなただけの技術開発、技術ブラックボックス化、ブランド化) 世界各地の情報を吸い上げ、きめ細かく情報分析し、ウォンツを形に現する。そして 次から次へと新しい商品を提案することによりユーザーにとってオンリーワンになる。 ⅴ)中小企業がグローバルビジネス展開をするには、モノづくりと欧米のマーケットを結び付 ける販売 販売ネットワーク エージェント対策 販売ネットワークの ネットワークの仕組作り 仕組作りと戦略的エージェント エージェント対策が必要である。 対策 開発・ イノベーション活動 開発・生産・ 生産・販売が 販売が三位一体となり有機的関係でイノベーション 三位一体 イノベーション活動を起こす。 活動 モノづくり力(匠の技、高度加工技術、先端技術、高レベルの品質)とユーザー オリエンテッドを武器とした TOTAL としての日本 日本の 日本の強みを発揮 みを発揮し 発揮し世界に 世界に発信する。 発信 6.ジャパンテクノロジー立 ジャパンテクノロジー立国宣言 高度複合技術戦略の 高度複合技術戦略の推進 どんな小さな中小企業でも独自の世界を築き、多様化商品の “Japan Japan Technology (Quality)”を世界 世界に 世界を (Quality) 世界に発信し、世界 発信 世界をリードする。 リード ⇒目指すは“ “Global Niche Only One” One”・・・ 日本の武器は、技術開発力であり、世界一 世界一の 世界一の匠の技、高度加工技術、 高度加工技術、先端技術を 先端技術を持つ繊維の 繊維の産 地である。日本の繊維工場の 1 社、1 社がそれぞれ自社のオリジナル オリジナル技術 オリジナル技術でオンリーワン 技術 オンリーワン商品 オンリーワン商品 を製造し、おびただしい生産商品の多様化戦略を推進している。どんな小規模工場であっても、 高度複合技術戦略の ハイタッチ感性 高度複合技術戦略の旗を掲げ、日本のハイタッチ ハイタッチ感性テキスタイル 感性テキスタイル・ テキスタイル・機能感性融合テキスタイ 機能感性融合テキスタイ ル・機能特化型複合テキスタイル 機能特化型複合テキスタイル・ テキスタイル・ハイテク産業資材 ハイテク産業資材を武器に世界でどこにも出来ない“モノ 産業資材 づくり”を日本から発信し、グローバルな競合激化の下で逞しく生き残り、成長を継続できる 強靭な 強靭な体質を 体質を備えた繊維産業 えた繊維産業に転換する。 繊維産業 (世界の繊維産業がどのように変化しようともそれにとらわれることなく、日本の武器である 匠の技、高度加工技術、先端技術、高レベルの品質と開発力をパワーアップして、マーケット の変化に機敏に対応しグローバル競争に勝てる体制を敷いていく。 ) ジャパンテクノロジー立国宣言 ジャパンテクノロジー立国宣言(モノづくり モノづくり力 づくり力 日本) 日本) (高付加価値化 (高付加価値化への 高付加価値化への道筋 への道筋) 道筋) 高度複合技術戦略 高度複合技術戦略の 高度複合技術戦略の推進 どんな小 どんな小さな中小企業 さな中小企業でも 中小企業でも独自 でも独自の 独自の世界を 世界を築き 多様化商品の 多様化商品の“Japan Technology (Quality) Quality)”を世界に 世界に発信し 発信し、世界を 世界をリードする リードする。 する。 ⇒目指すは 目指すは“Global すは“Global Niche “Global Niche Only Niche Only One”・・・ One”・・・ 繊維産業を とりまく環境 弱み ①中国による安価 な製品攻勢 と中 級品への参入に より加工賃引き上 げ圧力が強まって いる。 強み ジャパンテクノロジー 1. オンリーワン商 品開発が可能な技 術深堀の精神 ②川下サイドの売 筋追随激化による 発注の小ロット 化・短納期化・期 間集中化が進む。 オートクチュール メガブランド マスブランド SPA ファッション産業 スポーツ ユニフォーム ブラックフォーマル ブライダル ストレッチ ジャパンクオリティ 2. 協力生産性、品 質優位性が高い農 耕民族的気質 ハイタッチ感性 テキスタイル 1.ターゲットは日本品の良さを認める世界 の富裕層へ 3.モノづくりとマーケットを結びつける 目利き(インパナトーレ)の必要性 感性と機能の融合に より洗練化を極める インテリア 物作り力のグローバル展開 2.川下から考えた戦略体系の組立 機能と感性の 融合テキスタイル 非衣料業界 インテリア産業 匠の技と高度加工技 術の洗練化を極める 4.ユーザーオリエンテッドの商品開発 5.グローバルブランドの構築 6.販売ネットワークの仕組作りと 戦略的エージェント対策 機能と感性の 融合テキスタイル 繊維産業5年後の姿 熱き思い・志 テクノロジー:日本人 に合った技術の深堀 衣料業界 機能感性産業 内向きで異質なも のを排除する。 必要なイノベーション 産業分類 日本人の特質 ファッション産業 ファッションはジャパンテクノロ ジーという土壌の上に咲かせる 綺麗な花。 ・世界のファッションを匠の技と高度 加工技術でリードする。 機能感性産業 ジャパンテクノロジーとジャパンク オリティの上に優れた感性的機 能の花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで 世界をリードする。 インテリア産業 ジャパンテクノロジーとジャパン クオリティの上に優れた感性的 機能の花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで 世界をリードする ジャパン感性 3. 使い勝手のよい ものを追求できる ユーザーオリエン テッドの感性 産業資材 ハイテク 産業資材 車輌内装 一般産業資材 (テント、ホース、 エアバッグベルト) 土木資材 家電資材 航空 宇宙資材 自動車関連資材 IT関連資材 機能と感性の 融合テキスタイル 機能特化型 複合テキスタイル ハイテク複合材料 高強力、用途ごとに 機能を追求 産業資材 ジャパンテクノロジーとジャパンク オリティの上に優れた機械的機能 が花が咲く。 ・機能と感性の融合ノウハウで 世界をリードする ・機能特化型で世界をリードする ハイテク複合材料の技 術開発による超高機能 性能で省資源・省エネ を図る ハイテク産業資材 素材革命によりジャパン発のハイ テクの花を咲かせる。 ・フランスのリヨン産地を抜いて ハイテク高機能繊維で世界をリードする。 強 強みを生 みを生かしてより一層強化 かしてより一層強化する 一層強化する 弱みを認識 みを認識し 認識し、グローバル時代 グローバル時代に 時代に対応した 対応した行動 した行動をとる 行動をとる 繊 維 産 業 ビ ジ ョ ン・・・・・・産業分類表 ・・・・・・産業分類表 ジャパンテクノロジー立国宣言 ジャパンテクノロジー立国宣言 どんな小さな中小企業でもそれぞれ1社1社がジャパンテクノロジーを武器に独自世界を築き、グローバル展開を図り強靭な体質を備えた繊維産業に転換する。 目指すは 目指すは・・・ すは・・・グローバル ・・・グローバル グローバル ニッチ ニッチ オンリーワン 業界 オートクチュール メガブランド マスブランド SPA 材料 素材 ハイタッチ感性テキスタイル シルク 綿 麻 化・合繊 衣 料 業 界 ブラックフォーマル ブライダル 機能と感性の融合テキスタイル スポーツ ユニフォーム ストレッチ インテリア 非 衣 料 業 界 ファッションはジャパンテクノロジーという土壌の上に咲かせる綺麗な花 天然 ウール ファッション産業 機能素材 目指すべき方向と戦略 レーヨン トリアセテート ポリエステル ナイロン ・「匠の技」と「高度加工技術」で高付加価値の追求を図り、欧米マーケット、 世界の富裕層に訴求し、世界をリードする。 ① 職人芸の匠の技の洗練化を極める ②マーケット・・・世界の富裕層をターゲットにグローバル展開 ③ファッション産業は小規模企業が支えている ポリエステル ナイロン トリアセテート 綿 ジャパンテクノロジーとジャパンクオリティの上に優れた感性的機能の花 が咲く インテリア ・機能と感性の融合ノウハウにより新しい価値を創造し、世界をリードする。 ①合繊長繊維の強みである機能面が生きる分野(スポーツ) 技術と感性の融合 ②形態安定、ストレッチと素材感を基本に感性を追求 制電・導電・吸湿速乾・難燃・UV・撥水・抗菌消臭・ナノテクetc 産業資材 自動車関連資材 (エアバッグ、車輌内装) 農林・水産資材 (防虫ネット、漁礁) 工業資材 (タイヤ、ホース、ベルト) 機能特化型テキスタイル ポリエステル ナイロン ジャパンテクノロジーとジャパンクオリティの上に優れた機械的機能の花が咲く ・高強力、高機能テキスタイル、技術の融合 ハイテク産業資材 土木建築 ハイテク複合材料 炭素繊維 アラミド繊維 高機能繊維 ナノファイバー (ハイテク高機能繊維) 素材革命により、ジャパン発のハイテクの花を咲かせる (地盤安定資材、ターポリン) 家電資材・IT関連資材 (電磁波シールド、研磨布) 先端繊維資材 先端材料 航空 宇宙資材 燃料電池 ・環境技術(省エネ・省資源)で地球環境を守り、改善し、世界人類に 貢献する。 ・植物性繊維による生分解・脱石油の追求 ・医療・先端技術で生命科学に貢献する。
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