ECO Cleantec service 第31号 メンテナンスニュース 平成27年12月発行 枠 DSP排水処理システム装置の不具合と、その是正改善事例 事例ー1 事例ー2 DSPハイブリッドシステムの酸素溶解装 置が破損し水漏れの事故が発生しまし た。原因は、処理槽で未分解の繊維 質を循環ポンプが吸い込み、酸素溶 解装置の出口で閉塞を起こし、過大な 水圧が装置に掛かったことと装置の耐 圧不足でした。 処理槽のMLSSの値が高くなり、 微細気泡吐出し装置は空気吸 入口から吸い込みが弱くなり、 DO値の低下を招き処理能力の 低下と臭気の発生を引き起こし ました。 是正措置 是正措置 1、酸素溶解装置の耐圧強化を図りま した。 2、循環ポンプの吸い込み口に スクリーンを設け繊維質を吸引しない 方式に変更し、装置内へ閉塞物の侵 入をシャットアウトしました。 小型ブロワーを設置し、空気自 然吸入口に強制的に空気を吸 入しました。結果は、DO値が回 復し臭気が消え、処理能力の回 復を図ることができました。 事例ー3 是正措置 ディスポーザー処理槽設置室の排気 箇所より臭気が排気され、周辺に弱い 臭気が漂いました。 給気部のフイルターを洗浄した 結果、給気部から十分に給気 し、左写真の排出箇所より、臭 気のない空気が排出し正常な 状態となりました。 ディスポーザー設置室の給気箇所を 調査の結果、給気部の金網に埃が付 着し、給気の役目を果たしていません でした。結果は処理槽内の臭気をDSP 処理槽開口部隙間より吸引し、臭気は 排気ファンを通して排出していることが 判明されました。 処理槽内に臭気が存在し、開 口蓋を開ける維持管理時に臭 気が槽外に漏れ周辺に悪影響 を及ぼすため、槽内臭気緩和の ために処理槽下部・汚泥引抜 口を掃除口で閉じ臭気を封殺し ました。 水物語 No23 広大な釧路湿原は冬近し、丹頂鶴の季節です!! 釧路湿原は、3000年前に沼地に生い茂ったヨシやスゲが炭泥化して現在の湿原となりました。 釧路川とその支流を抱く広大な湿原は、広さで日本最大といわれています。湿原の大部分は、 ヨシ・スゲ湿原ですがミズゴケ湿原も一部にあり、食虫植物のモウセンゴケやコタヌキモが生 息する。また、タンチョウやエドセンニュウ、ベニマシコなどの多くの鳥類繁殖地・休息地と なっています。 特にタンチョウは夏季繁殖期には道東各地に広がっていますが、冬には釧路湿原に戻ってきて 越冬します。また、日本最大の淡水魚であるイトウ〈サケ科)やキタサンショウウオなど希少 な動物も多く、貴重な自然の残る領域です。 眺望は、高台にある複数の展望台から眺めるか、遊歩道を 歩いたりカヌー等による川下りによって湿原観察を行うこ とができます。また、JR釧網本線は一部の区間が湿原内を 通るため、列車に乗ったまま眺望することができます。 湿原の東端には、「細岡展望台ビジターズ・ラウンジ」が あります。蛇行する釧路川を一望でき、正面にキラコタン 岬が望めます。どこか別天地にいるようでゆったりと自然 がつくった絶景を見ることができます。 早いものでもう12月、本年もお世話になりました。 東京都中央区新川1-16-8 KSビル 6F 汚泥ゼロ・臭気ゼロ ハイブリッドシステム推進中! 資料:ウィキペディアより引用 株式会社クリーンテックサービス
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